HP Application Lifecycle Management Readme
ソフトウェア・バージョン: 12.00
発行日:2014 年 3 月
このファイルでは,HP Application Lifecycle Management(ALM)12.00 に関する次の情報を提供します。
ALM の詳細については,ドキュメントを参照してください。ALM のメイン・ウィンドウから ALM 文書ライブラリにアクセスするには,[ヘルプ]>[ALM ヘルプ]を選択します。
注:ALM 拡張機能のドキュメントは,次のサイトから取得できます。https://hpln.hp.com/group/application-lifecycle-management(英語サイト)
ドキュメント
本書のタイトル・ページには,次の識別情報が含まれています。
最新の更新のチェック,またはご使用のドキュメントが最新版かどうかのご確認には,次のサイトをご利用ください。HP Software 製品マニュアル
マニュアルを参照する際は,以下を選択してください。
PDF 形式(*.pdf)のファイルを表示するには,Adobe Reader をインストールしておく必要があります。Adobe Reader のダウンロードについては,Adobe の Web サイトを参照してください。
新機能
ALM 12.00 の新機能の一覧については,『HP Application Lifecycle Management 新機能』を参照してください。これは,http://update.external.hp.com/ALM_jpn/WhatsNew_Addins_Movies/index.html?StartTabIndex=0 に掲載されています。
注:HP Performance Center には,コミュニティ・ライセンス・バンドルが付属します。このバンドルには,Controller が 1 つ(同時実行数は 1),PC Lifecycle ユーザ 1 人,仮想ユーザ 50 人(DCOM/GUI/テンプレート以外のすべてのプロトコルでの恒久的な使用)が含まれます。仮想ユーザのサポートは含まれません。
インストール手順とシステム要件
インストール手順については,『HP Application Lifecycle Management インストールおよびアップグレード・ガイド』および『HP ALM Performance Center インストール・ガイド』を参照してください。このガイドはインストール DVD に収録されています。
本項では,HP Application Lifecycle Management(ALM)をサーバ・マシンにインストールする場合と,ALM をクライアント・マシンにインストールする場合に必要なシステム構成について説明します。また,本項では Performance Center サーバおよびコンポーネントのシステム要件についても説明します。
重要:システム要件とサポートされる環境の最新情報については,
https://hpln.hp.com/page/alm-qc-enterprise-technical-specifications(英語サイト)を参照してください。注:HP ALM 12.00 は,FDCC 基準に基づいてテストを実施しています。
本項の内容
ALM サーバ側のシステム要件
本項では,HP ALM 12.00 を Windows および Linux にインストールする際のサーバ側のシステム要件と設定について説明します。
ALM サーバ側のハードウェア要件
次の表は,サーバ・マシンに ALM をインストールする場合のハードウェア要件を示します。
CPU Windows:クアッド・コア AMD64 プロセッサまたは同等の x86 互換プロセッサLinux:クアッド・コア AMD64 プロセッサまたは同等の x86 互換プロセッサ メモリ(RAM) 最小:8 GB 空きディスク容量 最小:8 GB
ALM サーバ側の推奨環境
次の表に,オペレーティング・システムごとに推奨される構成を示します。
ALM サーバ側のサポート構成
本項では,ALM サーバ側のサポートされる構成について説明します。パフォーマンスを最大限に引き出し,サポートでの所要時間を短縮するには,上記のALM サーバ側の推奨環境の項に記載された推奨環境を使用することをお勧めします。
ALM クライアント・システム要件
本項では,ALM をクライアント・マシンにインストールするためのクライアント・システム要件について説明します。
CPU Core Duo 1.6 GHz(以上)または同等の互換プロセッサ メモリ(RAM) 最小:2 GB 空きディスク容量 最小:2 GB
ALM クライアントの推奨環境
次の項に,オペレーティング・システムごとに推奨される構成を示します。
オペレーティング・システム ブラウザ Office スイート 32 ビット版 Microsoft Windows 7 SP1 Microsoft Internet Explorer 10 32 ビット版 Microsoft Office 2010 SP2
ALM デスクトップ・クライアントのサポート環境
本項では,ALM デスクトップ・クライアントのサポート環境について説明します。
前提条件 オペレーティング・システム
- 32 ビット版 Microsoft Windows 7 SP1
- 64 ビット版 Microsoft Windows 7 SP1
- 32 ビット版 Microsoft Windows 8(Microsoft Fix 449677 が必要。詳細については http://support.microsoft.com/kb/2870007(英語サイト)を参照)。
- 64 ビット版 Microsoft Windows 8(Microsoft Fix 449677 が必要。詳細については http://support.microsoft.com/kb/2870007(英語サイト)を参照)。
- 64 ビット版 Microsoft Windows Server 2008 R2 SP1
注: ブラウザ 注:ActiveX など,ブラウザのプラグインに制限がある場合,HP ALM を HP ALM Explorer Add-In でロードすることが可能です。アドインのダウンロードとインストールに関する詳細については,『HP Application Lifecycle Management インストールおよびアップグレード・ガイド』を参照してください。 Office スイート 注:サポートされるのは,32 ビット版の Microsoft Office だけです。 仮想環境 注:HP ALM は,Citrix XenApp,Microsoft ターミナル・サービス,リモート・デスクトップ・サービスとの組み合わせで動作することが認定されています。仮想化ベンダから提供されるアーキテクチャは急速に進化しているため,上記のベンダが HP ALM システム要件の物理ハードウェアに対する仮想化環境の完全な互換性を保証していれば,HP ALM は設計どおりに機能すると予想されます。 その他の設定
