HP Network Node Manager i Softwareリリースノート
ソフトウェアバージョン: 10.00/2014年6月27日
このドキュメントでは、HP Network Node Manager i Software (NNMi) バージョン10.00で加えられた変更の概要について説明します。
マニュアルまたはオンラインヘルプには記載されていない重要な情報が含まれています。
リリースノートの最新の追加項目については、http://h20230.www2.hp.com/selfsolve/document/KM00891562/binary/nnmi_ReleaseNotes_update_10.00.htmを参照してください。
サポートされているハードウェアプラットフォーム、オペレーティングシステム、およびデータベースの一覧については、『HP Network Node Manager i Softwareシステムとデバイス対応マトリックス』を参照してください。サポートされているネットワークデバイスの一覧については、『HP Network Node Manager i Software (NNMi) デバイス対応マトリックス』を参照してください。
このバージョンでの更新点
ドキュメントの更新
デプロイメントリファレンス
アップグレードリファレンス
ドキュメントに関する正誤表
インストールガイドと対応マトリックス
ライセンス
HP Network Node Manager i Advanced Softwareの機能
HP Network Node Manager i Premium Softwareの機能
HP Network Node Manager i Ultimate Softwareの機能
HP Network Node Manager iSPI Network Engineering Toolset Softwareの機能
既知の問題、制限、および回避策
潜在的なインストールの問題
Internet Explorerブラウザーの既知の問題
Mozilla Firefoxブラウザーの既知の問題
英語以外のロケールの既知の問題
ドメインネームシステム (DNS) 設定の既知の問題
IPv6の既知の問題と制限
デバイス対応の既知の制限
MIBローダーの移行に関する既知の問題
統合に関する既知の問題
HPソフトウェアサポート
ご注意
NNMi 10.00リリースの概要
NNMiは、NNM 7.xソフトウェアがメジャーバージョンアップされた新版です。このリリースのNNMiには多数の新機能が含まれています。既存のNNM 6.xまたは7.xインストールからNNMiへの直接の単一システムアップグレードはサポートされていません (アップグレードリファレンスを参照)。NNMi 9.1xおよびNNMi 9.2xからNNMi 10.00への単一システムアップグレードはサポートされています (アップグレードリファレンスを参照)。NNMi 8.xまたは9.0xインストールは、NNMi 10.00にアップグレードする前にNNMi 9.1xまたは9.2xにアップグレードする必要があります。
NNMi 10.00
- アップグレードノート
- NNMi 10.00へのサポートされるアップグレードパスについては、新しい『NNMi 10.00アップグレードパスの要件』ドキュメントをお読みください。
- NNMi 10.00へのアップグレードに関する重要な注意事項については、アップグレードリファレンスを参照してください。これらの注意事項を読んでからアップグレードを実行することが重要です。
- NNMi 10.00にアップグレードする場合、購入したすべての製品について新しいライセンスキーを追加する必要があります。NNMi、NNMi Advanced、NNMi Premium、またはNNMi Ultimateのいずれの場合でも同様です。ライセンスキーを追加取得するには、HPライセンスキー配信サービスサイト (https://webware.hp.com/welcome.asp) を参照してください。
- NNMi 9.1xからNNMi 10.00にアップグレードする場合、9.2xの『HP Network Node Manager i Softwareリリースノート』の「アップグレードノート」セクションを参照してください。これには、NNMi 9.1xからNNMi 10.00にアップグレードする場合にも関係する多くの点が含まれています。
- (Linuxのみ) Linux NNMi管理サーバーをNNMi 9.1xまたはNNMi 9.2xからNNMi 10.00にアップグレードする場合、HPパブリックキーをLinux RPMデータベースにインポートしてからNNMi 10.00をインストールする必要があります。詳細については、『NNMi 10.00インタラクティブインストールガイド』を参照してください。
- 9.10より前のNNMiバージョンで使用されるLDAPユーザーロールの設定方法は、サポートされなくなりました。NNMi 10.0以降のバージョンにアップグレードする前に、新しい方法を使用するようLDAP設定が更新されていることを確認してください。LDAP設定の詳細については、『NNMiデプロイメントリファレンス』を参照してください。
- NNMiでロールとして使用されるLDAPグループがLDAPグループ自体で特定の属性で識別される、以前のNNMi 8.1x/9.0x LDAP設定を使用している場合、以前の設定はサポートされなくなったため、新しい設定スタイルを使用するよう更新してからNNMi 10.00にアップグレードする必要があります。LDAPグループDNを対応するNNMiユーザーグループに登録することによってNNMiユーザーグループをLDAPグループにマッピングする9.10 (およびそれ以降) の方法を使用している場合、変更は不要です。NNMi 9.10以降のLDAP設定の更新手順については、『デプロイメントリファレンス』の「ディレクトリサービスのアクセス設定を変更し、NNMiのセキュリティモデルをサポートする」セクションを参照してください。
- 以前の"HP UCMDB"統合モジュールは、新しい"HP BSM/UCMDBトポロジ"統合モジュールに置き換えられました。以前はUCMDBトポロジ同期をUCMDB製品から有効にしていたため、管理者は、新しい"HP BSM/UCMDBトポロジ"統合モジュールを使用してUCMDBトポロジ統合を再度有効にする必要があります。つまり、NNMi 10.00にアップグレードしても、UCMDB統合設定の移行は自動的に行われません。
- NNM 6.x/7.x統合はサポートされなくなりました。NNM 6.x/7.xのサポートは終了しました。NNMi 10.00へのアップグレード時に以下の変更が行われます。
- NNM 6.x/7.xの移行スクリプトは削除されます。
pmd
プロセスは削除されます。
- NNM 6.x/7.x設定ビューは削除されます (管理ステーション (6.x/7.x)、リモートNNM 6.x/7.xイベント設定)
- NNM 6.x/7.xイベントビューは削除されます。
- NNM 6.x/7.xへの交互起動メニュー項目は削除されます。
- NNM 6.x/7.xに関係するすべてのデータ (既存のインシデントを除く) はデータベースから削除されます。
- リモートNNM 6.x/7.xイベント設定、またはリモートNNM 6.x/7.xイベントに関係するPairwise設定が存在する場合は、以下の点に注意してください。
- NNMi 9.1xまたは9.2xから10.00にアップグレードする場合、リモートNNM 6.x/7.xイベント設定、またはリモートNNM 6.x/7.xイベントに関係するPairwise設定は、参照用に以下のディレクトリに自動的にエクスポートされた後で、NNMiから削除されます。
- Windows:
%NnmDataDir%\backups\config\legacy-remote-event-config.backup
- Linuxの場合:
$NnmDataDir/backups/config/legacy-remote-event-config.backup
- リモートNNM 6.x/7.xイベントに関係しないすべてのPairwise設定は、変更されずに残ります。
- 既存のNNM 6.x/7.xイベントは、NNMiデータベースに保持されます。
- 設定のインポートでは、NNM 6.x/7.x設定は無視されます。
- 古いファイル (/etc/opt/OVを含む) は削除されます。
- 以前のリリースでは、無番号インタフェースに基づいたL2接続の作成は、設定ファイル (
UnnumberedNodeGroup.conf
およびUnnumberedSubnets.conf
) を使用して設定されていました。 この設定は、NNMiデータベースに存在するようになりました。 これらのファイルの設定データは、NNMi 10.00へのアップグレード時にNNMiデータベースにインポートされ、インポート後は使用されません。
- NNMi SNMPトラップレシーバーは、NNMiアプリケーションサーバー外のプロセスとして配布されるようになりました。 これにより、NNMiアプリケーションサーバーのダウン時 (フェイルオーバー状態など) でもSNMPトラップを一定期間受信でき、トラップ処理の可用性が向上します。 SNMPトラップレシーバーは、OSの起動時にNNMiの前に起動します。 新しいSNMPトラップレシーバープロセスの管理の詳細については、『デプロイメントリファレンス』の「NNMi TrapReceiverプロセス」セクションを参照してください。
- サポートされる環境の変更
- Firefox 24.x ESRのサポートが追加されます。
- Internet Explorer 10のサポートが追加されます。
- SUSE Linux 11 SP3のサポートが追加されます。
- Red Hat Linux 6.4またはそれ以降のマイナーバージョンのサポートが追加されます。
- Red Hat Linux 6.4 (またはそれ以降のマイナーバージョン) およびSUSE Linux 11 SP3上のVeritas 6.0のサポートが追加されます。
- Internet Explorer 8はサポートされなくなりました。
- Firefox 17.x ESRはサポートされなくなりました。
- 非R2のWindows Server 2008はサポートされなくなりました。
- HP-UXはサポートされなくなりました。
- Solarisはサポートされなくなりました。
- Red Hat Linux 5.x、6.0、6.1、6.2、および6.3はサポートされなくなりました。
- SUSE Linux 11 SP1およびSP2はサポートされなくなりました。
- VMware ESX Server 3.5はサポートされなくなりました。
- Oracle 10gリリース2はサポートされなくなりました。
- Veritas 5.xはサポートされなくなりました。
-
ドキュメントの変更
- デプロイメントリファレンスの統合に関する各セクションは個別のドキュメントに移されました。
- 『NNMi 10.00インタラクティブインストールガイド』は対話型ドキュメントとして提供されるようになりました。詳細については、NNMiインストールメディアの
nnmi_interactive_installation_en_README.txt
ファイルを参照してください。
- ライセンスの変更
- NNMi 10.00にアップグレードする場合、購入したすべての製品について新しいライセンスキーを追加する必要があります。NNMi、NNMi Advanced、NNMi Premium、またはNNMi Ultimateのいずれの場合でも同様です。ライセンスキーを追加取得するには、HPライセンスキー配信サービスサイト (https://webware.hp.com/welcome.asp) を参照してください。
- 新しいライセンスキーをNNMi 10.00インストールプロセスの一部として入力できます。
- NNMiまたはNNMi Advancedのライセンスを引き続き使用する場合は、(NNM iSPIポイントを含め) 使用しているすべてのNNM iSPIライセンスについても新しいライセンスキーが必要になります。
- NNMi PremiumおよびNNMi Ultimateのライセンス
- NNMi PremiumおよびNNMi Ultimateのライセンスキーがサポートされるようになりました。 NNMi 9.2xでは、NNMi PremiumおよびNNMi Ultimateのライセンスは、NNMi AdvancedとNNMi Smart Plug-in (NNM iSPI) のライセンスキーの組み合わせから取得されます。
- NNMi PremiumおよびNNMi Ultimateのライセンスによって何が有効であるかについては、「ライセンス」セクションを参照してください。
- NNMi PremiumまたはNNMi Ultimateのライセンスキーを使用している場合は、 NNMi PremiumまたはNNMi Ultimateのライセンスに基づいて権限が付与されたどのNNMi Smart Plug-in (NNM iSPI) についても、NNM iSPIポイントを含め追加のライセンスキーは不要です。
- NNMi Premiumライセンスは、検出されたNNMiノードカウントのみを基にしています。 NNMi Premiumに含まれるどのNNM iSPIについても、別個のライセンスはありません。 たとえば、NNM Performance iSPI for Quality AssuranceのプローブまたはCBQoS対応のインタフェースまたはIntelligent Response Agent (iRA) 用に別個のライセンスはありません。
- NNMi Ultimateライセンスは、検出されたNNMiノードカウントおよびNNM iSPI for IP Telephonyで管理されるIPフォンの数を基にしています。 NNM iSPI for IP TelephonyのIPフォンの数を除き、NNMi Ultimateに含まれるどのNNM iSPIについても、別個のライセンスはありません。 たとえば、NNM Performance iSPI for TrafficのNetFlowまたはsFlowインタフェース、NNM iSPI for MPLSのLSRまたはVRFインタフェース、NNM iSPI for IP TelephonyのゲートウェイまたはIP PBXサーバー用に別個のライセンスはありません。
- NNM iSPI for IP TelephonyをNNMi Ultimateの機能として使用している場合、NNM iSPI for IP Telephonyで管理されるIPフォンは、10台単位でライセンス購入用の1つのNNMiノードとなります。 IPフォンによるライセンスノードの消費量は、NNMi Ultimateライセンスの [消費量] の値に自動的に追加されません。 NNM iSPIで提供されるnmsiptlicinfo.ovplコマンドを実行すると、NNM iSPI for IP Telephonyで消費されるNNMi Ultimateのノードライセンス数を判断できます。
