HP Performance Manager リリース ノート
Windows®、HP-UX、Solaris、Linux オペレーティング システム用
ソフトウェア バージョン: 9.20
発行日: 2014 年 5 月
このドキュメントでは、HP Performance Manager に加えられた変更の概要について説明します。 マニュアルやヘルプには掲載されていない重要な情報が含まれています。 このドキュメントには以下に関する情報が含まれています。
このリリースの新機能
機能強化および不具合修正
既知の問題、制限、および対処方法
他の HP Software 製品との統合
ドキュメントの更新
サポート
法律上の通知
HP Performance Manager 9.20 リリース
HP Performance Manager には以下の機能が含まれています:
- Performance Manager のユーザー アクションの監査: 日単位で個別のログ ファイルが作成され、その日に実行されたユーザー アクションが記録されます。 詳細については、『HP Performance Manager 管理者ガイド』の「OVPMConfig.ini パラメータ」を参照してください。
- コマンド ライン インターフェイス (CLI) を使用したノード グループの割り当て: CLI を使用して、GUI を介さずにノード グループを顧客に割り当てることができます。 詳細については、『HP Performance Manager 管理者ガイド』の「コマンド ライン インターフェイスを使用した顧客およびユーザーの管理」を参照してください。
- OpenView Performance Manager (OVPM) サーバーへのアクセスの制限: セキュリティを強化するため、ユーザーには PUT、DELETE および TRACE HTTP アクションの要求を OVPM サーバーへ送信する権限がありません。 これにより、サーバー上のリソースが悪意を持って変更されたり削除される可能性が排除されます。 詳細については、『HP Performance Manager 管理者ガイド』の「Performance Manager のセキュリティ設定」を参照してください。
- PAM (Pluggable Authentication Modules) による強化されたユーザー認証: Performance Manager での認証に PAM を使用するよう設定することができます。 PAM を使用してユーザー名とパスワード情報を取得してチェックすることができます。 ユーザー情報は PAM モジュールがアクセスできる中央リポジトリに保存されます。 詳細については、『HP Performance Manager 管理者ガイド』を参照してください。
- カンマ区切り値 (CSV) 形式にグラフをエクスポートする際の配置修正: PRE タグを使用して、グラフを CSV ファイル形式で生成できます。 グラフを CSV 形式にエクスポートするときに、グラフの配置が適切に調整されるよう、
<PM_data_dir>/conf/perf
ディレクトリにある OVPMconfig.ini
ファイルの PRE タグを True に設定できます。 詳細については、『HP Performance Manager 管理者ガイド』の「OVPMConfig.ini パラメータ」を参照してください。
- ユーザーがログインするたびに変わるセッション ID: Performance Manager にユーザーがログオンするたびにセッション ID が変わるため、セキュリティが強化されます。 詳細については、『HP Performance Manager 管理者ガイド』の「Performance Manager のセキュリティ設定」を参照してください。
顧客関連の機能強化およびソフトウェアの不具合修正についての詳細は、「機能強化および不具合修正」を参照してください。
サポート マトリックス
この製品に関するすべてのソフトウェアおよびハードウェア要件が示されているサポート マトリックスは、下記の URL で参照できます。 http://www.hp.com/go/hpsoftwaresupport
ソフトウェアの機能強化および不具合修正について、それぞれの詳細を確認するには、 HP Software サポート Web サイトにアクセスします。 このリンクを初めてクリックするときに、HP Passport 情報を入力する必要があります。 Passport のプロファイルを設定するには、以下にアクセスしてください。 HP サポート
- QCCR1A128930: 改良された Lightweight Directory Access Protocol (LDAP) 機能を提供し、ユーザーが
Linux ベースの LDAP サーバーに、セキュリティ要件を満たす TLS を使用した LDAPS 経由でアクセスできるようになります。
手始めに使用するものとしては、 PAM を利用した簡易バージョンでも十分な可能性があります。
- QCCR1A158470: Performance Manager へのログイン後、セッション ID は一定のまま変わりません。
- QCCR1A162983: Performance Manager のユーザー アクションを監査する機能を追加します。
- QCCR1A167146: ノード グループを顧客にアタッチするためのコマンド ライン ツールを追加します。
- QCCR1A170910: OVPM サーバーでの PUT、DELETE、TRACE HTTP 要求を無効化します。
このリリースには、未解決の問題、制限、および特定の問題の解決に役立つ対処方法が含まれています。
- 問題
- QCCR1A111431: HP Operations Manager 9.01 の 64 ビット ユーザー インターフェースからグラフを開けることができない。