ALM Web クライアントのサポート環境
本項では,ALM Web クライアントのサポート環境について説明します。
リモート・テスト実行用 HP ALM Lab Service システム要件
本項では,リモート・テスト実行用に HP ALM Lab Service をインストールする際のシステム要件について説明します。
ALM Performance Center システム要件
本項では,Performance Center 用の ALM と,Performance Center コンポーネントをインストールするためのシステム要件について説明します。
Performance Center サーバの構成
本項では,Performance Center サーバをインストールするためのシステム要件について説明します。
ALM および Performance Center の推奨構成
次の表に,Performance Center サーバ・コンポーネントの推奨構成をまとめます。上記の ALM サーバの推奨構成と合わせて使用してください。詳細については,ALM サーバ側の推奨環境を参照してください。
Performance Center サーバのオペレーティング・システム 64 ビット版 Windows 2008 R2(SP1) ホスト・オペレーティング・システム 64 ビット版 Windows 2008 R2(SP1)
ホストとスタンドアロン Load Generator の構成(Windows)
この項では,Windows 環境で Performance Center ホストとスタンドアロン Load Generator をインストールするためのシステム要件について説明します。
プロセッサ CPU のタイプ:Intel Core,Pentium,Xeon,AMD,その他互換 CPU速度:1.6 GHz 以上。2 GHz 以上(推奨)Pentium プロセッサに関する注意事項:Intel ハイパー・スレッディング・テクノロジはサポートされません。ハイパー・スレッディングは BIOS で無効化できます。詳細については,次を参照してください。http://www.intel.com/support/processors/pentium4/sb/CS-017371.htm(英語サイト) メモリ(RAM) 最小:2 GB推奨:4 GB 以上 ハードディスクの空き容量 最小:40 GB 画面解像度 最小:1024×768 オペレーティング・システム ブラウザ Microsoft Internet Explorer 8,9,10
スタンドアロン Load Generator の構成(Linux)
この項では,Linux システム上にスタンドアロン Load Generator をインストールする際にサポートされるオペレーティング・システムと CPU のタイプについて説明します。
スタンドアロン VuGen およびスタンドアロン Analysis の構成
本項では,スタンドアロン VuGen とスタンドアロン Analysis をインストールするためのシステム要件について説明します。
MI Listener のシステム要件
次の表に,MI Listener のシステム要件をまとめます。
プロセッサ CPU のタイプ:Intel Core,Pentium,Xeon,AMD,その他互換 CPU速度:2 GHz 以上。4 GHz 以上を推奨 メモリ(RAM) 最小:2 GB注:必要なメモリ容量は,MI Listener に接続する Load Generator と Controller の数によって異なります。 オペレーティング・システム
注意事項および制限事項
ALM のインストール
- 試用版:30 日間の ALM 試用版を更新する場合,HP ALM Server 設定ウィザードを 2 回以上実行すると試用ライセンス・ポリシー違反となり,コンプライアンスに違反した状態になります。フル・ライセンス料金が請求される可能性があるため,ご注意ください。
- ライセンス管理:ALM の更新により,固定ライセンスという新しいライセンス・タイプの管理がサポートされるようになりました。ALM 12.00 リリースでは,固定ライセンスで利用可能なエディションは ALM Essentials Edition だけです。HP Quality Center Enterprise Edition はこれまでどおり同時ライセンス・タイプをサポートしますが,固定ライセンス・タイプはサポートしません。
- ユーザ・アカウント制御(UAC):ALM のインストール中に UAC が有効になっていると,ALM の構成ウィザードが起動せず,ALM サーバが自動的に開始されない可能性があります。
回避策:ALM マシンで UAC を無効にします。- プロジェクトをサーバに復元またはインポートする場合,サーバの機密データ・パスフレーズが,プロジェクトを最初に作成したサーバのパスフレーズと一致しない場合,エラーが発生します。デーベース層で暗号化されたデータにアクセスすると,「シンプル キー エンティティを取得できませんでした」というメッセージが表示されます。この問題が発生しないようにするには,オリジナル・サーバと同じ機密データ・パスフレーズをインストールしてください。
- Windows システム:システム・トレイの ALM アイコンがリモート・デスクトップ・セッションで表示されません。
- Unix システム:ALM はリンクされたサブフォルダの空きディスク容量を計算しません。
- サーバ・マシンに PDF ビューアがインストールされていない場合,HP ALM サーバ構成ウィザードの[ヘルプ]ボタンが応答しません。
回避策:Adobe Acrobat Reader または互換ソフトウェアをインストールし,PDF ファイルがソフトウェアによって自動的に開かれるように設定されていることを確認します。『HP Application Lifecycle Management インストールおよびアップグレード・ガイド』は,次の場所から直接開くこともできます:<ALM インストール・フォルダ>¥application¥20qcbin.war¥Help¥doc_library¥pdfs¥Install.pdf。- データベース・サーバの構成オプションを設定する際に,ALM は空のサイト管理データベース・スキーマ・パスワードをサポートしません。
- Microsoft SQL データベース:既存のサイト管理スキーマをアップグレードする場合や,SQL Server 認証を使用する SQL Server 上の既存のスキーマのコピーをアップグレードする場合は,TD ユーザがデータベース内に存在し,すべてのユーザ・テーブルの所有者である必要があります。
