HP Network Node Manager iSPI Performance for Quality Assurance Software (NNM iSPI Performance for QA) バージョン9.20のシステム要件および対応デバイスについての概要を説明します。
本ドキュメントは、リリースノートの増補を意図するものです。対応マトリックス (nmQAispi_supportmatrix_ja.html) およびリリースノート (nmQAispi_releasenotes_ja.html) はインストールメディアのルートディレクトリにあります。
本ドキュメントには、次の情報があります。
インストールの注記インストール前の要件、およびNNM iSPI Performance for QAをインストールするための手順は、Adobe Acrobat (.pdf) 形式のインストールガイドに記載されています。ドキュメントファイルは、nmQASPI_InstallGuide_ja.pdfという名前で製品のインストールメディアに収録されています。インストール後、本ドキュメントには、[ヘルプ] → [NNMi iSPIドキュメンテーションライブラリ] → [iSPI Performance for QAインストールガイド] の順に選択してNNM iSPI Performance for QAユーザーインタフェースからアクセスできます。
NNM iSPI Performance for QAをインストールする前に、HP Network Node Manager i Software (NNMi) 9.20およびNNM iSPI Performance for Metrics 9.20をインストールしておく必要があります。
NNM iSPI Performance for QAをインストールする前に、システムが次の最小要件を満たしていることを確認してください。
シングルシステム管理対象環境
次の表に、シングルシステム管理対象環境のサイズの要件を示します。これらの要件は、NNMiサーバーの要件に追加されるものです。
シングルシステム管理対象環境のサイズ | 推奨されるハードウェアシステム要件1 | ||||||||||
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
およその管理対象環境分類 | Ping遅延ペアの最大数 | プローブの最大数 | CBQoSインタフェースの最大数 | iRAプローブの最大数 | プローブ、iRAプローブ、およびCBQoSインタフェースを組み合わせた最大数 | 同時ユーザー数 | CPU (64ビット) IPF x86-64 AMD64 SPARC 2 | 増設RAM | 推奨Javaヒープサイズ (jbossメモリーサイズの調整)3
|
アプリケーションインストール用のディスク容量 ($NnmInstallDir)4 | 運用データベースのディスク容量 (実行中のデータ) ($NnmDataDir)5 |
エントリー | 1,000 | 5,000 | 2,000 | 1,500 | 5,000 | 2 | 2 CPUコア | 4GB | 3GB | 2GB | 20GB |
中 | 3,000 | 30,000 | 12,000 | 10,000 | 30,000 | 10 | 4 CPUコア | 8GB | 6GB | 2GB | 60GB |
大 | 5,000 | 50,000 | 20,000 | 40,000 | 50,000 | 15 | 4 CPUコア | 12GB | 8GB | 2GB | 80GB |
グローバルネットワーク管理環境
次の表に、グローバルネットワーク管理環境のサイズの要件を示します。これらの要件は、NNMiサーバーの要件に追加されるものです。
グローバルネットワーク管理環境のサイズ | 推奨されるハードウェアシステム要件1 | ||||||||||
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
およその管理対象環境分類 | リージョナルサーバー数 | プローブの最大数 | CBQoSインタフェースの最大数 | Ping遅延ペアの最大数 | プローブ、iRAプローブ、およびCBQoSインタフェースを組み合わせた最大数 | 同時ユーザー数 | CPU (64ビット) IPF x86-64 AMD64 SPARC2 | 増設RAM | 推奨Javaヒープサイズ (jbossメモリーサイズの調整)3 |
アプリケーションインストール用のディスク容量 ($NnmInstallDir)4 | 運用データベースのディスク容量 (実行中のデータ) ($NnmDataDir)5 |
中 | 4 | 120,000 | 50,000 | 10,000 | 120,000 | 10 | 4 CPUコア | 16GB | 12GB | 2GB | 80GB |
大 | 9 | 250,000 | 100,000 | 20,000 | 250,000 | 15 | 8 CPUコア | 24GB | 20GB | 2GB | 100GB |
これらの値は概略値で、HPがテストしたレベルを反映しています。現在の検出QAプローブの数は、NNM iSPI Performance for QAの [NNM iSPI用のヘルプ] --> [QA SPIのシステム情報] ダイアログに表示されます。これらよりも大きな管理対象環境は、HPの追加承認がないとサポートされません。
1 NNMiのハードウェアシステム要件とは別に、この表では、NNMi管理サーバーにNNM iSPI Performance for QA製品をインストールする場合の追加のハードウェアシステム要件を指定しています。
2 最大で、x64では2.5GHz、IPFまたはRISCでは1.4GHzです。
