HP
最初にお読みください
ソフトウェア・バージョン:9.2 /
2007 年 5 月 1 日
この文書には Quality Center 9.2 に関する次の情報が含まれています。
本バージョンについて
Quality Center 9.2 の新機能やその他の変更点の一覧については,『HP Quality Center の新機能』を参照してください(アクセスするには,Quality
Center で[ヘルプ]ボタンをクリックし,[新機能]を選択します)。
特に,以下の変更点に注意してください。
データベース・スキーマの変更点
Quality Center 9.0 のデータベース・スキーマ構造に対して,重要な変更が行われました。ユーザ定義レポートを生成する場合,Quality Center Dashboard を使用する場合,または Advanced Reporting を使用する場合は,Quality Center 9.0 より前のバージョンの Quality Center からアップグレードする前に,この点を考慮に入れてください。
主な変更点は次のとおりです。
·
履歴データは,HISTORY テーブルには保存されなくなりました。履歴データは,AUDIT_LOG および AUDIT_PROPERTIES の 2 つの新しいテーブルに格納されるようになりました。
·
ユーザがどのグループに属するかを指定するための USERS テーブルに複数の変更が加えられました。
·
不具合リンクの実装にも変更が加えられました。リンクは,新しい LINK テーブルに格納されるようになりました。
データベース・テーブルの構造の詳細については,『HP Quality Center Database Reference』(英語版)を参照してください。データベース・スキーマ構造の変更点の詳細については,TestDirector for Quality Center ナレッジ・ベース(http://support.mercury.com)(英語サイト)を参照し,Problem ID 44509 を検索してください。
新しいワークフロー・イベントの命名規則
ワークフロー・イベントの命名規則が変更されました。モジュールを示す接頭辞がイベント名から削除されました。たとえば,イベント Defects_Bug_AfterPost の名前は Bug_AfterPost に変更されています。また,アクティブなモジュールおよびダイアログ・ボックスに関する情報を提供する
2 つの新しいワークフロー・プロパティが追加されました。下位互換性を確保するため,以前の命名規則もサポートされます。新しいイベントと同じ名前のワークフロー・プロシージャを含むプロジェクトをアップグレードする場合は,名前が競合しないようにプロシージャの名前を変更する必要があります。Quality
Center の今後のバージョンでは,古いワークフロー命名規則がサポートされなくなる可能性があります。新しい規則の詳細については,『HP Quality
Center Administrator's Guide』(英語版)を参照してください。
文書の更新
Readme 文書の 1 ページ目には,次の識別情報が記載されています。
·
ソフトウェアのバージョンを示すバージョン番号
·
文書が更新されるたびに変更される発行日
最新の更新をチェックしたり,最新バージョンを使用しているかどうかを確認したりするには,次の URL を参照します。
http://ovweb.external.hp.com/lpe/doc_serv/
1 [Product]リストで,製品名をクリックします。
2
[Version]リストで,バージョン番号をクリックします。
3
[OS]リストで,OS の種類をクリックします。
4
[Language]リストで,言語の種類をクリックします。
5
文書リストで,文書のタイトルをクリックします。
6
文書を入手するには,[Open]または[Download]をクリックします。
注:PDF 形式のファイル(*.pdf)を表示するには,システムに
Adobe Acrobat Reader がインストールされている必要があります。Adobe Acrobat Reader をダウンロードするには,次の
URL を参照してください。
インストール・ノート
Quality Center のインストール要件とインストール方法は,『HP
Quality Center インストール・ガイド』(Adobe Acrobat(.pdf)形式)に記載されています。この文書ファイルは,製品の DVD メディアの
\QualityCenter ディレクトリに Install.pdf として収録されています。
この文書は,インストール後の次の場所にもあります。
<ドライブ>:\<Quality Center インストール・ディレクトリ>\application\20qcbin.war\Help\doc_library\pdfs\Install.pdf
インストールおよび移行に関する問題と制限事項
·
日本語版 Quality Center は Windows 環境のみサポートしています。
·
インストールの直後に「サイト管理」を開くと,[サーバ]タブの Quality Center ノードの横のアイコンに注意記号が表示されます。この記号は,任意の Quality Center プロジェクトにログインしてから 15 秒経過すると消えます。
·
Quality
Center 8.2.1 以前から Quality Center 9.2 にプロジェクトをアップグレードすると,プロジェクトから「admin」ユーザが削除されます(Quality Center 9.0 以降では,セキュリティ上の理由から,標準設定のユーザがない状態でプロジェクトが作成されます)。アップグレード後も「admin」ユーザを使用し続けるには,「サイト管理」の[サイトのユーザ]タブに「admin」ユーザを追加し,プロジェクトにそのユーザを追加し,[サイトのプロジェクト]タブでそのユーザをプロジェクト管理者に設定します。
·
「サイト管理」または移行ツールを使用してプロジェクトをアップグレードしようとして,プロジェクトのアップグレードに失敗した場合は,プロジェクトのアップグレードを再試行することはお勧めしません。
解決策:Quality
Center プロジェクトのバックアップを復元し,問題を解決してからプロジェクトのアップグレードを再試行します。
·
Quality
Center リポジトリがリポジトリ・パスのベースとして割り当てられたドライブ(非 UNC パス)を使用しているプロジェクトは,アップグレードできません。
解決策:「サイト管理」の[サイト設定]タブで,リポジトリ・パスのベースを絶対パスから UNC パスに変更します。
·
サイト管理データベースがすでに存在し,インストール中に既存のスキーマのコピーをアップグレードすることを選択した場合は,標準のサイト管理者のパスワードがインストール中に入力された新しいパスワードで更新されません。
解決策:古いスキーマにおける標準のサイト管理者のパスワードを使用して,「サイト管理」にログインします。[サイトのユーザ]タブでパスワードを変更できます。
·
データベース・サーバの詳細設定オプションを設定した場合は,空のサイト管理データベース・スキーマ・パスワード(以前の Quality
Center ユーザ・パスワード)はサポートされません。
·
MSSQL Server:Linux または
Solaris を使用する場合は,Windows 認証を使用する MSSQL サーバでの Quality Center の使用はサポートされません。