回避策:次の SQL コマンドを使用してデータベース内のテーブル所有者を更新します:sp_changeobjectowner '<テーブル名>', 'td'- ショートカット:ALM のインストール後,ショートカットがデスクトップ上に作成されません。
回避策:[HP ALM Platform]スタート・メニューのショートカットを使用するか,または<ALM のインストール・ディレクトリ>¥bin フォルダからデスクトップにショートカットを作成します。- ALM サーバのインストールには,Install Anywhere というサードパーティ製品を使用します。ドル記号($)は,Install Anywhere では予約済みの記号です。テキスト・パラメータの編集でドル記号($)を使用する場合は,$ ではなく $DOLLAR$ と指定してください。
- Oracle:
ALM クライアントのインストール
- クライアント証明書:ALM クライアントをロードしようとすると,初期化が失敗したことを示すエラー・メッセージが表示されることがあります。このエラーは,クライアント・マシンに新しいルート証明書がないことが原因として考えられます。Verisign コード署名の詳細については,次に示す Verisign の記事を参照してください。https://knowledge.verisign.com/support/ssl-certificates-support/index?page=content&id=AR1747&actp=search&viewlocale=en_US(英語サイト)
回避策:2048 ビット・コード署名のルート証明書および中間証明書期間の証明書をインストールします。詳細については,次の Verisign の記事を参照してください。https://knowledge.verisign.com/support/ssl-certificates-support/index?page=content&actp=CROSSLINK&id=SO19140(英語サイト)- クライアント・マシンにインストールされているウイルス対策ソフトウェアが,クライアント ALM ファイルのデプロイメントに干渉する場合があります。デプロイメントの速度が大幅に低下することがあります。
回避策:ウイルス対策ソフトウェアとウイルス定義ファイルを更新します。それでも問題が解決しない場合は,ウイルス対策ソフトウェアを無効にしてから,ALM をインストールします。- 同じワークステーションから,ALM にサーバ名で接続し,サーバにサーバ IP アドレスで接続すると,ALM ファイルがワークステーション上に 2 回デプロイされます。
- ActiveX コントロールをインストールする特権を持つ管理者でないユーザが,黄色の情報バーをクリックして ALM をインストールした場合,クライアントのインストールが失敗します。
回避策:管理者でないユーザは ActiveX コントロールをインストールする特権を持たないようにします。また,管理者でないユーザは必ず起動ページのリンクを使用して ALM Platform ローダをダウンロードするようにします。- サーバ・マシンとクライアント・マシンの間に基本認証を使用するフォワード・プロキシがある場合,次の前提条件が満たされる必要があります。ALM サーバへの初回接続前に,Webgate Customization Tool を使用してすべての ALM クライアントにプロキシ資格情報を設定する必要があります。このツールを実行するには,ALM クライアント・マシンで次のパスに移動し,適切なリンクをクリックします。
http://<ALM サーバ名>:[<ポート番号>]/qcbin/Apps/
WebGate Customization で,[Proxy Credentials]領域にある[Use these credentials]チェック・ボックスを選択し,[Proxy Username]ボックスと[Proxy Password]ボックスに値を入力します。[Save]をクリックし,[Close]をクリックします。
このツールの詳細なドキュメントについては,上記の場所から利用できるドキュメントを参照してください。
プロジェクト・アップグレード
- プロジェクト・リポジトリの移行:
- リポジトリの移行の実行中には,プロジェクトのエクスポートや,既存のプロジェクトからデータをコピーすることによる新規プロジェクトの作成はできません。
- リポジトリの移行の実行中に,ALM 12.00 サーバでプロジェクトを非アクティブにし,別の ALM 12.00 サーバでプロジェクトを復元すると,プロジェクトは両方のサーバの間で同期されず,破損する場合があります。
回避策:プロジェクトを非アクティブにする代わりに,1 つ目の ALM 12.00 サーバからプロジェクトを除去します。
注:ALM 12.00 サーバと以前の Quality Center サーバとの間には何も制限はありません。- リポジトリの移行の実行中には,リポジトリ内のファイル(添付ファイル,スクリプト,レポートなど)の編集に次の制限が生じる可能性があります。編集されたファイルが古いリポジトリに残り,リポジトリ移行レポートにレコードが存在しない可能性があります。
回避策:リポジトリの移行が完了した後で,リポジトリから手動でファイルを削除します。- 多数のデバッグ・メッセージのために,リポジトリの移行に時間がかかる場合があります。
回避策:ログ・レベルを[警告]に設定します。- リポジトリの移行の実行中は,データベースまたはファイル・システムのバックアップを実行できません。
回避策:リポジトリの移行が完了する前にどうしてもデータベースまたはファイル・システムをバックアップする必要がある場合は,リポジトリの移行を中断し,プロジェクトを非アクティブにします。詳細については,『HP Application Lifecycle Management インストールおよびアップグレード・ガイド』を参照してください。- 拡張機能を有効にした状態でプロジェクトをアップグレードするには,新しいバージョンでも同じ拡張機能を有効にする必要があります。プロジェクトをアップグレードする前に,新バージョンでも同じ拡張機能が利用可能であることを確認してください。詳細については,システム管理者にお問い合わせください。
- [カスタマイズ]の仮想フィールドで[履歴]フラグを有効にすると,アップグレードが失敗します。
回避策:アップグレード前に,[カスタマイズ]のすべての仮想フィールドで[履歴]フラグが無効になっていることを確認してください。 .- ストアド・プロシージャ:プロジェクトをアップグレードする場合,プロジェクトのアップグレード・プロセスに必要な権限を持たないユーザが作成したストアド・プロシージャがプロジェクトに含まれていると,ALM のアップグレードは失敗します。
回避策:アップグレード前にストアド・プロシージャを保存して削除し,アップグレードが完了した後に戻します。または,ストアド・プロシージャの DB ユーザを,アップグレードに必要な権限を持つユーザに変更します。- ALM リポジトリが,リポジトリ・パスのベースとして,マップされたドライブ(非 UNC パス)を使用している場合,プロジェクトはアップグレードできません。