3 これらの推奨値は、この表に記載されている環境サイズとオブジェクト数に基づいています。指定されたオブジェクトタイプでのポーリング数が少ない場合は、使用されるJavaヒープも小さくなります。指定されたオブジェクトタイプでのポーリング数が多い場合は、Javaヒープサイズを増やすとともにHPの承認を得る必要があります。
4 $NnmInstallDirは、Windows (デフォルトでは、C:\Program Files (x86)\HP\HP BTO Software) またはUNIX (/opt/OV/) でのインストール中に設定されます。
5 $NnmDataDirは、Windows Server 2008 (デフォルトでは、C:\ProgramData\HP\HP BTO Software\) またはUNIX (/var/opt/OV/) のインストール中に設定されます。
これらの推奨値は、デフォルトの設定で実行中のNNM iSPI Performance for QAにのみ適用されます。他のNNM iSPIを実行しようとする場合は、それぞれのiSPIの対応マトリックスを確認してから必要なハードウェアを決定してください。
5%以下のプローブが1分以下の頻度でポーリングします。最大で、1つの送信元サイトに500のプローブ、1つの送信先サイトに500のプローブを関連付けることができます。
CBQoS管理を実装するため、CBQoSのポリシー、クラス、およびアクションに対するCBQoSインタフェースあたりの平均オブジェクト数の比率は、次の値にすることをお勧めします。
1:5
Network Performance Server (NPS)
次の表に、さまざまな管理対象環境サイズでのNetwork Performance Server (NPS) の要件を示します。これらの要件は、NNM iSPI Performance for Quality AssuranceのNPS、またはインストールされている他のiSPI用のNPSの要件に追加されます。これは、異なる拡張パックによってクエリーされるデータの設定保有期間における変更の影響を大きく受けます。
管理対象環境のサイズ | Network Performance Serverの最小ハードウェアシステム要件a | ||||
---|---|---|---|---|---|
およその管理対象環境分類 | プローブ、iRAプローブ、およびCBQoSインタフェースを組み合わせた最大数 | CPU (64ビット) x86-64 AMD64 | RAM | Sybase DB (NPSデータベース) でNNM iSPI Performance for QAのデータを保存するためのディスク容量 (<NPSシステムのDataDir>)b |
処理されたデータを2週間アーカイブするために必要なディスク容量。
|
エントリー - 単一ステーション | 5,000 | 2 | 12GB | 500GB |
30GB |
中 - 単一ステーション | 30,000 | 4 | 16GB | 700GB | 60GB |
大 - 単一ステーション | 50,000 | 8 | 32GB | 1TB | 160GB |
中 - GNM | 120,000 | 16 | 64GB | 2.5TB | 600GB |
大 - GNM | 250,000 | 32 | 96GB | 4TB | 1TB |
この表のディスク容量は、データの保存期間を最長400日と想定したものです。さらに長期間保存する場合は、<NPSシステムのDataDir>として割り当てるディスク容量を増やすことをお勧めします。NPSが必要とする<NPSシステムのDataDir>のディスク容量を計算するには、『NNM iSPI Performance for QAデプロイメントリファレンス』を参照してください。
a NPSのハードウェアシステム要件とは別に、この表では、NPSシステムでNNM iSPI Performance for QAレポートを作成する場合の追加のハードウェアシステム要件を指定しています。
b パフォーマンスを良好に保つため、未処理のディスクパーティションを割り当ててください。
c デフォルトのデータアーカイブ期間が2週間を超える場合は、期間の長さに応じてディスク容量を増加してください。
インテリジェント応答エージェント (iRA)
iRAインスタンスごとに、最大2500のiRAプローブを設定できます。HTTP/HTTPSプローブの数は、設定済みiRAプローブ合計数の10%を超えないようにする必要があります。iRAベースのプローブは、Quality Assuranceワークスペースのプローブインベントリで確認できます。
HP-UX 11i v3
サポートされるバージョン
注
IntelアーキテクチャーでのSolarisはサポートされません。
インストールの前提条件の詳細については、『NNMi 9.20対応マトリックス』を参照してください。
cat /proc/meminfo | grep Swap
コマンドを使用します。調整するにはparted
およびmkswap
コマンドを使用します。NNM iSPI Performance for QAでは、NNMi 9.20のインストール時に自動でインストールされる組み込みのPostgreSQLデータベースに、またはNNMiが使用するOracle®データベースにデータを保存できます。NNM iSPI Performance for QAのインストール中に、NNMiが使用するデータベース (PostgreSQLまたはOracle) を選択する必要があります。インストール後は、データベースタイプ (PostgreSQLまたはOracle) を変更できません。
注: インストール後は、組み込みデータベースからOracleに、またはその逆に、データベースを変更することはできません。