·
MSSQL Server:既存のサイト管理スキーマをアップグレードする場合や,SQL Server 認証を使用する MSSQL Server 上の既存のスキーマのコピーをアップグレードする場合は,TD ユーザがデータベース内に存在し,すべてのユーザ・テーブルの所有者である必要があります。
解決策:次の SQL コマンドを使用してデータベース内のテーブル所有者を更新します。sp_changeobjectowner '<テーブル名>', 'td'
·
Windows 2000 Professional:Windows 2000 Professional の共有フォルダへの最大接続数は 10 です。Quality Center プロジェクトの物理ディレクトリが Windows 2000 Professional の共有フォルダである場合,添付ファイルのアップロードやテストの作成・保存などのファイル・システムのアクションを実行すると,問題が発生する可能性があります。Quality Center のリポジトリとして Windows 2000 Professional 上の共有フォルダを使用しないことをお勧めします。
·
Quality Center Checker:JBoss 以外のアプリケーション・サーバに
Quality Center をインストールすると,Quality Center Checker を実行できません。
解決策:params.properties ファイル内の SERVER_BASE_URL パラメータのポートの値を,アプリケーション・サーバによって使用されているポートに変更します。
·
Oracle:Oracle データベースの Quality Center プロジェクトをアップグレードする場合,大きなトランザクションを実行したときに Oracle ロールバック・セグメント(RBS)のサイズが増大することがあります。大きなプロジェクト(データベース・サイズが 2 GB より大きいもの)をアップグレードする場合は,少なくとも 3 GB の空きがあるように,アップグレードの期間中の RBS のサイズを増やすことをお勧めします。アップグレード後,RBS のサイズをアップグレード前のサイズに戻せます。
·
Solaris または AIX:Solaris または AIX に UI モードで
Quality Center をインストールする場合は,参照のドリルダウンによってライセンスを選択できません。
解決策:ライセンス・ファイルのパスを手動で入力します。
·
Quality
Center のインストール後,Quality Center とサイト管理のショートカットがデスクトップ上に作成されません。
解決策:プログラム・フォルダのショートカット([スタート]>[プログラム]>[HP
Quality Center])を使用するか,または<Quality Center のインストール・ディレクトリ>\shortcuts フォルダからデスクトップにショートカットを作成します。
·
プロジェクトをアップグレードすると,[タイプ]フィールドの異なる値ごとに新しい要件タイプが作成され,元のプロジェクトの要件に割り当てられます。そのような値が数多く存在する場合は,アップグレード後のプロジェクトに数多くの要件タイプが作成されます。
解決策:プロジェクトをアップグレードする前に,要件タイプに変換したくない値の[タイプ]フィールドをクリアします。
·
WebSphere 5.1.1:Quality Center 9.2 は WebSphere 5.1.1 をサポートしません。WebSphere 5.1.1.3 以降をサポートします。
·
WebSphere 5.1.1.3:WebSphere 5.1.1.3 サーバに Quality Center をインストールすると,「The maximum
length of 262144000 bytes has been exceeded」というエラー・メッセージが表示されます。これは,WebSphere サーバにインストールされるアプリケーションが 250
MB を超えないように制限する WebSphere の制限事項です。
解決策:250 MB を超えてインストールできるように WebSphere サーバを設定します。詳細については,WebSphere
Application Server 5.1.x のトラブルシューティングのトピック
(http://publib.boulder.ibm.com/infocenter/wasinfo/v5r1//index.jsp?topic=/com.ibm.websphere.exp.doc/info/exp/ae/rtrb_installappprob.html)
を参照し,「Application
installation fails with MaxLengthExceededException error if application is more
than 250 MB」を検索してください。
· QuickTest Professional 8.2 SP1 をインストールして開いたマシン上で Quality Center にログインしようとすると,Quality Center のブラウザが閉じます。
·
デジタル署名されたクライアント・ファイルのいずれか(たとえば,Client.cab)をカスタマイズした場合は,デジタル署名を使用してそのファイルに再度署名する必要があります。使用するデジタル署名は,信頼できるプロバイダの署名である必要があります。秘密の署名を使用すると,そのファイルは認定されずに無効になります。
既知の問題,制限事項,および解決策
サイト管理
·
データベース・サーバへのプロジェクトの接続文字列が「サイト管理」で変更された後,ユーザはプロジェクトにログインできなくなります。
解決策:Quality Center を再起動すれば解決します。
·
プロジェクトをコピーすると,DATACONST テーブル内の標準以外の値(たとえば,REPLACE_TITLE パラメータ)がコピーされません。
解決策:プロジェクトのコピー後,コピー先プロジェクトの DATACONST テーブルに手動で値を挿入します。
·
サイト設定パラメータ REPLACE_TITLE の値にパーセント文字(%)を含めることはできません。この文字が含まれていると,不具合モジュールのエンティティに対して追加操作または削除操作を実行できません。
·
REPLACE_TITLE パラメータは,リリース・モジュールや,Quality Center モジュール用のメニュー・バーではサポートされません。
·
プロジェクト・リポジトリをデータベースに保存するオプションと
Quality Center プロジェクトをエクスポートおよびインポートするオプションは,サイト管理の標準設定では使用できません。これらのオプションを有効にするには,[サイト設定]タブに SHOW_REPOSITORY_OVER_DB パラメータを追加し,その値を「Y」に設定します。詳細については,『HP Quality Center Administrator's Guide』(英語版)を参照してください。
Web サーバのユーザ認証
·
IIS Web サーバ:IIS Web サーバに Quality Center をインストールした後は,IIS 内で ISAPI のフィルタ・ステータスが更新されるまで,Quality Center に接続できません。これには,しばらく時間がかかる場合があります。
