本ドキュメントでは、HP Network Node Manager i Software (NNMi) バージョン 9.10 のシステム要件および対応デバイスの概要を説明します。
システム要件とデバイス対応に関する最新の追加項目については、sg-pro-ovweb.austin.hp.com/nnm/NNM9.10/supportmatrixupdate.htm を参照してください。サポートされているネットワークデバイスの一覧については、sg-pro-ovweb.austin.hp.com/nnm/NNM9.10/devicematrix.htm の NNMi デバイス対応マトリックスを参照してください。
本ドキュメントは、リリース ノートへの追加となるものです。対応マトリックス (supportmatrix_ja.html) とリリースノート (releasenotes_ja.html) は、両方ともインストールメディアのルートディレクトリにあります。
インストールガイド
ハードウェアとソフトウェアの要件
ハードウェア
CPU、RAM、およびディスク容量の要件 / サポートされる最大の管理対象環境
ディスク容量の考慮事項
相関ルールと Causal ルールの上限
グローバルネットワーク管理の推奨事項
推奨されるトラップバーストスループットレートのソフトウェア制限
推奨されるその他の制限
オペレーティングシステム
Windows
HP-UX
Linux
Solaris
仮想メモリ / スワップスペース
データベース
高可用性
Web ブラウザ
Adobe Flash Player プラグイン
Microsoft Visio (NNM iSPI NET のみ)
jboss メモリサイズの調整
国際化とローカライゼーションのサポート
その他の製品との統合および共存
Network Node Manager i Smart Plug-in
共存
統合
対応ネットワークデバイス
インストール前の要件と NNMi のインストール手順は、Adobe Acrobat (.pdf) 形式のインストール ガイドに記載されています。ドキュメント ファイルは製品のインストール メディアに含まれています (install-guide_ja.pdf など)。インストール後は、[ヘルプ] → [NNMi ドキュメントライブラリ] → [インストールガイド] を選択することによって、NNMi ユーザーインタフェースからこのドキュメントにアクセスできます。
NNMi をインストールする前に、システムが次の最小要件を満たしていることを確認してください。
この対応マトリックスにある推奨事項は、デフォルト設定で実行中の NNMi にのみ適用されます。NNM iSPI では、NNMi が必要とする以外のハードウェアをさらに必要とする場合があります。任意の NNM iSPI を実行する場合は、ご使用の環境の総ハードウェア要件を判断する前に各 NNM iSPI の対応マトリックスを確認してください。
次の表では、管理対象ネットワーク環境の規模とこれらの規模の環境をサポートするためのハードウェア要件について説明します。ここで説明する値は、およその値であり、HP でテストしたレベルを反映しています。特に環境が複雑な場合、高頻度でオブジェクトをポーリングする場合、または特定の層で説明されているオブジェクト数よりも多くのオブジェクトをポーリングする場合は、Java ヒープサイズを増加させるか、次に高い層によって示されているようにさらに強力なハードウェアを用意するか、または両方を行う必要があります。検出されるオブジェクト数とポーリングされるオブジェクト数は、NNMi コンソールの [ヘルプ] → [システム情報] ウィンドウに表示されます。次の表の総ポーリング数は、パフォーマンスと障害ポーリングの両方を反映しています。さらに大規模な管理対象環境をサポートするには、HP の追加承認が必要です。
単一システムの管理対象環境規模 | 推奨されるハードウェア システム要件 | |||||||||||
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
およその |
検出される |
検出される |
ポーリングされる アドレス 数 |
ポーリングされる インタフェース 数 |
ポーリングされる カスタム オブジェクト 数 |
ポーリングされる ノード コンポーネント 数 |
並行 |
CPU (64 ビット) IPF x86-64 AMD64 SPARC2 |
RAM3 |
Java の推奨ヒープ サイズ (「jboss メモリ サイズの調整」を参照)4 |
アプリケーション インストール用の ディスク容量 ($NnmInstallDir)5 |
実行時のデータベースと データ用の ディスク容量 ($NnmDataDir)6 |
エントリ |
最大 250 |
15k |
500 |
2500 |
1200 |
500 |
5 |
CPU コア x 2 |
4 GB |
2 GB |
3 GB |
10 GB |
小 |
250 - 3k |
120k |
5k |
10k |
30k |
40k |
10 |
CPU コア x 4 |
