HP LoadRunner 9.51 - 最初にお読みください
ソフトウェア・バージョン:9.51 / 2009 年 5 月(英語版)
このファイルでは,HP LoadRunner 9.51 および 9.50 に関する情報を提供します。バージョン 9.50 の詳細については,『HP LoadRunner 9.50 - 最初にお読みください』を参照してください。
新機能
バージョン 9.51 では,次の機能が強化され修正されています。これらの機能の詳細については,オンライン・マニュアルを参照してください。
Controller で SiteScope モニタ・エンジンを使用して,完全修飾ドメイン名または IP アドレスを指定すると,Controller は標準のグラフ測定値を表示できません。回避策:任意の追加測定値を手動で追加すると,すべての測定値が表示されます。あるいは,実際のマシン名のみ指定します(ドメインのサフィックスなし)。注:この制限事項を修正するパッチは SiteScope 側で提供される予定です。
- Citrix のウィンドウ・サイズ。Citrix プロトコルは,追加のウィンドウ・サイズをサポートします(ワイド画面の解像度も含む)。[記録オプション]ダイアログ・ボックスで設定できます。
- Citrix XenApp Plugin for Hosted Applications 11 のサポート。Citrix XenApp Plugin for Hosted Applications 11 がサポート対象になりました。
- TCP モードのサポート。Windows プラットフォーム(XP および Vista を含む)では,Webtrace ユーティリティおよびネットワーク遅延時間モニタで TCP モードを完全サポートします。
- Flex Externalizable 実行環境設定。スクリプトの記録中に使用したオプションを表示し,JAR ファイルの場所の編集できる新しいオプションです。
- Analysis の新しい Diagnostics グラフ。新しい J2EE/.NET – Probes Metrics グラフは,HP Diagnositcs プローブが収集したパフォーマンス測定値を表示します。測定値は,ヒープ使用率およびガベージ・コレクションなどの JVM 関連のデータ,アプリケーション・サーバ特有の測定値,JDBC(Java Database Connectivity)測定値などを含みます。
- Analysis の新しいスループット・グラフ。既存のスループット・グラフに加えて,新しいスループット・グラフ,スループット (MB) が追加されました。これにより,スループットをメガバイト単位で表示できます。
- Analysis の新しい日付形式。新しく作成されたセッションに対して Analysis で使用できる日付フォーマットの設定オプションが追加されました([ツール]>[オプション]>[一般])。新しいオプションは,繁体字中国語式およびローカル地域オプションです(現在のユーザの地域設定に定義されている日付設定)。
- Controller での post collate コマンド。post collate コマンドでは,%ResultDir% キーワードを使用して,シナリオの結果ディレクトリを参照できます。
インストールと設定情報
9.50 以降解決された問題
バージョン 9.51 では,9.50 で未解決だった次の問題が解決されました。
解決済みサービス・リクエスト
次のサービス・リクエストは,バージョン 9.51 または 9.50 で解決されました(表は,製品の領域ごとに並べています)。
制限事項
回避策:Citrix サーバで,[スタート]メニュー>[設定]>[コントロール パネル]>[管理ツール]>[ターミナル サービスの設定]>[サーバー設定]>[ライセンス]を選択し,[接続ユーザー数]また[接続デバイス数]の設定を別の設定に変更します(たとえば,[接続ユーザー数]に設定されている場合,[接続デバイス数]というように逆に設定します)。
- ウィンドウ・サイズおよび XenApp Plugin for Hosted Applications 11 の記録。ウィンドウ・サイズを記録するオプションは,XenApp Plugin for Hosted Applications 11 では正しく機能しません。クライアント・ウィンドウのサイズをインストールしても,サーバの画面解像度はインストールされません。これは Citrix Client のバグであり,Citrix Client の将来のバージョンで解決されます。
回避策:記録する場合,ウィンドウ・サイズはローカルの画面解像度を同じに設定します。再生/負荷テストを行う場合,VuGen または Load Generator の画面解像度は,スクリプトが記録されるときに使用される解像度と同じに設定します。記録される解像度を検証するには,<スクリプト・フォルダ>¥default.cfg ファイルの Windows プロパティを確認します。
