出力のカスタマイズ元:
ドキュメントのリリース日: 2015年3月 ソフトウェアのリリース日: 2015年3月 |
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© Copyright 2015 Hewlett-Packard Development Company, L.P.
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米国の国防省連邦調達規則 (DoD FAR) 補則に従い提供されるプログラムは「商用コンピューターソフトウェア」であり、該当するプログラムならびに付属ドキュメントの使用、複製、および開示には、関連するOracleライセンス契約にて規定されているライセンスの制約が適用されます。それ以外の場合は、連邦調達規則に従って供給されたプログラムは、「制限されたコンピューターソフトウェア」であり、関連文書を含むプログラムの使用、複製、および公開は、FAR 52.227-19、『商用コンピューターソフトウェア - 制限された権限』(1987年6月) に記載されている制限に従うものとします。Oracle America, Inc., 500 Oracle Parkway, Redwood City, CA 94065.
Oracleライセンス契約は、SOM製品ダウンロードファイルのlicense-agreements
ディレクトリにあるopen_source_third_party_license_agreements.pdf
ファイルに全文が収録されています。
Storage Operations Manager (SOM) をインストールする前に次のドキュメントをお読みください。
HP Storage Operations Managerデプロイメントガイド
ファイル名=deployment_guide.pdf
製品メディア=ルートディレクトリ\Documentation
サポートされるSOM環境についての情報は、「SOM配備の計画」のセクションを参照してください。
このPDFドキュメントはhttps://softwaresupport.hp.com/でも入手可能です。
SOMによってサポートされるハードウェアおよびオペレーティングシステムのリストについては、「HP Storage Operations Manager SOM Support Matrix」を参照してください。
ファイル名=support_matrix.pdf
製品メディア=ルートディレクトリ\Documentation
注: HPは、新しい情報が利用可能になるとHPStorage Operations Manager対応マトリックスのドキュメントを更新します。SOMをデプロイする前に、お使いのソフトウェアバージョンの最新のHPStorage Operations Manager対応マトリックスドキュメントを確認してください。
このWebサイトにアクセスするには、HP PassportのIDが必要です。
既知の問題のリストについては、HP Storage Operations Managerリリースノートを参照してください。
ファイル名=release_notes.pdf
製品メディア=ルートディレクトリ\Documentation
サポートされるデバイスおよびデバイスの機能のリストについては、「HP Storage Operations Manager SOM Device Support Matrix」を参照してください。
ファイル名=device_support_matrix.pdf
製品メディア=ルートディレクトリ\Documentation
カスタマイズしたドキュメントを画面に表示したり、印刷したりできます。
コンピューターにPDF印刷ドライバがインストールされている場合、[印刷] をクリックすると、選択項目に基づいてカスタマイズされたPDFドキュメントが作成されます。PDF印刷ドライバは、オープンソースまたはサードパーティのいくつかのプロバイダーから入手できます。
以下の手順は、選択項目に応じてカスタマイズされます。選択項目が正しいことを確認してください。
選択項目が正しくない場合は、[変更] をクリックしてください。
SOMには、組み込みJava仮想マシン、およびJDKバージョン1.6が付属しています。Javaが正常に動作するには、特定のオペレーティングシステムのパッチが必要です。
SOMは、GUIおよびサイレンとモードでのみインストールできます。コンソール (コマンド) モードはサポートされていません。
XServerを使用してSOMをインストールするには、$DISPLAY変数を適切に設定します。
インストールを行う前に、HPパブリックキーをLinux RPMデータベースにインポートする必要があります。HPパブリックキーのインポート方法については、https://h20392.www2.hp.com/portal/swdepot/displayProductInfo.do?productNumber=HPLinuxCodeSigningの手順を参照してください。
インストール中に、コード署名キーが見つからないことを伝えるダイアログボックスが表示された場合は、以下の手順を実行します。