解決策:フィルタ・ステータスが自動的に更新されるまで待つか,IIS を再起動します。
·
IIS 6.0 Web サーバ:Windows
2003 Server マシン上で IIS 6.0 Web サーバを使用している場合は,IIS のポート(ポート 80)を含む URL を入力しても Quality Center が応答しない場合があります。この現象は,IIS の ISAPI フィルタがロードされていない場合に発生します。
解決策:IIS 5.0 モードで動作するように IIS 6.0 を設定します。IIS マネージャを開き([スタート]>[ファイル名を指定して実行]を選択し,inetmgr と入力),[Web
サイト]を右クリックして[プロパティ]を選択します。[サービス]タブをクリックして[IIS 5.0 プロセス分離モードで WWW サービスを実行する]を選択します。
要件モジュール
·
要件の[ターゲット リリース]フィールドおよび[ターゲット サイクル]フィールドの履歴は記録されません。
·
Microsoft Word 2000:Microsoft Word 2000 を使用しているユーザは,リッチ・テキストの変更権限を持っていなくても,要件のリッチ・テキストを編集できます。ただし,これらの変更は保存されません。
リリース・モジュール
·
リリース・モジュールでは,[スペルと文法]オプションは使用できません。
·
リリース・モジュール用のワークフロー・イベントはありません。
·
リリース・モジュール内のリリース・フォルダ,リリース,およびサイクルに関する履歴は保持されません。
·
リリース・モジュール内のユーザ・リスト・タイプのフィールドでは,ユーザ・リストからユーザを選択できません。
解決策:フィールド・ボックスに手動でユーザ名を入力します。
·
非メモ・タイプのフィールドで右から左に表記するモードを使用すると,フィールドにフォーカスがある間はテキストが左詰めで表示されます。
·
リリース・フォルダ,リリース,またはサイクルを変更する権限を持たないユーザは,新しいフォルダ,リリース,またはサイクルを追加することもできません。
解決策:リリース・フォルダ,リリース,およびサイクルを追加する権限を持つユーザがそれらを変更する権限も持っていることを確認します。
·
進行状況グラフおよび品質グラフには,リリースとサイクルに割り当てられたエンティティに対して行われた変更が自動的に反映されません。
解決策:[更新]ボタンをクリックしてグラフ内のデータを更新します。
アナリシス
·
ドキュメント・ジェネレータ:Microsoft Word では見出しのレベルが 9 レベルに制限されているので,文書の目次には,最初の 9 レベルの階層のみが表示されます。
·
ドキュメント・ジェネレータ:プロジェクト・ドキュメントに含まれている添付ファイルが Microsoft
Word ファイルであり,ドキュメント・ジェネレータの[オプション]タブの[添付ファイルの埋め込みオプション]にある[拡張テキストとして]オプションが選択されている場合に,ドキュメント・ジェネレータは,元の Word ドキュメントでの書式設定方法とは異なる方法で,プロジェクト・ドキュメントのテキストとテーブルを書式設定することがあります。
·
ドキュメント・ジェネレータ:プロジェクト・ドキュメントに含まれている添付ファイルが生成されたプロジェクト・ドキュメントまたは索引を持つドキュメントであり,ドキュメント・ジェネレータの[オプション]タブの[添付ファイルの埋め込みオプション]にある[拡張テキストとして]オプションが選択されている場合,結果として生成されるプロジェクト・ドキュメントが不完全になることがあります。
解決策:ドキュメント・ジェネレータの[オプション]タブの[添付ファイルの埋め込みオプション]にある[アイコンとして]オプションを選択します。
·
ドキュメント・ジェネレータ:プロジェクト・ドキュメントに追加するテスト・ラボ・モジュール・グラフを[テスト セット]ページ,[テスト]ページ,または[実行]ページから選択すると,グラフがドキュメントに追加されません。
解決策:テスト・ラボ・モジュール・グラフをプロジェクト・ドキュメントに追加するには,ドキュメント・ジェネレータの[テスト ラボ]ページからグラフを選択します。
·
レポート:TestDirector 7.6 以前を使用して作成したユーザ定義レポート・テンプレートを含んだプロジェクトを Quality Center 8.0 以降に移行し,その後,特定のエンティティのメモ・フィールドのデータに変更を加えると,このエンティティを含み,このユーザ定義テンプレートを使用して生成されたレポートに不要な文字が含まれることがあります。
解決策:レポート設定ページの[URL]ボックスで,レポート・テンプレートの URL を,TestDirector 8.0 または Quality Center で作成されたレポート・テンプレートの URL に変更します。たとえば,<ドライブ名>:\Mercury\Quality Center\repository\sa\DomsInfo\Reports\default.xsl にある更新されたサーバ・テンプレートを指すように URL を変更できます。あるいは,URL アドレスのターゲット・ファイルを,TestDirector 8.0 または Quality Center で作成したテンプレートに置き換えることができます。
·
グラフ:不具合 - サマリ・グラフを表示するときに[データの種類]が[次の合計]である場合,[円グラフ]タブは使用できません。
·
グラフ:アナリシス・モジュールで進行状況グラフを生成した場合,このグラフには,以前のバージョンの Quality Center とは異なる情報が表示されることがあります。これは,グループ分けの基準となるフィールドについて[プロジェクトのカスタマイズ]で[履歴]オプションが有効になっていないか,あるいは,グラフの表示対象期間のどこかで[履歴]オプションが有効になっていなかった場合に発生する可能性があります。
テキスト検索
·
テキスト検索機能を使用して,HTML タグの一部でもある文字列(body や html など)を検索すると,検索可能なフィールド内のテキストとしてその検索文字列を含むレコードに加えて,HTML タグを使用する書式設定済みテキストが含まれるすべてのレコードが検索されます。
·
テキスト検索が有効になっているときにエンティティを追加または更新すると,エラー・メッセージが表示されることがあります。しかし,エラー・メッセージを閉じた後で,エンティティは正常に追加または更新されます。
·
Oracle データベースに対して Quality Center のテキスト検索機能を使用する場合,Oracle
には,サポートされている言語ごとに,ストップワードのリストが含まれる標準のストップリストがある点に注意してください。検索の実行対象言語のストップリストにある語は検索されません。
·
Oracle データベースに対して Quality Center のテキスト検索機能を使用する場合は,Oracle
内で検索演算子として機能する特別な文字がある点に注意してください。その文字を検索表現に使用すると,期待される結果が得られないことがあります。たとえば,演算子 * または % を含む「a* a」または「a%a」という表現を検索すると,エラー・メッセージが表示されることがあります。
マニュアル
·
[文書ライブラリ]ホーム・ページから直接 API リファレンス・ヘルプ・ファイルを開けないことがあります。この問題は,Security Update 896358 がインストールされている
