QuickTest Professional 9.5 最初にお読みください
ソフトウェアのバージョン : 9.5
発行日 : 2008 年 3 月(英語版)
このファイルには,QuickTest Professional バージョン 9.5 に関する以下の情報が含まれています。
QuickTest Professional の詳細については,QuickTest Professional の[ヘルプ]メニューからアクセスできるドキュメントを参照してください。
注: この『最初にお読みください』の情報の多くは,折りたたまれたドロップダウン・セクションに記載されています。 これらのセクションの内容を読むには,そのセクションを展開してください。
重要: QuickTest Professional 9.5 で変更を行ったテストは,以前のバージョンで開くことはできません。 ホットフィックスを適用することにより,QuickTest Professional 9.5 で保存されたテストを,QuickTest Professional 9.2 で開けるようになります。
ドキュメント
この『最初にお読みください』の先頭には,以下の識別情報があります。
最新の更新情報の確認や,最新版を使用しているかどうかの確認を行うには,http://h50146.www5.hp.com/doc/manual/openview/ を参照します。
注: PDF 形式(*.pdf)形式のファイルを表示するには,ご使用のシステムに Adobe Reader がインストールされている必要があります。 Adobe Reader をダウンロードするには,www.adobe.com/jp にアクセスしてください。
QuickTest Professional の詳細については,以下を参照してください。
- インストールに関する重要情報およびインストールの詳しい手順については,『HP QuickTest Professional インストール・ガイド』を参照してください。 『HP QuickTest Professional インストール・ガイド』は,DVD のルート・フォルダに PDF 形式で格納されています。 このファイルは,QuickTest のインストール後は,<QuickTest Professional>¥help フォルダにも格納されています。
- QuickTest Professional を初めて使用する場合は,『QuickTest Professional チュートリアル』([ヘルプ]>[QuickTest Professional チュートリアル])を使って,最もよく使用する機能で作業を行う方法を学習できます。
- 新情報に関するヘルプ([ヘルプ]>[新情報])は,QuickTest Professional の本バージョンの新機能とサポートされる環境に関する情報を提供します。
- QuickTest Professional の詳細な情報については,『HP QuickTest Professional ユーザーズ・ガイド』と『HP QuickTest Professional Object Model Reference』(英語版)を参照してください。 これらのドキュメントでは索引とテキスト検索機能が利用可能であり,『VBScript Referecne』(英語版)も参照することができます。アクセスするには,[ヘルプ]メニューで,[ヘルプ]>[QuickTest Professional のヘルプ]をクリックします。 『HP QuickTest Professional ユーザーズ・ガイド』は,<QuickTest Professional のインストール先>¥help フォルダにも PDF 形式で格納されています。
- 『QuickTest Professional Automation Object Model Reference』(英語版)は,[スタート]メニューのプログラム・フォルダ内の[QuickTest Professional],および[ヘルプ]メニュー([ヘルプ]>[QuickTest Professional ヘルプ]>[QuickTest Advanced References]>[QuickTest Automation])から利用可能です。 このリファレンスには,自動オブジェクト,メソッドとプロパティの構文,詳細な情報,および例が記載されています。 また,QuickTest の自動スクリプトを記述するときに役立つ詳しい概要も含まれます。
QuickTest Professional 9.5 の新情報
QuickTest Professional 9.5 では,テストとコンポーネントのデザインや保守をより簡単かつ迅速に行える,さまざまな新機能が提供されます。 新機能には次のものが含まれます。
- QuickTest の一括インストール
- 新しい QuickTest IDE 表示枠
- プロセス・ガイダンス
- メンテナンス実行モード
- オブジェクト・リポジトリ内でのチェックポイントおよび出力オブジェクト
- QuickTest での PowerBuilder アプリケーションのテスト
- ユーザ定義 Web オブジェクトに対する QuickTest Web サポートの拡張
- Business Process Testing for SAP Application での SAP のテストの高速化(日本での販売予定は未定です)
- ビジネス・コンポーネントに対するチェックポイントおよび出力値ステップのサポート
- ビットマップ・チェックポイント用の許容範囲値
- オブジェクト・リポジトリからのオブジェクトのドラッグ・アンド・ドロップ
- エクスポート後の共有オブジェクトによるローカル・オブジェクトの置き換え
- 新たなオペレーティング・システムと環境のサポート
詳細については,QuickTest Professional の新情報のヘルプを参照してください([ヘルプ]>[QuickTest Professional ヘルプ]を選択)。
システム要件
重要: このセクションに示す情報は,本リリース時における正しい情報です。 サポートされるシステム構成の最新情報については,http://www.hp.com/go/QTP_SysReq ページを参照してください。
QuickTest Professional を正常にインストールして実行するための最小限のシステム要件は次のとおりです。
注: パフォーマンスは最小システム構成に合わせては最適化されません。 最適なパフォーマンスを得るためには,少なくとも推奨レベルを使用してシステムを設定する必要があります。
アドイン固有のシステム要件
上記のシステム要件に加えて,いくつかの QuickTest Professional アドインには追加要件があります。
WPF: WPF コントロールに基づいたオブジェクトを使用するためには,WPF アプリケーションの実行に必要なすべての要件をシステムが満たしていなければなりません。 Siebel: QuickTest Professional ActiveX アドインがインストールされている必要があります。
サポート対象アドイン
QuickTest Professional 9.5 で用意されている QuickTest アドインは,すべてインストールして使用することができます。
PeopleSoft Add-in,Stingray Add-in および Visual Age Smalltalk Add-in は,日本では現在販売およびサポートされていません。
サポート対象環境およびプログラム
QuickTest Professional は Unicode に対応しており,Unicode 2.0,UTF-8,UTF-16 をサポートしています。
HP アプリケーション »
QuickTest Professional は,次の HP アプリケーションとの連携をサポートしています。
QuickTest Professional は,以下に示す環境およびプログラムで使用されるテストまたはコンポーネントの作成,記録,および実行をサポートします。 リンクをクリックすると,各カテゴリでサポートされているプログラムとバージョンを参照できます。
仮想化技術 »
Microsoft Office »
Microsoft Excel
QuickTest Professional で Microsoft Excel ファイルを使用する場合(たとえばデータ・テーブルからデータをインポートまたはエクスポートする場合),Microsoft Excel 2002,2003,XP,および 2007 で作業できます。
Microsoft Query
QuickTest Professional で Microsoft Query を使用する場合(たとえばデータベース・チェックポイントなどに),Microsoft Query 2002,2003,XP,および 2007 で作業できます。
ActiveX »
QuickTest Professional は,ActiveX アドインがロードされたときに,以下のテストの作成と実行をサポートします。
グリッド・コントロール
ActiveX プロパティとメソッドの基本サポート以外に,QuickTest Professional は以下の ActiveX グリッド・コントロールのコンテキスト・センシティブ記録と検証をサポートします。
カレンダ・コントロール
ActiveX プロパティとメソッドの組み込みサポート以外に,QuickTest Professional は以下の ActiveX カレンダ・コントロールのコンテキスト・センシティブ記録と検証をサポートします。
名前 progID Microsoft Date and Time Picker Control 6.0(SP4) MSComCtl2.DTPicker.2 Microsoft MonthView Control 6.0(SP4) MSComCtl2.MonthView.2
Java アプリケーション »
QuickTest Professional Java アドインは,Java アドインがロードされたときに,以下のテストの作成と実行をサポートします。
タイプ 環境 Java ツールキット Java 実行環境
.NET アプリケーション »
QuickTest Professional .NET アドインは,.NET アドインがロードされたときに,以下のテストの作成と実行をサポートします。
.NET Framework
QuickTest Professional NET アドインは,.NET Framework 1.1,2.0,3.0,および 3.5 をサポートします。
WPF コントロール
QuickTest Professional .NET アドインは,アプリケーションの作成に使われた言語(VisualBasic.NET,C# など)に関係なく,System.Windows.Controls.Control クラスから直接的または間接的に継承された WPF コントロールをサポートします。また,System.Windows.Controls.Control クラスから継承されて,WPF アドインがロードされたときにオートメーション・インタフェースを実装するサードパーティの WPF コントロールもサポートします。
WPF アプリケーションに対してサポートされるコントロールのタイプの一覧を以下に示します。
.NET Windows フォーム
QuickTest Professional .NET アドインは,以下をサポートしています。
.NET Windows フォーム・アプリケーションに対してサポートされるコントロールのタイプの一覧を以下に示します。
前述のコントロールのほかに,さまざまな Infragistics .NET Windows フォーム・コントロールに対応するカスタム QuickTest Professional サポートが Infragistics TestAdvantage から提供されています。 詳細については,http://www.infragistics.com/dotnet/testadvantageoverview.aspx#Overview を参照してください。
ヒント: アプリケーションのオブジェクトの完全なタイプ名を表示するには,オブジェクト・スパイで SwfTypeName テスト・オブジェクト・プロパティを表示します。
また,次の構文を使ってステートメントを実行することにより,選択したオブジェクトの基本タイプのリストを表示することもできます。
MsgBox SwfTestObj(descr).GetROProperty("SwfTypeNames")
SwfTestObj(descr) は,チェックの対象にするテスト・オブジェクトです。
このステートメントを実行するとメッセージ・ボックスが開き,リストの一番上に実際のクラスが表示され,その下に基本クラスが表示されます。.NET Web フォーム
QuickTest Professional .NET アドインは,一般的な .NET Web フォーム・コントロールのほとんどを使用したテストの作成と実行をサポートします。
.NET Web フォーム・アプリケーションに対してサポートされるコントロールのタイプの一覧を以下に示します。
Oracle アプリケーション »
QuickTest Professional Oracle アドインは,Oracle アドインがロードされて以下がインストールされた場合に,以下に対するテストの作成と実行をサポートします。
ツールキット
環境
PeopleSoft アプリケーション »
QuickTest Professional PeopleSoft アドインは,PeopleSoft アドインがロードされたときに,PeopleTools 8.4X(8.40,8.41,8.42,8.43,8.44,8.45,8.46)を使用する PeopleSoft アプリケーション 8.X(8.0,8.4,8.8,8.9,9.0)に対するテストの作成と実行をサポートします。
PowerBuilder アプリケーション »
QuickTest Professional PowerBuilder アドインは,PowerBuilder アドインがロードされたときに,PowerBuilder アプリケーション 9.5,10,10.5,および 11 に対するテストの作成と実行をサポートします。
SAP アプリケーション »
QuickTest Professional Add-in for SAP Solutions は,Add-in for SAP Solutions がロードされたときに以下に対するテストの作成と実行をサポートします。
SAP Gui for Windows
QuickTest Professional Add-in for SAP solutions は,少なくとも以下を使って作成された SAP Windows オブジェクトのテストをサポートします。
サーバのバージョン要件やその他の構成要件の詳細については,『HP QuickTest Professional アドイン・ガイド』を参照してください。
注: QTP 9.5 では eCATT はサポートされません。 eCATT をサポートするためのホットフィックスが提供される予定です。
Web ベースの SAP
QuickTest Professional Add-in for SAP solutions は,以下のバージョンのWeb ベース SAP アプリケーションに対するテストをサポートします。
- SAP Gui for HTML(ITS)6.10
- SAP Gui for HTML(ITS)6.20(パッチ・レベル 12 または 13)
- SAP Enterprise Portal 6.0
- SAP Enterprise Portal 7.0
- SAP Interactive Center WebClient 1.0
注: 前述のサポート環境で示されているパッチ・レベルは,QuickTest Professional Add-in for SAP Solutions に対する最低限のサポート・レベルです。 以降のパッチ・レベルもサポートされる可能性があります。 より新しいパッチを使用している SAP アプリケーションをテストする場合は,HP カスタマー・サポートに問い合わせて,QuickTest Professional Add-in for SAP Solutions がそのパッチのバージョンと互換性があるかどうか確認してください。
Add-in for SAP solutions とほかのテスト環境との統合
Siebel アプリケーション »
QuickTest Professional Siebel アドインは,以下のバージョンの Siebel eBusiness アプリケーションに対して,テストおよびコンポーネントの記録と実行をサポートします。
標準 Windows アプリケーション »
QuickTest Professional は,Win32 API および MFC に基づいたアプリケーションに対するテストをサポートしています。 64 ビット・アプリケーションに対するテストはサポートしていません。
Stingray アプリケーション »
QuickTest は,QuickTest Professional Stingray アドインで以下の環境をサポートします。
- Stingray Objective Grid と Stingray Objective Toolkit のバージョンの組み合わせ(Unicode または非 Unicode:QuickTest は同一アプリケーション内で Unicode と非 Unicode の両方はサポートしません)
- Amdocs ClarifyCRM(Stingray Grid オブジェクトを含む),バージョン 10.0 〜 12.1
ターミナル・エミュレータ・アプリケーション »
QuickTest Professional ターミナル・エミュレータ・アドインは,以下のターミナル・エミュレータ・アプリケーションに対するテストの組み込みサポートを備えています。
上記のエミュレータのより新しいバージョンを使用している場合や,使用しているエミュレータのバージョンが上記のものとマイナー・バージョン番号だけが異なっている場合には,ターミナル・エミュレータ設定ウィザードで最も近い事前設定済みのバージョンを選択してください。 QuickTest Professional ターミナル・エミュレータ・アドインは,そのエミュレータに対しても正しく動作するはずです。
QuickTest Professional ターミナル・エミュレータ・アドインは,前述以外のターミナル・エミュレータのほとんどに対しても使用できます。 ターミナル・エミュレータ設定ウィザードを使うことにより,必要とする正確な構成設定を定義できます。
詳細については,『HP QuickTest Professional アドイン・ガイド』を参照してください。
Visual Age Smalltalk アプリケーション »
QuickTest Professional VisualAge Smalltalk アドインは,以下の VisualAge Smalltalk 6.0.2 ウィジェット・クラスのテストをサポートします。
注: QuickTest Professional VisualAge Smalltalk アドインは,VisualAge Smalltalk バージョン 6.0.2 に対してはテスト済みであり,以前はこのバージョンをサポートしていました。しかし,QuickTest Professional VisualAge Smalltalk アドインを VisualAge Smalltalk のバージョン 4.2 以降に対して使用することもできます。
Visual Basic アプリケーション »
QuickTest Professional は,Visual Basic 6.0 アプリケーションに対するテストをサポートします。
注: Visual Basic .NET アプリケーションは,QuickTest Professional .NET アドインによってサポートされます。
Web ブラウザ »
以下のブラウザの各バージョンを使って,テストとコンポーネントの作成および実行を行うことができます。
Web サービス »
QuickTest Professional Web Services アドインは,以下のツールキット,環境,およびプログラムをサポートします。
ツールキット
その他の環境とアプリケーション
参考情報
一般 - 参考情報 »
- QuickTest Professional をインストールするには,管理者権限を持つユーザとしてログオンする必要があります。
- QuickTest Professional 9.5 にアップグレードする場合は,まず前バージョンの QuickTest Professional と Quality Center アドイン(インストールされている場合)をアンインストールする必要があります。
- Save and Restore Settings ユーティリティを使用して,QuickTest の古いバージョンをアンインストールする前に,既存のカスタマイズ設定,レジストリ・キー,およびテストを保存し,新しいバージョンのインストール後に復元することができます。
これは,設定をやり直す必要がないことを意味します。 Save and Restore Settings ユーティリティは,拡張 .xml ファイルに手動で加えたカスタマイズを保存する場合に特に便利です。
詳細については,以下の手順で Save and Restore Settings ユーティリティを開き,[Help]ボタンをクリックしてください。
既存の設定とテストを保存するには,次の手順を実行します。
以前のバージョンの QuickTest をアンインストールするには,次の手順を実行します。
Windows のコントロール・パネル([スタート]メニューからアクセスできます)で[プログラムの追加と削除]オプションを使用します。
保存された設定とテストを復元するには,次の手順を実行します。
- QuickTest Professional 9.5 をインストールした後,[スタート]>[プログラム]>[QuickTest Professional]>[Tools]>[Save and Restore Settings]の順に選択します。 [Save and Restore Settings]ダイアログ・ボックスが開きます。
- [Restore settings from]ラジオ・ボタン・オプションを選択し,QuickTest Professional のカスタマイズ設定,レジストリ・キー,およびテストが保存された場所と zip ファイル名を入力します。
- [OK]をクリックして設定とテストを復元します。
- QuickTest Professional のデバッグ機能を使用するには,Microsoft Script Debugger をインストールする必要があります。 Script Debugger は,次のようにインストールします。
- QuickTest Professional のセットアップ後
- [プログラムの追加と削除]の[Windows コンポーネントの追加と削除]オプションを使用
- QuickTest Professional のプログラム・フォルダからアクセスできるインストールの追加要件ツールを使用([スタート]>[プログラム]>[QuickTest Professional]>[Tools]>[Additional Installation Requirements])
- Microsoft の次のサイトからダウンロード: http://www.microsoft.com/downloads/details.aspx?familyid=E606E71F-BA7F-471E-A57D-F2216D81EC3D&displaylang=ja。
- コンカレント・ライセンスを QuickTest Professional 9.5 で使用する場合は,HP(Mercury)Funcitonal Testing Concurrent Lincense Server のバージョン 9.0 以降をインストールする必要があります。 QuickTest Professional 9.5 は,それ以前のバージョンのHP Funcitonal Testing Concurrent Lincense Serverと互換性がありません。
- 特定の種類に属する全オブジェクトについて,アプリケーション内のオブジェクト・プロパティの値が動的に生成される場合,プロパティ・パターン設定ファイルを作成して,QuickTest Professional でオブジェクトのプロパティを正規表現として自動的に記録できます。 プロパティ・パターン機能の使用法の詳細については,PropPattern.htm を参照してください(<QuickTest Professional のインストール先>¥help にあります)。