8 GB |
4 GB |
3 GB |
30 GB |
中 |
3k – 8k |
400k |
10k |
50k |
50k |
60k |
25 |
CPU コア x 4 |
16 GB |
7 GB |
3 GB |
40 GB |
大 |
8k – 18k |
900k |
20k |
70k |
75k |
80k |
40 |
CPU コア x 8 |
24 GB |
10 GB |
3 GB |
60 GB |
超大 |
18k - 25k |
1mil |
30k |
200k |
100k |
100k |
40 |
CPU コア x 8 |
32 GB |
16 GB |
3 GB |
80 GB |
1検出されるオブジェクト数とポーリングされるオブジェクト数を表示するには、[ヘルプ] → [システム情報] ウィンドウの [データベース] と [StatePoller] タブを参照してください。2 x64 の場合は 2.5GHz 以上、IPF または RISC の場合は 1.4GHz。
3追加のアプリケーションを実行する場合は、適宜リソースを増大させてください(たとえば、NNM Performance iSPI の Network Performance Server (NPS) コンポーネントが、NNMi と同じシステムにインストールされている場合、NPS ではシステム RAM の半分を使用し、残りの半分を NNMi とその他の製品で使用する必要があるため、ここで説明する RAM の 2 倍以上の容量が必要になります。)。NNM iSPI Performance 製品 (NNM iSPI Performance for Metrics、NNM iSPI Performance for Traffic、または NNM iSPI Performance for Quality Assurance) のいずれかを使用する予定があり、大規模層以上で管理している場合は、NNM Performance iSPI 製品の NPS コンポーネントを、NNMi とは別のサーバーにインストールすることをお勧めします。
4これらの推奨事項は、この表で説明する環境の規模とポーリングされるオブジェクト数に基づいています。指定したオブジェクト タイプのポーリング数が少なくなると、使用される Java ヒープも小さくなります。指定のオブジェクト タイプのポーリング数が多くなると、さらに大きな Java ヒープ サイズが必要になるだけでなく、HP の承認も必要になります。
5 $NnmInstallDir は、Windows Server 2008 の場合はインストール中に設定され (デフォルトでは C:\Program Files (x86)\HP\HP BTO Software\)、UNIX® の場合は /opt/OV/ へのシンボリックリンクを作成することによって設定されます。注 (NNM 7.x ユーザーの場合): /etc/opt/OV は、UNIX では 1 つの設定ファイル以外では使用されなくなりました。
6 $NnmDataDir は、Windows Server 2008 の場合はインストール中に設定され (デフォルトでは C:\ProgramData\HP\HP BTO Software\)、UNIX の場合は /var/opt/OV/ へのシンボリックリンクを作成することによって設定されます。作業を続行する前に、「ディスク容量の考慮事項」を参照してください。
グローバル ネットワーク管理の環境規模1 |
推奨されるハードウェア システム要件 |
|||||||
およその 管理対象 環境 分類 |
地域の管理対象 ノード 数 |
Regional Manager 数2 |
並行 ユーザー 数 |
CPU (64 ビット) IPF x86-64 AMD64 SPARC3 |
RAM | 推奨される Java ヒープ サイズ(「JBoss メモリ サイズの調整」を参照) |
アプリケーション インストール用の ディスク容量 ($NnmInstallDir) |
実行時のデータベースとデータ用のディスク容量 ($NnmDataDir)4 |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|
中規模層の Global Manager5 |
25k - 40k |
最大 30 |
20 |
CPU コア x 8 |
24 GB |
8 GB |
3 GB |
60 GB |
大規模層の Global Manager |
40k - 65k |
最大 30 |
40 |
CPU コア x 8 |
32 GB |
12 GB |
3 GB |
80 GB |
1「グローバル ネットワーク管理の推奨事項」を参照してください。
2 検出されるオブジェクト数とポーリングされるオブジェクト数を表示するには、[ヘルプ] → [システム情報] の [データベース] タブと [StatePoller] タブを参照してください。
3 x64 の場合は 2.5GHz 以上、IPF または RISC の場合は 1.4GHz。
4作業を続行する前に、「ディスク容量の考慮事項」を参照してください。
