HP Operations エージェント
リリース ノート

Windows®、HP-UX、Solaris、Linux、AIX オペレーティング システム向け

ソフトウェア バージョン: 11.00

発行日: 2010 年 10 月

このドキュメントは、HP Operations エージェントへの変更点の概要を説明しています。マニュアルやオンラインヘルプに記載されていない重要な情報を含んでいます。このドキュメントには、以下の項目に関する情報が掲載されています。

このバージョンの新しい機能
対応する環境
インストールについて
機能強化と不具合修正
既知の問題、制限事項および回避策
他の HP ソフトウェア製品との共存
ドキュメントの更新情報
サポートについて
法律上のご注意

このバージョンの新しい機能

新しいバージョンの HP Operations エージェントには、新しい機能、機能の強化、およびその他の変更点が追加されました。

新機能

HP Operations エージェント 11.00 には以下の新機能が追加されました。

HP Operations エージェント、HP Performance Agent および HP GlancePlus の機能統合

このバージョンの HP Operations エージェントでは、HP Operations エージェント、HP Performance Agent、および HP GlancePlus の機能をまとめて 1 つのインストーラに統合してあります。新たに導入された HP Operations OS Inst Adv SW LTU では、HP Performance Agent で提供されていた機能をご利用いただけます。

すべての対応プラットフォーム上でのリアルタイムのシステム パフォーマンス監視

HP GlancePlus 5.00 により、cpsh のようなリアルタイム システム監視ユーティリティが導入されました。ただし、HP GlancePlus がご利用いただけるのは、UNIX/Linux プラットフォームのみです。このバージョンの HP Operations エージェントには完全版の HP GlancePlus 製品が含まれ、なおかつ Windows および UNIX/Linux の対応プラットフォームすべてについて、リアルタイム システム監視ユーティリティを提供できるようになりました。
このバージョンでは、リアルタイム システム監視ユーティリティが強化され、セキュアな通信メカニズムも盛り込まれているため、HP Performance Manager 9.00 においてリアルタイム データを表示することも可能です。

新しいライセンス ツールおよび使用ライセンス (LTU)

このバージョンの HP Operations エージェントでは、新しいライセンス ツールと一連の新しい LTU が導入されています。この新しいライセンス ツール oalicense は、ノード上で選択した LTU (または LTU の組み合わせ) を有効にするのに役立ちます。
このバージョンのエージェントでは、HP Performance Agent と HP GlancePlus の機能コンポーネントが統合されているため、これらの LTU を使用して製品のさまざまなモードを有効化できます。たとえば、(メッセージ エージェントまたはアクション エージェントのような運用コンポーネントを有効化せず) システム パフォーマンス メトリクスのみを監視するようにエージェントを有効化することも、HP Operations エージェントのその他すべての運用コンポーネントと併せてリアルタイム メトリック アクセス コンポーネントを有効化することもできます。

MIB オブジェクト監視のための複数のコミュニティ文字列への対応

さまざまなコミュニティ文字列を使用することで MIB オブジェクトを監視できます。新しい設定変数 SNMP_COMMUNITY_LIST では、さまざまなコミュニティ文字列を使用して MIB オブジェクトを照会するようにエージェントを設定することができます。また、監視対象 MIB オブジェクトの子 OID を監視することもできます。

Windows イベント チャネルの監視機能

HP Operations エージェントのログファイル エンキャプスレータ コンポーネントは、Windows Vista、Windows 7、および Windows 2008 上 の Windows イベント チャネルを監視できます。

監視対象オブジェクトおよびセッション変数の値の永続化

このバージョンのエージェントでは、停電や通信障害の発生に備えて、監視対象オブジェクトとセクション変数の値を定期的に格納します。
詳細は、『HP Operations エージェント コンセプト ガイド』の「HP Operations エージェントのコンポーネント」のセクションを参照してください。

IPv6 専用ノードのリモート監視

エージェントレス型のリモート ノード監視には、このバージョンの HP Operations エージェントがご利用いただけます。監視エージェント、イベント インターセプタ、または WMI インターセプタを使用することで、IPv6 専用ノードのリモート監視が可能になります。

アクティブなコアの数に対する CPU メトリックの正規化

HP Operations エージェント 11.00 には、ハイパースレッディングが有効なシステム上で、アクティブなコアの数に対して正規化される主要な CPU 関連のメトリック (HP-UX 上のすべての CPU メトリック、その他のプラットフォーム上のグローバル CPU メトリック) を記録するオプションが備わっています。このオプションを使用しない場合、CPU 関連のメトリックはシステム上のハードウェア スレッドの数に対して正規化されます。

