HP Application Lifecycle Management 11.52 Readme
ソフトウェア・バージョン: 11.52
発行日:2013 年 5 月
このファイルでは,HP Application Lifecycle Management(ALM)11.52 に関する次の情報を提供します。
ALM の詳細については,ドキュメントを参照してください。ALM のメイン画面から ALM 文書ライブラリにアクセスするには,[ヘルプ]>[文書ライブラリ]を選択します。
注:ALM 拡張機能のドキュメントは,次のサイトから取得できます。https://hpln.hp.com/group/application-lifecycle-management(英語サイト)
ドキュメント
本書のタイトル・ページには,次の識別情報が含まれています。
最新の更新のチェック,またはご使用のドキュメントが最新版かどうかのご確認には,次のサイトをご利用ください。HP Software 製品マニュアル
マニュアルを参照する際は,以下を選択してください。
PDF 形式(*.pdf)のファイルを表示するには,Adobe Reader をインストールしておく必要があります。Adobe Reader のダウンロードについては,Adobe の Web サイトを参照してください。
新機能
ALM 11.52 の新機能の一覧については,『HP Application Lifecycle Management 新機能』を参照してください。これは,http://update.external.hp.com/qualitycenter_jpn/alm115/WhatsNew_Addins_Movies/index.html?StartTabIndex=0(英語サイト)から入手できます。
インストール手順とシステム要件
インストール手順については,『HP Application Lifecycle Management インストールおよびアップグレード・ガイド』および『HP ALM Performance Center インストール・ガイド』を参照してください。このガイドはインストール DVD に収録されています。
本項では,HP Application Lifecycle Management(ALM)をサーバ・マシンにインストールする場合と,ALM をクライアント・マシンにインストールする場合に必要なシステム構成について説明します。また,本項では Performance Center サーバおよびコンポーネントのシステム要件についても説明します。
重要:ここでは,サポートされる環境について ALM 11.52 リリースに該当する内容が記載されていますが,パッチに関する最新情報が提供されている可能性があります。最新のサポート環境については,次の URL から HP ソフトウェア Web サイトを参照してください:http://support.openview.hp.com/sc/support_matrices.jsp
本項の内容
ALM サーバ・システム要件
本項では,ALM で推奨されるソフトウェア設定とサポートされるソフトウェア設定について説明します。
ALM ドキュメントのサーバ要件情報へのリンクが古くなっています。新しい場所は,http://support.openview.hp.com/sc/support_matrices.jsp です。
ALM 11.50 以降,アプリケーション・サーバは ALM のコア機能の一部になります。したがって,ALM はサードパーティ・アプリケーション・サーバによってホストされません。
ALM サーバ・マシンの設定では,次の点に注意してください。
- 64 ビットのサポート:
- IPv6 のサポート:ALM 11.50 は,IPv6 対応システムでの動作が可能です。ただし,ALM 自体は IPv4 環境で開発されています。このため,ALM 11.50 には次のことが当てはまります。
- データ通信は IPv4 トランスポートを使用して実行できます。
- 管理通信は IPv4 トランスポート経由で行われます。
- IPv4 ネットワーク・スタックが存在することが必要です。
注:HP ALM Performance Center を使用する場合は,HP ALM Performance Center システム要件を参照してください。
ALM サーバ・ハードウェア要件
次の表は,サーバ・マシンに ALM をインストールする場合のハードウェア要件を示します。
プロセッサ Windows:クアッド・コア AMD 64 ビットLinux:クアッド・コア AMD 64 ビットまたは同等の x86 互換プロセッサ メモリ(RAM) 最小:8 GB ハードディスクの空き容量 最小:8 GB
ALM サーバの推奨構成
次の表に,オペレーティング・システムごとに推奨される構成を示します。
オペレーティング・システム データベース・サーバ Web サーバ 64 ビット版 Windows Server 2008 R2(SP1) SQL 2008 R2(SP1) IIS 7.5 64 ビット版 Linux Red Hat 6.2
Oracle 11.2.0.3 Apache 2.2
サポートされる ALM サーバ構成
サーバ・マシンに ALM をインストールする場合,次のアプリケーションがサポートされています。これらのアプリケーションの任意の組み合わせを使用できます。パフォーマンスを最大限に引き出し,サポートによる問題解決にかかる時間を短縮するには,上記のALM サーバの推奨構成の項に記載された推奨環境を使用することをお勧めします。
オペレーティング・システム 32 ビット版または 64 ビット版 Windows Server 2008(SP2)64 ビット版 Windows Server 2008 R2(SP1)(推奨)64 ビット版 Sun Solaris 10 SparcLinux Red Hat 6.2(推奨)および 6.364 ビット版 Linux SUSE 11注: データベース・サーバ Oracle 11.2.0.3(推奨)または 10.2.0.5Microsoft SQL 2008 R2 SP1(推奨)または SP2Microsoft SQL 2005(SP4) Web サーバ Apache 2.2(推奨)IIS 7 または 7.5注:ラボ管理の拡張機能を使用する場合,ラボ管理/サーバ側の実行に記載された制限事項を参照してください。
ALM クライアント・システム要件
本項では,ALM をクライアント・マシンにインストールするためのクライアント・システム要件について説明します。
プロセッサ デュアル・コア 1.6 Ghz(以上)または互換プロセッサ メモリ(RAM) 最小:2 GB ハードディスクの空き容量 最小:2 GB オペレーティング・システム DCOM に関する注:
- ALM を HP 製の他のテスト・ツールと統合する場合は,クライアント・マシンの DCOM 権限を変更する必要があります。詳細については,HP ソフトウェアのセルフ・ソルブ技術情報の記事 KM187086 を参照してください。
- 機能テスト・セットの実行には,DCOM は不要です(サーバ側の実行)。機能テスト・セットは,ALM エディションのみで使用できます。
ブラウザ Microsoft Internet Explorer 8 または 9注:ActiveX など,ブラウザのプラグインに制限がある場合,ALM を HP ALM Explorer アドインでロードすることが可能です。アドインのダウンロードとインストールに関する詳細については,『HP Application Lifecycle Management インストールおよびアップグレード・ガイド』を参照してください。 前提条件 注:ALM のテストは,仮想化製品の 1 つのバージョン(通常は最新バージョン)のみで実施されています。製品の製造元が仮想環境と物理環境の完全互換性を保証している場合,他の仮想環境もサポート対象となります。
- 注:11.50 以降,ALM クライアントは,64 ビット版 Windows 環境で認定されています。ただし,クライアントは 32 ビット版 Active X をベースとする 32 ビット・アプリケーションであり,WOW64(Windows 32 bit On Windows 64 bit エミュレータ)で実行されます。64 ビット版 Windows 環境でクライアントを使用するには,Internet Explorer の 32 ビット版インスタンスを使用してください。32 ビット版 Internet Explorer の格納場所(標準設定)は,C:\Program Files (x86)\Internet Explorer です。クライアント・プロセスがエミュレーション・モードで実行されているかどうかを確認するには,[Windows タスク マネージャ]の[プロセス]タブを開きます。32 ビット・プロセスには *32 が表示されます。
- この制限事項の詳細については,http://support.microsoft.com/kb/282423/ja を参照してください。WOW64 の詳細については,http://msdn.microsoft.com/ja-jp/library/aa384249(v=VS.85).aspx を参照してください。
- Quality Center クライアントは 32 ビット・プロセスとして実行されるので,32 ビット版の Visual C++ 2005 SP1 ATL Security Update Redistributable と Microsoft Office が必要です。
リモート・テスト実行用 HP ALM Lab Service システム要件
本項では,リモート・テスト実行用に HP ALM Lab Service をインストールする際のシステム要件について説明します。
HP ALM Performance Center システム要件
本項では,Performance Center 用の ALM と,Performance Center コンポーネントをインストールするためのシステム要件について説明します。
Performance Center サーバの構成
本項では,Performance Center サーバをインストールするためのシステム要件について説明します。
ALM および Performance Center の推奨構成
次の表に,Performance Center サーバ・コンポーネントの推奨構成をまとめます。上記の ALM サーバの推奨構成と合わせて使用してください。詳細については,ALM サーバの推奨構成を参照してください。
Performance Center サーバのオペレーティング・システム 64 ビット版 Windows 2008 R2(SP1) ホスト・オペレーティング・システム 64 ビット版 Windows 2008 R2(SP1)
ホストとスタンドアロン Load Generator の構成(Windows)
この項では,Windows 環境で Performance Center ホストとスタンドアロン Load Generator をインストールするためのシステム要件について説明します。
プロセッサ CPU のタイプ:Intel Core,Pentium,Xeon,AMD,その他互換 CPU速度:1 GHz 以上。2 GHz 以上(推奨)Pentium プロセッサに関する注意事項:Intel ハイパー・スレッディング・テクノロジはサポートされません。ハイパー・スレッディングは BIOS で無効化できます。詳細については,次を参照してください。http://www.intel.com/support/processors/pentium4/sb/CS-017371.htm(英語サイト) メモリ(RAM) 最小:1 GB推奨:4 GB 以上 ハードディスクの空き容量 最小:4 GB 画面解像度 最小:1024×768 オペレーティング・システム ブラウザ Microsoft Internet Explorer 7,8,9,10
スタンドアロン Load Generator の構成(Linux)
この項では,Linux システム上にスタンドアロン Load Generator をインストールする際にサポートされるオペレーティング・システムと CPU のタイプについて説明します。
スタンドアロン VuGen およびスタンドアロン Analysis の構成
本項では,スタンドアロン VuGen とスタンドアロン Analysis をインストールするためのシステム要件について説明します。
MI Listener のシステム要件
次の表に,MI Listener のシステム要件をまとめます。
VMware ESX の構成
ALM は,VMware ESX Server 上にデプロイ可能です。各仮想マシンのシステム構成は,ALM サーバ・システム構成と同じです。
注:ALM のテストは,仮想化製品の最新バージョンのみで実施されます。製品の製造元が仮想環境と物理環境の完全互換性を保証している場合,他の仮想環境もサポート対象となります。
注意事項および制限事項
ALM のインストール
- 試用版:30 日間の ALM 試用版を更新する場合,HP ALM Server 設定ウィザードを 2 回以上実行すると試用ライセンス・ポリシー違反となり,コンプライアンスに違反した状態になります。フル・ライセンス料金が請求される可能性があるため,ご注意ください。
- ライセンス管理:ALM の更新により,固定ライセンスという新しいライセンス・タイプの管理がサポートされるようになりました。ALM 11.50 リリースでは,固定ライセンスで利用可能なエディションは ALM Essentials Edition だけです。HP Quality Center Enterprise Edition はこれまでどおり同時ライセンス・タイプをサポートしますが,固定ライセンス・タイプはサポートしません。
- 11.50 パッチ 1 上への 11.52 のインストール:HP ALM 11.50 Patch 1 がインストールされている場合,HP ALM 11.52 をインストールする前に Patch 1 をアンインストールする必要があります。
- Linux での ALM 11.52 のアンインストール:Linux で ALM を 11.50 から 11.52 にアップグレードした後でアンインストールした場合,アンインストールの最後にエラーが表示されます。このエラーは無視してください。
- Mercury Tours アプリケーション:ALM 11.52 以降は,Mercury Tours アプリケーションには特別なサーバ設定が必要です。Mercury Tours アプリケーションはチュートリアルのみに使用されるので,運用環境にはデプロイしないことをお勧めします。
回避策:Mercury Tours アプリケーションをインストールする方法については,次の技術情報の記事を参照してください:http://support.openview.hp.com/selfsolve/document/KM00411450- ユーザ・アカウント制御(UAC):ALM のインストール中に UAC が有効になっていると,ALM の構成ウィザードが起動せず,ALM サーバが自動的に開始されない可能性があります。
回避策:ALM マシンで UAC を無効にします。- Oracle / Solaris システム:ALM 11.50 Patch 1 のアンインストールが完了したら,<デプロイメント・パス>\wrapper ディレクトリに移動し,wrapper.conf ファイルから "wrapper.java.additional.auto_bits=TRUE" 行を削除してから,サーバを再起動します。
- プロジェクトをサーバに復元またはインポートする場合,サーバの機密データ・パスフレーズが,プロジェクトを最初に作成したサーバのパスフレーズと一致しない場合,エラーが発生します。デーベース層で暗号化されたデータにアクセスすると,「シンプル キー エンティティを取得できませんでした」というメッセージが表示されます。この問題が発生しないようにするには,オリジナル・サーバと同じ機密データ・パスフレーズをインストールしてください。
- Windows システム:システム・トレイの ALM アイコンがリモート・デスクトップ・セッションで表示されません。
- Unix システム:ALM はリンクされたサブフォルダの空きディスク容量を計算しません。
- サーバ・マシンに PDF ビューアがインストールされていない場合,HP ALM サーバ構成ウィザードの[ヘルプ]ボタンが応答しません。
回避策:Adobe Acrobat Reader または互換ソフトウェアをインストールし,PDF ファイルがソフトウェアによって自動的に開かれるように設定されていることを確認します。『HP Application Lifecycle Management インストールおよびアップグレード・ガイド』は,次の場所から直接開くこともできます:<ALM インストール・フォルダ>¥application¥20qcbin.war¥Help¥doc_library¥pdfs¥Install.pdf。- データベース・サーバの構成オプションを設定する際に,ALM は空のサイト管理データベース・スキーマ・パスワードをサポートしません。
- Microsoft SQL データベース:既存のサイト管理スキーマをアップグレードする場合や,SQL Server 認証を使用する SQL Server 上の既存のスキーマのコピーをアップグレードする場合は,TD ユーザがデータベース内に存在し,すべてのユーザ・テーブルの所有者である必要があります。
回避策:次の SQL コマンドを使用してデータベース内のテーブル所有者を更新します:sp_changeobjectowner '<テーブル名>', 'td'- ショートカット:ALM のインストール後,ショートカットがデスクトップ上に作成されません。
回避策:[HP ALM Platform]スタート・メニューのショートカットを使用するか,または<ALM のインストール・ディレクトリ>¥bin フォルダからデスクトップにショートカットを作成します。- Oracle:
- Oracle 11.2.0.3:所有しているスキーマ名の長さが 29 文字を超える場合,テキスト・インデックスを持つテーブルを更新するとエラーが発生します。
回避策:Windows ではオラクル・パッチ 13885389,Linux/Solaris では 13683125 を適用します。- Oracle 11.2.0.1:複雑なビジネス・ビューを適用してビジネス・ビュー・グラフまたはビジネス・ビュー Excel レポートを作成しようとすると,エラーが発生する場合があります。データベース警告ファイルに,ORA-7445(kkqfppdrv1)エラーが記録されます。
回避策:Oracle 11.2.0.2(サーバ・パッチ・セット),11.2.0.1 パッチ 2(Windows プラットフォーム用),または 11.2.0.1 バンドル・パッチ 5(Exadata データベース用)をインストールします。