NNM iSPI Performance for QAは、追加の設定を行うことで特定の高可用性システムで実行できます。高可用性システムでのNNM iSPI Performance for QAのインストールおよび設定方法については、『デプロイメントリファレンス』を参照してください。NNM iSPI Performance for QA対応オペレーティングシステムでは、次の構成がサポートされます。
注
注
一般的なWebブラウザーの要件
リモートクライアントシステムの実行でサポートされるWebブラウザー (操作用)
ローカルNNM iSPI Performance for QA管理サーバーシステムでサポートされるWebブラウザー (初期インストールおよび設定用)
リアルタイム線グラフ ([アクション] → [品質保証] → [グラフ]) およびパフォーマンスグラフ () では、Adobe Flash Player Plug-inバージョン10.2 (またはそれ以降のマイナーバージョン) またはバージョン11.1 (またはそれ以降のマイナーバージョン) が必要です。64ビットのInternet Explorerの場合は、バージョン11.1以降が必要です。Adobe Flash Playerは、www.adobe.com/go/getflash/から入手できます。
インストール時、jbossアプリケーションサーバーのデフォルトの最大推奨メモリーサイズは、nms-qa.jvm.propertiesファイルで2GBに設定されます。大規模な展開環境でパフォーマンスを向上させるには、「CPU、RAM、およびディスク容量の要件」の説明に従ってこの値を増やすことをお勧めします。
現在の最大試行可能メモリー値 (-Xmxによって調整) は、NNMiコンソールで [ヘルプ] → [QA SPIのシステム情報] を選択して確認できます。この-Xmx値は、未使用の物理RAMサイズを超えないようにすることをお勧めします。jboss JVMの仮想メモリー容量全体が物理メモリーに収まらない場合、オペレーティングシステムは、jbossがランダムにそのメモリーにアクセスするときにスラッシング状態になります。Java 6 JVMの調整方法の詳細については、 http://www.oracle.com/technetwork/java/javase/gc-tuning-6-140523.htmlを参照してください。
jbossで利用可能な未使用物理RAM容量は、次のようにして概算できます。物理メモリー容量から、次の容量を差し引きます。
jbossの最大Javaヒープサイズ (-Xmx) または他のJava仮想マシンのパラメーターを変更するには、次の手順を実行します。
ms-qa.jvm.properties
ファイルのスニペットは次のようになります。
#
# JVM Memory parameters
# –Xms: Initial Java Heap Size
# –Xmx: Maximum Java Heap Size
# –Xss: Java stack size (default to OS-supplied value)
#
–Xmx2048m
–Xms1024m
NNMiは、日本語と簡体字中国語にローカライズ (翻訳) されています。このようなローカライズされたパッケージをインストールする場合、NNMiでは、(出力として) 日本語、韓国語、または簡体字中国語が表示され、入力として英語以外の文字を使用できます。他のすべてのロケールの場合、NNMiでは、入力として英語以外の文字を使用できますが、出力としては英語の文字列が表示されます。
次の表に、各オペレーティングシステムでローカライズされる言語とサポートされるロケールを示します。
オペレーティングシステム | ローカライズされた言語 | ||
---|---|---|---|
日本語 | 簡体字中国語 | 韓国語 | |
|
日本語 | 簡体字中国語 | 韓国語 |
|
ja_JP.SJIS ja_JP.eucJP |
zh_CN.hp15CN | ko_KR.utf8 |
|
ja_JP.utf8 | zh_CN.utf8 | ko_KR.utf8 |
|
ja_JP.PCK ja_JP.eucJP |
zh | ko_KR.EUC |
Internet Explorerを使用して、アジア言語をサポートするように設定されているNNMi管理サーバーにアクセスするには、次の手順で東アジア言語をインストールします。
次の製品では、NNM iSPI Performance for QA 9.20と統合することで追加の機能を提供します。
NNM iSPI Performance for QAでは、次のMIB仕様を満たすNNMi対応デバイスをサポートします。
この対応デバイス情報は、発行時点でHPから利用可能な最新情報に基づいています。デバイスのベンダーによって、予告なくデバイスのMIBの使用方法が変更されたり (たとえば、新しいIOSまたはシステムソフトウェアのバージョンでの変更)、そのデバイスのMIBデータに対するNNM iSPI Performance for QAの解釈を無効化したりすることがあるので注意してください。
このWebサイトでは、連絡先情報、およびHPソフトウェアが提供している製品、サービス、サポートに関する詳細が記載されています。詳細については、HPソフトウェアサポートWebサイト (HPソフトウェアサポートオンライン) を参照してください。
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セルフソルブ技術情報データベースにアクセスするには、「セルフソルブ技術情報データベースを検索」のホームページにアクセスしてください。
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