対処方法: HP Performance Manager 9.01 では、Adobe Flash Player がブラウザにインストールされていることが要求されます。 64 ビットの Flash Player を次の Web サイトからダウンロードしてインストールします。 http://get.adobe.com/flashplayer/。または、Operations Manager Web コンソールを使用してパフォーマンス グラフにアクセスします。
- QCCR1A59473: Performance Manager インストーラによって報告された必要なディスク容量が正しくない。
説明: インストールのプロセス中、インストーラにより必要なディスク容量が表示されます。 しかし、インストーラによって表示される値は不正確で、実際に必要なディスク容量よりはるかに少ない容量が表示されます。 システムの実際のディスク容量が、実際に必要なディスク容量よりも少ない場合、インストールは失敗します。
対処方法: 実際に必要なディスク容量の値については、『HP Performance Manager インストール、アップグレード、および移行ガイド』の「ハードウェアの要件」セクションを参照してください。
- QCCR1A88927: HP Performance Agent が、/var/opt/perf/datafiles に存在するプロキシ ログ ファイルの「終了日」を返す際に誤った値を返す。
説明: データソースとして、プロキシ ログ ファイルまたは抽出したログ ファイルが使用される場合、グラフの「終了日」に正しくない値が表示されます。
対処方法: プロキシしたログ ファイルを、/var/opt/perf/datafiles に保存しないようにします。 ログ ファイルを /var/opt/perf/datafiles 以外の場所に保存すると、グラフには正しい値が表示されます。
- QCCR1A112522: 中国語でユーザー名パラメータが渡されると、Performance Manager は、URL を開くことに失敗する。
説明: Performance Manager 9.01 では、中国語ロケールでのユーザー名パラメータの受け渡しによる URL ベースのグラフの起動に失敗します。
対処方法: URL パラメータは、ASCII 以外の文字が含まれている場合、UTF8 形式でエンコードする必要があります。
- QCCR1A113730: HP Operations Manager for Windows サーバーでの OvJREB-01.06.006 へのアップグレード後に OvAutoDiscovery サーバーが起動しない。
説明: OvAutoDiscovery サーバーは、レジストリ キーに指定されたヒープ サイズのために、HP Performance Manager 9.01 を HP Operations Manager for Windows 8.10 にインストールするときに起動しません。
対処法: OMW_00071 を除く最新のサーバー パッチ レベル (OMW_00070) での HPOM for Windows 8.16 または 8.10 システム上のこの問題を解決するには、レジストリ キー
HKEY_LOCAL_MACHINE\SYSTEM\CurrentControlSet\Services\OvAutoDiscovery Server\JavaOptions
を、Options の値が -Xms16m -Xrs
になるように修正してください。 サーバー パッチ OMW_00071 での HPOM for Windows 8.16 または 8.10 システムでは、この値は既に設定されており、特に操作を行う必要はありません。
- QCCR1A115349: HP Performance Manager および HP Reporter が同じシステムにインストールされている場合、HP Performance Manager により HP Reporter の設定が自動検出されない。
説明: TYPE および PORT パラメータが OVPMconfig.ini で正しく更新されていません。
対処方法: 以下のパラメータを OVPMconfig.ini で手動で更新する必要があります。 Reporter データベース タイプ [例: TYPE= oracle または TYPE= sqlserver] および Reporter データベース ポート番号 [例: PORT=1433]。 詳細については、『HP Performance Manager 管理者ガイド』の「HP Reporter との統合」セクションを参照してください。
- [診断表示] で、接続されたリアルタイム データソースで発生した新しいインスタンスが [選択パネル] に一覧表示されない。
対処方法: 新しく利用可能なインスタンスを表示するには、リアルタイム データソースに再接続する必要があります。
- QCCR1A174348: [L10N] ロケール UI のハードコード問題。
そのまま使用でき、ホーム ページに一覧表示される仮想化のグラフが、ローカライズされたテキストとして表示されない。
対処方法: テキストはホーム ページに英語で表示されます。
- QCCR1A174420: Performance Manager を Safari 6.1.3 で表示している場合に、チュートリアル ページで [戻る] と [進む] のボタンが機能しない。
Safari 6.1.3 で Performance Manager を表示している場合、チュートリアルのページ間を移動するために [戻る]、[進む] ボタンを使用することはできません。
対処方法: ページを移動するには、ブラウザの [戻る]、[進む] ボタンを使用します。
- 制限事項
- IE 11 と Adobe Flash Player 13 の統合に関する問題: Performance Manager は Adobe Flash Player 13 と統合される IE 11 をサポートしていますが、ホーム ページ上のタイトル バーの一部が表示されないなどの問題が発生することがあります。