あるいは,次のコマンドを DBA ユーザとして実行します。
alter system set `_optimizer_distinct_agg_transform' = false scope=both
この問題の詳細については,Oracle Metalink サポート・ノート #973342.1 と,バグ 9002336 の説明を参照してください。ALM クライアントのインストール
- Windows 8 クライアントのサポート:Windows 8 のサポートは,次のシナリオに限定されています。
- クライアント証明書:ALM クライアントをロードしようとすると,初期化が失敗したことを示すエラー・メッセージが表示されることがあります。このエラーは,クライアント・マシンに新しいルート証明書がないことが原因として考えられます。Verisign コード署名の詳細については,次に示す Verisign の記事を参照してください。https://knowledge.verisign.com/support/ssl-certificates-support/index?page=content&id=AR1747&actp=search&viewlocale=en_US(英語サイト)
回避策:2048 ビット・コード署名のルート証明書および中間証明書期間の証明書をインストールします。詳細については,次の Verisign の記事を参照してください。https://knowledge.verisign.com/support/ssl-certificates-support/index?page=content&actp=CROSSLINK&id=SO19140(英語サイト)- FDCC:HP ALM 11.50 は,FDCC 基準に基づいてテストを実施しています。
- クライアント・マシンにインストールされているウイルス対策ソフトウェアが,クライアント ALM ファイルのデプロイメントに干渉する場合があります。デプロイメントの速度が大幅に低下することがあります。
回避策:ウイルス対策ソフトウェアとウイルス定義ファイルを更新します。それでも問題が解決しない場合は,ウイルス対策ソフトウェアを無効にしてから,ALM をインストールします。- 同じワークステーションから,ALM にサーバ名で接続し,サーバにサーバ IP アドレスで接続すると,ALM ファイルがワークステーション上に 2 回デプロイされます。
- Windows XP(SP3)と Internet Explorer 8 の組み合わせ:ALM に接続する際に,Internet Explorer がクラッシュする場合があります。これは,Microsoft Java 仮想マシンがクライアント・マシンにインストールされていることが原因です。このコンポーネントは Internet Explorer 8 との統合に問題があるので,Microsoft はこれを削除することを推奨しています。詳細については,http://www.microsoft.com/about/legal/en/us/interoperability/java/faq.aspx(英語サイト)を参照してください。
回避策:クライアント・マシンから msjava を削除します。あるいは,次のファイルを削除するか名前を変更します:C:¥WINDOWS¥system32¥msjava.dll
msjava を削除するには,Microsoft JVM の削除ツールを使用します。これについては次の説明を参照してください:http://support.microsoft.com/kb/826878- ActiveX コントロールをインストールする特権を持つ管理者でないユーザが,黄色の情報バーをクリックして ALM をインストールした場合,クライアントのインストールが失敗します。
回避策:管理者でないユーザは ActiveX コントロールをインストールする特権を持たないようにします。また,管理者でないユーザは必ず起動ページのリンクを使用して ALM Platform ローダをダウンロードするようにします。- サーバ・マシンとクライアント・マシンの間に基本認証を使用するフォワード・プロキシがある場合,次の前提条件が満たされる必要があります。ALM サーバへの初回接続前に,Webgate Customization Tool を使用してすべての ALM クライアントにプロキシ資格情報を設定する必要があります。このツールを実行するには,ALM クライアント・マシンで次のパスに移動し,適切なリンクをクリックします。
http://<ALM サーバ名>:[<ポート番号>]/qcbin/Apps/
WebGate Customization で,[Proxy Credentials]領域にある[Use these credentials]チェックボックスを選択し,[Proxy Username]ボックスと[Proxy Password]ボックスに値を入力します。[Save]をクリックし,[Close]をクリックします。
このツールの詳細なドキュメントについては,上記の場所から利用できるドキュメントを参照してください。
プロジェクト・アップグレード
- プロジェクト・リポジトリの移行:
- リポジトリの移行の実行中には,プロジェクトのエクスポートや,既存のプロジェクトからデータをコピーすることによる新規プロジェクトの作成はできません。
- リポジトリの移行の実行中に,ALM 11.50 サーバでプロジェクトを非アクティブにし,別の ALM 11.50 サーバでプロジェクトを復元すると,プロジェクトは両方のサーバの間で同期されず,破損する場合があります。
回避策:プロジェクトを非アクティブにする代わりに,1 つ目の ALM 11.50 サーバからプロジェクトを除去します。
注:ALM 11.50 サーバと以前の Quality Center サーバとの間には何も制限はありません。- リポジトリの移行の実行中には,リポジトリ内のファイル(添付ファイル,スクリプト,レポートなど)の編集に次の制限が生じる可能性があります。編集されたファイルが古いリポジトリに残り,レポジトリ移行レポートにレコードが存在しない可能性があります。
回避策:リポジトリの移行が完了した後で,リポジトリから手動でファイルを削除します。- 多数のデバッグ・メッセージのために,リポジトリの移行に時間がかかる場合があります。
回避策:ログ・レベルを[警告]に設定します。- リポジトリの移行の実行中は,データベースまたはファイル・システムのバックアップを実行できません。
回避策:リポジトリの移行が完了する前にどうしてもデータベースまたはファイル・システムをバックアップする必要がある場合は,リポジトリの移行を中断し,プロジェクトを非アクティブにします。詳細については,『HP Application Lifecycle Management 管理者ガイド』を参照してください。- 拡張機能を有効にした状態でプロジェクトをアップグレードするには,新しいバージョンでも同じ拡張機能を有効にする必要があります。プロジェクトをアップグレードする前に,新バージョンでも同じ拡張機能が利用可能であることを確認してください。詳細については,システム管理者にお問い合わせください。
- [カスタマイズ]の仮想フィールドで[履歴]フラグを有効にすると,アップグレードが失敗します。
回避策:アップグレード前に,[カスタマイズ]のすべての仮想フィールドで[履歴]フラグが無効になっていることを確認してください。 .- ストアド・プロシージャ:プロジェクトをアップグレードする場合,プロジェクトのアップグレード・プロセスに必要な権限を持たないユーザが作成したストアド・プロシージャがプロジェクトに含まれていると,ALM のアップグレードは失敗します。
回避策:アップグレード前にストアド・プロシージャを保存して削除し,アップグレードが完了した後に戻します。または,ストアド・プロシージャの DB ユーザを,アップグレードに必要な権限を持つユーザに変更します。- ALM リポジトリが,リポジトリ・パスのベースとして,マップされたドライブ(非 UNC パス)を使用している場合,プロジェクトはアップグレードできません。
回避策:「サイト管理」の[サイト設定]タブで,リポジトリ・パスのベースを絶対パスから UNC パスに変更します。- プロジェクトのアップグレードの優先度:プロジェクトをアップグレードする際に,ALM は[プロジェクトの優先度]ダイアログ・ボックスに定義された優先度の値を使用しません。
- データベース・スキーマ:
- Oracle のプロジェクト・スキーマで,ALM プロジェクトの定義済みフィールドと同じ名前でテーブルやビューがユーザ定義されている場合,矛盾した動作の原因になります。
回避策:ユーザ定義のテーブルとビューのフィールド名を,一意の名前に変更します。- LN_LINK_TYPE フィールドのサイズを変更すると,プロジェクトのアップグレードが失敗します。
- ALM 11.50 では,Date タイプのフィールドは DateTime タイプに変換されます。このフィールドのいずれかの値が「0」の場合,ALM 11.50 クライアントがクラッシュする可能性があります。
回避策:値が「0」の DateTime フィールドを含む行をすべて検索し,現在の日付と時刻に置き換えます。- プロジェクト検証は,プロジェクトがサイト管理の PROJECTS テーブルのみに基づくバージョン管理を使用しているかどうかを確認しますが,VER_CTRL テーブルが空であることは検証しません。
- プロジェクトをアップグレードすると,ALM は[タイプ]フィールドの異なる値ごとに新しい要件タイプを作成し,元のプロジェクトの要件に割り当てます。そのような値が数多く存在する場合は,アップグレード後のプロジェクトに大量の要件タイプが作成されます。
回避策:プロジェクトをアップグレードする前に,要件タイプに変換したくない値の[タイプ]フィールドをクリアします。- Microsoft SQL データベース:
- Oracle:Oracle データベースの ALM プロジェクトをアップグレードする場合,大きなトランザクションを実行したときに Oracle ロールバック・セグメント(RBS)のサイズが増大することがあります。大きなプロジェクト(データベース・サイズが 2 GB より大きいもの)をアップグレードする場合は,少なくとも 3 GB の空きがあるように,アップグレードの実行中は RBS のサイズを増やすことをお勧めします。アップグレード後,RBS のサイズをアップグレード前のサイズに戻せます。
- ALM のセッション再接続機能を利用するには,カスタマイズ変更を保存する際に[メジャー変更]オプションの使用をできるだけ避けるようにします。プロジェクトを ALM 11.50 にアップグレードした後で,プロジェクト管理者は,カスタム・ユーザ・グループの[メジャー変更の許可]権限を確認し,この権限を持つユーザをできるだけ少なくするように調整します。
ドキュメント
- 拡張機能のドキュメント:ALM 拡張機能のドキュメントは,次のサイトから取得できます。https://hpln.hp.com/group/application-lifecycle-management(英語サイト)
- Internet Explorer 8 でオンライン・ヘルプを表示すると,番号付きリストや英字付きリストが正しく表示されない場合があります。
- 今後のパッチで,『HP Application Lifecycle Management チュートリアル』と『HP ALM Performance Center クイック・スタート』が提供される予定です。
- ALM メイン・ウィンドウで[ヘルプ]>[製品の機能紹介ムービー]を選択すると,HP Application Lifecycle Management の主な機能のビデオ・デモンストレーションを視聴できます。
- HP ALM 文書ライブラリの新規ドキュメントと廃止されたドキュメントの詳細については,『HP Application Lifecycle Management 新機能』を参照してください。
サイト管理
- テンプレート:既存のテンプレートやプロジェクトをコピーしてテンプレートを作成したり,既存のテンプレートをインポートする場合,間違ってバージョン管理の有効化オプションが表示されます。ALM でテンプレートを作成する際には,ソースのテンプレートまたはプロジェクトに基づいて,バージョン管理が有効または無効になります。
- プロジェクトのインポート:プロジェクト・ファイルを ALM にインポートする場合,2 GB を超えるサイズのファイルはインポートできません。
- プロジェクトの作成時,プロジェクト名またはドメイン名には°,µ,§の各記号は使用できません。
- プロジェクトのコピー:
- アプリケーション・モデル,Enterprise Integration,STM 拡張のいずれかが有効になっていると,プロジェクトはコピーできません。
- プロジェクトをコピーするとき,DATACONST テーブルの非標準設定値はコピーされません。REPLACE_TITLE パラメータなどが該当します。
回避策:プロジェクトのコピー後,コピー先プロジェクトの DATACONST テーブルに手動で値を挿入します。- プロジェクトをコピーする場合,プロジェクトのサイズが大きすぎると,実行タイムアウト・エラーが発生することがあります。
- ALM ラボの拡張機能が有効になっているプロジェクトをコピーする場合,有効なプロジェクトに対して検証を実行しても,インデックスが欠落しているという理由で検証が失敗します。この問題は,プロジェクトで修復を行うことによって解決できます。
- 管理,テスト・リソース,ダッシュボードのモジュールに REPLACE_TITLE パラメータを適用する場合,ALM サイドバーのモジュール名のみ置き換えられます。
- プロジェクトを復元する場合,プロジェクト・リポジトリにある dbid.xml ファイルを選択してください。これにより,プロジェクトは元の ID を保持します。プロジェクトが元の ID を持っていない場合,次のクロス・プロジェクト機能が正しく動作しない可能性があります。クロス・プロジェクト・カスタマイズ,ライブラリのインポートと同期化,クロス・プロジェクト・グラフ。
プロジェクトのカスタマイズ
- ユーザ定義フィールド:Quality Center 9.2 以前で作成したプロジェクトにユーザ定義のカスタム・フィールドを追加しようとすると,メモリ保護またはエラー破損のエラーが発生することがあります。
回避策:プロジェクト・スキーマで次のクエリを実行します。
SQL Server:
UPDATE td.SYSTEM_FIELD
SET SF_ROOT_ID=NULL
WHERE SF_ROOT_ID = 0 AND
SF_COLUMN_NAME <> 'CF_FATHER_ID' AND
SF_COLUMN_NAME <> 'CY_FOLDER_ID'
Oracle:
UPDATE <SCHEMA_NAME>.SYSTEM_FIELD
SET SF_ROOT_ID=NULL
WHERE SF_ROOT_ID = 0 AND
SF_COLUMN_NAME <> 'CF_FATHER_ID' AND
SF_COLUMN_NAME <> 'CY_FOLDER_ID'- データ非表示フィルタ:プロジェクトからユーザ定義フィールドを削除した後で,フィールドがデータ非表示フィルタからクリアされません。
- 権限:アップグレードしたプロジェクトでは,[Create]権限が割り当てられているユーザ・グループに[Update]権限がない場合,次の制限が生じます。新しいエンティティを作成しようとすると,すべてのエンティティ・フィールドが読み取り専用になります。このため,ユーザはエンティティを作成できません。
回避策:[Create]権限が割り当てられているエンティティには,[Update]権限も割り当てます。- Windows XP:[プロジェクトのカスタマイズ]を開く際に,「Service of type Mercury...」というエラーが発生する場合があります。
回避策:エラー・ボックスを閉じてからやり直してください。- プロジェクトの計画と追跡:[一般]タブで,KPI タイプの作成,更新,削除の際に,次の制限が生じます。
- アップグレードしたプロジェクトで作業する場合,前のバージョンで作成された既存のグループに属するユーザだけが,KPI タイプの作成,更新,削除を実行できます。ほかにこの操作を実行できるのは,TDAdmin グループとプロジェクト・マネージャ・グループに属するユーザです。
- 前のバージョンで作成されたグループに基づいて ALM 11.50 で作成されたユーザ定義グループに属するユーザは,KPI タイプの作成,更新,削除を実行できます。ほかにこの操作を実行できるのは,TDAdmin グループとプロジェクト・マネージャ・グループに属するユーザです。
上記のグループに属しないユーザは,KPI タイプの作成,更新,削除を実行できません。
クロス・プロジェクト・カスタマイズ
一般的な内容
- 標準設定値:標準設定値の保存と使用は,エンティティではなくモジュールに基づいて行われます。テスト計画モジュールで不具合を開くと,不具合モジュールではなく,テスト計画モジュールの標準設定値が使用されます。ただし,要件モジュールには標準設定値がないので,要件モジュールで不具合を開いた場合,不具合に標準設定値は設定されません。
- ロケールが異なる複数のマシンで同じユーザ名を使用して ALM にログインした場合,ログイン時,モジュール間の移動時,[プロジェクトのカスタマイズ]への移動時にエラーが発生することがあります。
- ALM 機能に関して最高のシステム・パフォーマンスを実現する方法の詳細については,今後の ALM パッチで提供される『HP Application Lifecycle Management v11.50 Benchmark』ドキュメント(英語版)を参照してください。
- Microsoft Windows 2008 R2 SP:[名前を付けて保存]ダイアログ・ボックスを使用する際に,ファイルが選択されていると,入力したファイル名が無視されます。ファイルは選択したファイル名で保存されます。
- Microsoft Internet Explorer のプロキシ認証が有効にされている場合,ALM にファイルをアップロードできません。
- プロジェクト間でエンティティをコピーして貼り付けた場合,ビューを更新するまでコピーした関連エンティティが表示されません。
- [テキスト検索]機能または[詳細フィルタ]を使用していて,システムに高い負荷がかかっている場合は,パフォーマンスに影響が出ることがあります。この場合,環境,特にデータベース・サーバのチューニングおよび最適化を反復して実行する必要があります。必要に応じて,これらの問題に対処するためのパッチが将来提供される場合があります。
- 別のテストの実行が完了した後にのみ,2 つの手動テストが実行されるような実行条件を実行フローで作成した場合,次の制限が発生します。Automatic Runner でテスト・セットを実行すると,2 つの手動テストのうちの 1 つのみが実行されます。もう一方のテストのステータスは「Running」と表示されますが,このテストは実行されません。
