HP Operations Smart Plug-in for Microsoft® Exchange Server

for HP Operations Manager for Windows®

リリース ノート

ソフトウェア バージョン：13.00 / 2009 年 12 月

このドキュメントは、HP Operations Smart Plug-in for Microsoft Exchange Server 13.00 (Microsoft Exchange SPI) for HP Operations Manager for Windows についての変更の概要を提供します。リリース ノートには、製品マニュアルやオンライン ヘルプに含まれていない重要な情報が含まれています。

このバージョンの新機能
ドキュメントの更新情報
インストールについて
機能強化および不具合修正
既知の問題、制限事項、および回避策
ドキュメントの誤記と訂正
各国語のサポート
サポート
法律上のご注意

このバージョンの新機能

バージョン 13.00 の Microsoft Exchange SPI では、機能の拡張および不具合の修正が行われています。詳細については、「機能強化および不具合修正」の項を参照してください。この製品のインストール方法および使用方法に関する詳細は、『HP Operations Smart Plug-in for Microsoft Exchange Server インストールおよび設定ガイド バージョン 13.00 』をお読みください。 また、オンライン ヘルプも参照してください。

このバージョンでは、以下の更新が行われています。

• SAN 環境でのサポート

  以下の構成で現行バージョンの Microsoft Exchange SPI 13.00 との互換性をテスト済みです。
  共有ディスク: EVA5000 および FC HBA カード

• Microsoft Exchange 2003 の非サポート
• HP Operations Manager i (HP OMi) 8.10 のサポート

  SPI が HP OMi で動作する仕組みについては、HP Operations Manager i 8.10 のドキュメントを参照してください。

• トランスポート エージェントおよびログ、メールフロー遅延、および増加率が最も高いメールボックスに対する監視およびレポートの機能強化
• Microsoft の推奨事項に合わせたしきい値の調整
• Windows 2008 クラスタのサポート

ドキュメントの更新情報

このリリース ノート ドキュメントの最初に、以下の識別情報が記載されています。

• バージョン番号。ソフトウェアのバージョンを示します。
• 発行日。ドキュメントが更新されるたびに変更されます。

最新の更新のチェック、またはご使用のドキュメントが最新版かどうかのご確認には、次のサイトをご利用ください。HP ソフトウェア製品マニュアル

1. 「製品」 のリストで製品名を選択します。
2. 「製品バージョン」 のリストでバージョン番号を選択します。
3. 「オペレーティングシステム」 のリストで OS の種類を選択します。
4. ドキュメントのリストでドキュメントのタイトルを選択します。
5. ドキュメントを取り出すには、ドキュメントのファイル名をクリックします。

アーカイブされたドキュメントを表示するには、廃止アーカイブのリンクを参照してください。

インストールについて

インストールおよびアップグレードと設定について: HP Operations Smart Plug-ins DVD の \Documentation\SPI Guides\ ディレクトリにある『HP Operations Smart Plug-in for Microsoft Exchange Server インストールおよび設定ガイド 』をお読みください。また、製品のインストール後は、Microsoft Exchange Server SPI オンライン ヘルプでも詳細な情報が得られます。

ソフトウェアおよびハードウェアのサポート

Microsoft Exchange SPI をインストールする前に、ご使用のシステムが以下の最小要件を満たしていることを確認してください。

• ハードウェア
  • Intel または AMD のプロセッサ
• OS プラットフォームと互換性
  • Windows 2003
  • Windows 2008
• ソフトウェア
  • HP Operations Manager for Windows 8.10
• ディスク容量
  • 最小で 200 MB

