Mercury Quality Center 9.0 最初にお読みください

このファイルには Mercury Quality Center 9.0 に関する次の情報が含まれています。

·         マニュアル

·         カスタマー・サポート

·         新機能

·         インストール手順

·         既知の問題と制限事項

·         言語

マニュアル

Mercury Quality Center の詳細については,Mercury Quality Center のマニュアルを参照してください。 Quality Center のメイン・ウィンドウから Quality Center 文書ライブラリにアクセスするには,[ヘルプ]>[文書ライブラリ]を選択します。

カスタマー・サポート

Mercury Quality Center の技術サポートは,当社のカスタマー・サポート Web サイトで提供されます。 このサイトでは,Mercury Support Knowledge Base の閲覧や記事の投稿が行えます。 また,ユーザ・ディスカッション・フォーラムへの投稿およびこのフォーラムの検索,サポート依頼の送信およびサポート依頼のステータスの確認,オンライン・マニュアル,パッチ,その他のダウンロードへのアクセスなども行えます。 以下のカスタマー・サポート Web サイトをご覧ください。

http://www.mercury.com/jp/services/support/

 

世界各国のカスタマー・サポートの連絡先は,以下のサイトでご確認いただけます。

http://support.mercury.com/cgi-bin/portal/CSO/contacts.jsp.

Quality Center 9.0 の新機能

Quality Center 9.0 の新機能の一覧については,『Mercury Quality Center 新機能』を参照してください(アクセスするには,Quality Centerヘルプ]ボタンをクリックし,[新機能]を選択します)。

インストール手順

システム仕様およびインストール手順については,『Mercury Quality Center インストール・ガイド』を参照してください。 このガイドの PDF 版はインストール CD にあります。

 

引き続き TestDirector 7.6 または 8.0 のプロジェクトを使用するには,そのプロジェクトを Quality Center 9.0 に移行させる必要があります。 また,引き続き Quality Center 8.0 または 8.2 のプロジェクトを使用するには,そのプロジェクトを Quality Center 9.0 にアップグレードする必要があります。 詳細については,『Mercury Quality Center 管理者ガイド』を参照してください。

 

Apache: Quality Center を Apache と統合するには,要求が JBoss にリダイレクトされるように,手動で Apache Web サーバを設定します。 Quality Center インストール CD には,適切な Apache インストール・ファイル,統合ファイル,Quality Center と Apache との統合方法について記載されたマニュアルが含まれています。 詳細については,Quality Center 9.0 インストール CD の Apache Integration ディレクトリを参照してください。

データベース・スキーマの変更点

データベース・スキーマ構造に対して重要な変更が行われました。 ユーザ定義レポートの生成,Quality Center Dashboard の使用,Advanced Reporting の使用の際には,この点を考慮に入れてください。

主な変更点は次のとおりです。

·         履歴データは HISTORY テーブルに格納されません。 かわりに,2 つの新しいテーブル,AUDIT_LOGAUDIT_PROPERTIES に格納されます。

·         ユーザがどのグループに属しているかを示すように,USERS テーブルが一部変更されました。

·         不具合へのリンクの実装に変更が加えられました。 リンクは,新しい LINK テーブルに格納されるようになりました。

データベース・テーブルの構造の詳細については,『Mercury Quality Center データベース・リファレンス』を参照してください。 データベース・スキーマ構造の変更点の詳細については,TestDirector for Quality Center ナレッジ・ベースhttp://support.mercury.comを参照し,Problem ID 44509 を検索してください。

既知の問題と制限事項

インストールと移行

·         リモート・マシンから Quality Center をインストールするとき,リモート・マシンへの接続が解除されていると,インストール・プログラムによって空白の画面が表示されます。 リモート・マシンに接続しなおして,インストール・プロセスを再始動する必要があります。

·         インストールの直後に「サイト管理」を開くと,[サーバ]タブの Quality Center ノードの横のアイコンに注意記号が表示されます。 この記号は,任意の Quality Center プロジェクトにログインしてから 15 秒経過すると消えます。

·         Quality Center データベースに使用される標準の Oracle ユーザ・パスワードは「tdtdtd」です。 空のパスワードを選択した場合も,標準設定のパスワードがパスワードとして設定されます。

·         MSSQL サーバ: 正しい権限のないユーザが 2 つ目の Quality Center ノードを,Windows 認証を使用する MSSQL サーバにインストールしようとすると,その 2 つ目の Quality Center ノードのインストールが失敗します。
解決策:2 つ目のノードをインストールするユーザは,1 つ目のノードをインストールしたユーザと同じでなければなりません。 あるいは,インストールを行うユーザは,System Manager およびデータベース作成者として
MSSQL サーバに定義されている別のユーザでなければなりません。

