HP Operations Smart Plug-in for Microsoft Windows Operating System

for HP Operations Manager for Windows

リリース ノート

ソフトウェア バージョン: 9.11 / 2008 年 6 月

このドキュメントは、HP Operations Manager for Windows バージョン 7.50 および 8.10 対応 Smart Plug-in for Microsoft Windows Operating System (Windows OS SPI) 9.11 での変更点の概要を説明しています。 このドキュメントは、マニュアルやオンライン ヘルプに記載されていない重要な情報を含んでいます。

このバージョンの新機能
ドキュメントの更新情報
インストールについて
機能強化および不具合修正
既知の問題、制限事項、および回避策
ドキュメントの誤記と訂正
サポート環境
各国語のサポート
他の HP Software ソリューションとの統合
サポートについて
法律上のご注意

このバージョンの新機能

このリリースの Windows OS SPI は、HP Operations Manager for Windows のバージョン 7.50 および 8.10 のみをサポートしています。 それ以前のバージョンの HP Operations Manager はサポート対象外です。

新しい製品名

HP OpenView Operations は HP Operations Manager、OVO for Windows は HPOM for Windows、HP OpenView Smart Plug-in は HP Operations Smart Plug-in になっています。

注: この製品名変更のため、ドキュメント中の製品名とソフトウェア上や最新版の Smart Plug-in のオンライン ヘルプに表示される製品名が以前の OVO for Windows での製品名と異なることがあります。

新機能
  • Windows OS SPI で Microsoft Windows 2008 Server オペレーティング システムを管理:
  • Multilingual User Interface (MUI) のサポート

    Multilingual User Interface により、オペレーティング システムのユーザー インタフェースの言語を、ユーザーごとの好みに応じてサポート対象の言語から 1 つを選択して変更できます。

  • HTTPS エージェントのサポート

    OS SPI のインストルメンテーション ファイルが HP Operations Manager for Windows の管理ノード上の HTTPS エージェントをサポートするようになりました。

  • 以下の機能のサポート:
  • NNM Adapter の機能強化

    HP Network Node Manager (NNM) は、リンクの状態等のイベントを検出し、見つかった問題に対してトラップ イベントを提起します。 NNM Adapter は、これらのトラップ イベントを傍受し、HP Operations のメッセージ ブラウザにメッセージを送信します。 Windows OS SPI は、これらのメッセージの重大度をサービス マップに対応付けます。

  • 削除された機能
    削除されたポリシー
    削除されたポリシー グループ
    削除されたインストルメンテーション ファイル
    削除されたツール
    ポリシー名の変更
    元の名前 新しい名前
    WINOSSPI-IIS50_InternetInformationServicesGbl_FileCacheHitsPc_jp WINOSSPI-IIS50_IISGbl_FileCacheHitsPc_jp
    WINOSSPI-WTS_TerminalServiceSession_PctProcessorTime-Win2k_jp WINOSSPI-WTS_TerminalServiceSession_PctProcTime-Win2k_jp
    新規ツール

    バージョン確認 – さまざまなホット フィックス、パッチ等が管理ノードに適用されるために生じる、異なるバージョンのインストルメンテーション ファイルのトラッキングを支援します。 バージョン確認ツールはどの設定ファイルが管理ノードに欠落しているかのチェックにも役立ちます。

    ドキュメントの更新情報

    このリリース ノート ドキュメントの初めに以下の識別情報があります。

    最新のアップデートのチェックやご使用中のドキュメントが最新版かどうかの確認には、次の Web サイトをご利用ください。
    HP 製品マニュアル

    注: PDF 形式のファイル (*.pdf) をご覧いただくには Adobe Reader のインストールが必要です。 Adobe Reader をダウンロードするには次の Web サイトにアクセスしてください。
    Adobe

    インストールについて

    インストール要件、および Windows OS SPI のインストール手順は以下のガイドに記載されています。

    HP Reporter 3.6 がインストールされた (HP Operations Manager がインストールされていない) Microsoft クラスタ上の Reporter for WIN OS SPI

    HP Reporter 3.6 リソース グループが有効なクラスタ ノードだけに WINOSSPI-Reporter.msi をインストールしてください。

    WINOSSPI Reporter をアンインストールする場合は、WINOSSPI Reporter のインストールを実行したクラスタ ノードと同一のノード上でアンインストールしていることを確認してください。 また、アンインストールの実行の間、アンインストールを実行するクラスタ ノードで HP Reporter 3.6 リソース グループが有効になっていることを確認してください。

    アップグレードについて

    以下のバージョンの日本語版 Windows OS SPI はアップグレードまたはマイグレーション可能です。

    サイドバイサイド マイグレーションやインプレース アップグレードの影響を受けるポリシー

    サイドバイサイド マイグレーションやインプレース アップグレードでは、

    アップグレードやマイグレーションの間、管理ノードが管理サーバーからアクセスできない場合は、管理ノードがアクセスできるようになった後、削除されたポリシーを管理ノードから削除してください。 これにより、削除されたポリシーからのメッセージ受信が停止します。