インストールで「unable to open DISPLAY」エラーメッセージが表示された場合は、HPStorage Operations Manager対応マトリックスに指定されているRPM Package Manager (RPM) ライブラリバージョンをインストールします。SOMでは、 これらの共有ライブラリの32ビットと64ビットバージョンが必要です。いずれかまたは両方のライブラリバージョンが見つからない場合、このエラーメッセージが表示されます。
インストールを開始する前に次の処理を実行します。
SOM管理サーバーの完全修飾ドメイン名 (FQDN) を決定します。FQDNは以下の要件を満たす必要があります。
SOM管理サーバーのFQDNの詳細については、「正式な完全修飾ドメイン名の取得または設定」を参照してください。
SNMPサービスをチェックします。インストールされた場合、SNMPトラップサービスをこのサーバーから無効にする必要があります。
XServerからSOMをインストールする場合は、xclockコマンドを実行してXDisplay変数が正しく設定されていることを確認します。クロックが表示されない場合は、以下の手順を実行します。
動的ホスト構成プロトコル (DHCP) ユーザーの場合: SOM管理サーバーに対して常に同じIPアドレスが割り当てられていることを確認してください。
システム上のウイルス対策ソフトウェアをすべて無効にします。詳細については、「ウイルス対策ソフトウェアの無効化」を参照してください。
SOMでは、いくつかのTCPポートを使用して他のシステムとの通信が実行されます。SOMをインストールする前にこれらのポートが利用可能であることを確認するには、「通信ポートの有効化」を参照してください。SOM管理サーバー上のファイアウォールとその他のウイルス対策アプリケーションによってポートがブロックされないことを確認します。
Oracleデータベース管理者は、SOM Oracleデータベースを作成します。SOMのOracleデータベースインスタンスをインストールするには、このチェックリストに従ってください。
CREATE USER <user_name> IDENTIFIED BY <password> DEFAULT TABLESPACE users TEMPORARY TABLESPACE temp QUOTA UNLIMITED ON users
grant Create sequence, Create session, Create table, Create view, UNLIMITED TABLESPACE to <user_name> WITH ADMIN OPTION
grant drop any table, drop any view, DELETE ANY TABLE, INSERT ANY TABLE, UPDATE ANY TABLE to <user_name> WITH ADMIN OPTION
grant DBA to <user_name> WITH ADMIN OPTION
grant CONNECT to <user_name> WITH ADMIN OPTION
<password>はHps0m1である必要があります。
SOMのインストール時には、Oracleユーザー名とパスワードが必要です。
SOMでは、ホスト名とIPアドレスとの関係を決定するために、ドメイン名システム (DNS) が使用されます。この場合、SOMがストレージエレメントを検出すると大量のネームサービスクエリが発生します。
DNSサーバーが、ネームサービスクエリを解決する際に長時間にわたる遅延を防ぐよう適切に設定されていることを確認します。つまり、SOMネームサービスクエリに応答するDNSサーバーに以下の特性があることを確認します。
SOM管理サーバーで、お使いの環境に対して次の項目が正しく設定されていることを確認します。
ホストファイル%SystemRoot%\system32\drivers\etc\hostsに少なくとも以下の2つのエントリが含まれている必要があります。
127.0.0.1 (ループバックloghost)
<SOM管理サーバーのIPアドレス> <SOM管理サーバー名>
nslookupコマンドが失敗すると、ホストファイル%SystemRoot%\system32\drivers\etc\hostsが優先されます。
このインスタンスの場合、
<IP_Address>はSOM管理サーバーのIPアドレスです。
<SOM_server_name>は、インストール時に設定したSOM管理サーバーのFQDNです。
構成ファイルresolv.confで、識別されているすべてのDNSサーバーにおいてホスト名からIPアドレスへのマッピング情報およびIPアドレスからホスト名へのマッピング情報が一致していることを確認します。
SOMにログオンする前に、SOMコンソールと連動するようにWebブラウザーを設定します。Webブラウザーで、以下を有効にする必要があります。
以下の手順を実行するには、SOM管理サーバーのFQDNが必要です。使用しているSOM管理サーバーに複数のドメイン名がある場合は、SOMにより、インストール時にその中から1つが選択されます。SOMが使用しているFQDNを判別するには、[ヘルプ] > [システム情報] > [サーバー] タブをクリックします。
ポップアップを有効にするには、以下の手順を実行します。