- ALM で新しいセッションを開くと,ALM を最初に実行したときに ALM クライアントをインストールしたにもかかわらず,ALM クライアントをインストールするように求められる場合があります。
回避策:Internet Explorer で,[アドオンの管理]ダイアログ・ボックスを開きます([ツール]>[アドオンの管理])。[表示]ボックスで,[ダウンロード済みコントロール]を選択します。[Loader Class]と[ALM Platform Loader]の 2 つのコントロールを削除します。Internet Explorer 8 では,コントロールを右クリックし,[詳細情報]を選択して,[削除]をクリックします。- 特定のフォルダ内のデータを特定のユーザ・グループから非表示にするためにデータ非表示フィルタを使用し,その後そのフォルダを削除すると,そのグループに属するユーザが ALM にログインできなくなります。
回避策:プロジェクト管理者が,[プロジェクトのカスタマイズ]でデータ非表示フィルタを変更する必要があります。- Windows XP SP3: Windows XP SP3 クライアント・マシン上でリモートにシステム・テストを実行中,エラー・メッセージが表示されます。詳細については,HP ソフトウェアのセルフ・ソルブ技術情報の記事 KM187086 を参照してください。
- Unicode のサポート:次の ALM 機能は Unicode サポートに含まれていません:
- ワークフロー・スクリプト・エディタ:プロジェクト・カスタマイズから利用可能
- 自動ランナー:テスト・ラボ・モジュールから利用可能
- システム情報:[添付ファイル]ビューで,[システム情報]ボタンをクリックすることにより利用可能
- 画面キャプチャ/スナップショット:[添付ファイル]ビューで,[スナップショット]ボタンをクリックすることにより利用可能
- 要件からテストへの変換ウィザード:要件モジュールで,[テストへ変換]コマンドを実行することにより利用可能
- テストの作成:要件モジュールで,[テストの生成]コマンドを実行することにより利用可能
- VAPI-XP スクリプト・エディタ:テスト・ラボ・モジュールの[スクリプト]ビューに組み込まれているコントロール
- ドキュメント・ジェネレータ:メイン ALM メニューから利用可能
- Excel レポート:ダッシュボード・モジュールから Excel レポートを表示することにより利用可能
- サイト管理
- 4 GB より大きいファイルは,ALM にアップロードできません。たとえば,添付ファイル,テスト結果,テスト・リソースなどです。
- ショートカット・キー。モジュール・メニューのオプションをフォーカスするには,ALT または F10 を使用します。
バージョン管理
- フィルタ:[バージョンのチェックアウト実行者]フィールドと[バージョンの所有者]フィールドを使用してエンティティをフィルタしても,チェックインしたエンティティがフィルタに含まれます。
回避策:チェックインしたエンティティを除外するには,[バージョンのステータス]フィールドを使用します。- Service Test 管理:Service Test 管理の拡張機能では,バージョン管理はサポートされません。
- プロジェクトでバージョン管理を行う場合,MoveTo イベントでコピーしたエンティティの Fields 値は更新できません。
- 既存のプロジェクトでバージョン管理を行う場合,最初のバージョン管理アクション(チェックアウト,チェックイン,履歴表示など)が発生すると,最初のチェックイン時刻が設定されます。
- 次のテスト・タイプを使用する場合,バージョン・コントロールはサポートされません。仮想ユーザ・スクリプトおよび LoadRunner シナリオ。
- バージョン・コントロールが有効なプロジェクトでは,チェックアウトしたエンティティのコピーおよび貼り付けはできません。また,チェックアウトした関連するエンティティのあるエンティティのコピーおよび貼り付けもできません。
回避策:コピーおよび貼り付けの前に,エンティティをチェックインするか,チェックアウトを取り消します。リリース・モジュール
リリースモジュール - プロジェクトの計画と追跡
- プロジェクトを 11.50 にアップグレードすると,事前定義の KPI タイプである[実行済みテスト インスタンス]には「テスト担当者別未実行テスト インスタンス」という名前の KPI 分析グラフが存在します。この KPI 分析グラフの名前を,「テスト担当者別未実行テスト インスタンス」に変更してください。この修正は ALM 11.50 では実装済みですが,アップグレードしたプロジェクトについては手動で行う必要があります。
- [スコアカード]タブで,スコアカード内のセルの数が 600 を超えることはできません。各マイルストーンに対して定義するスコープ・アイテムと KPI の数をユーザが考慮する必要があります。
ライブラリ・モジュール
- ライブラリをインポートしたあとで,元のフィルタにエンティティ ID が含まれていた場合,インポートしたライブラリのルートがコンテンツ・ビューでマークされません。
- バージョン管理の有効なプロジェクトと無効なプロジェクトの間でライブラリを共有することはサポートされていません。
- ベースラインを作成する場合,添付ファイルまたはスクリプトがファイル・システムに存在しないと,ALM のログ・ファイルに警告が書き込まれます。ベースライン自体は作成されます。
- インポートされたライブラリのベースラインがあるソース・ライブラリの同期後,ライブラリが最初にインポートされたベースラインを[インポート実行元]タブで確認することはできません。また,ソース・ライブラリのベースラインがあるインポート済みライブラリの同期後,インポートされたライブラリが同期されたベースラインを[インポート元]タブで確認することもできません。
- [比較の設定]ダイアログ・ボックスの[要件]タブ,または[テスト]タブの[カバレッジ]チェックボックスを選択すると,ALM はカバレッジを考慮します。カバレッジを無視するには,[要件]タブおよび[テスト]タブの[カバレッジ]チェックボックスをクリアしなければなりません。したがって,たとえば要件のみが含まれるライブラリの[カバレッジ]チェックボックスを選択またはクリアした場合,この設定は保存され,テストのみを含むライブラリを比較する場合にも適用されます。
- バージョン管理が有効なプロジェクトで,別のユーザがチェックアウトしたエンティティが存在する場合にライブラリを同期すると,チェックアウトされたエンティティが同期されません。同期後にライブラリを比較すると,別のユーザがチェックアウトしたために同期されなかったエンティティは,実際には違っているにもかかわらず,[ライブラリ比較ツール]ダイアログ・ボックスで[変更済み]と表示されません。
要件モジュール
リスク・ベース品質管理
ビジネス・モデル・モジュール
- 代表要件を削除せずにビジネス・モデル・ツリーからモデルを削除し,その後,新しいモデルを再インポートすると,新しい代表要件が _1 というサフィックス付きで作成されます。
- モデル・アクティビティの色とフォントが ALM にインポートされません。アクティビティはデフォルトの色とフォントで表示されます。
- モデル・パスにループが含まれる場合,ループは無視され,アクティビティはパス内で 1 回だけリストされます。ループで始まるかループで終わるパスは考慮されません。
- 再インポートされたモデルが大幅に変化した場合,パスが自動的に解決されない場合があります。
回避策:未解決のパスはアイコンで示されます。該当するパスを手動で解決します。テスト計画モジュール
テスト・リソース・モジュール
テスト・ラボ・モジュール
ラボ管理/サーバ側の実行
- Jenkins 統合:オープン・ソースの Jenkins プラグインが開発されており,サーバ側の実行(機能テスト・セットまたはビルド検証スイート)を Jenkins ビルド・ステップとして開始できます。結果は Jenkins と ALM テスト実行モジュールで報告されます。
このオープン・ソース・プラグインのサポートは,Jenkins コミュニティによって提供されています。ダウンロードとドキュメントについては,
https://wiki.jenkins-ci.org/display/JENKINS/HP+Application+Automation+Tools(英語サイト)を参照してください。- カスタム・ユーザ・グループ:ユーザがカスタム・グループに属しており,ラボ拡張を有効にした場合,エラーのため,ユーザはサーバ側テストを実行できません。
回避策:ユーザをビューア・グループに追加します。- タイムスロット:事前定義された時刻形式をカスタマイズしてクライアントのシステム時刻に使用すると,タイムスロットは正常に動作しません。
- Web サーバ:ラボ管理の拡張機能を使用する場合,ALM アプリケーション・サーバに直接接続する必要があります。Web サーバ構成では,ラボ管理は使用できません。
- ラボのエンティティのカスタマイズ:ラボ・プロジェクトでエンティティをカスタマイズした後で,ALM に再ログインするとエラーが発生することがあります。
回避策:プロジェクトにログインする前に,クライアント・マシン上の TD_80 フォルダを削除します。- 機能テスト・セット:
- アクティブ状態の過去の実行を持つテスト・インスタンスを含む機能テスト・セットを削除しようとすると,エラーが発生し,テスト・セットは削除されません。
- 特定のホスト要件を持つテスト・インスタンスを 1 つ以上使用してテスト・セットを作成し,このホストの用途に,テスト・セット内にある残りのテスト・インスタンスで必要な用途が含まれている場合,テスト・セットで要求されるホストはこのホストのみに限定されます。この場合,このホストでエラーが発生しても別のホストに切り替わることはないので,テスト・セットは実行不能になります。
回避策:[要求されたホスト]タブで自動適合ホストを追加します。これにより,残りのテスト・インスタンスの用途が設定されます。- 機能テスト・セットの設定で,テストの失敗時に停止するようにしても,テスト・セットは停止しません。
- 手動コンポーネントを使用するテストが機能テスト・セットに含まれている場合,この機能テスト・セットを実行するとエラーが発生します。エラーの詳細については,イベント・ログを参照してください。
- 状態が[ブロック済み]のテストが機能テスト・セットに含まれている場合,この機能テスト・セットを実行すると,テスト・セットの状態は[実行中]のままになりますが,テスト・インスタンスの残りの部分は実行されなくなります。
回避策:状態が[ブロック済み]のテストを含むテスト・セットは実行しないでください。- ユーザ定義のテスト・ステータスを持つ機能テストはサポートされません。テスト・セットは中断されます。
- 実行レポート:
- Internet Explorer 8 で実行する場合,実行レポートのロードに時間がかかりすぎると,スクリプトの実行を停止するかどうかを尋ねるメッセージが表示されることがあります。
回避策:メッセージを閉じてレポートを続行するか,http://support.microsoft.com/kb/175500 に記されている Microsoft が提案する回避策を適用します。- プロジェクトにラテン文字以外の文字が含まれている場合,実行レポートは開きません。
回避策:プロジェクト名を変更します。- 実行レポートでは,125% の倍率や,「中」以外のフォント・サイズはサポートされません。
回避策:Internet Explorer で[表示]>[拡大]メニューを選択し,倍率を 100% にリセットします。[表示]>[文字のサイズ]メニューを選択し,フォント・サイズを「中」に変更します。テキスト検索
- テキスト検索機能を使用して,HTML タグにも使用される文字列(body や html など)を検索すると,検索可能なフィールド内にテキストとしてその検索文字列が含まれるレコードに加えて,そのタグを使用する書式付きテキストが含まれるすべてのレコードが返されます。
- Oracle:Oracle データベースに対して ALM のテキスト検索機能を使用する場合,Oracle には,サポートされている言語ごとに,ストップワードのリストが含まれる標準のストップリストがある点に注意してください。検索の実行対象言語のストップリストにある単語は検索されません。詳細については,「Oracle Text Supply Stoplist」を参照してください(http://docs.oracle.com/cd/B19306_01/text.102/b14218/astopsup.htm#CEGBGCDF)(英語サイト)。
- Oracle:Oracle データベースに対して ALM のテキスト検索機能を使用する場合,Oracle 内で検索演算子として機能する特別な文字がある点に注意してください。その文字を検索表現に使用すると,期待される結果が得られないことがあります。たとえば,演算子 * または % を含む「a* a」または「a%a」という表現を検索すると,エラー・メッセージが表示されることがあります。
不具合モジュール
ダッシュボード・モジュール
- プロジェクト・レポート:添付ファイルの名前に I18N 文字が含まれる場合,このファイルへのハイパーリンクが正しく表示されません。ハイパーリンクをクリックすると,エラーが発生します。
- デザイン・ステップ・テーブル・テンプレートを使用して生成されたプロジェクト・レポートにフォーマット・エラーがあります。デザイン・ステップ・テーブルのステップ名のフォントが,2 語目以降変化します。このエラーは,ALM 11.51 以降で作成されたプロジェクトでは修正されていますが,それより前のバージョンの ALM で作成されたプロジェクトでは引き続き発生します。
回避策:[プロジェクトのカスタマイズ]で[プロジェクト レポート テンプレート]モジュールに移動します。[Design Steps Folder] > [デザイン ステップ テーブル テンプレート]を選択します。[テンプレートのダウンロード]ボタンをクリックして,ファイル・システムに保存します。ファイルを選択して開きます。<<Step Name>> を含むテキストのフィールドを強調表示し,フォント・サイズを 9 に変更します。ドキュメントを保存します。ALM に戻り,[テンプレートのアップロード]ボタンをクリックして,保存したテンプレートをファイル・システムから選択します。- グラフ:ダッシュボード・モジュールで進行状況グラフを生成した場合,このグラフには以前のバージョンの ALM とは異なる情報が表示されることがあります。これは,グループ分けの基準となるフィールドについて[プロジェクトのカスタマイズ]で[履歴]オプションが有効になっていないか,あるいは,グラフの表示対象期間のどこかで[履歴]オプションが有効になっていなかった場合に発生する可能性があります。
- 要件:[テスト]レポート・セクションの子として[要件カバレッジ]レポート・セクションを作成する場合,[要件カバレッジ]のフィルタに[テスト]フィールドを含めると,これらのフィールドはカバレッジをフィルタ処理する際に無視されます。
- 要件:[テスト]レポート・セクションの子として[要件カバレッジ]レポート・セクションを作成する場合,レポート・テンプレートに[テスト]フィールドを含めると,これらのフィールドは作成されたレポートで空になります。
- Excel レポート:データ非表示フィルタを持つグループに所属するユーザは,Excel レポートから制限されたデータにアクセス可能です。
回避策:[サイト管理]で SQL_QUERY_VALIDATION_BLACK_LIST の設定パラメータ(演算子,テーブル名など)に値を追加します。- Excel レポート:クエリ・ビルダの[エンティティ]表示枠に VC_TEST バージョン管理テーブルがリストされません。
回避策:SQL クエリにテーブル名を手動で入力します。ドキュメント・ジェネレータ
統合
- QuickTest Professional:
- Windows ユーザがドメイン・メンバーでない場合,QuickTest Professional は NTLM(NT Lan Manager)経由では ALM に接続できません。
- QuickTest Professional 10.00 と ALM 11.50 を統合するには,HP Quality Center Client Side Connectivity アドインをインストールする必要があります。
- QuickTest テストを保存し直すと,壊れた関係は削除され,ALM の[依存関係]タブには表示されなくなります。QuickTest テストに壊れた依存関係がある場合(依存するアセットが削除された場合など),これは ALM では期待どおりに壊れた関係として表示されます。後で QuickTest テストに別の依存関係を追加した場合,新しい依存関係は ALM に表示されます。[依存関係]タブには,壊れた依存関係は依存関係として表示されませんが,アクションは存在しないアセットをまだ参照しているため,テストを実行すると失敗します。QuickTest では,存在しないアセットは引き続き期待どおりに存在しないアセットとして表示されます。
- Windows 7 ワークステーションで DEP(データ実行防止)が AlwaysOn 設定で有効になっている場合,テスト・スクリプトが表示されません。
回避策:DEP を無効にします。- キーワード方式コンポーネントでは,Microsoft Windows 7 ユーザは ALM の [自動化]サブタブを開けません。ユーザが[自動化]サブタブをクリックすると,エラー・メッセージが表示されます。
回避策:この問題は,Vista のデータ実行防止(DEP)フラグが原因で起こります。このフラグを[AlwaysOff]に設定すると,問題は解決されます。コマンド・プロンプトを管理者として実行し,次のコマンドを実行します:bcdedit.exe /set {current} nx AlwaysOff'- アップグレードしたプロジェクトでリポジトリ移行後にコンポーネントを開くと,開くまでに非常に時間がかかる場合があります。
- テストやコンポーネントに関連付けられた環境変数ファイルが ALM に保存されていて,それを ALM の[添付]タブで変更した場合は,テストを再度開くまで変更内容が適用されません。
- SSL 接続を使用して QuickTest Professional から ALM に接続し,[セキュリティの警告]ダイアログ・ボックスで[いいえ]をクリックすると,[HP ALM への接続]ダイアログ・ボックスが応答しなくなります。
- SSL 接続を使用して ALM から QuickTest Professional スクリプトを起動すると,[セキュリティの警告]ダイアログ・ボックスが開きます。[セキュリティの警告]ダイアログ・ボックスで[はい]をクリックすると,QuickTest Professional が応答しなくなる場合があります。