5管理対象ノード数が 25k 未満の NNMi ユーザーの多くは、単一サーバー ソリューションで最小限の TCO を実現しています。単一サーバーソリューションの冗長構成が必要な場合、クラスタ化されたプライマリ/スタンバイサーバーにより、高可用性ソリューションまたは NNMi アプリケーションフェイルオーバーソリューションを展開できます。GNM ソリューションを検討していて、ノード数が 25k 未満のお客様は、HP の担当者にお問い合わせいただき、GNM が環境に適しているかどうかについてご相談ください。
NNMi のディスク容量を割り当てる前に、次の点を考慮します。
UNIX プラットフォームで推奨されるパーティション化。次の表に、UNIX プラットフォームで推奨されるパーティション化を示します。
パーティション | 推奨されるサイズ |
---|---|
/ |
5 GB |
/tmp |
1 GB |
/var/tmp/ |
1 GB |
/opt/OV/ |
5 GB |
/var/opt/OV/ |
上の表におけるお客様の管理対象環境層に対する $NnmDataDir については、推奨されるハードウェアシステム要件を参照してください。 |
次のフィルタごとに、フィルタ文字列のエントリ x 5
有効なフィルタ文字列のエントリには、論理演算子 (AND、OR) および比較演算 (属性、演算子、式) が含まれます。NNMi では、[フィルタ文字列] の出力の上に、各エントリが 1 行ずつ表示されます。
NNMi は、次の着信 SNMP トラップ率でテストされています。これらの率は、構成のしっかりしたシステムを前提としており、ハードウェア層とは別にサポートされます。
サポートされるバージョン
- Windows Server 2008 x64 Datacenter Edition Service Pack 2
- Windows Server 2008 R2 x64 Datacenter Edition
- Windows Server 2008 x64 Enterprise Edition Service Pack 2
- Windows Server 2008 R2 x64 Enterprise Edition
- Windows Server 2008 x64 Standard Edition Service Pack 2
- Windows Server 2008 R2 x64 Standard Edition
注
- Itanium プロセッサファミリー (IPF) での Windows オペレーティングシステムはサポートされません。
- Windows 32 ビット オペレーティング システムはサポートされていません。
- IPv6 は、Windows オペレーティング システムではサポートされていません。
- Windows の SNMP トラップ サービス (または、UDP ポート 162 を使用する他のサービス) を無効にする必要があります。詳細は、『インストール ガイド』を参照してください。
- ウイルス対策およびバックアップ用ソフトウェアが NNMi の実行中にファイルをロックし、NNMi の動作が妨げられる可能性があります。ファイルをロックするアプリケーションは、NNMi データベースディレクトリを除外するように設定する必要があります (Windows Server 2008 の場合は C:\ProgramData\HP\HP BTO Software\databases)。
サポートされるバージョン
- HP-UX 11i v3
インストールの前提条件
- カーネル設定 (/usr/sbin/smhで確認)
- 「Kernel Configuration/Tunables」セクションでカーネル パラメータを確認します。
- nproc: add 50
- max_thread_proc = 2048
- nkthread = 10000
- システム設定
- 仮想メモリ/スワップ スペースに示すように、システムに十分なスワップ領域があることを swapinfo を使用して確認します。
オペレーティング システムのカーネル パッチ。以下の HP-UX 11i v3 オペレーティングシステムパッチ (パッチが置き換えられている場合は、より新しいパッチ) が必要です。
- PHKL_36054
- PHKL_36261
- PHKL_36872
- PHKL_37184
パッチを確認するには、HP-UX で次のコマンドを実行します。
/usr/sbin/swlist -l fileset -a patch_state *.*,c=patch | grep -v superseded- Java パッチ。システム設定を検証するには、HPjconfig HP-UX 11i システム設定ツールを実行します。HPjconfig は www.hp.com/go/java からダウンロードできます。インストールする方法は次のとおりです。
- HP-UX システムで、次のように .tar.gz ファイルを解凍します。
gunzip HPjconfig-3.1.00.tar.gz
