HP Data Protector Notebook Extension Policy Serverリリースノート
Windowsオペレーティングシステム用
ソフトウェアバージョン: 6.2
出版日: 2010年5月
本書は、HP Data Protector Notebook Extension Policy Serverに対する変更についてまとめたものです。本書には、マニュアルやヘルプに含まれていない重要情報が掲載されています。本書では、次の項目についての情報が提供されます。
今回のリリースで提供される新機能
インストールについての注意事項
強化された機能と修正された機能
既知の問題や制限と回避策
ドキュメントのアップデート
ローカライズのサポート
HP製ソフトウェア製品との統合
HPのソフトウェアサポート
ご注意
HP Data Protector Notebook Extension Policy Serverは、Windows Server 2008 32ビットおよび64ビット、ならび64ビットモードの2008 R2でも使用できるようになりました。HP Data Protector Notebook Extension Policy Serverのコンポーネント(Webサービス、ASP.NET Webサイト)はインターネット情報サーバー(IIS)によりホストされるため、今回サポートするOSが追加されたことで、IIS6 (Server 2003)に加えてIIS 7.0 (2008)および7.5 (2008R2)もサポートされるようになります。
お客様に関わる機能強化およびソフトウェアの問題点の修正について詳しくは、強化された機能と修正された機能を参照してください。
HP Data Protector Notebook Extensionの初回インストール
- 1台のサーバーにHP Data Protector Notebook Extension Policy Serverソフトウェアをインストールします。
- Policy Server Consoleを使用して保護ポリシーを簡単に設定します。
- 保護対象にする各デスクトップおよびラップトップにHP Data Protector Notebook Extension Agentソフトウェアをインストールします。
Data Protector Notebook Extensionのインストールの詳細な要件およびインストール手順は、インストール/管理ガイド(PDF (.pdf)形式で提供)で説明します。このガイドは、製品のインストール用メディアの次のフォルダーに収録されています。
\<root>\Docs
ソフトウェアのインストール後、このガイドは次の位置に配置されます。
<Data Protector Notebook Extensionのインストールディレクトリ>\Docs (デフォルトではC:\Program Files\Hewlett-Packard\Data Protector Notebook Extension\Docs)
Data Protector Notebook Extensionの以前のバージョンからアップデート
インストール済みのNotebook Extension Policy Serverは、標準的なインストール手順を実行して、新しいバージョンにアップデートできます。
既存の設定(データ保管領域の設定、ライセンスなど)は新しいバージョンでもすべて利用できます。
Notebook Extensionの前のバージョンを使用する既存のエージェントは、以前と同様に機能します。また、エージェントは、手動またはエージェントアップデートポリシーを使用してサイレント方式でアップデートできます。インストール/管理ガイドを参照してください。
アップデート手順
- Notebook Extensionのインストール用CD-ROMを挿入します。インストールウィザードが自動起動しない場合は、インストールCD-ROMの最上位フォルダーにあるsetup.htaをダブルクリックして手動でウィザードを実行します。
- ウィザードの[Install Data Protector Notebook Extension]ページにある[Policy Serverのインストール]をクリックして、アップグレードを開始します。
- 画面の指示に従います。
- インストール手順で、インストール済みのPolicy Serverが検出されアップデートが提案されます。
- 画面の指示に従います。
- インストールが完了したら、[次へ]をクリックします。ここで、Notebook Extension Policy Serverコンソールの実行を選択できます。
ご注意: Policy ServerにCleanup Softwareもインストールされている場合は、このソフトウェアもアップデートする必要があります。Cleanup Softwareは、手動またはエージェントアップデートポリシーを使用してアップデートできます。
Data Protector Notebook Extensionの評価
Data Protector Notebook Extensionは、最大0個のAgentに対して、60日間、無料で評価できます。評価期間でも、Data Protector Notebook Extensionの全機能を利用できます。
Data Protector Notebook Extensionライセンスを購入する場合は、インストール/管理ガイドを参照してください。
ソフトウェアとハードウェアの要件
Data Protector Notebook Extensionのインストールを開始する前に、ご使用のシステムが以下の最小要件を満たしているかどうかを確認してください。