Java - 参考情報 »
.NET - 参考情報 »
Microsoft .NET Framework 1.0 を使用するアプリケーションのテスト
1 つのアプリケーションで,それぞれ異なるバージョンの Microsoft .NET Framework に基づいて作成されたコンポーネントが使用される場合があります。 CLR バージョン 1.1 以降での標準の動作は,フレームワーク・アセンブリの使用を統合するというものです。 アプリケーションに関連付けられる実行時バージョンによって,アプリケーションとそのすべてのコンポーネントがどのバージョンの Microsoft .NET Framework アセンブリを使用するかが決まります。 たとえば,アプリケーションがバージョン 1.1 の Microsoft .NET Framework と関連付けられていて,System.Data アセンブリを使用する場合には,バージョン 1.1 の System.Data アセンブリがロードされて,そのアプリケーションが使用するすべてのコンポーネントの間で共有されます。 いずれかのアプリケーション・コンポーネントがバージョン 1.0 の System.Data アセンブリを参照している場合,その参照は実行時にバージョン 1.1 を参照するように上位変換されます。
Microsoft .NET Framework 1.0 は,標準設定では統合を実行しません。 したがって,それぞれ異なるバージョンの Microsoft .NET フレームワークを使って作成されたコンポーネントを使用するアプリケーションは,実行時に同じアセンブリの異なるバージョンをロードすることがあります。
NET Framework 1.0 を使用するアプリケーションをテストする場合は,以下で説明しているように,マシン・レベルでフレームワーク・アセンブリのバインディング・リダイレクトを適用する必要があります(バージョン 1.0 の場合のみ)。 必要な設定変更を行わずに .NET Framework 1.0 に基づいたアプリケーションをテストすると,予期しない結果が生じる場合があります。
.NET アドインをインストールした後で Microsoft .NET Framework 1.0 の設定を手動で更新するには,次の手順を実行します。
- 管理者権限を持つアカウントでコンピュータにログインします。
- コマンド・プロンプトを開きます([スタート]>[プログラム]>[アクセサリ]>[コマンド プロンプト])。
- cd /d <QuickTest Professional のインストール・パス>¥bin と入力して Enter キーを押し,QuickTest Professional の bin フォルダへのパスを変更します。
- NetUpdateConfig /config と入力して Enter キーを押します。
このコマンドは,Microsoft .NET Framework 1.0 のインストール・フォルダの下にある machine.config ファイルに必要な変更を加えます。 元のファイルは machine.config.bak として保存されます。
詳細については,http://msdn2.microsoft.com/en-us/library/db7849ey(vs.71).aspx を参照してください。
Oracle - 参考情報 »
テスト・オブジェクトの記述に Name 属性を使用する方法の詳細については,『HP QuickTest Professional アドイン・ガイド』を参照してください。
PeopleSoft - 参考情報 »
SAP - 参考情報 »
- SAP Gui for Windows アプリケーションに対するテスト機能を拡張する関数ライブラリが,<QuickTest のインストール・フォルダ>¥dat¥BPT Resources にあります。 この関数ライブラリ・ファイルの名前はSAP.txtです。 ビジネス・プロセス・テストでこの関数ライブラリを使用するには,そのファイルを該当の Quality Center プロジェクトに対する添付ファイルとしてアップロードします。 SAP.txt 関数ライブラリの詳細については,『HP QuickTest Professional アドイン・ガイド』を参照してください。ビジネス・プロセス・テストの詳細については,『HP Business Process Testing ユーザーズ・ガイド』を参照してください。
- [記録と実行環境設定]ダイアログ・ボックスの[Windows Applications]タブで[次のみを対象として記録して実行する]を選択し,Windows アプリケーションのリストが空であることを確認してください。 これらの設定をしておけば,テストに直接関係のない Windows アプリケーション(電子メールなど)での操作をセッションの記録中に誤って記録してしまうことを防ぎ,SAP アプリケーションに対するテストの記録や実行を行うときに QuickTest が不要なアプリケーションを開くことを防ぎます。
SAP GUI for Windows アプリケーションのテスト
SAP Gui for Windows アプリケーションをテストするときには,以下のヒントとガイドラインに注意してください。
- SAP Gui for Windows アプリケーションのテストは,SAP Gui scripting API を使って実行されます。 この API は,特定の環境でサポートされます。 詳細については,www.sap.com を参照してください。
- SAP Gui for Windows アプリケーションに対するテストの設計を始める前に,以下の点を含め,SAP サーバおよびクライアントが適切に設定されていることを確認してください。
- QuickTest が記録するステップは,SAP Scripting API によって送信されたイベントに基づいています。 したがって,QuickTest ではユーザが実行した個々の操作のステップを記録しますが,記録したステップがテストに追加されるのは QuickTest に API イベントが送信されたとき(SAP サーバに情報が送信されたとき)だけです。 また,実行した操作に直接対応しないステップがテストやコンポーネントに見つかったり,実行した 1 つの操作が複数のステップとして表示されたりする場合もあります。 SAP Scripting API イベントの詳細については,SAP のマニュアルを参照してください。
- SAPGuiSession テスト・オブジェクトには,現在のセッションに関する情報が含まれています。 テスト内で SAPGuiSession テスト・オブジェクト上にチェックポイントを作成すると,ステータス・バーに表示されるすべての情報(システム名,システム番号,現在のトランザクション,ユーザ名など)をチェックできます。
Web ベースの SAP アプリケーションのテスト
Siebel - 参考情報 »
サポートされるすべての Siebel バージョンに関する情報
このセクションの情報は,Siebel アドイン全般に該当します(すべての Siebel バージョンについて)。
- パフォーマンスを最適化するために,Siebel アプリケーションをテストするときには Siebel アドインだけをロードすることを強くお勧めします。 Siebel アドインを使用するために QuickTest Professional Web アドインをロードする必要はありません。 QuickTest Professional をインストールした直後に Siebel アドインをインストールすると,初めて QuickTest Professional を開いたときに,[アドイン マネージャ]ダイアログ・ボックスで Siebel アドイン以外のアドインがすべて自動的に選択解除されます。
- Siebel オブジェクトを含まない Web アプリケーションをテストするときには Siebel アドインをロードしないでください。
- Web および Siebel オブジェクトの Web イベント設定とオブジェクト認識定義は,Siebel アドインがロードされるときに自動的に設定されます。 Web または Siebel オブジェクトのオブジェクト認識定義にアクセスすることはできません。
- Siebel 7.7.x より前の Siebel バージョンに対して記録されたテストまたはコンポーネントを Siebel 7.7.x アプリケーションに対して実行することはできません。 Siebel 7.7.x アプリケーションに対して記録されたテストまたはコンポーネントをそれ以前の Siebel バージョンに対して実行することはできません。
- Siebel アドインで作成したテストおよびコンポーネントの記録中と実行中には,Java 仮想マシンと同じブラウザ設定を使用することをお勧めします。 これは,Sun Plug-in を使った場合と Java 仮想マシンを使った場合とでは,アプレットの表現方法が異なるためです。
Siebel 7.7.x 以降に関する情報
このセクションの情報は,Siebel 7.7.x 以降のアプリケーションに対して QuickTest Siebel アドインを使用する場合にのみ該当します。
- Siebel 7.7.x 以降のアプリケーションをテストするには,Siebel サーバに Siebel Test Automation モジュールがインストールされていて,正しく設定されている必要があります。 詳細については,Siebel システムに付属の『Testing Siebel eBusiness Applications Guide』を参照してください。
- Siebel Test Automation をロードするには,追加の URL パラメータを指定する必要があります。 詳細については,Siebel システムに付属の『Testing Siebel eBusiness Applications Guide』を参照してください。
[記録と実行環境設定]ダイアログ・ボックスの[Siebel]タブで[記録または実行セッションを開始する時,次のアプリケーションを開く]オプションを選択した場合,QuickTest は必要なパラメータ値を自動的に追加します。 [開いているすべてのブラウザでテストを記録して実行する]オプションを選択した場合は,必要なパラメータ値をアプリケーション URL の一部として指定する必要があります。
- Siebel アプリケーションでセッション・タイムアウト・エラーが発生した場合,ログイン・パラメータは保存されません。 ログアウトして再びログインするときには,必要なパラメータ値を含んでいる正しい URL へ移動する必要があります。
- Siebel アドインがロードされたときに,Web および SblXXX テスト・オブジェクトに 3 つの新しいプロパティが追加されます。その 3 つとは,RepositoryName,UIName,および SiebelObjType です。 一部のオブジェクトでは,これらのプロパティ値は空でもかまいません。
Stingray - 参考情報 »
Stingray コントロールをチェックするために,以下の特殊プロパティが提供されています。
コントロール プロパティ WinTreeView items count,all items,selection,および checked WinTab items count,all items,および selection WinToolbar items count
ターミナル・エミュレータ - 参考情報 »
- テストまたはコンポーネントを記録するときに,使用しているターミナル・エミュレータと QuickTest が正しく統合されるようにするために,記録を開始する 前にターミナル・エミュレータ・セッションを開いて接続するようにしてください。 テストまたはコンポーネントを実行しているときに,そのテストまたはコンポーネントの先頭に SystemUtil.Run ステートメントを追加すれば,エミュレータ・セッションが自動的に QuickTest から起動されるようになります。 詳細については,『HP QuickTest Professional Object Model Reference』(英語版)の「Utility」を参照してください。
- 使用しているターミナル・エミュレータにターミナル・エミュレータ・ウィンドウのサイズをフォント・サイズに応じて自動的に変更するオプションがある場合は,そのオプションを有効にしてください。 たとえば,EXTRA! 6.7 エミュレータの場合は,[Settings]>[Font]>[Autosize window to font size]の順に選択します。
- Quality Center などのほかの HP 製品から QuickTest Professional ターミナル・エミュレータ・アドインを使用して,テストまたはコンポーネントを実行することができます。 それらのテストやコンポーネントを実行する前に,実行に使用するコンピュータ上で QuickTest の[ツール]>[オプション]>[ターミナル エミュレータ]タブを使用して,必要なエミュレータを選択してください。
注意事項および制限事項
このセクションには,QuickTest Professional 9.5 に関する情報と制限事項が記載されています。
このセクションには,以下の各トピック(それぞれアドインごとにさらに分割されています)に関する注意事項と制限事項が記載されています。
一般的な問題
Java - 一般的な問題 »
解決策:テストまたはコンポーネントを実行する前に,記録された余分なステップを削除します。
解決策: QuickTest の Java サポートを使ってテストを行う場合は,コマンドラインで -Xincgc を使わないようにするか,動的変換サポート機能を使わないようにします。 詳細については,『HP QuickTest Professional アドイン・ガイド』を参照してください。
解決策:元の型の代わりに string を使用します。 たとえば,1 の代わりに "1" を使用します。 例: y = JavaCheckBox("Active").WaitProperty ("enabled", "1", 1000)
解決策:Java アドインに対してこれらのアクションを記録するよう設定するには,Setting.Java メソッドを使用して,record_win_ops 変数を 1 に設定します。 例: Setting.Java("RECORD_WIN_OPS") = 1
解決策:ほかの検証メソッドを使用します(GetTOProperty など)。 検証メソッドの詳細については,『HP QuickTest Professional ユーザーズ・ガイド』を参照してください。
- [記録と実行環境設定]ダイアログ・ボックスでコマンドラインから JAR ファイルを選択するときには,Java アプリケーションを起動する前に,[コマンドライン]ボックスに手動で -jar を付け加える必要があります。
- バッチ・ファイル(または別の実行可能ファイル)を使わず,-jar コマンドライン・オプションを指定せずに(JAR ファイルを選択した後で),[記録と実行環境設定]ダイアログ・ボックスを使って Java アプリケーションを起動する場合は,Java クラスの完全修飾名を[コマンド・ライン]ボックスに含める必要があります。
- JavaInternalFrame または JavaDialog オブジェクトの .Object.startModal を呼び出すと,ダイアログ・ボックスが閉じるまでの間に QuickTest が予期しない動作をする場合があります。
- 複数行編集フィールド・オブジェクト内でのマルチバイト文字の使用はサポートされていません。
- 表示する画像ファイルの名前によってラベルが決まるボタン・オブジェクト(JavaButton または JavaToolbar 内のボタン)の場合,テスト・オブジェクトに名前を付けるプロセスが,JDK 1.6 で実行しているときと JDK 1.5 で実行しているときとで異なります。
したがって,JDK 1.5 で学習されてその画像ファイルに従ってラベル付けされたボタン・オブジェクトを含むテストまたはコンポーネントを JDK 1.6 で実行すると,失敗する可能性があります。
解決策:
- JavaButton オブジェクトの場合:JDK 1.6 でオブジェクトを学習し直します。 その後,新しいテスト・オブジェクトを使用するようにテストを修正するか,オブジェクト・リポジトリから古いオブジェクトを削除してから新しいテスト・オブジェクトを該当のステップで使用されているオブジェクト名に変更します。
- JavaToolbar 内のボタンの場合:JavaToolbar ステートメント内の Item 引数を,該当するボタンを参照するように変更します。 ボタンのインデックスを指定するか,オブジェクト・スパイを使ってツールバー・ボタンを探索してからラベル識別プロパティを Item 引数として指定するという方法があります。
- キーボード・ショートカットの Alt+F4 キー(Java アプレットまたは Java アプリケーションを閉じるために使用されます)は,記録も実行もサポートされません。
解決策:記録セッション中に[閉じる]メニュー・コマンドまたはボタンを使って Java アプレットまたは Java アプリケーションを閉じます。 また,手動で JavaWindow(...).Close ステップを付け加える方法もあります。
- RegisterUserFunc ステートメントを使って,既存のテスト・オブジェクト・メソッドをオーバライドするユーザ定義関数を登録することができます。 また,HP QuickTest Professional Java Add-in Extensibility SDK を使って作成されたテスト・オブジェクト・メソッドをオーバライドするためにユーザ定義関数を登録することもできます。 このようなテスト・オブジェクト・メソッドをオーバライドする場合,そのユーザ定義関数はオーバライドする対象のテスト・オブジェクト・メソッドを呼び出してはなりません。
Oracle - 一般的な問題 »
解決策:引数値として,文字列の代わりに数値インデックスを使用します。
解決策:OracleTabbedRegion.Select メソッドを,別のタブの中にあるタブ内のオブジェクト上の再生ステップの前に追加します。
- Oracle アプリケーション・セッション中に[値のリスト]ウィンドウが表示されると,[記録と実行環境設定]ダイアログ・ボックスの[テスト終了時にアプリケーションからログアウトする]オプションが機能しません。
- 実行セッション中に OracleCalendar.Enter ステップが間違ったフィールドに値を入力する場合があります。
解決策:代わりに OracleTextField.Enter ステップを使用して,日付フィールドに値を入力します。
- OracleListOfValues および OracleNotification テスト・オブジェクトに対しては、ActiveScreen キャプチャはサポートされません。
- 記述のためにインデックス・プロパティを必要とするテスト・オブジェクト(range flexfield オブジェクトなど)は、ActiveScreen からは作成できません。
解決策:[オブジェクト リポジトリ]ダイアログ・ボックスで[オブジェクトの追加]ボタンを使って,それらのテスト・オブジェクトを Oracle アプリケーションから直接追加します。
- Oracle アプリケーションをテストするときには,回復シナリオ・ポップアップ・ウィンドウのトリガ・イベントはサポートされません。
- ブラウザの表示を更新することによって作成された Oracle アプリケーション・セッションに対するテストまたはコンポーネントの実行は,サポートされません。
- 複数の Oracle アプリケーション・セッションの同時テストはサポートされません。
- 複数行編集フィールド・オブジェクト内でのマルチバイト文字の使用はサポートされていません。
PeopleSoft - 一般的な問題 »
- 英語以外の UI のサーバでは,ActiveScreen が正しく機能しないことがあります。
- テストの記録中に検索操作をアクティブにするために Enter キーを使用すると,テスト実行時に QuickTest がその操作を予測どおりに実行しない場合があります。
解決策: マウスで[検索]ボタンをクリックして検索をアクティブにします。
- 操作を実行するためにキーボード・ショートカット・キーを記録中に使用することはサポートされていません。
- PeopleSoft アドインは,Add-in for SAP Solutions,.NET アドイン,Siebel アドインとは互換性がありません。PeopleSoft アドインをロードする場合は,これらのアドインをロードしないでください。
WPF - 一般的な問題 »
- オブジェクト・スパイ(.NET アドインがロードされている場合は .NET Windows フォーム・スパイ)を使って WPF オブジェクトを探索するときに,記録と実行環境の設定が探索対象の WPF アプリケーションを記録するようにセットアップされていない場合,QuickTest はそのオブジェクトを標準 Windows オブジェクトとして認識します。
解決策:該当の WPF アプリケーションを閉じます。 QuickTest で[記録と実行環境設定]ダイアログ・ボックスを開き([オートメーション]>[記録と実行環境設定]),[Windows Applications]タブで[開かれている Windows ベースのアプリケーションすべてでテストを記録して実行する]オプションを選択します。 WPF アプリケーションを再び開き,探索を実行します。
- AutomationPattern テスト・オブジェクト・プロパティに対しては,IntelliSense はサポートされません。
.NET Windows フォーム - 一般的な問題 »
- オブジェクト・スパイまたは .NET Windows フォーム・スパイを使って .NET Windows フォーム・オブジェクトを探索するときに,記録と実行環境の設定が探索対象の .NET Windows フォーム・アプリケーションを記録するようにセットアップされていない場合,QuickTest はそのオブジェクトを標準 Windows オブジェクトとして認識します。
解決策:該当の .NET Windows フォーム・アプリケーションを閉じます。 QuickTest で[記録と実行環境設定]ダイアログ・ボックスを開き([オートメーション]>[記録と実行環境設定]),[Windows Applications]タブで[開かれている Windows ベースのアプリケーションすべてでテストを記録して実行する]オプションを選択します。 .NET Windows フォーム・アプリケーションを再び開き,探索を実行します。
- 多数のコントロールを含むアプリケーションは,記録時にパフォーマンスの問題が生じる可能性があります。
解決策: キャプチャする情報量を減らすために,ActiveScreen のキャプチャ レベルを[部分]または[最低]に変更します。 これを行うには,[ツール]>[オプション][ActiveScreen]タブの順に選択し,設定を変更します。
- キーボードのキーを使ってグリッド・コントロール内を移動すると(たとえばセルや行などを選択すると),その操作が正しく記録されない場合があります。
解決策:グリッド・コントロール内の移動にはマウスを使用します。
- 親行を持たないテーブルに対して Microsoft DataGrid コントロールの Back メソッドを呼び出した場合は,ステートメント実行時に何の操作も実行されず,エラー・メッセージも表示されません。
- カード・ビュー・モードではグリッド・コントロールはサポートされません。
- テストの実行中や記録セッションと実行セッションの間に DateTimePicker コントロールの形式を変更すると(たとえば "Long Date" から "Time" へ),テストの実行が失敗します。
- Simple Combobox スタイルのコンボ・ボックス・オブジェクトはサポートされません。
- テスト対象アプリケーションのフォーム・ウィンドウの中に,不透明プロパティ値が 100% ではない(つまり,フォームの全体または一部が透明になっている)ものがある場合,ActiveScreen は透明のウィンドウではなく,フォームの下に表示されている画像をキャプチャします。