·         MSSQL サーバ: Linux または Solaris を使用する場合は,Windows 認証を使用する MSSQL サーバでの Quality Center の使用はサポートされません。

·         Windows 2000 Professional:Windows 2000 Professional の共有フォルダへの最大接続数は 10 です。 Quality Center プロジェクトの物理ディレクトリが Windows 2000 Professional の共有フォルダである場合,添付ファイルのアップロードやテストの作成・保存などのファイル・システムのアクションを実行すると,問題が発生する可能性があります。 Quality Center のリポジトリとして Windows 2000 Professional 上の共有フォルダを使用しないことをお勧めします。

·         Quality Center Starter Edition: Microsoft Access から MSDE にプロジェクトを移行する場合は,Quality Center Starter Edition のインストールの一部として MSDE データベース・サーバをインストールし,その Quality Center データベースのユーザ・パスワードを tdtdtd に設定する必要があります。

·         Quality Center Checker: JBoss 以外のアプリケーション・サーバに Quality Center をインストールすると,Quality Center Checker を実行できません。
解決策:params.properties ファイル内の SERVER_BASE_URL パラメータのポートの値を,アプリケーション・サーバによって使用されているポートに変更します。

·         Oracle: Oracle データベースの Quality Center プロジェクトをアップグレードする場合,大きなトランザクションを実行したときに Oracle ロールバック・セグメント(RBS)のサイズが増大することがあります。 大きなプロジェクト(データベース・サイズが 2 GB より大きいもの)をアップグレードする場合は,少なくとも 3 GB の空きがあるように,アップグレードの期間中の RBS のサイズを増やすことをお勧めします。アップグレード後,RBS のサイズをアップグレード前のサイズに戻せます。

サイト管理

·         ファイル・システムの作成が失敗した場合でも,ドメインは作成されます。 ユーザは,このドメインに対して操作(プロジェクトの作成など)を実行できません。

·         データベース・サーバへのプロジェクトの接続文字列が「サイト管理」で変更された後,ユーザはプロジェクトにログインできなくなります。
解決策
Quality Center を再起動すれば解決します。

·         プロジェクトをコピーしたとき,DATACONST テーブルの非標準設定値(REPLACE_TITLE パラメータなど)がコピーされません。
解決策: プロジェクトのコピー後,コピー先プロジェクトの DATACONST テーブルに手動で値を挿入します。

·        サイト設定パラメータ REPLACE_TITLE の値にパーセント文字(%)を含めることはできません。 この文字が含まれていると,不具合モジュールのエンティティに対して追加操作または削除操作を実行できません。

Web サーバのユーザ認証および SSL

·         Quality Center Explorer から SSL 経由で Quality Center サーバに接続することはできません

·         IIS Web サーバ:IIS Web サーバに Quality Center をインストールした後は,IIS 内で ISAPI フィルタ・ステータスが更新されるまで,Quality Center に接続できません。 これには,しばらく時間がかかる場合があります。
解決策: フィルタ・ステータスが自動的に更新されるまで待つか,IIS を再起動します。

·         IIS Web サーバ: IIS ユーザ認証が有効な場合,統合されているツール(QuickTest Professional など)から HTTPS 経由で Quality Center サーバに接続することはできません。また,Quality Center から自動テストを実行できません。

·         IIS Web サーバ: IIS ユーザ認証が有効な場合,ドキュメント・ジェネレータは使用できません

LDAP 統合

·         LDAP サーバから Quality Center を使用して 1 回のセッションで インポートできるユーザ数は,LDAP サーバ・コンソールに設定されている変数の制限を受けます。 この数が LDAP サーバ上のユーザ数より少ないと,問題が発生します。 この場合は,<size_limit> に設定されている数のユーザのみが Quality Center にインポートされます。
解決策:LDAP サーバに設定されている上限を高くします。 Sun ONE Directory Server で[設定]タブ>[クライアント コントロール]タブ>[サイズ上限]パラメータを選択し,数を設定できます。

·         LDAP のインポート設定を定義するとき,LDAP 認証タイプの定義が「シンプル」に設定されていると,Active Directory をテストした場合の接続テストは常に成功します。 これは認証プリンシパルのパラメータ,または認証証明のパラメータの値にかかわらず発生します。

·         LDAP ユーザが不正なパスワードを使用して Quality Center へのログインを試みたときに表示されるエラー・メッセージが改善されました