新しい設定変数
新しいメトリック

変更点

HP Operations エージェント 11.00 の変更点は以下のとおりです。

対応する環境

HP Operations エージェントは、以下の HP Operations Manager (HPOM) 環境で動作します。

インストールについて

インストール要件は、HP Operations エージェントのインストール方法と併せて、PDF (.pdf) 形式で提供されている『HP Operations エージェントのインストール ガイド』に記載されています。

ソフトウェアおよびハードウェアの要件

サポート対象のオペレーティング システム、アーキテクチャ、仮想化技術、クラスタ技術の詳細については、サポート マトリクスを参照してください。

機能強化と不具合修正

現在のソフトウェア バージョンでは、以下の項目 (参照番号により特定されます) が修正されています。ソフトウェアの不具合修正に関する詳細な説明を表示するには、参照番号をクリックしてください。再度クリックすると詳細が非表示になります。

QCCR1A88900: GBL_CPU_ENTL メトリックが設定メトリック クラスに属しているため、HP Performance Manager グラフから表示した場合、メトリック上の詳細分析を実行できない

問題: GBL_CPU_ENTL メトリックが設定メトリック クラスに属しているため、HP Performance Manager グラフから表示した場合、メトリック上の詳細分析を実行できません。
修正: メトリックがグローバル メトリック クラスに属するようになったので、詳細分析を実行できるようになりました。

QCCR1A71293: エージェントのインストール時にデータ ディレクトリを設定するオプション

問題: エージェント用のインストーラ プログラムでは、デフォルト以外のデータ ディレクトリを設定できません。
修正: oainstall プログラムまたは oasetup プログラムの -data_dir パラメータにより、デフォルト以外のデータ ディレクトリを設定できるようになりました。

QCCR1A71283: Windows ノードにおけるエージェントのインストールに時間がかかりすぎる

問題: Windows ノードでは、エージェントのリモート インストールに最長で 15 分間かかります。
修正: このバージョンのエージェントには含まれるパッケージ数が少ないため、インストール時間が短縮されています。

QCCR1A70977、QCCR1A69498 および QCCR1A69698: ノードまたは管理サーバーを再起動すると、監視ポリシーの状態情報が失われる

問題: HP Operations エージェントは、ノードまたは管理サーバーの再起動時に監視対象オブジェクトの状態情報を保存できません。
修正: このバージョンのエージェントでは監視対象オブジェクトの永続化機能が利用可能となったため、この問題が解消されました。

QCCR1A69814: エージェント インストールのログ冗長性

問題: HP Operations エージェントのインストール ログ ファイルは詳細なものではありません。
修正: エージェント インストーラ プログラムが強化され、詳細なデータをログ ファイルに記録できるようになりました。インストール ログ ファイル (oainstall.log) は、ノード上の次のディレクトリにあります。
Windows 環境: %ovdatadir%log
UNIX/Linux の場合: /var/op/OV/log

QCCR1A69468: SNMP インターセプタ ポリシー内の変数、<$x>、<$X>、および <$@> が Network Node Manager (NNM) のないエージェント上で機能しない

問題: SNMP インターセプタ ポリシー内の変数、<$x>、<$X>、および <$@> は、NNM のポストマスター デーモンが存在しない場合は正しい値を返しません。
修正: このバージョンのエージェントでは、変数、<$x>、<$X>、および <$@> が NNM なしでも機能するようになりました。

 

既知の問題、制限事項および回避策

このバージョンには、一部未解決の問題や制限事項が含まれています。また、特定の問題の解消に役立つ回避策も含まれています。

問題

QCCR1A113275: HP Operations エージェントが Windows のイベント ログを監視する際の大幅なメモリ消費量の増加

問題: Windows Vista、Windows 7、Windows 2008、および Windows Server 2008 R2 のノード上では、ログファイル エンキャプスレータを使用して Windows のイベント ログを監視すると、opcle による大幅なメモリ消費が見られます。
回避策: イベント ログを再初期化してください。

QCCR1A113731: ログファイル エンキャプスレータが一部のイベントを処理できない

問題: Windows Vista、Windows 7、Windows 2008、および Windows Server 2008 R2 のノード上では、ログファイル エンキャプスレータが一部のイベントを処理できません。
回避策: イベント パブリッシャがイーブン データを登録していない場合にこの問題が発生します。ログファイル エンキャプスレータが 5 つの連続したイベントを読み取ることができない場合、HP Operations エージェントは HPOM メッセージ ブラウザに対して警告を送信します。イベント パブリッシャがそのイベント データを登録すると、この問題は解消されます。

