HP Network Node Manager iSPI Performance for Traffic Software (NNM iSPI Performance for Traffic) バージョン9.20のシステム要件および対応デバイスについての概要を説明します。
最新の更新のチェック、またはご使用のドキュメントが最新版かどうかのご確認には、「HPソフトウェア製品マニュアル」にアクセスしてください。
本ドキュメントは、リリースノートを補強するものです。対応マトリックス (Support_Matrix_Traffic_SPI_ja.htm) およびリリースノート (Release_Notes_Traffic_SPI_ja.html) はインストールメディアのルートディレクトリにあります。
本ドキュメントには、次の情報があります。
インストールの注記
ハードウェアとソフトウェアの要件
ハードウェア
CPU、RAM、およびディスク容量の要件/サポートされる最大の管理対象環境
オペレーティングシステム
仮想メモリー/スワップ容量
サポートされるIPフローエクスポート形式
高可用性
データベース
Webブラウザー
国際化およびローカライズのサポート
サポート
ご注意
インストール前の要件、およびNNM iSPI Performance for Trafficをインストールするための手順は、Adobe Acrobat® (.pdf) 形式のインストールガイドに記載されています。ドキュメントファイルは、Traffic_spi_installation_ja.pdfという名前で製品のインストールメディアのルートディレクトリにあります。
NNM iSPI Performance for Trafficをインストールする前に、システムが次の最小要件を満たしていることを確認してください。
注: HP NNMi Extension for iSPI Performance for Trafficは、SUSE Linuxを除く、NNMiによってサポートされるすべてのプラットフォームでサポートされます。
以下に、管理対象ネットワーク環境の各種の層とこれらの環境をサポートするためにNNM iSPI Performance for Trafficに必要なハードウェアを示します。大規模層よりも大きな管理対象環境は、HPの追加承認がないとサポートされません。『NNMi対応マトリックス』も参照してください。
注: NNM iSPI Performance for TrafficのコンポーネントをNNMiまたはNNM iSPI Performance for Metricsがインストールされているシステムにインストールする (またはそのシステムとディスク容量を共有する) 場合、この対応マトリックスに記載するシステム要件は、NNMiおよびNNM iSPI Performance for Metricsの対応マトリックスにある要件に追加されるものです。
次の表は、NNM iSPI Performance for Trafficコンポーネントのハードウェアリソース要件を示しています。
表1は、NNM iSPI Performance for Trafficマスターコレクターコンポーネントのリソース要件を示しています。サイジングで考慮される主要な要素は、管理対象環境全体の1分間あたりのフローの合計数、つまり、1分間あたりのトラフィックフローの合計、および環境内のすべてのルーターがフローをエクスポートするために使用しているインタフェースの合計数です。
管理対象環境のサイズ | NNM iSPI Performance for Trafficマスターコレクター最小ハードウェアシステム要件 | |||||||
---|---|---|---|---|---|---|---|---|
およその管理対象環境分類 | フローレコードレート/分 (最大) |
フローエクスポートインタフェースの数 (最大) | リーフコレクターシステムの推奨数 | CPU (64ビット) x86-64 AMD64 | RAM | -Xmx | アプリケーションインストール用のディスク容量 (<Trafficインストールディレクトリ>)2 |
実行時のデータ用のディスク容量 (<Trafficデータディレクトリ>)3 |
|
60k | 250 | マスターおよびリーフコレクターが同じシステムに共存する | 4 CPUコア (2.5GHz) |
6GB |
リーフ: 1.5GB マスター: 3GB |
1.5GB | 4GB |
|
200k | 400 | 1 | 4 CPUコア (2.5GHz) |
8GB | 6GB | 1.5GB | 4GB |
|
600k | 1000 | 2 | 8 CPUコア (2.5GHz) |
16GB | 12GB | 1.5GB | 8GB |
|
2400k | 4000 | 5 | 16 CPUコア (2.5GHz) |
32GB | 28GB | 1.5GB | 16GB |
表2は、単一NNM iSPI Performance for Trafficリーフコレクターのリソース要件を示しています。サイジングに考慮される主要な要素は、個々のリーフコレクターインスタンスによって処理される1分間あたりのフローの合計数です。
