HP Network Node Manager iSPI Performance for Metrics Software
対応マトリックス

Windows®およびLinuxオペレーティングシステム向け

 

ソフトウェアバージョン: 10.00

 

発行日:2014年7月

 

システム要件と対応マトリックスへの最新の追加事項については、http://support.openview.hp.com/selfsolve/document/KM00940851/binary/nnm_ispi_Metrics_SupportMatrix_10.00.htmlを参照してください。

 

はじめに
インストールガイド
ハードウェアとソフトウェアの要件
    同一サーバーへのインストール
    専用サーバーへのインストール
    仮想化
    ハードウェア
    ネットワーク設定
    ディスクおよびストレージの考慮事項
    オペレーティングシステム
        NNMiおよびNPSのOSの組み合わせ
    Webブラウザー
その他の製品との統合および共存
ご注意

はじめに

 

このドキュメントでは、HP Network Node Manager iSPI Performance for Metrics (iSPI Performance for Metrics) バージョン10.00およびNetwork Performance Server (NPS) バージョン10.00のシステム要件について説明します。

NPSは、収集されたパフォーマンスデータに関するレポートと分析結果を保存、集計、および提供します。これは、NNMiにおける運用レポートとダッシュボードの基盤となります。他のiSPIは、データストレージとレポート表示の機能をNPSに依存しています。NNMi iSPI Performance for Metricsは、NNMiがさまざまなネットワーク要素から収集した広範な標準メトリックを分析、処理、および集計することで、NNMiにパフォーマンス管理機能を追加します。

また、『リリースノート』、『インストールガイド』、または『デプロイメントガイド』に記載されていない、サポートされるデプロイメント構成についても説明します。製品をインストールする準備ができたら、『インストールガイド』を参照してください。『インストールガイド』は、インストールメディアとオンラインで提供されます。デプロイメントリファレンスは定期的に改訂され、オンラインでのみ入手可能です。最新のバージョンは、http://support.openview.hp.com/selfsolve/document/KM00940852/binary/nnm_ispi_Metrics_Deployment_10.00.pdfからダウンロードしてください。

各製品のドキュメントの最新バージョン (電子コピー) を入手するには、http://h20230.www2.hp.com/selfsolve/manualsにアクセスしてください。 

 

インストールガイド

インストール要件とインストール手順は、インタラクティブバージョンの『インストールガイド』に記載されています。 『インストールガイド』は、interactive_installation_guide_ja.htmという名前で製品のインストールメディアに収録されています。 

 

ハードウェアとソフトウェアの要件

NPSは、NNMiとは別の専用システム、またはNNMiと同じシステムにインストールできます。また、NPS内で複数のロールを分割して個別のハードウェアにインストールできるようになりました。これにより、ご使用のレポート作成ソリューションで、スケーラビリティの向上と予測性に優れたパフォーマンスが実現します。NPSとiSPIをインストールする前に、システムが最小要件を満たしていることを確認してください。 次の点に注意してください。


ハードウェアサイジングの前提条件


ユーザー環境はそれぞれ固有のもので、その環境でのパフォーマンスレポートの使用状況も異なります。インストール環境によって、パフォーマンスグラフ機能とダッシュボードを頻繁に使用する運用ユーザーが多数存在することがあります。 この場合、他のユーザーは、この機能をほとんど使用しないのに、スケジュールされたレポート作成の負荷が非常に高い状態になってしまっています。一部では少数のノードで非常に高頻度の収集を抱えており、その他では多数のノードで多様なカスタム収集を実行しているという状況があります。ハードウェアレベルの定義において、HPは多くの前提に基づくガイドラインのみを提供しています。

検出される要素とパフォーマンスポーリング
NNMiにはノードやインタフェースなどのトポロジ要素を検出する機能がありますが、検出されるすべての要素に対してパフォーマンスデータがレポート作成のために収集および保管されるわけではありません。下に記載されている数字は、パフォーマンスポーリングの要素にのみ関連するものです。

ポーリング頻度

パフォーマンスに影響する要因


インストール後の処理とメンテナンス

ストレージ容量

同一サーバーへのインストール (NNMiとNPSを同一システム上に置く)


次の表に、NNMiとNPS (すべてのロール) を同一システム上にインストールする場合に必要なCPU、RAM、およびディスク容量を示します。CPU、RAM、およびディスクの数値はシステム全体の必要量を表しており、NNMiとNPSで必要とされる合計容量が含まれています。このホストがNNMi対応マトリックスで定義されている追加条件も満たしていることを必ず確認してください。

次の点に注意してください。

管理環境サイズ

 

NNMi+iSPI最小システム要件

# インタフェース/コンポーネント

# CPU (コア数)

RAM

NNMInstallDir
でのディスク容量 

NNMDataDirのディスクハードウェア

追加ディスク容量

保有期間 = R14/H70/D800

追加ディスク容量

保有期間 = R70/H70/D800

追加ディスク容量

保有期間 = R70/H400/D800

エントリー

最大2500/2500

8CPU

16GB

15GB

1 SCSIまたはSATAディスクドライブ

200GB

300GB

300GB

最大10K/10K

8CPU

24GB

15GB

1 SCSIまたはSATAディスクドライブ

300GB

400GB

1TB

最大50K/50K

12CPU

48GB

15GB

RAID 1+0または5/6 (書き込みキャッシュ推奨)