- QCCR1A114381: [グループをアタッチ] オプションを使用してユーザーを検索し、ユーザーが見つからない場合、同じアラート メッセージが 2 回表示される。
- QCCR1A111952: [グラフ パネル] では、[日付範囲パネル] を選択したとき、[日付範囲パネル] の [最後] オプションは空白であってはならない。
- QCCR1A111961: [日付範囲パネル] では、[最後] オプションで [月] を選択したとき、[範囲] オプションで [週] を選択できない。
- QCCR1A111325: [トランザクションの詳細] ページにおける切捨ての問題。
- QCCR1A107938: [表示] メニューを使用してグラフを再作成し、Performance Manager ページを更新した場合、[プレビュー] オプションは無効になってはいけない。
説明: ホームページを [ノード] メニューで更新した後、[グラフ] メニューを使用してデザインされたグラフを [表示] メニューで再作成した場合、[プレビュー] オプションが無効になってしまいます。
- QCCR1A96093: 表のハイライトで色ボタンをクリックすると、ポップアップによってメトリックのドロップダウンや他のテキスト フィールドが覆われる。
- QCCR1A96102: 値フィールドに特殊文字を入力すると、入力した値にマッチしないドリルダウン ウィンドウのすべての行がハイライトされる。
- QCCR1A61346: AutoPass ライブラリが stdout に印刷する。
説明: ライセンスを確認している間、「IPv6 Loopback address Found」というメッセージが CLI 上に複数回表示されます。 メッセージが表示される回数は、ライセンス ファイル内にある IP ロックされたライセンスの数と同じです。 これは、Instant-On 以外のライセンスがインストールされており、ワイルドカード化された IP (*.*.*.*) にロックされていない場合にのみ発生します。
- QCCR1A109729 : エージェントレス データソースがデータを持たない場合、デフォルトのグラフ ウィンドウを表示しない。
説明: データを持たないエージェントレス データソースに接続する場合、デフォルトのグラフ ウィンドウは表示されません。
- QCCR1A103639: そのまま使用できるグラフ名が、日本語と中国語のロケールでは縦に表示される。
このリリース ノート ドキュメントの先頭ページには、次の識別情報が記載されています。
- バージョン番号: ソフトウェアのバージョンを示します。
- 発行日: ドキュメントが更新されるたびに変更されます。
最新の更新を確認し、最新版を使用しているかどうかを確認するには、次の URL にアクセスしてください。 HP Software 製品マニュアル
ドキュメントを取得するには、次の項目を選択します。
- 製品名
- バージョン リスト
- オペレーティング システム
- 希望する言語
- ドキュメントのタイトル
- [開く] または [ダウンロード] をクリックします。
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HP Performance Manager は、以下の HP Software 製品と統合します。
- HP Operations Manager for Windows バージョン:
- 8.16 (最新パッチ)
- 9.00 (最新パッチ)
- HP Operations Agent バージョン:
- HP Performance Agent バージョン 5.00
- HP Reporter バージョン 3.80、4.0
- HP SiteScope バージョン 11.00
この Web サイトには、HP Software が提供する製品、サービス、およびサポートについてのお問い合わせ先や詳細が掲載されています。 詳細は、次の HP サポート Web サイトにアクセスしてください。 http://www.hp.com/go/hpsoftwaresupport
HP Software サポートは、お客様の問題解決に役立つ機能を提供しています。 サポート サイトでは、お客様のビジネスの運用に役立つ対話形式の技術サポート ツールを迅速かつ効率的に利用できます。 サポート サイトでは、次のことが可能です。
- 重要なナレッジ ドキュメントの検索
- サポート依頼の提出および経過の追跡
- オンラインでの改善要求の提出
- ソフトウェア パッチのダウンロード
- サポート契約の管理
- HP サポート連絡先の問い合わせ
- 利用可能なサービスについての情報の参照
- 他のソフトウェア ユーザーとの情報交換の場への参加
- ソフトウェア トレーニングの検索および参加登録
お客様の問題解決に役立つ知識ベースは、http://h20230.www2.hp.com/selfsolve/search ホーム ページで参照できます。
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HP 製品およびサービスの保証は、当該製品およびサービスに付随する明示的な保証文に規定される保証に限定されます。 本ドキュメントの記載内容はいかなる追加保証をも行うものではありません。 HP は、本ドキュメント内の技術上または編集上の誤りや欠如について責任を負わないものとします。
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UNIX® は、オープン・グループの登録商標です。
謝辞
本製品には、OpenSSL ツールキットで使用するために OpenSSL プロジェクトによって開発されたソフトウェアが含まれています (http://www.openssl.org/)。
本製品には、Eric Young (eay@cryptsoft.com) 氏によって作成された暗号化ソフトウェアが含まれています。
本製品には、Tim Hudson (tjh@cryptsoft.com) 氏によって作成されたソフトウェアが含まれています。