管理対象環境のサイズ | NNM iSPI Performance for Trafficリーフコレクター最小ハードウェアシステム要件 | ||||||
---|---|---|---|---|---|---|---|
およその管理対象環境分類 | リーフへのフローレコードレート/分 (最大) |
フローエクスポートインタフェースの数 (最大) |
CPU (64ビット) x86-64 AMD64 | RAM | -Xmx | アプリケーションインストール用のディスク容量 (<Trafficインストールディレクトリ>)2 |
実行時のデータ用のディスク容量 (<Trafficデータディレクトリ>)3 |
小 | 200k | 400 | 4 CPUコア |
4GB | 3GB | 1.5GB | 4GB |
中 | 300k | 500 | 4 CPUコア |
12GB | 8GB | 1.5GB | 8GB |
大4 | 480k | 800 | 8 CPUコア |
16GB | 12GB | 1.5GB | 16GB |
注: デプロイメント内のリーフコレクターの合計数は、環境内の毎分あたりのフローの合計数、フローエクスポートインタフェースの合計数、および各リーフコレクターシステムの処理能力に依存します。各マスターコレクターは、1つのデプロイメントで最大5までのリーフコレクターシステムからのフローデータをサポートすることができます。また、フローのおよそ50%は、指定された時間内において固有のものと想定しています。
1 エントリー層の仕様では、マスターおよびリーフコレクターが同じシステムに共存することを想定しています。CPUの合計数 (4) とメモリー要件 (6GB) は、システム上の1つのマスターコレクターと1つのリーフコレクターの累積リソース要件です。
2<Trafficインストールディレクトリ>は、NNM iSPI Performance for Traffic (マスターコレクターまたはリーフコレクター) をWindowsにインストールするときに設定されます (デフォルトでは、C:\Program Files (x86)\HP\HP BTO Software)。これらのパラメーターの設定については、『NNM iSPI Performance for Trafficインストールガイド』を参照してください。
3 <Trafficデータディレクトリ>は、NNM iSPI Performance for Traffic (マスターコレクターまたはリーフコレクター) をWindowsにインストールするときに設定されます (デフォルトでは、C:\ProgramData\HP\HP BTO Software)。
4 このシナリオでは、インタフェーストラフィック拡張パックのレポートデータ生成を無効にします。詳細については、『NNM iSPI Performance for Trafficデプロイメントリファレンス』を参照してください。
表3に、異なる管理対象環境サイズにおけるさまざまなシナリオでの機能設定を示します。
管理対象環境のサイズ | さまざまなシナリオでの機能設定 | ||
---|---|---|---|
最大サイト設定 | 最大TOS設定 | 最大しきい値設定 | |
エントリー | 10 | 5 | 5 |
小 | 20 | 5 | 5 |
中 | 30 | 10 | 10 |
大 | 40 | 20 | 20 |
注: 調整パラメーターの詳細については、『NNM iSPI Performance for Trafficデプロイメントリファレンス』を参照してください。
表4に、さまざまな管理対象環境サイズにおける調整パラメーターの推奨値を示します。これらのパラメーターの設定方法の詳細については、『NNM iSPI Performance for Trafficデプロイメントリファレンス』を参照してください。データグラム、フローレコード、および上位Nフローレコードはリーフコレクターに適用され、マスターキューサイズはマスターコレクターに適用されます。
管理対象環境のサイズ | オブジェクトプールサイズ | |||
---|---|---|---|---|
データグラム | フローレコード | 上位Nフローレコード | マスターキューサイズ | |
エントリー | 50000 | 75000 | 200000 | 200000 |
小 | 50000 | 150000 | 350000 | 400000 |
中 | 50000 | 300000 | 800000 | 600000 |
大 | 50000 | 600000 | 1500000 | 1000000 |
表5は、異なる管理対象環境サイズのNetwork Performance Server (NPS) のリソース要件を示しています。これらの要件は、NNM iSPI Performance for MetricsのNPSまたはインストールされているその他のiSPIの要件に追加されるものです。これは、異なる拡張パックによってクエリーされるデータの設定保有期間における変更の影響を大きく受けます。