ご注意: 以下の説明に「Windows Server 2003」とある場合、Windows Server 2003 R2およびWindows Storage Server 2003 R2が含まれます。また、Windowsオペレーティングシステムには、提供されているすべてのエディションのサポートが含まれます。
HP Data Protector Notebook Extension Policy Server
- オペレーティングシステム:
- Microsoft Windows Server 2008 32ビットおよび64ビット、ならび64ビットモードの2008 R2
- Microsoft Windows Server 2003 (SP 1以降)
- 処理環境
- 物理: 32ビットプロセッサー、x86 64ビットプロセッサー(32ビット互換モードで動作するIIS (インターネット情報サーバー)バージョン6.0、7.0、および7.5とともに使用する場合のみサポート)
- 仮想: Hyper-Vゲスト、VMwareゲスト
- メモリ
- 必須: 上記のオペレーティングシステム要件およびアプリケーション要件を満たすには、128MB RAMが必要です。
- 推奨: 上記のオペレーティングシステム要件およびアプリケーション要件を満たすには、256MB RAM (性能を向上させるにはさらに多くの容量)が必要です。
- ディスク容量
- Microsoft Windowsをインストール(標準インストール)した状態で、250MBの空きハードディスク容量が必要です。
- これ以外に、HP Data Protector Notebook Extension Policy Serverデータベースで使うディスクスペースも必要です。少なくとも100MBに加えて保護対象のユーザーコンピューターごとに4MBを用意することを推奨します。
- ソフトウェア (以下のソフトウェアがインストールされていない場合、インストールパッケージがインストールの機会を提供します)
- インターネット情報サービス6.0、7.0、7.5以降、ASP.NETアプリケーションのサポートを含む。
ご注意: Windows 2003では、IIS 6.0が前提条件であり、このソフトウェアをインストールしていないとPolicy Serverをインストールできません。Windows 2008では、IIS 7.0や7.5がインストールされていない場合は、Notebook Extensionがそのインストールを提案します。
- Microsoft ASP.NET 2.0
- Microsoft Installer 3.1以降(.NET Framework 2.0 SP1で必要)
- Microsoft .NET Framework 2.0 SP1以降
- Microsoft SQL Express (他のSQLバージョンが存在しない場合)
- IIS 6 Management Compatibility
- IIS 7.0および7.5の場合: IIS Static Content Web Server
- IIS 7.0および7.5の場合: IIS ASP.NET
- IIS 7.0および7.5の場合: IIS Security
- インターネットブラウザー
- Microsoft Internet Explorer 6.0以降
- Mozilla Firefox 3.0以降
- (上記以外のブラウザーも機能する場合がありますが、テストは行っていません)
HP Data Protector Notebook Extension Policy Serverデータベース
- Microsoft SQL 2005 Express (内蔵)
- オペレーティングシステム:
ローカルでインストールする場合は、Policy Serverがサポートする任意のプラットフォーム
- Microsoft SQL Server 2005
- オペレーティングシステム:
ローカルでインストールする場合は、Policy Serverがサポートする任意のプラットフォーム
リモートでインストールする場合は、Microsoft SQL Server 2005がサポートする任意のプラットフォーム
- Microsoft SQL Server 2008
- オペレーティングシステム:
ローカルでインストールする場合は、Policy Serverがサポートする任意のプラットフォーム
リモートでインストールする場合は、Microsoft SQL Server 2008がサポートする任意のプラットフォーム
Data Protector Notebook Extension Data Vault
- Windows 2003
- 物理: 32ビットプロセッサー、x86 64ビットプロセッサー
- 仮想: Hyper-Vゲスト、VMwareゲスト
- Windows 2003 Storage Server
- 物理: 32ビットプロセッサー、x86 64ビットプロセッサー
- 仮想: Hyper-Vゲスト、VMwareゲスト
- Windows 2008
- 物理: 32ビットプロセッサー、x86 64ビットプロセッサー
- 仮想: Hyper-Vゲスト、VMwareゲスト
- Windows 2008 Storage Server
- 物理: 32ビットプロセッサー、x86 64ビットプロセッサー
- 仮想: Hyper-Vゲスト、VMwareゲスト
HP Data Protector Notebook Extension Agent
- オペレーティングシステム:
- Microsoft Windows 7、32ビットおよび64ビット
- Microsoft Windows Vista (SP1以降)、32ビットおよび64ビット
- Microsoft Windows XP (SP2以降)、32ビットおよび64ビット
- メモリ
- 推奨: 上記のオペレーティングシステム要件およびアプリケーション要件を満たすには、64 MB RAM。
- ディスク容量
- Microsoft Windowsをインストール(標準インストール)した状態で、15MBの空きハードディスク容量が必要です。
- これ以外に、システムディスク上にLocal Repository用のスペースが必要です。そのサイズは、ユーザーによる編集操作の頻度や規模、およびOutlookのパーソナルフォルダーなどのファイルの保護にOpen File Protectionを使うかどうかによって決まります。標準的なユーザーは、そのローカル保管領域用に次のようなハードディスクスペースを必要とします。
- Continuous File Protectionに100MB
- Open File Protectionに500MB (一時的に使用)
- ウイルス対策ソフトウェア: Data Protector Notebook Extensionは、次のウイルス対策ソフトウェアとともに使用できることが認定されています。
- Symantecウイルス対策
- McAfeeウイルス対策
- HP Data Protector Notebook Extension Agentは、他のウイルス対策スキャナーとともに使用できる可能性もありますが、テストは行っていません。
サポートマトリックス
この製品では、ソフトウェアとハードウェアのすべての要件を一覧で示すサポートマトリックスが用意されています。サポートマトリックスを参照するには、次をクリックしてください。HPサポートマトリックス
ご注意: サポートに関するエリアにアクセスするには、ほとんどの場合、HP Passportユーザーとして登録しサインインする必要があります。また、実際に機能しているサポート契約が必要な場合も多くあります。サポートのアクセスレベルについて詳しくは、次をクリックして確認してください。アクセスレベル
登録してHP Passport IDを入手するには、次をクリックしてください。HP Passportの登録
ドキュメント
Data Protector Notebook Extensionには、Data Protector Notebook Extensionの機能やオプションのインストールや使用に役立つように、次のドキュメントが付属しています。
- インストール/管理ガイド [PDF形式。Adobe Acrobatで読めます]
HP Data Protector Notebook Extension Policy Serverは、Windows Server 2008 32ビットおよび64ビット、ならび64ビットモードの2008 R2でも使用できるようになりました。HP Data Protector Notebook Extension Policy Serverのコンポーネント(Webサービス、ASP.NET Webサイト)はインターネット情報サーバー(IIS)によりホストされるため、今回サポートするOSが追加されたことで、IIS6 (Server 2003)に加えてIIS 7.0 (2008)および7.5 (2008R2)もサポートされるようになります。
- ユーザーアカウント制御(UAC)が有効になっているVista PCではAgent Deployment Kitを実行できない
この問題を解決するには、UACを無効にするかまたはAgentを対話形式でインストールします。
- Windows 2003 64ビットオペレーティングシステムへのインストール: HP Data Protector Notebook Extension Policy Serverは、64ビットWindowsオペレーティングシステム上では32ビット互換モードで動作します。このため、インターネット情報サービス(IIS)は、32ビットモードで動作する必要があります。IISが32ビットモードで動作していない場合、インストールプログラムが前提条件のチェックの際にそのことを検出します。これにより、IISを32ビットモードに設定するためのオプションが表示されます。サーバー上の他のWebアプリケーション(Webメール機能—Outlook Web Accessを含むMicrosoft Exchange 2007など)でIISを64ビットモードで実行する必要がある場合、そのサーバーにはPolicy Serverをインストールできません。Policy ServerをWindows 2008上にインストールする場合は、この問題は発生しません。
· Microsoft SharePointとの共存: HP Data Protector Notebook Extension Policy ServerをMicrosoft SharePointを実行するサーバーにインストールすると、Policy Server Consoleの実行時に404エラー「The page cannot be found」が表示されることがあります。Microsoft社のナレッジベースのアーティクル(http://support.microsoft.com/kb/828810)には、この問題とその解決策についての説明が掲載されています。この問題は、HP Data Protector Notebook Extension Policy Serverだけでなく、すべてのASP.NET Webアプリケーションで発生します。