要件モジュール

·         要件カバレッジ・ビューで[フル カバレッジ]チェック・ボックスが選択されていると,1 つのテストが複数回表示されることがあります。 これは,1 つのテストが親要件とその子要件の両方によってカバーされている場合に発生します。 テストは,カバーされている要件ごとにカバレッジ・グリッドに一覧表示されます。

·         要件モジュールでは,要件グリッド・ビューで[アナリシス]メニューは使用できません。

·         通番が表示されている要件ツリーに新しい要件を追加すると,その新しい要件の追加時に正しい通番が付かないことがあります。
解決策:新しい要件を追加したら,通番をいったんクリアし,再度通番を適用します([表示]>[番号を振る]を選択)。

·         一部の要件モジュールのビューでは,IsReadOnly ワークフロー・プロパティが正常に動作しません。

アナリシス

·         ドキュメント・ジェネレータ: Microsoft Word では見出しのレベルが 9 レベルに制限されているので,文書の目次には,最初の 9 レベルの階層のみが表示されます。

·         ドキュメント・ジェネレータ:この制限が生じるのは,プロジェクト・ドキュメントに含まれている添付ファイルが Microsoft Word ファイルであり,ドキュメント・ジェネレータの[オプション]タブの[添付ファイルの埋め込みオプション]にある[拡張テキストとして]オプションが選択されている場合です。 このとき,ドキュメント・ジェネレータは,元の Word ドキュメントでの書式設定方法とは異なる方法で,プロジェクト・ドキュメントのテキストとテーブルを書式設定することがあります。

·         ドキュメント・ジェネレータ:この制限が生じるのは,プロジェクト・ドキュメントに含まれている添付ファイルが RTF ファイル,生成されたプロジェクト・ドキュメント,または別の Word ドキュメントであって,ドキュメント・ジェネレータの[オプション]タブの[添付ファイルの埋め込みオプション]にある[拡張テキストとして]オプションが選択されている場合です。 結果として生成されるプロジェクト・ドキュメントが不完全になることがあります。
解決策: ドキュメント・ジェネレータの[オプション]タブの[添付ファイルの埋め込みオプション]にある[アイコンとして]オプションを選択します。

·         ドキュメント・ジェネレータ:Microsoft Word 2000 を使用している場合,[添付ファイルの埋め込みオプション]にある[アイコンとして]オプションを選択し,ドキュメントを生成すると,エラー・メッセージが表示され,生成されたドキュメントに添付ファイル・アイコンが表示されないことがあります。
解決策: Service Pack 3 for Office 2000 をインストールします。

·         レポート:TestDirector 7.6 以前を使用して作成したユーザ定義レポート・テンプレートを含んだプロジェクトを Quality Center 8.0 以降に移行し,その後,特定のエンティティのメモ・フィールドのデータに変更を加えると,このエンティティを含み,このユーザ定義テンプレートを使用する生成されたレポートに不要な文字が含まれることがあります。
解決策: レポート設定ページの[URL]ボックスの中で,レポート・テンプレートの URL を,TestDirector 8.0 または
Quality Center で作成されたレポート・テンプレートの URL に変更します。 たとえば,[ドライブ名]:¥Mercury¥Quality Center¥repository¥sa¥DomsInfo¥Reports¥default.xsl にある更新されたサーバ・テンプレートを指すように URL を変更できます。 あるいは,URL アドレスのターゲット・ファイルを,TestDirector 8.0 または Quality Center で作成したテンプレートに置き換えることができます。

·         レポート: 要件とそのすべての子要件のレポートを生成する場合は,要件ツリー内の各要件のパスを表す[要件パス]フィールドを基準にして要件にフィルタを適用する必要があります。 たとえば,要件の[要件パス]フィールドの値が AAA の場合,要件の子要件に対してフィルタを適用するには,レポート設定のページの[フィルタ/並べ替えの設定]をクリックし,[要件パス]フィールドに AAA* と入力します。
要件パス]フィールドが表示されていない場合は,「サイト管理」で次の SQL クエリを実行して,このフィールドを表示させる必要があります。

update SYSTEM_FIELD set sf_is_active='Y' where sf_column_name = 'RQ_REQ_PATH'
update SEQUENCES set sq_seq_value = sq_seq_value + 1 where sq_seq_name =      'FIELDS_VERSION'