- ALM から QuickTest Professional スクリプトを起動する場合,そのスクリプトを実行するユーザにはシステム・キャッシュ・フォルダの読み取り権限と書き込み権限が必要です。
- Microsoft Windows 7 のユーザは,ALM の[自動化]サブタブのキーワード・ビュー形式を開けません。ユーザが[自動化]サブタブをクリックすると,エラー・メッセージが表示されます。
- Service Test:Service Test テストを ALM から実行する場合,テスト・パラメータの標準設定値は使用されません。その結果,実行中エラーが発生します。
- Unicode:ALM と他の製品の統合は Unicode に対応していません。そのため,次の点に注意してください。
- 不具合を追加する権限を持つユーザは,不具合を変更する権限がなくても,テスト・ツールの[テスト結果]ウィンドウから起動される[不具合の追加]ダイアログ・ボックスの[類似した不具合の検索]オプションを使用して,不具合を変更できます。
- テスト・ツールの[テスト結果]ウィンドウから表示される[不具合の追加]ダイアログ・ボックスで,リスト・フィールドに無効なデータを入力することができます。
オープン・テスト・アーキテクチャ/API およびワークフロー
- REST:ALM 11.50 の REST API では,ALM データで日常的なタスクを実行するリソースを利用できるようになりました。現時点で,REST API は技術的な評価段階ですが,今後の 11.5x サービス・パックではステータスが変更され,運用環境品質のコードとして提供される予定です。
- ユーザ定義のアクションの属性をワークフローから変更できません。たとえば,
Actions.Action("UserDefinedActions.action_name").Enabled = false
を指定しても,アクションは無効になりません。さらに,ワークフロー・スクリプトでユーザ定義アクションを "UserDefinedActions." プレフィックスを指定せずに使用すると,エラーが発生します。- 作成したエンティティのワークフロー・スクリプトを変更した場合,変更内容はコピーしたエンティティに適用されません。(11.50 - 不具合 193826)
- オープン・テスト・アーキテクチャ(OTA)を使用する場合,リストの通番が 1 から始まることに注意してください。たとえば,mylist.Item(1) は myList リストの最初の項目を参照します。以前のバージョンの ALM で,通番が 0(ゼロ)から始まる OTA リストを使用していた場合は,1 から始まるようにリストを手動で更新する必要があります。
- お気に入り:OTA 接続の共通設定または固有設定,あるいはCOMMON_SETTINGSテーブルから,お気に入りフィルタを読み取ることができません。お気に入りエンティティに対する新しい API を使用してください。
- ユーザの作成:LDAP が有効な場合,API でユーザを追加できません。
- 不具合:不具合コメントを読み取り専用に設定しても,[コメントを追加]ボタンが無効になりません。
- 不具合:グリッド・フィルタの表示/非表示のビュー設定を変更する際に,_dxact_GridFilters1_WebDefectFrm アクションでなく act_HideColumnFiltering アクションが起動されます。
- 添付ファイル:[新規不具合]ダイアログボックスで添付ファイルを削除する場合,間違ったアクションが起動されます。
- 要件ツリーまたは[要件カバレッジ]タブを閉じるためのワークフロー・アクションがありません。
- FieldCanChange ワークフロー・イベントの NewValue パラメータは,[ターゲット サイクル]または[ターゲット リリース]フィールドの値が変更されると値を返しません。
回避策:次のスクリプトを実行します。Function <entity>_FieldCanChange(FieldName,NewValue)
For i = 1 To NewValue.Count
MsgBox NewValue.Item(i).Name
Next
End Function
New Value は ISysTreeNode オブジェクトのリストです。
- バージョン管理が有効になっているプロジェクトでは,データを変更する既存のオープン・テスト・アーキテクチャ・アプリケーションでエラーが発生します。コード内で項目を変更する前に項目をチェックアウトし,ポスト後にチェックインするように,コードを変更する必要があります。
- ワークフロー・スクリプトとオープン・テスト・アーキテクチャ・アプリケーションは,ログイン・ユーザの権限で実行されます。スクリプトを作成したユーザの権限ではありません。コマンド・オブジェクトのような保護されたオブジェクトを使用するスクリプトおよびアプリケーションは,プロジェクトのセキュリティ設定およびユーザが所属するグループによっては失敗する場合があります。
ワークフローの後方互換性
次に示す問題は,変更されたワークフロー・イベント,アクション,オブジェクトに関するものです。必要な場合,既存のスクリプトに後方互換性を持たせるように変更する方法が記載されています。
- アクションの命名規則が context.action に変更されました。ALM の旧バージョンで用いられていた命名規則は,下位互換性を維持する目的で,アップグレードしたプロジェクトでも引き続きサポートされます。
- [プロジェクトのカスタマイズ]で,ワークフロー・スクリプト・エディタのスクリプト・ツリーに次のワークフロー・イベントが表示されません。これらのワークフロー・イベントは,後方互換性のためにサポートされており,アップグレードしたプロジェクトでのみサポートされます。
GetNewReqPageName
GetReqDetailsPageName
GetNewBugPageName
MoveToFolder
MoveToSubject
MoveToComponentFolder(ComponentFolder_MoveTo という名前に変更)
GetDetailsPageName は,不具合エンティティだけでなくすべてのエンティティでサポートされるようになり,GetNewReqPageName,GetReqDetailsPageName,GetNewBugPageName を置き換えます。- CanDelete イベントが,テスト,テスト・フォルダ,テスト・セット,テスト・セット・フォルダ,ビジネス・コンポーネント,ビジネス・コンポーネント・フォルダに追加されました。Quality Center 10.00 の構文は,下位互換性のために,アップグレードしたプロジェクトでも引き続きサポートされます。
- DeleteInTreeAct アクションは ActionCanExecute イベントに対してサポートされなくなりました。
回避策:新しいアクション名を使用するようにスクリプトを変更します。- GetDetailsPageName,GetNewBugPageName,GetReqDetailsPageName,GetNewBugPageName イベントのページ(タブ)番号は,[新規不具合]ダイアログ・ボックス中の他の表示ページに対するページの相対位置と無関係に,絶対ページ番号を表すようになりました。
回避策:相対ページ番号ではなく絶対ページ番号を使用するようにスクリプトを変更します。- ワークフロー・スクリプトで Fields オブジェクトを使用する場合,スクリプトが非アクティブなフィールドまたは存在しないフィールドにアクセスしようとすると,ALM では例外が発生します。Quality Center 10.00 では,ダミーのフィールド・オブジェクトが作成されていました。
回避策:非アクティブなフィールドまたは存在しないフィールドにアクセスしないようにスクリプトを変更します。予防措置として,スクリプトに On Error Resume Next を追加することもできます。- ワークフロー・スクリプトでは,Lists オブジェクトは,プロジェクトエンティティの[プロジェクトのカスタマイズ]で ルックアップ・リスト・タイプとして定義されているフィールドでのみ使用できます。ALM/Quality Center の以前のバージョンでは,タイプがルックアップ・リストと文字列のフィールドで Lists オブジェクトを使用することが可能でした。
回避策:[プロジェクトのカスタマイズ]で,タイプをルックアップ・リストに変更します。定義されたルックアップ・リストに表示されていない値を指定するには,[値の検証]チェック・ボックスをクリアします。- ALM 11.50 では,新規要件を作成する際に[新規要件]ダイアログ・ボックスを開くと,ただちに Req_New イベントが呼び出されます。この時点での要件の要件タイプはデフォルトです。要件タイプを変更した場合,新規要件を送信したときに Req_FieldChange イベントによって要件タイプが設定されます。このため,Quality Center 10.00 プロジェクト内の要件タイプに依存するワークフロー・スクリプト(要件タイプに応じてダイアログ・ボックスのフィールドを異なる順序で配置するスクリプトなど)に影響が及びます。該当するコードは,Req_New イベントからしか起動されないからです。
回避策:(変更されたフィールドが要件タイプであった場合に備えて)Req_New イベントだけでなく,Req_FieldChange イベントでも同じコードを実行します。- 要件モジュールのビューを変更するための ActionCanExecute イベント・アクションは,ターゲット・ビューの名前を一貫して反映するようになりました。
回避策:次のようにスクリプトを変更します。
アクション actCoverageView を Requirements.DETAILS に変更します。
アクション actDocumentView を Requirements.TREE に変更します。
アクション _dxact_btReqGridView_wreq を Requirements.GRID に変更します。
アクション actCoverageAnalysisView を Requirements.ANALYSIS に変更します。- 次のテスト・ラボ ActionCanExecute イベント・アクションは起動されなくなったので,スクリプトから削除します。
- 要件およびテスト計画モジュールの[アナリシス]メニューのコマンドに対して,古いアクション名は呼び出されなくなりました。
- ALM 11.50 で追加された新しい HTML タグは,特定のメモ・フィールドの HTML 構造に依存するワークフロー・スクリプトや外部ツールではサポートされない可能性があります。
回避策:ワークフロー・スクリプトまたは外部データ・ツールを,新しい HTML 構造に合わせて更新します。Business Process Testing
次に示す問題は,ALM でのビジネス・コンポーネント,フロー,ビジネス・プロセス・テストの使用に関するものです。QuickTest でのビジネス・コンポーネントの使用に関する問題の詳細については,関連する製品の『最初にお読みください』を参照してください。
回避策:コンポーネントを自動化した後,新しいベースラインをキャプチャし,新しいライブラリに再インポートします。
- リモート実行:ホスト上でテストをリモートに実行する際に,ローカルに開始されたテストがホスト上ですでに実行されている場合,リモート・テスト実行はキャンセルされます。
回避策:リモート実行に使用するホストでは,ローカル・テストを実行しないでください。- アプリケーション領域:標準設定の UFT アプリケーション領域に関連付けられているインポートしたスクリプト・コンポーネントを[オートメーション]タブで起動しようとすると,UFT エラー・メッセージが表示され,コンポーネントを開くことができません。この制限は,標準設定のアプリケーション領域にのみ当てはまります。
- バージョン履歴:ビジネス・プロセス・テストのバージョン履歴のキャンバス・ビューは,マウス・カーソルをオブジェクトの上に置くか,パラメータ・フィルタなどの要素をマウスでクリックすると消えます。
- 削除:バージョン管理を行っているプロジェクトでビジネス・プロセス・テストを削除しようとすると,通常よりも長い時間がかかることがあります。この制限を記した警告メッセージが表示されます。
- 自動実行:
- 64 ビット版 .NET アプリケーションのテストには,QuickTest による自動化コンポーネントを含むビジネス・プロセス・テストは使用できません。
- テスト・ラボのテスト結果には,テスト中の実行条件を満たしていないビジネス・コンポーネントの情報は含まれません。
- QuickTest ビジネス・コンポーネントは,ローカル・データシートのパラメータ値をサポートしません。コンポーネントがローカル・データシートのパラメータを参照する場合,ALM からテストを実行しているときは参照が失敗します。
回避策:ALM がビジネス・プロセス・テストの実行で使用するスクリプト(ラッパー・テスト)で,ローカル・データテーブルのシートに対する参照を変更します。
Business Process Testing ラッパー・テストの内容を表示するには,テスト・ラボ・モジュールの[テスト実行]タブで,グリッド内のビジネス・プロセス・テストまたはフロー実行の隣に表示されている添付アイコンをダブルクリックします。
例
次の行を変更します。
param = DataTable.GetSheet("[sheet name]").GetRowCount
変更後:
param = DataTable.GetSheet("1").GetRowCount
ラッパー・テストの詳細については,『HP Business Process Testing ユーザーズ・ガイド』の自動化されたビジネス・プロセス・テストとフローの実行方法を参照してください。- 32 ビット版 Windows 2008 ホスト・マシンに Com+ ネットワーク・アクセスのアプリケーション・サーバの役割がインストールされていない場合,このホストではビジネス・プロセス・テストまたはフローをリモート実行できません。実行すると,次のメッセージが表示されます。コンポーネントまたはコンポーネントを含むアプリケーションが無効です。
回避策:Com+ ネットワーク・アクセスのアプリケーション・サーバの役割を手作業でインストールします。
1. サーバ・マネージャを開きます。
2. Com+ ネットワーク・アクセスのアプリケーション・サーバの役割を含むアプリケーション・サーバ役割をインストールします。- ローカライズ:
- Microsoft Windows 7:
Performance Center に関するその他の注意事項および制限事項
注:HP ALM Performance Center 11.51 Enablement Pack は,プライベート統合パックとしてリリースされました。
Performance Center のインストール
- Oracle が Performance Center サーバ用のマシンにインストールされている場合,HTTPOra サービスが IIS ポートを使用します。このマシンを Performance Center サーバとして使用するには,HTTPOra サービスを停止して無効にしてから,IIS を実行し,Performance Center サーバをインストールしてください。
- スタンドアロン・インストールでは,アプリケーション要件として,.NET Framework 4 を手動でインストールする必要があります。
- Performance Center サーバまたは Performance Center ホストをアンインストールしても,一部の DCOM オブジェクト,レジストリ・キー,ファイルが削除されずに残ります。
Load Generator のインストール
- VuGen をスタンドアロンでインストールしたマシンに,Load Generator をスタンドアロンでインストールまたはアンインストールすることはお勧めしません。
- Linux Load Generator をアンインストールする際に,アンインストール・プロセスが失敗し,次のメッセージが表示されることがあります。"Error:failed & because &:cannot restore segment prot after reloc:permission denied"
回避策:Linux Load Generator をアンインストールする前に,setenforce 0 コマンドを使用して SE Linux を無効にします。アンインストールが完了したら,setenforce 1 コマンドを使用して SE Linux を有効にします。
注:この制限は,Oracle 5.0 および Red Hat 5 [32 ビット版] のみに当てはまります。- Oracle Enterprise Linux 5.0 32 ビット版の Load Generator で C スクリプトを実行するには,yum upgrade glibc コマンドを実行して,glibc を最新バージョンに更新する必要があります。
LoadRunner のインストール
- LoadRunner と Unified Functional Testing(UFT)を同じサーバにインストールしていて,どちらか一方をアンインストールした場合,残りのソフトウェア・プログラムが正しく動作しないことがあります。
回避策:サーバで使用するソフトウェア・プログラムを再インストールします。- 1 つのサーバに複数の LoadRunner コンポーネント(例:VuGen SA,Analysis SA)がインストールされていて,どれかのコンポーネントをアンインストールした場合,アンインストールの完了後に,残りのコンポーネントに対して修復を実行する必要があります。
- McAfee または Aladdin eSafe ウイルス対策アプリケーションを実行している場合,LoadRunner をインストールする前にウイルス対策アプリケーションを閉じる必要があります。
- Windows 2003 で HASP プラグを使用する場合,Aladdin の最新の HASP ドライバをダウンロードしてください。
- LoadRunner Linux をインストールするには,ルート・ユーザとしてログインしている必要があります。
- VuGen をスタンドアロンでインストールしたマシンに,Load Generator をスタンドアロンでインストールまたはアンインストールすることはお勧めしません。
- 外部の Load Generator で magentproc.exe サービスが実行されている場合に,Service Test または Unified Functional Testing(UFT)をインストールすると,Controller が Service Test または UFT スクリプトを外部 Load Generator で実行できないことがあります。