回避策:「サイト管理」の[サイト設定]タブで,リポジトリ・パスのベースを絶対パスから UNC パスに変更します。- プロジェクトのアップグレードの優先度:プロジェクトをアップグレードする際に,ALM は[プロジェクトの優先度]ダイアログ・ボックスに定義された優先度の値を使用しません。
- データベース・スキーマ:
- Oracle のプロジェクト・スキーマで,ALM プロジェクトの定義済みフィールドと同じ名前でテーブルやビューがユーザ定義されている場合,矛盾した動作の原因になります。
回避策:ユーザ定義のテーブルとビューのフィールド名を,一意の名前に変更します。- LN_LINK_TYPE フィールドのサイズを変更すると,プロジェクトのアップグレードが失敗します。
- ALM 12.00 では,Date タイプのフィールドは DateTime タイプに変換されます。このフィールドのいずれかの値が「0」の場合,ALM 12.00 クライアントがクラッシュする可能性があります。
回避策:値が「0」の DateTime フィールドを含む行をすべて検索し,現在の日付と時刻に置き換えます。- プロジェクト検証は,プロジェクトがサイト管理の PROJECTS テーブルのみに基づくバージョン管理を使用しているかどうかを確認しますが,VER_CTRL テーブルが空であることは検証しません。
- プロジェクトをアップグレードすると,ALM は[タイプ]フィールドの異なる値ごとに新しい要件タイプを作成し,元のプロジェクトの要件に割り当てます。そのような値が数多く存在する場合は,アップグレード後のプロジェクトに大量の要件タイプが作成されます。
回避策:プロジェクトをアップグレードする前に,要件タイプに変換したくない値の[タイプ]フィールドをクリアします。- Microsoft SQL データベース:
- Oracle:Oracle データベースの ALM プロジェクトをアップグレードする場合,大きなトランザクションを実行したときに Oracle ロールバック・セグメント(RBS)のサイズが増大することがあります。大きなプロジェクト(データベース・サイズが 2 GB より大きいもの)をアップグレードする場合は,少なくとも 3 GB の空きがあるように,アップグレードの実行中は RBS のサイズを増やすことをお勧めします。アップグレード後,RBS のサイズをアップグレード前のサイズに戻せます。
- ALM のセッション再接続機能を利用するには,カスタマイズ変更を保存する際に[メジャー変更]オプションの使用をできるだけ避けるようにします。プロジェクトを ALM 12.00 にアップグレードした後で,プロジェクト管理者は,カスタム・ユーザ・グループの[メジャー変更の許可]権限を確認し,この権限を持つユーザをできるだけ少なくするように調整します。
ドキュメント
- 『ALM COM Custom Test Type Developer Guide』と『ALM .NET Custom Test Type Developer Guide』は,ALM 12.00 ドキュメント・セットには含まれていません。
- 新しく追加された『HP ALM Security Best Practices Guide』では,セキュリティに関するベスト・プラクティスと,セキュリティで保護された ALM デプロイメントに関する FAQ を紹介します。これは ALM サイト管理者を対象としたドキュメントであり,他の ALM ガイドに記載されている内容のリファレンスとして使用できます。このガイドはドラフト版で提供されます。このガイドで取り上げていないセキュリティ要件については,新しいサポート・ケースを登録して HP サポート・チームにお知らせいただければ,今後の改訂版に反映します。このガイドは,HP ソフトウェア・サポート Web サイト(http://support.openview.hp.com)で入手できます。
- ALM メイン・ウィンドウで[ヘルプ]>[ムービー]を選択すると,HP Application Lifecycle Management の主な機能のビデオ・デモンストレーションを視聴できます。
サイト管理
- テンプレート:既存のテンプレートやプロジェクトをコピーしてテンプレートを作成したり,既存のテンプレートをインポートする場合,間違ってバージョン管理の有効化オプションが表示されます。ALM でテンプレートを作成する際には,ソースのテンプレートまたはプロジェクトに基づいて,バージョン管理が有効または無効になります。
- プロジェクトのインポート:プロジェクト・ファイルを ALM にインポートする場合,2 GB を超えるサイズのファイルはインポートできません。
- プロジェクトの作成時,プロジェクト名またはドメイン名には°,µ,§の各記号は使用できません。
- プロジェクトのコピー:
- 管理,テスト・リソース,ダッシュボードのモジュールに REPLACE_TITLE パラメータを適用する場合,ALM サイドバーのモジュール名のみ置き換えられます。
- プロジェクトを復元する場合,プロジェクト・リポジトリにある dbid.xml ファイルを選択してください。これにより,プロジェクトは元の ID を保持します。プロジェクトが元の ID を持っていない場合,次のクロス・プロジェクト機能が正しく動作しない可能性があります。クロス・プロジェクト・カスタマイズ,ライブラリのインポートと同期化,クロス・プロジェクト・グラフ。
- ユーザと ALM サーバ間にプロキシ・サーバがある場合,ユーザは,プロキシ・サーバではなく ALM サーバの URL が記載された電子メールを受信することがあります。ただし,電子メールの URL からは ALM にアクセスできません。
回避策:サイト・パラメータ ENTITY_LINK_HOST および ENTITY_LINK_PORT を使用して URL を設定します。- 古いメジャー・バージョンの QCP ファイルをインポートする操作はサポートされていません。エラー・メッセージが表示されますが,内容がわかりにくく,エラーの原因も明記されていません。
"Failed to Import Project;
Failed to create HP ALM project;
Failed to create project 'FS_Demo';
Failed to import new project 'FS_Demo';
Failed to extract information from dbid.xml;
Stack Trace:
java.lang.UnsupportedOperationException:Cannot import project.Source project properties are not specified.