·        グラフ:不具合 - サマリ・グラフを表示するとき,[データの種類]が[次の合計]である場合,[円グラフ]タブは使用できません。

·        グラフ: アナリシス・モジュールで進行状況グラフを生成した場合,このグラフには,以前のバージョンの Quality Center とは異なる情報が表示されることがあります。 これは,グループ分けの基準となるフィールドについて[プロジェクトのカスタマイズ]で[履歴]オプションが有効になっていないか,あるいは,グラフの表示対象期間のどこかで[履歴]オプションが有効になっていなかった場合に発生する可能性があります。

テキスト検索

·         テキスト検索機能を使用して,HTML タグの一部でもある文字列(bodyhtml など)を検索すると,検索可能なフィールド内のテキストとしてその検索文字列を含むレコードに加えて,HTML タグを使用する書式設定済みテキストが含まれるすべてのレコードが検索されます。

·         テキスト検索が有効になっているときにエンティティを追加または更新すると,エラー・メッセージが表示されることがあります。 しかし,エラー・メッセージを閉じた後で,エンティティは正常に追加または更新されます。

·         Oracle データベースに対して Quality Center のテキスト検索機能を使用する場合,Oracle には,サポートされている言語ごとに,ストップワードのリストが含まれる標準のストップリストがある点に注意してください。 検索の実行対象言語のストップリストにある語は検索されません。

·         Oracle データベースに対して Quality Center のテキスト検索機能を使用する場合は,Oracle 内で検索演算子として機能する特別な文字がある点に注意してください。 その文字を検索表現に使用すると,期待される結果が得られないことがあります。 たとえば,演算子 * または % を含む「a* aまたはa%a」という表現を検索すると,エラー・メッセージが表示されることがあります。

マニュアル

·         [文書ライブラリ]ホーム・ページから直接 API リファレンス・ヘルプ・ファイルを開けないことがあります。 この問題は,Security Update 896358 がインストールされている Microsoft Windows を使用している場合に発生します。 この構成になっているクライアント・マシンでは,リモート・サーバにある CHM ファイルを表示できません。
解決策:クライアント・マシンに CHM ファイルをダウンロードします。 この問題の詳細については,Microsoft Knowledge Base(www.support.microsoft.com)を参照し,記事 ID 896054 を検索してください。

一般

·         Quality Center のツリー・ビューで[お気に入り]メニューが使用できません。

·         この問題は,Quality Center グリッドで,フィールドをクリックしてから下向き矢印をクリックしてメモ・フィールドを展開すると発生します。 そのようなフィールドでは,F7 キーを押してもスペルはチェックできません。 この場合,スペル・チェックを試みると,エラー・メッセージが表示されることがあります。また,ブラウザ・ウィンドウを閉じて再度開くまで,プロジェクトで再度スペルをチェックすることはできません。
解決策: メモ・フィールドでスペル・チェックを行うには,
Quality Center ウィンドウの下部の表示枠にある,メモ・フィールドに対応するタブを使用します。

·         添付先のエンティティから直接添付 XML ファイルを開いたりアップロードしたりできません。
解決策:XML ファイルが添付されているエンティティの[添付ファイル]ビューで[名前を付けて保存]をクリックし,ファイルをローカル・フォルダに保存します。 これで,XML ファイルをローカル・フォルダから開くことができます。

·         パラメータ名に二重引用符文字()が含まれるパラメータがテスト・ステップに含まれる場合(たとえば <<<”A”>>>),テスト計画モジュールの[ステップのデザイン]タブで,[パラメータの挿入]ボタンを使用して,ステップ内の同じ位置に別のパラメータを追加できません。
解決策:<<<パラメータ名>>> という構文を使用してテスト・ステップ内の適切な位置にパラメータ名を入力することによって,パラメータを手動で追加します。

·         この制限が発生するのは,別のテストの実行が完了した後にのみ 2 つの手動テストが実行されるような実行条件を実行フローで作成した場合です。 Automatic Runner でテスト・セットを実行すると,2 つの手動テストのうちの 1 つのみが実行されます。 もう一方のテストのステータスは「Running」と表示されますが,このテストは実行されません。

·        この制限が発生するのは,Quality Center クライアント・マシンが,異なる Quality Center サーバにあるプロジェクトに接続されていて,ユーザが[ツール]>[プロジェクトを変更]を選択して,最近開いたプロジェクトのリストからプロジェクトを選択した場合です。 選択したプロジェクトが,現在接続されているサーバとは異なるサーバにある場合,エラー・メッセージが表示されることがあります。
解決策: 現在接続されているサーバとは異なるサーバにあるプロジェクトは選択しないでください。