Microsoft Windows を使用している場合に発生します。この構成になっているクライアント・マシンでは,リモート・サーバにある CHM ファイルを表示できません。
解決策:クライアント・マシンに CHM ファイルをダウンロードします。この問題の詳細については,Microsoft Knowledge Base(www.support.microsoft.com)を参照し,記事 ID 896054 を検索してください。
一般
·
テスト計画ツリー・ビューおよびテスト・セット・ツリー・ビューでは,[お気に入り]メニューが使用できません。
·
別のテストの実行が完了した後にのみ,2 つの手動テストが実行されるような実行条件を実行フローで作成した場合,Automatic Runner でテスト・セットを実行すると,2 つの手動テストのうちの 1 つのみが実行されます。もう一方のテストのステータスは「Running」と表示されますが,このテストは実行されません。
·
Internet
Explorer の[ファイル]>[新規作成]>[ウィンドウ]コマンドを使用して Quality Center の複数のインスタンスを開くことはできません。Quality Center の新しいインスタンスを開くには, Internet Explorer の新しいウィンドウを開きます。
·
Quality
Center で新しいセッションを開くと,Quality Center を最初に実行したときに Quality Center クライアントをインストールしたにもかかわらず,Quality Center クライアントをインストールするように求められる場合があります。
解決策:Web ブラウザで,[ツール]>[インターネット オプション]>[全般]>[インターネット一時ファイル](Internet Explorer 7 では[閲覧の履歴])>[設定]>[オブジェクトの表示]を選択し,「Loader
Class v4」を削除します。
·
Microsoft SQL Server:MS SQL サーバにある Quality Center プロジェクトには,100 MB より大きい添付ファイルは追加できません。これは,リポジトリがデータベースに格納される既存のプロジェクトを使用する場合に当てはまります。また,プロジェクトをアップグレード,移行,またはコピーしたり,そのリポジトリをデータベースに格納したりする場合にも当てはまります。
·
Windows XP SP2:Windows XP SP2 クライアント・マシンでシステム・テストをリモート実行しているとき,「The RPC server is unavailable」というエラー・メッセージが表示されます。詳細については,TestDirector for Quality Center ナレッジ・ベース(http://support.mercury.com)(英語サイト)を参照し,Problem ID 33501 を検索してください。
·
[テキスト検索]機能または[詳細フィルタ]を使用していて,システムに高い負荷がかかっている場合は,パフォーマンスに影響が出ることがあります。この場合,環境,特にデータベース・サーバのチューニングおよび最適化を反復して実行する必要があります。必要に応じて,これらの問題に対処するためのパッチが将来提供される場合があります。
·
以前のバージョンの Quality
Center で作成された Quality Center プロジェクト・エクスポート・ファイル(.qcp ファイル)は,Quality Center 9.2 にインポートできません。
·
HP Quality
Center ログイン・ページとリリース・モジュールでは,ヘブライ語を使用できません。
·
[プロジェクトのカスタマイズ]またはワークフローでグループ(第 2 または第 3 レベルのグループ・フィールド)が非表示になっているグループ別不具合データを展開すると,「リスト インデックスが許容範囲を超えています。」というエラーが表示されます。
·
Windows XP SP2:リッチ・テキストを含む要件レポートを作成した場合は,マシン上で ActiveX を実行していないとリッチ・テキスト・フィールドを表示できません。
解決策:Internet Explorer
を開き,[ツール]>[インターネット オプション]>[詳細設定]を選択し,[セキュリティ]設定の[マイ コンピュータのファイルでのアクティブ コンテンツの実行を許可する]オプションを有効にします。Internet
Explorer を再起動します。
·
リッチ・テキストを含む要件レポートを印刷すると,印刷された文書ではリッチ・テキストの端が切り捨てられます。HTML 形式の要件レポートには,リッチ・テキストのすべての内容が表示されます。
·
特定のフォルダ内のデータを表示するためにデータ非表示フィルタを使用して特定のユーザ・グループを有効にし,その後そのフォルダを削除すると,そのグループに属するユーザだけが Quality Center にログインできなくなります。
解決策:プロジェクト管理者が,[プロジェクトのカスタマイズ]でデータ非表示フィルタを変更する必要があります。
·
テスト計画モジュールの[ステップのデザイン]タブでユーザ定義フィールドを編集するには,[プロジェクトのカスタマイズ]でテストのラボの「実行の修正」権限を設定する必要があります。
言語
·
Quality
Center のエディット・ボックスに実際に入力できる 2 バイト文字の数は,関連するエラー・メッセージに示された文字数よりも少ないことがあります。実際に使用できる文字数は,サーバ定義,および使用される文字セットに応じて異なります。たとえば,UTF8
を使用するように定義されているサーバを対象に日本語の文字を使用する場合,1 つの文字が 3 バイトを占める可能性があります。
·
Quality
Center サーバと Quality Center クライアントが使用する標準エンコード方式が同じでない場合,システム情報を電子メールの添付ファイルとして送信すると,添付ファイル内の英字以外の文字が疑問符文字になることがあります。
解決策:Quality
Center サーバと Quality Center クライアントで同じ標準エンコード方式を使用するようにします。
·
英字以外の文字があるテスト・スクリプトが含まれるドキュメントをドキュメント・ジェネレータで生成すると,英字以外の文字がランダムな ASCII テキストとして表示されることがあります。
解決策:ドキュメント・ジェネレータの[添付ファイルの埋め込みオプション]にある[アイコンとして]を選択します([拡張テキストとして]は選択しません)。
·
HP Quality
Center ログイン・ウィンドウの[ドメイン]リストまたは[プロジェクト]リストに日本語文字と英字が混在していると,リストに空の項目が表示されます。
解決策:ドメイン名およびプロジェクト名に,英字のみを使用するか,または日本語文字のみを使用します。
·
「サイト管理」の[サイトのユーザ]タブで日本語文字を含むユーザ・パスワードを作成すると,ユーザが Quality Center にログインしようとしたときに認証に失敗します。
解決策:(日本語文字を含む)パスワードは,[プロジェクトのカスタマイズ]ウィンドウで設定します。
·
Quality