機能強化および不具合修正

1. QCCR1A24422 : Microsoft Exchange Server 11.50 用の opcmsg テンプレートがない。

2. QCCR1A24429 : Exchange 2007 上位メールボックス レポートによって報告される格納域の制限が正しくない。

3. QCCR1A39789 : Exchange 2007 検出ポリシーを Windows コンソール上で HP Operations Manager から開けない。

4. QCCR1A39891 : Microsoft Exchange トラッキング ログ収集がデータを丸一日 (前日) 収集する。

5. QCCR1A59706 : Microsoft Exchange SPI サービス マップが重要度レベルを更新していない。

6. QCCR1A61314 : EXSPI-8X Dc Replication Summary ポリシーの問題。

7. QCCR1A90209 : 上位 20 人の送信者の Exchange 2007 レポートの問題。

8. QCCR1A24424 : 「EXSPI-8.X Edge Dc-SMTP Perf Inbound Cnn / Outbound Cnn」のポリシー エラー。

9. QCCR1A24425 : Reporter 3.8:SPI for Exchange 2007 - レポートの問題。

10. QCCR1A30304 : EXSPI サービス検出の実行時にエラーが発生する。

11. QCCR1A24436 : EXSPI 11 が EX2007_MBDETAIL データの一部を OVPA データソースにログ記録しない。

12. QCCR1A24435 : PowerShell 設定ユーティリティ ツールをリモート コンソールから実行できない。

13. QCCR1A30623 : EXSPI インストルメンテーションを Exchange 2007 サーバーに配布するときに追加手順をなくす要求。

14. QCCR1A89968 : 一部の Exchange 2007 レポートに関するドキュメントがない。

15. QCCR1A24421 : "EXSPI-8.X Information Store Db Cache Size" が不適切なカウンターを使用する。

16. QCCR1A58992 : OMW 8.10 リモート コンソールの EXSPI OV トポロジ ビューア ツールに関するドキュメントがない。

17. QCCR1A24402 : EXSPI-8.X Information Store Db で間違ったパフォーマンス カウンタ "database" を使用している。

18. QCCR1A24440 : Exchange SPI トラッキング収集が機能しない。

既知の問題、制限事項、および回避策

このリリースの Microsoft Exchange SPI には、以下の問題および制限事項があります。

(1) 制限事項： HP Operations Topology Viewer ツール

• Exchange データの収集に長時間かかる。[フォレストの追加] ダイアログに [詳細な Exchange データを収集する] チェックボックスがあります。資格情報に Exchange サーバーの WMI Control Security プロパティへのアクセス権限がない場合、トポロジ ビューアからのサーバーのメンバーシップ情報の要求が拒否されます。このセキュリティは、AD ユーザーやコンピュータ アカウントに付与された権限とは別のものです。拒否されると、ネットワーク設定に依存しますが WMI 内でのタイムアウトに時間がかかります(サーバーごとに 2 分かかる場合もあります)。要求はフォレスト内の各サーバーに対して実施されるので、このプロセスがデータ収集を遅くする可能性があります。メンバーシップ データへのアクセスを拒否されたかどうかを確認するには、ログファイル OVTV_OvTVExCollectorErrorLog.txt をご覧ください。警告メッセージの解釈や、Exchange データの収集に必要な WMI アクセス権限に関する詳細は、『Microsoft Exchange SPI 設定ガイド』の指示を参照してください。
• Exchange データ収集が遅くなったり失敗する別の原因:
  1. データ収集に必要なアクセス権限がありません。OVTV_OvTVExCollectorErrorLog.txt ファイルをチェックし、接続失敗の警告を受け取っていないかを確認してください。
  2. 数百台のサーバーのある環境や、LAN や WAN を介しての接続では、プロセスに時間がかかる可能性があります。
  3. ネットワーク自体に問題があることも考えられます。
• 接続オブジェクト エラーが、Operations トポロジ ビューア ツリーに表示されない。 Operations トポロジ ビューアが接続オブジェクト エラーをツリーに表示しません。
• Operations トポロジ ビューアが、正常に動作していない Microsoft Exchange Windows クラスタの Exchange データを収集中に応答しなくなる。WMI が 正常に動作していない Microsoft Exchange Windows クラスタの Exchange サーバーに対してクエリを行なうと、Operations トポロジ ビューアは応答しなくなり、タイムアウトもしません。

原因: トポロジ ビューアは、Exchange データの収集試行中にブロックされていますが、Windows クラスタが正常に動作していないため完了できず、75% 完了時点で応答を停止します。

回避策： [フォレストの追加] ダイアログで、[詳細な Exchange データを収集する] を選択しないでください。

(2) 制限事項： SPI のアップグレード中に 'Policy ID' エラーが発生する

HPOM 8.10 サーバーで SPI をバージョン 13.00 にアップグレード中に、HPOM メッセージ ブラウザに約 81 個の警告メッセージが送信され、旧バージョンのポリシーと新バージョンのポリシーとが同じ ID であることが示されます。

回避策： Microsoft Exchange SPI をこのバージョンにアップグレードした後、これらのメッセージを無視してください。

(3) 制限事項： Microsoft Exchange SPI のメトリックには、HP Performance Agent クラスに保存可能な値に上限がある

次の表では、Microsoft Exchange SPI のメトリックの一覧を、HP Performance Agent Class に保存可能な最大値と共に示します。