at com.hp.alm.platform.siteadmin.api.logics.CProjectLogic.validateImport
Operation(CProjectLogic.java:5374)"- NULL 値が許可されないカラムを BP_ITERATION(または BL テーブルと HIST テーブル)に追加すると,プロジェクトを ALM 12.00 にアップグレードする際に「カラム数が不足しています」というエラーが発生します。
回避策:余分なカラムをテーブルから削除します。プロジェクトのカスタマイズ
- 権限:
- プロジェクトの計画と追跡:[一般]タブで,KPI タイプの作成,更新,削除の際に,次の制限が生じます。
- アップグレードしたプロジェクトで作業する場合,前のバージョンで作成された既存のグループに属するユーザだけが,KPI タイプの作成,更新,削除を実行できます。ほかにこの操作を実行できるのは,TDAdmin グループとプロジェクト・マネージャ・グループに属するユーザです。
- 前のバージョンで作成されたグループに基づいて ALM で作成されたユーザ定義グループに属するユーザは,KPI タイプの作成,更新,削除を実行できます。ほかにこの操作を実行できるのは,TDAdmin グループとプロジェクト・マネージャ・グループに属するユーザです。
上記のグループに属しないユーザは,KPI タイプの作成,更新,削除を実行できません。
クロス・プロジェクト・カスタマイズ
一般的な内容
- IPv6 のサポート:ALM は,IPv6 対応システムでの動作が可能です。ただし,ALM 自体は IPv4 環境で開発されています。このため,ALM には次のことが当てはまります。
- ロケールが異なる複数のマシンで同じユーザ名を使用して ALM にログインした場合,ログイン時,モジュール間の移動時,[プロジェクトのカスタマイズ]への移動時にエラーが発生することがあります。
- Microsoft Windows 2008 R2 SP:[名前を付けて保存]ダイアログ・ボックスを使用する際に,ファイルが選択されていると,入力したファイル名が無視されます。ファイルは選択したファイル名で保存されます。
- [テキスト検索]機能または[詳細フィルタ]を使用していて,システムに高い負荷がかかっている場合は,パフォーマンスに影響が出ることがあります。この場合,環境,特にデータベース・サーバのチューニングおよび最適化を反復して実行する必要があります。必要に応じて,これらの問題に対処するためのパッチが将来提供される場合があります。
- 特定のフォルダ内のデータを特定のユーザ・グループから非表示にするためにデータ非表示フィルタを使用し,その後そのフォルダを削除すると,そのグループに属するユーザが ALM にログインできなくなります。
回避策:プロジェクト管理者が,[プロジェクトのカスタマイズ]でデータ非表示フィルタを変更する必要があります。- Unicode のサポート:次の ALM 機能は Unicode サポートに含まれていません:
- ワークフロー・スクリプト・エディタ:プロジェクト・カスタマイズから利用可能
- 自動ランナー:テスト・ラボ・モジュールから利用可能
- システム情報:[添付ファイル]ビューで,[システム情報]ボタンをクリックすることにより利用可能
- 画面キャプチャ/スナップショット:[添付ファイル]ビューで,[スナップショット]ボタンをクリックすることにより利用可能
- 要件からテストへの変換ウィザード:要件モジュールで,[テストへ変換]コマンドを実行することにより利用可能
- テストの作成:要件モジュールで,[テストの生成]コマンドを実行することにより利用可能
- VAPI-XP スクリプト・エディタ:テスト・ラボ・モジュールの[スクリプト]ビューに組み込まれているコントロール
- ドキュメント・ジェネレータ:メイン ALM メニューから利用可能
- Excel レポート:ダッシュボード・モジュールから Excel レポートを表示することにより利用可能
- サイト管理
- 4 GB より大きいファイルは,ALM にアップロードできません。たとえば,添付ファイル,テスト結果,テスト・リソースなどです。
- ショートカット・キー。モジュール・メニューのオプションをフォーカスするには,ALT キーを使用します。
- Service Test Management:Service Test Management モジュールは ALM に含まれなくなりました。詳細については,HP ソフトウェアのセルフ・ソルブ技術情報の記事 KM00748092(http://support.openview.hp.com/selfsolve/document/KM00748092)を参照してください。
- Internet Explorer 7:サポートされていないブラウザから ALM を開いた場合,次のメッセージが表示されます。「サポートされないブラウザを使用しています。ALM は Internet Explorer 7,8,9,10 をサポートします」Internet Explorer 7 は ALM 12.00 ではサポートされません。
バージョン管理
- フィルタ:[バージョンのチェックアウト実行者]フィールドと[バージョンの所有者]フィールドを使用してエンティティをフィルタしても,チェックインしたエンティティがフィルタに含まれます。
回避策:チェックインしたエンティティを除外するには,[バージョンのステータス]フィールドを使用します。- 既存のプロジェクトでバージョン管理を行う場合,最初のバージョン管理アクション(チェックアウト,チェックイン,履歴表示など)が発生すると,最初のチェックイン時刻が設定されます。
- 次のテスト・タイプを使用する場合,バージョン・コントロールはサポートされません。仮想ユーザ・スクリプトおよび LoadRunner シナリオ。
- バージョン・コントロールが有効なプロジェクトでは,チェックアウトしたエンティティのコピーおよび貼り付けはできません。また,チェックアウトした関連するエンティティのあるエンティティのコピーおよび貼り付けもできません。
回避策:コピーおよび貼り付けの前に,エンティティをチェックインするか,チェックアウトを取り消します。リリース・モジュール
リリースモジュール - プロジェクトの計画と追跡
ライブラリ・モジュール
- ライブラリをインポートしたあとで,元のフィルタにエンティティ ID が含まれていた場合,インポートしたライブラリのルートがコンテンツ・ビューでマークされません。