tar -xvf HPjconfig-3.1.00.tar- HPJconfig を起動します。
HPjconfig ファイルがインストールされているディレクトリに変更します。次のいずれかのコマンドを入力します。
- java -jar ./HPjconfig.jar (デフォルトの HPjconfig グラフィカルユーザーインタフェース。)
- java -jar ./HPjconfig.jar -nogui -help (-help オプションにより、コマンドラインモードのオプションが一覧表示されます。)
- 欠落しているパッチをコマンドラインモードで一覧表示するには、次のコマンドを実行します。
java -jar ./HPjconfig.jar -nogui -patches -listmis
このコマンドにより、カーネル設定とパッチレベルが検証されます。
サポートされるバージョン
- Red Hat
- Red Hat Enterprise Server AS 5.2 (またはそれ以降のマイナーバージョンから 5.x まで)
- Red Hat Enterprise Server ES 5.2 (またはそれ以降のマイナーバージョンから 5.x まで)
- 注: 単一チップに 5 つ以上のコアがある CPU チップには、Red Hat 5.5 が必要です (この数はチップごとのコア数であり、コアの総数ではないことに注意してください)。
- SUSE Linux Enterprise Server 11 SP1
インストールの前提条件
- NNMi をインストールするには、32 ビットと 64 ビットの libstdc++ ライブラリが必要です。
- パッケージのカスタム セットをインストールするためのオプションを選択します。
- [Compatibility Arch Developer Support] というラベルのパッケージを選択します。
- オペレーティング システムのインストールを完了します。
- 必要なライブラリ。NNMi では、次のバージョンのライブラリがすべて必要です。
- /usr/lib64/libstdc++.so.5
- /usr/lib64/libstdc++.so.5.0.7
- /usr/lib64/libXtst.so.6
- /usr/lib/libstdc++.so.5
- /usr/lib/libstdc++.so.5.0.7
- /lib64/libc-2.5.so
64 ビット Linux サーバーに NNMi をインストールする前に、次のライブラリ ファイルがインストールされていることを確認してください。上記の必要なライブラリファイルごとに、次の手順を繰り返します。
これらのライブラリがインストールされていることを確認するには、次のコマンドを実行します。
yum list compat-library_name
ここでは、library_name はライブラリの名前です (例: libstdc++-33)。結果のテキストは次のようになります。
Installed Package
compat-libstdc++-33.i386 3.2.3-61 installed
compat-libstdc++-33.x86_64 3.2.3-61 installed結果に installed ではなく available と表示されている場合は、それらのライブラリをインストールしてから NNMi をインストールしてください。次の手順を完了します。
- ライブラリの場所を選択します。
- Red Hat のインストール ディスクがある場合は、Red Hat インストール ディスク 3 をドライブに挿入し、/media/cdrom/RedHat/RPMS ディレクトリに移動します。
- 適切なインストールディスクが見つからない場合は、次のコマンドを実行することにより、/usr/lib/libstdc++.so.5.0.7 (32 ビット) ライブラリおよび /usr/lib64/libstdc++.so.5.0.7 (64 ビット) ライブラリを含む 32 ビットと 64 ビットの RPM をインストールします。
yum install compat-libstdc++-33
注: Red Hat のサポートキーが必要になります。- 以下のコマンドを実行します。
rpm -i compat-libstdc++-33-3.2.3-*.i386.rpm
rpm -i compat-libstdc++-33-3.2.3-*.x86_64.rpm- 他のライブラリの依存関係についても、この手順を繰り返します。
- カーネルの調整。NNMi では、一部のカーネル調整オプションをデフォルト設定から変更する必要があります。
- アップグレードされたオペレーティングシステムにおける kernel.shmmax のデフォルトサイズは、(
ovstatus -c nmsdbmgr
によって報告されるとおり) リブート後に組み込みデータベースを操作するには小さすぎる場合があります。この値を設定してから NNMi をインストールしてください。
検証するには、/sbin/sysctl -q kernel.shmmax を実行します。