回避策:Service Test または UFT をインストールした後で,外部の Load Generator で magentproc.exe サービスを再起動するか,外部の Load Generator を再起動します。- Windows XP オペレーティング・システムを使用していてクリーンアップ・キーをインストールする場合,LoadRunner のライセンス・ユーティリティ機能で,[ライセンス キーを使用してライセンスをインストール]オプションを使用します。[ライセンス ファイルを使用してライセンスをインストール]オプションを使用すると,インストールが失敗することがあります。
移行
- 移行ツールをインストールすると,選択したフォルダにファイルとフォルダが直接コピーされます。このツールは単体で動作するため,レジストリはなく,システム・ファイルがコピーまたは更新されることもありません。また,[プログラムの追加と削除]には表示されません。ツールをアンインストールするには,インストール・フォルダを削除してください。
- セッション実行が存在しないユーザに割り当てられた場合,実行の移行が失敗します。
- 移行プロセスを開始した後で,ログ・ファイルに次のエラーが表示されます:ERROR HP.PC.Activation.Activities.SyncActivity - アクティビティ MainSystem.Runtime.InteropServices.COMException を実行できませんでした (0x800403E8): プロジェクトを作成できませんでした[ERR_SEP]メッセージ: プロジェクトを作成できませんでした; HP ALM プロジェクトの作成が失敗しました; プロジェクト 'PC_PROJECT_TEMPLATE' はドメイン 'DEFAULT' にすでに存在しています;
回避策:移行を設定する際に,ALM URL をデフォルトの JBoss ポート(8080)を使用して入力します。パフォーマンス・テストの設計
パフォーマンス・テストの実行
- バージョン管理を使用するプロジェクトでパフォーマンス・テストを実行するには,先に 1 回チェックインしておく必要があります。
- テスト実行でスタンドアロン Load Generator マシンを使用する場合,ターゲット IP リストに Controller IP を追加しなければならない場合があります。
- Controller と Load Generator の両方として使用しているホストでは,QuickTest テストは実行できません。
- システム・ユーザに管理者権限がない環境で仮想ユーザ・ログを表示するには,このユーザに,Controller マシン上の%windir%\system32 ディレクトリに対するすべての権限を割り当ててください。
サービス・レベル契約(SLA)
Shunra NV によるネットワーク仮想化
- Shunra NV 8.6 で作成したシナリオでは,帯域幅使用率測定が Shunra NV グラフに表示されるのは,Shunra NV 8.6 で帯域幅使用率が共有帯域幅使用率に設定されている場合に限ります。帯域幅使用率がユーザごとの使用率に設定されている場合,Shunra NV グラフの帯域幅使用率は表示されません。
- バージョン 8.6 より前の Shunra Network Virtualization で作成したシナリオでは,LoadRunner は自動的に帯域幅使用率測定をユーザごとの使用率でなく共有帯域幅使用率として表示します。
- ネットワーク仮想化を使用するシナリオで,シナリオ実行中に Shunra サービスが再起動された場合,ネットワーク仮想化が失敗することがあります。サービスを確認して,シナリオ実行を再起動してください。
- ネットワーク仮想化を使用するシナリオでは,ファイアウォール越しの監視はサポートされません。
- 自動 LG 分散モード([各グループにすべて割り当てる])を使用する場合,ネットワーク仮想化で「Load Generator ごと」モードを使用することはできません。
回避策:Load Generator に仮想場所を割り当てるには,手動分散に切り替えます([LG の分散]で[手動で割り当てる]を選択)。- Shunra NV 固有の制限とシステム要件については,Shunra NV のドキュメントを参照してください。
仮想ユーザ・スクリプトの実行
- スクリプトを Performance Center にアップロードする場合,スクリプト・ファイル名と Performance Center サーバのインストール・パスを組み合わせた長さは,256 文字以下である必要があります。
- Performance Center は,UNIX プラットフォームでの Sybase 仮想ユーザの実行をサポートしません。
- HTML ベースの仮想ユーザで自動プロキシ設定を使用する場合,大規模なパフォーマンス・テストの実行中に Performance Center ホストのメモリ使用量に影響が発生することがあります。
- 仮想ユーザを UNIX Load Generator で実行すると,エラー発生時のスナップショットを表示できません。
- Performance Center は,ファイアウォール越しの SSL(セキュリティで保護された接続)で証明書を使用する HTTP プロトコルをサポートしません。
- 仮想ユーザ・スクリプトがコンパイルされた仮想ユーザの場合,Controller は .dll をリモート・マシンに送信しません。回避策:VuGen を使用して,スクリプト・ファイル・リストに .dll を追加し,スクリプトをプロジェクトにアップロードします。
- 次の仮想ユーザはファイアウォール越しにはサポートされません。Corba-Java,RMI-Java,Jacada,Java。
- Windows 7 環境の Load Generator マシンで VB 仮想ユーザを再生するには,管理者権限が必要です。
モニタ・プロファイル
オンライン・モニタ
- Controller と Load Generator が英語以外の環境で稼働している場合,デフォルトのホスト・モニタが動作しないことがあります。
- Load Generator Over Firewall マシンは,Load Generator またはネットワーク遅延モニタ用のソース・マシンとして使用できますが,両方の用途に同時に使用することはできません。
- ホスト・モニタ・グラフに[Total Processor Time]が表示されません。これは,クライアント・マシンとサーバ・マシンの時間の同期に関する Microsoft の問題が原因で発生します。
- ネットワーク遅延モニタのデフォルト設定を変更するには,TCP ではなく ICMP を使用してください。
- SAPGUI クライアントのインストールで特定のログイン・ユーザを指定すると,別のユーザでログインした場合に SAPGUI を使用できなくなることがあります。回避策:SAPGUI クライアントのインストールでは,IUSR_METRO またはこれに相当する Performance Center ユーザ(PC ID)を使用してください。
HP Diagnostics データ
- 結果の照合作業をすぐには行わないように Performance Center を設定している場合,Diagnostics データ用の追加設定が必要になります。Diagnostics サーバの<Diagnostics のホーム>¥Server¥etc ディレクトリにあるserver.properties ファイルを変更し,distributor.offlinedelivery.preserveFiles = true を設定します。
実行結果は,最大 5 日間保存されます。保存期間を長くするには,Diagnostics サーバの<Diagnostics のホーム>¥Server¥etc ディレクトリにある webserver.properties ファイルで,標準設定の facade.run_delete_delay=5d の日数を長くします。
- パフォーマンステスト実行で使用する Load Generator マシンが Controller 以外にない場合,Performance Center では,結果照合を後で行うことはできません。回避策:Diagnostics Server の Diagnostics ファイル .eve を,Performance Center の結果フォルダ<LT 結果フォルダ>¥j2ee_bd に手動でコピーします。
- アナリシスで Diagnostics データを表示するには,アナリシスのオプションを使って,サマリ・データではなくデータ全体を開いてください。
- Performance Center では,Collector メトリックス,Probe メトリックス,Host メトリックスの照合はできません。このデータはアナリシスには表示されませんが,パフォーマンス・テストの実行中にオンラインで表示されます。
- データ照合中に Performance Center ホストが Diagnostics Server にアクセス不能になると,Performance Center は Diagnostics メトリックスを照合できなくなります。
パフォーマンスのトレンド分析
ホスト
セキュリティで保護されたチャネル
- rsh(リモート・シェル)を使って Controller に接続する Linux Load Generator では,セキュリティ設定の更新に Host Security Manager ユーティリティを使用できません。
- ファイアウォール越しの Load Generator のセキュリティ・モードを Host Security Manager ユーティリティでオフからオンに変更することはできません。
- ファイアウォール越しの Load Generator の場合,Load Generator と Controller のセキュリティ・モードが異なると,接続を確立できません。
- Controller マシンでセキュア・チャネル通信を使用している場合,MI Listener を Controller と同じマシンにインストールすることはできません。
- Performance Center サーバでは,セキュリティ設定の変更には,Host Security Setup ユーティリティではなく Host Security Manager ユーティリティを使用してください。
- セキュア・モードでの実行中,ホスト・マシン名の暗号化が解除されることがあります。
- Host Security Manager ユーティリティを使ってホスト上のセキュリティ設定を更新する場合,非セキュア・モードのホストを非セキュア・モードに更新しようとすると,エラーが発生します。
- セキュリティで保護されたチャネルを使ってパフォーマンス・テストを実行する場合,Controller と Load Generator のセキュリティ・キーが一致しないと,パフォーマンス・テストは失敗し,Load Generator のステータスは[リソース エラー]に変わります。Load Generator を有効に戻すには,各 Load Generator のステータスを[稼働中]に手動でリセットします。
一般的な内容
- td パスワードに等号(=)が含まれていると,Performance Center 機能(システムのヘルスや負荷テストの実行など)が正常に動作しなくなります。td ユーザのパスワードには,等号(=)を指定しないでください。
- NTLM 認証を使用してプロキシ・サーバ経由で ALM を使用する設定を行っている環境では,Performance Center サーバを ALM に追加する際に,NTLM 認証で使用するプロキシ・サーバの値を[内部 URL]フィールドに指定すると,Performance Center の負荷テストで結果照合が失敗します。回避策:Performance Center サーバを ALM に追加するには,Performance Center サーバへの直接 URL を[内部 URL]フィールドに入力します。
- ファイアウォール越しのパフォーマンス・テストを,Load Generator の 1 つの用途だけを持つホストで実行した場合,照合に失敗します。
- 照合または分析用に保存できるファイルの最大数は,WinZip の上限である 65,535 個です。実行時のログ設定をデバッグ・モードに変更し([実行環境の設定]>[全般:ログ]>[拡張ログ]),数百の仮想ユーザを使ってパフォーマンス・テストを 1 時間以上実行すると,ファイル数が上限を超えてしまい,WinZip で zip ファイルを作成できなくなることがあります。
- Citrix Client バージョン 11.2 以降で記録した Citrix スクリプトは,Load Generator のサービス・モードでは実行できません。
- LoadRunner エージェント・サービスが起動していると,Windows 2008 ではエージェント・アイコンが表示されません。
- LoadRunner エージェントをサービス(magentservice.exe)として実行すると,リモート・ネットワークドライブに格納されているファイルや UNC パスで参照されるファイルにアクセスできなくなります(スクリプト,パラメータ・ファイルなど)。この方法でファイルにアクセスするには,LoadRunner エージェントをプロセス(magentproc.exe)として実行してください。プロセスとして実行できない場合は,カスタマ・サポートにお問い合わせください。
- LoadRunner サーバ上で Internet Explorer を使ってヘルプ・コンテンツを表示するには,セキュリティ強化の構成を無効にする必要があります。この設定は標準設定で有効になっています([コントロール パネル]>[管理ツール]>[サーバー マネージャ]>[IE ESC の構成])。
- Windows 2008 R2 を使用して,SAP GUI と Web プロトコルのステップ・ナビゲータからスナップショットを開く場合,スナップショットが自動で開かないことがあります。
回避策:Internet Explorer を使ってヘルプ・コンテンツを表示するには,セキュリティ強化の構成を無効にする必要があります。この設定は標準設定で有効になっています([コントロール パネル]>[管理ツール]>[サーバー マネージャ]>[IE ESC の構成])。- 標準設定のブラウザに Firefox を指定すると,[標準設定のブラウザからプロキシ設定を取得]オプション([ランタイム設定]>[インターネット プロトコル]>[プロキシ])が機能せず,直接接続が使用されます。
- プロキシ構成に PAC ファイルを使用している場合,PAC スクリプトで,127.0.0.1 をプロキシ経由ではなく直接接続で処理する必要があります。
- カスタマイズした DFE を実装している場合,LoadRunner 11.50 では,DfeDefinitions.h ファイルの HTTPEntity クラスの定義が更新されているので,コードの変更は不要ですが,DFE 拡張はすべて再コンパイルする必要があります。
- Citrix Connection Center が同じマシン上の別のユーザ・セッションで実行されている場合,Citrix ICA スクリプトの記録と再生ができないことがあります。
回避策:すべてのユーザの concenter.exe プロセスのすべてのインスタンスを閉じます。Citrix Connection Center が自動的に起動しないようにするには,ConnectionCenter レジストリ・キーを空の値("")に設定します。このキーは次の場所にあります。- VuGen と Analysis に関しては,ALM クライアントは管理者でないユーザからインストールできます。ALM サーバにアクセスすると,クライアントは自動的にインストールされます。Controller に関しては,ALM クライアントは管理者権限を持つユーザからインストールする必要があります。
- 管理者でないユーザで Performance Center サーバを実行する場合,次の制限が発生します。ホスト・ライセンスをライセンス・ページにアップロードした後で,ライセンスが表示されません。
回避策:Performance Center サーバから <PC サーバのインストール・ディレクトリ>\bin\LicenseInstallUtility.exe を実行します。ホスト・ライセンスをもう一度追加します。- PC を「ロックダウン」モードで使用する場合(PC システムのユーザが管理者でない場合),ALM からスクリプトをアップロードしたときに次のエラーが発生します。「スクリプトのアップロードが失敗しました。エラー:ALM クライアントのダウンロードに失敗しました。ネットワーク接続とユーザのネットワーク資格情報を確認してください。」
回避策:管理者ユーザでスクリプトを 1 回アップロードします。このプロセスにより,PC サーバ・マシン上のすべてのユーザに対して ALM クライアントがインストールされます。少なくとも 1 つのスクリプトを正常にアップロードしたら,PC システムのユーザを管理者以外のユーザに切り替えてかまいません。
注:複数の PC サーバを使用している場合,各 PC サーバ上でこの回避策を実行してからユーザを切り替える必要があります。この場合,1 つの PC サーバを追加し,アップロードを実行し,サーバの状態を「利用不可」に設定し,もう 1 つのサーバを追加し,別のスクリプトをアップロードする必要があります。- パフォーマンス・テストを共有できません。ベースラインからパフォーマンス・テストをインポートする際に,インポート・プロセスが失敗し,テストが無効になります。
回避策:Performance Test Designer を開き,必要なスクリプトを割り当て直します。- root ユーザでリモート・シェル(RSH)を実行すると,照合操作が失敗します。
回避策:- Controller の接続を確認します。
- Load Generator が Controller から(RSH を通じて)リモート・アクセス可能であることを確認します。
VuGen
- VuGen を非管理者ユーザで開いた場合,記録プロセス中に,証明書のポップアップ警告メッセージが表示されることがあります。このメッセージは自動的に閉じられ,記録には影響しません。
- Internet Explorer(IE)10 で記録する場合,ブラウザがキャッシュされたページを使用し,一部のステップが記録されないことがあります。
回避策:記録を開始するたびに,常にサーバから Web ページを更新するように IE 10 を設定します。記録セッションを開始した後で,IE で F12 をクリックして[開発者ツール]表示枠を開きます。この表示枠(通常はブラウザ・ウィンドウの下部に存在)で,[キャッシュ]>[常にサーバーから更新する]を選択します。- VuGen スクリプトのスクリプト名およびパスのすべての要素に,英語以外の文字を使用することはできません。