- .NET Framework 1.0 または 1.1 を使って Microsoft PropertyGrid コントロール(および,おそらく Toolbar を内部要素として使用するほかの複合コントロール)に対して記録されたテストは,.NET Framework 2.0 を使って実行すると停止する場合があります。 これは,.NET Framework 2.0 で PropertyGrid コントロールの上にある Toolbar コントロールが ToolStrip および MenuStrip コントロールと置き換えられたためです。
解決策:適切な SwfToolBar テスト・オブジェクトの記述を正しい SwfTypeName プロパティ値で更新します。
- 記録中にキーワード・ビューまたはエキスパート・ビューでテストまたはコンポーネントを編集すると,一部のテスト・オブジェクト・メソッドがキーワード・ビューで選択できなくなり,エキスパート・ビューの IntelliSense に表示されなくなります。 さらに,記録中に一部のメソッドについて F1([ヘルプ])キーが正しく機能しなくなることがあります。
解決策:テストまたはコンポーネントを編集したり F1 キーを使用する前に,記録を停止します。
- Infragistics UltraWinGrid が対象の場合,テーブルが特定のカラムによってグループ化されていると,SwfTable.Sort 操作の記録,実行,またはその両方が正しく行われないことがあります。
- .NET Grid コントロールにデータを入力した場合,SwfTable.SetCellData 操作が記録されるのは,そのセルからフォーカスが移動したとき(別のセルが選択されたとき)だけです。
- グリッド・コントロールに関する記録を開始する前に選択されていたグリッド・セルに対する操作は,誤って記録される可能性があります。 たとえば,親グリッドの操作(SetCellData など)の代わりに子セル要素の操作が記録される場合があります。
解決策: すでに選択されているセルに対して操作を実行する前にフォーカスを別のセルへ移動し,記録時に目的のセルを選択し直してから,必要な操作を実行します。
.NET Web フォーム - 一般的な問題 »
- .NET Web フォームのサポートは,SAP,PeopleSoft,または Siebel アドインがロードされていると正しく機能しません。
解決策:.Net アドインと Web Forms を使用する前に,[アドイン マネージャ]ダイアログ・ボックスで SAP アドインと Siebel アドインのチェック・ボックスが選択されていないことを確認します。
- 特殊文字を含む WbfTreeView テスト・オブジェクトに対するテストは,予測どおりに動作しない場合があります。
解決策: 特殊文字を含んだ WbfTreeView 項目に対してテストを実行するには,#index 形式を使用します。 詳細については,.NET Web フォーム・オブジェクト・モデル・リファレンス・ヘルプを参照してください。
- WbfTreeView,WbfToolbar,および WbfTabStrip テスト・オブジェクトは,ブラウザ・コントロール・アプリケーションについてはサポートされていません。
- WbfTreeView,WbfToolbar,および WbfTabStrip オブジェクトに対しては、ActiveScreen 操作はサポートされません。
- WbfTreeView オブジェクトに対してページ移動を発生させる Select または Expand 操作を実行すると,同期の問題のために実行が失敗する可能性があります。
解決策: WbfTreeView オブジェクトに対するテストを 1 ステップずつ実行してみます。つまり,WbfTreeView.Select "item1;item2;item3;" を使用する代わりに,
以下を使用します。
WbfTreeView.Expand "item1"
WbfTreeView.Expand "item1;item2"
WbfTreeView.Select "item1;item2;item3;"- 複数の統一されたスタイルがあるカレンダーを持つ .NET Web フォーム・アプリケーションの使用は,完全にはサポートされていません。
- WbfCalendar オブジェクトの場合,テスト・オブジェクト・プロパティ Selected Date と Selected Range は,選択モード none では常に none です。
- WbfCalendar の Selected Date および Selected Range テスト・オブジェクト・プロパティの正しい値を取得するには,選択した日付または範囲が該当の Web Forms アプリケーション内で現在表示されている必要があります。
- WbfUltraGrid オブジェクト(Infragistics UltraWebGrid)内の領域グループ化に対する操作はすべて記録されません。
- WbfUltraGrid オブジェクトに対して急速に実行された一連の操作は,記録されない場合があります。
解決策:記録する操作の数を 1 秒あたり 1〜2 個に制限してみてください。
- WbfUltraGrid のカラム名は,カラム・ヘッダの内部 HTML で構成されるため,無関係な情報を含んでいることがあります。
- WbfUltraGrid は,カラムがすでに並べ替え済みでない場合に,カラムの降順の並べ替えに失敗することがあります。
解決策:Sort 呼び出しを 2 つに分割し,最初に昇順で並べ替えてから,次に降順で並べ替えます。 例:
変更前:
WbfUltraGrid("UltraWebGrid1").Sort "Model","Descending"
変更後:
WbfUltraGrid("UltraWebGrid1").Sort "Model","Ascending"
WbfUltraGrid("UltraWebGrid1").Sort "Model","Descending"Stingray - 一般的な問題 »
インストールと設定
QuickTest Professional - インストールの問題 »
- QuickTest Professional とFuncitonal Testing Concurrent Lincense Serverのどちらでも,ライセンス・インストールの[ようこそ]画面に表示される情報と URL リンクが有効ではなくなりました。
解決策: ロッキング・コードを送信してライセンス・キーを要求する方法については,パッケージに付属のライセンス情報を参照するか,HP 機能テスティング製品の販売代理店または HP カスタマー・サポートに問い合わせてください。
- QuickTest Professional の[ライセンスのインストール]ウィザードに[サポートに送信]ボタンがありますが,電子メールによるお問い合わせの受付は終了しました。Web サイトを通してカスタマー・サポートにお問い合わせください。http://support.openview.hp.com
- QuickTest Professional のインストール・ファイルがある場所のパスと QuickTest Professional がインストールされる場所のパスには,英字しか含められません。
- ライセンスされた旧バージョンの QuickTest がインストールされていたコンピュータに QuickTest 9.5 をインストールすると,インストール後に QuickTest が以前のライセンスを検出しない場合があります。 どのケースでも,日数制限付きのデモ版ライセンス・ダイアログ・ボックスが開きます。
- HP Funcitonal Testing Concurrent Lincense Serverは,NAT(Network Address Translation)の使用はサポートしていません。
- デモ・ライセンスの期限がすでに切れており,正式のライセンスがインストールされていない旧バージョンの QuickTest Professional に,デモ・ライセンスを使って QuickTest Professional を上書きインストールすることはできません。
- LSHOST 変数が別のドメインのサーバを指すように設定されていた場合,サーバ・ユーティリティ lsmon.exe は予期しない動作をすることがあります。
- コンカレント・ライセンスにはデモ・ライセンスは含まれていません。 また,HP Funcitonal Testing Concurrent Lincense Serverとライセンス・キーがインストールされていないと動作しません。
- 管理者権限のないユーザとしてマシンにログインした場合,ライセンスの種類をシート・ライセンスからコンカレント・ライセンスに変更することも,その逆の変更をすることもできません。
解決策: ライセンスの種類を変更するには,管理者権限でマシンにログインします。
- QuickTest Professional フローティング・ライセンス・サーバ・バージョン 6.0 をアンインストールすると,起動中に QuickTest がライセンスの取得に失敗する場合があります。
解決策:QuickTest Professional フローティング・ライセンス・サーバ・バージョン 6.0 をアンインストールする前に lservrc ファイルをバックアップし,このファイルを新しいインストール・パスにコピーするか,ライセンス・サーバのインストール後にライセンスの文字列を再インストールします。
- バージョン 6.0.0.8169 の Pdm.dll がすでにコンピュータにインストールされている場合は,http://support.microsoft.com/kb/q293623/ から,より新しいバージョンをインストールすることをお勧めします。 インストール中に古いバージョンが検出された場合,Microsoft のサイトから修正された DLL をダウンロードするようメッセージが表示されます。
- すでに Microsoft HTML Help Workshop がインストールされているコンピュータに QuickTest Professional をインストールすると,Microsoft HTML Help Workshop でヘルプ・プロジェクトをコンパイルしようとしたときに,「The file itircl.dll has not been registered correctly.」というエラー・メッセージが表示される場合があります。
解決策:使用しているシステムで itcc.dl(¥windows¥system または ¥winnt¥system32)を探します。 見つかったら,regsvr32.exe を使って登録します。 使用しているシステムに itcc.dll がない場合には,http://www.mvps.org/htmlhelpcenter/htmlhelp/hhtips.html#hhc6003 からダウンロードできます。 再び HTML Help Workshop を使えるようにするには,コンピュータを再起動します。
- ネットワーク・ドライブへの QuickTest Professional のインストールはサポートされていません。
- ターミナル・サーバ(Windows 2000 Server,Windows 2003 Server など)を使用して作業をする場合には,コンカレント・ライセンスを使用して QuickTest に接続する必要があります。 シート・ライセンスとデモ・ライセンスはターミナル・サーバではサポートされません。
解決策:ターミナル・サーバにコンカレント・ライセンス・サーバをインストールしてからそれに接続するか,別のコンピュータにインストールされているコンカレント・ライセンス・サーバに接続します。
- Windows 2003 で QuickTest Professional をアンインストールすると,「バックアップ・ファイルの削除」の段階でアンインストール・プログラムが応答を停止することがあります。
解決策:Windows タスク・マネージャから msiexec.exe と Ikernel.exe プロセスを終了させ,コンピュータを再起動します。 インストール中にこの問題が発生したら,Windows タスク・マネージャから msiexec.exe と Ikernel.exe プロセスを終了させ,セットアップ(インストール)・プログラムを再実行します。
- Windows 2003 で QuickTest Professional をアンインストールすると,アンインストールが正常終了しないことがあります。このとき,アンインストール・プロセスが完了しなかったために QuickTest Professional を手動でアンインストールする必要があるというメッセージが表示されます。 この動作は,InstallShield Developer 8.02 の不具合が原因で生じます。 詳細については,http://support.installshield.com/kb/view.asp?articleid=Q111000 を参照してください。
解決策:アンインストールの実行後に,QuickTest Professional のインストール先フォルダに残っているファイルをすべて手作業で削除します。
- QuickTest Professional 6.5.x アドインが,QuickTest Professional 8.0.x 以降に直接インストールされている場合(かつ,以前に QuickTest Professional 6.5.x にインストールされていない場合),アンインストール・プログラムはこれらのアドインをアンインストールしません。
解決策:アンインストールの実行後に,QuickTest Professional のインストール先フォルダに残っているファイルをすべて手作業で削除します。
Java アドイン - インストールの問題 »
- WinRunner Java/Oracle Add-in 7.6 を使用する場合は,デュアル・エージェント・パッチ(インストール用 DVD の WR76DualAgentPatch フォルダにあります)をインストールする必要があります。
注: WR76DualAgentPatch パッチは,QuickTest Professional Java アドインをインストールした後でインストールしてください。
- Windows XP および Windows 2003 では,QuickTest Professional 9.5 Java アドインをインストールした後,コンピュータを再起動するたびに Windows リモート・シェル・サービス(rshsvc.exe)が失敗して,エラー・メッセージが表示される場合があります。 これが発生するのは,リモート・シェル・サービスが自動的に実行されるように設定されている場合だけです。
解決策:リモート・シェル・サービスの自動起動を無効にするか,次の各変数を[環境変数]ダイアログ・ボックスの[システム環境変数]セクションから[ユーザ環境変数]セクションへ移動します。 _classload_hook,_JAVA_OPTIONS,IBM_JAVA_OPTIONS,および MSJAVA _ENABLE _MONITORS
Oracle アドイン - インストールの問題 »
- WinRunner Java/Oracle Add-in 7.6 を使用する場合は,デュアル・エージェント・パッチ(インストール用 DVD の WR76DualAgentPatch フォルダにあります)をインストールする必要があります。
- QuickTest Professional Oracle アドインをインストールした後で Oracle JInitiator 1.1.x をインストールした場合は,新しくインストールされた JInitiator のバージョンで実行されるアプリケーションをテストするように QuickTest を修正する必要があります。 詳細については,『HP QuickTest Professional アドイン・ガイド』を参照してください。
注: JInitiator 1.1.x 以外の新しい Oracle 環境をインストールした場合は,QuickTest Professional Oracle アドインを再インストールしたり設定し直す必要はありません。
- Windows XP および Windows 2003 では,Oracle アドイン 8.2 をインストールした後,コンピュータを再起動するたびに Windows リモート・シェル・サービス(rshsvc.exe)が失敗して,エラー・メッセージが表示される場合があります。 これが発生するのは,リモート・シェル・サービスが自動的に実行されるように設定されている場合だけです。
解決策: リモート・シェル・サービスの自動起動を無効にするか,次の各変数を[環境変数]ダイアログ・ボックスの[システム環境変数]セクションから[ユーザ環境変数]セクションへ移動します。 _classload_hook,_JAVA_OPTIONS,IBM_JAVA_OPTIONS,および MSJAVA _ENABLE _MONITORS
Stingray アドイン - Stingray オブジェクトのセットアップ・サポート »
QuickTest の Stingray オブジェクトに関するサポートは,QuickTest と対話して操作の記録と実行を可能にする Stingray アプリケーション内のエージェント・エンティティに基づいています。 エージェント・エンティティの確立には次の 2 つの異なるモードが存在します。
Stingray オブジェクトのサポートをセットアップするには,Stingray サポート設定ウィザードを使用します。 Stingray サポート設定ウィザードは,Stingray アドインのセットアップ・アプリケーションを実行するときに最後のステップとして開くことができます。このウィザードで,選択されたエージェント・モードとアプリケーション内の Stingray ライブラリのバージョンに従って動作するように QuickTest を設定するために必要な操作をステップごとに進めていくことができます。 ウィザードが設定作業中に問題を検出した場合は,表示された警告に注意してください。
Stingray アプリケーションの異なるバージョンに合わせて QuickTest の Stingray サポートを設定し直すには,QuickTest プログラム・グループからウィザードを選択して起動するか,QuickTest で[オプション]ダイアログ・ボックスの[Stingray]タブから起動します([ツール]>[オプション])。
実行時エージェント・モードで作業を行う WinRunner Stingray アドイン・ユーザのための注意事項: WinRunner Stingray アドインとともにインストールされた Stingray エージェントのバージョンが,QuickTest Professional Stingray アドインとともにインストールされた Stingray エージェントのバージョンと異なる場合があります。標準設定では,QuickTest Professional の実行中に(アドインをロードしていてもいなくても)WinRunner Stingray アドインをロードすると,QuickTest が予期しない動作をすることがあります (同じコンピュータに両方のアドインをインストールすることについては,何の制限もありません)。
WinRunner Stingray アドインと QuickTest を同時に使用したい場合は(Stingray オブジェクトを含む QuickTest テストを WinRunner から呼び出したい場合やその逆の場合など),まず WinRunner と QuickTest の両方で最新バージョンの Stingray エージェントが使用されるようにする必要があります。 これには,<QuickTest のインストール・フォルダ>¥bin\StingrayAgent¥AgentDll¥MFC<##>¥OG<####_OT<####> と <WinRunner のインストール・フォルダ>¥arch の中にある Stgagent.dll ファイルを見つけます。 そして,古いほうのファイルを新しいほうに置き換えます。ターミナル・エミュレータ・アドイン - インストールと設定の問題 »
- QuickTest Professional ターミナル・エミュレータ・アドインがインストールされてロードされているのに,そのコンピュータにターミナル・エミュレータがインストールされていない場合には,次のようなメッセージが表示されます。 「QuickTest ターミナル エミュレータのサポートが正しく設定されていません。 コンピュータにターミナル エミュレータがインストールされていないか、HLLAPI DLL が見つかりませんでした。」
解決策: QuickTest を開くときに,アドイン・マネージャで[ターミナル エミュレータ]チェック・ボックスの選択を解除します。
注: このメッセージが表示されないようにするには,エミュレータの設定を調整します。 詳細については,『HP QuickTest Professional アドイン・ガイド』を参照してください。
- HLLAPI をサポートしていないエミュレータや,テキストのみの HLLAPI 操作をサポートするように設定されたエミュレータを使用する場合には,エミュレータの設定を行った後でターミナル・エミュレータ・ウィンドウのサイズを変更しないでください。
- Hummingbird HostExplorer ターミナル・エミュレータまたはパッチをインストールするときには,QuickTest Professional が閉じていることを確認してください。
- 別のウィンドウに開くように設定された NetManage Web-To-Host Java クライアント・セッションのサポートを有効にするには,[ツール]>[オプション]>[ターミナル エミュレータ]>[設定を調節]>[オブジェクトの認識設定]>[タイトル バー プレフィックスに基づいてエミュレータ ウィンドウを認識する]オプションを使って,セッション・ウィンドウのタイトルを指定します。
ヒント: 別の設定に切り替えるときに,この値をクリアしなければならない場合があります。
テスト・ドキュメントの作成,編集,および実行
一般的な問題 »
- メンテナンス実行中に([オートメーション]>[メンテナンス実行モード]),親オブジェクトが変更されたという理由でウィザードがオブジェクトを見つけられなかった場合,そのオブジェクトの親オブジェクト(見つからないオブジェクト自体ではなく)を指定すると,ウィザードは親オブジェクトとその標準メソッドを含むステップを追加します。 たとえば,あるボタン・オブジェクトが見つからないとします。 ウィザードでその親オブジェクト(ウィンドウなど)を指定すると,QuickTest は次のようなステップを追加します。
Window("Cal_2").Button("Button").ClickWindow("Cal_2").Active
上記の代わりに:
Window("Cal_2").Active
解決策: メンテナンス実行モードを再び実行し,該当の子オブジェクトを選択します。
- オブジェクト・スパイを使って Visual Basic または ActiveX アプリケーション内のオブジェクトを探索するときに,記録と実行環境の設定が探索対象のアプリケーションに対応するようにセットアップされていない場合,QuickTest はそのオブジェクトを標準 Windows オブジェクトとして認識します。
解決策:アプリケーションを閉じます。 QuickTest の中で[記録と実行環境設定]ダイアログ・ボックスを開き([オートメーション]>[記録と実行環境設定]),[Windows Applications]タブ内で次のいずれかを実行します。
- [記録と実行環境設定]ダイアログ・ボックスの[Web]タブで[開かれているすべてのブラウザでテストを記録して実行する]を選択する場合,必ず QuickTest Professional を起動してからブラウザを開くようにします。 そうしなければ,QuickTest はテストの記録と実行を正しく行いません。
- QuickTest Professional は Microsoft の正規表現を使用します。ここではピリオド(.)は
¥
n(改行文字)を除く任意の文字を表します。 古いバージョンの QuickTest Professional では,ピリオドは任意の文字を表します。解決策:ピリオド(.)を [.