インストールのメモリ階層によっては、この値を 12GB 程度の値に設定する必要があります。多くの場合、Red Hat の新規インストールのデフォルト値である 64GB にこの値をリセットするのが最良の方法です。(リブート後に) この変更を有効にするには、/etc/sysctl.conf ファイルを編集して次のエントリを追加します。
# NNMi settings for embedded database
kernel.shmmax = 68719476736
その後、リブートを必要とせずに変更をただちに適用するために、/sbin/sysctl -p を実行します。
- SNMP では、SNMP 要求と応答の PDU (Protocol Data Unit) の送受信に、UDP (User Datagram Protocol) を使用します。オペレーティング システムでは、UDP バッファリングを使用して、UDP パケットの着信率と NNMi によるパケットの使用率を一致させます。SNMP 要求または応答のパケット ロス率を最小限に抑えるには、UDP バッファリング用に十分なメモリ容量が必要になります。NNMi では、UDP 受信バッファ (着信応答用) に 8MB、UDP 送信バッファ (発信要求用) に 2MB を必要とします。Linux システムでは、通常これらのバッファ用に確保されているメモリが 128 KB しかありません。
(リブート後に) この変更を有効にするには、/etc/sysctl.conf ファイルを編集して次のエントリを追加します。
# NNMi settings for UDP receive and send buffer sizes
net.core.rmem_max = 8388608
net.core.wmem_max = 2097152
その後、リブートを必要とせずに変更をただちに適用するために、/sbin/sysctl -p を実行します。ovjboss を実行している場合は、これらの変更を有効にするためにプロセスを再起動する必要があります。
ovstop ovjboss; ovstart ovjboss- プロセスごとに開くファイルの数を増やす必要があります。ファイル数を増やすには、次の操作を行います。
- /etc/security/limits.conf ファイルを編集して、次の行を追加します (または、既存の値が 2048 未満の場合は更新します)。
# Increase the default max open files for NNMi
* soft nofile 2048
* hard nofile 2048- 変更を保存します。
- limits.conf ファイルへの変更が新しいシェルのみに適用されたら、Linux システムからいったんログオフしてから再度ログオンします。
- NNMi のインストールを開始すると、インストーラにより、新しいファイル数の制限が継承されます。
注: NNMi がすでにインストールされている場合は、新しいファイル数の制限が継承されるように、次のコマンドを実行して NNMi を再起動します。
ovstop; ovstart
サポートされるバージョン
- Oracle Solaris 10 SPARC
注
- Solaris on Intel Architecture はサポートされていません。
インストールの前提条件
- オペレーティング システム パッチ。Solaris パッチ 142242-04 (パッチが置き換えられている場合は、より新しいパッチ) が必要です。
- 共有メモリの値を更新する必要があります。/etc/system ファイルを編集して、次の行を変更または追加します。
set shmsys:shminfo_shmmax=1073741824
swapinfo
コマンドを使用します。調整するには、shm または swapon コマンドを使用します。cat /proc/meminfo | grep Swap
コマンドを使用します。調整するには、parted
または mkswap
コマンドを使用します。swap
コマンドを使用します。NNMi では、Postgres の組み込みデータベース、または外部の Oracle データベースにデータを保存できます。データベースタイプは、インストール時に選択する必要があります。
注: NNMi のインストール後はデータベースタイプを変更できません。
NNMi は、追加設定した特定の高信頼性システムで実行できます。NNMi を高信頼性システムにインストールして設定する方法については、『デプロイメント リファレンス』を参照してください。NNMi でサポートされるオペレーティング システムでは、次の構成がサポートされます。
Veritas Cluster Server (VCS) バージョン 5.0 または 5.1
注
サポートされているバージョンの Red Hat Enterprise Server オペレーティングシステムに対する、Red Hat Cluster Suite (RHCS) の対応バージョン