    このバージョンで削除されたポリシーの一覧をチェックするには、削除されたポリシーをご覧ください。

    サイドバイサイド マイグレーションやインプレース アップグレード後に更新されるサービス

    以下のサービスのインスタンスは、サイドバイサイド マイグレーションやインプレース アップグレードの間に Windows OS SPI が検出し削除します。

    Windows OS SPI のインストール プロセスは、自動的にすべての Windows ノードに新バージョンのサービス検出ポリシーとMicrosoft Windows インストルメンテーションを配布します。

    管理サーバーで自動配布が無効化されている場合は、マイグレーションやアップグレードの完了後、以下をすべての Windows ノードに配布してください。

    1. Microsoft Windows インストルメンテーション
    2. Microsoft Windows >Auto-Discovery >Auto-Deploy ポリシー グループ

    自動配布を有効化/無効化するには、次のレジストリ値を 0 (有効) または 1 (無効) に設定します。
    HKEY_LOCAL_MACHINE¥SOFTWARE¥Hewlett-Packard¥OVEnterprise¥Management Server¥AutoDeployment¥Disable

    注: HPOM バージョン 8.10 では、このレジストリの値を [設定] > [サーバー/ポリシーの管理/配布] > [自動配布の無効化] で設定できます。

    機能強化および不具合修正

    各機能強化および不具合修正の詳細情報を表示するには、リンクが設定された障害番号をクリックして HP ソフトウェア サポート オンライン Web サイトを参照してください。 リンクをクリックすると、初回のみ、HP パスポートへのサインインを求められます。 パスポートのプロファイルの設定は、次のページで行なえます。

    http://www.hp.com/go/hpsoftwaresupport

    不具合修正

    既知の問題、制限事項、および回避策

    以下のポリシーは、Microsoft Windows 2008 Server オペレーティング システム上でサポートされていません。

    これらのポリシーを実行しようとすると、ポリシーの処理中にエラーが発生したとの警告メッセージがメッセージ ブラウザに表示されます。

    64 ビットの管理ノードの重要度「不明」のメッセージ

    64 ビットの管理ノードで停止されたサービス、プロセスが再起動されると、Measurement Threshold ポリシー (Windows OS SPI サービスおよびプロセス監視ポリシー) がアクティブ メッセージ ブラウザに通常の受諾メッセージの代わりに重要度「不明」のメッセージを生成します。

    WINOSSPI-IISCollector_jp が Windows 2003 64 ビットで失敗する

    この問題を回避するには、IIS ログファイルのデフォルトの場所を「%systemRoot%¥system32」フォルダ以外の場所にある他のディレクトリに変更します。 この処置は、WINOSSPI-IISLogFileCollector_jp ポリシーがデータ収集しているすべての Web サイトで行う必要があります。 また、ポリシーが配布されている、すべての Windows 2003 64 ビット管理対象ノードでも行う必要があります。 デフォルトのログファイル パスを変更する手順は、以下のとおりです。

    1. [管理ツール] メニューを開き、[インターネット インフォメーション サービス (IIS) マネージャ] を起動します。
    2. [Web サイト] を右クリックし、[Web サイトのプロパティ] ページが表示されます。
    3. [Web サイト] タブで、[ログの記録を有効にする] フレームの [プロパティ] ボタンをクリックします。
    4. [ログ プロパティ] ダイアログ ボックスで、[ログファイル ディレクトリ] を「%systemRoot%¥system32」下以外の場所に変更します。
    5. [OK] をクリックします。

    スタンドアロンの WINOSSPI Reporter のインストールにはカスタム インストールが必要

    WINOSSPI Reporter が HP Operations インストーラ以外からインストールされると (.msi ファイルを直接実行した場合)、SPI のファイルは「<Installation drive>:¥Program Files¥HP¥HP BTO Software¥Install¥WINOSSPI」に配置されます。 HP Reporter のインストールの際に別のインストール ディレクトリを指定した場合、WINOSSPI Reporter のインストールで [セットアップの種類] が表示されたときに [カスタム] を選択する必要があります。

    [カスタム セットアップ] ダイアログ ボックスで、Reporter のインストール時に使用したインストール ディレクトリと一致するように、[インストール先] のディレクトリを変更してください。 WINOSSPI Reporter をスタンドアロンの Reporter システムにインストールするには、以下の手順に従います。

    1. WINOSSPI-Reporter.msi ファイルをダブルクリックします。
    2. [カスタム] を選択し、WINOSSPI Reporter パッケージが、スタンドアロンの Reporter のインストール先と同じディレクトリにインストールされるようにします。
    3. [次へ] をクリックして WINOSSPI Reporter のインストールを開始します。
    4. [完了] をクリックして WINOSSPI Reporter のインストールを完了します。