·        Microsoft SQL Server: MS SQL サーバにある Quality Center プロジェクトには,100 MB より大きい添付ファイルは追加できません。 これは,リポジトリがデータベースに格納される既存のプロジェクトを使用する場合に当てはまります。 また,プロジェクトをアップグレード,移行,またはコピーしたり,そのリポジトリをデータベースに格納したりする場合にも当てはまります。

·         Windows XP SP2: Windows XP SP2 クライアント・マシンでシステム・テストをリモート実行しているとき,「The RPC server is unavailable」というエラー・メッセージが表示されます。 詳細については,TestDirector for Quality Center ナレッジ・ベースhttp://support.mercury.comを参照し,Problem ID 33501 を検索してください。

·         複数の値を許可する]オプション,テキスト検索機能,または詳細フィルタを使用していて,システムに高い負荷がかかっている場合,パフォーマンスに影響が出ることがあります。 この場合,環境,特にデータベース・サーバのチューニングおよび最適化を反復して実行する必要があります。 必要に応じて,これらの問題に対処するためのパッチが将来提供される場合があります。

言語

·         Quality Center 9.0 ローカライズ バージョンにそれ以前のバージョンからアップグレードすることはできません。詳細については,カスタマ・サポートにお問い合わせください。

·         Quality Center 9.0 Mandatory Patch 1 は日本語版ではすでに含まれています。 これを本エディションに適用する必要はありません。

·         ライブ Web アクセスから利用できるオンライン文書のセットは,英語での提供となります。

·         日本語版との互換性があることが,パッチの「Readme(最初にお読みください)」に明示されていないかぎり,本エディションに Quality Center パッチを適用することはできません。

·         「サイト管理」では,英字以外の文字を含んだパスワードを作成できません。 ただし,[プロジェクトのカスタマイズ]では作成できます。

·         Quality Center のエディット・ボックスに実際に入力できる 2 バイト文字の数は,関連するエラー・メッセージに示された文字数よりも少ないことがあります。 実際に使用できる文字数は,サーバ定義,および使用される文字セットに応じて異なります。 たとえば,UTF8 を使用するように定義されているサーバを対象に日本語の文字を使用する場合,1 つの文字が 3 バイトを占める可能性があります。

·         Quality Center および自動テスト・ツールを組み合わせて使用している場合は,どちらのクライアント・コンピュータにも同じロケールが設定されている必要があります。 これは,Quality Center と通信するために QuickTest または Business Process Testing リモート・エージェントを使用するどのテスト・ツールにも当てはまります。

·         Quality Center サーバと Quality Center クライアントが使用する標準設定のエンコード方式が同じでない場合,システム情報を添付ファイルとして電子メールに添付して送信すると,添付ファイルの英字以外の文字が疑問符文字になることがあります。
解決策:
Quality Center サーバと Quality Center クライアントで同じ標準エンコード方式を使用するようにします。

·         英字以外の文字があるテスト・スクリプトが含まれるドキュメントをドキュメント・ジェネレータで生成すると,英字以外の文字がランダムな ASCII テキストとして表示されることがあります。
解決策: ドキュメント・ジェネレータの[添付ファイルの埋め込みオプション]にある[アイコンとして]を選択します([拡張テキストとして]は選択しません)。

統合

·         Quality Center またはテスト・ツールからの自動テストの実行については,次の制限事項があります。 自動テストを実行し,実行後もテスト・ツールが接続されたままのとき,新しく作成されたテスト・セット・フォルダから,テスト,およびそのフォルダに含まれるテスト・セットを実行できません。
解決策:テスト・ツールで Quality Center プロジェクトに再接続します。

·         以前のバージョンのテスト・ツール(WinRunner 8.2,QuickTest Professional 8.2.1,LoadRunner 8.0 Athena,またはそれ以前)から Quality Center 9.0 に接続すると,「Failed create list of projects」というエラー・メッセージが表示されます。 これは,Quality Center 9.0 で新しいログイン方式が導入されたためです。
解決策:「サイト管理」の[サイト設定]タブで BACKWARD_SUPPORT_ALL_DOMAINS_PROJECTS パラメータを追加し,その値を「Y」に設定します。

·         不具合の変更はできないが追加できる権限をもつユーザは,テスト・ツールの[テスト結果]ウィンドウによって起動される[新規不具合]ダイアログ・ボックスの[類似した不具合の検索]オプションを使用して,不具合を変更できます。

·         テスト・ツールの[テスト結果]ウィンドウによって起動される[新規不具合]ダイアログ・ボックスにある無効データで,リスト・フィールドを埋めることができます。