Center 9.2 は,英語以外の文字を使用した LDAP 認証をサポートします。英語以外の文字を使用するには,「サイト管理」の[サイト設定]タブで LDAP_CHARSET パラメータの値を設定します。Quality
Center サーバの標準の文字セットを使用する場合は,「Default」に設定します。または,「Supported Encodings」リスト(http://java.sun.com/j2se/1.4.2/docs/guide/intl/encoding.doc.html)に記載された適切な値に設定します。
·
以前のバージョンの Quality Center に実装されていた,Quality Center ログイン・ページ,サイト管理ログイン・ページの[UI 言語]切り替えボタンは,Quality Center 9.2 ではなくなりました。
·
QualityCenter_Demo
プロジェクトは翻訳されておりません。したがって,QualityCenter_Demo プロジェクトにログインすると,ユーザ・インタフェースの一部分が英語表記となっています。
統合
·
以前のバージョンのテスト・ツール(WinRunner
8.2,QuickTest Professional 8.2.1,LoadRunner 8.0 Athena,またはそれ以前)から Quality Center 9.2 に接続すると,「Failed create list of projects」というエラー・メッセージが表示されます。これは,Quality Center 9.0 で新しいログイン方式が導入されたためです。
解決策:「サイト管理」の[サイト設定]タブで BACKWARD_SUPPORT_ALL_DOMAINS_PROJECTS パラメータを追加し,その値を「Y」に設定します。
·
不具合の変更はできないが追加できる権限を持つユーザは,テスト・ツールの[テスト結果]ウィンドウによって起動される[新規不具合]ダイアログ・ボックスの[類似した不具合の検索]オプションを使用して,不具合を変更できます。
·
MSI インストーラを使用して Quality Center クライアントをインストールする場合は,標準設定のインストール場所をそのまま使用する必要があります。インストール場所を変更すると,WinRunner や QuickTest Professional から Quality
Center に接続できなくなる可能性があります。
解決策:msiexec /i QCClient.msi /qb コマンドを使用して,非対話モードで MSI インストーラを実行します。
·
テスト・ツールの[テスト結果]ウィンドウによって起動される[新規不具合]ダイアログ・ボックスにある無効データで,リスト・フィールドを埋めることができます。
·
テスト・ツールで作成したテスト実行が別のタイプに(たとえば,WinRunner から LoadRunner に)変換されても,ユーザは,このテストを元のテスト・ツールの[最近使用したファイル]の一覧から開き,使用することができます。エラーは報告されません。
·
QuickTest Professional:テストやコンポーネントに関連づけられた環境変数ファイルが Quality Center に保存されていて,それを Quality Center の[添付ファイル]タブで変更した場合は,テストを再度開くまで変更内容が適用されません。
·
QuickTest Professional:SSL 接続を使用して
QuickTest Professional から Quality Center に接続し,[セキュリティの警告]ダイアログ・ボックスで[いいえ]をクリックすると,[Quality Center への接続]ダイアログ・ボックスが応答しなくなります。
·
QuickTest Professional:SSL 接続を使用して
Quality Center から QuickTest Professional スクリプトを起動すると,[セキュリティの警告]ダイアログ・ボックスが開きます。[セキュリティの警告]ダイアログ・ボックスで[はい]をクリックすると,QuickTest Professional が応答しなくなります。
·
QuickTest Professional:Quality Center から QuickTest Professional スクリプトを起動する場合,そのスクリプトを実行するユーザはシステム・キャッシュ・フォルダの読み取り権限と書き込み権限を持っている必要があります。
·
WinRunner:qcdb_get_test_value 関数は,983 文字を超える TS_DESCRIPTION の取得に失敗します。
·
WinRunner:WinRunner では,Quality Center プロジェクト内のサブジェクト・パスが 256 文字を超えるテストを処理できません。WinRunner テストで GUI チェックポイントを使用する場合には,テスト名がフォルダ名として各結果フォルダの下に再び現れます。これによって有効なテスト名の長さはさらに制限されます。
解決策:テスト名によって完全パス名の長さが Quality
Center で許容されるパス名の長さを超えないようにします。
·
WinRunner:ロックのメカニズムは GUI マップ・ファイルに対して機能しません。2 人のユーザが同時に同じ GUI マップ・ファイルを対象に作業を行うと,片方のユーザによる変更がもう一方のユーザによる変更に上書きされます。
·
WinRunner:WinRunner と Quality Center が直接ファイル・アクセス・モードで動作しており,プロジェクトがバージョン管理の対象である場合,予期しない動作が発生する可能性があります。
解決策:Quality
Center サーバおよび Quality Center クライアントの直接ファイル・アクセス・モードが無効であることを確認します。
·
WinRunner:以前に保存された GUI マップを含まない Quality
Center プロジェクトに GUI マップ・エディタで作成された GUI
マップを保存すると,エラー・メッセージが表示される場合があります。
解決策:新しい WinRunner テストを作成し,それを Quality Center プロジェクトに保存します。WinRunner を再起動し,Quality Center プロジェクトに再接続します。これで,GUI マップを Quality Center プロジェクトに保存するときにエラーメッセージが表示されなくなります。
·
LoadRunner:Quality Center の[テスト インスタンスのプロパティ]ダイアログ・ボックスでは,LoadRunner のパラメータ・ファイルやインクルード・ファイルの管理はサポートされません。これらのファイルは LoadRunner から直接管理する必要があります。
·
LoadRunner:Quality Center への接続中に LoadRunner アナリシスを使用する場合,LoadRunner アナリシスのデータベースの種類は Access のみとなります。
·
Quality
Center は Unicode に準拠していません。そのため,次の点に注意してください。
¾
Quality
Center に保存されたテストまたはコンポーネントを使用する場合は,Unicode の値を使用しないでください(テストまたはコンポーネントの名前,アプリケーション領域の名前,テスト・パラメータ,アクション・パラメータ,またはコンポーネント・パラメータの標準設定値,メソッド引数の値など)。
¾
Quality