¥
n] に変更します。- ステップ・ジェネレータでは,オブジェクトを返すメソッドを追加する場合,テストまたはコンポーネントでの代入で Set ステートメントが見つからないと,実行セッションが失敗します。
- QuickTest バージョン 6.5 とバージョン 8.x とでは,Exist メソッドの Timeout 引数の振る舞いが変更されています。 バージョン 8.x 以降では,次のように振舞います。
- タイムアウト値が指定されている場合,QuickTest はオブジェクトが見つかるまで,またはタイムアウトの時間に達するまでオブジェクトを探します。
- 0 の値が指定されている場合,このメソッドは,直ちに True または False の値を返します。
- テストの場合,値が指定されていなければ,[テストの設定]ダイアログ・ボックスの[オブジェクト同期化のタイムアウト]に指定された値が使用されます。 コンポーネントの場合,標準設定の 20 秒が使用されます。
6.5 の標準設定の動作(標準設定のタイムアウトがゼロ)に戻すには次を実行します。
- すべての Exist ステートメントの Timeout 引数に 0 の値を追加します。
- ライブラリ・ファイルで RegisterUserFunc ステートメントを使用して,Exist の振る舞いを Exist(0) に相当するように変更し,そのライブラリ・ファイルを関係するすべてのテストに関連付けます。
注: [オブジェクト同期化タイムアウト]を 0 に設定すると, QuickTest はロードに時間のかかるオブジェクトを認識できなくなるため,お勧めしません。 さらに,WaitProperty や Sync など,標準設定値として[オブジェクト同期化タイムアウト]を使用するメソッドがほかにもあります。
- Quality Center テスト・セットから,または QuickTest オートメーションを使って QuickTest テストを実行すると,[実行セッション中にエラーが発生した場合]設定([ファイル]>[設定]>[実行]タブ)は無視されます。 その代わり,QuickTest は自動的にエラーが発生した次のステップを続行します。 この設定を変更する場合は,HP のカスタマー・サポートに連絡してください。
- QuickTest は[スタート]メニューからの Windows ヘルプの起動を記録しません。
- 記録中にウィンドウのタイトルが変更されると,QuickTest は,テストまたはコンポーネントの実行中にそのウィンドウ内のオブジェクトの認識に失敗することがあります。
解決策:[オブジェクト リポジトリ]ダイアログ・ボックス内で,ウィンドウのテスト・オブジェクト記述からテキスト・プロパティを削除します。
- 実行セッション中にエラーが発生すると,結果に複数のエラー・ノードができます。
- GetItemProperty メソッドは,WinComboBox,WinList,WinListView,VbComboBox,VbList,および VbListView テスト・オブジェクトに対して,テキスト・プロパティ値を正しく返さないことがあります。
解決策: GetItem メソッドを使用して,これらのテスト・オブジェクトからテキスト・プロパティの値を取得します。
- For Each ステートメントの使用前にコレクションが直接取得された場合,ParameterDefinitions コレクションを使用して反復する For Each ステートメントを含むテストまたはコンポーネントを実行すると,失敗することがあります。
解決策:For または While などのほかの VBScript ループ・ステートメントを使用します。
- QuickTest 9.0 よりも前のバージョンでは,
¥
.. から始まるリソースへのパスを指定すると,そのパスは相対パスと見なされていました。 QuickTest 9.0 以降では,¥
.. から始まるパスは,完全パスと見なされ,円記号はカレント・ドライブのルート・フォルダを表します。以前のバージョンの QuickTest で
¥
.. から始まるパスを定義していた場合は,円記号(¥
)を削除して,そのパスが標準の相対パスになるように変更する必要があります。- VBScript On Error Resume Next ステートメントを使用すると,QuickTest に組み込まれているエラー処理メカニズムが妨害される可能性があるため,このステートメントの使用はお勧めしません。
解決策: [テストの設定]ダイアログ・ボックスの[実行]タブを使用して,QuickTest のエラー処理を実行するか,自動化機能を使用して RunSettings オブジェクトの OnError プロパティを使用します。
- On Error Resume Next ステートメントを含んでいるテストが,別の On Error Resume Next ステートメントを含んでいない関数を呼び出す場合,関数内でエラーが発生しても VBScript エラー処理は適用されません。 以前のバージョンの QuickTest では,このような場合でも On Error Resume Next ステートメントは正しく動作していました。
解決策:QuickTest の組み込みエラー処理を使用するか,必要な場合,関数のボディの中の On Error Resume Next を使用します。
- VMware の使用時に,MouseMove メソッドが予期しない振る舞いをすることがあります。
解決策:次の行を VMware 設定ファイル(<VM 名>.vmx)に追加します:vmmouse.present = "FALSE"
詳細については,http://www.vmware.com/support/kb/enduser/std_alp.php にある VMware のサポート記事の 1691 番「Unexpected Cursor Behavior in Windows Virtual Machine with "Snap To" Mouse Control Panel Option Enabled」を参照してください。
- Remote Desktop Connection セッション(RDC)または Citrix を使用しているリモート・マシン上で QuickTest を実行している場合,実行セッション時に Remote Desktop Connection セッションが最小化された場合,あるいは,アプリケーションのテストを行っているコンピュータがログオフまたはロックされた場合,次の問題が生じることがあります。
- テストまたはコンポーネントの実行セッションが失敗する
- キーボードまたはフォーカス操作を含むステップが失敗する
- テスト結果の静止画像キャプチャまたは画面レコーダ,あるいはその両方に黒い画面が表示される
- デバイス・レベル再生がマウス(ブラウザ・イベントではなく)を使ってマウス操作を実行するように設定されているステップが失敗する (デバイス・レベル再生を設定するには,Setting.WebPackage("ReplayType") ステートメントを使用するか,[詳細 Web オプション]ダイアログ・ボックスで[再生の種類]オプションを設定します。)
解決策:テストまたはコンポーネントの実行に Citrix または Remote Desktop Connection セッションを使用している場合,セッション・ウィンドウは最小化しないで,アプリケーションのテストを行っているコンピュータがログオフしたりロックされたりしないようにします。
- 新しいアクションへの呼び出しを作成するときに,Global という名前を使用することはできません。 Global という名前のアクションを作成すると,テスト・オブジェクト・プロパティをパラメータ化するときに,ローカル・データ・シートまたはグローバルのデータ・シートを選択できなくなります。
- テスト・フロー表示枠からアクションへの呼び出しを削除しようとすると(誤って)表示される確認メッセージは,そのアクションが該当の呼び出しからだけでなくテストからも削除されることを示します。 しかし,このメッセージ内の[OK]をクリックしても,削除されるのは選択したアクション呼び出しだけです。 [既存アクションへの呼び出しを挿入]オプションを使用して,そのアクションを削除元のテストに挿入して戻すことも,ほかのテストに挿入することもできます(正しい動作)。
- SAP eCATT との統合はサポートされていません。 SAP eCATT のサポートを提供するパッチを入手するには,HP カスタマー・サポートに問い合わせてください。
- VBScript クラスを定義した場合,そのクラスは,それを定義した QuickTest アクションまたは関数ライブラリの中においてのみ呼び出せます。
ActiveX 関連の問題 »
- Netscape ブラウザ内の ActiveX オブジェクトはサポートされていません。
- QuickTest Professional が Web ページ内の ActiveX コントロールを認識しない場合は,Microsoft Internet Explorer ブラウザでセキュリティのレベルを下げます。
- ActiveX コントロールの内部プロパティが,QuickTest Professional によって作成された ActiveX プロパティと同じ名前である場合,そうしたプロパティの取得と検証で問題が生じることがあります。
解決策:ActiveX コントロールの内部プロパティには,Object プロパティを使ってアクセスできます。
- Apex,DataBound,および Sheridan グリッドの行およびカラム位置に対して実行されるメソッドは,テーブル内の絶対位置ではなく,表示されている位置の値を返します。
解決策:記録中にスクロール・バーを使用して,必要なセルを表示します。
- ActiveX コントロールを対象とした記録を行うときには,マウスを動かす前に,記録されたステップが表示されるのを待ってください。 マウスを動かすのが早すぎると,そのステップの ActiveScreen が破損することがあります。
- AcxTable.RowCount メソッドは,Microsoft Data Bound グリッド・コントロールではサポートされていません。
- QuickTest は,x 座標,y 座標,高さ,幅など,ウィンドウレスの ActiveX コントロールの内部プロパティの一部を正しくキャプチャしないことがあります。
- ウィンドウレスの ActiveX コントロールを対象とした記録では,テストまたはコンポーネントにステップが追加される場合があります(たとえば,AcxRadioButton オブジェクトの Set メソッドに Click メソッドが追加される)。 これらの追加ステップによって実行セッションが失敗することはありません。
- Drag および Drop 操作は,ウィンドウレスの ActiveX コントロールではサポートされていません。
- QuickTest は,プログラムによる記述で識別されたウィンドウレスの ActiveX コントロールの認識に失敗することがあります。
解決策:プログラムによる記述に Windowless=True を追加します。
例:
set myButton = Description.Create
myButton("progid").Value = "Forms.CommandButton.1"
myButton("Windowless").Value = True
Dialog("ActiveX Collection Client").AcxButton(myButton).Click
Java 関連の問題 »
.NET 関連の問題 »
Oracle Applications 関連の問題 »
PowerBuilder 関連の問題 »
- テストの編集中に,ActiveScreen,キーワード・ビュー,またはエキスパート・ビューから PowerBuilder DataWindow の内部プロパティについてチェックポイントまたは出力値ステップを追加することはできません(ActiveScreen をキャプチャするオプションが有効になっていても)。また,コンポーネントの編集中にそれらのステップをキーワード・ビューから追加することもできません。
- あるステップがセルの値を設定し,その次のステップが同じセルに対する PBDataWindow.GetCellData ステップである場合,その GetCellData ステップは直前のステップで設定された値ではなく古い値を返します。
解決策:DataWindow コントロールは,フォーカスが変更されたときにだけセルの値を更新します。 したがって,この問題を解決するには,フォーカスを別のセルに移すステップ(SelectCell ステップなど)を GetCellData ステップの前に挿入します。
SAP - Windows ベースの SAP アプリケーションのテスト »
- ツールバー・コントロールを使用する場合は,次のガイドラインを考慮してください。
- 独立したツールバー・コントロール(グリッドやほかのオブジェクトの一部ではないもの)は,SapGuiToolbar テスト・オブジェクト(GuiComponentType は 202)によってサポートされますが,これらは独立したオブジェクトなので,オブジェクト・スパイによって認識されます。
ツリー・コントロールには関連付けられたツールバーはありません。 ツリー・コントロール上に表示されるツールバーは独立したツールバーとして認識され,前述のようにサポートされます。
- グリッド・コントロール内のツールバーは,SapGuiToolbar テスト・オブジェクト(GuiComponentType は 204)によってサポートされます。 しかし,これらのツールバーはグリッドの一部なので,オブジェクト・スパイでは認識されません。 また,ActiveScreen から[リポジトリに追加]オプションを使って,または[オブジェクト リポジトリ]ダイアログ・ボックスの[オブジェクトの追加]オプションを使って,これらのツールバーをオブジェクト・リポジトリに追加することはできません。 これらのツールバーをオブジェクト・リポジトリに追加するには,それらを記録するしかありません。
- ほかのコントロール内にあるツールバー(テキスト領域コントロール内のツールバーなど)はサポートされません。
- SAP ウィンドウ内の Microsoft Office コントロールはサポートされません。
- F4 キーを押すステップを記録し,そのキーを押した結果として複数のフィールドに新しい値が設定される場合,ステップが記録されるのは,そこから F4 キーが押されたフィールドについてだけであり,実行時に値が設定されるのはそのフィールドだけです。
解決策: 記録の前に,[オプション]ダイアログ・ボックスの[SAP]タブで,[SAP Gui for Windows]の[記録設定]領域で[エントリ候補(F4)リストの使用時に選択された値のみを記録する]チェック・ボックスの選択を解除します。
- SAPGuiTextArea オブジェクトに対しては,右クリック操作はサポートされません。
- SAP Editor コントロールはサポートされません。
- SAP Gantt グラフ(SAP Bar Chart)および Image/Picture コントロールは,SAP Gui for Windows 代替記録メカニズムによってサポートされます。 これらのコントロールに関する現在のサポートは限られています。 SAP Windows テスト・オブジェクトに対する標準の記録動作をオーバライドしたり,ほかの SAP Gui for Windows オブジェクトのための制限された記録サポートを追加することができます。
- SAP API の以前のバージョンで APO グリッドに対して使用できたメソッドの一部は,今ではサポートされなくなりました。 したがって,これらのメソッドも SAPGuiAPOGrid テスト・オブジェクトから削除されました。
- SAP Gui for Windows アプリケーションでのドラッグ・アンド・ドロップ操作は,QuickTest が開かれると無効になります。
- SAP Gui for Windows アプリケーションに埋め込まれた HTML 要素に対してテストを実行すると,「オブジェクトが無効になっています。」エラーが発生することがあります。 これは,実行されるテストに対するその HTML コントロールの準備ができていない場合に起こります。
解決策:テストが正常に実行されるようにするために,SAPGuiSession.Sync ステートメントや Wait ステートメントなどの Sync ステートメントをスクリプトに追加します。
- 標準では,SAP Gui for Windows アプリケーションに埋め込まれた HTML 要素に対するステップの記録と実行は,QuickTest Professional Web アドインを使って実行されます。 場合によっては,スクリプト内の SAP Scripting API を使用する SAP アドイン・ステップの前に,Web アドインを使って記録されたステップが挿入されることがあります。
解決策: SAP Gui アプリケーションに埋め込まれた HTML 要素を SAP スクリプティング・インタフェースを使って記録するというオプションを使用します。 それには,[オプション]ダイアログ・ボックスの[SAP]タブで([ツール]>[オプション]>[SAP]タブ),[HTML 要素の記録に SAPGui Scripting Interface を使う]チェック・ボックスを選択します。 その後,テストを閉じて再び開き,記録を再開します。 詳細については,『HP QuickTest Professional アドイン・ガイド』を参照してください。
- アクションのコピーやアクションへの呼び出しを挿入し,[アクションの呼び出しの挿入]ダイアログ・ボックスの[パラメータ データ]セクションで[ローカルおよび編集可能なコピー]を選択した場合,QuickTest はそのアクションのデータ・シートをテストにコピーします。 ただし,呼び出されるアクションまたはコピーされたアクションに SAPGuiTable.Input,SAPGuiGrid.Input,または SAPGuiAPOGrid.Input ステートメントが含まれている場合,対応する入力データ・シートがアクションとともにデータ・テーブルにコピーされることはありません。
解決策:Datatable.AddSheet ステートメントと Datatable.ImportSheet ステートメントを挿入して実行し,アクションの Input メソッドが参照しているシートをインポートします。 データ・シートの名前を,対応する Input ステートメントで指定された名前と正確に一致させてください。
- SAPGuiTable Input メソッドを使用する場合は,現在のテーブルのスクロール・モードをチェックしてください。 テーブルの現在のビューに表示されている行数より多い行を含んだデータ・テーブル・シートを持つテーブルをパラメータ化した場合,QuickTest はテスト実行中にテーブルを下へスクロールしてデータ・シートからの行を挿入しようとします。 QuickTest は,テーブルの行をスクロールする方法を 2 つサポートしています。Enter キーを押す方法と,PageDown キーを押す方法です。 標準設定では,Add-in for SAP solutions は必要なら PageDown キーを使おうと試みます。 Input メソッドの 2 番目の引数を使用して,必要なモードを設定することができます。
詳細については,『HP QuickTest Professional アドイン・ガイド』を参照してください。
- SAP Enterprise Portal 環境では,テスト実行中に SAP Web 環境と SAP Windows 環境を切り替えるときに,同期の問題が発生する場合があります。
解決策:Web ステップと Windows ステップの間に,WaitProperty ステートメントか Wait ステートメントを追加します。
- QuickTest は,; 文字を含んだ SAP ツリー・ノードに対するステップを実行できません。
- QuickTest Professional Add-in for SAP solutions は,SAP Gui for Windows セッションに対するテストを記録および実行するために,SAP Logon または SAP Logon Pad アプリケーションに接続します。 デスクトップ上で SAP Logon プロセスと SAP Logon Pad プロセスの両方が使用されている場合,QuickTest Professional は最後に起動された方のプロセスに接続します。
- [記録と実行環境設定]ダイアログ・ボックスの[SAP]タブを使用して,目的の SAP Gui for Windows アプリケーションを開くよう QuickTest を設定します。 この目的では,このダイアログ・ボックスの[Windows アプリケーション]タブは使用しないでください。
詳細については,『HP QuickTest Professional アドイン・ガイド』を参照してください。
- セキュリティ上の理由から,SAP Scripting API はパスワードの記録を妨ぎます。 パスワード・ボックスにパスワードを挿入する操作を記録すると,QuickTest はメソッドの引数値としてアスタリスク(****)を使用して Set ステートメントを記録します。
解決策:記録セッションではパスワードを通常どおり記録します。 記録セッションが完了してから,SetSecure メソッドを使用するようにパスワード・ステップを変更し,暗号化したパスワード値を入力するか,値をパラメータ化します。
詳細については,『HP QuickTest Professional Object Model Reference 』(英語版)の「SAP Windows」を参照してください([ヘルプ]>[QuickTest Professional ヘルプ]>[QuickTest Object Model Reference]>[SAP Gui for Windows])。
- QuickTest は,SAP Gui for Windows アプリケーション内の HTML オブジェクトは記録しません。
- QuickTest Professional Add-in for SAP solutions は,SAP Gui for Windows が使用する標準の Windows ダイアログ・ボックス([ファイルを開く]ダイアログ・ボックスや[名前を付けて保存]ダイアログ・ボックスなど)を自動的には記録しません。 SAP Scripting API は,これらのダイアログ・ボックスをサポートしていません。 これは,SAP Gui for Windows を GuiXT とともに使用しているときに起きることがあります。
解決策: 標準 Windows 記録モードに切り替えて([オートメーション]>[標準の Windows の記録]を選択するか,[標準の Windows の記録]ツールバー・ボタンをクリックします),これらのオブジェクトを記録します。 代わりに,低レベルの記録を使ってこれらのオブジェクトを記録するか,プログラム的記述を使ってこれらのオブジェクトに対するステップを実行するという方法もあります。
注: 標準 Windows コントロールに対して操作を実行した後で標準の Windows の記録 モードに切り替えると,場合によっては QuickTest と SAP アプリケーションが両方とも応答しなくなることがあります。 これを防ぐには,SAP アプリケーション内の標準 Windows コントロールを開く操作を実行する前に標準の Windows の記録モードに切り替えてください。