·         テスト・ツールで作成したテスト実行が別のタイプに(たとえば,WinRunner から LoadRunner に)変換されても,ユーザは,このテストを元のテスト・ツールの[最近使用したファイル]の一覧から開き,使用することができます。 エラーは報告されません。

·         QuickTest Professional:テストまたはコンポーネントに関連付けられている環境変数ファイルが Quality Center に格納されていて,そのファイルを Quality Center の[添付ファイル]タブから変更した場合,その変更はテストを再度開くまで適用されません。

·         WinRunnerqcdb_get_test_value 関数は,983 文字を超える TS_DESCRIPTION の取得に失敗します。

·         WinRunnerWinRunner は,サブジェクト・パスが 256 文字を超える Quality Center プロジェクトにあるテストを対象とすることができません。

·         WinRunnerロックのメカニズムは GUI マップ・ファイルに対して機能しません。 2 人のユーザが同時に同じ GUI マップ・ファイルを対象に作業を行うと,片方のユーザによる変更がもう一方のユーザによる変更に上書きされます。

·         WinRunnerWinRunnerQuality Center が直接ファイル・アクセス・モードで動作しており,プロジェクトがバージョン管理の対象である場合,予期しない動作が発生する可能性があります。
解決策:Quality Center サーバおよび Quality Center クライアントの直接ファイル・アクセス・モードが無効であることを確認します。

·         WinRunner テスト計画モジュールから WinRunner テストを起動しようとしても,テストが起動されず,エラー・メッセージが表示されることがあります。
解決策:「サイト管理」の[サイト設定]タブで BACKWARD_SUPPORT_ALL_DOMAINS_PROJECTS パラメータを追加し,その値を「Y」に設定します。

·         LoadRunnerQuality Center の[テスト インスタンスのプロパティ]ダイアログ・ボックスからの LoadRunner パラメータ・ファイルとインクルード・ファイルの管理はサポートされません。 これらのファイルは LoadRunner から直接管理する必要があります。

·         LoadRunnerQuality Center に接続されているときに LoadRunner アナリシスを使用する場合,LoadRunner アナリシスのデータベースの種類は Access のみとなります。

バージョン・コントロール

·         SourceSafe:Microsoft SourceSafe とバージョン・コントロールとの統合は,WebSphere アプリケーション・サーバを対象に Quality Center を使用しているときにはサポートされません。

·         SourceSafe: 「!」,「$」,「{}」は,Quality Center プロジェクトのユーザ名またはパスワードには使用できません。

·         SourceSafe: Quality Center 9.0 では,プロジェクトのリポジトリをデータベースに格納するか,それともファイル・システムに格納するかを選択できます。 プロジェクトのリポジトリをデータベースに格納することを選択した場合は,Visual SourceSafe バージョン・コントロール・アドインがバージョン・コントロール履歴データを引き続きファイル・システムに格納する点に注意してください。 このデータは,repository ディレクトリの下のプロジェクトのディレクトリにある vcs ディレクトリに格納されます。 vcs ディレクトリは削除も移動もしないでください。

オープン・テスト・アーキテクチャ / API およびワークフロー

·         オープン・テスト・アーキテクチャ API およびサイトの管理 API には,新しいログイン・モジュールと新しいログイン / ログアウト・メソッドが導入されました。 下位互換性を維持するために,Quality Center API およびサイト管理 API の両方で古いメソッドの使用がサポートされています。 古いメソッドを使用するには,「サイト管理」の[サイト設定]タブに新しい 2 つのパラメータ(サイトの管理のログイン用に
BACKWARD_SUP
PORT_SA_DEFAULT_USER,Quality Center のログイン用に
BACKWARD_ SUPPORT_ALL_DOMAINS_PROJECTS)を追加し,その値を「Y」に設定します。

·         以前のバージョンの Quality Center では,新しいプロジェクトに「admin」ユーザおよび「guest」ユーザでログインできました。 Quality Center 9.0 では,プロジェクトは標準設定のユーザがない状態で作成されます。 新しく作成されたプロジェクトに API スクリプトが接続できるように,新しい 2 つの関数(AddUsersToProject および AddUsersToGroup)が追加されました。 新しいプロジェクトにログインするには,プロジェクトの作成後にスクリプトでこれらの関数を使用して,プロジェクトにユーザを追加します。

·         不具合のリンク(以前の「不具合の関連付け」)機能が拡張され,新しいオープン・テスト・アーキテクチャ API オブジェクトが導入されました。 下位互換性を維持するために,引き続き,BG_REFERENCE フィールドから BUG オブジェクトを使用して不具合とほかのエンティティとのリンクを追加できます。 ただし,エンティティのリンクを取得するには,新しく導入された LinkFactory オブジェクトおよび Link オブジェクトを使用する必要があります。