Center から QuickTest に送信されたデータ(テスト・パラメータ,アクション・パラメータ,またはコンポーネント・パラメータの値など)は Unicode に準拠していません。
¾
Unicode 文字を含む QuickTest の結果は,Quality Center の結果グリッドでは表示がくずれる場合があります。ただし,Unicode 文字を含む QuickTest の結果を QuickTest の[テスト結果]ウィンドウで開いて表示することはできます。
バージョン・コントロール
·
SourceSafe:「!」,「$」,「{}」は,Quality Center プロジェクトのユーザ名またはパスワードには使用できません。
·
SourceSafe:プロジェクトのリポジトリをデータベースに格納することを選択した場合は,Visual SourceSafe バージョン・コントロール・アドインがバージョン・コントロール履歴データを引き続きファイル・システムに格納する点に注意してください。このデータは,repository ディレクトリの下のプロジェクトのディレクトリにある vcs ディレクトリに格納されます。vcs ディレクトリは削除も移動もしないでください。
·
SourceSafe:Quality Center プロジェクトをアップグレードまたは移行した後は,Quality Center の[VC ステータス]フィールド,[ロック適用者]フィールド,および[VC バージョン]フィールドは表示されません。
·
SourceSafe:プロジェクトをアップグレードした後で,プロジェクトのアップグレード前にチェック・アウトしたままになっていたテストをチェック・インしようとすると,「Failed to check in」というエラー・メッセージが表示されます。プロジェクトをアップグレードする前に,すべてのテストをチェック・インする必要があります。
·
ClearCase:Rational ClearCase とのバージョン・コントロールの統合は,AIX プラットフォームではサポートされません。
·
ClearCase:HP Quality Center Rational ClearCase バージョン・コントロール・アドインのインストール中に,VOB 名を入力するように求められます。スラッシュ(/)の付いた VOB 名を入力すると,Quality Center プロジェクトでバージョン・コントロールを有効にできません。
解決策:アドインのインストール中に,スラッシュを付けずに VOB 名を入力します。アドインがすでにインストールされている場合は,「サイト管理」で VC_VOB_NAME パラメータのスラッシュを削除するか,VC_CC_PROJECT_ROOT パラメータにフルパスを入力します。
·
テスト計画モジュールでは,[コメント]フィールドの値はバージョン・コントロールの履歴に保存されません。
·
SSL 接続の使用中は,Quality Center にバージョン・コントロール・アドインをインストールできません。
解決策:Quality
Center サーバで SSL を無効にし,バージョン・コントロール・アドインをインストールします。アドインをインストールした後,SSL を有効にします。
·
Quality
Center のバージョン・コントロール・アドインは,AIX プラットフォームではサポートされません。
オープン・テスト・アーキテクチャ/API およびワークフロー
·
オープン・テスト・アーキテクチャ API およびサイトの管理 API には,新しいログイン・モジュールと新しいログイン/ログアウト・メソッドが導入されました。下位互換性を維持するために,Quality Center API およびサイト管理 API の両方で古いメソッドの使用がサポートされています。古いメソッドを使用するには,「サイト管理」の[サイト設定]タブに新しい 2 つのパラメータ(サイト管理のログイン用に BACKWARD_SUPPORT_SA_DEFAULT_USER,Quality Center のログイン用に BACKWARD_SUPPORT_ALL_DOMAINS_PROJECTS)を追加し,その値を「Y」に設定します。
·
以前のバージョンの Quality
Center では,新しいプロジェクトに「admin」ユーザおよび「guest」ユーザでログインできました。Quality Center 9.0 では,プロジェクトは標準設定のユーザがない状態で作成されます。新しく作成されたプロジェクトに API スクリプトが接続できるように,新しい 2 つの関数(AddUsersToProject および AddUsersToGroup)が追加されました。新しいプロジェクトにログインするには,プロジェクトの作成後にスクリプトでこれらの関数を使用して,プロジェクトにユーザを追加します。
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不具合のリンク(以前の「不具合の関連付け」)機能が拡張され,新しいオープン・テスト・アーキテクチャ API オブジェクトが導入されました。下位互換性を維持するために,引き続き,BG_REFERENCE フィールドから BUG オブジェクトを使用して不具合とほかのエンティティとのリンクを追加できます。ただし,エンティティのリンクを取得するには,新しく導入された LinkFactory オブジェクトおよび Link オブジェクトを使用する必要があります。
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[プロジェクトのカスタマイズ]のワークフロー・スクリプト・エディタでは,スクリプト・ツリーに TestSetTests_CanPost ワークフロー・イベントが表示されません。
解決策:このワークフロー・イベントを使用するには,スクリプトにこのワークフロー・イベントを入力します。
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ワークフロー・プロシージャを含む Quality
Center プロジェクトをアップグレードする場合は,そのワークフロー・プロシージャの名前が新しいワークフロー・イベントの名前と同じでないことを確認します。名前が同じである場合は,名前が競合しないようにプロシージャの名前を変更します。
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Quality
Center プロジェクトが以前のバージョンの Quality Center に含まれるイベント名を使用してイベントを呼び出し,Quality Center 9.2 ではそのイベントの名前が異なる場合は,値を返す新しい対応するイベントが存在すると,ワークフローは古いイベントを呼び出しません。
解決策:古いイベントを使用するには,新しいイベントをスクリプトから削除します。
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オープン・テスト・アーキテクチャ(OTA)リストを使用する場合は,リストの番号付けが 1 から始まる点に注意してください。たとえば,mylist.Item(1) は,myList リストの最初の項目を参照します。以前のバージョンの Quality Center で,通番が 0 から始まる OTA リストを使用していた場合は,1 から始まるように,リストを手動で更新する必要があります。