- NNMi PremiumまたはNNMi Ultimateのライセンスキーを使用する場合、ライセンスされた個々のNNM iSPIはサポートされなくなります。 たとえば、NNMi PremiumがあるときにNNM iSPIポイントを使用してNNM iSPI Performance for Trafficのサポートを追加することはできません。
- NNMiとIBM Tivoli Netcool/OMNIbusの統合に、ライセンスは不要になりました。
- ((NNMi Advanced) グローバルネットワーク管理 (GNM) では、グローバルマネージャーによってリモートで管理されるノードで、ライセンスノードカウントが消費されなくなりました。したがって、ノードがリージョナルマネージャーで管理され、GNM経由でグローバルマネージャーに複製される場合、(リージョナルマネージャーで) 消費されるのは1つのノードカウントのみです。 グローバルマネージャーによってローカルで管理されるノードは、ライセンスノードカウントを消費しません。
- ((NNMi Premium) NNMi PremiumまたはNNMi Ultimateで製品がライセンスされている場合、非商用ライセンスは高可用性およびアプリケーションフェイルオーバーに使用されなくなりました。詳細については、『デプロイメントリファレンス』の「復元」の章を参照してください。
- スケーラビリティの変更
- 特大規模層の単一システムのスケーラビリティ制限の増加
- 検出されたノードは30k
- ポーリングアドレスは60k
- ポーリングノードおよび物理センサーは120k
- 大規模層の単一システムのスケーラビリティ制限の増加
- 特大規模層のカスタムポーラー制限の増加
- 「インスタンス」収集のカスタムポーリングオブジェクトは200k
- 「一括」収集用のレコードは1日あたり1500万件 (レコードには1つのSNMPテーブルエントリから複数のOIDが含まれる可能性があります)
- ノードグループ制限の増加
- ノードグループは12,000個
- ノードグループの階層の深さは6層
- セキュリティ設定制限の増加
- ユーザーグループは2000個
- セキュリティグループは2000個
- ネットワークの仮想化
- シャーシ
- シャーシが完全な管理対象オブジェクトになりました。(スイッチスタックの場合のように) 1つのノードに複数シャーシが存在する場合もあれば、(仮想デバイスコンテキストの場合のように) 1つのシャーシに複数のノードが存在する場合もあります。論理 (ノード) モデルと物理 (シャーシ) モデルのをこのように区別することで、ネットワーク仮想化のサポートをさらに強化できます。
- 以下のシャーシビューを使用できます。
- [インベントリ] ワークスペースの [シャーシ] ビューには、すべてのシャーシが表示されます。
- [ノード] フォームの [シャーシ] タブには、ノードに関連付けられているすべてのシャーシが表示されます。
- [シャーシ] フォームには、シリアル番号などのシャーシ属性、関連付けられているポート、子カードおよび子シャーシ、物理センサーが表示されます。[管理ノード] 属性は、シャーシを管理する、関連付けられたノードを示します。
- ノードコンポーネントが、ノードセンサーと物理センサーに分割されました。
- ノードセンサーはノードに関連付けられ、以下のタイプがあります。
- ノードセンサー (CPUなど) は、物理コンポーネント (カードまたはシャーシ) にも関連付けることができます。
- 物理センサーは物理コンポーネント (カードまたはシャーシ) に関連付けられ、以下のタイプがあります。
- FAN
- POWER
- TEMPERATURE
- VOLTAGE
- BACKPLANE
- シャーシは、冗長グループに含めることができます。 [インベントリ] ワークスペースの [シャーシ冗長グループ] ビューを参照してください。
- シャーシは、入れ子にできます。 たとえば、HP Cクラスのブレードエンクロージャーサポートに使用されます。
- シャーシのポーリングは、[モニタリングの設定] で有効または無効にすることができます。 シャーシのポーリングは、デフォルトで有効になっています。
- シャーシに関連付けられている因果関係分析用に、以下の新しいインシデントが生成されます。
- AllCardsDownInChassis
- CardsDownInChassis
- ChassisDisabled
- ChassisDown
- シャーシおよびカードでカスタム属性がサポートされるようになりました。カスタム属性は、[シャーシ] フォームおよび [カード] フォームの [カスタム属性] タブで表示および変更できます。また、(
physcomp
タイプを指定した) nnmloadattributes.ovpl
コマンドを使用して、カスタム属性をロードすることもできます。
- ((NNMi Advanced) NICチーミングとリンクアグリゲーション
- NNMiでは、サーバーインタフェースアグリゲーションが検出および保存されます。サーバーにおけるこの種のリンクアグリゲーションは、NICチーミングまたはNIC結合とも呼ばれます。 サーバーとアクセススイッチアグリゲータインタフェース間のL2接続は、IEEELAGの新しいL2接続トポロジソースを使用して作成されます。
- サーバーからスイッチへのリンクアグリゲーションをさらに効率的に検出するためのサーバー設定に関するヒントについては、『デプロイメントリファレンス』の「リンクアグリゲーションの検出」セクションを参照してください。
- リンクアグリゲーションマップの視覚化
- リンクアグリゲーションは、楕円を重ねた太い線としてマップに表示されます。
- 分割リンクアグリゲーション (1台のデバイスと2台以上の他のデバイス間のリンクアグリゲーション) は、重なった楕円によって関連付けられた複数の太い線としてマップに表示されます。
- スイッチスタック
- NNMiで、スイッチスタック (スタック可能スイッチまたはスタック済みスイッチとも呼ばれる) の管理強化がサポートされるようになりました。 これには、ノードと複数シャーシとの関連付けや、スイッチのシャーシ間のスイッチ間リンク (ISL) 接続の表示が含まれます。スイッチスタックに含まれているデバイス (HP Intelligent Resilient Framework (IRF) など) は、シャーシ冗長グループに含まれるシャーシとして検出されます。
- 複数のシャーシで構成されるノードは、マップ上で展開/折りたたみが可能です。ノードを展開すると、外部ノードまたは外部シャーシへの接続だけでなく、シャーシおよびシャーシ間接続も表示されます。
- スイッチスタックに関連付けられている因果関係分析用に、以下のインシデントが生成されます。
- ChassisDown
- StackWithNoSlave
- StackDegraded
- 仮想デバイスコンテキスト
- NNMiでは、複数の論理デバイスで同じハードウェアを共有する、NexusスイッチのCisco仮想デバイスコンテキスト (VDC) などの仮想デバイスコンテキストがサポートされます。
- デバイスで設定されたコンテキストだけでなく管理コンテキストも、別個のノードとして検出されます。
- 管理コンテキストは、非管理コンテキストをホストします。 この関係は、[ホスト対象ノード] タブ (管理コンテキストの場合) または [ホスト元ノード] 属性 (非管理コンテキストの場合) のいずれかを介して [ノード] フォームで移動できます。
- 管理コンテキストは、デバイス (シャーシ、カード、ポート、物理センサー) のハードウェアを所有および管理します。
- 非管理コンテキストは、ハードウェアを管理コンテキストと共有します。
- 論理リソース (インタフェース、ノード、センサーなど) は、それらを報告するコンテキスト専用です。
- NNMiは、影響を受けるコンテキスト/ノードに対してのみハードウェアインシデントのステータスを伝達します。
- Cisco Nexus
- 計画停止
- ノードの計画停止は、NNMiコンソールからスケジュールできます。 これにより、ノードの管理モードが指定期間にわたって [サービス停止中] に変わります。この機能は、ノードの [管理モード] > [ノード停止のスケジュール] メニュー項目およびノードグループの [管理モード] > [グループメンバー停止のスケジュール] メニュー項目で使用できます。
- [ノード] フォームの [計画停止] タブおよび [計画停止] 分析ペインから、ノードの計画停止のリストにアクセスできます。
- [管理モード] ワークスペースの [スケジュール済みのノードの停止] ビューには、スケジュール済みのすべてのノード停止のグローバルリストが表示されます。
- 停止が意図的であることを示すために、過去の停止を記録することができます (停止を事前にスケジュールし忘れたサービスウィンドウなど)。
- 新しい
nnmscheduledoutage.ovpl
コマンドには、ノードの計画停止を作成、表示、変更、削除する機能があります。 詳細については、nnmscheduledoutage.ovpl
のリファレンスページを参照してください。
- ((NNM iSPI Performance for Metrics)
nnmscheduledoutage.ovpl
コマンドの出力をNetwork Performance Server (NPS) に提供して、停止の発生後にレポートデータをさかのぼって調整することができます (停止が事後に記録された場合など)。
- コマンド
- 強化されたCLIサポートにより、プロビジョニングタスクおよび設定タスクの自動化が簡単になります。
- 通信設定
- 新しい
nnmcommunication.ovpl
コマンドには、通信設定を作成、表示、変更、削除する機能があります。 詳細については、nnmcommunication.ovpl
のリファレンスページを参照してください。
- 管理者は、ノードのSNMP設定情報 (管理アドレスなど) も直接変更できるようになりました。これは、
nnmcommunication.ovpl
コマンドから実行できます (listSnmpAgentSettings
およびupdateSnmpAgentSettings
を参照)。
- 検出シード
nnmloadseeds.ovpl
コマンドで、シードおよびシードステータスを表示できるようになりました。 詳細については、nnmloadseeds.ovpl
のリファレンスページを参照してください。
- ノードグループ
nnmnodegroup.ovpl
コマンドで、ノードグループを作成、表示、変更、削除できるようになりました。 詳細については、nnmnodegroup.ovpl
のリファレンスページを参照してください。
- ノードグループマップの設定
- 新しい
nnmnodegroupmapsettings.ovpl
コマンドには、ノードグループマップの設定を作成、表示、変更、削除する機能があります。 詳細については、nnmnodegroupmapsettings.ovpl
のリファレンスページを参照してください。
- 計画停止
- 新しい
nnmscheduledoutage.ovpl
コマンドには、ノードの計画停止を作成、表示、変更、削除する機能があります。 詳細については、nnmscheduledoutage.ovpl
のリファレンスページを参照してください。
- カスタムポーラー
- 新しい
nnmcustompollerconfig.ovpl
コマンドには、カスタムポーラー設定のすべてを作成、表示、変更、削除する機能があります。 また、カスタムポーラーを有効/無効にする機能もあります。 詳細については、nnmcustompollerconfig.ovpl
のリファレンスページを参照してください。
- 新しい
nnmmigrateovpi.ovpl
コマンドには、nnmcustompollerconfig.ovpl
用にOVPIコレクションからカスタムポーラー設定コマンドを生成する機能があります。 詳細については、nnmmigrateovpi.ovpl
のリファレンスページを参照してください。
- 無番号インタフェース接続
- 新しい
nnmunnumberedcfg.ovpl
コマンドは、無番号インタフェース接続の設定にも使用できます。 詳細については、nnmunnumberedcfg.ovpl
のリファレンスページを参照してください。
- 接続済み近隣接続インタフェース
- 新しい
nnmtopoquery.ovpl
コマンドを使用して、ノードの接続済み近隣接続インタフェースを表示できます。 詳細については、nnmtopoquery.ovpl
のリファレンスページを参照してください。
-
ユーザーインタフェース
- ダッシュボードビュー
- 新しい [ダッシュボード] ワークスペースには、ネットワークの稼働状態とステータスに関する概要を示すダッシュボードビューがあります。 ダッシュボードビューには、[ネットワークの概要] ビュー、およびインストール済みのNNM iSPIによって追加された他の最上位レベルのダッシュボードビューが含まれます。これらのビューは、セキュリティ設定に応じたユーザーアクセスが可能なノードに基づいてフィルタリングされます。
- ダッシュボードビューは、右クリックのコンテキストメニューに含まれる [ダッシュボードを開く] メニュー項目から、特定のオブジェクト (ノードグループ、ノード、インタフェース、アプリケーションなど) にも使用できます。
- オブジェクト固有のダッシュボードビューは、NNMiコンソール外のURLから表示できます。 詳細については、[ヘルプ] > [NNMiドキュメントライブラリ] > [NNMiを別の場所でURLと統合] を参照してください (
cmd=showDashboard
)。
- ダッシュボードビューには、テーブル、マップビュー、円グラフ、グラフビューなど、各種パネルが含まれています。グラフビューでは、グラフビューのスタイル (線、棒、エリア、散布図) を対話形式で変更できます。
- 以下のNNM Performance iSPIは、ダッシュボードビューにコンテンツを提供します。
- NNM iSPI Performance for Metrics (ネットワークの概要、コンポーネントパフォーマンス、インタフェースパフォーマンス、オブジェクト固有のダッシュボードビュー)
- NNM iSPI Performance for Quality Assurance (ネットワークの概要、QAパフォーマンス、オブジェクト固有のダッシュボードビュー)
- NNM iSPI Performance for Traffic (オブジェクト固有のダッシュボードビュー)
- ダッシュボードのドリルダウン
- NNMi環境で関連オブジェクトが利用可能な場合、ダッシュボードビューの一部のパネルには、各種オブジェクト (ノード、インタフェース、トラフィックアプリケーション、QAプローブ) の異なるレベルに対してコンテキストに応じたリンクが表示されます。ダッシュボードのテーブルセルとグラフの凡例には、ハイパーリンクが下線付きテキストとして表示されます。リンクをクリックして、そのオブジェクトに固有のダッシュボードビューに移動できます。
- ダッシュボードのさまざまなドリルダウンリンクをクリックする場合、以前のビューはNNMiコンソールの階層リンクの軌跡エリアに保持されます。