HP LoadRunner 9.50 ― 最初にお読みください
ソフトウェア・バージョン:9.50 / 2009 年 1 月(英語版)
このファイルでは,HP LoadRunner 9.50 に関する情報を提供します。
新機能
バージョン 9.50 では,次の機能が強化され修正されています。これらの機の詳細については,オンライン・マニュアルを参照してください。
主要な新機能
一般
- Windows Vista のサポート。LoadRunner は Windows Vista SP1 オペレーティング・システムで動作するようになりました。Vista の制限事項の詳細については,「制限事項」セクションの「Windows Vista の制限事項」セクションを参照してください。
- .NET Framework 3.5 のサポート。次のプロトコルのサポートが提供されています。.NET および Web サービス。
VuGen の新機能
- プロトコル・アドバイザ。VuGen では特別なプロトコル・アドバイザ・ツールを提供します。プロトコル・アドバイザは Vuser スクリプトの記録に適したプロトコルを定義するのを支援します。プロトコル・アドバイザは,アプリケーションで異なるプロトコルの要素をスキャンし,検出したプロトコルの一覧を表示します。これらのプロトコルは,アプリケーションに適したプロトコルを検出する起点となります。
- VuGen でのテスト結果。テスト結果レポートを HTML にエクスポートできます。また,レポートから Quality Center の不具合を直接開くことができます。
- HP Service Test の統合。LoadRunner 用の Service Test ライセンスを購入することによって,VuGen で Service Test 機能をすべて使用できます。
Controller の新機能
- WAN エミュレーション。LoadRunner は,実世界のネットワーク条件で WAN に配備された製品のポイント・ツー・ポイントのパフォーマンスを正確にテストできるようにするサード・パーティのソフトウェアと統合されています。LAN での遅延,パケットの損失,リンクの不具合などよく発生する可能性のある WAN の影響を導入することによって,アプリケーションの実際のデプロイメントをより正確に表した環境で負荷テストによるテストが実行されます。この機能の詳細については,HP のパートナー・ページを参照してください。
- POST 照合コマンド。Controller がシナリオの実行結果の照合後に直接実行するコマンドを定義できます。
- セキュア・チャネル。LoadRunner Controller と Load Generator 間でセキュアな通信チャネルを作成できます。また,ハッカーによる企業のネットワーク攻撃を回避し,LoadRunner の範囲内で機密性,整合性,ユーザの信頼性を実現します。Host Security Manager ユーティリティを使用して,すべてのホスト・マシンのセキュリティの設定をリモートから管理したり,各ホスト・マシンでローカルに管理したりすることができます。
Analysis の新機能
- Analysis API。Analysis は,負荷テストのデータを抽出するために使用できる一連の新しい API を提供します。他の機能からでも,APIを使用することで,テスト結果からの Analysis セッションの作成,アナリシス・セッションの未処理の結果の分析,および外部の使用のための主要なセッションの測定値の抽出が行えます。アプリケーションはテストの完了時に LoadRunner Controller から起動できます。
- クロス結果サマリ。クロス結果分析の新しいサマリ・レポート。
- WAN エミュレーション。Analysis セッションで WAN エミュレーション(Emulated Locations)情報を参照できます。
- 凡例データのコピー。グラフの凡例データをコピーしエクスポートできます。
- 測定値によるフィルタ。[凡例]ウィンドウから測定値を直接選択することによって,グラフをフィルタできます。
- 詳細データベース・オプション。LoadRunner の結果を処理し,他のソースからデータをインポートするときのパフォーマンスを向上する新しい詳細データベース・オプション。
- SQL Server 2005。Microsoft SQL Server 2005 のサポートが追加されました。
既存プロトコルの強化
Citrix
Oracle(2-Tier)
Oracle NCA
Flex
RDP
Web サービス
- データベースとの通信。データベースとのリアルタイム統合,SQL クエリ結果の保存,データ・セットの反復などが行えるようになりました。