表 1　2147483647 までの最大値を保存できるメトリック

表 2　21474836.47 までの最大値を保存できるメトリック

表 3　2147483.647 までの最大値を保存できるメトリック

回避策：なし

(4) 制限事項： レコード内で Microsoft Exchange SPI のメトリックのいずれかが制限値を超える場合 (上記の表に記載の通り)、レコード全体が Microsoft Exchange SPI HP Performance Agent クラスに記録されない
たとえば、記録される予定のレコードが "Mementos1~1098~Failure~6723419876540987654~1.5~True" である場合、第 4 メトリックが制限値を超えるため、このレコード全体が Microsoft Exchange SPI HP Performance Agent Class に記録されません。

回避策：なし

(5) 制限事項： EXSPI 設定ユーティリティが、最新バージョンの EXSPI-8X SPIMetaData Versioning ポリシーしかロードできない。旧バージョンのポリシーをロードできない

回避策：なし

(6) 制限事項： EXSPI-8X SPIMetaData Versioning ポリシーは、HP Operations Manager for Windows リモート コンソールから EXSPI 設定ユーティリティによってロードおよび変更できない

回避策： EXSPI 設定ユーティリティからローカル SPIMetaData.xml ファイルを使用し、HP Operations Manager for Windows リモート コンソール上で Microsoft Exchange SPI 収集を変更します。EXSPI-8X SPIMetaData Versioning ポリシーを変更済みコンテンツで更新し、そのポリシーをすべての管理対象ノードに再配布します。

ドキュメントの誤記と訂正

以下は、ドキュメントの誤記と訂正です。

『HP Operations Smart Plug-in for Microsoft Exchange Server インストールおよび設定ガイド』 - 「Microsoft Exchange SPI のインストールとアップグレードの Microsoft Exchange SPI をインストールするための前提条件」 -

Windows Server 2008 - x64 の Microsoft Exchange Server 2007 管理対象ノードすべてに対して、以下の場所で利用可能なホットフィックスをインストールします。

http://quixy.deu.hp.com/hotfix/d.php?P=ovoagent&N=QCCR1A97866_+Not+able+to+start+a+binary+with+embedded+manifest+using+tool&V=A.08.60  

各国語のサポート

Microsoft Exchange SPI は、日本語 (ja) で利用できます。

日本語版の Microsoft Exchange SPI は、次のどちらとも互換性があります。

• 英語版 HP Operations エージェント
• 英語版オペレーティング システム

サポート

HP ソフトウェア サポート オンラインを参照してください。

HP が提供する製品、サービス、サポートに関する詳細情報をご覧いただけます。

HP ソフトウェア サポート オンラインではセルフソルブ機能を提供しています。お客様の業務の管理に必要な対話型の技術支援ツールに素早く効率的にアクセスいただけます。
サイトのサポート範囲は、次のとおりです。

• マニュアル類の検索
• サポート ケースの登録と進捗状況のトラッキング
• 機能拡張要求のオンラインでの送信
• ソフトウェア パッチのダウンロード
• サポート契約の管理
• HP サポートの連絡先の検索
• 利用可能なサービスの確認
• フォーラムへの参加
• ソフトウェアトレーニングの確認と登録

HP Operations Manager、アプリケーション サーバー、HP Performance Agent、HP Performance Manager、および HP Reporter のサポート対象バージョンについては、HP サポート マトリクス(SUMA) リンクを参照してください。

HP パスポートID を登録するには、HP パスポート登録 にアクセスしてください。

ご注意

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機密性のあるコンピュータ ソフトウェアです。これらを所有、使用、または複製するには、HPからの有効な使用許諾が必要です。商用コンピュータ ソフトウェア、コンピュータ ソフトウェアに関する文書類、および商用アイテムの技術データは、FAR12.211および12.212の規定に従い、ベンダーの標準商用ライセンスに基づいて米国政府に使用許諾が付与されます。

HP製品、またはサービスの保証は、当該製品、およびサービスに付随する明示的な保証文によってのみ規定されるものとします。 ここでの記載で追加保証を意図するものは一切ありません。 ここに含まれる技術的、編集上の誤り、または欠如について、HPはいかなる責任も負いません。

ここに記載する情報は、予告なしに変更されることがあります。

Microsoft Exchange SPI はオープン ソースまたはサード パーティ製のコンポーネントを使用していません。

Microsoft® および Windows® は、米国における Microsoft Corporation の登録商標です。