Cookieを有効にするには、以下の手順を実行します。
SOMのインストール先のサーバーに管理者権限を使用してログオンします。
SOMをインストールするには、以下の手順を実行します。
ローカルフォルダーからsetup.exeを実行して、インストールプロセスを手動で開始します。
例: [drive:]\local folder\HPStorageOperationsManager_WinNT4.0\setup.exe
[HP Softwareインストーラー] ウィザードが開き、[はじめに] ページが表示されます。
[次へ] をクリックします。
[ライセンス契約] ページが表示されます。
[ライセンス契約の条項に同意します] を選択し、[次へ] をクリックします。
[製品のカスタマイズ] ページが表示されます。
[サーバー設定] ページが表示されます。
[製品の要件] ページが表示されます。インストーラーによって、インストール前の確認が実行されます。
バージョン番号、インストールされるコンポーネントのリスト、アプリケーションフォルダーとデータフォルダーの場所を示す [プレインストールの概要] ページが表示されます。
[インストール] をクリックしてインストールを開始します。
[インストール中] ページで [要約] タブと [詳細] タブが表示されます。
コンポーネントがインストールされると、[システムアカウントのパスワード] ダイアログボックスが表示されます。
パスワードは次の規則に従って設定する必要があります。
[HP Storage Operations Manager Webサーバーポート] ダイアログボックスが表示されます。
必要に応じて別のポートを指定することができます。
[HP Storage Operations Manager Https Webサーバーポート] ダイアログボックスが表示されます。
必要に応じて別のポートを指定することができます。
[正式な完全修飾ドメイン名 (FQDN)] ダイアログボックスが表示されます。
必要な場合は、別のFQDNを指定できます。
インストーラーによってシステムが設定されます。
SOMのインストール先のサーバーに管理者権限を使用してログオンします。
SOMをインストールするには、以下の手順を実行します。
ローカルフォルダーからsetup.exeを実行して、インストールプロセスを手動で開始します。
例: [drive:]\local folder\HPStorageOperationsManager_WinNT4.0\setup.exe
[HP Softwareインストーラー] ウィザードが開き、[はじめに] ページが表示されます。
[次へ] をクリックします。
[ライセンス契約] ページが表示されます。
[ライセンス契約の条項に同意します] を選択し、[次へ] をクリックします。
[製品のカスタマイズ] ページが表示されます。
[サーバー設定] ページが表示されます。
[次へ] をクリックします。
[製品の要件] ページが表示されます。インストーラーによって、インストール前の確認が実行されます。
バージョン番号、インストールされるコンポーネントのリスト、アプリケーションフォルダーとデータフォルダーの場所を示す [プレインストールの概要] ページが表示されます。
[インストール] をクリックしてインストールを開始します。
[インストール中] ページで [要約] タブと [詳細] タブが表示されます。
コンポーネントがインストールされると、[システムアカウントのパスワード] ダイアログボックスが表示されます。
パスワードは次の規則に従って設定する必要があります。
[HP Storage Operations Manager Webサーバーポート] ダイアログボックスが表示されます。
必要に応じて別のポートを指定することができます。
[HP Storage Operations Manager Https Webサーバーポート] ダイアログボックスが表示されます。
必要に応じて別のポートを指定することができます。
[正式な完全修飾ドメイン名 (FQDN)] ダイアログボックスが表示されます。
必要な場合は、別のFQDNを指定できます。
インストーラーによってシステムが設定されます。
Linuxホストにアクセスするには、以下の操作の1つを実行します。
以下のコマンドをコマンドプロンプトで実行します。
# /usr/X11R6/bin/xhost +
リモートLinuxクライアントからのアクセス
リモートクライアント上のX WindowsサーバーがTCP接続を受け入れられることを確認します。
スクリーン番号0の行 (:0 localを含む行) には-nolisten TCPオプションは含まれません。-nolisten TCPオプションが存在する場合は、削除します。この行は以下のようになります。
:0 local /usr/X11R6/bin/X
リモートクライアントのX Windowsサーバー上で TCP接続を有効にします。
SUSE – /etc/sysconfig/displaymanagerを編集し、次のオプションを「yes」に設定します。
DISPLAYMANAGER_REMOTE_ACCESS
DISPLAYMANAGER_XSERVER_TCP_PORT_6000_OPEN
例:
DISPLAYMANAGER_REMOTE_ACCESS="yes"
DISPLAYMANAGER_XSERVER_TCP_PORT_6000_OPEN="yes"
RHEL (gnome) – /etc/X11/gdm/gdm.confを編集し、DisallowTCPオプションをfalse (コメントされている場合はコメント解除する) に設定します。
例:
DisallowTCP=false
以下のコマンドをコマンドプロンプトで実行します。
# /usr/X11R6/bin/xhost +
SOMはリモートクライアントからLinuxホストにアクセスするためにRealVNC Viewer Free Editionバージョン4.1以降の使用をサポートします。RealVNCサーバーを設定する方法とLinuxホストにアクセスするためにRealVNCサーバーを使用する方法の詳細については、RealVNCドキュメントを参照してください。RealVNCサーバーを設定したら、「ローカルホスト上のグラフィックスコンソールを使用する」セクションの手順に従います。
クライアントからX Windowsサーバーを実行する前に、SOM管理サーバーでX Windowsが実行していることを確認します。
注: Attachmate corporationが提供するReflectionX Managerはこの製品をインストールするためのテスト済みのX Windowsサーバーです。XmingをX Windowsサーバーとして使用してこの製品をインストールすることはできません。
ローカルX Windowsサーバーを開始して、xtermを介してリモートシステムに接続し、次のコマンドを使用して$DISPLAY環境変数を適切に設定します。
# DISPLAY=<ip-address>:displaynumber.screennumber
この場合、<ip-address>は、インストーラープログラムを起動するクライアントのアドレスです。
# export DISPLAY
例:
# DISPLAY=172.168.10.15:0.0
# export DISPLAY
SOMのインストール先のシステムにルート権限を使用してログオンします。
SOMをインストールするには、以下の手順を実行します。
[HP Softwareインストーラー] ウィザードが開き、[はじめに] ページが表示されます。
[サーバー設定] ページが表示されます。
デフォルトのパスは次のとおりです。
[製品の要件] ページが表示されます。インストーラーによって、インストール前の確認が実行されます。
バージョン番号、インストールされるコンポーネントのリスト、アプリケーションディレクトリとデータディレクトリの場所を示す [プレインストールの概要] ページが表示されます。
インストールを完了するために利用可能なディスク容量が十分でないと考えられる場合は、「問題: インストールに、現在のホストシステムの空き領域以上のディスク容量を必要とする」を参照してください。
[インストール] をクリックしてインストールを開始します。
[インストール中] ページで [要約] タブと [詳細] タブが表示されます。
コンポーネントがインストールされると、[システムアカウントのパスワード] ダイアログボックスが表示されます。
パスワードは次の規則に従って設定する必要があります。
システムアカウントのパスワードを入力して、[OK] をクリックします。
必要に応じて別のポートを指定することができます。
[HP Storage Operations Manager Https Webサーバーポート] ダイアログボックスが表示されます。
必要に応じて別のポートを指定することができます。
[正式な完全修飾ドメイン名 (FQDN)] ダイアログボックスが表示されます。
必要に応じて別のドメイン名を指定することができます。
インストーラーによってシステムが設定されます。
LinuxサーバーにSOMをインストールした後、HP Webサイト (https://h20392.www2.hp.com/portal/swdepot/displayProductInfo.do?productNumber=HPLinuxCodeSigning) で提供されているHPパブリックキーを使用して検証指示に従うことで、インストールファイルがHP提供のオリジナルコードであり、サードパーティによって操作されていないことを確認できます。
SOMのインストール先のシステムにルート権限を使用してログオンします。
SOMをインストールするには、以下の手順を実行します。
[HP Softwareインストーラー] ウィザードが開き、[はじめに] ページが表示されます。
[サーバー設定] ページが表示されます。
デフォルトのパスは次のとおりです。
[次へ] をクリックします。
Oracleの [ホスト] の名前、[ポート]、[インスタンス] を入力します。
[次へ] をクリックします。
[製品の要件] ページが表示されます。インストーラーによって、インストール前の確認が実行されます。
バージョン番号、インストールされるコンポーネントのリスト、アプリケーションフォルダーとデータフォルダーの場所を示す [プレインストールの概要] ページが表示されます。
[インストール] をクリックしてインストールを開始します。