- ハイパーリンクが表示されないダッシュボードのテーブルセルとグラフの凡例は、NNMi環境でオブジェクトが利用可能でないことを示します。たとえば、NNM iSPI Performance for Trafficの一部のソースノードとデスティネーションノードはNNMiでノードとして検出されないことがあるため、これらのノードのダッシュボードを開くことはできません。
- 各ダッシュボードビューではグローバル時間フィルターコントロールを使用できるため、データを表示する期間を変更できます。すべてのパネルが時間コントロールに対応しているわけではありません。詳細については、オンラインヘルプのトピック「ダッシュボードビューのカスタマイズ」を参照してください。
- マップ
- マップには、マップをパンできる概要ペインがあります。また、マップの背景で左クリックアンドドラッグして、マップをパンすることもできます。
- マップの複数のノードを選択して移動できます。 複数のノードを選択するには、Shift+左クリックアンドドラッグを使用します。
- さまざまなタイプの接続を表示する新しいマップアイコンがあります。 詳細については、ヘルプトピック「マップシンボルについて」を参照してください。
- 複数シャーシから成るノードを表す新しいアイコンには、複数のシャーシを含むノードをL2接続マップで展開したり折りたたんだりできる機能があります。 ノードを展開すると、含まれるシャーシ間の接続および外部接続が表示されます。 外部接続は、シャーシを含むノードまたはノードに含まれるシャーシへのいずれかに対する接続になります。展開された複数シャーシノードは、移動またはサイズ変更できます。詳細については、ヘルプトピック「マップシンボルについて」を参照してください。
- 複数シャーシノードの展開状態または折りたたみ状態は、ノードグループマップ用に保存できます。
- ((iSPI NET) 複数シャーシノードのこのマップ視覚化は、Visioマップエクスポートの一部としてVisioにエクスポートできます。
- (検索アイコンを使用した) マップでの検索は、検索結果にズームされるようになりました。
- ノードグループマップ
- マップ注釈をノードグループマップに追加できます。 マップの背景で右クリックすると、[マップ注釈の追加] メニュー項目が表示されます。マップ注釈のテキストおよび背景ボックスを指定できます。 マップ注釈はコピーできます。 背景ボックスは、マップ上の特定のエリアを含むようにサイズ変更できます。
- ((iSPI NET) マップ注釈は、Visioマップエクスポートの一部としてVisioにエクスポートできます。
- ノードグループマップは、ノードグループ内のノードに接続されていてもそれ自体はノードグループのメンバーではない1ホップ隣接ノードを追加表示するように設定できます。 設定については、[ノードグループマップ設定] フォームの [ノードグループ接続] セクションを参照してください。[トポロジマップ] ワークスペースには、3つの新しいツリービューが表示されます。
- [ノードグループマップ] には、保存済みのすべてのノードグループマップ (保存済みのノードグループマップ設定オブジェクトに関連付けられたノードグループなど) の階層ビューが表示されます。
- [クイックアクセスマップ] には、ノードグループマップのノードグループマップ設定オブジェクトで [トポロジマップ順序] 属性によって順序付けされたノードグループマップのリストが表示されます。
- [すべてのノードグループ] には、すべてのノードグループマップの階層ビューが表示されます。
- アクセシビリティ (強化されたキーボードナビゲーションの詳細については、NNMiオンラインヘルプを参照)
- Shift+Ctrlと下線付き文字 (メニューのニーモニック) を使用した、メニューおよびサブメニューのナビゲーション
- テーブルビューの改善されたキーボードナビゲーション
- イベント
- NNMi SNMPトラップレシーバーは、NNMiアプリケーションサーバー外のプロセスとして配布されるようになりました。 これにより、NNMiアプリケーションサーバーのダウン時 (フェイルオーバー状態など) でもSNMPトラップを一定期間受信でき、トラップ処理の可用性が向上します。 SNMPトラップレシーバーは、OSの起動時にNNMiの前に起動します。 新しいSNMPトラップレシーバープロセスの管理の詳細については、『デプロイメントリファレンス』の「NNMi TrapReceiverプロセス」セクションを参照してください。
- SNMPトラップのインシデント設定でワイルドカードがサポートされるようになりました。 「*」文字はすべてのSNMPオブジェクトOIDと一致します (「.1.3.6.1.4.*」は「.1.3.6.1.4.1」と「.1.3.6.1.4.1.2」の両方に一致するなど)。 この機能により、類似するトラップに対しては1つのSNMPトラップ設定を作成するだけで十分です。
- SNMPの通信とMIB
- 検出
- 無番号インタフェース接続
- 以前のリリースでは、無番号インタフェースに基づいたL2接続の作成は、設定ファイル (
UnnumberedNodeGroup.conf
およびUnnumberedSubnets.conf
) を使用して設定されていました。 この設定は、NNMiデータベースに存在するようになりました。 これらのファイルの設定データは、NNMi 10.00へのアップグレード時にNNMiデータベースにインポートされ、インポート後は使用されません。
- [検出の設定] フォームのUIで、無番号インタフェースを設定できるようになりました。[無番号インタフェース接続を有効にする] 属性および [無番号インタフェースのノードグループ] タブを参照してください。 また、ノードグループごとにサブネットフィルターも指定できるようになりました。
- 新しい
nnmunnumberedcfg.ovpl
コマンドは、無番号インタフェース接続の設定にも使用できます。 詳細については、nnmunnumberedcfg.ovpl
のリファレンスページを参照してください。
- ((NNMi Advanced) 無番号インタフェースからのL2接続が、グローバルネットワーク管理 (GNM) でリージョナルマネージャーからグローバルマネージャーに複製されるようになりました。
- 管理者は、UIから複数の検出シードを追加できます。 [検出] > [シード] ビューで使用できる [複数シードの追加] メニュー項目を参照してください。複数のシードを直接入力したり、ローカルシードファイルからロードしたりできます。
- State Pollerとモニタリングの設定
- 管理上で停止状態にあるインタフェースに関連付けられたアドレスは、ポーリングされません。 このため、これらのアドレスのステータスは、ノードステータスから除外されます。
- ポーリングデバイスから返される無効なデータに関する、詳細なstatepoller.trace.logへのログ記録が改善されました。
- カスタムポーラー
- 大量の収集を行うユーザーに対して、「一括」収集と呼ばれる新しいタイプのカスタムポーラー収集が導入されました。従来のスタイルのカスタムポーラー収集は、「インスタンス」収集と呼ばれるようになりました。一括タイプは、大規模な収集を行う必要がある場合にのみ設定してください (インスタンス収集のカスタムポーリングオブジェクトでサポートされている制限については、対応マトリックスを参照)。一括タイプはインスタンス検出をバイパスし、一括収集を使用するカスタムポーラーポリシーと一致するノードに設定されたMIB変数のすべてのインスタンスを単にポーリングします。一括収集で提供されるこの機能は、インスタンス収集で使用できる機能のサブセットです。もう一方が適切と判断した場合は、一括収集とインスタンス収集間で切り替えることができます。
- カスタムポーラーでは、カスタムポーラー収集ごとに複数のMIB変数のポーリングがサポートされます。
- 新しい
nnmcustompollerconfig.ovpl
コマンドには、カスタムポーラー設定のすべてを作成、表示、変更、削除する機能があります。 また、カスタムポーラーを有効/無効にする機能もあります。 詳細については、nnmcustompollerconfig.ovpl
のリファレンスページを参照してください。
- このコマンドには、MIB式の設定と、MIB変数のOIDを直接入力する機能が含まれています。
- 新しい
nnmmigrateovpi.ovpl
コマンドには、nnmcustompollerconfig.ovpl
用にOVPIコレクションからカスタムポーラー設定コマンドを生成する機能があります。 詳細については、nnmmigrateovpi.ovpl
のリファレンスページを参照してください。
- ((NNM iSPI Performance for Metrics) 文字列および整数のデータ型を、カスタムポーラーレポート用にNPS (Network Performance Server) にエクスポートできるようになりました。
- ((NNM iSPI Performance for Metrics) カスタムポーラーには、クロスドメイン拡張パックレポートのサポートが備えられています。
- Causal Engine
- リンクアップ/リンクダウントラップの処理が、フラッピング時にSNMPトラフィックを削減するように変更されました。 ウィンドウが追加され、複数のリンクアップ/リンクダウントラップが30秒間に受信される場合に、1番目のトラップのみがSNMPトラフィックをトリガーします。
- セキュリティ
- NNMiでは、(UIまたはCLIのどちらから行うかに関係なく) NNMiデータベースに変更を加えるユーザーアクションや、特定の他のユーザーアクション (デバイスの設定ポーリングなど) が監査されます。NNMi監査は、デフォルトで有効になっています。利用可能な機能および設定オプションの詳細については、『デプロイメントリファレンス』の「NNMi監査」セクションを参照してください。
- LDAPアカウントの使用時にNNMiコンソールにわかりやすい名前を表示するために使用できる、新しいLDAP
displayNameAttribute
設定プロパティが追加されました。
- NNMiでデータ暗号化に使用される一部の暗号化アルゴリズムとキーの長さを設定できるようになりました。 詳細については、『デプロイメントリファレンス』の「NNMiデータの暗号化」セクションを参照してください。
- NNMi 10.00では、ユーザーアカウントパスワードをNNMiデータベースに保存するため、より強力なハッシュアルゴリズムが使用されます。 詳細については、『デプロイメントリファレンス』の「ユーザーアカウントパスワード」を参照してください。
- NNMiでは、2000個のユーザーグループと2000個のセキュリティグループがサポートされます。
- 統合
- HP Network Automation
- NNMiグローバルネットワーク管理 (GNM) とNA水平スケーラビリティを使用した分散環境でのNNMi–NA統合が改善されました。 この統合は、NNMi GNM/NA水平スケーラビリティ環境において、NNMiによって開始されるすべての機能とNAによって開始されるすべての機能 (NAからNNMiへのノード同期は除く) でサポートされるようになりました。
- NNMiリージョナルマネージャーとNAコアの関連付けに異なる配備モデルを使用できます。1つのNAコアに対してすべてのNNMiリージョナルマネージャーを統合したり、負荷を分散する水平スケーラビリティ環境で異なるNAコアに対して各NNMiリージョナルマネージャーを統合したりできます。
- NNMiグローバルマネージャーは、NA水平スケーラビリティ環境と統合できます。 NAに対する交互起動操作は、グローバルマネージャーのローカル管理NNMiノードとリモート管理NNMiノードの両方でサポートされます。リモート管理NNMiノードのトポロジ同期は、NNMiグローバルマネージャーとNA水平スケーラビリティ環境間では行われません。これらのノードに必要なトポロジ情報は、NA水平スケーラビリティ環境と統合されたNNMiリージョナルマネージャーからNNMiグローバルマネージャーに複製されます。
- NNMi GNM環境のNA水平スケーラビリティ環境への統合に加えて、スタンドアロンNNMiサーバーをNA水平スケーラビリティ環境に統合したり、NNMi GNM環境をスタンドアロンNAコアに統合したりすることもできます。
- NNMiは、HP NA統合モジュールで [NNMiセキュリティグループをNAパーティションにマップする] が無効になっている場合、トポロジ同期でNAパーティションからノードを移動しません。
- NAはNNMiにノードのコンプライアンスステータスを表示する [ノードポリシーコンプライアンス] 分析ペインを提供し、コンプライアンスレポートへのリンクを提供します。
- NNMiでの管理アドレスの変更は、NAがノードの管理に同じアドレスを使用するようにトポロジ同期を介してNAに伝達されます。
-
NNMi分析ペインのNA情報へのNNMiユーザーアクセスを制限する設定が改善されました。
- 詳細については、『HP Network Node Manager i Software–HP Network Automation統合ガイド』を参照してください。
- HP BSM/HP UCMDB
- 旧リリースでは、BSMトポロジとUCMDBに個別の統合メカニズムがありました。以前のHP UCMDB統合は、結合された新しい [HP BSM/UCMDBトポロジ] 統合モジュール ([統合モジュールの設定] ワークスペースで設定) に置き換えられました。 この統合は、BSMとUCMDBの両方で一貫したトポロジ同期をサポートしています。 この統合モジュールを使用して、任意の時点でBSMトポロジ (RTSM) または UCMDB のいずれかと統合できます (両方同時の統合は不可)。
- BSMトポロジとUCMDBに同じ統合メカニズムを使用することで、両方の統合の機能が以下のように改善されています。
- VLAN同期がBSMトポロジ統合でサポートされるようになりました。
- ノードの影響分析アクションがBSMトポロジ統合でサポートされるようになりました。
- UCDMB統合はトポロジ同期に含まれるオブジェクトの拡張フィルタリングをサポートするようになりました。
- UCMDB統合では、結合された統合モジュールでサポートされる「プッシュ」モデルとのより動的なトポロジ同期が可能になりました。
- BSMトポロジまたはUCMDBに同期されるトポロジデータ量を減らすため、同期されるトポロジオブジェクトをフィルターで除外するオプションが追加されました。フィルターに使用できるオブジェクトには、サブネット、インタフェース、未接続のインタフェース、アドレス、ホストされていないアドレス、カード、ポート、接続、VLANなどがあります。
- 詳細については、『HP Network Node Manager i Software—HP Business Service Management/Universal CMDBトポロジ統合ガイド』を参照してください。
- 以下の統合が追加されました。 サポートされるバージョンの詳細については、『対応マトリックス』の「統合」を参照してください。