- XML エディタ。XML コードをスクリプトに依存せずに編集したり,値セットをスクロールしたり,配列全体を複製したりできるスタンドアロン・エディタ。
- WCF のテスト。WCF(Windows Communication Foundation)セキュリティ,選択された WCF 独自標準,WCF 転送のサポート。サービス・レベルを設定するための機能です。
- 拡張された WS-Security。いくつかの WS-Security シナリオのサポート。
- MTOM のサポート。MTOM を使用して SOAP メッセージを生成し受け入れます
- WSDL 参照ツール。WSDL によって参照されるすべてのファイルを取得するためのツール。
- JMS WSDL リーダ。実行環境の設定と[サービスの管理]ダイアログ・ボックスにより,WSDL から JMS プロパティが自動的にロードされます。
- 自動ツールキット検出。ビルトイン・ツールにより,お使いの Web サービスに最も適したツールキットが自動的に検出されます。
LoadRunner の機能に関するビデオ
HP LoadRunner には,新機能について説明するビデオ・プレゼンテーションが含まれています。ビデオをご覧になるには,Camtasia(c) のコーデックをダウンロードする必要があります。Camtasia のコーデックをダウンロードするにはここをクリックしてください。
- プロトコル・アドバイザ:この機能のビデオを表示するには,ここをクリックしてください。
最新バージョンの機能に関するビデオ
- VuGen で強化された機能:この機能のビデオを表示するには,ここをクリックしてください。
- LoadRunner Scheduler:この機能のビデオを表示するには,ここをクリックしてください。
- サービス・レベル・アグリーメントの定義方法:この機能のビデオを表示するには,ここをクリックしてください。
- Analysis におけるサービス・レベル・アグリーメント:この機能のビデオを表示するには,ここをクリックしてください。
最新バージョンの新機能
サービス・レベル・アグリーメント
新しい SLA ウィザードを利用して,パフォーマンス測定値の目標やサービス・レベル・アグリーメント(SLA)を定義できます。シナリオを実行すると,LoadRunner はパフォーマンスに関連する情報を収集して格納します。実行の分析時に,Analysis はそのデータを SLA と比較し,定義されている測定値について SLA の状況を判定します。
Controller 9.1
Controller Classic Scheduler を使用すると,実世界のスケジュール・エミュレーション機能を使用せずに簡単なシナリオ・スケジュールを作成できます。ユーザは Controller のインタフェースから Classic Scheduler にアクセスでき,以前のバージョンで作業していたのと同じようにスケジューリング機能を使った作業を続けることができます。
VuGen 9.0 の新機能
VuGen 9.1 での新規プロトコル
LoadRunner 9.10 は,Flex 2.0 フレームワークと Flex プロトコルをサポートします。このテクノロジを使用して,LoadRunner は AMF3 を始めとする基底プロトコルの記録と再生を行います。これにより,完全な Flex アプリケーション(Flash コンポーネントを使用するアプリケーション)をテストできます。
プロトコル API と SDK 9.1
HP Performance Validation SDK(ソフトウェア開発キット)は,ユーザ定義のプロトコルを作成するツールを提供します。こうしたプロトコルを使用して,LoadRunner で以前サポートされていなかったアプリケーションを対象に負荷テストを記録したり実行したりできます。QME(Quality Management Extensibility プログラム)の一部として,SDK は LoadRunner を拡張し,ユーザ固有のパフォーマンス・テスト要件に合ったプロトコルの記録と再生を実現します。
VuGen 9.1 の既存のプロトコルの強化
インストールと設定情報
必須のソフトウェア
LoadRunner をインストールする前に特定のソフトウェアをインストールする必要があります。LoadRunner インストール・ウィザードを実行したとき,必須ソフトウェアがコンピュータにインストール済みでなければ,どのソフトウェアが不足しているかが検出され,それをインストールするかどうか確認を求められます。
次の必須ソフトウェアをインストールしておく必要があります。
- .NET Framework 3.5
- Microsoft Data Access Components(MDAC)2.8 SP1(またはこれ以降)
- Microsoft Windows Installer 3.1