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[プロジェクトのカスタマイズ]の自動メール・ページまたはオープン・テスト・アーキテクチャ(OTA)で,指定された自動メール・フィールドに変更を加えると,Quality Center サーバの CPU 処理量が大幅に増えます。自動メール・フィールドの指定は,Quality Center サーバの負荷が低いときに行うことをお勧めします。
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Quality
Center 9.2 では,Run_MoveTo ワークフロー・イベントが追加されました。このイベントは,[マニュアル ランナー]ダイアログ・ボックスへの入力時に実行するコードを追加するために使用してください。以前のバージョンの Quality Center からアップグレードする場合は,ManualRun_EnterModule イベントから Run_MoveTo イベントに既存のコードを移動してください。
Business Process Testing
次に示す問題は,Quality Center でのビジネス・コンポーネントおよびビジネス・プロセス・テストの使用に関するものです。QuickTest
Professional または WinRunner でのビジネス・コンポーネントの使用に関する問題の詳細については,関連する製品の『最初にお読みください』を参照してください。
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コンポーネントのコピーと貼り付け:コンポーネントのコピーと貼り付けを行う際には,考慮すべき点がいくつかあります。詳細については,『Business Process Testing User's Guide』(英語版)を参照してください。
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スクリプト・コンポーネントの名前変更:Quality Center でスクリプト・コンポーネントの名前を大文字と小文字が異なる点以外は同じであるコンポーネント名に変更すると,QuickTest でコンポーネントを開いたときにオブジェクトが認識されず,キーワード・ビューに Unknown として表示されます。
解決策:コンポーネントの名前をいったんほかの名前に変更し,その後,大文字小文字を必要に応じて変えた元のコンポーネント名に戻します。たとえば,元のコンポーネント名が login で,それを Login に変更すると,変更後の名前は
QuickTest のキーワード・ビューで認識されません。この場合,コンポーネントの名前をたとえば oldlogin に変え,それから Login に戻します。これで,キーワード・ビューに正しく表示されます。
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リモートでのビジネス・プロセス・テストの実行:リモート・ホストでビジネス・プロセス・テストを実行するには,リモート・ホストに Quality Center クライアントをインストールする必要があります。
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手動でのビジネス・プロセス・テストの実行:手動でビジネス・プロセス・テストを実行する際には,次の点を考慮してください。
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実行時パラメータの標準設定値を設定してから,テストのラボで手動でビジネス・プロセス・テストを実行しても,標準設定の実行時の値が使用されません。
解決策:テストのラボから[Test <テスト名> Iterations]ダイアログ・ボックスを開き,[OK]をクリックして標準設定値を確定します。
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手動での実行の続行を選択し,[マニュアル ランナー]ダイアログ・ボックスで変更を加えた場合,実行の変更内容は常に保存されます([マニュアル ランナー]を終了する際に,変更内容を保存するかどうかは尋ねられません)。
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QuickTest コンポーネントのアップグレード:Quality
Center 8.2.1 以前からプロジェクトをアップグレードする場合,QuickTest コンポーネントに次の問題が発生することがあります。
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Business
Process Testing 9.2 で QuickTest コンポーネント(キーワード方式のコンポーネントまたはスクリプト・コンポーネント)を使用するには,Quality Center 9.0 以降および QuickTest Professional 9.0 以降を使用する必要があります。QuickTest
9.0 以降のコンポーネントは Quality Center 8.2.1 データベースに格納できません。また,Quality Center 9.0 以降のコンポーネントは
QuickTest 8.2.1 で編集できません。
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Quality
Center 8.2.1 以前からプロジェクトをアップグレードした後の QuickTest コンポーネントは,Quality Center に読み取り専用形式で表示されます。QuickTest コンポーネントを書き込み可能にするには,QuickTest コンポーネントを QuickTest で開いて保存することによって,個々のコンポーネントを 9.2 形式にアップグレードする必要があります。
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アプリケーション領域を関連付けずに QuickTest
8.2.x でビジネス・コンポーネントを作成した場合,そのビジネス・コンポーネントを QuickTest 9.0 以降で開いて 9.0 以降の形式に変換すると,ユーザ定義のビジネス・コンポーネント設定がクリアされ,その結果,ビジネス・コンポーネントの実行が失敗します。
解決策:ビジネス・コンポーネントの変換後は,必要なリソースおよび設定が含まれているアプリケーション領域にそのビジネス・コンポーネントを関連付ける必要があります。
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QuickTest
8.2.1 でキーワード方式のコンポーネントを作成してから,そのコンポーネントを Quality Center 9.2 で手動で実行しようとすると,ステップの情報が[注釈]カラムの情報とまったく同じになります。たとえば,ステップがパラメータの実際の値を表示しません。
解決策:コンポーネントを QuickTest
9.0 以降で開いて保存します。それから,ビジネス・プロセス・テストを手動で実行します。すべてのステップが 9.2 形式に変換されます。
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Business