- HP Advanced TeMIP NNM Integration (ATNI)
- HP Operations Analytics
- HP Operations Log Intelligence
- 以下の統合はサポートされなくなりました。
- HP Network Node Managerバージョン6.x、7.x
- HP ProCurve Manager Plus (PCM Plus)
- xMatters inc. (以前のAlarmPoint Systems) xMatters lite、xMatters workgroup、xMatters enterprise、およびxMatters mobile access
- Clarus Systems ClarusIPC+
- ローカライゼーション
- IPv6 (NNMi Advancedが必要)
- IPv6管理がWindowsでサポートされるようになりました。IPv6管理の詳細については、『デプロイメントリファレンス』の「IPv6用NNMi Advancedの設定」セクションを参照してください。
- IPv6管理が新規インストールのデフォルトで有効に設定されるようになりました。旧リリースでは、IPv6管理はデフォルトで無効に設定され、明示的に有効にする必要がありました。
- グローバルネットワーク管理 (NNMi Advancedが必要)
- GNM環境でカスタム属性がリージョナルマネージャーからグローバルマネージャーに自動的に複製されるようになりました。複製が行われるカスタム属性名のリストは、グローバルマネージャーの [グローバルネットワーク管理] フォームにある [カスタム属性の複製] タブで設定されます。 ノード、インタフェース、カード、およびシャーシに関連付けられたカスタム属性名が有効です。 カスタム属性名フィルターが設定されていない場合、その名前のカスタム属性は複製されません。
- 新しい
nnmgnmattrcfg.ovpl
コマンドでは、GNM環境で複製されるカスタム属性を作成、表示、および削除することができます。 詳細については、nnmgnmattrcfg.ovpl
のリファレンスページを参照してください。
- 無番号インタフェース接続: GNMで無番号インタフェースからのL2接続がリージョナルマネージャーからグローバルマネージャーに複製されるようになりました。
- グローバルマネージャーによってリモート管理されるノードは、ライセンスノードカウントを消費しないようになりました。したがって、ノードがリージョナルマネージャーで管理され、GNM経由でグローバルマネージャーに複製される場合、(リージョナルマネージャーで) 消費されるのは1つのノードカウントのみです。 グローバルマネージャーによってローカルで管理されるノードは、ライセンスノードカウントを消費しません。
- パフォーマンス管理 (NNM iSPI Performance for Metricsが必要)
- 複数のサーバーでNetwork Performance Server (NPS) の単一インスタンスをインストールし、各サーバーに特定のロールを割り当てることができます。分散型の配備モデルではより優れたパフォーマンスを実現可能で、最終的に処理とレポート作成が高速になります。詳細については、『NNM iSPI Performance for Metricsインストールガイド』を参照してください。
- カスタムポーラーは、NPSによって提供されるクロスドメイン拡張パックレポートをサポートします。NNM iSPI Performance for Metrics、NNM iSPI Performance for Quality Assurance、NNM iSPI Performance for Traffic、およびカスタムポーラーによって提供されるNPS拡張パックから、メトリックスおよびトポロジ属性を使用してクロスドメインレポートを作成できます。詳細については、NNM iSPI Performance for Metricsオンラインヘルプの「クロスドメイン拡張パックの使用」トピックを参照してください。
- NNM iSPI Performance for Metricsによって、NNMiコンソールに新しいパフォーマンスインベントリのテーブルビューが追加されます。これらの新しいインベントリビュー ([パフォーマンス分析] ワークスペースの [ノードパフォーマンスメトリックス] および [インタフェースパフォーマンスメトリックス]) では、パフォーマンスモニタリングを有効にしているノードおよびインタフェースからNNMiによって収集されるパフォーマンスメトリックスを表示できます。詳細については、NNM iSPI Performance for Metricsオンラインヘルプの「パフォーマンス分析の追加ビュー」トピックを参照してください。
- パフォーマンスグラフ作成コンソール (ノードおよびインタフェースの [HP NNM iSPI Performance] > [Performanceのトラブルシューティング] メニュー項目からアクセス可能) で、お気に入りを保存できます。
- 各パフォーマンスメトリックスの説明は、オンラインヘルプで確認できます。メトリックスの説明を表示するには、レポートの [レポートオプション] パネル内のメトリックスのリストでメトリックスを右クリックし、[説明の表示] をクリックします。
- 各NNM iSPIの新機能については、各NNM Performance iSPIのリリースノートを参照してください。
- NNM iSPI Performance for Metrics
- NNM iSPI Performance for Quality Assurance
- NNM iSPI Performance for Traffic
NNMi 9.23
- セキュリティ
- デバイス拡張
- NNMiは、一部のデバイスベンダーとモデル (Juniper NetworksのQFabricなど) とのNETCONF (RFC 4741および4742) 通信を使用して、SNMPで収集される管理情報を補足するようになりました。NETCONFの詳細、およびNNMiで必要な資格証明の設定方法については、『9.23デプロイメントリファレンス』を参照してください。サポートされるデバイスのベンダー、NETCONFを使用するモデル、およびその使用が許可されるベンダー固有の前提条件については、『HP Network Node Manager i Softwareシステムとデバイス対応マトリックス』の「既知の制限」セクションを参照してください。
- SNMPの通信とMIB
- NNMiは、以前からサポートされているSNMP-GET操作に加えて、GetBulk操作とGetNext操作を使用したEngineIDの検出をサポートするようになりました。詳細については、このドキュメントの「NNMi 9.21」セクションにある「SNMPの通信とMIB」リリースノートを参照してください。
- イベント
-
NNMiは、パッチの適用後に受信したトラップの元のトラップvarbindの順序でカスタムインシデント属性 (CIA) を提供するようになりました。NorthboundインタフェースとNNMi SDKに加えて、NNMiコンソールでも新しいCIA順序を確認できます。
- 統合
- HP Network Automation (NA)
NNMi 9.22
NNMi 9.21
- ユーザーインタフェース
- NNMiは、NNMiオペレーターレベル2ユーザーグループに割り当てられたユーザーアカウントに対して、アクセス権があるノードでのステータスのポーリングと設定のポーリングの実行を許可します。詳細については、『9.21デプロイメントリファレンス』の「NNMiの保守」の章を参照してください。
- NNMiは、NNMiオペレーターレベル2ユーザーグループに割り当てられたユーザーアカウントにマップとノードグループの編集を許可します。詳細については、『9.21デプロイメントリファレンス』の「NNMiの保守」の章を参照してください。
- イベント
- トラップサーバーの起動がより高速になり、NNMiの再起動後により早くトラップの取得を開始するようになりました。
- [インシデント] ビューに [テナント] 列と [NNMi管理サーバー] 列が追加されました。
- リモートサイトに到達不能なインシデント (管理インシデント設定IslandGroupDown) が更新され、カスタムインシデント属性 (CIA) のcia.incidentDurationMs、cia.timeIncidentDetectedMs、およびcia.timeIncidentResolvedMsが含まれるようになりました。これらのCIAの説明については、ヘルプトピック「NNMiで提供されるカスタムインシデント属性」を参照してください。
- SNMPの通信とMIB
- NNMiは、SNMPv3情報の送信にエンジンIDを使用するデバイスによる、SNMPv3エンジンID検出をサポートするようになりました。この機能は以下のように動作します。
- デバイスは空のSNMP-GET要求をNNMiの設定済みトラップポート (通常はポート162) に送信します。
- NNMiはSNMPv3レポートPDU応答を生成してデバイスに送信します。NNMiの応答にはNNMiのエンジンIDが含まれます。
- 検出
- NNMiが強化され、2つ以上のMPLSプロバイダーエッジ (PE) インタフェースが含まれるサブネットに「サブネット接続」が表示されなくなりました。
- 一部のファイアウォールおよびロードバランサーデバイスは重複とみなさないようにNNMiを設定できます。多くのファイアウォールおよびロードバランサーデバイスには、重複するIPアドレス、重複するレイヤー2アドレス、またはその両方があります。これは、デバイスが物理デバイスでホストされる仮想インスタンスである場合に特に当てはまります。多くの場合、NNMiはこのような実際には重複ではないデバイスを互いに重複しているとみなします。NNMiには、これらのノードの
sysObjectId
値をリストできる、新しい設定ファイルがあります。この設定ファイルで、重複するIPアドレス、レイヤー2アドレス、またはその両方を検出するときに、このようなノードを重複とみなさないようにNNMiに指示できます。詳細については、macdedupexceptions.txt.4のリファレンスページ、またはUNIXのマンページを参照してください。
- State Pollerとモニタリングの設定
- ネットワークレイテンシをテストする1つの一般的な方法は、NNMiによって管理される管理アドレスのICMPポーリング間隔およびICMPエコー要求パケットのデータペイロードサイズを調整することです。NNMiでは、異なるパケットサイズを使用してネットワークレイテンシの測定をテストできます。詳細については、『9.21デプロイメントリファレンス』の「NNMiの保守」の章を参照してください。
- Causal Engine
- 新しい [Causal Engine] タブが [システム情報] ウィンドウに追加されました。このタブには、状態メッセージの処理がどの程度遅れているかなど、Causal Engineの主要な統計情報が表示されます。
- NNMiのデフォルト設定を使用している場合、プロキシSNMPゲートウェイによって送信されたトラップには元のトラップアドレスが表示されない可能性があります。管理者は、元のトラップアドレスを判別するようにNNMiを設定できます。詳細については、『9.21デプロイメントリファレンス』の「NNMiの保守」の章を参照してください。
- セキュリティ
- NNMiユーザーアカウントに証明書をマップするように (PKIを使用して) NNMiを設定できます。詳細については、『9.21デプロイメントリファレンス』の「パブリックキーインフラストラクチャーユーザー認証をサポートするためのNNMiの設定」の章を参照してください。
- 暗号スイートを
$NnmDataDir/shared/nnm/conf/props/nms-jboss.properties
(Windows) または
%NnmDataDir%\shared\nnm\conf\props\nms-jboss.properties
(UNIX) で設定できます。詳細については、『9.21デプロイメントリファレンス』の「TLSv1暗号のみを使用するためのNNMiの設定」セクションを参照してください。
- 統合
- 対応するアラートがHP BSM Operations Managementで確認された後にNNMiインシデントを自動的に解決するようにHP NNMiを設定できます。
- SiteScopeシステムメトリックス
SiteScopeシステムメトリックス統合モジュールは、SiteScope 11.20動的ディスク容量モニターの使用をサポートするようになりました。SiteScopeデータ統合設定に従ってこのSiteScopeモニターで収集されNNMiに送信されるメトリックスは、NNMiで正しく処理され、旧ディスク容量モニターと同様にNPSで使用できるようになりました。
- ArcSight
- ProCurve Syslogメッセージの標準サポート
- H3C Syslogメッセージの標準サポート
- コマンド
- nnmsetiospeed.ovplスクリプトでは、ユーザーがインタフェースの入出力速度を個別またはバッチモードで変更できます。詳細については、
nnmsetiospeed.ovpl
のリファレンスページ、またはUNIXのマンページを参照してください。
- nnmloadinterfacegroups.ovplスクリプトは、インタフェースグループ設定を作成または置換するためのコマンドラインインタフェースを提供します。詳細については、
nnmloadinterfacegroups.ovpl
のリファレンスページ、またはUNIXのマンページを参照してください。
完全なマニュアルのセットは、support.openview.hp.com/selfsolve/manualsにあるHP製品マニュアルのWebサイトで利用できます。HP Passportアカウントを使用してこのサイトにアクセスするか、新しいHP Passport IDを登録してください。製品として [Network Node Manager]、製品バージョンとして [10.00] を選択し、ご使用のオペレーティングシステムを選択します。検索結果からドキュメント一覧を開き、該当するバージョンのドキュメントに対するリンクをクリックしてください。
注: PDF形式のファイル (.pdf) を表示するには、システムにAdobe Readerがインストールされている必要があります。Adobe Readerをダウンロードするには、AdobeのWebサイトであるwww.adobe.comにアクセスしてください。
NNMiヘルプシステムは、NNMiコンソールとは別に実行できます。NNMiヘルプの「[管理者用のヘルプ: NNMi Help Anywhere, Anytimeを使用する」を参照してください。
デプロイメントリファレンス
『HP Network Node Manager i Softwareデプロイメントリファレンス』はWeb専用ドキュメントで、高度な導入、設定、および保守に関する情報が含まれています。最新バージョンのコピーは、support.openview.hp.com/selfsolve/manualsから入手できます。
