HP Operations Smart Plug-in for Systems Infrastructure リリース ノート

HP Operations Manager for Windows®、HP-UX、Linux、Solaris 向け

ソフトウェア バージョン: 11.10

発行日: 2012 年 8 月

このドキュメントは、HP Operations Systems Infrastructure Smart Plug-ins (SI SPI) の機能の概要について説明したものです。このドキュメントでは、マニュアルやオンライン ヘルプに記載されていない重要事項について説明します。このドキュメントの構成は次のとおりです。

このリリースの新機能
サポートされている環境
ソフトウェアのライセンス
インストールについて
機能拡張と不具合修正
既知の問題、制限事項、回避方法
ドキュメントの更新情報
各国語版のサポート
サポート
ご注意

非表示のテキスト

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このリリースの新機能

HP Operations Smart Plug-in for Systems Infrastructure では、次の機能拡張が追加されています。

• HP Infrastructure SPI および HP Operations Agent に対応した共通メディアと共通インストーラー。

お客様に関係のある機能拡張およびソフトウェアの不具合の修正については、機能拡張と不具合修正を参照してください。

サポートされている環境

SI SPI をインストールする前に、お使いのシステムが HPOM 管理サーバーおよび管理ノードの最小要件を満たしていることを確認してください。

サポートされているオペレーティング システムのアーキテクチャ、サポートされているオペレーティング システムのリリース バージョン、最新の更新については、サポート マトリックスの URL ( HP ソフトウェア サポート マトリックス) を参照してください。

管理サーバーの要件

Infrastructure SPI は、Windows、HP-UX、Linux、および Solaris オペレーティング システム向けの HPOM でサポートされています。次の表は、HPOM の要件と、管理サーバーにインストールする必要がある HP ソフトウェア製品を示しています。この表に記載されているパッチは、適用できる最小レベルのパッチです。必ず最新のパッチを適用してください。

* ホットフィックスの入手については、HP サポートまでお問い合わせください。

管理ノードでサポートされているエージェントのバージョン

Infrastructure SPI は、Windows、AIX、Linux、HP-UX、または Solaris オペレーティング システムが稼働するノードをサポートしています。次の表は、管理ノードに配布する必要のあるエージェントのバージョンを示しています。エージェントには利用可能な最新のパッチをインストールしてください。

ソフトウェアのライセンス

SI SPI、CI SPI、VI SPI には、個別のライセンスは必要ありません。これらの SPI は、HP Software Operations Agent LTU (使用権) を購入すると付属しています。1 つの HP Software Operations Agent LTU に、SI SPI の LTU、CI SPI の LTU、VI SPI の LTU が付属します。

ゲスト仮想マシンには、以下の 2 つのライセンス オプションがあります。

• ゲスト仮想マシンごとに HP Operations Agent LTU を取得できます。これにより、ゲスト仮想マシン用の高解像度監視機能が強化されます。
• HP Operations Manager での障害の生成が可能な Target Connector のライセンスを、オペレーティング システムごとに 1 つ購入する必要があります。

ライセンスの取得方法、永久ライセンス キー パスワードの適用方法、または HPOM でのライセンス レポートの表示方法の詳細は、『HP Operations Manager for Windows インストール ガイド』または『HP Operations Manager for UNIX インストール ガイド』を参照してください。

インストールについて

インストール要件および Smart Plug-ins for System Infrastructure のインストール手順は、『HP Operations Smart Plug-ins for Infrastructure インストール ガイド』に記載されています。

HPOM 管理サーバーに SPI/パッケージをインストールする際に、以前にインストールした SPI/パッケージが存在する場合には、それらの SPI/パッケージも併せて選択します。以前にインストールした SPI/パッケージを選択しない場合、それらの SPI/パッケージは自動的に削除され、選択した SPI/パッケージのみがインストールされます。

ディスク領域の最小要件

機能拡張

現在のソフトウェア リリースでは、以下の CR (参照番号で識別) が修正されています。ソフトウェアの機能拡張または不具合修正の詳細を確認するには、HP ソフトウェア サポート オンラインの参照番号を使用します。この Web サイトにアクセスするには、HP Passport が必要です。HP Passport のプロファイルを設定する場合は、HP サポート (英語サイト) にアクセスしてください。

既知の問題、制限事項、回避方法

制限事項

このリリースの SI SPI には、次の制限事項があります。

• ノードに自動配布されるポリシーの言語は、HPOM for Windows 管理サーバーのロケールに依存します。ノードのロケールには依存しません。
• SI SPI ツールはローカライズされていません。

SI SPI および HP Operations Agent に関する既知の問題と回避方法

SI SPI:

• 問題: SI-Discovery で多数のファイルシステムに対するタイムアウトが通知される (詳細については QCCR1A134939 を参照)。

  回避方法:次のコマンドを使用して、ノード上の agtrep タイムアウトを大きくします。
  ovconfchg -ns agtrep -set ACTION_TIMEOUT 30

• 問題: SI-UnixSnmpdProcessMonitor ポリシーで、OA 11.02 が稼働する HP-UX 11.31 IA-64 マシンから誤ったアラートが送信される (詳細については QCCR1A132083 を参照)。

  回避方法: 以下の手順を実行します。

  1. SI-UnixSnmpdProcessMonitor ポリシーのコピーを作成します。
  2. プロセスの名前を snmpd から snmpdm に変更して、このポリシーを保存します。
  3. 新しいポリシーを HP-UX ノードに配布します。

• 問題: エージェントが非 root ユーザーとして動作している管理ノード上で、RHEL および SLES に対するログ監視ポリシーに対してアラートを有効にするときに問題が発生する。