- Microsoft Core XML Services(MSXML)6.0
- Microsoft Visual C++ 2005 再頒布可能パッケージ(x86)
- Microsoft Visual C++ 2008 再頒布可能パッケージ(x86)
- Microsoft .NET 再頒布可能ランタイム MSI 用 Web Services Enhancements(WSE)2.0 SP3
- Microsoft .NET 再頒布可能ランタイム MSI 用 Web Services Enhancements(WSE)3.0 SP3
動作環境
VuGen,Controller,および Analysis
次のに VuGen,Controller,Analysis をインストールするために必要な動作環境を示します。
Windows 用 Load Generator の動作環境
次の表に Windows マシンに Load Generator をインストールするために必要な動作環境を示します。
UNIX 用 Load Generator の動作環境
次の表に UNIX マシンに Load Generator をインストールするために必要なメモリ要件を示します。
メモリ(RAM) 256 MB 以上。注:メモリはプロトコルの種類とテスト対象システムに依存し,大きく異なる可能性があります。 使用可能なハードディスク領域 150 MB 以上。
次の表に UNIX Load Generator をインストールできる,サポートされているオペレーティング・システムを示します。
OS の種類 OS のバージョン プラットフォーム Sun Solaris Sun UltraSPARC ベースのシステム HP-UX HP PA-RISC IBM AIX PowerPC Red Hat Linux
製品の互換性
LoadRunner 9.50 は,次のバージョンの HP 製品と互換性があります。
インストール前の注意点と制限事項
Windows
- LoadRunner のインストールを実行するには,対象マシンでの完全ローカル管理権限がなければなりません。
- マシンに LoadRunner 8.1 SP4 以前がインストールされている場合は,新しいインストールを開始する前に現在のバージョンをアンインストールしてください。
- インストールの実行に UNC(Universal Naming Convention)パスを使うことはできません。したがって,LoadRunner のインストール・ディレクトリがネットワーク・ドライブにある場合は,インストールを実行する前に,そのネットワーク・ドライブを割り当てておく必要があります。
- LoadRunner は,ターミナル・サービスを介してのインストールはサポートしません。インストールは,インストール先のマシンで行う必要があります。
- LoadRunner は,既存の HP Performance Center,または Analysis,Virtual User Generator,あるいは Service Test のスタンドアロン・インストールの含まれるマシンにはインストールできません。
- Vista マシンでは,LoadRunner Launcher([設定]>[LoadRunner ライセンス]>[新規ライセンス])から新しいライセンスを追加する場合は,Vista マシンで管理者権限がなければなりません。
- McAfee または Aladdin の eSafe ウィルス対策アプリケーションを実行している場合は,LoadRunner をインストールす前に終了しておいてください。
- Windows 2003 で HASP ドングルを使用するには,Aladdin の最新の HASP ドライバをダウンロードしてください。
- LoadRunner は Windows 2000 をサポートしなくなりました。
UNIX
仮想環境でのインストール
Diagnostics for J2EE/.NET の要件
マルチ言語環境におけるコンテンツ・チェック
<LoadRunner>¥dat ディレクトリへコピーします。
Windows ファイアウォールに関する考慮事項
ほとんどの Windows 環境では,Windows ファイアウォールは標準設定で有効になっています。このファイアウォールは,いくつかの LoadRunner コンポーネント同士が通信することを許可しません。したがって,Windows ファイアウォールを無効にする必要があります。
注:Windows ファイアウォールを無効にすると,コンピュータのセキュリティのリスクが高くなります。
ファイアウォールの解除を必要とするプロセスごとに,ファイアウォールを解除するかどうかを尋ねるポップアップ・ウィンドウが表示されたときに,解除するボタンをクリックすることでプロセスのブロックを解除できます。また,[例外]タブで Windows ファイアウォールを手作業で調整して解除することもできます。