Oracle Solaris: Veritas Cluster Server (VCS) バージョン 5.0 または 5.1
注
Microsoft Internet Explorer バージョン 9
Internet Explorer 9 (RC) には既知の問題が多数あります (メニューが機能しない、マップが表示されない、テーブル列を選択できないなど)。
Microsoft Internet Explorer バージョン 8 (互換表示モードで実行している場合)
Internet Explorer 8 では、[ツール] → [互換表示設定] (チェックボックスはすべてクリア) を使用して、互換表示モードを無効化する必要があります。
Microsoft Internet Explorer バージョン 7
Internet Explorer 7 (または互換表示モードの Internet Explorer 8) には既知の問題が多数あります (多くのレイアウト関連問題が発生する、[ヘルプ] → [システム情報] ウィンドウを閉じることができない、CSV エクスポート用の選択肢を変更できないなど)。
リアルタイム折れ線グラフ ([アクション] → [グラフ]) および SNMP MIB Browser ([ツール] → [MIB を参照]) には、Adobe Flash Player プラグインバージョン 10.1.53.64 以降が必要です。Adobe Flash Player は、www.adobe.com/go/getflash/ から入手できます。
マップビューを Visio にエクスポートする NNM iSPI Network Engineering Toolset Software 機能 ([ツール] → [Visio エクスポート]) を使用するには、Microsoft Visio 2007 または Microsoft Visio 2010 が必要です。
インストール時に、jboss アプリケーション サーバーの推奨されるデフォルトの最大メモリ サイズは、ovjboss.jvmargs ファイルに設定されます。大規模環境でのパフォーマンスを向上させるために、CPU、RAM、およびディスク容量の要件に記載されているとおりに、この値を大きくすることをお勧めします。
現在の最大試行可能メモリの値 (-Xmx で調整) とメモリ領域レポートは、[ヘルプ] → [システム情報] で NNMi コンソールに表示できます。この -Xmx 値は、未使用の物理 RAM を超えないように設定することをお勧めします。jboss JVM 全体の仮想メモリ容量が物理メモリと適合しない場合、Jboss からメモリへのランダム アクセス時に、オペレーティング システムによって調整されます。Java 5.0 JVM の調整に関する詳細は、http://www.oracle.com/technetwork/java/gc-tuning-5-138395.html を参照してください。
使用可能な未使用の物理 RAM 容量を jboss 仮想メモリ容量に近づけるには、物理メモリ容量から、次の容量を引きます。
インストール時に、物理 RAM を検証して最も近い層の価を選択することにより、NNMi で -Xmx の値が設定されます。
NNMi は、操作中に jboss メモリ領域の監視を続けます。jboss のメモリリソースが少なくなると、NNMi コンソールのサインオンページ、NNMi コンソールの下部、および NNMi フォームの上部にメッセージが表示されます。jboss のメモリが少なくなると、ガーベッジ収集に時間が費やされるため、システム全体のパフォーマンスが低下します。メモリ領域メッセージの例とその解決策は次のとおりです。
ovjboss.jvmargs の –Xmx の値を増やして、解決してください。
jboss の Java 最大ヒープ サイズ (-Xmx) または他の Java 仮想マシン パラメータを変更するには、次のコマンドを実行します。
NNMi は世界中に広まっており、オペレーティング システムでサポートされている、英語以外のロケール設定のオペレーティング システムでも使用できます。これらのロケールには、日本語、韓国語、簡体字中国語、繁体字中国語、西ヨーロッパおよび中央ヨーロッパのロケール、およびロシア語があります。
Windows システムの場合、NNMi では、各国語の文字のディレクトリ パスを使用したインストールはサポートされません。$NnmInstallDir および $NnmDataDir のパス名に含めることのできるのは、英文字のみです。
NNMi は、日本語と簡体中国語にローカライズ (翻訳) されています。これらのローカライズ パッケージがインストールされている場合、(出力として) 日本語または簡体中国語が表示されるため、NNMi では英語以外の文字の入力が可能です。それ以外のすべてのロケールでは、英語の文字列が出力として表示されますが、英語以外の文字の入力は可能です。
次の表では、各オペレーティングシステムに対してローカライズされている言語とサポートされているロケールが一覧表示されています。
オペレーティング システム
ローカライズされる言語 日本語 簡体字中国語 Windows
