この文書では、HP Service Health Reporter (SHR) での変更点についての概要を説明します。 マニュアルやオンラインヘルプには含まれていない重要な情報が記載されています。
このバージョンの新機能Red Hat Enterprise Linux Server バージョン5.5、6.0および6.2 をサポートするようになりました。Linuxでサポートされる、SHRのインストールのモードは次のとおりです。
『HP Service Health Reporterインストールおよび設定ガイド』には、Linuxで製品をインストールして設定するための手順が記載されています。
SHR 9.20では、コレクタコンポーネントはそれ以外の他のSHRコンポーネントと常に共存していました。 SHR 9.30では、SHRコレクターコンポーネントを別個のシステムにデプロイして、HP Operations Agent / Performance Agent、 Run-time Service Model (RTSM)、 Operations Manager Database(OM DB)、Profile Database、およびその他のデータベースからデータを収集するようにすることができます。
デプロイされたコレクタコンポーネントは、ネットワーク全体にわたるさまざまなデータソースからデータ収集を行うプロセスへのサポートを提供します。 データソースの場所はファイアウォールの内側または外側に位置することになります。 各コレクタコンポーネントによって収集されたデータは、定期的にSHRに送り戻されます。 リモート収集は、収集の負荷を分散することによって、SHRの収集の拡張性を向上させています。
コレクタをリモートでデプロイすることはオプションです。リモートでインストールされているコレクタがない場合、SHRサーバー (ローカルコレクタ付属) が独自にデータをデータソースから収集します。
『HP Service Health Reporterインストールおよび設定ガイド』 には、SHRコレクタをインストールして設定するための手順が記載されています。 『HP Service Health Reporterコンセプトガイド』 には、コレクタについてより詳細な参照資料が記載されています。
SHR管理コンソールとSAP Business Objects InfoViewをセキュリティ確保された環境 (HTTPS) またはセキュリティ確保されていない環境 (HTTP) で実行できます。 標準設定では、これらはセキュリティ確保されていない環境 (HTTP) で実行します。 SHR 9.30で、管理コンソールおよびSAP Business Objects InfoViewコンソールのHTTPS通信の設定を行うことができます。
SHR 9.30はPKIユーザー認証をサポートしています (スマートカードを使用したログオンなど)。 スマートカードはユーザーのIDを検証する証明書を保管しており、セキュリティ確保された環境へのアクセスを許可します。 認証はユーザーのIDを検証するプロセスで、承認は要求されたアクションを実行するためのユーザーの権限を検証するプロセスです。 SHRは認証および承認を行うためにSAP Business Objectsを使用します。 標準設定では、パスワードベースの認証メカニズムが使用されます。 SHRをクライアントの証明書ベースの認証を使用するよう設定することができます。その場合、SHRはスマートカードベースの証明書を検証することによってユーザーのIDの検証を行い、SAP Business Objectsを使用してユーザーを認証します。
セキュリティ確保された接続および証明書ベースの認証を行う方法については、『HP Service Health Reporterインストールおよび設定ガイド』 を参照してください。
Veritas Cluster Server (VCS) 5.1または6.0を使用して、SHRを高可用性環境で設定することができます。 この設定は、2つのノードの両方にインストールされているSHR 9.30との共有ディスクを使用している、2ノードクラスタになります。
高可用性環境でSHRを設定する方法については、『HP Service Health Reporterインストールおよび設定ガイド (高可用性クラスタ環境対応)』を参照してください。
SHR 9.20までは、CODAインターフェイスを使用してSiteScopeサーバーからシステムメトリックが収集されていました。 SHR 9.30は、SiteScopeによってプロファイルデータベースに記録されたデータから、システムおよび仮想化 (VMware) メトリックを追加収集するようになりました。 この機能は、拡張性を向上させ、SHRにおいて他のBSMアプリケーション (BPM、RUM) で使用される収集のメカニズムと連携します。
SysPerf_ETL_SiS_DBおよびVirtualEnvPerf_ETL_VMware_SiteScope ETLコンテンツパッケージは、メディアから入手可能で、デプロイメントマネージャを使用してデプロイできます。
SHR 9.30は、レポート用にSAP Business Objects XI 3.1 Service Pack 5を使用します。
SHRは、バージョン9.20からバージョン9.30へのアップグレードをサポートしています。
アップグレードに関する情報は、『HP Service Health Reporterインストールおよび設定ガイド』のインストール手順に付随する形で記載されています。