[インストール中] ページで [要約] タブと [詳細] タブが表示されます。
コンポーネントがインストールされると、[システムアカウントのパスワード] ダイアログボックスが表示されます。
パスワードは次の規則に従って設定する必要があります。
システムアカウントのパスワードを入力して、[OK] をクリックします。
必要に応じて別のポートを指定することができます。
[HP Storage Operations Manager Https Webサーバーポート] ダイアログボックスが表示されます。
必要に応じて別のポートを指定することができます。
[正式な完全修飾ドメイン名 (FQDN)] ダイアログボックスが表示されます。
必要な場合は、別のFQDNを指定できます。
インストーラーによってシステムが設定されます。
SOMのインストール先のシステムにルート権限を使用してログオンします。
SOMをインストールするには、以下の手順を実行します。
<media>/ovinstallparams_embedded.iniというファイル名を<media>/ovinstallparams.iniに変更します。
インストールが完了したら、次の資格証明を使用してSOMコンソールにログオンします。
ユーザー名: system
パスワード: hpsom
インストール中に生成されるログファイルは、$Data_Dir/log/somフォルダーにあります。
LinuxサーバーにSOMをインストールした後、HP Webサイト (https://h20392.www2.hp.com/portal/swdepot/displayProductInfo.do?productNumber=HPLinuxCodeSigning) で提供されているHPパブリックキーを使用して検証指示に従うことで、インストールファイルがHP提供のオリジナルコードであり、サードパーティによって操作されていないことを確認できます。
SOMのインストール先のシステムにルート権限を使用してログオンします。
SOMをインストールするには、以下の手順を実行します。
<media>/ovinstallparams_oracle.iniというファイル名を<media>/ovinstallparams.iniに変更します。
ファイル<media>/ovinstallparams.iniを変更して、次のパラメーターに対してのみ値を指定します。
db.host=<host_name/IP_Address>
db.instance=<SID_name>
db.port=<port_number>
db.user.loginname=<user_name>
インストールが完了したら、次の資格証明を使用してSOMコンソールにログオンします。
ユーザー名: system
パスワード: hpsom
インストール中に生成されるログファイルは、$Data_Dir/log/somフォルダーにあります。
LinuxサーバーにSOMをインストールした後、HP Webサイト (https://h20392.www2.hp.com/portal/swdepot/displayProductInfo.do?productNumber=HPLinuxCodeSigning) で提供されているHPパブリックキーを使用して検証指示に従うことで、インストールファイルがHP提供のオリジナルコードであり、サードパーティによって操作されていないことを確認できます。
SOMをインストールすると、一時試用ライセンスが自動的にインストールされます。このライセンスは60日間有効です。
ライセンス情報を表示するには、[ヘルプ] > [システム情報] > [ライセンス情報の表示] をクリックします。
試用ライセンスでは、パフォーマンス収集以外のSOMのすべての機能を使用できます。できるだけ早く、恒久ライセンスキーを入手し、インストールしてください。
恒久ライセンスの取得およびインストールの詳細については、SOM Deployment Guideを参照してください。
これで、SOMがインストールされました。SOMを設定して、環境のストレージエレメントを検出、管理できます。
SOMを設定するにはSOMコンソールを使用します。
SOMコンソールにアクセスするには、以下の手順を実行します。
使用しているSOM管理サーバーに複数のドメイン名がある場合は、SOMにより、インストール時にその中から1つが選択されます。SOMが使用しているFQDNを判別するには、[ヘルプ] > [システム情報] > [サーバー] タブをクリックします。
インストール中、SOMではSOMコンソールにアクセスするためのシステムアカウントが作成されます。
通常は、SOM管理者が各ユーザー (またはユーザーグループ) にアカウントを設定し、事前設定されたアクセス権を各アカウントに割り当てます。ユーザーアカウントおよびロールにより、SOMコンソールへのアクセス権の所有者、各ユーザーが利用できるワークスペースおよびアクションが決定します。
チームに対してSOMサインインのアクセス設定を行う前に、チームメンバーごとに、定義済みのどのSOMロールを割り当てるのが適切であるかを判断します。ロールは階層的です。つまり、階層内で上位のロールは下位のロールの特権をすべて含みます (管理者が最上位で、ゲストが最下位です)。