Oracle NCA Forms のサポート
WAN エミュレーション
HP Performance Validation SDK
制限事項
VuGen
一般
- Siebel DB2,Siebel MSSQL,Siebel Oracle,および Voice XMLなどのプロトコルには,再生はサポートされていますが,記録はサポートされなくなりました。
- テスト結果レポートでは,バージョン 9.50 以降で再生されたスクリプトにのみ[HTML ファイルへエクスポート]ユーティリティが使用できます。9.50 より前のバージョンで作成されたスクリプトに HTML レポートを生成するには,スクリプトをバージョン 9.50(またはそれ以降)で実行し直します。
- [9.51 で解決] スナップショットを比較するときに,ユーザ定義の比較ツールを使用できない。検出プロセスを開始した直後にプロトコル・アドバイザを終了した場合,プロトコル・アドバイザは,以降のすべての記録と検出セッションを失敗させ,検出されたアプリケーションのゾンビ・プロセスを残す可能性があります。回避策:手動によるゾンビ・プロセスの終了。
データ実行防止
データ実行防止(DEP)により,VuGen が記録を停止する場合があります。DEP は Windows XP SP2 および Windows Server 2003 SP1 で導入され,Windows Vista に搭載されています。
これらの環境で記録中に異常な動作が生じた場合は,DEP の設定を変更してください。
DEP 設定を変更するには,次の手順を実行します。
- [スタート]メニューから[コントロール パネル]を開き,[システム]を選択して開きます。
- [詳細設定]タブで[パフォーマンス]セクションの[設定]ボタンをクリックします。
- [パフォーマンス オプション]の[データ実行防止]タブで,最初のオプションである[重要な Windows のプログラムおよびサービスについてのみ有効にする]を選択します。
このオプションを変更することができない場合は[追加]をクリックしてください。クライアント・プログラム(IEXPLORE.EXE など)を参照します。
これらのオプションがどちらも使用できない場合は,DEP を完全に無効にしてみてください。
- [OK]をクリックして設定を保存します。
- コンピュータを再起動します。
Controller
セキュア・チャネル
- Host Security Manager ユーティリティを使用して,Controller に接続するのに rsh(リモート・シェル)を使用する UNIX Load Generator に関するセキュリティの設定を更新することはできません。
- Host Security Manager ユーティリティを使用して,ファイアウォールの外側にある Load Generator のセキュリティ・モードをオフからオンに変更することはできません。
- Load Generator がファイアウォールの外側にある場合,Load Generator と Controller のセキュリティ・モードが異なると通信が確立されません。
- Controller マシンがセキュアなチャネル通信を使用している場合,MI Listener は Controller と同じマシンにインストールしてはなりません。
GUI Vuser
SiteScope
Analysis
WAN エミュレーション
- 現在の LoadRunner/WAN エミュレーション統合と以前の任意の統合との間には上位互換性がありません。
- 統合されたサード・パーティ製のソフトウェアは,承認された国際化(I18N)規約に準拠していない可能性があります。
- [ネットワーク:速度のシミュレーション]ノードで[帯域幅を使用する]または[ユーザ定義帯域幅を使用する]のいずれかを選択すると,WAN エミュレーションの設定に干渉して予期しない振る舞いが発生する可能性があります。
- Load Generator として使用されていホストが Controller としても使用されている場合,WAN エミュレーションは無効になります。
- WAN エミュレーションは,Load Generator が UNIX プラットフォームで稼動している場合はサポートされません。
Windows Vista の制限事項
- Windows Vista で LoadRunner を実行するには,[ユーザ アカウント コントロール(UAC)]がユーザ権限を持つユーザに有効になっている必要があります。管理者権限で使用するユーザには,UAC を有効にすることも無効にすることもできます。
- Windows Aero ユーザ・インタフェースを Vista マシンで実行すると, VuGen UI パフォーマンスが遅くなる可能性があります。