HP Data Protector Notebook Extension Policy ServerをSharePointを使用するサーバーで動作させるには、次の操作を行う必要があります。
- SharePointの管理ツールを使用して、2つのHP Data Protector Notebook Extension Policy Server Webアプリケーション用の例外を作成します。その1つがdpnepolicyで、もう1つがdpnepolicyserviceです。
- 上記のMicrosoftナレッジベースアーティクルの説明に従い、2つのHP Data Protector Notebook Extension Policy Server web.configファイル(dpnepolicy\web.configとdpnepolicyservice\web.config)を修正して、<httpHandlers>および<trust> XMLコードを追加します。
· Policy Server Consoleのブラウザー設定: ご使用のブラウザーでPolicy Server Consoleページを正しく表示できない場合は、ブラウザーのセキュリティ設定をチェックします。Policy Server Consoleでは、次の設定が必要です。
- JavaScriptを有効にする必要があります。
- dpnepolicyのWebサイトに対してポップアップブロッカーを無効にする必要があります。
- ブラウザーの種類とそのバージョンによっては、システムの動作に制限を加えるこれ以外のセキュリティ設定を変更しなければならない場合があります。
- Active DirectoryグループとData Vaultの関連付け: Data Vaultポリシーで、Data VaultとActive Directoryグループを関連付けることができます。関連付けられたグループのすべてのメンバーが、関連付けられたData Vaultにバックアップされます。ただし、個々のユーザーを関連付けることはできません。さらに、組織単位(OU)を関連付けると、そのOUに属するグループだけが関連付けられます。そのOUに直接所属するユーザーは、すべてData Vaultには関連付けられません。Active Directoryグループのリストに、誤ってセキュリティグループ以外のグループ(ディストリビューショングループなど)が含まれることがありますが、 Data Vaultに実際に関連付けられるのは、セキュリティグループだけです。
- Data Protector Notebook Extensionは、常時使用ファイル保護ポリシーが設定されたEFS暗号化ファイルのバックアップはサポートしません。
このリリースノートドキュメントの最初のページには、次のID情報が含まれます。
- 改版番号。ソフトウェアバージョンを示します。
- 出版日。ドキュメントの更新のたびに変更されます。
最新のアップデートのチェックや自身が最新のエディションを使用しているかどうかについては、 HPソフトウェア製品マニュアルにアクセスし、確認してください。
ドキュメントを取り出すには、次を選択してください。
- 製品名
- バージョンリスト
- オペレーティングシステム
- 使いたい言語
- ドキュメントのタイトル
- [Open]または[Download]をクリックします。
ファイルをPDF形式(*.pdf)で見るには、Adobe Readerをインストールする必要があります。Adobe Readerをダウンロードするには、Adobe社のWebサイトにアクセスしてください。
HPでは、次の言語で、ローカライズ済みのHP Data Protector Notebook Extension Policy Serverソフトウェアおよびマニュアルを提供します。
N/A
次のWebサイトは、連絡先情報、およびHP製ソフトウェアが提供する製品、サービス、ならびにサポートについての詳細情報を提供します。詳細については、HPのサポートWebサイト http://www.hp.com/supportを参照してください。
HPのソフトウェアサポートでは、お客様自身が問題を解決するための機能を提供します。お客様のビジネスの管理に必要な対話形式の技術サポートツールにすばやく効率的にアクセスするには、この方法が最適です。お客様は、サポートカスタマーとして尊重され、次のような優れた機能を使用できます。
- 関心のあるナレッジドキュメントの検索
- サポートケースの提出および進行状況の追跡
- 機能強化についての要求をオンラインで提出
- ソフトウェアパッチのダウンロード
- サポート契約の管理
- HPサポートの連絡先の検索
- 利用できるサービスについての情報の確認
- 同じソフトウェアを使っている他のお客様との討議への参加
- ソフトウェアのトレーニングの調査と登録
自己解決方式のナレッジベースにアクセスするには、HPのサポートWebサイトの[Use self-serve knowledge search]をクリックします。
ご注意: サポートに関するエリアにアクセスするには、ほとんどの場合、HP Passportユーザーとして登録しサインインする必要があります。また、実際に機能しているサポート契約が必要な場合も多くあります。サポートのアクセスレベルについて詳しくは、次をクリックして確認してください。アクセスレベル
登録してHP Passport IDを入手するには、次をクリックしてください。HP Passportの登録
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