ユーザーアカウントおよびグループはSOMコンソール ([設定] > [セキュリティ]) で設定します。詳細については、SOMオンラインヘルプの「ユーザーグループを設定する」を参照してください。
SOMオンラインヘルプには、SOMコンソールおよび環境を検出して管理するためのSOMの使用方法が記載されています。
オンラインヘルプにアクセスするには、SOMコンソールメニューバーから [ヘルプ] > [HP Storage Operations Managerドキュメントライブラリ] をクリックします。
これにより、HP Storage Operations Managerヘルプの [ようこそ] ページが表示されます。[ようこそ] ページには、SOMを問題なく使用するためのリソースへのリンクが含まれています。これらのリソースを使用すると、ストレージ環境を管理する上で必要なさまざまなタスクを実行できます。
SOMコンソールの詳細については、オンラインヘルプの「SOMインターフェイスの使用」を参照してください。
次のセクションには、SOMをインストールおよびトラブルシューティングするときのスタートアップ時の問題について説明します。また、本ガイドの他のセクションでも、必要に応じてこのセクションを参照しています。
SOMユーザーは公式FQDNを使用してSOMにアクセスします。
インストールパフォーマンスの向上のために、以下の手順でターゲットシステムのウイルス対策ソフトウェアを無効にします。
SOMのインストール中に、システムアカウントのパスワードを設定します。システムアカウントのパスワードを忘れた場合は、somchangesyspw.ovplスクリプトを使用してパスワードを変更できます。
パスワードを変更するには、以下の手順を実行します。
ソースサーバー (SOM、SHR、SMI Agent) とその他のシステム (デバイス/クライアント/統合) との通信では、数多くのTCPポートが使用されます。これらのポートは、通信用に有効化し、開いた状態にしておく必要があります。
Windowsサーバーでポートを有効化するには、以下の手順を実行します。
Windowsサーバーでウイルス対策保護が有効になっている場合があります。ウイルス対策保護を設定して、Windowsサーバーで必須のポートにアクセスできるようにします。
ポート | 名前 | 目的 | 設定ファイル |
---|---|---|---|
80 | nmsas.server.port.web.http |
Web UIとWebサービスで使用される、デフォルトのHTTPポート。 このポートは、いったん開くと双方向になります。 |
nms-local.properties インストール時に変更することもできます。 |
443 | nmsas.server.port.web.https | デフォルトのセキュアHTTPSポート (SSL) - Web UIとWebサービスで使用されます。 | nms-local.properties |
1098 | nmsas.server.port.naming.rmi |
SOMによって使用されるさまざまなサービスと通信するためにSOMコマンドラインツールで使用されます。 これらのポートのアクセスをローカルホストのみに制限するようにシステムファイアウォールを設定することをお勧めします。 |
nms-local.properties |
1099 | nmsas.server.port.naming.port |
SOMによって使用されるさまざまなサービスと通信するためにSOMコマンドラインツールで使用されます。 これらのポートのアクセスをローカルホストのみに制限するようにシステムファイアウォールを設定することをお勧めします。 |
nms-local.properties |
3873 | nmsas.server.port.remoting.ejb3 |
SOMによって使用されるさまざまなサービスと通信するためにSOMコマンドラインツールで使用されます。 これらのポートのアクセスをローカルホストのみに制限するようにシステムファイアウォールを設定することをお勧めします。 |
nms-local.properties |
4444 | nmsas.server.port.jmx.jrmp |
SOMによって使用されるさまざまなサービスと通信するためにSOMコマンドラインツールで使用されます。 これらのポートのアクセスをローカルホストのみに制限するようにシステムファイアウォールを設定することをお勧めします。 |
nms-local.properties |
4445 | nmsas.server.port.jmx.rmi |
SOMによって使用されるさまざまなサービスと通信するためにSOMコマンドラインツールで使用されます。 これらのポートのアクセスをローカルホストのみに制限するようにシステムファイアウォールを設定することをお勧めします。 |
nms-local.properties |
4446 | nmsas.server.port.invoker.unified |
SOMによって使用されるさまざまなサービスと通信するためにSOMコマンドラインツールで使用されます。 これらのポートのアクセスをローカルホストのみに制限するようにシステムファイアウォールを設定することをお勧めします。 |
nms-local.properties |