- Vista マシンでは,いくつかのダイアログ・ボックスでアイコンが正しく表示されないことがあります。
- Vista マシンでは,SSL 経由で記録された LDAP スクリプトの再生はサポートされていません。
- Vista 上で稼動している LoadRunner マシンから HP Quality Center に接続する場合,Quality Center クライアントがマシンにインストールされていなければ,Vista マシンの管理者権限が必要です。
- Windows Vista にインストールされている Load Generator マシンで VB Vuser を再生するには,管理者権限が必要です。
- Vista 上で稼動している Load Generator マシンで LoadRunner Agent を実行する場合,LoadRunner のインストール後,Vuser を実行する前にマシンを再起動することを推奨します。
- LoadRunner Agent サービスを Vista マシンで実行している場合,エージェントの設定はエージェント・サービスがすでに実行中であればこれを再起動しません。エージェント・サービスを手作業で再起動するには,[スタート]>[管理ツール]>[サービス]を選択します。LoadRunner Agent サービスを選択し,右クリック・メニューから[停止]をクリッします。LoadRunner Agent サービスを選択し,右クリック・メニューから[開始]を選択して再起動します。
- Vista マシンで,MS Exchange (MAPI) プロトコルを記録する場合,read_next_mail と mapi_read_next_mail_ex functions は各スクリプトに 1 回だけ動作します。その結果,メール・ボックスの最初のメッセージしか読むことができません。
- Vista マシンでは,FTP セッションは Internet Explorer で記録できません。
回避策:次の Internet Explorer オプションを変更:
マルチリンガル・サポート
- 言語サポート。LoadRunner は,英語とマシンのオペレーティング・システムのネイティブ言語のみをサポートします。たとえば,日本語の Windows XP を使用している場合は,LoadRunner で日本語と英語で作業できます。
- インストール・パス。LoadRunner のインストーラがある場所のパスおよび LoadRunner がインストールされる場所のパスは,英語の文字のみ使用できます。
- .NET Framework 3.5 のサポート。ローカライズされたマシン上にインストールされた LoadRunner 9.50 では .NET Framework 3.5 インストール・プロセスが失敗して,インストールの終了を求められる場合があります。これは,NET 3.5 Framework インストールが Framework Language Pack をダウンロードしようとして失敗したために起こります。
回避策:インストール・ウィザードの指示にしたがって LoadRunner 9.50 のインストールを終了し,もう一度 LoadRunner 9.50 をインストールします。
- Web(HTTP/HTML)スクリプトでの日本語文字。詳細記録オプションを設定してアプリケーションのエンコードを指定し,このアプリケーションが各ページに別の文字エンコードを使用している場合は,記録ログまたはスクリプトに無効な日本語文字が表示されることがあります。これはスクリプトの再生においてエラーの原因にはなりません。
- 極東言語での Web プロトコルの非区切りスペース。非区切りスペース(     `\xA0' など)は,いくつかの極東ロケール文字セットに含まれていません(先行バイトとみなされます)。その代わり,非区切りスペースは,スクリプト・コードの生成および再生中のいずれの場合にも,通常のスペース(` `,`¥x20' など)に変換されます。これにより,複数の通常のスペースの削除による長さの不一致など,再生の問題が発生する可能性があります。この問題を回避するには,次のいずれかの手順を実行します。
プロトコル
Microsoft .NET
Citrix
Web (HTTP/HTML)
Click and Script(すべて)
- VBScript はサポートされません。
- ActiveX オブジェクトおよび Macromedia Flash を対象としたアクションはサポートされません。
- ビジネス・プロセスのサイズおよび機能によりますが,スケーラビリティは,Web HTML プロトコルよりは低いです。
- 再生時のスナップショットが実際の Web ページと異なることがあります。
- 右から左に向かってかかれる言語のサポートは限定的です(双方向テキストまたは逆向きテキストが想定どおりに処理されないなど)。