QCCR1A112223: ログファイル エンキャプスレータによって開始されたメッセージのカテゴリ フィールドが「null」と表示される

問題: Windows Vista、Windows 7、Windows 2008、および Windows Server 2008 R2 のノード上では、ロケールが英語、日本語、中国語 (簡体字)、スペイン語以外の言語に設定されている場合、ログファイル エンキャプスレータはイベント ID 0 のイベントのタスク カテゴリについて、HPOM コンソールに null の値を送信します。
回避策: なし

QCCR1A103637: Windows イベント ログを監視する場合、svchost プロセスが CPU の 50% 以上を消費する可能性がある

問題: Windows Vista、Windows 7、Windows 2008、および Windows Server 2008 R2 のノード上では、ログファイル エンキャプスレータを使用して Windows のイベント ログを監視すると、svchost プロセスが CPU の 50% 以上を消費する可能性があります。
回避策: なし

QCCR1A101511: 一部のプロセスのステータスの詳細がローカライズされていない

問題: エージェントがローカライズされたシステムでも、opcagt コマンドが表示する一部のプロセス (scope、midaemon、perfalarm、ttd、perfd など) が英語表記のままです。
回避策: なし

QCCR1A107286: HP Software HTTP 通信および HP Software Process Control のコンポーネントについての複数のエントリが AIX 5.3 ノード上に表示される

問題: HP Operations エージェント 8.53 または HP Performance Agent 4.70 がすでにインストールされている AIX 5.3 ノード上に HP Operations エージェント 11.00をインストールした後、lslpp -l コマンドを実行すると、HP Software HTTP 通信および HP Software Process Control のコンポーネントについての複数のエントリが、インストール済みパッケージのリスト中に表示されます。
回避策: なし

QCCR1A113732: マルチソケットの Linux システム上では、HP Operations エージェントがアクティブなコア数を過って認識する

問題: マルチソケットの Linux システム上では、HP Operations エージェントがアクティブなコア数を過って認識する
結果として、コアに基づく正規化を有効にした場合、エージェントはGBL_CPU_* メトリックに対して不正確な値を表示します。
回避策: なし

QCCR1A114346: 共有 WPAR 内で、(HP Operations エージェント 8.60 または HP Performance Agent 5.00 から) バージョン 11.00 へエージェントをアップグレードする場合、scopeux および opcmsgi プロセスが自動的に開始されない

問題: 共有 WPAR 内で、(HP Operations エージェント 8.60 または HP Performance Agent 5.00 から) バージョン 11.00 へエージェントをアップグレードする場合、scopeux および opcmsgi プロセスが自動的に開始されません。
回避策: なし

QCCR1A113594: vMA 上で、scope が viserver を起動できない

問題: vMA 上では、.viserver.lock ファイルが /var/opt/perf ディレクトリ内に存在する場合は viserver が起動しません。
回避策: status.scope ファイルで、以下のエラーが存在しないかチェックしてください。
- Thread[main,5,main] /var/opt/perf/.viserver.lock already exists.Another instance of viserver may be running.Exiting!If viserver is not actively running and file /var/opt/perf/.viserver.lock is found, delete the file and restart.

上記のエラーが存在する場合は、/var/opt/perf ディレクトリから .viserver.lock ファイルを削除してください。

QCCR1A110366: HP Operations エージェントによる PROC_CPU_SYSCALL_UTIL の報告が不正確である

問題: HP Operations エージェントは、メトリック PROC_CPU_SYSCALL_UTIL に対して誤った値を報告します。
回避策: なし
制限事項

他の HP ソフトウェア製品との共存

以下の HP ソフトウェア製品は、HP Operations エージェント 11.00 と同じシステム上に共存できます。

ドキュメントの更新情報

本リリース ノートの最初のページには、以下の識別情報が含まれています。

最新のアップデートのチェックやご使用中のドキュメントが最新版かどうかの確認には、次の Web サイトをご利用ください。HP ソフトウェア製品マニュアル

ドキュメントを取得するには、以下の項目を選択してください。

  1. 製品」 のリストで製品名を選択します。
  2. 製品バージョン」のリストでバージョン番号を選択します。
  3. オペレーティング システム」 のリストで OS の種類を選択します。
  4. 「優先言語」で希望する言語を選択します。
  5. ドキュメントのリストでドキュメントのタイトルを選択します。
  6. 開く」または「ダウンロード」をクリックします。

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HP ソフトウェア サポートについて

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HP ソフトウェア サポート オンラインではセルフソルブ機能を提供しています。お客様の業務の管理に必要な対話型の技術支援ツールに素早く効率的にアクセスいただけます。重要なお客様へのサポートとして、以下の機能をご提供しています。

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法律上のご注意

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