4712 | nmsas.server.port.ts.recovery | 内部トランザクションサービスポート | nms-local.properties |
4713 | nmsas.server.port.ts.status | 内部トランザクションサービスポート | nms-local.properties |
4714 | nmsas.server.port.ts.id
|
内部トランザクションサービスポート | nms-local.properties |
5432 | com.hp.ov.nms.postgres.port | このポートは組み込みPostgreSQLデータベースによって使用されます。 | nms-local.properties |
8886 | OVsPMD_MGMT | SOM ovspmd (プロセスマネージャー) 管理ポート | /etc/services |
8887 | OVsPMD_REQ | SOM ovsmpd (プロセスマネージャー) 要求ポート | /etc/services |
8989 | com.hp.ov.nms. events.action.server.port | アクションサーバーポートを設定可能にします。 | nnmaction.properties |
ポート | 目的 | クライアント、サーバー |
---|---|---|
80 | TCP デフォルトHTTPポート。Web UIとWebサービスで使用されます。 | サーバー |
80 | TCP デフォルトHTTPポート。他のアプリケーションに接続するためのポート。実際のクライアントポートは、SOM管理サーバーの設定によって異なります。 | クライアント |
389 | TCP デフォルトLDAPポート | クライアント |
443 |
TCP デフォルトセキュアHTTPSポート。他のアプリケーションに接続するためのポート。実際のポートはSOM管理サーバーの設定によって異なります。 Windowsクライアント上のHP Operations Manager用のデフォルトのHTTPSポート。 |
クライアント |
443 | TCP デフォルトセキュアHTTPポート。Web UIとWebサービスで使用されます。 | サーバー |
636 | TCP デフォルトセキュアLDAPポート (SSL)。 | クライアント |
135 | TCP psexecポート、SOM管理サーバー上ではWindowsエージェントレス。 | サーバー |
445 | TCP psexecポート、SOM管理サーバー上ではWindowsエージェントレス。 | サーバー |
139 | TCP winexeポート、SOM管理サーバー上ではWindowsエージェントレス。 | サーバー |
383 | 報告サーバーとの通信で使用されるSOM管理サーバー上のLCore通信ポート。 | サーバー、クライアント |
SOMをアンインストールするには、以下の手順を実行します。
[HP Softwareインストーラー] ウィザードが開き、[初期化] ページが表示されます。
[プレインストールの概要] ページが表示されます。
[アンインストール中] ページで [要約] タブと [詳細] タブが表示されます。
[アンインストールの完了] ページが表示されます。
詳細については、SOMを削除した後にログファイル%temp%\HPStorageOperationsManager_<version>_HPOvInstaller.txtを参照してください。
SOMをアンインストールするには、以下の手順を実行します。
[HP Softwareインストーラー] ウィザードが開き、[初期化] ページが表示されます。
[プレインストールの概要] ページに、インストール済みコンポーネントのリストおよびアプリケーションとデータのディレクトリが表示されます。
[アンインストール中] ページで [要約] タブと [詳細] タブが表示されます。
[アンインストールの完了] ページが表示されます。
SOMを削除した後に問題が発生したと考えられる場合は、次のログファイルを表示します。/tmp/HPStorageOperationsManager_<version>_HPOvInstaller.txt
SHRをインストールする前に、SOM Support Matrixの「Requirements for the SOM Reporting Server」セクションをお読みください。
SHRはSOM管理サーバーと別のサーバーにインストールする必要があります。
SOMレポートを有効にするには、次の手順で実行します。
『SHRインタラクティブインストールガイド』の指示を使用してSHRをインストールします。
このインストールガイドは、SHR TARインストーラーファイルを抽出した後に、Documentation/en_USディレクトリでZIPファイルSHR_9.40_Interactive_Installation.zipとして利用できます。
インストールガイドを表示するには、SHR_9.40_Interactive_Installation.zipファイルを抽出した後にSHR_Interactive_Installation.htmファイルを開きます。