- バージョン管理の有効なプロジェクトと無効なプロジェクトの間でライブラリを共有することはサポートされていません。
- ベースラインを作成する場合,添付ファイルまたはスクリプトがファイル・システムに存在しないと,ALM のログ・ファイルに警告が書き込まれます。ベースライン自体は作成されます。
- インポートされたライブラリのベースラインがあるソース・ライブラリの同期後,ライブラリが最初にインポートされたベースラインを[インポート実行元]タブで確認することはできません。また,ソース・ライブラリのベースラインがあるインポート済みライブラリの同期後,インポートされたライブラリが同期されたベースラインを[インポート元]タブで確認することもできません。
- [比較の設定]ダイアログ・ボックスの[要件]タブ,または[テスト]タブの[カバレッジ]チェックボックスを選択すると,ALM はカバレッジを考慮します。カバレッジを無視するには,[要件]タブおよび[テスト]タブの[カバレッジ]チェックボックスをクリアしなければなりません。したがって,たとえば要件のみが含まれるライブラリの[カバレッジ]チェックボックスを選択またはクリアした場合,この設定は保存され,テストのみを含むライブラリを比較する場合にも適用されます。
- バージョン管理が有効なプロジェクトで,別のユーザがチェックアウトしたエンティティが存在する場合にライブラリを同期すると,チェックアウトされたエンティティが同期されません。同期後にライブラリを比較すると,別のユーザがチェックアウトしたために同期されなかったエンティティは,実際には違っているにもかかわらず,[ライブラリ比較ツール]ダイアログ・ボックスで[変更済み]と表示されません。
- ベースラインをキャプチャできません。ベースラインの検証プロセス中,capture_baseline 機能で一部エンティティにおいてサイズの上限を超過したことを示すエラー・メッセージが表示されます。回避策:サイト管理の[サーバ設定]タブに,次のサイト・パラメータを追加します。
- LIBRARY_FUSE - 300000
このパラメータ値は,パフォーマンスの最適化を目的に,ライブラリ内の各エンティティの最大数を計算する際の基準数となります。標準設定値は 2500 です。
計算は次のように行われます。
ライブラリ内のテストの最大数 = LIBRARY_FUSE × 1(標準設定値は 2500)
ライブラリ内のリソースの最大数 = LIBRARY_FUSE × 0.25(標準設定値は 625)
ライブラリ内のビジネス・コンポーネントの最大数 = LIBRARY_FUSE × 0.25(標準設定値は 625)
この値の検証は,ベースラインの作成時,ライブラリのインポート時,ライブラリの同期時に行われます。
- CLOSURE_ROWS_FUSE_FACTOR_PCT – 300000
このパラメータ値により,すべての機能(ベースライン,バージョン管理,コピー/貼り付けなど)を閉じるときに許可する各テーブル(エンティティ)の行数の上限を調整できます。標準設定値は 100 です。これは,各エンティティの行数で最初に定義されている上限の 100% を意味します。たとえば 300000 に設定すると,最初に設定した上限値を 3000 倍した値が適用されます。
要件モジュール
リスク・ベース品質管理
ビジネス・モデル・モジュール
- 代表要件を削除せずにビジネス・モデル・ツリーからモデルを削除し,その後,新しいモデルを再インポートすると,新しい代表要件が _1 というサフィックス付きで作成されます。
- モデル・アクティビティの色とフォントが ALM にインポートされません。アクティビティはデフォルトの色とフォントで表示されます。
- モデル・パスにループが含まれる場合,ループは無視され,アクティビティはパス内で 1 回だけリストされます。ループで始まるかループで終わるパスは考慮されません。
- 再インポートされたモデルが大幅に変化した場合,パスが自動的に解決されない場合があります。
回避策:未解決のパスはアイコンで示されます。該当するパスを手動で解決します。テスト・リソース・モジュール
テスト・ラボ・モジュール
ラボ管理/サーバ側の実行
- Jenkins 統合:オープン・ソースの Jenkins プラグインが開発されており,サーバ側の実行(機能テスト・セットまたはビルド検証スイート)を Jenkins ビルド・ステップとして開始できます。結果は Jenkins と ALM テスト実行モジュールで報告されます。
このオープン・ソース・プラグインのサポートは,Jenkins コミュニティによって提供されています。ダウンロードとドキュメントについては,次のサイトをご覧ください:
https://wiki.jenkins-ci.org/display/JENKINS/HP+Application+Automation+Tools(英語サイト)- タイムスロット:事前定義された時刻形式をカスタマイズしてクライアントのシステム時刻に使用すると,タイムスロットは正常に動作しません。
- ラボのエンティティのカスタマイズ:ラボ・プロジェクトでエンティティをカスタマイズした後で,ALM に戻ってログインすると,エラーが発生する場合があります。
回避策:プロジェクトにログインする前に,クライアント・マシン上の TD_80 フォルダを削除します。- ホスト・モジュールで,[ホストの用途]の値として,「UFT (GUI Testing)」と「UFT (API Testing)」ではなく,「Quick Test Professional」と「Service Test」が表示されます。
回避策:「UFT (GUI Testing)」には「Quick Test Professional」を使用し,「UFT (API Testing)」には「Service Test」を使用します。- Performance Center パッチを Performance Center ホストにインストールする目的で 30 分(標準設定)のメンテナンス・タイムスロットをスケジュール設定すると,「ホストを再起動できません」というエラーが発生します。
回避策:メンテナンス・タイムスロットの時間を長くし(45 分以上),パッチのインストール操作を再開します。- 機能テスト・セット:
- アクティブ状態の過去の実行を持つテスト・インスタンスを含む機能テスト・セットを削除しようとすると,エラーが発生し,テスト・セットは削除されません。