- 特定の言語(フランス語,日本語など)でアプリケーションを記録する場合,記録を行うマシンの標準設定のロケール[設定]>[コントロールパネル]>[地域と言語のオプション])が対象言語と同じである必要があります。
- Load Generator マシンのロケール(標準設定の非 Unicode 文字セットを含む)は,記録マシンのロケールと同じになるよう設定されていなければなりません。UNIX の標準設定の文字セットは,たとえ米国英語のマシンであっても,Windows の文字セットと同じであると仮定することはできません。明示的に検証されなければなりません。たとえば,Linux などの UNIX マシンの標準の文字セットは UTF-8 です。
Web(Click and Script)
AJAX(Click and Script)
SAP(Click and Script)
- モーダル・ダイアログで行われたステップのサブセットの時間を測定するトランザクションは定義できません。
- 記録中に,ユーザがテキストから外れた場所でツリー・ビューのツリー・セルをダブルクリックした場合,VuGen は,「Activate」ではなく「Select」を記録します。その結果,再生時には POST が欠落します。
- 取得した値のリストにスクロール・バーがある場合,サーバから項目を取得するためにスクロールを行う必要がある項目は選択できません。
- ビジネス・プロセスのサイズおよび機能によりますが,スケーラビリテは,SAP Web プロトコルよりは低いです。
- [代替ナビゲーションに置き換え]実行時設定をサポートしません。
- 特定の SAP 環境(6.20 や 6.40)では,web_element 関数を呼び出してタグ名が「TD」の要素を選択するテストで再生が失敗します。
SAPGUI
Microsoft Remote Desktop Protocol(RDP)
LDAP(Listing Directory Service)
Media Player (MMS)
Media Player スクリプトが「Error -86801:Host access denied, <hostname> not available or missing.(エラー -86801:ホストのアクセスが拒否されました。<ホスト名>が使用できないか欠落しています。)」というエラーで失敗します。
回避策:mms_disable_host_check 関数をすべての Media Player スクリプトで呼び出します。
WAP
Web サービス
- VuGen のツリー・ビューでは,any_object,CDATA,派生,および再帰などの要素のタイプを表示/編集する場合に問題が発生する可能性があります。
- 大規模な SOAP エンベロープには,記録と再生のスナップショットは無効です。
- SOAP のインポート機能は,500KB 以上の単一要素を含むエンベロープにはサポートされていません。
- 添付情報またはセキュリティを伴う要求の記録はサポートされません。
- Axis ツールキットには,添付とセキュリティの両方を含む Web サービス呼び出しはサポートされていません。
- .NET ツールキットには,SOAP バージョン 1.2 での非同期呼び出しがサポートされていません。
- 10 KB までのテキスト文字列を入力してベース 64 にエンコードできます。文字列が 10 KB よりも大きい場合は,[ファイルから取得]オプションを使用してください。
- Axis ツールキットでは,バージョン 9.10 以前で作成されたスクリプトで base64Binary エンコーディングを使用するには WSDL を更新する必要があります。
- VuGen は,JMS メッセージ・キューでの Web サービス・メッセージをサポートしますが,JMS トピックはサポートしません。
- JMS バインディング拡張はサポートされていません。
- スクリプト内のすべてのサービスには同じセキュリテ・シナリオがあるべきです。これは[プロトコルとセキュリティ]タブから設定できます。
- 非同期 Web サービス呼び出しとユーザ定義のユーザ・ハンドラは WCF にサポートされていません。
注:Web サービスの制限事項の詳細については,『HP Service Test Readme』(英語版)を参照してください。
ドキュメント
この『最初にお読みください』の最初のページには,次の識別情報が掲載されています。
最新の更新を確認する,あるいは使用している文書が最新版であるかどうかを確認するには,次の URL を参照してください。
http://h20230.www2.hp.com/selfsolve/manuals
このサイトを使用するには,HP Passport に登録してサインインする必要があります。HP Passport ID の登録は,次の場所で行います。