  回避方法: SI SPI では代替手段として、HTTPS エージェントの非 root ユーザーに対応したポリシーとツールをサポートしています。次のポリシーは、RHEL および SLES システムでは機能しません。

  • SI-LinuxBootLog_ja_JP
  • SI-LinuxSecureLog_ja_JP
  • SI-LinuxKernelLog 2_ja_JP

  非 root エージェントで Infrastructure SPI のログ監視に対するアラートを有効にするには、次の手順を実行します。

  1. 次のコマンドを使用して、必要なログ ファイルの権限を更新します。

     RHEL:
     chmod 444 /var/log/messages
     chmod 444 /var/log/boot.log
     chmod 444 /var/log/secure

     SLES:
     chmod 444 /var/log/messages
     chmod 444 /var/log/boot.log

  2. 次のコマンドを使用して、OVBBCCB および OPCLE プロセスの権限を更新します。

     chmod 4555 /opt/OV/bin/ovbbccb
     chmod 4555 /opt/OV/lbin/eaagt/opcle

  3. 次のコマンドを実行して非 root ユーザーに切り替えます。
     

     su - <non-root user name>

  4. 次のコマンドを実行して ovc を再起動します。

     ovc -stop
     ovc -start

  5. すべてのプロセスのステータスを確認するため、コマンド OVC を実行します。すべてのプロセスが実行中として表示されます。停止状態と表示されるプロセスはありません。

• 問題: Infrastructure SPI のポリシーに関するインストルメンテーション スクリプトに Ctrl-M (^M) 記号が表示され、UNIX および Linux システムでのスクリプトの編集が困難になる。

  回避方法:インストルメンテーション スクリプトを編集またはカスタマイズする前に、次の OS コマンドを使用して Ctrl-M (^M) 記号を削除します。

  • HP-UX、Solaris、Linux、AIX システムでは、コマンド sed –i “s/^M//g” を実行します。

    注: ^M は SHIFT+6 + M ではありません。CTRL+V+M と入力してコマンドを実行します。

  • 別の方法として、Linux システムでは、dos2unix (またはスクリプトに関する他の同様のユーティリティー) を実行することもできます。

• 問題: HPOM for Windows 上で Infrastructure SPI によって追加された SNMP ノードで、重要なノードがダウンしている可能性を示すアラートが表示される。

  回避方法: SNMP ノードに対するハートビート ポーリング プロトコルを ICMP に手動で更新するため、以下の手順を実行します。

  1. HPOM for Windows 管理サーバー コンソールで、SNMP ノードを右クリックします。
  2. ポップアップ メニューから [プロパティ] を選択します。
  3. [ネットワーク] タブを選択します。
  4. [ハートビート ポーリング] で、[ポーリング] の値を 「カスタム」 に変更し、[Ping プロトコル] の値を「ICMP のみ」に変更します。
  5. [適用] をクリックして [OK] をクリックします。

• 問題: SI-ConfigureDiscovery ポリシーによってサービス マップでファイルシステムが正しく制限されない (詳細については QCCR1A128462 を参照)。
• 問題: 検出された NIC サービスとアラート メッセージの NIC ID が一致しない。このため、特定の NIC に関連するアラートを受信したときに、サービス マップの状態が正しく更新されない (詳細については QCCR1A102540 を参照)。

HP Operations Agent:

• 問題:: 適応しきい値ポリシーが HPUX 11.31 で機能しない。「Perl Script execution failed: $collectors_hashref. (OpC30-750)」というエラーが表示される (詳細については QCCR1A128243 を参照)。
• 問題: ノード上で Operations Agent を再起動したときに、SI SPI ポリシーに関する複数のエラー メッセージが表示される (詳細については QCCR1A118884 を参照)。
• 問題: パフォーマンス テスト中に opcmona が停止する (詳細については QCCR1A108947 を参照)。

ドキュメントの更新情報

Systems Infrastructure SPI には、以下のドキュメントが用意されています。

• インストール ガイド
• コンセプト ガイド
• ユーザー ガイド

このリリース ノートの最初のページには、以下の識別情報が記載されています。

• バージョン番号: ソフトウェアのバージョンを示します。
• 発行日: ドキュメントが更新されるたびに変更されます。

最新の更新のチェック、またはご使用のドキュメントが最新版かどうかのご確認には、HP Software 製品マニュアルをご利用ください。

ドキュメントを入手するには、以下を選択します。

1. 製品
2. 製品バージョン
3. オペレーティング システム
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5. 表題
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各国語版のサポート

次の言語に対応した Infrastructure SPI ソフトウェアおよびドキュメントを提供しています。

• 日本語
• 簡体中国語

HP ソフトウェア サポート

HP ソフトウェアが提供する製品、サービス、サポートに関する詳細情報をご覧いただけます。詳細については、HP サポート Web サイト (HP ソフトウェア サポート オンライン) を参照してください。

HP ソフトウェア サポートでは、セルフソルブ機能を提供しています。お客様の業務の管理に必要な対話型の技術支援ツールに素早く効率的にアクセスいただけます。HP ソフトウェア サポート Web サイトのサポート範囲は、次のとおりです。

• 関心のある技術情報の検索
• サポート ケースの登録とトラッキング
• エンハンスメント要求のオンラインでの登録
• ソフトウェア パッチのダウンロード
• サポート契約の管理
• HP サポート窓口の検索
• 利用可能なサービスに関する情報の閲覧
• 他のソフトウェア カスタマとの意見交換
• ソフトウェア トレーニングの検索と登録

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ご注意

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