アップグレードリファレンス
『HP Network Node Manager i Softwareアップグレードリファレンス』はWeb専用ドキュメントで、NNMiの以前のリリースからのアップグレード、およびNNM 6.xまたはNNM 7.xからNNMiへのアップグレードに関する情報が含まれています。最新バージョンのコピーは、support.openview.hp.com/selfsolve/manualsから入手できます。
統合ガイド
その他の製品との統合に関する統合ガイドは、個別のWeb専用ドキュメントとして提供されています。関心のある統合についての統合ガイドの最新バージョンのコピーを入手するには、support.openview.hp.com/selfsolve/manualsにアクセスしてください。 使用可能な統合のリストについては、『HP Network Node Manager i Softwareシステムとデバイス対応マトリックス』を参照してください。
リファレンスページ
リファレンスページには、NNMiコンソールの [ヘルプ] > [NNMiドキュメントライブラリ] > [リファレンスページ] メニュー項目からアクセスできます。また、UNIXシステムのman(1)コマンドを使用して参照することもできます。 NNMiのマンページを表示するには、MANPATHを/opt/OV/manに設定してからmanコマンドを実行します。
ドキュメントに関する正誤表
ドキュメントの正誤表はありません。
『NNMi 10.00インタラクティブインストールガイド』の最新バージョンの電子版は、http://support.openview.hp.com/selfsolve/manualsで取得できます。
NNMiをインストールするための要件と手順は、対話型ドキュメントの『NNMi 10.00インタラクティブインストールガイド』に記載されています。『NNMi 10.00インタラクティブインストールガイド』は、NNMiインストールメディアのnnmi_interactive_installation_ja.zipファイルまたはnnmi_interactive_installation_ja.jarファイルに含まれています。『NNMi 10.00インタラクティブインストールガイド』を抽出して表示する方法については、NNMiインストールメディアのルートにあるnnmi_interactive_installation_ja_README.txtファイルを参照してください。
サポートされているハードウェアプラットフォーム、オペレーティングシステム、およびデータベースのリストについては、『HP Network Node Manager i Softwareシステムとデバイス対応マトリックス』を参照してください。
前提条件となるパッケージまたはパッチのリストについては、『HP Network Node Manager i Softwareシステムとデバイス対応マトリックス』の「オペレーティングシステム」セクションに記載されているインストールの前提条件を参照してください。
NNMiは、インスタントオン60日/250ノードのライセンスとともにインストールされます。このライセンスでは、NNMi Ultimate機能も60日のトライアル期間中は一時的に有効になります。
NNMiライセンスの有効性を確認するには、NNMiコンソールで、[ヘルプ] > [システム情報] をクリックし、[ライセンス情報の表示] をクリックします。[容量] カウントを [消費量] カウントと比較し、未使用の容量がどの程度残っているかを確認します。
- 注: NNM iSPI for IP TelephonyをNNMi Ultimateの機能として使用している場合、NNM iSPI for IP Telephonyで管理されるIPフォンは10台単位でライセンス購入用の1つのNNMiノードとなります。 IPフォンによるライセンスノードの消費量は、NNMi Ultimateライセンスの [消費量] の値に自動的に追加されません。 NNM iSPIで提供されるnmsiptlicinfo.ovplコマンドを実行すると、NNM iSPI for IP Telephonyで消費されるNNMi Ultimateのノードライセンス数を判断できます。
注: これらのリリースノートとオンラインヘルプで「NNMi Advanced」とマークされた機能は、NNMi PremiumとNNMi Ultimateにも適用されます。同様に、「NNMi Premium」とマークされた機能は、NNMi Ultimateにも適用されます。NNMi、NNMi Advanced、NNMi Premium、NNMi Ultimateの順序で、それぞれがその前のライセンスレベルのスーパーセットとなります。「NNM iSPI Performance for Metrics」とマークされた機能は、NNMi Premiumにも適用されます。「iSPI NET」とマークされた一部の項目はNNMi Premiumに適用され ([トラップ分析] および [Visioマップのエクスポート])、「iSPI NET」とマークされたすべての項目はNNMi Ultimateに適用されます。
ライセンスのインストールと管理の詳細については、『NNMi 10.00インタラクティブインストールガイド』を参照してください。
HP Network Node Manager i Advanced Softwareの機能
NNMi Advancedライセンスでは、以下の機能が有効になります。
- NNMiライセンスが適用されるすべての機能。
- グローバルネットワーク管理。(グローバルマネージャーにはNNMi Advancedライセンスが必要ですが、リージョナルマネージャーには必要ありません。)
- IPv6の検出とモニタリング。
- ルーター冗長グループ (HSRP、VRRP) のモニタリング。
- [インタフェース] フォームの [リンクアグリゲーション] タブに結果が表示されるポート集約プロトコル (PaGPなど) に対するサポート。
- RAMSトラップと、RAMSからのパス情報に対する、HP Route Analytics Management Software (RAMS) 統合により、パスビューに表示されるパスが強化されました。
- パス仮想化機能を強化 (等価コストマルチパスなど)。パスが複数ある場合は、NNM iSPI Performance for Metricsパスヘルスレポートを開くために特定のパスをユーザーインタフェースで選択できます。
- [インベントリ] ワークスペースからのMPLS WANクラウド (RAMS) ビュー (MPLS WANクラウドのマップビューを含む)。NNMiヘルプの「Using Route Analytics Management Software (RAMS) with NNMi Advanced」を参照してください。
- VMware ESXおよび仮想マシン機能の検出。
HP Network Node Manager i Premium Softwareの機能
NNMi Premiumライセンスでは、以下の機能が有効になります。
- すべてのNNMi Advanced機能。
- iSPI NETのSNMPトラップ分析機能。
- iSPI NETのVisioエクスポート機能。
- NNMi開発者ツールキット。
%NnmInstallDir%\
docフォルダー (Windows) または$NnmInstallDir/doc
ディレクトリ (Linux) にあるSDKドキュメントと例を参照してください。
- HP Network Node Manager iSPI Performance for Metrics。 このソフトウェアは個別にインストールする必要があります。 詳細については、NNM iSPI Performance for Metricsのドキュメントを参照してください。
- HP Network Node Manager iSPI Performance for Quality Assurance。 このソフトウェアは個別にインストールする必要があります。 詳細については、NNM iSPI Performance for Quality Assuranceのドキュメントを参照してください。
- 詳細については、ヘルプトピック「HP Network Node Manager i Smart Plug-inなどの購入」を参照してください。
HP Network Node Manager i Ultimate Softwareの機能
NNMi Ultimateライセンスでは、以下の機能が有効になります。
- すべてのNNMi Premium機能。
- iSPI NETの診断機能。この機能は、iSPI NET診断サーバーまたはHP Operations Orchestrationサーバーを個別にインストールする必要があります。 詳細については、『HP NNM iSPI Network Engineering Toolset計画とインストールガイド』および『HP Network Node Manager iSPI Network Engineering Toolset診断サーバーリリースノート』を参照してください。
- HP Network Node Manager iSPI Performance for Traffic。 このソフトウェアは個別にインストールする必要があります。 詳細については、NNM iSPI Performance for Trafficのドキュメントを参照してください。
- HP Network Node Manager iSPI for IP Multicast。 このソフトウェアは個別にインストールする必要があります。 詳細については、NNM iSPI for IP Multicastのドキュメントを参照してください。
- HP Network Node Manager iSPI for IP Telephony。 このソフトウェアは個別にインストールする必要があります。 詳細については、NNM iSPI for IP Telephonyのドキュメントを参照してください。
- HP Network Node Manager iSPI for MPLS。 このソフトウェアは個別にインストールする必要があります。 詳細については、NNM iSPI for IP Multicastのドキュメントを参照してください。
- 詳細については、ヘルプトピック「HP Network Node Manager i Smart Plug-inなどの購入」を参照してください。
HP Network Node Manager iSPI Network Engineering Toolset Softwareの機能
HP Network Node Manager iSPI Network Engineering Toolset Software (NNM iSPI NET) のライセンスでは、次の機能が有効になります。
- NNM iSPI NET診断 - デバイス診断の収集と表示
- インシデントが発生してライフサイクル状態 (登録済み、解決済み) が変化すると、NNMiによる診断 (フロー) を実行できます。診断結果は、[インシデント] フォームの [診断] タブで確認できます。診断フローは、ネットワークデバイスにログオンし、設定やトラブルシューティング情報を抽出するためのコマンドを実行する、SSHセッションまたはTelnetセッションです。このような診断の自動化によって、ネットワーク技術者がトラブルシューティングデータと診断データの収集に費やす時間を削減できます。
- フローを手動で実行するには、サポートされているノードを選択し、[アクション] > [診断の実行] をクリックします。フローが実行されると、そのノードに関するベースラインデータが、[ノード] フォームの [診断] タブに保存されます。
- 詳細については、[インシデントの設定] フォーム、および [ノード] フォームと [インシデント] フォームの [診断] タブを参照してください。
- HP Operations Orchestrationフロー定義を追加して管理するためのコマンドラインツール。詳細については、
nnmooflow.ovpl
のリファレンスページ、またはUNIXのマンページを参照してください。
- NNM iSPI NET組み込みの診断サーバー、またはHP Operations Orchestration Centralサーバーが事前にインストールされている必要があります。
- NNM iSPI NET SNMPトラップ分析 - トラップデータをユーザー消費フォームに記録
- デバイスまたはSNMPオブジェクト識別子 (OID) ごとの着信トラップレートを測定します。
- [アクション] > [トラップ分析] を選択すると、NNMi起動以降、または最後の期間における着信トラップの分析レポートが表示されます。このレポートから、SNMP OID別またはソースノード別に、着信トラップレートのグラフの作成を開始できます。
- Microsoft Visioへのマップビューのエクスポート
- [ツール] > [Visioエクスポート] > [現在のマップ] を選択すると、選択しているマップがVisioファイルにエクスポートされます。
- [ツール] → [Visioエクスポート] → [保存されたノードグループマップ] を選択すると、エクスポート対象としてマークされているノードグループマップがVisioファイルにエクスポートされます。
- NNM iSPI NETの詳細については、NNMiヘルプおよびhttp://support.openview.hp.com/selfsolve/manualsで入手できる『HP NNM iSPI Network Engineering Toolset計画とインストールガイド』を参照してください。
-
ovjboss内で実行されるNNMiサービスの起動が遅い場合、nnmactionプロセスが起動直後に停止する可能性があります。この問題は、nnmactionがNNMi ovjossサーバーの特定のイベントサービスに依存し、ovjbossの起動が完了した後もそのイベントサービスが起動し続けるために発生します。nnmactionが正常に機能するには、イベントサービスが完全に初期化されている必要があります。nnmactionは起動後にイベントサービスを監視し、一定期間後にイベントサービスが完全に初期化されていない場合、nnmactionプロセスは終了します。この問題を解決するには、コマンドラインからovstart -c nnmaction
を実行し、nnmactionプロセスを再起動します。
- NNMiクラスター内のスタンバイノードは、アクティブノードからトランザクションログを受信するときにスタンバイ状態のままになる場合があります。この問題は、アクティブノードが最近新しいデータベースバックアップを生成し、そのバックアップの作成、スタンバイノードへの送信、またはその両方に時間がかかっている場合に発生します。スタンバイノードは (個別のソケットにより送信される継続的データベース更新を介して) データベーストランザクションの受信をすでに確認済みで、対応する保留中のトランザクションログファイルはすでにディスクから削除されています。回避策として、
nnmcluster –dbsync operation.