·         ビジネス・コンポーネント・モジュールから別の Quality Center モジュールに切り替えた場合,EnterModule ワークフロー・イベントは起動されません。

·         [プロジェクトのカスタマイズ]のワークフロー・スクリプト・エディタでは,スクリプト・ツリーに次のワークフロー・イベントは表示されません:TestLab_TestSetTests_CanPostTestLab_Run_MoveToTestLab_Run_CanPostTestLab_Run_AfterPostTestLab_Run_FieldCanChangeTestLab_Run_FieldChange
解決策:これらのワークフロー・イベントを使用するには,スクリプトにそのワークフロー・イベントを入力します。

·         ワークフローの TestPlan_ActionCanExecute イベントが False に設定されている場合であっても,テスト・グリッドからファイルにグリッド・データをエクスポートできます。

·         TestLab_MoveToFolder ワークフロー・イベントは,対応する UI アクション中にはトリガされません。

·         ワークフローでは,TestPlan_DesignStep_MoveTo 関数に DesignStep_Fields("ST_USER_01").IsRequired = True という行を含めることによって,デザイン・ステップのユーザ定義フィールドを必須とした場合,既存のデザイン・ステップについては,フィールドが必要であることを示すメッセージは表示されません。

·         Quality Center ダイアログ・ボックスで,ワークフローの PageNo プロパティを使用して,フィールドを表示するページを設定するには,0 ページ目に少なくとも 1 つのフィールドを含める必要があります。

·         オープン・テスト・アーキテクチャ(OTA)リストを使用する場合は,リストの番号付けが 1 から始まる点に注意してください。 たとえば,mylist.Item(1) は,myList リストの最初の項目を参照します。 以前のバージョンの Quality Center で,通番が 0 から始まる OTA リストを使用していた場合は,1 から始まるように,リストを手動で更新する必要があります。

Business Process Testing

Mercury Business Process Testing チュートリアル』で使用する Mercury フライト予約サンプル・アプリケーションは,英語表示で動作させる必要があります。<QuickTest Professional インストール・フォルダ>¥samples¥flight¥app にある flight.jpn ファイルを flight.bak という名前に変更してからサンプル・アプリケーションを起動してください。

次に示す問題は,Quality Center でのビジネス・コンポーネントおよびビジネス・プロセス・テストの使用に関するものです。 QuickTest Professional または WinRunner でのビジネス・コンポーネントの使用に関する問題の詳細については,関連する製品の『最初にお読みください』を参照してください。

·         カスタム・ユーザ・グループ: カスタム・グループに割り当てられたユーザには,ビジネス・プロセス・テストを提出する権限はありません。
解決策:
カスタム・グループに加えて Viewer グループにもこのユーザを追加します。

·         QuickTest コンポーネント実行時間:[最後の実行結果]内のビジネス・プロセス・テストの反復の実行時間が正確ではないことがあります。
解決策:
QuickTest の[テスト結果]ウィンドウで実行時間を確認します。

·         コンポーネントのコピーと貼り付け:コンポーネントのコピーと貼り付けを行う際には,考慮すべき点がいくつかあります。 詳細については,『Business Process Testing ユーザーズ・ガイド』を参照してください。

·         キーワード方式のコンポーネントの名前変更:Quality Center から,キーワード方式のコンポーネントの名前を,大文字と小文字が異なる点を除けば同じであるコンポーネント名に変更すると,当該コンポーネントは QuickTest で開いたときにキーワード・ビューに正しく表示されません。

解決策: コンポーネントの名前をいったんほかの名前に変更し,その後,大文字小文字を必要に応じて変えた元のコンポーネント名に戻します。たとえば,login というコンポーネント名を Login に変えても,その名前はキーワード・ビューに正しく表示されません。コンポーネントの名前をたとえば fish に変え,それから Login に戻します。これで,キーワード・ビューに正しく表示されます。

·         手動でのビジネス・プロセス・テストの実行: 手動でビジネス・プロセス・テストを実行する際には,次の点を考慮してください。

o        実行時パラメータの標準設定値を設定してから,テストのラボで手動でビジネス・プロセス・テストを実行しても,標準設定の実行時の値が使用されません。
解決策
: テストのラボから[Test <テスト名> Iterations]ダイアログ・ボックスを開き,[OK]をクリックして標準設定値を確定します。

o        コンポーネント・ステップにメモ(複数行)ユーザ定義フィールドが定義されている場合は,[マニュアル ランナー]にメモ・フィールドが表示されます。 テストの実行中,このフィールドの値を編集することはできますが,その変更内容は実行結果の表示用に格納されません。

o        手動での実行の続行を選択し,[マニュアル ランナー]ダイアログ・ボックスで変更を加えた場合,実行の変更内容は常に保存されます([マニュアル ランナー]を終了する際に,変更内容を保存するかどうかは尋ねられません)。