- 特定のホスト要件を持つテスト・インスタンスを 1 つ以上使用してテスト・セットを作成し,このホストの用途に,テスト・セット内にある残りのテスト・インスタンスで必要な用途が含まれている場合,テスト・セットで要求されるホストはこのホストのみに限定されます。この場合,このホストでエラーが発生しても別のホストに切り替わることはないので,テスト・セットは実行不能になります。
回避策:[要求されたホスト]タブで自動適合ホストを追加します。これにより,残りのテスト・インスタンスの用途が設定されます。- 手動コンポーネントを使用するテストが機能テスト・セットに含まれている場合,この機能テスト・セットを実行するとエラーが発生します。エラーの詳細については,イベント・ログを参照してください。
- 実行レポート:
- プロジェクトにラテン文字以外の文字が含まれている場合,実行レポートは開きません。
回避策:プロジェクト名を変更します。- 実行レポートでは,125% の倍率や,「中」以外のフォント・サイズはサポートされません。
回避策:Internet Explorer で[表示]>[拡大]メニューを選択し,倍率を 100% にリセットします。[表示]>[文字のサイズ]メニューを選択し,フォント・サイズを「中」に変更します。- ALM Web Client または Performance Center の作業後にサーバ側の実行レポートを開こうとすると,エラーが発生します。
回避策 1:Internet Explorer のインスタンスをすべて閉じ,[タスク マネージャー]で iexplore プロセスが実行中でないことを確認します。ALM を再度開き,レポートを表示します。
回避策 2:ALM Web クライアントが開いている場合,ログオフしてからレポートを再度開きます。- Viewer グループ(標準設定のユーザ・グループ)をベースにしたグループに所属するユーザは,サーバ側実行で BPT テストを実行できません。
回避策:[プロジェクトのカスタマイズ]で[グループとアクセス許可]ページにアクセスし,グループ・リストからユーザ・グループを選択して[アクセス許可]タブをクリックします。[テスト ラボ]タブをクリックします。[Run]エンティティで,[タイムスロット ID]を選択します。テキスト検索
- テキスト検索機能を使用して,HTML タグにも使用される文字列(body や html など)を検索すると,検索可能なフィールド内にテキストとしてその検索文字列が含まれるレコードに加えて,そのタグを使用する書式付きテキストが含まれるすべてのレコードが返されます。
- Oracle:Oracle データベースに対して ALM のテキスト検索機能を使用する場合,Oracle には,サポートされている言語ごとに,ストップワードのリストが含まれる標準のストップリストがある点に注意してください。検索の実行対象言語のストップリストにある単語は検索されません。詳細については,「Oracle Text Supply Stoplist」を参照してください(http://docs.oracle.com/cd/B19306_01/text.102/b14218/astopsup.htm#CEGBGCDF)(英語サイト)。
- Oracle:Oracle データベースに対して ALM のテキスト検索機能を使用する場合,Oracle 内で検索演算子として機能する特別な文字がある点に注意してください。その文字を検索表現に使用すると,期待される結果が得られないことがあります。たとえば,演算子 * または % を含む「a* a」または「a%a」という表現を検索すると,エラー・メッセージが表示されることがあります。
不具合モジュール
ダッシュボード・モジュール
- プロジェクト・レポート:添付ファイルの名前に I18N 文字が含まれる場合,このファイルへのハイパーリンクが正しく表示されません。ハイパーリンクをクリックすると,エラーが発生します。
- デザイン・ステップ・テーブル・テンプレートを使用して生成されたプロジェクト・レポートにフォーマット・エラーがあります。デザイン・ステップ・テーブルのステップ名のフォントが,2 語目以降変化します。このエラーは,ALM 11.51 以降で作成されたプロジェクトでは修正されていますが,それより前のバージョンの ALM で作成されたプロジェクトでは引き続き発生します。
回避策:[プロジェクトのカスタマイズ]で[プロジェクト レポート テンプレート]モジュールに移動します。[Design Steps Folder] > [デザイン ステップ テーブル テンプレート]を選択します。[テンプレートのダウンロード]ボタンをクリックして,ファイル・システムに保存します。ファイルを選択して開きます。<<Step Name>> を含むテキストのフィールドを強調表示し,フォント・サイズを 9 に変更します。ドキュメントを保存します。ALM に戻り,[テンプレートのアップロード]ボタンをクリックして,保存したテンプレートをファイル・システムから選択します。- グラフ:ダッシュボード・モジュールで進行状況グラフを生成した場合,このグラフには以前のバージョンの ALM とは異なる情報が表示されることがあります。これは,グループ分けの基準となるフィールドについて[プロジェクトのカスタマイズ]で[履歴]オプションが有効になっていないか,あるいは,グラフの表示対象期間のどこかで[履歴]オプションが有効になっていなかった場合に発生する可能性があります。
- 要件:[テスト]レポート・セクションの子として[要件カバレッジ]レポート・セクションを作成する場合,[要件カバレッジ]のフィルタに[テスト]フィールドを含めると,これらのフィールドはカバレッジをフィルタ処理する際に無視されます。
- 要件:[テスト]レポート・セクションの子として[要件カバレッジ]レポート・セクションを作成する場合,レポート・テンプレートに[テスト]フィールドを含めると,これらのフィールドは作成されたレポートで空になります。
統合
- Unified Functional Testing(UFT):