を実行します。
- 多数のインタフェースがあるノードを削除しようとすると、NNMiコンソールがタイムアウトになり、エラーが報告される可能性があります。ノードを削除する前に、削除方法に関係なくそのノードを管理対象外にする必要があります。ノードを正常に管理対象外にしたら、NNMiコンソールを使用してノードを削除します。または、nnmnodedelete.ovplスクリプトを使用して、多数のインタフェースがあるノードを削除します。詳細については、nnmnodedelete.ovplのリファレンスページ、またはUNIXのマンページを参照してください。
-
NNMiのフィルターを作成する場合、変更を適用する前にSNMPエージェントによって返される値に特に注意する必要があります。たとえば、一部のSNMPエージェントはフィルター可能な属性には不正な文字 (
ifDescr
値に対するnullバイトなど) を返す可能性があります。通常、これらの不正な文字によってフィルターは失敗します。null文字またはUnicode以外の文字でのフィルターは、NNMiがそれぞれの文字をUnicode置換文字 (? at Unicode codepoint U+FFFD
など) として解釈するため、動作しない可能性があります。この問題を修正する1つの方法は、環境内のSNMPエージェントで期待される適切なソース文字エンコードをNNMiに設定することです。SNMP OCTET STRINGデータは、 nms-jboss.propertiesファイルのcom.hp.nnm.sourceEncodingプロパティで定義された文字エンコードに基づいて解釈されます。上記の例では、"com.hp.nnm.sourceEncoding=UTF-8, Windows-1252"のプロパティ値が文字列データを適切に解釈できる可能性があります。異なる環境では、SNMPエージェントで使用される文字エンコードに応じて異なるソースエンコード値が必要な場合があります。詳細については、『デプロイメントリファレンス』の「NNMiの文字セットエンコードの設定」を参照してください。
-
特定の属性でソートされた大きいテーブルビューには、ページング後に重複する行が含まれる可能性があります。
- ノードのSNMPエージェントが信頼性のない場合、検出されたノードコンポーネントデータがNNMi検出間で異なる可能性があります。たとえばまれなケースですが、SNMPエージェントが、初期検出時の応答ではベンダー固有のMIBのデータを使用し、以降の照会では標準MIBを使用することがあります。SNMPデータに信頼性がないためにノードコンポーネントが再検出される場合は、次の点に注意してください。
- そのノードコンポーネントの以前のパフォーマンスデータが失われた可能性があります。
- ノードコンポーネントの識別に使用するSNMPエージェント情報が変更すると、ノードコンポーネントが削除または追加されたかのように表示されることがあります。
- デフォルトまたはノード固有あるいはその両方のSNMPコミュニティ文字列は、nnmloadseeds.ovplスクリプトを実行する前またはシードを検出設定テーブルに追加して検出を初期化する前に、SNMP設定 ([設定] > [通信の設定]) で設定する必要があります。NNMiでコミュニティ文字列が設定されていないと、初期検出でノードが「非SNMP」と分類される可能性があります。この場合は、SNMP設定を修正してから、nnmconfigpoll.ovplスクリプトまたは [アクション] > [ポーリング] > [設定のポーリング] を使用してノードの検出を再実行します。詳細については、
nnmloadseeds.ovpl
およびnnmconfigpoll.ovpl
のリファレンスページ、またはUNIXのマンページを参照してください。
- NNMiマップビューでは、Webブラウザーのズームコントロール (CTRL-+ (プラス) およびCTRL-- (マイナス)) が正しく動作しないことがあります。これらのキーストロークは、HTMLテキストをズームするものであり、アイコンそのものはズームしません。代わりに、マップのキーボードアクセラレーター (プラス (+)、マイナス (-)、等号 (=) キー) またはツールバーボタンを使用してズームします。
-
暗黙的なファイルの関連付けを使用してWindowsで.ovplスクリプトをリダイレクトしても、出力ファイルが生成されないことがあります。例:
nnmstatuspoll.ovpl -node mynode > out.log
出力ファイルを表示できない場合は、以下のようにコマンドウィンドウでPerlから明示的にコマンドを実行します。
"%NnmInstallDir%\nonOV\perl\a\bin\perl.exe" "%NnmInstallDir%\bin\nnmstatuspoll.ovpl" -node mynode > out.log
2つ目のオプションとして、Windowsレジストリを修正します。
- Windowsレジストリをバックアップします。
- Windowsレジストリエディターを起動します (regedit.exe)。
- レジストリで以下のキーを探してクリックします。
HKEY_LOCAL_MACHINE\Software\Microsoft\Windows\CurrentVersion\Policies\Explorer
- [編集] メニューで [値の追加] をクリックし、次のレジストリ値を追加します。
- 値の名前: InheritConsoleHandles
- データ型: REG_DWORD
- 基数: 10 進数
- 値データ: 1
- Windowsレジストリエディターを終了します。
- 必須のSNMP MIB値にデバイスが応答しない場合は、NNMi検出でノード、レイヤー2接続、またはVLANが見つからないことがあります。『HP Network Node Manager i Softwareシステムとデバイス対応マトリックス』の「対応ネットワークデバイス」を参照してください。
-
受信HTTP要求をブロックするファイアウォールがNNMi管理サーバーに存在すると、NNMiコンソールをリモート起動できません。
Linuxファイアウォールはデフォルトで有効になっています。ファイアウォールを完全に無効にするか、以下のように具体的に他のポートを追加します。
161:udp, 162:udp, <HTTPPORT>:tcp
ここで、<HTTPPORT>は/var/opt/OV/conf/nnm/props/nms-local.propertiesファイルのjboss.http.port値で定義されるNNMi Webサーバーポートです。
- お使いの環境のディレクトリサービスにLDAPを使用してアクセスする場合は、ディレクトリサービスによって報告される、大文字/小文字の区別が同じユーザー名を使用してNNMiコンソールにログオンする必要があります。ディレクトリサービスから返されるユーザー名とログオンに使用したユーザー名で大文字/小文字の区別が異なる場合は、インシデントをユーザー名に割り当てることができず、マイインシデントビューは動作しません。大文字/小文字の区別を含めた有効なユーザー名のリストを表示するには、[アクション] > [インシデントの割り当て] を使用します。
- WindowsシステムでのNNMiアプリケーションフェイルオーバー
- Windowsプラットフォームのアプリケーションフェイルオーバーでは、NNMiクラスター操作に影響するSymantec Endpoint Protection (SEP) ソフトウェアの断続的な問題が発生することがあります。データベースバックアップをスタンバイノードで受信しようとすると、SEPがファイルロックを時間内に解放しないために、この操作に失敗することがあります。障害が発生するとデータベースファイルが自動的に再転送されるため、この問題は最終的には自然に解決します。
- アプリケーションフェイルオーバーがWindows用に設定されていると、システムのリブートまたは他の問題によってpsqlコマンドが失敗し、Windowsデスクトップおよびイベントビューアーにダイアログボックスが表示されることがあります。これらのダイアログボックスは操作に影響しないため、無視できます。
NNMのバックアップをオンラインで実行すると、データベースパスワードがバックアップに含まれます。バックアップの完了後にnnmchangeembddbpw.ovpl
スクリプトを使用してデータベースパスワードを変更してから、旧パスワードを含むバックアップからNNMiを復元すると、NNMiデータベースの起動に失敗します。
NNMiデータベースを復元するには、新しいパスワードを含むデータベースバックアップを使用します。
-
カスタムノード収集または大量のカスタムポーリングインスタンスを含むカスタムポーラーポリシーの削除操作は、失敗することがあります。削除しようとすると、NNMiコンソールに「処理中を示す丸い」アイコンが数分間表示されてから、バッチ更新の失敗がエラーダイアログに示されます。これは、1つのノードに対してポーリングするインスタンスが複数存在するときにMIBテーブルからデータを収集する場合に発生するおそれがあります。この問題およびNNMiにかかる負荷を最小限に抑えるため、ポーリングするインスタンスのみをフィルターリングすることを強くお勧めします。
回避策は、以下の順序で実行できます。
- カスタムノード収集を削除できない場合は、カスタムノード収集の各カスタムポーラーポリシーを個別に削除してみます。
各カスタムポーラーポリシーの削除に失敗した場合は、次の操作を実行します。
- ポリシーにMIBフィルター値が存在する場合は、どのMIBフィルター変数値とも一致しないパターンに値を変更します。カスタムノード収集テーブルを調べ、そのカスタムポーラーポリシーのすべてのノードで検出が完了していることを確認します。このカスタムポーラーポリシーのすべてのカスタムポーリングインスタンスを削除する必要があります。
- カスタムポーラーポリシーにMIBフィルター値が存在しない場合は、カスタムポーラーポリシーのアクティブ状態を [非アクティブ] に変更します。これにより、カスタムポーラーポリシーに関連付けられているすべてのカスタムポーリングインスタンスが削除されます。削除されない場合は、関連付けられているノードグループを編集して、グループからノードを削除します。これにより、関連付けられているカスタムノード収集とそのカスタムポーリングインスタンスがNNMiによって削除されます。
- これで、ポリシーを正常に削除できます。
- カスタムノード収集のすべてのカスタムポーラーポリシーを削除したら、カスタムノード収集を削除します。
-
複数のNNMiインストール間で参照している場合に2つ目のNNMiインストールログを参照すると、最初のシステムに戻った時点で以前のNNMiインストールからログオフされます。この問題を修正するには、以下の手順を実行します。
-
以下のファイルを開きます。
- Windows: %NnmDataDir%\shared\nnm\conf\props\nms-ui.properties
- UNIX: /var/opt/OV/shared/nnm/conf/props/nms-ui.properties
以下のいずれかの方法でファイルを編集します。
- com.hp.nms.ui.sso.isEnabled="false"を設定して、シングルサインオンを無効にします。
- com.hp.nms.ui.sso.initStringおよびdomainパラメーターがすべてのシステムで同じであることを確認して、シングルサインオンを設定します。両方のシステムのクロックが同期され、各システムのFQDNが一致し、nms-ui.propertiesのcom.hp.nms.ui.sso.protectedDomainsで設定されている必要があります。
- nnmsso.ovpl -reloadを実行します。
- (Windowsのみ) NNMiの実行中にウイルス対策とバックアップソフトウェアによってファイルがロックされる場合、このソフトウェアがNNMi操作に干渉する可能性があります。Windows Server 2008の次のNNMiデータベースディレクトリを除外するように、ファイルをロックするアプリケーションを設定する必要があります。
C:\ProgramData\HP\HP BTO Software\databases
。
- RAMS設定の照会パスワードフィールドは、同じシステムの同じNNMiインストールにインポートされた場合にのみ有効です。異なるシステムにインポートされた場合は、照会パスワードを再入力する必要があります。
-
DNS以外のホスト名を指定した不正なブラウザープロキシ設定により、ユーザーがNNMiコンソールにログオンできなくなることがあります。たとえば、NNMiサーバーのFQDNがDNSで解決できない場合にユーザーがボックスでFQDNを使用するには、192.168.0.100 myhost.example.com
のようなエントリをローカルシステムのホストファイルに追加します。このホスト名は、DNSサーバーで解決できます。HTTPプロキシを使用してブラウザーが設定されていると、NNMiホスト名解決用のホストファイルがブラウザーで無視され、NNMiホスト名解決用のプロキシが使用されます。これは、DNSでNNMiホスト名を解決できず、NNMiコンソールのログオンに失敗するからです。
この問題を解決するには、プロキシ設定を無効にするか、ブラウザープロキシ設定に例外を追加します。ブラウザープロキシ設定に例外を追加するには、以下の手順を実行します。
-
Internet Explorer:
- [インターネット オプション] > [接続] タブで、[LAN の設定] をクリックします。
- [プロキシ サーバー] が設定されている場合は、[詳細設定] をクリックし、DNS以外のNNMiホスト名を [プロキシ設定の例外] リストに追加します。
-
Firefox:
- [ツール] → [オプション] をクリックします。
- [オプション] ダイアログボックスで、[詳細設定] ペインを選択します。
- [ネットワーク] タブで、[接続] の下にある [接続設定] をクリックします。プロキシが設定されている場合は、DNS以外のNNMiホスト名を [プロキシを使用しない] リストに追加します。
-
ダウンインタフェースのあるノードのステータスが、次の場合に [ステータスなし] になることがあります。
- SNMP通信に応答するアクティブなIPアドレスがダウンインタフェースに存在すると、管理IPアドレスの候補リストから除外されます。
- 使用済みのヒントまたはシードアドレスがSNMPに応答した場合、有効なシステム情報とデバイスプロファイルはノードに含まれますが、SNMPエージェントは含まれません。
この問題を解決するには、[アクション] メニューの [設定ポーリング] オプションを使用します。
-
[ノード] または [インタフェース] フォームから [アクション] > [カスタム属性] メニュー項目を使用した場合、フォームを保存すると、追加済みのカスタム属性が上書きされます。回避策として、[保存して閉じる] を使用する代わりにフォームを閉じるか、[アクション] > [カスタム属性] メニュー項目をテーブルビューからのみ使用します。
-
(NNM Performance iSPI) NNMi管理サーバーのクロックとNPSサーバーのクロックを同期することが重要です。これにより、NPSサーバーからデータを取得する分析ペインで、正確な結果が得られます。分析ペインが空白の場合は、2つのサーバー間でクロックが同期されていることを確認してください。NPS (Network Performance Server) は、すべてのNNM Performance iSPI製品でインストールされるデータベースサーバーです。
-