800GB

1.5TB

4TB

最大130K/130K

24CPU

96GB

15GB

高性能SANストレージ

2TB

3TB

10TB

超大

この規模では
同一サーバーへのインストールは
サポートされていません

--

--

--

--

--

 

 

 

最適なパフォーマンスを得るには、『NNM iSPI Performance for Metricsデプロイメントリファレンス』に記載されている調整パラメーターを設定するための手順に従ってください。

 

専用サーバーへのインストール


NPSをNNMiとは別のマシンにインストールする場合は、以下の条件を満たしていることを確認してください。NPSのサイジング要件は、カスタム収集と、それを提供するiSPIにより生成されるデータ量によって変わります。このドキュメントに記載されているサイジングならびにスケーラビリティの情報はガイドラインとして提供するものであり、NNMiがパフォーマンスデータを取得するためにポーリングするインタフェースとノードコンポーネントの数を使用したiSPI Performance for Metricsに基づいています。NNMiが検出するインタフェースまたはコンポーネントの合計数は、このシステムの場合は関係ありません。

iSPIの最小システム要件

管理環境サイズ

 

iSPIの最小システム要件

# インタフェース/コンポーネント

# CPU (コア数)

RAM

NPSInstallDir
でのディスク容量 

 

NPSDataDirのディスクハードウェア

追加ディスク容量

保有期間 = R14/H70/D800

 

追加ディスク容量

保有期間 = R70/H70/D800

追加ディスク容量

保有期間 = R70/H400/D800

最大5K/5K

8CPU

16GB

10GB

1 SCSIまたはSATAディスクドライブ

300GB

400GB

1TB

最大60K/60K

8CPU

32GB

10GB

RAID 1+0または5/6 (書き込みキャッシュ推奨)

800GB

1.5TB

4TB

最大130K/130K

16CPU

64GB

10GB

RAID 1+0または5/6 (書き込みキャッシュ推奨)

2TB

3TB

10TB

超大

最大400K/400K

32CPU

160GB

10GB

高性能SANストレージ

4TB

8TB

20TB


最適なパフォーマンスを得るには、『NNM iSPI Performance for Metricsデプロイメントリファレンス』に記載されている調整パラメーターを設定するための手順に従ってください。

 

NPSの分散型配備


概要


以下の文のいずれかに当てはまる場合は、NPSの分散配備の作成を検討します。

分散インストールには、以下に概説されるように一定の利点があります。

現在のインストールに該当する場合、インストール要件について最寄りのHP担当者に相談するか、『デプロイメントリファレンス』を参照することを推奨します。


仮想化

 

VMware ESX Server 4.0またはそれ以降のマイナーバージョン、ESXi 4.1またはそれ以降のマイナーバージョン、ESXi 5.0またはそれ以降のマイナーバージョン。

  1. WindowsおよびLinuxオペレーティングシステムでのみサポートされています。
  2. 仮想環境は、以下に示すx86-64またはAMD64のハードウェア要件を満たしている必要があります。

 

ハードウェア

NPSサーバーのネットワーク設定


ディスクおよびストレージの考慮事項

 

NPSは高速のディスクアクセスを必要とします。 これは特に大規模環境、「超大」規模環境および分散環境に該当します。bonnie++ (Linuxのみ) などのベンチマークツールを使用すると、提案されるストレージシステムのパフォーマンスを評価できます。推奨されるディスクおよびデータベースファイルのレイアウトについて『インストールガイド』および『デプロイメントリファレンス』を参照するとともに、インストール後の調整のガイドラインについても読んでおいてください。

NPS 10.00は以下のファイルシステムでテストされています。


オペレーティングシステム

 

Windows

 

サポートされるバージョン

 

メモ:


Linux

 

サポートされるバージョン

ヒント:Red Hatは、Red Hat Enterprise Linux Server 5.xから6.0への直接アップグレードはサポートしていません。


 

NNMiおよびNPSのOSの組み合わせ

この表では、分散インストール環境のNPSでサポートされるオペレーティングシステムの組み合わせを示します。NPSバージョン10.00はNNMiと同じバージョンレベルで常に使用する必要があることに注意してください。

 

NPS

Windows

Linux

NNMi

Windows

サポート

サポート

Linux

サポート

サポート

高可用性

NNM iSPI Performanceは、追加の設定を行うことで特定の高可用性システムで実行できます。高可用性システムでのアプリケーションのインストールおよび設定方法については、『インストールガイド』を参照してください。
メモ:NPSは、高可用性に対して1+1の構成モデルのみをサポートしています。 

以下の構成がサポートされています。

メモ

Webブラウザー

その他の製品との統合および共存

次の製品は、NPS 10.0と同じシステムに共存できることが試験済みです。

 

ご注意

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HP製品とサービスの保証は、当該製品、およびサービスに付随する明示的な保証文によってのみ規定されるものとします。ここでの記載で追加保証を意図するものは一切ありません。HPでは、ここに記載されている技術的、または編集上の不正確さや脱漏については責任を負いません。

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オープンソースコードを表示するには、製品インストールメディアに含まれるlicense-agreements/sourceおよびlicense-agreements/CygwinSourcesディレクトリを参照してください。

商標について

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謝辞

この製品は次を含みます。