Process Testing 9.2 を使用して作成したコンポーネントを別のプロジェクトにコピーすると,そのアプリケーション領域も自動的にコピーされます(『HP Business Process Testing User's
Guide』(英語版)を参照)。ただし,Quality Center に保存されている共有オブジェクト・リポジトリは,新しいプロジェクトに自動的にコピーされません。また,QuickTest
でアプリケーション領域を開くと,共有オブジェクト・リポジトリは欠落したものとして表示されます。共有オブジェクト・リポジトリを新しいプロジェクトに手動でコピーし,アプリケーション領域を新しいパスで更新する必要があります。
¾
バージョン 8.2.1 以前で作成されたコンポーネントについては,古いバージョンで作成されたコンポーネントを別のプロジェクトにコピーする際に,アプリケーション領域とその関連付けられているすべてのリソースを手動でコピーする必要があります。そうしなければ,QuickTest で編集のためにコンポーネントを開くことができません。またこれらのコンポーネントを含むビジネス・プロセス・テストは失敗します。
¾
Quality
Center 8.2.1 で,ステップが含まれる非自動コンポーネントを作成してから,そのコンポーネントをキーワード方式のコンポーネントに変換し,その後,アップグレードした Quality Center のプロジェクトでコンポーネントを表示すると,自動コンポーネントとともに格納された非自動ステップは手動ステップに変換され,[ステップのデザイン]タブに表示されます。ただし,これらのステップは,QuickTest ではコメントとして残ります。したがって,QuickTest でコンポーネントを開いてから,そのコンポーネントを QuickTest 9.0 以降のコンポーネントとして保存すると,[ステップのデザイン]タブにコメントが表示されなくなります(これは,[ステップのデザイン]タブには自動ステップおよび ManualStep ステップのみ表示され,コメントは表示されないためです)。
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WinRunner コンポーネントを使った作業:WinRunner
8.2 コンポーネントは,Quality Center 8.2 での場合と同様に機能します。WinRunner 8.2 で作成されたコンポーネントでは,Business
Process Testing 9.2 の新しい機能はサポートされません。次に例を示します。
¾
手動コンポーネントを WinRunner のスクリプト・コンポーネントに変換すると,ステップの説明のみコメント・テキストに変換されます。新しいステップ名と期待値の項目は,コメント・テキストに含まれません。
¾ ユーザが WinRunner 8.2 コンポーネントを使用するには,新しい Business
Process Testing 権限に加えて WinRunner テスト権限も必要です。
サポート
Mercury 製品のサポート
これまで
Mercury によって開発されていた製品に関するサポート情報は,次のようにして入手できます。
HP ソフトウェアのサービス・インテグレータ(SVI)パートナー(http://www.hp.com/managementsoftware/svi_partner_list)と連携している場合は,SVI の代理店にお問い合わせください。
有効な HP ソフトウェア・サポート契約がある場合は,HP ソフトウェア・サポート・サイトにアクセスし,自己解決用のナレッジ検索を使用して技術的な質問に対する回答を見つけてください。
これまで Mercury によって開発されていた製品に適用できるサポート・プロセスやサポート・ツールに関する最新情報については,Mercury カスタマー・サポート Web サイト(http://support.mercury.com)(英語サイト)にアクセスすることをお勧めします。
その他の質問がある場合は,HP の営業担当者にお問い合わせください。
HP ソフトウェアのサポート
HP ソフトウェア・サポート Web サイトには,次の URL でアクセスできます。
www.hp.com/managementsoftware/service
HP ソフトウェア・オンライン・サポートでは,対話型のテクニカル・サポート・ツールにアクセスする効率的な方法を提供しています。大切なサポート・カスタマーであるお客様は,サポート・サイトを使用して次の作業を行うことができます。
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必要なナレッジ文書の検索
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サポート事例や機能強化要求の提出と追跡
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ソフトウェア・パッチのダウンロード
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サポート契約の管理
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HP サポート連絡先の検索
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利用可能なサービスに関する情報の確認
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ほかのソフトウェア・カスタマーとのディスカッションへの参加
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ソフトウェア・トレーニングの調査と登録
ほとんどのサポート領域では,HP Passport ユーザとしての登録とサインインが必要です。また,多くの場合,サポート契約も必要です。アクセス・レベルの詳細については,次の URL にアクセスしてください。
www.hp.com/managementsoftware/access_level
HP Passport ID に登録するには,次の URL にアクセスしてください。
www.managementsoftware.hp.com/passport-registration.html
利用条件
© Copyright
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本コンピュータ・ソフトウェアは,機密性があります。これらを所有,使用,または複製するには,HP からの有効なライセンスが必要です。FAR 12.211 および 12.212 に従って,商用コンピュータ ソフトウェア,コンピュータ ソフトウェアのドキュメント,および商用アイテムの技術データは,HP の標準商用ライセンス条件に基づいて米国政府にライセンスされています。
HP の製品およびサービスの保証は,かかる製品およびサービスに付属する明示的な保証の声明において定められている保証に限ります。本文書の内容は,追加の保証を構成するものではありません。HP は,本文書に技術的な間違いまたは編集上の間違い,あるいは欠落があった場合でも責任を負わないものとします。
本文書に含まれる情報は,事前の予告なく変更されることがあります。
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