NNMiは、引数としてUTF-8データをJythonアクションスクリプトに渡すことを許可します。NNMiでは、JythonアクションスクリプトのソースコードのUTF-8への対応が必須になりました。NNMi 9.23以降で旧Jythonスクリプトを正しく機能させるには、以下の条件を満たしている必要があります。
- PEP-0263標準では、JythonアクションスクリプトでUTF-8の使用が必須になりました。
- Jython 2.5では、ユーザーがスクリプトを記述するときにPEP-0263標準に従う必要があります (http://www.python.org/dev/peps/pep-0263を参照)。
- PEP-0263でサポートされるエンコードはASCIIとUTF-8のみです。エンコードが指定されていない場合、ASCIIがデフォルトで使用されます。
- スクリプト記述者は、すべてのJythonスクリプトが同じPEP-0263エンコード (UTF-8またはASCII) に従うようにする必要があります。UTF-8とASCIIの混在はサポートされていません。
(上記の条件を満たす必要がない) 旧バージョンのJythonを使用するNNMi 9.0以前からアップグレードしているユーザーは、上記の条件とJython 2.5.2で従う必要があるその他の関連標準に準拠するように、Jythonスクリプトを更新する必要があります。
潜在的なインストールの問題
- 手順の詳細については、『NNMi 10.00インタラクティブインストールガイド』および『HP Network Node Manager i Softwareシステムとデバイス対応マトリックス』のインストールの前提条件を参照してください。
- ローカライズバージョンの製品をインストールしている場合の詳細については、「英語以外のロケールの既知の問題」セクションを参照してください。
- 『デプロイメントリファレンス』の付録「NNMi 10.00ポートおよび既知のポート」で説明しているように、NNMi管理サーバーでは、Webサーバーポートに加え、通信を処理するためにいくつかのポートを使用します。NNMiをインストールする前に、これらのポートが使用中でないことを確認してください。
- ターミナルサービスを使用したWindowsでのインストール:
NNMiのインストールは、マシンコンソールで実行する場合にのみ動作します。リモートデスクトップ接続などのリモートログオン手法を使用する場合は、2次接続ではなくWindowsコンソールにアクセスしていることを確認してください。
- 一部のLinuxインストールでは、Postgresのバージョンがインストールされ、デフォルトで実行されることがあります。この場合は、NNMiをインストールする前に、デフォルトのPostgresインスタンスを無効にします。NNMiは、同じサーバーで複数のPostgresインスタンスをサポートしていません。既存のPostgresインスタンスが実行中であるかどうかを最も簡単に判断するには、ps –ef | grep postgresコマンドを使用します。Postgresは、chkconfig posgresql offを使用して無効にすることができます。
- NNMiは、シングルサインオンをサポートしています (NNM iSPIおよび一部の統合製品で使用するため)。
- この手法では、正式な完全修飾ドメイン名 (FQDN) を使用してNNMi管理サーバーにアクセスする必要があります。正式なFQDNは、NNMiとNNM iSPI間でシングルサインオンを有効にするために使用するホスト名です。FQDNは、解決可能なDNS名である必要があります。
- インストールシステムのドメイン名が、「mycompany」などのドットを含まない短縮ドメインである場合は、NNMiコンソールからの自動サインアウトを禁止するように設定ファイルを変更する必要があります。
詳細については、『デプロイメントリファレンス』の「NNMiでのシングルサインオンの使用」の章を参照してください。
- (Windowsのみ) 英語以外のロケールのWindowsシステムでのサイレントインストール:
ターゲットシステムでのサイレントインストールに関して、『NNMi 10.00インタラクティブインストールガイド』では別のシステムでのユーザーインタフェースを使用してインストールを実行するように指示しています。この方法では、%TEMP%\HPOvInstaller\NNM\ovinstallparams_DATETIME.ini
ファイルが作成されます。このファイルを%TEMP%\ovinstallparams.ini
として別のシステムにコピーし、サイレントインストーラーを使用してインストールできます。
ovinstallparams.ini
ファイルを変更するには、メモ帳ではなくワードパッド (または他のエディター) を使用します。
この.ini
ファイルが英語以外のロケール (日本語または中国語など) のマシンで生成され、このファイルをメモ帳エディターで編集すると、ファイルの先頭に3バイトが追加され、エンコーディングがUTF-8として指定されます。この3バイトにより、以降のサイレントインストール処理が失敗します。
- (Windowsのみ) インストールディレクトリのパス名には英語以外の文字を使用しないでください。
- NNMiアプリケーションフェイルオーバークラスターで実行されている旧バージョンのNNMi 9.1xまたはNNMi 9.2xをアップグレードする手順の詳細については、『アップグレードリファレンス』を参照してください。
- 高可用性環境で実行されている旧バージョンのNNMi 9.1xまたはNNMi 9.2xをアップグレードする手順の詳細については、『アップグレードリファレンス』を参照してください。
- NNM iSPIがNNMi管理サーバーにインストールされており、NNMiとNNM iSPIを削除する場合は、NNMiをアンインストールする前にNNM iSPIをアンインストールします。このようにしないと、NNMiを再インストールしたときに、各NNM iSPIを再インストールするまでNNM iSPIが動作しなくなります。
注: NNM iSPI Performance for Metricsは、上記のアンインストール要件の例外です。
- NNMiでは、インストール時に自己署名証明書が作成されます。この証明書を使用すると、他の設定を行わなくてもHTTPSからNNMiコンソールにアクセスできます。これは自己署名証明書であるため、ブラウザーで自動的に信頼されず、NNMiコンソールの使用時にセキュリティプロンプトが表示されます。
- Firefoxでは証明書を永続的に信頼することができるため、プロンプトが再度表示されることはありません。
- Internet Explorerでは、プロンプトが複数回表示されます。このプロンプトが表示されないようにするには、次の2つの方法があります。
- 自己署名証明書を各ユーザーのブラウザーにインポートします。
- 自己署名証明書を、全ユーザーのブラウザーで信頼するように設定されているCA署名証明書に置き換えます。詳細については、『デプロイメントリファレンス』の「NNMiでの証明書の使用」の章を参照してください。
- アンインストーラーまたはコントロールパネルにある [メディアからの再インストール] (Linux) または [修復] (Windows) オプションは機能せず、サポートされていません。
- (Linuxのみ) 継承権限を使用して/optまたは/var/optディレクトリを設定すると、継承パーミッションの制限が多すぎる場合に問題が発生することがあります。
継承権限は、chmod 2755コマンドの「2」のように、ディレクトリそのものでset-groupIdビットを有効にすることによって作成されます。
継承権限の制限が多すぎる例は「2750」です。この権限は、ワールドによる読み取りアクセス権を剥奪します。一部のNNMiプロセス (データベースプロセスやアクションプロセスなど) は、非ルートユーザーとして動作します。これらのプロセスでは、/opt/OVおよび/var/opt/OVの下にあるファイルへの読み取りアクセス権が必要です。ワールドによる読み取りアクセス権がディレクトリの継承権限によって解除された場合、これらのプロセスは失敗します。
-
(Linuxのみ) NNMiパブリックキーのインポートまたは製品のインポートが次のエラーで失敗した場合:
rpmdb: Lock table is out of available locker entries
rpmdb: Unknown locker ID: 56cd
error: db4 error(22) from db->close: Invalid argument
error: cannot open Packages index using db3 - Cannot allocate memory (12)
error: cannot open Packages database in /var/lib/rpm
error: pk.pub: import failed.
以下の手順を実行します。
- 次のコマンドを実行して、rpmデータベースのコピーを保存します。tar cvzf /var/tmp/rpmdbtar.gz /var/lib/rpm
- rm /var/lib/rpm/__db.00*
- rpm –rebuilddb
問題が修正されたことを確認するには、次のコマンドを実行します。
- rpm –q –a
- rpm –import pk.pub
rpm –q –a コマンドの実行結果にすべてのパッケージがエラーなしで表示されたら、/var/tmp/rpmdbtar.gz
を削除できます。そうでない場合は、rpmdbtar.gz
ファイルからrpmデータベースを復元します。
Internet Explorerブラウザーの既知の問題
- Internet Explorerでは、telnet://およびssh://というURLはデフォルトで有効になりません。telnetおよびsshプロトコルを有効にする方法については、『デプロイメントリファレンス』の「NNMiで使用するTelnetおよびSSHプロトコルの設定」の章を参照してください。この場合、各Webブラウザークライアントで、レジストリの変更が必要てす。このレジストリを編集せずに [アクション] → [ノードアクセス] > [Telnet...(クライアントから)] または [Secure Shell...(クライアントから)] メニュー項目を選択すると、「Webページ表示不可」というメッセージが表示されます。
-
Internet Explorerを使用する場合、NNMiビューまたはフォームの名前をタイトルバーに表示するかどうかはブラウザー設定によって決まります。Internet Explorerでビューおよびフォームのタイトルを表示するように設定するには、次の操作を実行します。
- Internet Explorerブラウザーで [ツール] をクリックし、[インターネット オプション] をクリックします。
- [セキュリティ] タブの [信頼済みサイト]、[レベルのカスタマイズ]、[その他] セクションに移動します。
- [Web サイトがアドレス バーやステータス バーのないウィンドウを開くのを許可する] 属性を無効にします。
- Internet Explorerでは長時間実行中のJavaScript操作が追跡され、JavaScriptステートメントの最大数を超えると「このページには、完了に通常より時間がかかるスクリプトが含まれています」というメッセージが表示されます。複雑なマップ操作は、デフォルトの最大値である5,000,000を超えても構いません。最大時間を調整するには、Windowsレジストリ値であるHKEY_CURRENT_USER\Software\Microsoft\Internet Explorer\Styles\MaxScriptStatementsを変更する必要があります。0xFFFFFFFFに設定して無限大にすることはできますが、これは推奨されません。詳細については、Microsoftサポート技術情報の記事http://support.microsoft.com/kb/175500を参照してください。
-
1つのアプリケーションを、異なるドメインにある別のアプリケーションから起動すると、Internet Explorerによってシングルサインオンのセッションクッキーがブロックされます。この問題を修正するには、Webブラウザーの信頼済みサイトゾーンにアプリケーションサーバーを追加します。
- Internet Explorerブラウザーで [ツール] をクリックし、[インターネット オプション] をクリックします。
- [セキュリティ] タブに移動します。
- [信頼済みサイト] アイコンを選択した後、[サイト] をクリックします。
- [信頼済みサイト] ダイアログボックスで、各アプリケーションサーバーをWebサイト一覧に追加します。
- NNMiコンソールを使用する場合、Internet Explorerにはメモリ増加に関する既知の問題があります。使用メモリが多すぎる場合は、Webブラウザーを定期的に再起動しなければならないことがあります。
- Internet Explorerの「Quirksモード」を使用するページの<frame>タグ内で統合URLがレンダリングされると、JavaScriptエラーが発生します。
- Internet Explorerでは、URLをQuirksモードで起動できません。Quirksドキュメントモードは標準に準拠したものではなく、現時点ではNNMiでサポートされていません。
- <frame>タグ内などの他のコンテンツを含むHTMLドキュメントにNNMiフォームまたはビューを配置すると、問題となる可能性があります。標準のドキュメントモードを有効にするには、HTMLドキュメントの先頭にある<DOCTYPE>タグを選択する必要があります。たとえば、NNMi統合URLを参照するフレームを含むWebページでは、以下のDOCTYPEを使用できません。
<!DOCTYPE HTML PUBLIC "-//W3C//DTD HTML 4.0 Transitional//EN">
以下のような厳密なDOCTYPEを使用するのが望ましい方法です。
<!DOCTYPE html PUBLIC "-//W3C//DTD XHTML 1.0 Strict//EN" "http://www.w3.org/TR/xhtml1/DTD/xhtml1-strict.dtd">
- Internet Explorer開発ツールは、ブラウザーとドキュメントのモードを表示したり変更したりするのに便利です。
-
Internet Explorerでは、テーブルビューで表示できる行数が制限されます。ユーザーは、スクロールしてもすべての行を表示できません。回避策として、少ない行を表示するようにテーブルをフィルターリングします。フォントサイズによっても変わりますが、実際の制限は約30,000行です。
Mozilla Firefoxブラウザーの既知の問題
- Firefoxでは、telnet://およびssh://というURLはデフォルトで有効になりません。telnetおよびsshプロトコルを有効にする方法については、『デプロイメントリファレンス』の「NNMiで使用するTelnetおよびSSHプロトコルの設定」の章を参照してください。この場合、各Webクライアントで、telnetアプリケーション、sshアプリケーション、またはその両方の設定が必要です。
-
デフォルトのFirefoxでは、新しいウィンドウではなく新しいタブでウィンドウが開きます。この動作によりNNMiでは、手前に表示されないウィンドウが開きます。デフォルト設定を変更するには、[オプション] ダイアログボックスの [タブ] で次の操作を実行します。
- [新しく別の場所にページを開くとき:] を [新しいウィンドウで開く] に設定します。
- [リンクを新しいタブで開いたとき、すぐにそのタブに切り替える] をオンにします。
この設定は、一部のヘルプコンテンツのような"_blank"をターゲットとして使用するWebページに影響を与えます。
-