SHR 9.30は、どのバージョンのHP Service Health Optimizer (SHO) とも統合されず、また共存しません。
SHO 9.20とSHR 9.20が同じシステムにインストールされている場合、バージョン9.30にアップグレードする前にSHRを別のシステムに再インストールする必要があります。
SHR 9.30にアップグレードする前に以下の手順に従ってください。
1. SHRとSHOが共存するシステムでSHRデータのバックアップを作成します。 詳細については、『HP Service Health Reporter 9.20インストールおよび設定ガイド』の「データベースのバックアップとリカバリ」の章を参照してください。
2. SHR 9.20を別のシステムにインストールします。 詳細については、『HP Service Health Reporter 9.20インストールおよび設定ガイド』を参照してください。
3. バックアップしたSHRデータをSHRをインストールした(手順2)システムに復元します。 詳細については、『HP Service Health Reporter 9.20インストールおよび設定ガイド』の「データベースのバックアップとリカバリ」の章を参照してください。
4. 新規にインストールしたSHRインスタンスをバージョン9.30にアップグレードします。 詳細については、『HP Service Health Reporter 9.30インストールおよび設定ガイド』の「SHRのアップグレード」の章を参照してください。
5. SHO 9.20をインストールしたサーバーからSHR 9.20の古いインスタンスを削除します。
仮想アプライアンスのHP Operations Agentは、エージェントの簡単なデプロイメント用のメカニズムを提供することによってVMwareインフラストラクチャの監視を簡素化します。 プリインストールされたエージェントは、いったん設定されると、異なる複数のvCenterサーバーからパフォーマンスデータの収集が可能になります。
SHR 9.30のVirtualEnvPerf_ETL_VMWare_PerformanceAgent ETLコンテンツは、OMデプロイメントのシナリオにおいて、このアプライアンスとの統合を可能にします。 RtSMデプロイメントのシナリオでは、システム管理コンテンツ上のSHRビューをBSM内でデプロイする必要があります。その手順の詳細は、『HP Service Health Reporterインストールおよび設定ガイド』に記載されています。
SHRには、次のライセンスがあります。
SHRをインストールするための要件および方法は、『インストールおよび設定ガイド』に記載されています。
サポートされるハードウェアプラットフォーム、オペレーティングシステム、その他の製品のリストについては、サポート一覧表を参照してください。
このリリースでは、特定の問題を解決するのに役立つ回避策および制限が記載されています。 既知の問題および制限の更新リストを確認するには、HP Software 製品マニュアルwebサイトにあるリリースノートをご覧ください。
| 問題 |
次のSHRのレポートでは、HP Operations Agentが対応するメトリックについてデータを収集しないため、空白の列が表示されます。
この問題に対する回避策はありません。 |
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問題
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Microsoft Exchange Server可用性レポートでは、複数の役割に設定されたMicrosoft Exchange Serverに対して誤った値が表示されます。 これは、可用性メトリックが、サーバーの代わりに役割ごとに記録される、Microsoft Exchange Server 2010で発生します。 この問題に対する回避策はありません。 |
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問題
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SHRは、HP Operations Managerが同一のノードについて短縮名のものと完全修飾DNS名のものとを2回検出した場合に、同一のMicrosoft SQL Serverノードを異なる2つのノードとみなします。 これにより、SHRデータハウスのディメンションテーブルの同じSQL Serverノードについて、2つの異なるエントリが存在する状況が生じます。いずれにしても、ファクトが関連付けられるのは、それらの1つだけです。 このため、レポートではディメンションの両方ではなく、いずれか1つについてのデータのみが確認されることになります。 この問題に対する回避策はありません。 |
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問題
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IBM WebSphereレポートでは、JDBC名の選択プロンプトがJDBCプール名とともにスレッドプール名を返します。 この問題は、IBM WebSphere SPIによって、スレッドプール名がJDBCConnPoolWaitTimeメトリックのJDBCプール名の代わりに記録されるために発生します。 この問題に対する回避策はありません。 |
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問題