    変更されたポリシー名が旧バージョンのポリシーを持つノードからのメッセージに対して表示されない

    ポリシー名が変更されましたが、旧バージョンのポリシーを持つノードからのメッセージのポリシー名 (「メッセージ プロパティ」の [全般] タブの [ポリシー] 欄) に変更前のポリシー名で表示されます。 この状況は、サーバーの Policy Management and Deployment (PMAD) データベースが新しいポリシー名を表示しているにもかかわらず発生します。 新しいポリシー名は、ポリシーがノードに配布されて初めて、「メッセージ プロパティ」の [全般] タブに表示されます。

    これは障害ではなく、重複メッセージの抑制を含めていかなる機能にも影響しません。

    セルフヒーリング サービスのクライアント ソフトウェアとの統合が失敗するシステムがある

    セルフヒーリング サービスのクライアント ソフトウェアとの統合が Microsoft Windows の短いパスが無効になっている管理ノードで失敗します。 ノードで、[Microsoft Windows] > [セルフヒーリング サービス] > [セルフヒーリング情報] ツールを実行して診断情報を収集することができます。

    新規インストールの場合、Windows OS SPI Reporter Package が Reporter トレース ファイルに以下のメッセージを出力する:

    <日付> <時刻>: RepLoad Begin removing template file <インストール ディレクトリ>¥HP¥HP BTO Software¥newconfig¥Packages¥repload_WINOSSPI_FULL.SRP
    <日付> <時刻>: ERROR: RepLoad Unable to open file "<インストール ディレクトリ>¥HP¥HP BTO Software¥newconfig¥Packages¥repload_WINOSSPI_FULL.SRP"
    <日付> <時刻>: ERROR: RepLoad Unable to remove template information from database
    <日付> <時刻>: RepLoad Begin removing template file <インストール ディレクトリ>¥HP¥HP BTO Software¥newconfig¥Packages¥repload_WINOSSPI_AD.SRP
    <日付> <時刻>: ERROR: RepLoad Unable to open file "<インストール ディレクトリ>¥HP¥HP BTO Software¥newconfig¥Packages¥repload_WINOSSPI_AD.SRP"
    <日付> <時刻>: ERROR: RepLoad Unable to remove template information from database
    <日付> <時刻>: RepLoad Begin removing template file <インストール ディレクトリ>:¥Program Files¥HP¥HP BTO Software¥newconfig¥Packages¥repload_WINOSSPI_IIS.SRP
    <日付> <時刻>: ERROR: RepLoad Unable to open file "<インストール ディレクトリ>:¥Program Files¥HP¥HP BTO Software¥newconfig¥Packages¥repload_WINOSSPI_IIS.SRP"
    <日付> <時刻>: ERROR: RepLoad Unable to remove template information from database

    これらのメッセージは製品の機能には何ら影響を及ぼしません。

    Windows OS SPI Reporter Package のアンインストールでは、Windows OS SPI によるレポートの設定は Reporter データベースから削除されません。

    このため、Reporter トレース ファイルに (Windows OS SPI のすべてのレポートを対象に) レポートの生成に失敗したというメッセージが出力されることがあります。

    ドキュメントの誤記と訂正

    Windows OS SPI での Microsoft Windows 2008 Server オペレーティング システム管理に関する情報が Windows OS SPI のオンライン ヘルプに記述されていません。

    サポート環境

    各国語のサポート

    このリリースの Windows OS SPI は以下の言語で提供されています。

    他の HP Software ソリューションとの統合

    Windows OS SPI は、以下のバージョンの HP Reporter と統合可能です。

    サポートについて

    次の HP Software サポート Web サイト を参照してください。
    http://support.openview.hp.com/support.jsp

    HP が提供する製品、サービス、サポートに関する詳細情報をご覧いただけます。

    HP OpenView ソフトウェア サポート オンラインではセルフソルブ機能を提供しています。 お客様の業務の管理に必要な対話型の技術支援ツールに素早く効率的にアクセスいただけます。 サイトのサポート範囲は次のとおりです。

    注: 一部のコンテンツでは HP Passport への登録やサービス契約 ID が必要となります。 アクセス レベルに関する詳細は、次のページをご参照ください。
    HP Passport Access Levels

    法律上のご注意

    ©Copyright 2008 Hewlett-Packard Development Company, L.P.

    機密性のあるコンピュータ ソフトウェアです。 これらを所有、使用、または複製するには、HP からの有効な使用許諾が必要です。 商用コンピュータ ソフトウェア、コンピュータ ソフトウェアに関する文書類、および商用アイテムの技術データは、FAR 12.211および12.212の規定に従い、ベンダーの標準商用ライセンス要件に基づいて米国政府に使用許諾が付与されます。

    HP製品、またはサービスの保証は、当該製品、およびサービスに付随する明示的な保証文によってのみ規定されるものとします。 ここでの記載で追加保証を意図するものは一切ありません。 ここに含まれる技術的、編集上の誤り、または欠如について、HPはいかなる責任も負いません。

    ここに記載する情報は、予告なしに変更されることがあります。