デフォルトFirefoxでは、ポップアップウィンドウが20個に制限されています。この制限を調整するには、以下の手順を実行します。
- Firefoxのアドレスバーにabout:configと入力します。
- dom.popup_maximumまでスクロールダウンし、ダブルクリックして値を変更します。
- Firefoxを再起動すると、この変更が有効になります。
- 1回のセッションで50個を超えるフォームの開閉を行うと、ポップアップが有効になっていてもFirefoxでポップアップウィンドウがブロックされ、JavaScriptエラーになることがあります。回避策として、dom.popup_maximumの値を増やすかブラウザーを再起動します。この場合の推奨値は、500より大きい値です。
-
Firefoxでは長時間実行中のJavaScript操作が追跡され、タイムアウトが経過すると、「警告: スクリプトが応答なし」というメッセージが表示されます。複雑なマップ操作は、デフォルトの最大値である5を超えても構いません。この最大時間を調整するには、以下の手順を実行します。
- Firefoxのアドレスバーにabout:configと入力します。
- dom.max_script_run_timeまでスクロールダウンし、ダブルクリックして値を変更します。値は秒単位です。0に設定して無限大にすることはできますが、これは推奨されません。
- Firefoxを再起動すると、この変更が有効になります。
- Firefoxでは、デフォルトでJavaScriptの使用が有効になっています。JavaScriptを無効にするにはプライバシー拡張が必要です。NNMiコンソールにサインインするときに、JavaScriptが無効になっている場合はブラウザーにエラーが表示されます。 このエラーが表示される場合、Firefoxの [アドオン] ページに移動して [拡張機能] をクリックし、JavaScriptを無効にする拡張機能があるかどうかを確認します。拡張機能がある場合、ブラウザーでJavaScriptを許可するためにこの拡張機能を無効にする必要があります。
- Firefoxでは、MIBブラウザーまたは線グラフを使用しているときに、要求が完了してもまだ処理中であると誤って示されることがあります。Firefoxステータスバーに「<NNMiサーバー>からデータを転送中」と表示されます。<NNMiサーバー>は、お使いのNNMi管理サーバーです。詳細については、https://bugzilla.mozilla.org/show_bug.cgi?id=383811にあるBugzillaの不具合#383811を参照してください。
- F5リフレッシュキーを使用すると、フォームの表示が破損します。フォームをリフレッシュするには、フォームの [リフレッシュ] ツールバーを使用します。
- 以前にユーザーアカウントを作成しており、後からそれを削除して再作成すると、Firefoxのオートコンプリート機能によりユーザーインタフェースを表示せずにパスワードフィールドが入力されるため、作成に失敗します。回避策として、パスワードを2回変更するか、Firefoxでフォームの完了をオフにします。
英語以外のロケールの既知の問題
- NNMiでは、サーバーのロケールを使用してデータベースの作成時に「ドロップダウン選択」のコード値 (インシデントカテゴリやインシデントファミリなど) がローカライズされます。他のほとんどのコンテンツと異なり、サポートされている異なるロケール下のクライアントからアクセスすると、データベースの作成時 (通常はインストール時) に設定されたサーバーのロケールの値のままになります。「ドロップダウン選択」のコード値を作成したユーザーについても同じことがいえます。列挙値を持つ他のドロップダウン選択 (インシデントの重大度など) ではロケールが区別され、サポートされているロケールに対してWebブラウザーのロケールで表示されます。
- Windowsプラットフォームでは、NNMiプロセスは、Windowsサービスマネージャ (WSM) プロセスの下で実行されます。WSMで同じロケールを使用するようにシステムが設定されていないと、これらの文字列が英語文字列としてデータベースにロードされます。サポートされているロケールにロケールを設定する際には、[コントロール パネル] > [地域と言語] > [管理] タブ > [システム ロケールの変更] に移動した後、[現在のシステム ロケール] オプションを選択する必要もあります。このオプションでは、すべてのサービス (WSMを含む) が新しいロケールで再起動された後で、システムのリブートが必要です。WSMが目的のロケールになったら、NNMiをインストールできます。
- 英語のInternet Explorerでアジア言語のNNMi管理サーバーを参照するには、クライアントのシステムで「東アジア言語」をインストールする必要があります。この変更を行わなかった場合、優先度およびその他のテーブルの値に対するヒントが四角として表示されてしまいます。「東アジア言語」は、[コントロール パネル] > [地域と言語のオプション] > [言語] タブからインストールできます。東アジア言語のインストールファイルを選択します。この問題は、Internet Explorerでのみ発生します。アジア言語のWebサイトを参照する場合にも、同様の問題が発生します。
-
OCTET STRINGタイプのMIB変数の値を表示する場合、NNMiでは、MIBで定義されたテキスト表記法が使用されます。テキスト表記法がない場合、nms-jboss.propertiesファイルのcom.hp.nnm.sourceEncoding propertyで定義された文字エンコードに基づいてデータが解釈されます。このプロパティが定義されていないと、複数バイト文字がUTF-8文字エンコードで解釈されます。詳細については、『デプロイメントリファレンス』の「NNMiの文字セットエンコードの設定」を参照してください。
- ノードグループ名のパラメーターが日本語であるノードグループマップなどのようにアジア文字列を含むNNMi URLを起動する場合、ブラウザーの設定を変更しなければならないことがあります。Firefoxでは、アドレスバーに「about:config」と入力し、「network.standard-url.encode-utf8」を見つけて値を「true」に変更します。Internet Explorerでは、「URLをUTF-8で送信します」。詳細については、support.microsoft.com/kb/925261にあるMicrosoftドキュメントを参照してください。
- 自動パスライセンスのGUI (nnmlicensing.ovpl <ProductName> -gui) は、日本語にのみローカライズされています。 中国語と韓国語を含む他のすべてのロケールでは、英語のテキストのみが表示されます。
ドメインネームシステム (DNS) 設定の既知の問題
-
スパイラル検出は、検出されたIPアドレスをホスト名に変換するために、適切に設定されたドメインネームシステム (DNS) に依存しています。ネームサーバーが不適切に設定されていると、パフォーマンスが大幅に低下します。[ヘルプ] > [管理者用のヘルプ] を参照し、[ネットワークの検出] > [検出の前提条件] トピックを表示してください。
-
DNSサーバーが未設定でサーバーの/etc/hosts
ファイルに"IP-to-Hostname"マッピングのみが含まれているLinux NNMiサーバーの場合、追加設定が必要です。/etc/hosts
ファイルに以下のようなエントリがある場合:
1.1.1.1 testnode
2.2.2.2 testnode
3.3.3.3 testnode
4.4.4.4 testnode
"testnode"ノードが4つのIPアドレスがある1つの非SNMPノードとして検出されるようにするには、/etc/host.conf
ファイルに以下の行を追加します。
multi on
これで1つのノードに対してすべてのIPアドレスが返されます。
IPv6の既知の問題と制限
- サポートされていないIPv6機能: 次の機能はNNMiでサポートされていません。
- IPv6専用の管理サーバー
- IPv6 ネットワーク パス ビュー (Smart Path)
- IPv6サブネット接続ルール
- 自動検出用のIPv6 Pingスイープ
- SNMP経由のIPv6アドレス障害モニタリング (IPv4アドレスでも使用不可)
- IPv6リンクのローカルアドレスは、検出シードや自動検出ヒントのように障害モニタリング用にサポートされていません
デバイス対応の既知の制限
MIBローダーの移行に関する既知の問題
統合に関する既知の問題
- (BSM/UCDMBトポロジ統合) UCMDBおよびBSMトポロジでのノード調整は、異なるデータプロバイダーから提供される値の文字列照合に依存します。 場合によって、たとえばNNMiがBSM/UCMDBに送信する [インタフェースの説明] の値の末尾にnullバイトが含まれることがあります。 これにより、他のデータプロバイダーから提供されたデータと完全一致しなくなり、オブジェクト調整で問題が発生します。この場合、文字列にこれらの文字が含まれます。これは、NNMiがSNMPエージェントからのOCTET STRING値をデフォルトでUTF-8文字でエンコードするのに対し、SNMPエージェントは異なる文字エンコードでデータを戻すためです。 この問題を修正する方法は、環境内のSNMPエージェントで期待される適切なソース文字エンコードをNNMiを設定することです。SNMP OCTET STRINGデータは、nms-jboss.propertiesファイルのcom.hp.nnm.sourceEncodingプロパティで定義された文字エンコードに基づいて解釈されます。上記の例では、"com.hp.nnm.sourceEncoding=UTF-8, Windows-1252"のプロパティ値を使用して文字列データを適切に解釈できる可能性があります。ソースエンコードでは、異なる環境では異なる値にすることが必要になる場合もあります。詳細については、『デプロイメントリファレンス』の「NNMiの文字セットエンコードの設定」を参照してください。
- (BSM統合) NNMiまたはBSM管理者で、HP Business Service Management (BSM) 内でNNMi視覚化を使用している場合、パスビューコンポーネントをMyBSMポータルコンポーネントギャラリに含めないでください。このコンポーネントは有効化しません。
- (Northbound統合) Northbound統合は、NNMiコミュニティエディションライセンスでは無効化されています。フルライセンスをインストールした後で、Northbound送信先を再設定することでNorthbound統合を再有効化できます。
-
(Netcool統合) NNMiの提供するnnmi.include.rulesにあるNetcoolルールで使用する列属性は、実行時に配備される他のルールによって上書きまたはクリアされる場合があります。NNMiから受信したNetcoolトラップの一部の属性でデータが欠落していたり誤りがあったりする場合、トラブルシューティングの際にこのエリアについて検討できることがあります。特定の属性の最終的な値や以前に受信した変数を確認するために、nnmi.include.rulesで"details($*)"を指定して詳細を含めると便利な場合があります。NNMi Netcoolプローブルールは、Netcoolナレッジライブラリルールセットのフレームワーク内で動作するように設計されています。NNMiルールは重要なNNMiインシデント情報を未使用のアラーム列に保存し、「右クリック」ツールをWebtopまたはWeb GUIから起動できるようにします。Netcoolナレッジライブラリと一緒に配布される「互換性」ルールはこれらの値を上書きする可能性があるため、欠落データが原因で「右クリック」ツールの起動に失敗しないかどうか確認してください。$NC_RULES_HOME/include-compatで定義されているルールを参照してください。確認するべき列は、@LocalNodeAlias、@LocalSecObj、@LocalPriObj、@LocalRootObj、@RemoteNodeAlias、@RemotePriObj、@RemoteSecObj、@RemoteRootObjなどです。
-
(ArcSight Logger/Operations Log Intelligence統合) ArcSight Logger (またはOLI) への交互起動を行うと、最終的に機能が停止し、資格証明に失敗したというメッセージが表示される場合があります。この場合の最も簡単な回避策は、ArcSight Logger (またはOLI) を単にブラウザーウィンドウで起動してからすぐにログアウトする方法です。 こうすると、交互起動によって機能が再開されます。
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ここに記載されている情報は、予告なく変更されることがあります。
権利制限について
機密性のあるコンピューターソフトウェアです。これらを所有、使用、または複製するには、HPが提供する有効なライセンスが必要です。FAR 12.211および12.212に準拠し、商用コンピューターソフトウェア、コンピューターソフトウェアドキュメント、および商用アイテムの技術データは、ベンダーの標準商用ライセンスの下、米国政府にライセンスされています。
著作権について
© Copyright 1990–2014 Hewlett-Packard Development Company, L.P.
商標に関する通知
Acrobat®は、Adobe Systems Incorporatedの登録商標です。
Google™は、Google Inc.の商標です。
HP 9000コンピューター上のHP-UXリリース10.20以降およびHP-UXリリース11.00以降 (32ビットおよび64ビット両方の環境) は、すべてOpen Group UNIX 95製品です。
Microsoft®およびWindows®は、Microsoft Corporationの米国登録商標です。
OracleおよびJavaはOracleおよびその関連会社の登録商標です。
UNIX®は、The Open Groupの登録商標です。
Red Hat® は、Red Hat, Inc. の米国およびその他の国における登録商標です。
Intel®は、Intel Coporationの米国およびその他の国における登録商標です。
Oracleテクノロジの制限された権限に関する通知
国防省連邦調達規則補足 (DOD FAR Supplement) に従って提供されるプログラムは、「商用コンピューターソフトウェア」であり、ドキュメントを含む同プログラムの使用、複製および開示は、該当するOracle社のライセンス契約に規定された制約を受けるものとします。それ以外の場合は、連邦調達規則に従って供給されたプログラムは、「制限されたコンピューターソフトウェア」であり、関連文書を含むプログラムの使用、複製、および公開は、FAR 52.227-19、『商用コンピューターソフトウェア - 制限された権限』 (1987年6月) に記載されている制限に従うものとします。Oracle America, Inc., 500 Oracle Parkway, Redwood City, CA 94065.
Oracleライセンスの全文は、NNMiの製品DVDにあるlicense-agreementsのディレクトリを参照してください。
謝辞
この製品には、Apache Software Foundationで開発されたソフトウェアが含まれています。(http://www.apache.org)
この製品には、Indiana University Extreme!Labで開発されたソフトウェアが含まれています。(http://www.extreme.indiana.edu)