回避策:スクリプト名とパスに英語以外の文字が含まれないように,スクリプトを別のフォルダにコピーします。- バージョン 9.50 以降でスクリプトを再生する場合,[テスト結果]レポートで使用できるユーティリティは[HTML ファイルへエクスポート]のみになります。これよりも古いバージョンで作成したスクリプトの HTML レポートを作成するには,スクリプトを 9.50 バージョン(以降)で再度実行する必要があります。
- ステップ・ナビゲータ表示枠が表示されている場合,再生中にパフォーマンスの低下が起きることがあります。
回避策:スクリプトを再生する際にはステップ・ナビゲータ表示枠を閉じます。ステップ・ナビゲータ表示枠を含まないように再生レイアウトを設定することもできます。- 検出プロセスの開始直後に Protocol Advisor を終了すると,検出されたアプリケーションのハングしたプロセスが残り,それ以降の記録セッションと検出セッションがすべて失敗することがあります。
回避策:ハングしたプロセスを手動で終了します。- 新しい Web スナップショット・モデルは,LoadRunner の旧バージョンとの下位互換性はありますが,スナップショット・データが一部欠落する可能性があります。この問題が発生した場合は,スクリプトを再生成してください。
- 次のプロトコルについては,再生はサポートされますが,記録はサポートされなくなりました:Siebel - DB2 CLI,i-mode,Sybase Dblib,Sybase Ctlib,Informix,SQL Server。これらのプロトコルは,LoadRunner の将来のリリースからは削除される予定です。
- XML を使用するプロトコルについては,パラメータの入力引数にアンパサンド記号(&)が含まれていると,再生で要求を生成できません。
- HP WebTours アプリケーションでスクリプトを再生する場合,ランタイム設定をプロキシなしで動作するように設定します。
- 組み込みのブラウザで HP サイトを開いたときに,サイトが信頼済みサイトのリストに含まれていないと,サイトを信頼済みサイトのリストに追加するように求められます。サイトを追加した後,Web サイトのスクリプト・エラーが発生することがあります。
- VB Vuser プロトコルは,LoadRunner 11.50 以降非推奨となりました。
- [Collect replay statistics]オプションを有効にすると,再生のパフォーマンスに影響します。
- McAfee の保護ソフトウェア(Antivirus など,特に Host Intrusion Prevention コンポーネント)は,一部の LoadRunner コンポーネントに干渉し,スクリプトの記録をブロックすることがあります。
回避策:McAfee ソフトウェアを削除します。詳細については,McAfee ナレッジベースの記事「How to manually remove McAfee Agent 4.x」(https://kc.mcafee.com/corporate/index?page=content&id=KB65863)(英語サイト)を参照してください。- Performance Center サーバで認証に SSO が使用されている場合,VuGen から SSL を有効にした Performance Center ホストに接続できません。
- 合計サイズが 160 MB を超える 1 つまたは複数の VuGen スクリプトをアップロードすると,404 サーバ・エラーが発生します。このエラーは,サイズ制限またはタイムアウト設定を超過すると発生します。
回避策:サイズ制限と,必要な場合はタイムアウト設定を更新します。標準設定ではサイズは 160 MB に制限され,タイムアウトは 20 分に設定されています。サイズ制限を更新するには,次の手順を実行します。
- PCS マシン上の \PCWEB\Scripts\web.config ファイルを開きます。
- httpRuntime セクションにある maxRequestLength の値(KB)を更新します。最大値:2 GB。
- requestFiltering\requestLimits セクションにある maxAllowedContentLength の値(バイト)を更新します。最大値:2 GB。
- IIS をリセットします。
タイムアウトを更新するには,次の手順を実行します。
- PCS マシン上の \PCWEB\Scripts\web.config ファイルを開きます。httpRuntime セクションにある executionTimeout の値(秒)を更新します。
- PCS マシン上の \dat\LTWCF.config ファイルを開きます。<binding name=" wsHttpCommon"> セクションにある sendTimeout の値(分)を更新します。
- IIS をリセットします。
Controller
次のセクションには,Controller の制限が記されています。
一般
Load Generator
- Citrix XenApp クライアントのバージョン 11.2 を使用する場合,Citrix ICA プロトコルでは Load Generator をサービス・モードで使用できません。
回避策:Citrix クライアントの別のバージョンを使用します。- Oracle Web App 11i プロトコルのスクリプトは,Controller のリモート Load Generator で実行できません。
回避策:スクリプト・ディレクトリに存在する nca_java_custom_prop_answer_table.h ファイルを,関連するスクリプトに対する Vugen ソリューション・エクスプローラの追加ファイルにリンクします。仮想マシン
J2EE/.NET の診断の要件
Windows ファイアウォールに関する考慮事項
- ほとんどの Windows 環境では,Windows ファイアウォールが標準設定で有効になっています。ファイアウォールがあると,一部の LoadRunner コンポーネントが相互に通信できません。このため,Windows ファイアウォールを無効にする必要があります。
注:Windows ファイアウォールを無効にすると,コンピュータのセキュリティ・リスクが高くなります。- ファイアウォールを必要とするプロセスごとに,プロセスのブロックを解除できます。このためには,プログラムによってファイアウォールが必要とされていることを示すポップアップ・ウィンドウで,ブロック解除ボタンをクリックするか,[例外]タブで Windows ファイアウォールを手動でチューニングします。
プロトコル
次のセクションには,各プロトコルの制限が記されています。
.NET プロトコル
- アプリケーションで .NET Remoting Framework を使用し,CLR 2(.NET Framework 2/3/3.5)で実行すると,記録中にクラッシュすることがあります。アプリケーションがクラッシュすると,Version=4.x.x.x と,「はアクティブ化のために登録されていません。」という文字列を含むメッセージが表示されます。
回避策:Microsoft .NET:[以前の .NET バージョンのサポート]にある記録ユーザ・インタフェースで[以前のバージョンの .NET をトランスポート レベルでエミュレート]を選択し,記録を再開します。- テスト対象アプリケーションが,new RemoteObject() を呼び出して,サーバがアクティブ化したオブジェクトを取得する場合,VuGen は RemotingServices.Connect 関数を生成します。
- 複数のプロセスまたは複数のアプリケーション・ドメインを使用するアプリケーションは,一部のみサポートされます。
- 共有 DLL は,[記録オプション]のみで指定してください。共有 DLL のリストを[ランタイム設定]で変更しても,適用されません。
AJAX - Click and Script プロトコル
Citrix ICA プロトコル
- Citrix Access Gateway のサポート - LoadRunner は,Citrix Access Gateway(CAG)を,Citrix クライアント・バージョン 10.200(またはそれ以降)および Citrix Client バージョン 13.x に対してサポートします。
- Citrix Client 10.x を超えるすべてのバージョンをサポートするには,レジストリ・パッチのインストールが必要です。さらに,LoadRunner の後に Citrix Client をインストールする場合には,Vugen または Load Generator マシンの LoadRunner\dat フォルダにある Enable_Citrix_API.reg のインストールも必要です。
- Citrix 仮想ユーザを仮想マシンで実行すると,物理リソースの共有が原因でパフォーマンスが低下することがあります。
- Desktop View(デスクトップ・ツールバー)が有効になっていると,Citrix Web Access(旧 Citrix NFuse)では Citrix XenApp Desktop を記録できません。
- Citrix NFuse スクリプトを IE9 で記録する操作は,Citrix Client バージョン 12.1.0.44 からサポートされています。
- Citrix XenApp Client 11.2 を使用する場合,Citrix プロトコルでは Load Generator をサービス・モードで使用できません。
回避策:Citrix Client の別のバージョンを使用します。- マルチプロトコルの Citrix および Web スクリプトを XenApp5 で記録するには,Citrix の相関ルール SessionToken のみを有効にします。Citrix 相関ルール Session_Token は無効にしてください。
- Citrix Client 11.2 以降では,[記録オプション]ダイアログ・ボックスの[Citrix]>[ログイン]ノードで TCP/IP モードはサポートされません。
- Citrix Web Access(旧 Citrix NFuse)アプリケーションを記録するには,Citrix XenApp Web ポータルの設定ページでウィンドウ・サイズを[指定なし]に設定します。
- ウィンドウ・サイズの記録と,Hosted Applications 11 向け XenApp プラグイン:Hosted Applications 11 向け XenApp プラグインでは,ウィンドウ・サイズの記録オプションが正しく動作しません。クライアント・ウィンドウのサイズはインストールされますが,サーバの画面解像度はインストールされません。これは Citrix Client の問題であり,今後の Citrix Client バージョンで修正される予定です。
回避策:記録中,ウィンドウ・サイズをローカル画面解像度と同じ値に設定してください。テストの再生/ロードでは,VuGen または Load Generator の画面解像度を,スクリプトの記録時に使用した解像度に設定します。記録した解像度は,<スクリプト・フォルダ>\default.cfg ファイルのウィンドウ・プロパティで確認できます。- Citrix スナップショット:Citrix Presentation Server 4.0 または 4.5(ロールアップ・パック 3 より前)を使用する環境では,記録または再生中に黒いスナップショットが表示されることがあります。
回避策:Citrix Server で,[スタート]>[設定]>[コントロール パネル]>[管理ツール]>[ターミナル サービス構成]>[サーバー設定]>[ライセンス]を選択し,[接続ユーザー数]と[接続デバイス数]を切り替えます。- Citrix Connection Center が同じマシン上の別のユーザ・セッションで実行されている場合,Citrix ICA スクリプトの記録と再生ができないことがあります。
回避策:すべてのユーザの concenter.exe プロセスのすべてのインスタンスを閉じます。Citrix Connection Center が自動的に起動しないようにするには,ConnectionCenter レジストリ・キーを空の値("")に設定します。このキーは次の場所にあります。
32 ビット・システムの場合:HKEY_LOCAL_MACHINE\SOFTWARE\Microsoft\Windows\CurrentVersion\Run
64 ビット・システムの場合:HKEY_LOCAL_MACHINE\SOFTWARE\Wow6432Node\Microsoft\Windows\CurrentVersion\RunClick and Script ファミリのプロトコル
- Internet Explorer 10 は Click and Script(C&S)ファミリの次のプロトコルではサポートされません:Web C&S,Ajax C&S,SAP C&S。
- VBScript はサポートされません。
- ActiveX オブジェクトと Macromedia Flash 上のユーザ・アクションはサポートされません。
- ビジネス・プロセスのサイズと機能によっては,Web HTML/HTTP プロトコルに比べてスケーラビリティが低くなります。
- スナップショットをリプレイすると,実際の Web ページと異なることがあります。
- 右から左に記述する言語のサポートには制限があります(テキストを両方向または逆方向にすると,予期しない結果になることがあります)。この動作は,オペレーティング・システムのデフォルトの変換テーブルで定義されています。
- 特定の言語(フランス語や日本語など)でアプリケーションを記録するには,使用するマシンのデフォルトのロケール([設定]>[コントロール パネル]>[地域と言語のオプション])で同じ言語を設定する必要があります。
- Load Generator マシンのロケール(Unicode 以外のデフォルト文字セットを含む)の設定を,記録を実行するマシンと同じ設定にする必要があります。英語(米国)向けのマシンであっても,Linux と Windows で同じ文字セットがデフォルトに設定されているとは限らないため,必ず確認してください。たとえば,Linux のデフォルトの文字セットは UTF-8 です。
- [記録オプション]ダイアログ・ボックスが開くまでに時間がかかることがあります。
COM/DCOM プロトコル
DNS プロトコル
Flex プロトコル
- 外部 Java 仮想マシン(JVM)バージョン 1.4 以降を使用している場合,Flex スクリプトを生成できません。
- 以前の 32 ビット版 Windows システム(Windows XP および Windows 2003 R2)の場合:Java VM の操作を必要とするスクリプトは,Windows での仮想メモリ管理の制限のため,コード生成または再生の際に失敗することがあります。
- スクリプトに,同じゲートウェイ・パラメータを使用する flex_RTMP_tunneled_connect ステップが複数含まれる場合,前の flex_RTMP_tunneled_connect ステップに対する切断ステップを実行してから,接続を行います。次に例を示します。
- 後の flex_rtmp_tunneled_connect コマンドが前の flex_trtmp_tunneled_connect ステップと同じゲートウェイ・パラメータを使用している場合,flex_rtmp_tunneled_disconnect ステップを挿入しないとスクリプトは無限に停止します。
GraniteDS(Data Services)
- GraniteDS でスクリプトを作成するには,[記録オプション]>[Flex]>[設定]をクリックし,[GraniteDS 設定の使用]を選択します。コードの生成と再生では,まずコアの jar ファイルと関連アプリケーションの jar ファイルをクライアント・マシンにコピーし,[記録オプション]>[Flex]>[Externalizable オブジェクト]ノードでファイルを指定します。次に core jar ファイルを示します。
- granite-config.xml を変更した場合には,<LoadRunner のインストール・ディレクトリ>\dat ディレクトリにコピーしてください。
- BlazeDS 解析と GraniteDS 解析を切り替える場合([記録オプション]>[Flex]>[設定]),VuGen の再起動が必要です。
- LoadRunner では,同じスクリプト内で GraniteDS メッセージと BlazeDS/LCDS メッセージの両方をシリアル化できません。
- Flex RTMP メッセージングのサポート:AMF3 解析の制限事項は,RTMP を使用する Externalizable オブジェクトにも適用されます。
- flex_rtmp_receive_stream ステップ:[flex_rtmp_receive_stream ステップの生成]オプションを有効にすると,記録ツールバーから追加したトランザクション,コメント,ランデブー・ポイントはすべて,スクリプトの flex_rtmp_receive_stream ステップの後に追加されます。
- RTMP ステップと RTMPT ステップでは,Web 診断は実行できません(ブレークダウンを有効にしても実行できません)。
- 2 つの RTMPT ステップを同時に再生することはできません。
記録した Flex RTMP ステップの手動による調整
[記録オプション]ダイアログ・ボックスの[Flex] > [RTMP]表示枠で[flex_rtmp_receive_stream ステップの生成]オプションを無効にすると,LoadRunner は,サーバ通信ごとに flex_rtmp_receive ステップと flex_rtmp_send ステップを生成します。この処理は,Dynamic Stream の使用時にユーザ・アクション(一時停止やシークなど)とクライアントが実行する自動要求をスクリプトに確実に追加することを目的に行われていますが,不要なコード行もキャプチャされるため,可読性が低下し,再生時に信頼性が低下する原因にもなります。
[flex_rtmp_receive_stream ステップの生成]オプションを無効にしてユーザ・データをキャプチャする場合は,次の手順で不要なステップをスクリプトから削除します。
- 最初の再生引数を含む flex_rtmp_send ステップを探します。次に例を示します。
flex_rtmp_send("send_step2",
"ConnectionID=10",
"Snapshot=tRTMP6.inf",
MESSAGE,
...
MESSAGE,
...
"Argument=<arguments><string>play</string><number>0</number><null/>"
...