·         QuickTest コンポーネントのアップグレード: Quality Center 8.2.1 以前からプロジェクトをアップグレードする場合,QuickTest コンポーネントに次の問題が発生することがあります。

o        Quality Center 8.2.1 以前からプロジェクトをアップグレードした後,QuickTest コンポーネントは,Quality Center で読み取り専用形式で表示されます。 QuickTest コンポーネントを書き込み可能にするには,QuickTest コンポーネントを QuickTest で開いて保存することによって,個々のコンポーネントを 9.0 形式にアップグレードする必要があります。

o        アプリケーション領域を関連付けずに QuickTest 8.2.x でビジネス・コンポーネントを作成した場合,そのビジネス・コンポーネントを QuickTest 9.0 で開いて 9.0 形式に変換すると,ユーザ定義のビジネス・コンポーネント設定がクリアされ,その結果,ビジネス・コンポーネントの実行が失敗します。
解決策: ビジネス・コンポーネントの変換後は,必要なリソースおよび設定が含まれているアプリケーション領域にそのビジネス・コンポーネントを関連付ける必要があります。

o        Business Process Testing 9.0 で QuickTest コンポーネント(キーワード方式のコンポーネントまたはスクリプト・コンポーネント)を使用するには,Quality Center 9.0 および QuickTest Professional 9.0 を使用する必要があります。 QuickTest 9.0 コンポーネントは Quality Center 8.2.1 データベースに格納できません。また,Quality Center 9.0 コンポーネントは QuickTest 8.2.1 で編集できません。

o        QuickTest 8.2.1 でキーワード方式のコンポーネントを作成してから,そのコンポーネントを Quality Center 9.0 で手動で実行しようとすると,ステップの情報が[注釈]カラムの情報とまったく同じになります。 たとえば,ステップがパラメータの実際の値を表示しません。
解決策:コンポーネントを QuickTest 9.0 で開いて保存します。 それから,ビジネス・プロセス・テストを手動で実行します。 すべてのステップが 9.0 形式に変換されます。

o        Business Process Testing 9.0 を使用して作成したコンポーネントを別のプロジェクトにコピーすると,そのアプリケーション領域も自動的にコピーされます(『Business Process Testing ユーザーズ・ガイド』を参照)。 ただし,バージョン 8.2.1 以前で作成されたコンポーネントについては,古いバージョンで作成されたコンポーネントを別のプロジェクトにコピーする際に,アプリケーション領域とその関連付けられているすべてのリソースを手動でコピーする必要があります。 これを行わないと,コンポーネントを QuickTest で開いて編集することができません。また,当該コンポーネントが含まれるビジネス・プロセス・テストは失敗します。

o        Quality Center 8.2.1 で,ステップが含まれる非自動コンポーネントを作成してから,そのコンポーネントをキーワード方式のコンポーネントに変換し,その後にアップグレードした Quality Center のプロジェクトでコンポーネントを表示すると,自動コンポーネントとともに格納された非自動ステップは手動ステップに変換され,[ステップのデザイン]タブに表示されます。 ただし,これらのステップは,QuickTest ではコメントとして残ります。 したがって,QuickTest でコンポーネントを開いてから,そのコンポーネントを QuickTest 9.0 コンポーネントとして保存すると,[ステップのデザイン]タブにコメントが表示されなくなります(これは,[ステップのデザイン]タブには自動ステップおよび ManualStep ステップのみ表示され,コメントは表示されないためです)。

·         WinRunner コンポーネントを使った作業WinRunner 8.2 コンポーネントは,Quality Center 8.2 での場合と同様に機能します。 WinRunner 8.2 で作成されたコンポーネントでは,Business Process Testing 9.0 の新しい機能はサポートされません。 次に例を示します。

o        手動コンポーネントを WinRunner のスクリプト・コンポーネントに変換すると,ステップの説明のみコメント・テキストに変換されます。 新しいステップ名と期待値の項目は,コメント・テキストに含まれません。

o        ユーザが WinRunner 8.2 コンポーネントを使用するには,新しい Business Process Testing 権限に加えて WinRunner テスト権限も必要です。

 

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