インストール後に、Storage Resource Management Reports Guideの 「HP Service Health Reporter (SHR) のインストール後の設定」セクション (第2章: タスク1-8) のタスクを実行して、SOM用のSHRを設定します。
Storage Resource Management Reports Guideは、抽出したSOMインストーラーの次の場所にあります。ルートディレクトリ\Documentation
必要なSOMコンテンツパックをインストールしてデプロイします。
2つのサーバー (SOM管理サーバーとSHRサーバー) 間の接続を設定し、ファイルを転送します。
これらの2つのサーバー間の接続の確立についての詳細は、 Storage Resource Management Reports Guideの「SOM管理サーバーとSOMレポートサーバーの間の接続の設定」セクションを参照してください。
SHRがすでにインストールされているシナリオで、SOMレポートを有効化するには以下を実行します。
SOM管理サーバーとSHRサーバーの間の接続を設定して、2つのサーバー間でファイルを転送するようにします。
接続を設定するには『Storage Resource Management Reports Guide』の「SOM管理サーバーとSOMレポートサーバーの間の接続の設定」セクションに記載されている操作手順を実行します。
ここでは、インストール時に発生する可能性がある問題およびその解決方法について説明します。
LinuxにSOMをインストールする場合、バイナリ ($Install_Dir) とデータファイル ($Data_Dir) の場所を選択できません。それぞれの保存場所は以下のとおりです。
サーバーのディスク容量の要件については、HPStorage Operations Manager対応マトリックスを参照してください。/opt/OVまたは/var/opt/OVのいずれかのディスク容量が十分でない場合は、下記の回避方法を使用して状況を改善してください。
デフォルトでは、jbossアプリケーションサーバーは、SOMとの通信に複数のポートを使用します。通常これらのポートは、Oracleや他のアプリケーションにも使用されます。jbossアプリケーションサーバーのポートが、Oracleデータベースサーバーなどの他のアプリケーションですでに使用されていると判明した場合、SOMインストーラーはポートの競合に関するエラーメッセージを表示します。
SOMでポートの競合が問題になっているかどうかを調べるには、以下のログファイルを確認します。
<Data_Dir>\conf\nnm\props\nms-local.properties
$Data_Dir/conf/nnm/props/nms-local.properties
このコマンドによって、次の状態が表示されます。
サービス | PID | 状態 | 最後のメッセージ |
---|---|---|---|
OVsPMD | 1552 | 実行中 | - |
somtrapreceivermd | 244 | 実行中 | 初期化が完了しました。トラップレシーバーがSTOPPED状態です。 |
somdbmgr | 1324 | 実行中 | データベースが利用可能です。 |
somjboss | 1360 | 実行中 | 初期化が終了しました。 |
サービス | PID | 状態 | 最後のメッセージ |
---|---|---|---|
OVsPMD | 1552 | 実行中 | - |
somtrapreceivermd | 244 | 実行中 | 初期化が終了しました。トラップレシーバーが停止しました。 |
somjboss | 1360 | 実行中 | 初期化が終了しました。 |
必要に応じて、SOMサービスを停止または開始します。コマンドプロンプトにて、適切なコマンドを入力します。
ovstop -c <service>
ovstart -c <service>
ポート | プロトコル |
---|---|
161 | udp |
162 | udp |
nmsas.server.port.web.http | tcp |
問題: インストール時に、プレインストール手順 (フェーズII) が失敗したことを知らせ、詳細を/tmp/som_preinstall_phaseII.logファイルで確認することを指示するメッセージが表示される。
解決方法: SOMインストールスクリプトによって、2つのグループ (nmsgrpとnmsdb) と2人のユーザー (nmsprocとnmsdbmgr)、および対応する$HOMEフォルダーの作成が自動的に試行されます。これらの操作は、以下の理由により失敗することがあります。
SOMインストーラーがこれらのグループ、ユーザーまたはフォルダーを削除できない場合、インストールが停止します。この場合、手動でユーザーを作成し、インストールを再起動できます。
これらの操作に失敗することが分かっており、ユーザーID、グループID、または$HOMEの場所を制御する必要がある場合は、グループ、ユーザー、および$HOMEフォルダーを作成してからインストーラーを起動できます。
© Copyright 2015 Hewlett-Packard Development Company, L.P.