http://h20229.www2.hp.com/passport-registration.html
または,HP Passport のログイン・ページで[New users - please register]リンクをクリックしてください。
適切な製品のサポート・サービスに登録すれば,最新版または新版を入手できます。詳細については,HP の担当窓口にお問い合わせください。
注:ファイルを PDF 形式(*.pdf)で表示するには,お使いのシステムに Adobe Acrobat Reader がインストールされている必要があります。Adobe Acrobat Reader は,www.adobe.com/jp/ からダウンロードできます。
User Interface Pack のインストール手順
Windows の日本語版では,Japanese User Interface Pack CD-ROM から User Interface Pack をインストールすることで,プログラムのユーザ・インタフェースおよびオンライン文書を日本語でご覧になれます。
注:User Interface Pack をインストールするには,LoadRunner DVD 内の HP LoadRunner プログラムと,HP LoadRunner Service Pack 1 をインストールする必要があります。
インストール手順:
お使いのコンピュータに LoadRunner Japanese User Interface Pack をインストールするには,次の手順を実行してください。
- CD-ROM ドライブに Japanese User Interface Pack CD を挿入します。
CD-ROM ドライブがネットワーク・コンピュータ上にある場合,ネットワーク・ドライブを割り当て,割り当てたネットワーク・パスを指定します。- LoadRunner Japanese User Interface Pack ウィンドウが開きます。ネットワーク経由で接続されているドライブからインストールする場合は,割り当てられた CD-ROM のルート・フォルダにある setup.exe をダブルクリックします。
- LoadRunner User Interface Pack セットアップ・リンクをクリックします。インストール・プロセスが始まります。
画面に表示されている指示に従います。 Japanese User Interface Pack は,HP LoadRunner プログラムのインストールの際に指定した場所に自動的にインストールされます。
これで,Japanese User Interface Pack のインストールが完了します。
既知の問題点と制限事項
- LoadRunner のローカライズされたバージョン上でサンプル・アナリシス・セッションを使用する場合,グラフは英語で表示され,フィルタは機能しません。回避策:アナリシス・セッションを再生成します。
- ローカライズされたマシン上で Analysis を動作させる場合,[ツール]>[オプション]>[一般]タブで標準で変換されるパーセンタイル値は変更できません。
- ローカライズされたマシン上で Analysis を動作させる場合,Crystal Detailed Transactions レポート([レポート]>[Crystal Report]>[詳細なトランザクション])はローカライズされていません。
- ローカライズされたマシン上で VuGen を動作させる場合,[現在のスクリプト ファイルで検索]ダイアログ・ボックス([編集]>[現在のスクリプト ファイルで検索])はローカライズされていません。
サポート
HP ソフトウェアのサポート Web サイトは,次の場所にあります。
http://www.hp.com/go/hpsoftwaresupport
この Web サイトでは,連絡先情報や,HP ソフトウェアが提供する製品,サービスおよびサポートの詳細を提供しています。
HP ソフトウェア・オンライン・サポートでは,セルフソルブ機能を提供しています。ビジネス管理に必要な対話型技術サポート・ツールにアクセスするための迅速かつ効率的な方法を提供します。サポート・サイトを利用することで,次のようなことができるメリットがあります。
サポート・リアのほとんどでは,HP Passport ユーザとして登録しサインインする必要があります。また多くの場合,サポート契約も必要です。アクセス・レベルの詳細については,次の URL を参照してください。
http://h20230.www2.hp.com/selfsolve/manuals
HP Passport ID の登録は,次の場所で行います。
http://h20229.www2.hp.com/passport-registration.html
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