SAP - Web ベースの SAP アプリケーションのテスト »
SAP Enterprise Portal
- iView オプションに対する操作と SAP Enterprise Portal のタイトル・バー内にあるオブジェクトに対する操作は, iView オブジェクトに対する SAP 操作ではなく Frame オブジェクトに対する Web 操作として記録されます。
- 最小化されたり折りたたまれた iView は,正しく認識されない場合があります。
- 場合によっては,テスト実行中に複数のブラウザが開いているときに,QuickTest が一部のオブジェクトを正しく識別できないことがあります。
解決策: [オブジェクト リポジトリ]ダイアログ・ボックスで,Browser テスト・オブジェクトの[スマート認識を有効にする]チェック・ボックスの選択を解除します。 将来のテスト記録のために,[オブジェクトの認識]ダイアログ・ボックスでも Browser テスト・オブジェクトの[スマート認識を有効にする]オプションを無効にする必要があります。
- 場合によっては,SAP Enterprise Portal 内のフレームが iView オブジェクトではなく Web Frame オブジェクトとして認識されることがあります。 その一部のケースでは,フレーム名が動的に生成されています。 Web Frame オブジェクトはオブジェクトを識別するために name プロパティを使用するので,テストの実行時に QuickTest がオブジェクトを認識できるようにするために,記録された name の値を修正して,適切な正規表現を使用するようにしなければなりません。
SAP Gui for HTML - Internet Transaction Server(ITS)
- SAP Gui for HTML アプリケーションを Windows XP 上でテストする場合は,パフォーマンス向上のために,Windows XP テーマではなく Windows クラシック・テーマを使用することをお勧めします。
- SAP Web テーブル・セル内のオブジェクトに対してオブジェクト・スパイを使用するかチェックポイントを作成しているときに,そのオブジェクトに対してまだクリックが実行されていない場合,QuickTest はそのオブジェクトを WebElement として(適切な SAP Web オブジェクトではなく)認識することがあります。
解決策: SAP Web テーブル・セル内のオブジェクトに対してオブジェクト・スパイを使用したりチェックポイントを作成する前に,そのオブジェクトをクリックします。
- SAP Gui for HTML テーブルのスクロール・バーをドラッグする操作は記録されません。
解決策: SAP Gui for HTML テーブル内のスクロールは,スクロール・ボタンをクリックすると記録できます。 代わりに,ステップ・ジェネレータかエキスパート・ビューを使用して,SAPTable.Object.DoScroll("up") または SAPTable.Object.DoScroll("down") ステートメントをテストに挿入することもできます。
- 使用するブラウザ・ウィンドウのサイズによっては,ツールバー・ボタンの外見が異なったり,ツールバー・ボタンが表示されたりされなかったりすることがあります。
解決策: テストを記録するときと実行するときに,ブラウザ・ウィンドウのサイズを同じに保ち,その結果メニューの外見が変わらず維持されるようにします。
- SAP Enterprise Portal iView 内の ITS フレームに対してテストを実行するときに,ITS メニューが正しく動作しない場合があります。
解決策: iView のサイズを大きくするか,[オブジェクト同期化のタイムアウト]の値を増やすか,その両方を行ってから,テストを再び実行します。
Siebel 7.7.x 以降 - テストとコンポーネントの作成と実行 »
- 一部のオブジェクトは(SmartScript モジュール内など)リポジトリ名プロパティの値を持たないため記録されず,オブジェクト・スパイによっても認識されません。
解決策:低レベル記録を使用します。
- Gantt グラフ操作と RichText エディタ・ツールバー操作は記録されません。
解決策:低レベル記録を使用します。
- アポイントメント・カレンダ・オブジェクトが記録されるのは,ActiveX アドインが有効になっているときだけです。
- アポイントメント・カレンダ内での新しいアポイントメントの作成を記録すると,そのテストまたはコンポーネントは実行時に失敗します。
解決策:onkeypress FireEvent を,WebElement の Set ステップの前に手動で追加します。
- ポップアップ・テーブル上で記録されたステップについては,ActiveScreen は空です。
- SiebList オブジェクトのセル内にある内部オブジェクトには,それらが記録されていても,標準の方法ではアクセスできません。 これにより,次のような制限が発生します。
- テストまたはコンポーネントの記録中に警告メッセージが開いた場合(たとえば無効なデータを挿入した場合など),QuickTest がそれらの操作を間違った順序で記録することがあります。
解決策:記録した後で,テスト内のステップの順序を手動で変更します。
- Siebel 7.7.x,7.8.x,および 8.0.x オブジェクトや,Siebel 7.7 GA のリリース後に Siebel によって追加されたメソッドについては,コンテキスト・センシティブ・ヘルプ(F1 ヘルプ)が使用できない場合があります。 さらに,これらのオブジェクトやメソッドについては,自動文書(キーワード・ビューの[注釈]カラム内)とステップ・ドキュメント(ステップ・ジェネレータ内)も使用できない場合があります。
Siebel 7.0.x および 7.5.x - テストとコンポーネントの作成と実行 »
- QuickTest は, Siebel アプリケーションでキーボード・ショートカットを使用する場合の記録はサポートしていません。
解決策: Siebel アプリケーションでの記録にはマウスを使用します。
- ブラウザ・セッション中に[検索]アイコンを初めてクリックすると,ほかのどの検索フレームとも異なるフレームが開きます。 テスト反復を実行しているときに,正しいフレームが識別されない場合があります。
解決策: それぞれの反復の最後にブラウザを閉じます。
- QuickTest は,SblTable 内のレコード・セットのスクロールを記録しません。
解決策:記録中は,テーブルを 1 行ずつスクロールします。
ヒント: エキスパート・ビューを使用すれば,複数行をスクロールするようにステートメントを手動で編集できます。
- 標準設定では,QuickTest は Editor コントロールの操作(主に長い Description フィールドで使用されます)を記録しません。
解決策: 低レベルの記録を使用し,必要であれば当該コントロールへのスクロールを記録するようにします。
- Siebel の各バージョンには,ユーザ・インタフェースへの変更/修正が含まれています。 したがって,旧バージョンの Siebel で作成したもはやインタフェース内に存在しない要素に対するステップは,おそらく実行が失敗するため,置き換える必要があります。
たとえば,旧バージョンの Siebel で Siebel テーブルの一番上の行に表示されていた次のレコード・セットを表示するためのボタン矢印は,Siebel バージョン 7.5.2 でテーブル横のスクロール・バーと置き換えられました。 この場合は,Image("Next Record").Click をスクロール・バーに対する操作と置き換えます。
- SblTable オブジェクト内の最初のカラムの名前は取得できません。
解決策:最初のカラムのセルに対する操作は,カラム・インデックスを使って実行します。
Standard-Interactivity(SI)アプリケーション
- SI アプリケーションの一部のダイアログ・ボックスでは,チェック・ボックスを選択するとナビゲーションが発生するケースで(たとえば,[新規]カラムなどのチェック・ボックス・テーブル・カラム内で),QuickTest がその後のステップを記録しなかったり不正確に記録する場合があります。
解決策: 記録を正確に続行するには,次の操作の前にページ内の任意の場所をクリックします。
- Currency Calculator ポップアップ・コントロールについて記録しているときに,通貨値を入力した直後に[OK]をクリックすると,記録エラーが発生することがあります。
解決策:SblAdvancedEdit オブジェクト内の Currency Calculator ポップアップ・コントロールの中で[OK]をクリックする前に,ポップアップ内の別のコントロールを選択してから[OK]をクリックします。
High-Interactivity(HI)アプリケーション
- ブラウザのセキュリティ設定と,インストールされている Siebel パッチによっては,Siebel アプリケーションにログインしたときに複数のダイアログ・ボックスが開くことがあります。 必要な Siebel パッチがすべてダウンロードされてインストールされてから,テストまたはコンポーネントを実行することをお勧めします。 何かの理由でそれができない場合は,セキュリティ警告について記録されたステップの間に追加された Sync ステップを手動で削除してください。
- SblTable.Sort 操作が MVG(Multi-Value Group)アプレット内で最初の操作である場合,QuickTest はその操作を記録できません。
解決策: MVG アプレット内の任意の場所をクリックしてから並べ替えます。
- SblAdvancedEdit オブジェクトは,ポップアップ・オブジェクトを開くことができます。 QuickTest が記録するのは Set メソッドだけであり,ポップアップ・オブジェクト内での操作は記録されません。 ただし,ポップアップ・オブジェクトからテーブルを開いた場合,QuickTest はこの 2 次テーブル内で実行された操作を記録します。 これらのステートメントはテストまたはコンポーネント内で必要ではありません。これは,Pickup テーブル選択項目をメイン・テーブルに挿入する操作も記録されるためです。 場合によっては,これらの冗長ステートメントが実行セッションに干渉することがります。
解決策: テストまたはコンポーネントが予期したとおりに動作しない場合は,ポップアップ・オブジェクトから開かれた 2 次テーブルについて記録されたステートメントを削除します。
- Siebel テーブルに添付ファイルを追加すると,実行セッションの妨げになる可能性のある追加のステートメントが記録されます。
解決策:記録が終わってから,添付ファイルを追加したときに記録された OpenCellElement ステートメントと Add ステートメントを削除します。
- Currency Calculator コントロールを使って Siebel テーブルのセルに値を挿入する場合,値を入力したセルをクリックする前に別のセルにカーソルを移動すると,新しい SelectCell ステップが SetCellData の前に記録されることがあります。
解決策:記録中に,常に Enter キーを押して Currency Calculator を閉じるようにします。 何かの理由で Currency Calculator が Enter キーを使って閉じられなかった場合は,SetCellData ステップと SelectCell ステップの順序を手動で変更することができます。
標準 Windows オブジェクト - テストとコンポーネントの作成と実行 »
- WinMenu オブジェクト上にチェックポイントを挿入することはできません。
解決策:CheckProperty メソッドと CheckItemProperty メソッドを使用して,特定のプロパティと項目プロパティの値をチェックします。
- Windows ロゴ・キー・ショートカットを使って記録すると,記録が不正確になることがあります。
解決策:記録するときには,Windows ロゴ・キーの代わりに[スタート]メニューを使用します。
- WinCalendar のスタイルを変更すると(たとえば単一選択から複数選択へ),実行セッションが失敗します。
- オブジェクト・スパイから指差しポインタを使って MFC 静的テキストやタブ・コントロールをポイントした場合,QuickTest が正しいオブジェクトを返すのに失敗することがあります。
解決策:該当のオブジェクトをオブジェクト・リポジトリに追加します。 追加するには,対象オブジェクトの親ウィンドウをポイントし,[オブジェクトの選択]ダイアログ・ボックスで親ウィンドウ・オブジェクトを選択,[OK]をクリックし,[オブジェクト フィルタの定義]ダイアログ・ボックスの中で次のいずれかを実行します。
- アプリケーションの最上位レベル・ウィンドウの中にある,非モーダル・ダイアログ・ボックスを開くすべてのオブジェクトを学習しようとした場合,最上位レベル・ウィンドウの子オブジェクトとダイアログ・ボックス・オブジェクトだけが学習されます。 ダイアログ・ボックス内の子オブジェクトは学習されません。
解決策: ウィンドウ内の非モーダル・ダイアログ・ボックスのすべての子オブジェクトを学習するには,[ツール]>[オプション]>[Windows アプリケーション]>[詳細設定]ボタンを選択し,[子ウィンドウを常に列挙する]オプションを選択します。
このオプションはステップの記録と実行のパフォーマンスに大きく影響するので,注意が必要です。
Stingray アプリケーション - テストとコンポーネントの作成と実行 »
Stingray アドインは,Stingray コントロールに対するテストおよびコンポーネントの記録と実行を可能にします。
Objective Grid - QuickTest は,WinTable メソッドを使ってグリッドに対する操作を記録および実行します。
Objective Toolkit - QuickTest は,ツリー・コントロールに対する操作の記録と実行には WinTreeView メソッドを使用し,タブ・コントロールについては WinTab メソッドを使用し,ツールバーおよびメニュー・バー・コントロールについては WinToolbar メソッドを使用します。
詳細については,『HP QuickTest Professional Object Model Reference』(英語版)の「Stingray」を参照してください([ヘルプ]>[QuickTest Professional ヘルプ]>[QuickTest Object Model Reference])。
ヒント: グリッド・セルには,未処理のデータが表示されることも書式設定されたデータが表示されることもあります。 GetCellData メソッドは,セル内の未処理のデータを取得します。 表示された(書式化された)データを取得するには,GetCellDisplayedData メソッドを使用します。
その他の既知の問題と制限事項
- 標準設定では,シングル・スレッドの Stingray アプリケーションだけがサポートされます。
マルチスレッド・アプリケーションのサポートを提供するには,QuickTest で,[ツール]>[オプション]>[Stingray]タブを選択します。 [マルチスレッド化されている Stingray アプリケーションをサポートする]チェック・ボックスを選択し,[OK]をクリックします。 QuickTest を閉じて再起動します。
詳細については,『HP QuickTest Professional アドイン・ガイド』を参照してください。
- このアドインは,Objective Edit コントロールと Objective Chart コントロールはサポートしません。
- ExpandAll メソッドは,Stingray ツリー・コントロールについてはサポートされません。
- コントロールのウィンドウ・ハンドルと Visual C ++ オブジェクトを相関させる MFC 内部マップに,Stingray コントロールのエントリがすべては含まれていないことがあります。 Stingray アドインはアプリケーションから情報を取得するときにこのマップに頼っているので,このような状況では Stingray アドインが一部の Stingray コントロールを認識できない可能性があります。
解決策:Stingray アドインには,前述のような状況で MFC マップ・エントリの欠如に対する備えとして働く補助メカニズムが含まれています。 このメカニズムをアクティブにするには,QuickTest で,[ツール]>[オプション]>[Stingray]タブを選択します。 [MFC マップをキャッシュする]チェック・ボックスを選択して[OK]をクリックします。 QuickTest を閉じて再起動します。
注: このメカニズムはパフォーマンス・オーバーヘッドを生じさせるため,標準設定ではアクティブになっていません。
- ネストされたタブ・コントロールが対象の場合,一意の識別を可能にするために,オブジェクト・リポジトリ内の対応するエントリを手動で修正しなければならない場合があります。 たとえば,既存の記述に元の識別子を追加しなければならないことがあります。
- 標準設定では,Stingray グリッドについて記録しているときには,エディット・ボックス,チェック・ボックス,およびドロップダウン(コンボ)リストがサポートされます。 Stingray グリッドに埋め込まれているこれ以外の種類のコントロールは,部分的にサポートされるか,まったくサポートされません。
注: CGXTabbedComboBox コントロールと CGXCheckBoxEx コントロール・タイプは,記録時にはサポートされません。
解決策:サポートされているもの以外のコントロールを対象にするには,テストまたはコンポーネントに SetCellData ステートメントを手動で追加します(セル内でのユーザのアクションを記録する代わりに)。
- GetCellData メソッドと SetCellData メソッドは,3000 文字までに制限されています。
- 標準設定では,以下のグリッド・クラスだけがサポートされています。
CGXCore から直接派生したほかのグリッド・クラスの使用については,HP カスタマー・サポートに問い合わせてください。
ターミナル・エミュレータ - テストとコンポーネントの記録と実行 »
ヒント: [コード ベージ番号(IBM PCOM のみ)]オプションを 1252 に設定してみてください。
- QuickTest Professional ターミナル・エミュレータ・アドインは,エミュレータが接続されているときにのみ,エミュレータ・ウィンドウ・オブジェクトを識別できます。 たとえば,次のステートメントを使ってエミュレータ・セッションに接続することはできません。
TeWindow("TeWindow").WinMenu("Menu").Select "Communication;Connect"
解決策: エミュレータと接続する前に実行する必要のあるステップを記録できます。 それらのステップは,ターミナル・エミュレータ・アドインがロードされていないかのように記録されます。 エミュレータが接続されたら,記録セッションを停止して,ターミナル・エミュレータ・オブジェクトを記録するための新しい記録セッションを開始してください。
- HLLAPI をサポートするエミュレータを使用している場合,記録中にエミュレータ・セッションがホストから切断されると,その後再接続されても,QuickTest がエミュレータを認識しなくなります。
解決策: 記録を停止し,セッションを再接続してから,記録を続行します。
- Hummingbird HostExplorer エミュレータで記録を行っているときには,エミュレータ・ウィンドウ内でのメニュー操作とツールバー操作が無効になります。
解決策: 記録を停止し,必要なメニュー項目を選択するか,必要なツールバー・ボタンをクリックし,記録を続行します。
- HLLAPI をサポートするエミュレータを使用している場合,記録中にエミュレータ・ウィンドウを閉じると,予期しない結果が生じることがあります。
解決策:エミュレータ・ウィンドウを閉じる前に記録を停止します。
- QuickTest がテストまたはコンポーネントを実行しているときに,ターミナル・エミュレータ・ウィンドウ内でオブジェクトのクリック,入力,または移動を行うと,予期しない結果が生じることがあります。
解決策:エミュレータを使用する前に,テストまたはコンポーネントの最後まで待つか,テストまたはコンポーネントの実行を一時停止します。
- QuickTest Professional ターミナル・エミュレータ・アドインは,ターミナル・エミュレータ・アプリケーション内のツールバー・オブジェクトに対する記録操作はサポートしていません。
解決策:ツールバー・ボタンに対応するメニュー・コマンドについて記録します。 代わりに,低レベル記録を使ってツールバーに対する操作を記録することもできます。 低レベル記録の詳細については,『HP QuickTest Professional ユーザーズ・ガイド』を参照してください。
- たとえば TeWindow("TeWindow").TeScreen("screen5296").SendKey TE_RESET のように,ターミナル・エミュレータのロックを解除するために SendKey メソッドを使用しても,一部のエミュレータ(Host On-Demand など)はロック解除されない場合があります。
解決策:[ツール]>[オプション]>[ターミナル エミュレータ]>[設定を調節]>[実行の設定]>[キーボード イベントを使って特殊なエミュレータ キーを含むステップを実行する]>[RESET 関数のキー]]オプションを使用して,RESET コマンドについて送信するキーボード・イベントを指定します。
- あるターミナル・エミュレータを使って記録したテストまたはコンポーネントが,別のターミナル・エミュレータでは正しく実行できない場合があります。 たとえば,RUMBA で記録したテストは IBM PCOM では実行できません。
ターミナル・エミュレータ - 制限事項
- EXTRA! エミュレータをインストールした後で,予期しない動作が生じることがあります。 QuickTest Professional を実行できなかったり,さまざまな機能が動作を停止する場合があります。 これは,インストールされた EXTRA! が atl.dll ファイルの古いバージョンをコンピュータにコピーして登録したために発生している可能性があります。
解決策:システム・フォルダ(WINNT¥system32)内の atl.dll を見つけます。 そのバージョンは 3.0 以降でなければなりません。 regsvr32 ユーティリティを使って,適切な atl.dll を登録します。
- HostExplorer の HLLAPI GetKey 関数にはバグがあります。 その結果,QuickTest がターミナル・エミュレータのキーボード・イベントをしばらく記録してから記録を停止し,キーボード・イベントに反応してエミュレータも停止する場合があります。
解決策: Hummingbird のカスタマー・サポートに連絡し,HLLAPI GetKey 関数の問題(数回の呼び出しの後で反応しなくなる)を修正するパッチを入手してください。
