パーティションの保守
PI 5.20以前では、パーティションの保守はindex_maintが排他的に実行するバッチプロセスでした。この方法によるパーティションの保守は、データテーブルの総数が多くない場合は効率的ですが、レポートパックの数を増やしデータテーブルの総数が増えると、index_maintのパフォーマンスが低下します。PI 5.20では、パーティションの保守にindex_maintを使わなくなり、複数のプロセスに分散して、パーティションが必要になる前に事前にパーティションを作る方式になりました。分散パーティション保守および事前のパーティション作成によって、パフォーマンスが向上し、他のバックグラウンドタスクをスケジュールどおり実行することができます。このレポートパック用のパーティションの保守は、中心となる製品との整合性がとられています。パーティションの保守は分散され、パーティションが必要になる前に事前に作成されます。その結果、データの挿入はより速く、より効率的になります。
このパッケージをインストールするには、パッケージマネージャを使用します。
中心となる製品の前提条件
パッケージマネージャとのインストール
Application Server WebLogic SPI Datapipeをインストールするには、次の手順を実行します。
- システムにログインします。UNIXシステムの場合は、rootでログインします。
- OVPI Timerを停止し、プロセスが終了するのを待ちます。
- Windows NT:[コントロールパネル] > [サービス]の順に選択します。
- UNIX:rootで次のいずれかを実行します。
HP-UX:sh /etc/init.d/ovpi_timer stop
Sun: sh /etc/init.d/ovpi_timer stop
- レポートパックのCDをCD-ROMドライブに挿入します。Windowsオペレーティングシステムの場合はメインメニューが自動的に表示されます。UNIXの場合は、CDをマウントしてCDドライブの最上位ディレクトリに移動し、setupコマンドを入力します。
- 選択フィールドに1を入力しEnterを押して、システムのPackagesディレクトリにOVPIレポートパックを抽出します。進捗バーにより進捗状況が分かります。抽出処理が終わると、インストールスクリプトはパッケージマネージャを起動します。パッケージマネージャの[ようこそ]ウィンドウが開きます。
- パッケージマネージャが起動していない場合は、[管理コンソール]から[パッケージマネージャ]を選択します。
- [次へ]をクリックします。[OVPIパッケージの場所]ウィンドウが開きます。
- [インストール]をクリックします。
- デフォルトのインストール先ディレクトリを受け入れるか、必要に応じて別のディレクトリを指定します。
- [次へ]をクリックします。[レポートの配布]ウィンドウが開きます。
- デフォルトを受け入れて、レポートを配布します。OVPIユーザー名とパスワードを入力します。
- [次へ]をクリックします。[パッケージの選択]ウィンドウが開きます。
- [AppServer_WebLogicSPI_Datapipe 1.1]を選択します。
- [次へ]をクリックします。[タイプの検出]ウィンドウが開きます。[タイプの検出]チェックボックスの選択を解除し、[次へ]をクリックします。
- [選択の概要]ウィンドウが開きます。
- [インストール]をクリックします。[インストールの進捗状況]ウィンドウが開き、インストールが開始されます。インストールが完了すると、パッケージのインストール完了メッセージが表示されます。
- [完了]をクリックして[管理コンソール]に戻ります。
- OVPI Timerを再起動します。
- Windows NT:[コントロールパネル] > [サービス]の順に選択します。
- UNIX:rootで次のいずれかを実行します。
HP-UX:sh /sbin/init.d/ovpi_timer start
Sun: sh /etc/init.d/ovpi_timer start
インストール後のタスク
環境内のOVOAノードでSNMPが有効になっていない場合は、OVOAノードはOVPIによって自動で検出されません。これらのノードはファイルからインポートするか、管理コンソールユーザーインタフェースで入力する必要があります。
SNMPをサポートしていないシステムの場合は、最初に以下のいずれかの方法を使ってOVOAノードを追加する必要があります。
- OVPI管理コンソールのポーリングポリシーGUIで、[編集]メニュー > [ノード] と選択し、[ノードの作成]ツールを使います。
- [新規ノードの作成]フォームを使います([OVPI管理コンソール]からアクセス)。
- node_managerユーティリティを使い、ファイルからノードの一覧をインポートします。
データパイプのインストール後すぐにWBSSPIのあるOVOAをサポートするシステムを検出するには、DPIPE_HOME/scriptsにある次のコマンドを実行する必要があります。
trend_proc -f OVPA_Collection_Daily.pro
trend_proc -f WebLogicSPI_Daily.pro
『Application Server Report Pack 1.1ユーザーガイド』(Adobe Acrobat形式)も参照してください。ドキュメントファイルは、製品のCDメディアに次のファイル名で保存されています。
./ApplicationServer_UserGuide.pdf
機能拡張および修正点
なし
AppServer WebLogic SPI Datapipeの収集間隔は45分です。これは標準の選択間隔ではないため、ポーリングポリシーマネージャには表示されません。このポーリング間隔を変更しないことを推奨します。
なし
本レポートパックのMAY06RPバージョンには日本語版があります。
次のHP OpenViewのWebサイトを参照してください。http://managementsoftware.hp.com/
このWebサイトには、製品、サービス、サポートについてのお問い合わせ先や詳細が掲載されています。サポートサイトを表示するには、[Support]をクリックしてください。HP OpenViewオンラインサポートでは、お客様のビジネスの運用に役立つ対話形式の技術サポートツールに、迅速かつ効率的にアクセスできます。サポートサイトでは次のことが可能です。
- ドキュメント(ユーザーガイドおよびリリースノート)を検索する
- サポートケースを登録/トラッキングする
- サポート契約を管理する
- HPサポートの問合わせ先を調べる
- サービスに関する情報を確認する
- 他のカスタマとのオンラインディスカッションに参加する
- ソフトウェアトレーニングクラスに登録する
ユーザーガイドにアクセスするには次の手順に従ってください。
- サポート専用ホームページから、[製品マニュアル(英語)]をクリックします。[HP Software Product Manuals]ページが開きます。
- [製品の選択]一覧をスクロールし、[Performance Insight Report Pack]をクリックします。
- [バージョンの選択]一覧で、[12.00]をクリックします。
- OSのオプションは適用できません。
- 参照するドキュメントを選択し、[Open]または[Download]をクリックします。
注記:PDF形式(*.pdf)のファイルを表示するには、システムにAdobe Acrobat Readerをインストールする必要があります。Adobe Acrobat Readerは、次のURLからダウンロードできます。
http://www.adobe.com/
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