管理対象環境のサイズ | ネットワークパフォーマンスサーバーの最小ハードウェアシステム要件 | |||
---|---|---|---|---|
およその管理対象環境分類 | 合計フローレコードレート | CPU (64ビット) x86-64 AMD64 | RAM | Sybase DB (NPSデータベース) 内のフローレコードデータストレージのディスク容量 (<NPSシステム上のデータディレクトリ>)^^ |
エントリー | 60k | 4 CPUコア (2.5GHz) |
16GB | 1 TB RAID 1+0または5/6書き込みキャッシュ推奨 (4ディスク) |
小 | 200k | 8 CPUコア (2.5GHz) |
32GB | 2 TB RAID 1+0または5/6書き込みキャッシュ推奨 (4ディスク) |
中 | 600k | 16 CPUコア (2.5GHz) |
48 GB | 5 TB RAID 1+0または5/6書き込みキャッシュ推奨 (4ディスク) |
大 | 2400k | 24 CPUコア (2.5GHz) |
64GB | 8 TB RAID 1+0または5/6書き込みキャッシュ推奨 (4ディスク) |
^^
表6に、トラフィックデータの中規模層と大規模層におけるNPSのETLプロセス用の調整パラメーターを示します。
およその管理対象環境分類 | 子プロセスの数 (最大) | 子あたりのレコード数 (最大) | バッチあたりのファイル数 (最大) |
中 | 10 | 100k | 25 |
大 | 50 | 200k | 50 |
注
前提条件の詳細については、『NNMi対応マトリックス』を参照してください。
この表は、NNMi管理サーバーとマスター/リーフコレクターで構成されるシステムでサポートされるオペレーティングシステムの組み合わせを示しています。
マスター/リーフコレクター | |||
Windows | Linux | ||
NNMi* | Windows | サポート | 非サポート |
HP-UX | サポート | サポート | |
Linux |
サポート 注: SUSE Linuxはサポートされません。 |
サポート | |
Solaris | サポート | サポート |
* HP NNMi Extension for iSPI Performance for Trafficは、常にNNMi管理サーバーにインストールする必要があります。
cat /proc/meminfo | grep Swap
コマンドを使用します。調整するにはparted
およびmkswap
コマンドを使用します。NNM iSPI Performance for Trafficマスターコレクターのみが、高可用性システムでの実行をサポートします。NNM iSPI Performance for Trafficのその他のコンポーネントは、高可用性システムでの実行をサポートしません。NNMiが高可用性システムで実行されている環境、およびNNMiとNNM iSPI Performance for Metricsの両方が高可用性システムで実行されている環境で動作可能です。
高可用性システムでNNMi iSPI Performance for Metricsと共に動作するようにNNM iSPI Performance for Trafficをインストールして設定する方法については、『NNMiデプロイメントリファレンス』および『NNM iSPI Performance for Trafficインストールガイド』を参照してください。オペレーティングシステム上で以下の構成がサポートされています。
注
NNM iSPI Performance for Traffic用のデータベースの選択 (組み込み、またはOracle) は、NNMiと同じである必要があります。Oracleデータベースインスタンスは、NNMiデータベースインスタンスとは別である必要があります。詳細は、『NNM iSPI Performance for Trafficインストールガイド』を参照してください。
リアルタイム線グラフ ([アクション] → [品質保証] → [グラフ]) およびパフォーマンスグラフには、Adobe Flash Player Plug-inバージョン10.2以降が必要です。Adobe Flash Playerは、www.adobe.com/go/getflash/から入手できます。
NNM iSPI Performance for Trafficは、国際化されており、オペレーティングシステムでサポートされている 非アメリカ英語のロケールで設定されたオペレーティングシステムで 使用できます。これらのロケールには、日本語、韓国語、 簡体字中国語、繁体字中国語、西ヨーロッパおよび中央ヨーロッパ言語、 およびロシア語などが含まれます。
NNM iSPI Performance for Trafficは、日本語、簡体字中国語、 および韓国語にローカライズ (翻訳) されています。
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