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Microsoft Active Directory DC-GC Replication Delayレポートで示されるデータは正確ではありません。 これは、複数のレコードがMicrosoft Active Directory SPIによって、与えられたタイムスタンプに記録されることが原因です。 この問題に対する回避策はありません。 |
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問題
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SHRの仮想化についてのレポートに、空白の列が示されます。これは、HP SiteScopeによってBSMプロファイルデータベースに記録されたデータ内の該当するメトリックが利用不可であることが原因です。 この問題に対する回避策はありません。 |
データベースの監視: [過去7日間]ラジオボタンを選択した後、[過去1日]を選択すると、データベースの可用性グラフが表示されません。 データベース領域使用率 (占有の詳細) は表示されません。
コンテンツ: テーブルの選択時に占有の詳細グラフが表示されません。
この項では、今回のリリースで対処された問題を列挙します。 各不具合の参照番号はQuality Center Change Request (QCCR) 番号になります。 保留状態の問題やエンハンスメント要求の詳細については、HP ソフトウェアサポートオンラインにアクセスするかHPサポート担当者に直接お問い合わせください。
| QCCR1A157204: SiteScopeの監視対象ノードのパフォーマンスメトリックはレポートには示されません。 ノードがレポートプロンプトに現れていて、それがデータプロバイダによってクエリ処理されたことが示されますが、グラフと表は空白の状態です。 |
| QCCR1A145086: "Error while Decrypting Password, no string is specified." |
| QCCR1A155303: PostgreSQLの接続に問題があるため、データ収集が停止します。 |
| QCCR1A156302: SHRのタイムゾーンがローカルタイムゾーンのアブダビ、マスカット (UTC+04:00) に設定されているにも関わらず、AgentのタイムスタンプがGMTで提供されています。 |
| QCCR1A157205: 可用性の計算が正しくありません。可用性のロギングがSiteScopeで5分間以外の場合、正常に機能しません。 |
| QCCR1A157830: (アポストロフィのような) 特殊文字を処理するためのDB収集モジュール。 |
| QCCR1A157832: OMiの処理「OMI_EVENT_ASSIGNBYUSERGROUP_HOURLY」は、バッチに含まれる行が200万を超えるときに失敗します。 |
| QCCR1A158725: BPM、RUM、SH & SMコンテンツパックのUIおよび操作性の問題に対するレポートの変更。 |
| QCCR1A158797: adminUIに対する、BOロールベースのログインアクセス制限。 |
| QCCR1A159122: Exchange serverからのシステムレポートに対するクロス起動がリストに表示されません。 |
| QCCR1A159144: さまざまなExchangeレポートにおける問題。 |
| QCCR1A159180: failed_to_stageフォルダ内のRUM_0_RUM_BRO_LINKSxxx.csvファイル。 |
| QCCR1A159447: プロファイルDBクエリのパフォーマンスの問題 - "Where句"。 |
ドキュメントセットの完全版は、HP Software 製品マニュアルWebサイトでご利用できます。 HP Passportアカウントを使用してこのサイトにアクセスするか、新しいHP Passport IDを登録します。 「Service Health Reporter」製品、製品バージョン「9.30」を選択し、ご使用のオペレーティングシステムを選択します。 検索結果からドキュメントリストを開き、ドキュメントの該当バージョンのリンクをクリックします。
PDF形式 (*.pdf) のファイルを表示するには、Adobe Readerをインストールしている必要があります。 Adobe Readerをダウンロードするには、AdobeのWebサイトにアクセスしてください。
これらのガイドは、SHR 9.30のメディアでは利用できません。 HP Software 製品マニュアルWebサイトでのみ、利用可能です。
SHRは、異なるHPソフトウェア製品と統合します。 サポートされる製品、バージョン、パッチの詳細リストについては、サポート一覧表を参照してください。
このWebサイトでは、連絡先情報や、HPソフトウェアが提供する製品、サービスおよびサポートの詳細を提供しています。 詳細については、HPソフトウェアのサポートWebサイト HPソフトウェアのオンラインサポート
HPソフトウェアのオンラインサポートでは、セルフソルブ機能を提供しています。 ビジネス管理に必要な対話型技術サポートツールにアクセスするための迅速かつ効率的な方法を提供します。 弊社サポートの大切なお客様として、サポートWebサイトを使用して次のことが行えます。
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