- Hummingbird 9.0 5250 セッションについてテストまたはコンポーネントを記録および実行するためには,Hummingbird のパッチをインストールする必要があります。
解決策: Hummingbird のカスタマー・サポートに連絡し,すべての 5250 フィールドが保護されているように見える HLLAPI の問題を修正するパッチを入手してください。
- Attachmate Terminal Viewer 3.1 5250 セッションが対象の場合,画面で最初の保護されていないフィールドの前に表示されているすべてのフィールドが,単一のフィールドとして認識されます。
- エミュレータのインストール直後には,NetManage RUMBA セッション内の TeField オブジェクトを QuickTest が認識しない場合があります。
解決策: RUMBA をインストールした後で,たとえインストール後の再起動が必須ではなくても,コンピュータを再起動します。
接続と切断
- 複数のターミナル・エミュレータ・セッションが開いている場合,QuickTest はどのセッションも認識しません。
解決策: テストまたはコンポーネントを記録または実行しているときには,接続するターミナル・エミュレータ・セッションは一度に 1 つだけにします。
- 実行セッション中に現在のエミュレータ・セッションを切断するステップがテストまたはコンポーネントに含まれていて,そのステートメントの直後に TeScreen.Sync コマンドがある場合,そのテストまたはコンポーネントの実行が停止したり,応答に長い時間がかかることがあります。
解決策: テストまたはコンポーネントから Sync コマンドを削除するか,Wait ステートメントで置き換えます。 詳細については,『HP QuickTest Professional Object Model Reference』(英語版)の「Utility」を参照してください。
- エミュレータ・セッションがビジー状態のときに,チェックポイントの挿入,新しいテストまたはコンポーネントの作成,または既存のテストまたはコンポーネントを開く操作を行うと,予期しない問題が発生することがあります。
解決策: これらの操作をどれか実行する前に,エミュレータ画面のステータス行でエミュレータの接続ステータスをチェックします。
- 記録中に Host On-Demand セッションとの接続を切った後,予期しない動作が見られることがあります。
解決策: セッションとの接続を切る前に記録を停止します。 その後,セッションとの接続を切るステップを手動で追加します。
- QuickTest が記録しているときにターミナル・エミュレータが閉じられると,予期しない動作が見られることがあります。
オブジェクトの識別
- 標準設定では,QuickTest は TeField テスト・オブジェクト記述の中で attached text および protected プロパティを使用します。 フィールドの付属テキストがセッションごとに異なる場合,QuickTest はセッション実行時にそのフィールドを見つけられません。
解決策: [オブジェクト リポジトリ]ダイアログ・ボックスか,そのオブジェクトの[オブジェクトのプロパティ]ダイアログ・ボックスを開きます。 フィールドの記述から attached text プロパティを削除し,そのオブジェクトを一意に識別するために,start row,start column,index などの別のプロパティを追加します。
ヒント: TeField オブジェクトについてスマート認識定義を作成して,たとえ特定の TeField オブジェクトの attached text プロパティ値が変化しても,記録されたテストまたはコンポーネントが正常に実行されるようにすることもできます ([ツール]>[オブジェクトの認識]>[スマート認識を有効にする]を選択し,[設定]をクリックします)。 スマート認識の詳細については,『HP QuickTest Professional ユーザーズ・ガイド』を参照してください。
- TeScreen オブジェクトのプログラム的記述の中で label プロパティを使用することはできません。 ただし,所定の TeWindow の中に存在できる画面は一度に 1 つだけなので,TeScreen("MicClass:=TeScreen") を使用することができます。
例:
TeWindow("short name:=A").TeScreen("MicClass:=TeScreen").TeField("attached text:=User", "Protected:=False").Set "33333"
- TextScreen プロパティの current column と current row は,HLLAPI をサポートするエミュレータに対してしか使用できません。
- TeField オブジェクトについては,location プロパティは記録されません。
解決策:代わりに index プロパティを使用します。
Visual Basic アプリケーション - テストとコンポーネントの作成と実行 »
Web オブジェクト - テストとコンポーネントの作成と実行 »
- 同じフレーム内の Web 要素へのドラッグ・アンド・ドロップ・ステップを記録した場合,実行セッションのときの画面の解像度が記録セッションのときの解像度と同じではないと,テスト・ステップが失敗することがあります。 これは,画面解像度が異なると,ターゲット位置の座標が異なる場合があるからです。
解決策:この問題が生じた場合は,新しい位置に合わせてドロップ位置の座標を調整します。
- QuickTest Professional は,<input type="file"> タグによって表示されるエディット・フィールドの変更だけを記録します。 ブラウズ操作は記録されません。
- POST メソッドを使う FORM タグでのクリック操作は正しく実行されないことがあります。
解決策: この問題が発生した場合は,クリックの前に,Setting.WebPackage("ReplayType") = 2 を使って ReplayType を[マウス操作による実行]に変更します。 クリック・ステップの後で,Setting.WebPackage("ReplayType") = 1 を使って再生の種類を標準設定([イベントに基づく実行])に戻すことをお勧めします。
- QuickTest Professional は,[オートコンプリート]ダイアログで Tab キーを使ってパスワードを入力する操作を正しく記録しないことがあります。
解決策: ユーザ名を入力した後 Enter キーを押すか,[ログイン]ボタンをクリックします。
- Web オブジェクトを対象とした作業において,Description オブジェクトに対して定義されているプロパティがサポートされていない場合でも(たとえば,プロパティ名の綴りに誤りがあるなど),プロパティ名は無視されません。 したがって,その Description オブジェクトを使用する <WebObject>.ChildObjects ステートメントは失敗します。
- 以前のリリースでは,Web ページ上のオブジェクトを学習したときや,埋め込み階層を持つページ(Java アプレット,ActiveX コントロール,.NET Windows フォーム・コントロールなどのオブジェクトを含む)に対して Page.ChildObjects ステップを実行したときに,ページ上の Web 要素だけが返されていました。
今では学習の動作が変更され,ページ上のすべてのオブジェクトを学習すると,埋め込まれた階層からのオブジェクトも学習されるようになりました。 しかし,ChildObjects メソッドの動作は後方互換性を保つために変更されず,今も Web オブジェクトだけを取得します。
- タブ・ブラウジングは,Microsoft Internet Explorer,Netscape Browser,および Mozilla Firefox の英語版でのみサポートされます。 さらに,タブ・ブラウジングは Netscape 8.1.3 ではサポートされません。
- QuickTest は,ブラウザを開いたときに,前のブラウザ・セッションで開かれて保存された複数のタブを正しく認識できない場合があります。
解決策: 複数のタブが必要な場合は,テストまたはコンポーネントに適切なステップを付け加えて,実行セッション中にそれらを開くようにします。
Internet Explorer でのテストまたはコンポーネントの実行
- Microsoft Internet Explorer 6.0 に Windows Live Toolbar がインストールされていて,タブ・ブラウズが有効になっている場合,Internet Explorer 6.0 を開くたびにエラー・メッセージが QuickTest によって表示されることがあります。
解決策:Microsoft Internet Explorer 6.0 のタブ・ブラウズを無効にするには,まず Windows Live Toolbar の[Windows Live Toolbar オプションの変更]をクリックします。 次に,表示されたダイアログ・ボックスの左の表示枠で[タブ ブラウズ]リンクをクリックし,[タブ ブラウズを有効にする]チェック・ボックスをクリアします。
- Microsoft Internet Explorer 7.0 で作業をしているとき,[Web デバイス レベル再生]または[再生の種類]オプションがマウス操作を使用するように設定されている場合でも,QuickTest は必ず(マウスではなく)ブラウザ・イベントを使用してリスト・オブジェクトに対するマウス操作を実行します。
- Microsoft Internet Explorer 7.0 を使用している場合,QuickTest はスクロールせずにタブ・バンド上に表示されていないタブに切り替えることはできません。
解決策: 次のいずれかを実行します。
- Microsoft Internet Explorer で URL に割り当てられていない画像マップの領域に対するクリック操作を記録すると,実行セッション中,QuickTest Professional はマップで最初に検出する URL 割り当て領域をクリックします。
- QuickTest Professional は,Microsoft Internet Explorer でのカスタマイズされたツールバー・ボタンを使用した作業をサポートしません (ブラウザに標準で表示されるツールバー・ボタンについてのみ記録します)。
- Internet Explorer 7.0 で作業をするとき,Web アドインがインストールされ,ロードされていても,QuickTest Professional が Web オブジェクトを認識しないことがあります。
解決策:Internet Explorer 7.0 の設定をチェックして変更します。
- 必要に応じて,Internet Explorer 7.0 のセキュリティ設定を変更します。
Internet Explorer 7.0 で,[ツール]>[インターネット オプション]を選択します。 [セキュリティ]タブで、[保護モードを有効にする]チェック・ボックスの選択を解除して[OK]をクリックします。
- BHOManager Class アドオンが無効になっている場合は,有効にします (QuickTest はこのアドオンを Internet Explorer 7.0 にインストールします。 QuickTest がブラウザおよびそのオブジェクトと対話するためには,BHOManager Class アドオンが[有効]に設定されている必要があります)。
Internet Explorer 7.0で,[ツール]>[アドオンの管理]>[アドオンの有効化または無効化]([アドオンの管理]メニュー項目が表示されていない場合は[ツール]>[インターネット オプション]>[プログラム]タブ>[アドオンの管理]ボタン)を選択します。 [アドオンの管理]ダイアログ・ボックスで,BHOManager Class をクリックして強調表示します。 次に,[設定]領域で[有効]ラジオ・ボタンをクリックして[OK]をクリックします。
- QuickTest Professional は,Microsoft Internet Explorer の[検索]フレームは記録しません。
- QuickTest Professional は,Microsoft Internet Explorer の[検索]ウィンドウは記録しません。
- Web ページ内のドロップダウン・ボックスに大量のデータが含まれている場合,記録セッション中に QuickTest Professional の応答が遅くなることがあります。
解決策:Web ページ上の大量のデータを含んだオブジェクトを学習します(記録する代わりに)。
- 実行セッション中に,タイトルが同じでページ内容が異なる 2 つのタブがブラウザ内で同時に開いていると,QuickTest が正しいタブに対して操作を正しく実行しているのに,もう一方のタブが誤ってアクティブになってしまうことがあります。
解決策: この問題を修正するには,次のいずれかを実行します。
- 実行セッション中に,開いているブラウザ内の別のタブと同じタイトルを持つタブに対して Close メソッドが実行されると,QuickTest はそのタイトルを持つすべてのタブを閉じます。
Netscape Browser または Mozilla Firefox でのテストまたはコンポーネントの実行
- QuickTest Professional は,Netscape Browser のメニューをサポートしません。
- Netscape ブラウザまたは Mozilla Firefox における Web オブジェクトの .Object プロパティは,このバージョンの QuickTest ではサポートしていません。
- Netscape ブラウザが最小化されている状態では,QuickTest Professional は Netscape ブラウザでテストまたはコンポーネントを実行できません。
- [オブジェクト スパイ]および[チェックポイントのプロパティ]ダイアログ・ボックスは,Netscape ブラウザおよび Mozilla Firefox のダイアログ・ボックス内のエディット・ボックスに表示される現在の値を取得しません。
- WebButton テスト・オブジェクトの Type プロパティは,Microsoft Internet Explorer と Netscape ブラウザまたは Mozilla Firefox とで,標準設定値が異なります。 Microsoft Internet Explorer では,標準設定値は「Button」であり,Netscape ブラウザまたは Mozilla Firefox では,標準設定値は「Submit」です。
解決策:WebButton テスト・オブジェクトでは,Type プロパティを使用しないでください。
- Netscape Browser Mozilla Firefox での実行については,リンク上の標準チェックポイントはサポートされません。
- 同一のコンピュータに Mozilla Firefox の 2 つのマイナー・バージョンがインストールされているとき,旧バージョン(たとえば,Firefox 1.5.0.3)が新バージョン(たとえば,1.5.0.8)よりも後にインストールされた場合,QuickTest はどちらが最新のバージョンかを認識できないことがあります。
Microsoft Windows Vista の使用
- Microsoft Windows Vista のセキュリティ設定によって,QuickTest Professional 関連のインストール(パッチのインストールなど)や Quality Center プロジェクトへの接続(直接でも QuickTest Professional からでも)が妨げられることがあります。 これは,Windows Vista のユーザ・アカウント制御(User Account Control)オプションがオンになっており,まだ Quality Center プロジェクトに接続したことがないと起きます(該当する場合)。
解決策:次の手順で UAC オプションを一時的にオフにします。
- 管理者として Windows Vista にログインします。
- [コントロール パネル]で[ユーザー アカウント]>[ユーザーアカウント制御の有効化または無効化]を選択します。
- [ユーザーアカウント制御(UAC)を使ってコンピュータの保護に役立たせる]チェック・ボックスをクリアして,[OK]をクリックします。
前述の手順で UAC オプションを無効にした後,必要なインストールや Quality Center への接続を通常どおりに実行します。 作業が完了したら,ユーザー・アカウント制御(UAC)オプションを再びオンにしても構いません。 その後は,必要に応じて Quality Center に接続できるようになるはずです。
- Windows Vista における DCOM 許可の付与の問題が原因で,Quality Center からリモートの Windows Vista ホスト上で QuickTest を正常に実行させることができません。
解決策: <QuickTest のインストール・フォルダ>¥bin フォルダから RmtAgentFix.exe を実行するか,[スタート]>[プログラム]>[QuickTest Professional]>[Tools]>[Additional Installation Requirements]を選択してインストールの追加要件ユーティリティを使用します。
- Windows Vista では,管理者としてログインしていないと,QuickTest Professional のシート・ライセンスが正常に動作しないことがあります(コンカレント・ライセスは正常に動作します) (同時実行ライセンスは通常どおりに機能します)。
解決策:Windows Vista に,管理者として QuickTest Professional およびすべての QuickTest アドインをインストールします。 それには,QuickTest Professional インストール DVD のルート・フォルダにある setup.exe を右クリックして[管理者として実行]を選択します。
続いて,QuickTest を開くたびに,管理者として開くようにします。 それには,デスクトップにある QuickTest Professional のアイコンを右クリックして[管理者として実行]を選択します。
- QuickTest Professional は,Windows Vista の[スタート]メニューに対する操作([スタート]>[ファイル名を指定して実行]以外)の記録をサポートしていません。
解決策:必要なアプリケーションを開くステップを手動でテストに追加します。
注: Windows Vista に関するその他の問題については,以下を参照してください。
Windows ベース環境に対するテキスト認識のサポート
- 最近のバージョンの QuickTest Professional では,テキスト・キャプチャ・テスト・オブジェクト・メソッド,予約済みオブジェクト・メソッド,テキスト/テキスト領域チェックポイント,およびテキスト/テキスト領域出力値ステップは,Windows ベース環境のオブジェクトを対象に利用できませんでした。
テキスト/テキスト範囲のチェックポイントまたは出力値のコマンドを使用して,Windows ベース・オブジェクトでテキストの検証や取得が行えます。 代わりの方法として,testobject.GetText (ターミナル・エミュレータ・オブジェクトの場合),testobject.GetVisibleText または testobject.GetTextLocation の各テスト・オブジェクト・メソッド,あるいは TextUtil.GetText または TextUtil.GetTextLocation 予約済みメソッドを使用して,必要なテキストをキャプチャできます。
テキスト/テキスト領域チェックポイントまたは出力値ステップのためのテキストをキャプチャするとき,あるいは前記のメソッドのいずれかを使用するとき,QuickTest は Windows API をベースとするメカニズムを使用してオブジェクトからテキストを直接取得しようとします。 QuickTest は,この方法でテキストをキャプチャできない場合(たとえば,テキストが画像の一部であるなど),ABBYY Software Ltd.が提供する OCR(光学式文字認識)のメカニズムを使用してテキストのキャプチャを試みます。
必要に応じて次のレジストリ・キーの値を変更することで標準設定の動作を変更できます。 HKEY_CURRENT_USER¥SOFTWARE¥Mercury Interactive¥QuickTest Professional¥MicTest¥OcrEngine
重要: Windows レジストリ・エディタは,システム・レジストリの設定を変更するために使用できる高度なツールです。 レジストリは,確実に必要な場合を除いて編集するべきではありません。 レジストリに誤りがあると,コンピュータが正しく動作しないことがあります。
次の表に,OcrEngine キーで指定可能な値を示します。
名前 設定可能な値 enable 1 - 有効。 QuickTest に OCR メカニズムを,mode の値に従って使用するように指示します (標準設定)。0 - 無効。 QuickTest は,mode の値に関係なく OCR メカニズムを使用しません (mode の値を 0 に設定するのと同じ - OCR なし)。 maxHforSingleBlock および maxWforSingleBlock テキスト・ブロックの高さまたは幅をピクセル単位で示します。 例: 29。 OCR メカニズムにオブジェクトを単一のテキスト・ブロックとして扱うように指示するために両方の値エントリを変更します。注: 小さいオブジェクトまたは小さいテキスト領域のテキストはキャプチャされないことがあります(またはキャプチャが正しくない)。 このような場合,テキスト領域の最大サイズをピクセル単位で指定すると,テキスト認識の向上に役立つ可能性があります。 この指定により OCR メカニズムは特定の領域に焦点を合わせ,(通常,複数のテキスト・ブロックとして扱われる)その領域を単一のテキスト・ブロックとして扱うようになります。ヒント:オブジェクトの高さと幅は,QuickTest のオブジェクト・スパイを使用して調べることができます。標準設定値は両方とも 0 です(単一のブロックの高さと幅の最大ピクセル数は定義されないため,複数のテキスト・ブロックを使用する必要があることを示しています)。 mode注:また,QuickTest で[ツール]>[オプション]を選択し,[一般]タブで[この順番でテキスト認識メカニズムを使用する]オプションを選択すれば,テキスト認識モードを設定できます。 0 - OCR なし。 QuickTest に(OCR のメカニズムではなく)Windows API ベースのメカニズムのみを使用してオブジェクトからテキストを取得するように指示します。1 - Windows API/OCR。 QuickTest に最初に OCR メカニズムを使用してテキストを対象オブジェクトから直接取得するように指示します。 テキストを取得できなかった場合,QuickTest は Windows API ベースのメカニズムを使用してのテキストの取得を試みます (標準設定)(日本語,韓国語,中国語での作業時には特にお勧めします)。2 - OCR/Windows API。 QuickTest に最初に OCR メカニズムを使用してテキストを対象オブジェクトから取得するように指示します。 テキストを取得できなかった場合,QuickTest は Windows API ベースのメカニズムを使用してオブジェクトからのテキストの取得を試みます3 - OCR のみ。 OCR メカニズムのみを使用して,オブジェクトからテキストを取得するように QuickTest を設定します(Windows API ベースのメカニズムは使用しません) (Windows Vista で作業するときは必須です)。 supportedLanguages OCR メカニズムがオブジェクトからテキストを取得するときに使用する言語辞書を示します。English,German,Spanish,French のように,言語をカンマで区切って指定します。注: English,Japanese のような,表意文字言語(CJK―中国語,日本語,韓国語)と非表意文字言語の組み合わせはサポートされていません。 useProfile OCR メカニズムに関するカスタマイズされたプロファイルが収められた .ini ファイルのパスを指定します。注: OCR メカニズムがオブジェクトからテキストをまったく取得できない場合,テスト対象アプリケーション内のオブジェクトを認識できるように,メカニズムの設定を調整できます。 そのためには,フォント,必要なプロパティ設定を指定するカスタマイズされたプロファイルを含んだ .ini ファイルを作成します。 この .ini ファイルは ABBYY FineReader 形式である必要があります。 詳細については,HP カスタマー・サポート Web サイトのナレッジ・ベース領域内を検索してください(www.hp.com/go/hpsoftwaresupport)。
