Service Desk Helpdesk Report Pack

ソフトウェアバージョン 1.1

リリースノート 2006年9月29日

概要
インストール
新機能と修正
既知の問題および制限事項と対策
文書の誤り
言語サポート
サポート
法律上の表示

概要

SD Help Desk Report Pack は、管理対象のサービスコール、インシデント、および問題についての詳細情報を提供します。サービス顧客と IT 組織の間のハブとして働く Service Desk Helpdesk Manager はサービスデリバリのための中心的な顧客インタフェースです。

これらのレポートを使用して、サービスコール、インシデント、および問題の、受信総数、期限前のクローズ、最初のコールでのクローズ、平均継続時間についてのメトリックを見ることができます。各レポートでは、期間を決めて、分類、優先度、カテゴリ、およびワークグループの詳細情報を取得することができます。前期間における概要情報にアクセスすることもできます。

このパッケージには次のレポートが含まれています。

§                      受信総数別のインシデント、問題、サービスコール(最近)

§                      受信総数別のインシデント、問題、サービスコール(履歴)

§                      最初のコールでクローズされたインシデント、問題、サービスコール

§                      期限までにクローズされたインシデント、問題、サービスコール

§                      インシデント、問題、サービスコールの平均継続時間

§                      クローズコード別のインシデント、問題、サービスコール

§                      カテゴリ別のインシデント、問題、サービスコール

§                      分類別のインシデント、問題、サービスコール

§                      優先度別のインシデント、問題、サービスコール

§                      設定とロギング

インストール前の設定作業(Service Desk 4.5 のみ)

Service Desk 4.5 を使用している場合、SD HelpDesk Report Pack に加えてデータパイプをインストールする必要があります。レポートパックとデータパイプをインストールする前に、次の設定作業を実行する必要があります。

  • 作業1: OVPI を Service Desk データベースへ接続します
  • 作業2: Service Desk データベース上にインストールされたビューに関連する、いくつかの手作業を実行します。
  • 作業3: .pro ファイル中のデータベースサーバー名を変更します
  • これらの手順の詳細については、『Service Desk Reporting ユーザーガイド』(2006年10月)を参照してください。

    インストール

    以下の手順に従って Service Desk HelpDesk レポートパックをインストールします。

    1.         システムにログインします。UNIXシステムの場合はrootでログインします。

    2.         OVPI Timerを停止し、プロセスが終了するのを待ちます。

    Windows の場合: [コントロールパネル] > [管理ツール] > [サービス] を選択します。

    UNIX の場合: rootで次のいずれかを実行します。

    HP-UX: sh /sbin/ovpi_timer stop

    Sun: sh /etc/init.d/ovpi_timer stop

    3.         Report Pack CD を CD-ROM ドライブに挿入します。Windowsの場合はメインメニューが自動的に表示されます。Unixの場合は、CDをマウントしてCDドライブの最上位ディレクトリに移動し、setupコマンドを入力します。

    4.         選択フィールドに 1 を入力して ENTER を押下し、システムの Packages ディレクトリへ OVPI レポートパックを抽出します。完了バーが進捗を示します。抽出処理が終わると、インストールスクリプトはパッケージマネージャを起動します。パッケージマネージャの[ようこそ]ウィンドウが開きます。

    5.         パッケージマネージャが実行中でない場合は、管理コンソールからパッケージマネージャを選択します。

    11.     [次へ] をクリックします。[OVPIパッケージの場所] ウィンドウが開きます。

    7.         [インストール] ボタンをクリックします。

    8.         デフォルトのインストール先ディレクトリを受け入れるか、必要に応じて別のディレクトリを指定します。

    11.     [次へ] をクリックします。[OVPIレポートの配布] ウィンドウが開きます。

    10.     デフォルトを受け入れてレポートを配布します。OVPIユーザー名とパスワードを入力します。

    11.     [次へ] をクリックします。[OVPIパッケージの選択] ウィンドウが開きます。

    12.     SrvDsk_HelpDesk と SrvDsk_HelpDesk_Demo(オプション) レポートパックを選択します。

    11.     [次へ] をクリックします。[OVPIタイプ検出] ウィンドウが開きます。[タイプ検出] チェックボックスの選択を解除して、[次へ]をクリックします。

    14.     [概要]ウィンドウが開きます。

    15.     [インストール] をクリックします。[インストールの進捗状況] ウィンドウが開き、インストールが開始されます。インストールが完了すると、パッケージのインストール完了メッセージが表示されます。

    16.     [完了] をクリックして [管理コンソール] に戻ります。

    17.     OVPI Timer を再起動します。

    Windows の場合: [コントロールパネル] > [管理ツール] > [サービス] を選択します。

    UNIX の場合: rootで次のいずれかを実行します。

    HP-UX: sh /sbin/ovpi_timer start

    Sun: sh /etc/init.d/ovpi_timer start

    インストール後の作業(Service Desk 5.0)