LAST);
- ストリーミング中に発生する flex_rtmp_receive ステップを削除またはコメント行にします。次に例を示します。
- ユーザ・アクションと関係ない flex_rtmp_send ステップも削除します(タイプが "user control message" のステップなど)。次に例を示します。
- スクリプト内に残すユーザ・アクションに相当する flex_rtmp_send ステップがあれば,次の手順を実行します。
- flex_rtmp_receive_stream ステップを send ステップの前に手作業で追加します。
- ConnectionID 引数の値が,削除したステップと同じであることを確認します。
- 手作業で追加するステップでは,Snapshot 引数は指定しません。
- ContinueToNexStepAfter = <msec> 引数では,次のステップに進むまでの,ダウンロード・ストリームの再生時間の最小値を指定します。
- スクリプト内に残すユーザ・アクションに相当する flex_rtmp_send ステップを探します。このステップの引数には,pauseRaw,pause,seek,play2(Dynamic Stream)などが指定されています。次に例を示します。
- さらに削除できる flex_rtmp_send ステップがないかチェックします。たとえば,ストリーム内の検索を行うときにボタンをドラッグするとき,わずかな動きが一時停止とシーク・アクションとして記録されてしまう場合があります。このようなステップはスクリプト内に残す必要はないので,目的の操作のステップのみを残すようにしてください。
- サーバが最後のユーザ・アクションを受信したことを示す flex_rtmp_receive ステップを探します。次に例を示します。
2 から 4 までの手順を行い,スクリプト内で不要な受信データと必要なユーザ・アクションを区別します。
Java プロトコル
- Java Record Replay プロトコル:JMS アプリケーションを記録するには,JDK バージョン 1.6u32 以下が必要です。
- Java over HTTP プロトコル:JDK バージョン 1.5 以降が必要です。
- Java プロトコルを使用して Internet Explorer 8 上で記録を行うには,Internet Explorer インスタンスをすべて閉じてから,LoadRunner が Explorer インスタンスを開いて記録セッションを開始するようにしてください。
- 以前の 32 ビット版 Windows システム(Windows XP および Windows 2003 R2)上の VuGen では,Java VM の操作(Java ベースのプロトコル,Flex プロトコル,GWT DFE を使用する Web - HTTP/HTML スクリプトなど)を必要とする VuGen スクリプトは,Windows での仮想メモリ管理の制限のため,コード生成または再生の際に失敗することがあります。
LDAP(Listing Directory Service)プロトコル
MMS(Media Player)プロトコル
- Controller で MMS スクリプトに対してシナリオを実行する際に,[実行時ネットワーク]>[速度のシミュレーション]設定が[最大帯域幅を使用]でなく,[その他]>[マルチスレッド]設定が[仮想ユーザをプロセスとして実行]でない場合,シナリオが失敗することがあります。
- Media Player のスクリプトでエラーが発生し,「Error -86801:Host access denied, <hostname> not available or missing(エラー -86801:ホストアクセスが拒否されました。<ホスト名>は使用できないまたは見つかりません)」というメッセージが表示されます。
回避策:すべての Media Player スクリプトで mms_disable_host_check 関数を呼び出します。モバイル・アプリケーション - HTTP/HTML プロトコル
- モバイル・レコーダでシナリオを記録する際に,電子メールで送信できる PCAP 添付ファイルの最大サイズが,電子メール・サービス・プロバイダによって制限されることがあります。
- Mobile Sniffer Agent:LoadRunner 11.50 に付属する Mobile Sniffer Agent は,次のオペレーティング・システムをサポートします。
Windows:Windows XP,Windows 7,Windows Server 2003,Windows Server 2008。- Mobile Sniffer Agent を Windows オペレーティング・システムで実行するには,WinPcap のインストールが必要です。WinPcap のインストールでは,インストーラの標準設定を使用してください。次に,サポート対象の WinPcap バージョンを示します。
RDP(Remote Desktop Protocol)プロトコル
SAP - Click and Script プロトコル
- モーダル・ダイアログ・ボックスで実行したステップのサブセットにかかった時間を測定するトランザクションは定義できません。
- 記録中,テキストの外側にあるツリー・ビューのツリー・セルをダブルクリックすると,VuGen では "Activate" ではなく "Select" が記録されます。その結果,再生で POST が欠落してしまいます。
- 取得した値のリストにスクロール・バーが含まれている場合,サーバからの取得にスクロールが必要な項目は選択できません。
- ビジネス・プロセスのサイズと機能によっては,SAP Web プロトコルに比べてスケーラビリティが低くなります。
- 実行時設定である[代替ナビゲーションに置き換え]はサポートされません。
- 一部の SAP 環境(6.20 や 6.40)では,テストが web_element 関数を呼び出し,"TD" というタグ名の項目を選択する場合,このようなテストの再生は失敗します。
- 記録中に UI 要素ではなくキーボード・オプションを使用すると(たとえば,[ログイン]ボタンをクリックするのではなく Enter キーを押すなど),ステップが記録されないことがあります。一般的に,スクリプトの記録中はキーボード・オプションではなく UI 要素を使用することをお勧めします。
SAP GUI プロトコル
Silverlight プロトコル
- REST サービスは,Silverlight サービス呼び出しを生成しません。ただし,記録と再生は可能です。
- [プロトコルおよびセキュリティ シナリオ データ]ダイアログ・ボックスにある[WSDL の位置]は編集できません。
- [記録オプション]ダイアログ・ボックスの Silverlight サービス・ノードにある[更新]ボタンは,WSDL の場所が変更されていなければ,サービスを更新します。
- WSDL の場所が変更されている場合,サービスは再インポートされます(サービスを削除してインポート)。
- WCF Web サービスでの双方向(ポーリング)バインドはサポートされません。
- Silverlight 4 および 5 のクライアントはサポートされていますが,新しい通信機能(net.tcp バインドなど)を使用して開発したアプリケーションはサポート対象外です。
- VuGen スナップショット・ビューアは Silverlight コントロールをサポートしません。
- Silverlight プロトコルは,日本語,韓国語,簡体字中国語,繁体字中国語を使用するアプリケーションをサポートしません。
TruClient Ajax プロトコル
- TruClient 仮想ユーザに対して Web ページ・コンポーネントの内訳グラフを表示する際に,Mozilla の Necko などの一部のサードパーティ・コンポーネントがインストールされていると,Ajax TruClient 測定が使用できなかったり,他のプロトコルに比べて精度が低下したりすることがあります。たとえば,最初のバッファまでの時間内訳グラフや,SSL ハンドシェーク,クライアント/エラー時間などの測定が使用できないことがあります。
- required 属性(HTML5)を持つ入力フィールドは,対話モードとロード・モードで動作が異なります。対話モードでは,属性が送信されたときにフィールドが空だと,onsubmit ハンドラは呼び出されません。ロード・モードでは,onsubmit が呼び出されます。
- [スクリプトの開発]をクリックして TruClient を開いた後で閉じた場合でも,VuGen に黄色の開発モードのバナーが引き続き表示されることがあります。回避策:プロキシを使用している場合は,「ローカル接続のバイパス」を指定する必要があります。PAC ファイルを使用する場合,PAC は 127.0.0.1 に対する直接接続を指定する必要があります。
- LoadRunner で TruClient スクリプトを記録した後,それよりも新しいバージョンの LoadRunner で編集すると,再生でエラーが発生することがあります。
スクリプトを変更する前に,バックアップ用のコピーを保存しておいてください。回避策:再生でエラーが発生した場合,TruClient プロトコルの最新バージョンでスクリプトを記録し直します。- TruClient では,CSS ルール「Mouse Hover」が適用されている場合,「マウス・オーバー」が記録されません。
回避策:マウスでのポイント操作ではなく,クリックによってドロップダウンを開くようにします(クリックは記録されます)。- TruClient プロトコルのステップ・タイプと引数はローカライズの対象外です。
- TruClient の一般文字列は日本語版ではローカライズされません。
TruClient AJax - IE プロトコル
- TruClient Ajax - IE プロトコルでは IP スプーフィングがサポートされません。
- TruClient Ajax - IE プロトコルではモデム速度のエミュレーションがサポートされません。
- TruClient Ajax - IE プロトコルでは J2EE/.NET の診断がサポートされません。
- TruClient Ajax - IE プロトコルは Windows 8 オペレーティング・システムではサポートされません。
- TruClient Ajax-IE プロトコルでスクリプトを記録する場合,Ctrl キーと組み合わせたキーボード・イベントはサポートされず,記録されません。
- TruClient Ajax - IE プロトコルを使用する場合,Internet Explorer 9 が Load Generator にインストールされている必要があります。
- Internet Explorer 9 の動作が原因で,TruClient Ajax - IE プロトコルを Internet Explorer 9 で使用しており,バージョン 7 よりも古い Java IE プラグインがインストールされている場合,このプラグインをインスタンス化するアプレットを含む Web ページをレンダリングすると,ブラウザがクラッシュすることがあります。
回避策:Java IE 7 プラグインまたはそれ以降のバージョンをインストールします。- TruClient は Internet Explorer 9 の互換表示モードではサポートされません。
- TruClient Ajax - IE でロード・テストを実行する場合,パラメータの長さは 500 文字未満である必要があります。
- McAfee のウイルス対策ソフトウェアの新しいバージョンは,TruClient Ajax - IE プロトコルとの間でネットワーク・フックの衝突を引き起こすことがあります。その結果,ロード・テストの際に,一部の仮想ユーザの実行が停止するなど,予期しない動作が発生する可能性があります。Controller のエラー表示枠にエラー・メッセージが表示され,仮想ユーザのステータスが失敗に設定されます。
回避策:McAfee のウイルス対策ソフトウェアを無効にします。TruClient AJax - Firefox プロトコル
- スクリプトの開発中に,TruClient に[セキュリティ警告]ダイアログ・ボックスは表示されません。
- TruClient Ajax - Firefox 仮想ユーザをロード・モードで実行中に問題が発生した場合,[ペースの設定] 設定([再生]>[実行環境の設定]>[一般]>[ペースの設定])を次のように変更します。[前回の反復が固定遅延で終了した後] または [<固定/乱数>間隔] を選択します。
- TruClient Ajax - Firefox プロトコルは,Mozilla Firefox ブラウザをサポートするアプリケーションでしか使用できません。
- Windows XP SP3,Windows Server 2003 R2 32 ビット版,Windows Server 2008 x64 オペレーティング・システムを使用する場合,管理者権限を持たない仮想ユーザは TruClient Ajax - Firefox プロトコルを起動できません。
- TruClient Ajax - Firefox では,Kerberos 認証はサポートされません。サーバが NTLM もサポートする場合は,TruClient は認証を NTLM に自動的に切り替えて動作を続けます。
- Performance Center ホストから,Firefox エディタを使用して TruClient Firefox スクリプトを再生する際に,エラーが発生します。
回避策:VuGen を閉じてから開き直すか,VuGen のスタンドアロン・インストールを使用します。Web - HTTP/HTML プロトコル
- ポート・マッピング構成はプロキシ記録モードではサポートされません。
- VuGen は,セッションの記録中に Internet Explorer 10 からクライアント証明書を取得できません。
回避策:ポート・マッピング設定でクライアント証明書を指定します。- 証明書に強い秘密鍵の保護が設定されており,再生中に WinInet モードが使用されている場合,スクリプトの再生中に認証の詳細を手動で入力することが必要な場合があります。
- Internet Explorer 9 以降では,古い記録エンジンによるスクリプトの記録はサポートされていません。
- LoadRunner の以前のバージョンでは,C の "char" 型は "signed char" 型とみなされます。LoadRunner 11.50 以降では,"unsigned char" とみなされます。したがって,符号の指定のない "char" 型の変数で算術演算を実行すると,LoadRunner の 11.50 と旧バージョンでは計算結果が異なる可能性があります。
Web - Click and Script プロトコル
- Windows 2003 R2 を使用する場合,Web Click and Script ステップが記録後に生成されません。
回避策:Internet Explorer のセキュリティ強化の構成を無効にすると解決します。この設定は標準設定で有効になっています([コントロール パネル]>[管理ツール]>[サーバー マネージャ]>[IE ESC の構成])。- Web(Click and Script)では,Applets オブジェクトと ActiveX オブジェクトの再生はサポートされません。現在この機能は,AJAX - Click and Script プロトコルで提供されており,Windows プラットフォームのみでサポートされています。
Web サービス・プロトコル
- SOAP エンベロープのサイズが大きいと,スナップショットの記録と再生が無効になります。
- エンベロープに 500 KB を超えるサイズの要素が含まれる場合,SOAP のインポート機能はサポートされません。
- 添付ファイルまたはセキュリティ情報を含む要求の記録はサポートされません。
- Axis ツールキットについては,添付ファイルとセキュリティ情報の両方を含む Web サービス呼び出しはサポートされません。
- .NET ツールキットについては,非同期呼び出しでは SOAP バージョン 1.2 はサポートされません。
- Base64 へのエンコードには,10 KB までのテキスト文字列を入力できます。これを超える場合は,[ファイルから取得]オプションを使用してください。
- VuGen では,JMS メッセージ・キューを使った Web サービス・メッセージはサポートされますが,JMS トピックはサポートされません。
- JMS バインド拡張機能はサポートされません。
- スクリプト内のすべてのサービスに,同じセキュリティ・シナリオを設定する必要があります。この設定は,[プロトコルとセキュリティ]タブで行います。
- Web サービスの非同期呼び出しとカスタム・ユーザ・ハンドラは,WCF ではサポートされません。
- LoadRunner は,soa_xml_validate 関数を含むスクリプトを再生できません。
- スクリプト内にすでに存在する "update service" ステップを使用する場合,アプリケーションを終了してから起動しないと,更新されたプロパティは表示されません(ステップの引数の表示)。アプリケーションを再度開くと,引数は更新されます。"update service" の実行中にスクリプトを開き,引数を表示すると,アプリケーションは例外をスローします。
回避策:"update service" の実行中はスクリプト・ファイルを閉じるか,"update service" の実行後にテストを再開します。- Axis ツールキットで WDSL をインポートすると,Web サービス・スクリプトが開かないことがあります。回避策:WDSL のインポートには .Net ツールキットを使用します。
スクリプトの再作成で問題が発生した場合は,次の手順を実行します。
1)テストを新規作成します。
2).Net ツールキットを使用して WSDL をインポートします。
3)新しいスクリプトのディレクトリに移動します。
4)WSDL フォルダをコピーし,古いスクリプトのディレクトリに貼り付けます。
5)古いスクリプトのディレクトリにある default.cfg ファイルを開きます。
6)[WebServices]ヘッダの下にある "Toolkit=Axis" を,"Toolkit=.Net" に変更します。
- 英語以外の文字が名前に含まれている Web サービス・スクリプトに WSDL ファイルをインポートすると,ファイルでエラーが発生してもエラー・レポートには何も報告されません。
回避策:スクリプトの名前を,英語の文字のみに変更して保存します。Windows ソケット・プロトコル
SDK プロトコル
Windows 8
- Windows 8 オペレーティング・システムの 64 ビット版では,Citrix と Web をマルチプロトコル・モードで使用してスクリプトを作成する場合,VuGen は記録を実行できません。また,Oracle Web App 11i プロトコルに対しても記録はサポートされません。これは,64 ビット版の Internet Explorer 10 が現時点でこれらのモードとプロトコルでサポートされていないためです。
- テキスト・チェックの挿入機能は Windows 8 オペレーティング・システム上の Web プロトコルではサポートされておらず,VuGen 記録ツールバーの対応するボタンは表示されません。
回避策:スクリプトの生成時にスナップショット表示枠からテキスト・チェックを追加できます。- RTE スクリプトの記録と再生は Windows 8 ではサポートされません。
非同期サポート
非同期セッションをサポートするすべてのプロトコルにおいて,記録を行うことができるのは web_* ステップのみです。
IPv6
IPv6 は,上の表で示すプロトコルでサポートされます。Web HTTP プロトコルのサポートには,次のような制限事項があります。
- Web からの FTP はサポートされていません。
- Web ブレークダウンはサポートされていません。
- Kerberos はサポートされていません。
- Web からのスプーフィングはサポートされていません。
- PAC ファイルはサポートされていません。
- IPv6 Webtrace は,RawSocket モードをサポートしません。
- IPv6 Webtrace は,6to4 送信ネットワーク・インタフェースではサポートされません。
- IPv6 Webtrace は,Windows XP および Windows 2003 オペレーティング・システムではサポートされません。
- IPv6 Webtrace の RAW ソケット・モードはサポートされないので,RAW ソケット・トランスポートを使用して IPv6 ターゲットへのルートをトレースすることはできません。
- URL 引数での明示的な IP 指定(IPv6 形式)は使用できません。たとえば,次のステップを再生するとエラーが発生します。
web_url("IPv6",
"URL=http://[2001:0db8:85a3:0000::8a2e:0370:7334]/",
"Resource=0",
"RecContentType=text/html",
"Referer=",
"Snapshot=t1.inf",
"Mode=HTML",
LAST);
64 ビットでの記録
一般的に,32 ビットのクライアント・バージョンから 64 ビット・アプリケーションを移植すると,32 ビット版クライアントと全く同じ動作をします。ただし,新しいクライアントが 64 ビット・アプリケーションのネイティブ機能を使用する可能性もあります。たとえば,DB テーブルで 64 ビット長の識別子を使用する場合,識別子の値は途中で切り捨てられるのでクエリは失敗します。