注: Windows ベースのオブジェクトを対象とするテキスト・キャプチャ・オプションやメソッドが利用できるようになりましたが,このテキスト認識メカニズムは不要なテキスト情報(非表示テキスト,網がけのテキストなど)をキャプチャする場合があること,またテキストの内容を誤解釈する場合があること考慮してください。
さらに,テキスト・キャプチャ・ステップは,使用するオペレーティング・システムのバージョン,インストールされているサービスパック,インストールされているほかのツールキット,アプリケーションで使用される API などによって,異なる実行セッションで異なった動作を行う場合があります。
したがって,可能であれば,text (または同様の)プロパティを取得する対象となるテキストを含んだオブジェクトを対象とする標準チェックポイント,出力値,または GetROProperty メソッドを挿入してアプリケーションのウィンドウからテキストを検査することをお勧めします。
詳細については,『HP QuickTest Professional ユーザーズ・ガイド』の該当する項を参照し,『QuickTest Object Model Reference』ヘルプ(英語版)において GetText,GetVisibleText,および GetTextLocation の各メソッド検索してください。
- 標準の OCR 設定では,キャプチャされたテキストの中に予期しない文字が追加される場合があります。
解決策: 次の内から 1 つまたは複数の値を設定します。
- Windows Vista の 32 ビット対応または 64 ビット対応のオペレーティング・システムでは,QuickTest のテキスト認識機能(テキスト・チェックポイント,出力値, GetVisibleText および GetTextLocation の各テスト・オブジェクト・メソッド,ならびに TextUtil.GetText および TextUtil.GetTextLocation の各予約済みオブジェクト・メソッド)は限定的であり,正しく動作しないことがあります。
解決策:Windows Vista では,Windows クラシック・テーマを適用し,QuickTest でテキスト認識モードを[OCR のみ使用する]に設定することにより,テキスト認識を向上させることができます (それには,[ツール]>[オプション]を選択し,[一般]タブで[この順番でテキスト認識メカニズムを使用する]ボックスから[OCR のみ使用する]を選択します)。
- ウィンドウレスの ActiveX ラジオ・ボタン・オブジェクトをクリック(AcxRadioButton.Click)するか Set メソッドを使用してアクティブにしないと,AcxRadioButton.GetVisibleText メソッドを含んだステップは,オブジェクトが可視でないことを示すエラーを返します。
解決策:ウィンドウレスの ActiveX ラジオ・ボタン・オブジェクトを対象に GetVisibleText メソッドを使用するすべてのステップの前に, Click または Set を使用するメソッドを挿入します。
ActiveScreen
- WinMenu オブジェクトの記録をするときには,ActiveScreen はキャプチャされません。
- ActiveScreen の Web ページ内に表示される Java アプレットまたは ActiveX コントロールは表示専用であり,そのオブジェクトを対象とした操作(たとえば,チェックポイントの作成,メソッドの追加など)はできません。
解決策: Java アプレット/ActiveX コントロールを対象とする操作を記録して,ActiveX アドインまたは Java アドイン(個別に使用可能),あるいはその両方がロードされているオブジェクトを対象とするステップを作成します。 この後,ActiveScreen で,チェックポイントの作成,ステップのパラメータ化,あるいは Java アプレット/ActiveX コントロールのメソッドの追加が行えます。
Windows ベースの SAP アプリケーション - ActiveScreen の使用 »
- ActiveScreen の画像は,キャプチャされた画面ビットマップに基づいています。 したがって,SAP GUI for Windows ビューに表示されていないオブジェクトは,ActiveScreen 画像の一部にはなりません。 キャプチャされたビューの中にないオブジェクトを ActiveScreen からスクリプトに追加することはできません。
- ドロップダウン・メニューは ActiveScreen 内にキャプチャされません。 ActiveScreen テクノロジは,メニューが閉じてメニュー項目が選択されてからデータをキャプチャします。
- QuickTest Professional は記録時に,1 つの ActiveScreen 画像を複数のステップにキャプチャします。 QuickTest Professional は,SAP GUI for Windows クライアントが SAP バックエンド・サーバに情報を送信したときにだけステップを記録します。 これが発生したとき,前の通信と現在の通信との間に実行されたすべてのステップがスクリプトに追加されます。 その通信中に記録されるすべてのステップについて,サーバに送られた最後の画面が ActiveScreen によってキャプチャされます。
- SAP Gui for Windows 内の Web 要素について記録している場合,HTML 画像はキャプチャされません。
- SAP Gui for Windows アプリケーション内の Web 要素について記録されたステップから作成された ActiveScreen からオブジェクト・リポジトリにオブジェクトを追加すると([オブジェクトの表示/追加]オプションを使って,あるいはチェックポイントまたは出力値ステップを作成して),オブジェクト・リポジトリ内に不正確なオブジェクト階層が生成されます。
Web ベースの SAP アプリケーション - ActiveScreen の使用 »
- テストの記録中にキャプチャされた HTML ページの全体を ActiveScreen が表示しないことがあります。
解決策:その HTML ページのサイズにぴったり合うように,ActiveScreen のサイズを変更します。
- SAP Enterprise Portal アプリケーションをテストする場合は,ActiveScreen アクセスに関する詳細認証を設定することをお勧めします([テスト]>[設定]>[Web])。 詳細については,『HP QuickTest Professional ユーザーズ・ガイド』を参照してください。
- ポップアップ・ダイアログが開いているときにキャプチャされた ActiveScreen を,メイン・ウィンドウからオブジェクト・リポジトリにオブジェクトを追加するために使用するのは避けてください。 そうすると,オブジェクト・リポジトリ内に不正確なオブジェクト階層が生成されます。
オートメーション
- オブジェクト・リポジトリ・オートメーション・スクリプトを実行しているときに,RepositoryUtil.GetChildren ステートメントへの呼び出しの後で返されたオブジェクトがヌルにならなかった場合,QuickTest はそのスクリプトの最後でクラッシュします。
解決策: スクリプトの最後に次の行を追加します。
TestObject = NULL
TestObject 変数は,GetChildren メソッドから返されるテスト・オブジェクトです。
- QuickTest 8.2 またはそれ以前で作成したテストを,自動化スクリプトを使用して開くと,そのテストは現在の QuickTest の形式に自動的に変換されるため,時間がかかることがあります。 この方法でテストを開くときには,変換を行うかどうかを選ぶことはできません。 テストは自動的に新しい形式に変換され,変換・保存が行われた後は,以前のバージョンの QuickTest で開くことはできません。
- SetObjectRepositoryAsDefault メソッドおよび ObjectRepositoryPath プロパティ・パスはサポートされなくなりました
解決策:自動化スクリプトを更新して,代わりに ObjectRepositories コレクションのメソッドおよびプロパティを使用します。 詳細については,[ヘルプ]>[QuickTest Professional ヘルプ]>[QuickTest Advanced References]>[QuickTest Automation]を参照してください。
[データ テーブル]
チェックポイントと出力値
一般 - チェックポイントと出力値 »
- 64 KB 以上あるチェックポイントの実行は遅くなることがあります。
- 記録中に挿入されたチェックポイントの Focused プロパティの値は,必ず FALSE になります。
解決策:プロパティの値を手動で変更するか,テストまたはコンポーネントで実行の更新を実行します([オートメーション]>[更新モード])。
- ページのソース・コードまたは HTML タグを対象とするチェックポイントは ActiveScreen からは挿入できません。 記録中に挿入する必要があります。 これらのチェックポイントは,最初の実行セッション中に失敗することがあります。
解決策: ページのソース・コードまたは HTML タグを対象とするチェックポイントを含むテストまたはコンポーネントを実行する前に,テストの更新モードを([オートメーション]>[更新モード])を実行します。
- Web ブラウザの代わりに,ブラウザ・コントロールを含むアプリケーションで作業中,チェックポイントを ActiveScreen から挿入すると,チェックポイントが失敗することがあります。
解決策:記録中にチェックポイントを挿入します。
- VbComboBox オブジェクトを対象に ActiveScreen から「sellength」または「seltext」プロパティをチェックするチェックポイントを挿入すると,キャプチャされた値が不正確になることがあります。
解決策:手作業で値を更新します。
- チェックポイントは,スタイル Simple Combobox の WinComboBox オブジェクトに対してはサポートされていません。
- Calendar コントロール(WinCalendar,AcxCalendar,および SwfCalendar テスト・オブジェクト)に対する標準チェックポイントを作成する場合,Date プロパティおよび Time プロパティは既定では設定されません。
- キャプチャされる値の形式は,システムの設定によって異なります。 たとえば,日付と時間の値が異なる形式に設定されることがあります。
解決策:テストまたはコンポーネントを記録したシステムとは別のシステムでテストまたはコンポーネントを実行しようとする場合には,両方のシステムで同じ書式設定が使われていることを確認します。
- データベース・チェックポイントを,作成したのとは別のマシンで実行する場合,両方のマシンに同じ ODBC ドライバがインストールされていることを確認します。
ActiveX - チェックポイントと出力値 »
- テーブル・チェックポイントは Data Bound Grid の可視の行だけをキャプチャします。
- ActiveScreen から ActiveX テーブルを対象としたチェックポイントを挿入するとき,ブラウザ(またはアプリケーション)にそのページ(または画面)が表示されている必要があります。 そうしない場合,ActiveX テーブルのデータに欠落が生じます。
解決策:記録中に ActiveX テーブルのチェックポイントを作成します。
- VT_DISPATCH 型の ActiveX プロパティのチェックポイントと出力値はサポートされていません。
- 書き込み専用の ActiveX プロパティのチェックポイントと出力値はサポートされていません。
- ウィンドウレス ActiveX コントロールに対するチェックポイントまたは出力値を含んだテストで更新実行([オートメーション]>[更新モード])を実行し,そのテストを再実行すると,実行セッションは失敗することがあります。 これは,「windowless」という隠しプロパティがテスト・オブジェクトの記述に含まれていないからです。
解決策:問題が生じた ActiveX コントロールを再学習するか,問題が生じるすべてのウィンドウレス ActiveX コントロールに値を 1 に設定した「windowless」プロパティを追加します。
Java - チェックポイントと出力値 »
- テキスト・チェックポイントとテキスト出力値は,特定の基準を満たす Java オブジェクトについてのみ作成できます。 詳細については,『HP QuickTest Professional アドイン・ガイド』を参照してください。
- テストまたはコンポーネントを編集しているときに,Java テーブルに対して新しいテーブル・チェックポイントを作成するには,まずチェックしたいテーブルを含んだアプリケーションを開いて,そのテーブルをアプリケーションで表示する必要があります。
- テストまたはコンポーネントの編集中に JavaList または JavaTree オブジェクトに対してチェックポイントを追加した場合,そのチェックポイント内では list_content または tree_content プロパティを使用できません。
解決策:Java リストと Java ツリーに対するチェックポイントは,記録セッション中に作成します。
解決策:一過性のオブジェクトに対するチェックポイントが必要な場合は,チェックポイントを実行する前に,そのオブジェクトが表示されていることを確認してください。 たとえば,コンボ・ボックス・リストの場合は,チェックポイントを実行する前に,コンボ・ボックス・ボタンをクリックするステートメントを挿入する必要があります。
.NET Web フォーム - チェックポイントと出力値 »
- WbfTreeView,WbfToolbar,および WbfTabStrip オブジェクトに対しては、チェックポイントはサポートされません。
- WbfCalendar オブジェクトの ActiveScreen 画像は,常にナビゲーションの前に保存されます。 たとえば,NextMonth リンクをクリックすると,ActiveScreen は現在の月を表示します。 したがって,ActiveScreen からチェックポイントを作成して,それを Calendar.ShowNextMonth 行の後に挿入すると,そのチェックポイントは失敗します。
解決法:
カレンダ・オブジェクトに対するチェックポイントは記録時に挿入します。
または
テストの編集時に,チェックポイントの期待値を編集するか,現在のステップの前にチェックポイントを挿入します。- 記録時には,テーブル・チェックポイントは WbfUltraGrid オブジェクトについてのみサポートされます。
- WbfUltraGrid.RowCount メソッドと WbfUltraGrid.ColumnCount メソッドを使用した場合や,内部に追加のグリッド・コントロールを持つグリッドに対してテーブル・チェックポイントを実行した場合,QuickTest は最も外側のテーブルについてのみ行またはカラムを取得します。 rows プロパティと RowCount メソッドがカウントするのはグループ化されていない行だけなので注意が必要です。
Oracle - チェックポイント »
解決策:一過性のオブジェクトに対するチェックポイントが必要な場合は,チェックポイントを実行する前に,そのオブジェクトが表示されていることを確認してください。 たとえば,コンボ・ボックス・リストの場合は,チェックポイントを実行する前に,コンボ・ボックス・ボタンをクリックするステートメントを挿入する必要があります。
SAP - チェックポイントとオブジェクト・スパイ »
- チェックポイントで正しいオブジェクト・プロパティがキャプチャされるようにするために,チェックポイントまたは出力値を挿入する前に,サーバとの通信を引き起こすステップ(Enter キーを押すなど)を記録することをお勧めします。
- 次のコントロールについては,オブジェクト・スパイを使用することもチェックポイントを作成することもできません。 ただし,これらのコントロールに対するステップを正常に記録して実行することはできます。
- 現在アクティブになっていない SAP 画面(つまり,呼び出されたダイアログ・ボックスの背後にある画面)の中にあるオブジェクトに対するチェックポイントの作成とオブジェクト・スパイの使用はサポートされていません。 ただし,[ステータス バー メッセージを記録する]オプションを使用すれば([ツール]>[オプション]>[SAP]>[ステータス バー メッセージを記録する]),非アクティブなウィンドウに表示されたステータス・バー・メッセージに対してチェックポイントを作成することはできます。
- 古い 6.20 テストを 6.40 クライアント上で実行すると,ラジオ・ボタン,チェック・ボックス,エディット・ボックス,または通常のボタンに対するチェックポイントが,6.40 クライアントでそれらのオブジェクトの tooltip プロパティの値が変更されたせいで失敗する場合があります。
- QuickTest は,テーブル・コントロール内の行数を予測できますが,実際にチェックできるのはクライアント上に表示されているテーブル内容だけなので,正確な行数を取得することはできません。 表示されていない行からのデータは,バックエンド・サーバにのみ保存されます。 したがって,テーブル・コントロール・オブジェクトに対するチェックポイントを挿入または変更する場合,[行範囲の定義/変更]ダイアログ・ボックスで指定された行数は正確ではないことがあります。
- 大きなテーブルではテーブル・チェックポイントの挿入に少し時間がかかりますが,QuickTest がチェックポイントに必要なデータを取得している間は,SAP GUI ウィンドウ上でどのような操作も実行しないのが得策です。 QuickTest がチェックポイントのための情報を取得している間に,たとえばトランザクションの状態を変更したり別のウィンドウに移動したりすると,深刻な問題が発生することがあります。
- ActiveScreen からテーブルまたはグリッドにチェックポイントを挿入する場合は,そのテーブルまたはグリッドから正しい情報を抽出するために,SAP Gui for Windows アプリケーションで実際のテーブルを開いておく必要があります。
Siebel - チェックポイントとオブジェクト・スパイ »
- テストまたはコンポーネントを編集しているときに,適切なオブジェクト・タイプ(SiebList,SiebPicklist,SiebPageTabs など)についてテーブル内容チェックポイントまたは出力値を作成するには,アプリケーションでそのオブジェクトが表示される正確な画面を開く必要があります。 そうでない場合,[テーブル チェックポイント]ダイアログ・ボックスまたは[テーブル出力値]ダイアログ・ボックスに[プロパティ]タブだけが表示されることになります。
- [合計]行を含む SiebList オブジェクトについて作成されたチェックポイントは,[合計]行の更新を引き起こしたアクションが記録されていないと,実行セッション中に失敗することがあります。
- オブジェクト・スパイとチェックポイントは,展開されたカルキュレータおよびカレンダー・ポップアップ・オブジェクトを Window("Siebel control popup") として認識します。
ターミナル・エミュレータ - チェックポイントと出力値 »
Web サービス - チェックポイントと出力値 »
- 多次元配列を返す操作についてチェックポイントまたは出力値ステップを作成すると(またはこのようなステップについて更新実行を行うと),配列の 1 つの次元についてのみ XML ツリーが生成されます。
- 既存のテストを実行する場合,以下の条件に合致すると,複雑な値をチェックするチェックポイントが失敗することがあります。
- チェックポイントが,QuickTest Professional 9.1 Web サービス・アドインを使って作成されている
- WebService テスト・オブジェクトが基づいている WSDL が RPC リテラル・エンコード方式を使用している
- テスト・オブジェクトが .NET 2.0 WSE ツールキットを使って学習されている
これは,この種の WSDL に対してチェックポイントを作成するための古いメカニズムでは,空の値を持つ不要な要素が作成されていたことが原因です。 新しいメカニズムでは,チェックポイントについてこの要素は作成されず,実行セッション中にこの要素はキャプチャされません。
解決策:次のいずれかを行います。
- 前述の条件に合致するチェックポイントを含むテストの更新実行を行います([オートメーション]>[更新モード])。
- 該当するチェックポイントを QuickTest で作成し直します。
- [チェックポイントのプロパティ]ダイアログ・ボックスを開き,問題のある要素の横にあるチェック・ボックスの選択を解除します。
XML - チェックポイントと出力値 »
- 「>」を値として含む XML ファイルで XML チェックポイントを実行すると,エラー・メッセージが表示されることがあります。
- 新しい値のノードを XML ノードに追加すると,場合によっては新しい値が表示されないことがあります。
解決策: [XML をテキストとして編集]ダイアログ・ボックスを閉じて再度開くと,新しい値のノードが正しく表示されます。