    HelpDesk データを、Service Desk から OVPI データベースへエクスポートする必要があります。次の手順を実行します。

  • OVPI サーバーの情報(ホスト名、ポート、ユーザー名、パスワード)を指定して、OVPI Report 接続を更新または作成します。
  • HP OpenView 設定ワークスペースグループに、レポーティング管理ワークスペースが表示されていることを確認します。
  • OVPI データベースへのデータの完全エクスポートを実行します。
  • OVPI データベースを定期的に更新するには、増分エクスポートをセットアップします。
  • 詳細は、『Service Desk Reporting ユーザーガイド』(2006年10月)を参照してください。

    新機能と修正

    次の(エラー追跡番号で特定される)不具合が修正されています。各ソフトウェア修正の詳細を表示するには、エラー追跡番号をクリックしてください。詳細を非常時にするには、再度クリックしてください。

    QXCR1000327766 - Service Desk レポートが、同じカテゴリに対して異なる総数を表示する。

    マッピング手続きが修正され、新規変更の数を正しく記録するようになりました。また、詳細変更レポートの説明が補足され、レポートの範囲が明確になりました。

    QXCR1000331248 - Service Desk RP レポート説明が誤っている。

    日付フィルタに関する説明では常に、作成日をフィルタリングの基礎とすると書かれていました。クローズに関係する一部のレポートでは、クローズ日でフィルタリングする必要があります。この説明は適切に訂正されています。

    既知の問題および制限事項と対策

    日本語版デモレポートにおける日付と文字列

    デモレポートでは、日付は英語で表示されます。通常のレポートでは、日付は英語では表示されません。デモレポートでは、文字列が英語で表示されることがあります。たとえば、「From」および「To」などの文字列です。これらの文字列は、通常のレポートでは日本語で表示されます。

    QXCR1000319466 - SD コンソールに完全エクスポートオプションが表示されない。

    OVPI 接続が正しく確立される前に Service Desk からの完全エクスポートを試みた場合、エクスポートは失敗し、OVPI 接続が確立された後も Service Desk レポーティング管理ワークスペースに完全エクスポートオプションが表示されません。

    対策:

  • 『Service Desk Administrator Guide』 の記述に従って、OVPI 接続を正しく確立します。
  • Service Desk データベースで次の SQL文を実行します。
  • UPDATE rpt_reportingadministrations SET rad_fullexportrequested = '0';

    文書の誤り

    『Service Desk Reporting ユーザーガイド』(2006年10月改訂)には、全3種類の Service Desk レポートパックのインストール手順と設定手順、および全3種類のレポートパックの説明が書かれています。Service Desk の文書(『SD 5.0 Installation Guide』、『SD 5.0 Service Level Manager Guide』、および『SD 5.0 Administrator's Guide』)に含まれている情報は、もう参照する必要はありません。

    QXCR1000318937 - Service Desk 5.0 Installation Guide の誤った情報

    a. 『SD 5.0 Installation Guide』の Chapter 6 には、レポートパックが Service Desk DVD からインストールされると書かれています(129ページの "Install Software Required for Report Packs" セクション)。これは誤りです。レポートパックは2006年5月版の Report Pack CD-ROM からインストールする必要があります。

    b. 『SD Installation Guide』の Chapter 6 には、"trendadm" がデフォルトのユーザー名/パスワードであると書かれています(134-135ページの "View Service Desk Reports" セクション)。これは一部誤りです。ユーザー名 "trendadm" を使用しますが、そのユーザーに設定されたパスワードを入力してログインしてください。

    サポート

    HP OpenView ウェブサイトはこちらです: http://managementsoftware.hp.com/

    このサイトには、オンラインサポートを含む、製品、サービスについてのお問い合わせ先や詳細が掲載されています。OpenView ホームページからサポートサイトを開くには、Support をクリックします。サポートサイトでは、以下のことを素早く効率的に行えます。

    注記: サポートサイトの一部へは、HP Passportへユーザー登録してログインしなければアクセスできません。一部のサービスには、有効なサポート契約も必要です。サポートアクセスレベルに関する詳細は、次のURLで確認してください。

    http://support.openview.hp.com/access_level.jsp

    HP Passport IDのご登録は、次のURLで行ってください。

    https://passport.hp.com/hpp2/newuser.do

    OVPI レポートパック/データパイプの改訂版ユーザーガイドは、定期的にウェブへアップロードされます。最新の文書を見つけるには、次の手順に従います。

    1. Support ホームページから[product manuals] をクリックします。[product manuals search] ページが表示されます。
    2. [select product] リストをスクロールダウンして、[Performance Insight Reporting Solutions] をクリックします。
    3. [select version] リストから、最新バージョンをクリックします。(OS オプションは不要です。)
    4. 必要な文書を選択して、[Open] または [Download] をクリックします。

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    http://www.adobe.com

    法律上の表示

    ©Copyright 2006 Hewlett-Packard Development Company, L.P.

    ここに掲載されている情報は予告なしに変更されることがあります。

    HPの製品およびサービスに対する保証は、各製品およびサービスに添付された明示の保証書に記載されているものに限定されます。本書は保証を補填するものではありません。HPは本書に掲載されている技術的な誤記、誤植、欠落に対して責任を負いません。