次のガイドラインが当てはまります。
- 64 ビット記録の環境は,Windows 7 x64 または Windows 8 x64(Windows 8 x64 は Service Pack 11.52 で追加)と,64 ビットのテスト対象アプリケーション(AUT)であることが必要です。
- 64 ビット版オペレーティング・システムで 32 ビットと 64 ビット・アプリケーション(64 ビット・アプリケーションとして実行)を記録する操作はサポートされています。
- ただし,再生は 32 ビットのみサポートされます。
- Java over HTTP プロトコルの場合:再生には 32 ビット版 JVM が必要です。
- .NET プロトコルの場合:.Net アプリケーションには,64 ビット・タイプが 2 つ(AnyCPU と純粋な 64 ビット)あります。LoadRunner では AnyCPU のみがサポートされます。現時点では,純粋な 64 ビット・アプリケーション向けのソリューションはありません。
LoadRunner は,記録で使用した AnyCPU dll を再生時に使用します。- Oracle 2 層:32 ビットと 64 ビット両方のクライアントをインストールする必要があります(32 ビット・クライアントは再生に必要)。
次の表に,非同期,IPv6,64 ビットの記録でのプロトコルのサポート状況を示します。
GUI 仮想ユーザ
Analysis
- ブラウザで接続中の ALM サーバとは異なるバージョンの ALM サーバに接続しようとすると,Analysis でエラーが発生します。
回避策:ブラウザでもう 1 つのバージョンの ALM に接続し,[Application Lifecycle Management]リンクをクリックしてクライアント・ファイルをダウンロードします。- LoadRunner Analysis で ALM からの結果を開くと,一部のグラフが利用できないことがあります。
- ロード・テストで Web 仮想ユーザがプロキシ・サーバを通じて AUT にアクセスする場合,結果の分析の際に,最初のバッファまでの時間内訳グラフのネットワーク時間とサーバ時間に 0 の値だけが表示されます。これは,プロキシの背後で実行する場合には「最初のバッファまでの時間」メトリックスが無効になり,時間の値はプロキシ・サーバまでしか計算できないからです。
- 名前に '@' または ',' 文字があるトランザクションを含むロード結果は,既存のトランザクションと衝突する可能性があります。Analysis はこれらの文字を '_' に置き換えるので,結果のトランザクション名が衝突する場合に,エラーが発生します。
回避策:トランザクション名に '@' と ',' は使用しないでください。- Analysis の結果が多数の類似した測定から成る場合,グラフにスパイクが表示されたり,「メモリ不足です」というメッセージが表示されたりすることがあります。
回避策:64 ビット版 Windows の場合,4 GB 以上のメモリを搭載してください。32 ビット版 Windows の場合,[スタート]>[ファイル名を指定して実行]を選択し,msconfig と入力します。[ブート]タブで,[詳細オプション]をクリックします。[最大メモリ]を選択し,最大値に設定します。- 現在,Analysis は Microsoft SQL Server バージョン 2005 以降をサポートしています。
- Microsoft SQL Server 2000 を使用する場合は,Analysis データの移行または Microsoft SQL Server 2005 へのアップグレードが必要です。次に,移行とアップグレードで必要なタスクの実行手順を説明します。
以前の Analysis データを SQL 2005 Server に移行するには,次の手順を実行します。
SQL 2000 から SQL 2005 へアップグレードするには,次の手順を実行します。
- MS SQL Server でユーザ定義のポリシーを使用する場合,Analysis データベース・テンプレート(<LR インストール・ディレクトリ>\bin\dat フォルダ)に専用のアカウントを追加する作業が必要になることがあります。
- Analysis レポートを MS Word にエクスポートする場合は,コンテンツの負荷が文書内の表形式に影響することがあるので注意してください。RTF 形式の使用を推奨します。
- Analysis の次の標準設定が変更されました。[思考遅延時間を含める] が無効になり,[完全なデータの生成中にサマリを表示する] が有効になりました。
- 大量のトランザクション(100 件超)をフィルタ処理する場合,MS Access と SQL クエリで問題が発生します。
- <言語>ユーザ・インタフェース・パックを実行した後でも,サンプル・セッションから生成した Analysis UI データ(<LR インストール・ディレクトリ>\tutorial フォルダ)は英語で表示されます。グラフのフィルタ処理が失敗します。回避策:グラフを再生成すると,<言語>ユーザ・インタフェース・パックの言語が表示され,フィルタ処理も成功します。
統合
本項では,次の統合に関する情報を記します。
データ・フォーマット・エクステンション(DFE)サポート
QuickTest Professional
HP Service Virtualization
- HP Service Virtualization プロジェクトで Controller シナリオを実行する際に,[デザイン]タブから HP Service Virtualization の設定を変更した場合,設定は HP Service Virtualization サーバに適用されません。
- HP Service Virtualization サーバで SSL とモニタの両方に対するユーザ資格情報が使用されている場合,HP Service Virtualization プロジェクトを Controller シナリオに正しくインポートできません。
回避策:SSL に対するユーザ資格情報だけを使用するように HP Service Virtualization サーバを構成します。SiteScope
- SiteScope システム・リソース・グラフ([システム リソース グラフ]>[SiteScope])を構成する場合,特定の SiteScope ユーザ・アカウントは指定できません。LoadRunner は標準設定の SiteScope 管理者ユーザを使用します。
- 標準設定の SiteScope 管理者アカウント以外の SiteScope アカウントで SiteScope モニタを構成したい場合,SiteScope でモニタを持つグループをそのアカウントに明示的に割り当てる必要があります。
- SiteScope サーバに対する認証はサポートされません。
回避策:SiteScope サーバの管理者アカウントからパスワード保護を削除します。マルチリンガル・サポート
本項の内容は,次のとおりです。
国際化に関する制限事項
- 多言語サポートを有効にするには,DB サーバと FS サーバを Unicode 対応にする必要があります。Unicode は,多言語サポートに対応する MS-SQL の機能です。Oracle では,サーバのインストール時に多言語サポートが定義されます。
- Oracle UTF-8 データベースでは,英語以外の複数言語でテキストを入力できます。MS-SQL データベースでは,プロジェクトを Unicode として定義すると,多言語サポートが有効になります。また,既存の MS-SQL プロジェクトを Unicode 互換に変更することも可能です。さらに,ALM クライアント・マシンのシステム・ロケール設定に関係なく,英語以外の言語でテキストを入力することができます。ただし,ALM サーバが Unicode 互換でない場合,ALM クライアント・マシンに英語以外の文字を入力すると疑問符として表示されます。
- Performance Center は,ALM バージョンと同じローカライズ・バージョンのみを使用できます。たとえば,韓国語の Performance Center を使用するには,韓国語版の ALM を使用する必要があります。
- ALM ログイン・ウィンドウの[パスワード]フィールドまたはドキュメント・ジェネレータには,日本語文字を入力できません。回避策:クリップボードからテキストを貼り付けます。
- ClientOSLocale または ClientOSAdvanceLocale の設定と異なる文字を含むプロジェクトを開いたり,更新したりすると,元に戻せないダメージが発生する可能性があります。
- 外部のコンポーネントから ALM に挿入される InputLanguage は,ClientOSLocale および ClientOSAdvanceLocale と同じでなければなりません。たとえば,ClientOSLocale または ClientOSAdvanceLocale が日本語ではない OSLanguage で動作するクライアントでは,日本語の文字を含む QuickTest Professional スクリプトを挿入することはできません。
- ALM/Quality Center クライアントから英語以外の文字を含むメールを送信する場合,ClientOSLocale および ClientOSAdvanceLocale がメールの文字ロケールと同じであるクライアントから送信しなければなりません。
- 英語でない文字を含むメールを送信する場合,MailServerVersion および MailClientVersion メール・サーバが英語以外の文字をサポートしている必要があります。
- 英語でない文字を表示するには,OSLanguage にその言語用の適切なフォントを含める必要があります。
- SiteAdminDBCollation および ProjectDBCollation はデータ挿入と同じ言語に設定する必要があります。たとえば,韓国語の照合順序に日本語の文字を挿入することはサポートされません。
- スペル・チェック・ツールは英語でのみ利用可能です。
- JDBC ドライバの特定のバージョンの問題により,MS-SQL で中国語および日本語の照合順序を使用すると,いくつかのアクションの実行中にエラーが発生する場合があります。
- プロジェクト名にタイ文字が入ったプロジェクトを ALM/Quality Center で作成することはできません。
- ALM のエディット・ボックスに実際に入力できる 2 バイト文字の数は,関連するエラー・メッセージに示された文字数よりも少ないことがあります。実際に使用できる文字数は,データベース定義,および使用される文字セット照合順序に応じて異なります。たとえば,UTF8 を使用するように定義されているデータベースで日本語の文字を使用する場合,1 つの文字が 3 バイトを占める可能性があります。
- 英語以外の文字があるテスト・スクリプトが含まれるドキュメントをドキュメント・ジェネレータで生成すると,英語以外の文字がランダムな ASCII テキストとして表示されることがあります。回避策:ドキュメント・ジェネレータの[添付ファイルの埋め込みオプション]にある[アイコンとして]を選択します([拡張テキストとして]は選択しません)。
- ALM/Quality Center バージョン 9.2 以降では,英語以外の文字セットを使用した LDAP 認証をサポートします。それ以前のバージョンでは,LDAP 認証を行うユーザのパスワードに英語以外の文字が含まれていると,ログインが失敗しました。英語以外の文字セットを使用する場合,[サイト管理]の LDAP_CHARSET パラメータを[標準設定]に設定するか,または Basic Encoding Set リスト(http://java.sun.com/j2se/1.4.2/docs/guide/intl/encoding.doc.html)にリストされている適切な値を追加します。
- ヘブライ語ロケール:ヘブライ語ロケールのクライアント・マシンでは,ALM メモ・フィールド([詳細],[コメント],[リッチ テキスト]など)が正しく表示されるように,[コントロール パネル]>[地域と言語のオプション]ウィンドウで次のように設定します。
ローカライズに関する制限事項
- デモ・プロジェクト:デモ・プロジェクトは英語版だけが用意されています。ローカライズされたデモ・プロジェクトは,言語パックの最初のパッチで利用可能になる予定です。ALM チュートリアルのレッスンのいくつかは,デモ・プロジェクトで予期した結果が得られることを前提としています。チュートリアルを実行することは可能ですが,結果はレッスンで説明されているものと異なる可能性があります。
- UI 言語の定義は ALM サーバで行い,各サーバで 1 つの言語を定義できます。
- ALM Language Pack をインストールおよび実行できる環境は,ネイティブ言語(MLU*)が MUI* 言語と同一の Windows 環境です。
- 英語版の ALM で作成されたプロジェクトは,ローカライズ・エディションにはアップグレードできません。ALM_Demo プロジェクトは翻訳されておりません。したがって,ALM_Demo プロジェクトにログインすると,ユーザ・インタフェースの一部分が英語表記となっています。
- Windows XP(SP3)のフランス語ローカライズ版では,不具合を Microsoft Excel にエクスポートできない場合があります。
- ローカライズされたバージョンのパフォーマンス・テストを使用する場合,Arial Unicode MS - バージョン 1.00 以降を PC サーバにインストールする必要があります。
LoadRunner 言語パック
- LoadRunner ユーザ・インタフェース・パック:言語パックのインストール中に,HP LoadRunner Launcher Process が使用されているという警告メッセージが表示されることがあります。
回避策:[続行]をクリックして,インストールを再開します。- ローカライズされた設定を表示するには,.NET Framework の言語パックをインストールする必要があります。
- チュートリアル・スクリプト:言語パックをインストールしても,\HP\LoadRunner\tutorial の下のセッションとスクリプトはすべて英語のままです。
- LoadRunner ユーザ・インタフェース・パック:LoadRunner ユーザ・インタフェース・パックを使用する場合,LoadRunner を最初に実行する前にユーザ・インタフェース・パックをインストールすることをお勧めします。
- メニューとツールバー:LoadRunner を最初に実行した後で LoadRunner ユーザ・インタフェース・パックをインストールすると,メニューとツールバーが翻訳されない可能性があります。
回避策:LoadRunner を閉じて,次のフォルダをレジストリから削除します。HKEY_CURRENT_USER\Software\<フォルダ名>。ここで,<フォルダ名>は LoadRunner をインストールしたドライブです。
たとえば,LoadRunner が C ドライブにインストールされている場合,レジストリのフォルダ名はHKEY_CURRENT_USER\Software\C です。LoadRunner を再起動します。- Analysis のレポート・テンプレート:LoadRunner を最初に実行した後で LoadRunner ユーザ・インタフェース・パックをインストールすると,Analysis のレポート・テンプレート([レポート]>[レポート テンプレート])が翻訳されない可能性があります。
回避策:LoadRunner を閉じて,<LoadRunner ユーザ・インタフェース・パック CD のルート>\Reporting にあるファイルを<LoadRunner インストール・フォルダ>\bin\dat\Reporting にコピーします。LoadRunner を再起動します。外国語オペレーティング・システム上でのローカライズされていない LoadRunner の使用
- 言語サポート:LoadRunner は,英語とマシンのオペレーティング・システムのネイティブ言語だけをサポートします。たとえば,日本語版の Windows XP の場合,LoadRunner では日本語と英語が使用できます。
- インストール・パス:LoadRunner のインストール・ファイルがあるパスと,LoadRunner をインストールするパスに使用できる文字は,英語文字だけです。
- 診断アドイン:英語以外のオペレーティング・システムを搭載したコンピュータ上の Controller で診断アドインを使用するには,Diagnostics_9.0_8.0_LR_Addin_QCCR1I52206 修正プログラムをインストールする必要があります。詳細については,HP カスタマ・サポートにお問い合わせください。
- .NET Framework 3.5 のエラー:ローカライズされたマシンに LoadRunner をインストールしようとすると,.NET Framework 3.5 のインストールでエラーが生じ,インストールを終了するように求められることがあります。これは,.NET 3.5 Framework のインストール・プロセスが Framework 言語パックをダウンロードしようとして失敗するために起こります。
回避策:インストール・ウィザードの指示に従って LoadRunner インストールを終了し,もう一度 LoadRunner のインストールを開始します。- オンライン・ヘルプ:中国語/日本語文字(日本語の全角カタカナを除く)を含む文字列に対して,検索機能が予期したとおりに動作しないことがあります。
回避策:検索文字列の各文字の後に半角スペースを追加します。- オンライン・ヘルプ:オンライン・ヘルプのパフォーマンスを最大にするには,最新版の JRE をインストールします。
- Web(HTTP/HTML)スクリプトの日本語文字:詳細記録オプションでアプリケーションのエンコーディングを指定し,アプリケーションでページごとに異なる文字エンコーディングが使用されている場合,記録ログまたはスクリプトで無効な日本語文字が表示されることがあります。このためにスクリプト再生でエラーが生じることはありません。
- 極東言語の Web プロトコルでの改行をしないスペース:一部の極東ロケール文字セットでは,改行をしないスペース( `\xA0' など)が先頭バイトと見なされるため,表示できません。この場合,改行をしないスペースは,スクリプトのコード生成と再生の両方で,通常のスペース(` `, `\x20' など)に変換されます。このために,複数の通常のスペースの除去による長さの不一致など,再生時の問題が生じることがあります。
回避策:比較が成功するようにスクリプトでスペースを削除/追加するか,問題を回避するために正規表現を指定します。- スタンドアロン・インストール:VuGen および Analysis のスタンドアロンのインストール・インタフェースは英語のみで,ローカライズされていません。
- Flex AMF 呼び出しのプロパティ:Flex AMF 呼び出しのプロパティのマルチバイト記号は,スクリプト・テキストの表示では正しく表示されません。
- 単語補完:Windows が Ctrl+スペースの組み合わせを使用するように構成されていると,単語補完が動作しません。これは中国語キーボードを使用する場合に一般的です。
回避策:[編集]メニューで[入力候補]を選択します。上級ユーザであれば,次のレジストリ・キーを設定することにより,中国語キーボードで Ctrl+Space を無効にできます。
- [HKEY_CURRENT_USER\Control Panel\Input Method\Hot Keys\00000010]
"Key Modifiers"=hex:00,c0,00,00
"Target IME"=hex:00,00,00,00
"Virtual Key"=hex:ff,00,00,00- [HKEY_CURRENT_USER\Control Panel\Input Method\Hot Keys\00000070]
"Key Modifiers"=hex:00,c0,00,00
"Target IME"=hex:00,00,00,00
"Virtual Key"=hex:ff,00,00,00- ODBC および Oracle 2 層プロトコル:VuGen で ODBC または Oracle 2 層プロトコルを使用してスクリプトを記録する際に,AUT が開いている間に記録を停止すると,VuGen がクラッシュすることがあります。
回避策:LoadRunner を閉じて,<LoadRunner インストール・フォルダ>\dat\protocols\options\script\general.opt ファイルをテキスト・エディタで開きます。
Option=DumpProcessesという行の先頭にセミコロンを追加してコメントにします。すなわち,;Option=DumpProcesses のようになります。- PDF レポート:Analysis で,生成された PDF レポートに英語以外の文字が含まれていると,一部の文字が読めないことがあります。
回避策:PDF ファイルを生成する前に,使用するレポート・テンプレートでフォントを変更します。HP Software サポート
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