- ロードできなかったファイル,あるいは正しく書式化されていないファイルを対象とする XML ファイル・チェックポイントを挿入すると,エラー・メッセージが表示されることがあります。
- 大きな XML 文書に対する XML チェックポイントの作成と実行には,数分かかることがあります。
オブジェクト・リポジトリ
HP 画面レコーダ
- Windows Vista で画面レコーダを使用するときに,ディスプレイ設定を「Windows クラシック」テーマにするとパフォーマンスが向上することがあります。
- Windows Vista の 32 ビット版,あるいは 64 ビット対応の任意のオペレーティング・システムが稼動するコンピュータで画面レコーダを使用すると,記録セッションおよび実行セッションのパフォーマンスに悪影響が出る場合があります。 「>」を値として含む XML ファイルで XML チェックポイントを実行すると,エラー・メッセージが表示されることがあります。 これらのオペレーティング・システムでの作業中に,[画面レコーダのオプション]ダイアログ・ボックスからキャプチャ・ドライバをインストールしようとすると,エラー・メッセージが表示されます。
- QuickTest Professional がインストールされているのと同じコンピュータに Quality Center がインストールされている場合,QuickTest Professional をアンインストールするとムービー(FBR)ファイルの関連付けが削除されることがあります。 HP Micro Player を使って Quality Center で管理されている不具合に関するムービーを表示できないことがあります。
解決策:次を実行して,ムービー・ファイルに HP Micro Player を関連付けし直します。
- Windows Vista 上で画面レコーダを使ってすべての結果をテスト結果に保存しようとすると,QuickTest の実行が非常に遅くなったり,停止することがあります。
解決策:これが起きた場合は,画面レコーダを無効にします。
QuickTest Professional のドキュメント
- VBScript Reference]>[VBScript],[VBScript Reference]>[Script Runtime],[VBScript Reference]>[Windows Script Host]の項のすべてのヘルプ・トピックは,Microsoft から提供されます。 これらのヘルプ・ファイルは HP 社が用意したものではなく,HP 社はその内容について責任を負いません。 これらのヘルプ・ファイルは,Microsoft の Script56.chm ヘルプ・ファイル(http://msdn2.microsoft.com/en-us/library/sx7b3k7y.aspx からダウンロードできます)からそのまま抽出したものです。
VBScript Reference の見出しの下の情報には,誤り,問題点,または別の制限事項が含まれている場合があります。 VBScript Reference の見出しの下の情報の正確さ,妥当性,信頼性,最新性,完全性,適合性,または応用性に関する HP へのお問い合わせには応じかねます。 HP は,時間の空費をはじめとする VBScript Reference の見出しの下のヘルプ・ファイルの情報を使用した結果生じるいかなる損害についても責任を負いません。
- ヘルプ・トピック・ページの[戻る]ボタンで,期待していたページが表示されないことがあります。
解決策:目次,索引,または検索機能を使って,必要なトピックを見つけます。
- Mozilla Firefox が標準のブラウザになっている場合,インストールされたパッチの Readme ファイルを,製品情報ページから該当するリンクをクリックするという方法で直接表示することはできません。
解決策: パッチの「最初にお読みください」ファイルをローカルに保存して,Microsoft Internet Explorer または何らかのテキスト・ビューアで開きます。
- コンピュータによっては,PDF から外部の Web サイト(http://www.adobe.com/jp/ など)へのリンクが使用できないことがあります。
解決策: 対象 Web サイトに手作業で移動します。
Quality Center の統合と Business Process Testing
次に説明する Business Process Testing の問題は,QuickTest でのビジネス・コンポーネントおよびビジネス・プロセス・テストの使用に関係しています。 Quality Center でのビジネス・コンポーネントの使用に関係する問題の詳細については,『Quality Center 最初にお読みください』を参照してください。
ビジネス・プロセス・テスティングを目的として,QuickTest Professional は,ビジネス・プロセス・テスティング・サポートのライセンスを持つ Quality Center バージョン 9.0 以降と組み合わせて利用できます。
- Quality Center は Unicode に対応していません。 そのため,次の点に注意してください。
- Quality Center に保存されているテストまたはコンポーネントを扱うときには,Unicode は使用しないでください(たとえば,テストまたはコンポーネントの名前,アプリケーション領域の名前,テスト,アクション,コンポーネントのパラメータの標準設定値,メソッド引数の値など)。
- QuickTest から Quality Center に渡されたデータ(テスト,アクション,コンポーネントのパラメータの値など)は Unicode に対応していません。
- Unicode の文字を含む QuickTest の結果は,Quality Center の結果グリッドで破損しているように見えることがあります。 ただし,[テスト結果]ウィンドウで Unicode の文字を含む結果を開いて表示することができます。
- Quality Center からテストまたはコンポーネントを開いたり実行したりする前に,現在インストールされている QuickTest を少なくとも1回は開く必要があります。 そうでない場合,Quality Center が QuickTest を開けないことがあります。
- [オブジェクト リポジトリ]ダイアログ・ボックスまたはオブジェクト・リポジトリ・マネージャから,コンポーネントのチェックポイントまたは出力値の設定を変更すると,チェックポイントまたは出力値の詳細を Quality Center から表示できなくなります。
解決策: キーワード・ビューで,[チェックポイントのプロパティ]または[出力値のプロパティ]ダイアログ・ボックスを開き,コンポーネントのチェックポイントと出力値の設定を変更します。
すでに[オブジェクト リポジトリ]ダイアログ・ボックスまたはオブジェクト・リポジトリ・マネージャで編集されたチェックポイントまたは出力値の問題を解決するには,そのチェックポイントまたは出力オブジェクトをローカル・オブジェクト・リポジトリに保存します(そうすれば編集可能です)。 その後キーワード・ビューで,[チェックポイントのプロパティ]または[出力値のプロパティ]ダイアログ・ボックスを使ってチェックポイントまたは出力値を変更し,その変更を保存します。
- ビジネス・コンポーネント・アップグレード・ツール([スタート]>[プログラム]>[QuickTest Professional]>[Tools]>[Business Component Upgrade Tool])を使用する前に,現在の QuickTest システムを少なくとも 1 回は開いておく必要があります。 そうでない場合,ビジネス・コンポーネント・アップグレード・ツールが QuickTest を開けない場合があります。
- Quality Center から QuickTest テストまたはコンポーネントの名前を変更すると,テストまたはコンポーネントが正しく動作しないことがあります。
解決策: テストまたはコンポーネントの名前を変更するには,QuickTest でテストまたはコンポーネントを開き,[名前を付けて保存]オプションを使用します。 すでに Quality Center でテストまたはコンポーネントの名前を変更した場合は,再度[名前の変更]オプションを使用して古い名前に戻し,その後 QuickTest で[名前を付けて保存]オプションを使用します。 QuickTest から QuickTest テスト・パラメータの名前を変更すると,すでに Quality Center で設定された実行時パラメータの値はすべて失われます。
- Business Process Testing を使用する際は,同じコンピュータ上の Quality Center と QuickTest の同じビジネス・コンポーネントで作業することはできません。 これを行うとビジネス・コンポーネントが壊れる可能性があります。
- 反復回数とビジネス・コンポーネントが多数あるビジネス・プロセス・テストを実行していると,少し時間が経過するとメモリ容量の問題が生じることがあります。
解決策:[リモート エージェントの設定]ダイアログ・ボックスの[テスト ツールの再起動 X 回実行後]オプション([スタート]>[プログラム]>[QuickTest Professional]>[Tools]>[Remote Agent])を使用して,実行中のビジネス・コンポーネントの数をカウントし,定義したしきい値を超えてから最初の 1 回目のビジネス・プロセス・テストの反復が実行した後で QuickTest を自動的に再起動します。
- QuickTest 8.2.x で,関連付けられたアプリケーション領域を使用せずにビジネス・コンポーネントを作成し,これを QuickTest 9.0 以降で開いて現在の形式に変換する場合,カスタマイズされたビジネス・コンポーネント設定はクリアされるため,ビジネス・コンポーネント実行は失敗します。
解決策: ビジネス・コンポーネントの変換後は,必要なリソースおよび設定が含まれているアプリケーション領域にそのビジネス・コンポーネントを関連付ける必要があります。
LoadRunner とビジネス・プロセス・モニタの統合
- LoadRunner の実行環境の設定は,QuickTest GUI 仮想ユーザには適用されません。 必要な設定はすべて,QuickTest のテスト設定で定義する必要があります。 LoadRunner スケジューラを使用すると,LoadRunner コントローラの仮想ユーザ・ウィンドウに表示される成功した反復回数が不正確になります。
- QuickTest SAP GUI 仮想ユーザは,LoadRunner によってサポートされません。
- 外部の QuickTest リソースを使用するには,QuickTest テスト内で絶対パスを使って外部リソースを定義するか,追加ファイルとして追加することによって QuickTest テスト・フォルダのロード・ジェネレータに転送します。
マルチリンガル・サポート
概要 »
- QuickTest Professional は Unicode に対応しており,以下の例外を除きマルチリンガル環境およびアプリケーションをサポートしています。
- テスト,コンポーネント,アプリケーション領域,リソース(たとえば,関数ライブラリ,オブジェクト・リポジトリ,回復シナリオ)の名前およびパスは Unicode に対応していません。 このため英語またはオペレーティング・システムの言語のいずれかで設定する必要があります。
- Quality Center は Unicode に対応していません。 詳細については,「Quality Center の統合および Business Process Testing」を参照してください。
カスタマー・サポート »
- カスタマ・サポートの Web サイトは,次の場所にあります。http://support.openview.hp.com/
参考情報 »
- アジア諸国の Windows 用には,次の Microsoft's Windows Script Technologies サイトから Microsoft Debugger をダウンロードできます。
- 中国語版 Windows 用:http://www.microsoft.com/china/scripting
- 日本語版 Windows 用:http://www.microsoft.com/downloads/details.aspx?familyid=E606E71F-BA7F-471E-A57D-F2216D81EC3D&displaylang=ja
- 韓国語版 Windows 用:http://www.microsoft.com/korea/scripting
既知の問題点と制限事項 »
多言語環境でのテキスト認識
- Windows Vista の 32 ビット対応または 64 ビット対応のオペレーティング・システムで CJK(中国語,日本語,韓国語)文字を対象に作業をする場合,QuickTest のテキスト認識機能(テキスト・チェックポイント,出力値, GetVisibleText および GetTextLocation の各テスト・オブジェクト・メソッド,ならびに TextUtil.GetText および TextUtil.GetTextLocation の各予約済みオブジェクト・メソッド)は限定的であり,正しく動作しないことがあります。 詳細については,「Windows ベース環境を対象としたテキスト認識のサポート」を参照してください。
解決策:これらの言語のフォントを 22 ポイント以上の大きさで表示させるようにします。
テストとコンポーネントの記録と実行
- QuickTest は,VMware オペレーティング・システム上にインストールされた場合,マルチバイト文字列入力を使用しているときに予期しない動作をすることがあります。
解決策:ディスプレイ・ドライバのハードウェア・アクセラレーションを「なし」に設定します。 これで問題が解決しない場合は,VMware ディスプレイ・アダプタをアンインストールします。
- Windows XP または Windows 2003 オペレーティング・システムで,韓国語を使ってエキスパート・ビューでスクリプトを手動で編集すると,QuickTest が誤動作することがあります。
解決策: [コントロール パネル]>[地域と言語のオプション]>[言語]タブ>[詳細]>[詳細設定]タブを選択し,[詳細なテキスト サービスをオフにする]チェック・ボックスを選択します。
このオプションを設定した後に,コンピュータを再起動する必要があります。
- 韓国語,中国語,または日本語のオペレーティング・システムで作業する場合,実行セッション中に QuickTest がテストしているアプリケーションのフォーカスを失うことがあります。 この結果,実行セッション中にデータを失う可能性があります。
解決策: 次のステップの実行前に,アプリケーションのウィンドウで Activate メソッドを実行し,ウィンドウのフォーカスを確実にします。 例:
Window("Notepad").Activate
- マルチバイト文字入力での低レベル記録モードは完全にはサポートされていません。
- 記録中は,マルチライン・オブジェクトでの中国語文字入力システム(IME)の使用に制限があります。
- 日本語,韓国語,または中国語版のオペレーティング・システムのコンピュータで Type メソッドを実行すると,期待どおりに動作しないことがあります。
解決策:コンピュータに入力ロケールとして英語を追加します(コントロール・パネルの[地域オプション]または[地域と言語のオプション]を使用します)。
- マルチバイトの句読点記号や,その他マルチバイトの疑問符,マルチバイトのスペース,マルチバイトの大括弧などの特殊文字は,テスト,コンポーネント,アプリケーション領域の名前には使用できません。
Netscape ブラウザでのテストまたはコンポーネントの実行
Mozilla Firefox ブラウザでのテストまたはコンポーネントの実行
Web オブジェクトのサポート
User Interface Pack のインストール手順
日本語版 Windows では,Japanese User Interface Pack CD-ROM から User Interface Pack をインストールすることで,プログラムのユーザ・インタフェースおよびオンライン文書を日本語でご覧になれます。
注:User Interface Pack をインストールする前に,QuickTest Professional DVD から QuickTest Professional のプログラムをインストールしておく必要があります。
お使いのコンピュータに User Interface Pack をインストールするには,次の手順を実行してください。
1. CD-ROM ドライブに User Interface Pack CD を挿入します。
CD-ROM ドライブがネットワーク・コンピュータにある場合は,ネットワーク・ドライブをマップして,マップされたネットワーク・パスを指定します。
2. [QuickTest Professional Japanese User Interface Pack]セットアップ・ウィンドウが開きます。 ネットワーク・ドライブからインストールする場合は,マップされた CD-ROM ドライブのルート・フォルダにある setup. exe をダブルクリックします。
3. [QuickTest Professional User Interface Pack セットアップ]リンクをクリックします。 インストールが始まります。
4. 画面に表示される指示に従います。
Japanese User Interface Pack は,QuickTest Professional プログラムのインストールの際に指定した場所に自動的にインストールされます。
これで Japanese User Interface Pack のインストールが完了します。
Quality Center アドインの Japanese User Interface Pack をインストールするには,次の手順を実行します。
注:User Interface Pack をインストールする前に,QuickTest Professional DVD から Quality Center アドイン・プログラムをインストールしておく必要があります。
1. QuickTest Professional Japanese User Interface Pack のセットアップ・ウィンドウで[Quality Center Addin User Interface Pack セットアップ]リンクをクリックします。 インストールが始まります。
2. 画面に表示される指示に従います。
Japanese User Interface Pack は,Quality Center アドイン・プログラムのインストールの際に指定した場所に自動的にインストールされます。
機能テスティング・コンカレント・ライセンス・サーバの日本語版をコンピュータにインストールするには,次の手順を実行します。
1. QuickTest Professional Japanese User Interface Pack のセットアップ・ウィンドウで[ライセンス サーバ セットアップ (日本語版)]リンクをクリックします。 インストールが始まります。
2. 画面に表示される指示に従います。
既知の問題と制限事項
- QuickTest Professional を起動する前に,User Interface Pack をインストールすることをお勧めします。
オブジェクト・リポジトリ・ユーティリティ内のメニューとツールバーが,User Interface Pack をインストールした後も英語のままになっている場合は,QuickTest Professional を閉じて,%APPDATA%¥HP¥QuickTest Professional フォルダ(標準設定では C:¥Documents and Settings¥<ユーザ名>¥Application Data)内にある以下のファイル(存在する場合)を削除する必要があります。
DiffSettings. xml
MergePanesLayout. xml
MergeSettings. xml
MergeToolBarLayout. xml
ORMSettings. xml
ORMToolBarLayout. xml
ORQTUISettings. xml
ORQTUIToolBarLayout. xml
- Save and Restore Settings ツールはローカライズされていません。
- Siebel Test Express ツールは完全にはローカライズされていません。
- QuickTest スクリプト・エディタ・ツールのメニューは,英語で表示される場合があります。
解決策:QuickTest スクリプト・エディタ・ツールを閉じます。 レジストリから次のエントリを削除します。 HKEY_CURRENT_USER¥Software¥Mercury Interactive¥QuickTest Script Editor¥Settings
ツールを再起動します。サードパーティ・ライセンスの許諾
ABBYY® FineReader® Engine 8.0 © ABBYY Software LLC. 2004. ABBYY FineReader - the keenest eye in OCR.
ABBYY,FINEREADER,および ABBYY FineReader は,ABBYY Software Ltd. の登録商標または商標です。
SlickEdit® は SlickEdit Inc. の登録商標です。
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QuickTest Professional Web Services アドインのみが対象:
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Apache ライセンス,バージョン 2.0 のセクション 4(d) に対応する注意事項ファイル
(このケースでは Apache Axis 配布)。
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この製品には,Apache Software Foundation によって開発されたソフトウェアが含まれています(http://www.apache.org/)。
HP のサポート
HP Software のサポート Web サイトは,次の場所にあります。
http://support.openview.hp.com/
HP Software のオンライン・サポートは,インタラクティブな技術サポート・ツールにアクセスするための効率的な手段を提供します。 サポート・サイトを利用することで,次のようなことができるメリットがあります。
ほとんどのサポート・ページでは,HP Passport ユーザとして登録してログインすることを求められます。 また,多くはサポート契約が必要です。 アクセス・レベルの詳細については,次を参照してください。
http://h20230.www2.hp.com/new_access_levels.jspHP Passport ID の登録は,次の場所で行います。
http://h20229.www2.hp.com/passport-registration.html法的通知
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