Japanese
Chinese_PRC HP-UX
ja_JP.SJIS
ja_JP.eucJPzh_CN.hp15CN Linux
ja_JP zh_CN Solaris
ja_JP.PCK
ja_JP.eucJPzh
Internet Explorer を使用して、アジア言語をサポートするよう設定されている NNMi 管理サーバーにアクセスするには、次の手順で東アジア言語をインストールします。
NNMi 9.10 には、以下の HP Network Node Manager i Software Smart Plug-in (iSPI) を追加できます。
次の製品は、NNMi 9.10 と同じシステムに共存させることができます。
HP Operations Agent (OMW/OMU/OML 64 ビット HTTPS Agent) バージョン 8.60.501、Agent One 11.0 (Windows Server 2008、HP-UX 11i v3、Solaris 10、Red Hat 5.2+)
注意: (Windows のみ) NNMi は、HP Operations Agent よりも先にインストールする必要があります。これは、HP Operations Agent が事前定義のフォルダに常にインストールされ、さらにディスク容量が必要になった場合に NNMi を別のフォルダにインストールできなくなるためです。
HP Performance Insight バージョン 5.41、5.41.002 (HP-UX 11i v3、Solaris 10)
注意: HP Performance Insight は、NNMi よりも先にインストールする必要があります。HP Performance Insight よりも先に NNMi がインストールされている場合は、次のことに注意してください。
注意: HP Performance Insight システムから NNMi をアンインストールすると、HP Performance Insight の MIB Browser の実行時に例外が発生します。この例外を回避するには、以下の操作を実行します。
mkdir -p /var/opt/OV/shared/nnm/conf/
/opt/OV/lbin/nnmloadmib -load /usr/OVPI/mibs/GENMIB2IF.mib
次の製品は、NNMi 9.10 統合で利用できる追加機能を持っています。この一覧の更新情報については、sg-pro-ovweb.austin.hp.com/nnm/NNM9.10/supportmatrixupdate.htm を参照してください。特定の機能に関する情報については、デプロイメントリファレンスを参照してください。
HP Operations Orchestration (HP OO) バージョン 7.60.01、8.1x、9.00
注: NNM iSPI NET では、HP OO との異なる統合が提供されます。必要な HP OO バージョンの組み込みパッケージは、NNM iSPI NET メディアに収録されています。具体的な情報は、NNM iSPI NET の対応マトリックスを参照してください。
HP Performance Insight (PI) バージョン 5.31、5.41、5.41.002
注: HP Performance Insight バージョン 5.31 の MIB Browser は、同じシステムに NNMi 9.1x がインストールされていると正常に機能しません。この理由により、NNMi 9.1x では、単一サーバー上における HP Performance Insight バージョン 5.31 との共存をサポートしません。
HP Universal CMDB (UCMDB) バージョン 8.03、8.04、9.02 (パッチ適用済み)、9.03
注: NNMi は、HP Business Service Management (BSM) トポロジおよび HP UCMDB と同時に統合することはできません。両方のデータベースの NNMi 情報を必要とする場合は、デプロイメントリファレンスの「HP Business Service Management トポロジ」で説明されているとおりに HP NNMi–HP BSM トポロジ統合を設定し、UCMDB 製品メディアに含まれている『UCMDB Data Flow Management Guide』で説明されているとおりに UCMDB との BSM 統合を設定します。
サポートされているネットワークデバイスの一覧については、sg-pro-ovweb.austin.hp.com/nnm/NNM9.10/devicematrix.htm の NNMi デバイス対応マトリックスを参照してください。
このデバイス対応情報は、発行の時点で HP に入手できた最新情報に基づいています。デバイスのベンダは、どの時点でもデバイスの MIB の使用状況を変更でき (たとえば、新規 IOS またはシステム ソフトウェアのバージョン)、そのデバイスの MIB データに関する NNM の解釈を無効にできます。