- UFT テストを保存し直すと,壊れた関係は削除され,ALM の[依存関係]タブには表示されなくなります。UFT テストに壊れた依存関係がある場合(依存するアセットが削除された場合など),これは ALM では期待どおりに壊れた関係として表示されます。後で UFT テストに別の依存関係を追加した場合,新しい依存関係は ALM に表示されます。[依存関係]タブには,壊れた依存関係は依存関係として表示されませんが,アクションは存在しないアセットをまだ参照しているため,テストを実行すると失敗します。UFT では,存在しないアセットは引き続き期待どおりに存在しないアセットとして表示されます。
- テストやコンポーネントに関連付けられた環境変数ファイルが ALM に保存されていて,それを ALM の[添付]タブで変更した場合は,テストを再度開くまで変更内容が適用されません。
- ALM から UFT スクリプトを起動する場合,そのスクリプトを実行するユーザにはシステム・キャッシュ・フォルダの読み取り権限と書き込み権限が必要です。
- Unicode:ALM と他の製品の統合は Unicode に対応していません。そのため,次の点に注意してください。
オープン・テスト・アーキテクチャ/API およびワークフロー
- REST:ALM 11.52 以降,REST API では,ALM データで日常的なタスクを実行するリソースを利用できるようになりました。現時点で,REST API は技術的な評価段階ですが,今後の 12.x サービス・パックではステータスが変更され,運用環境品質のコードとして提供される予定です。
- ユーザ定義のアクションの属性をワークフローから変更できません。たとえば,
Actions.Action("UserDefinedActions.action_name").Enabled = false
を指定しても,アクションは無効になりません。さらに,ワークフロー・スクリプトでユーザ定義アクションを "UserDefinedActions." プレフィックスを指定せずに使用すると,エラーが発生します。- 作成したエンティティのワークフロー・スクリプトを変更した場合,変更内容はコピーしたエンティティに適用されません。
- オープン・テスト・アーキテクチャ(OTA)を使用する場合,リストの通番が 1 から始まることに注意してください。たとえば,mylist.Item(1) は myList リストの最初の項目を参照します。以前のバージョンの ALM で,通番が 0(ゼロ)から始まる OTA リストを使用していた場合は,1 から始まるようにリストを手動で更新する必要があります。
- お気に入り:OTA 接続の共通設定または固有設定,あるいはCOMMON_SETTINGSテーブルから,お気に入りフィルタを読み取ることができません。お気に入りエンティティに対する新しい API を使用してください。
- ユーザの作成:LDAP が有効な場合,API でユーザを追加できません。
- 不具合:不具合コメントを読み取り専用に設定しても,[コメントを追加]ボタンが無効になりません。
- 不具合:グリッド・フィルタの表示/非表示のビュー設定を変更する際に,_dxact_GridFilters1_WebDefectFrm アクションでなく act_HideColumnFiltering アクションが起動されます。
- 添付ファイル:[新規不具合]ダイアログボックスで添付ファイルを削除する場合,間違ったアクションが起動されます。
- 要件ツリーまたは[要件カバレッジ]タブを閉じるためのワークフロー・アクションがありません。
- FieldCanChange ワークフロー・イベントの NewValue パラメータは,[ターゲット サイクル]または[ターゲット リリース]フィールドの値が変更されると値を返しません。
回避策:次のスクリプトを実行します。Function <entity>_FieldCanChange(FieldName,NewValue)
For i = 1 To NewValue.Count
MsgBox NewValue.Item(i).Name
Next
End Function
New Value は ISysTreeNode オブジェクトのリストです。
- バージョン管理が有効になっているプロジェクトでは,データを変更する既存のオープン・テスト・アーキテクチャ・アプリケーションでエラーが発生します。コード内で項目を変更する前に項目をチェックアウトし,ポスト後にチェックインするように,コードを変更する必要があります。
- ワークフロー・スクリプトとオープン・テスト・アーキテクチャ・アプリケーションは,ログイン・ユーザの権限で実行されます。スクリプトを作成したユーザの権限ではありません。コマンド・オブジェクトのような保護されたオブジェクトを使用するスクリプトおよびアプリケーションは,プロジェクトのセキュリティ設定およびユーザが所属するグループによっては失敗する場合があります。
ワークフローの後方互換性
次に示す問題は,変更されたワークフロー・イベント,アクション,オブジェクトに関するものです。必要な場合,既存のスクリプトに後方互換性を持たせるように変更する方法が記載されています。
- アクションの命名規則が context.action に変更されました。ALM の旧バージョンで用いられていた命名規則は,下位互換性を維持する目的で,アップグレードしたプロジェクトでも引き続きサポートされます。
- [プロジェクトのカスタマイズ]で,ワークフロー・スクリプト・エディタのスクリプト・ツリーに次のワークフロー・イベントが表示されません。これらのワークフロー・イベントは,後方互換性のためにサポートされており,アップグレードしたプロジェクトでのみサポートされます。
GetNewReqPageName
GetReqDetailsPageName
GetNewBugPageName
MoveToFolder
MoveToSubject
MoveToComponentFolder(ComponentFolder_MoveTo という名前に変更)
GetDetailsPageName は,不具合エンティティだけでなくすべてのエンティティでサポートされるようになり,GetNewReqPageName,GetReqDetailsPageName,GetNewBugPageName を置き換えます。- CanDelete イベントが,テスト,テスト・フォルダ,テスト・セット,テスト・セット・フォルダ,ビジネス・コンポーネント,ビジネス・コンポーネント・フォルダに追加されました。Quality Center 10.00 の構文は,下位互換性のために,アップグレードしたプロジェクトでも引き続きサポートされます。
- DeleteInTreeAct アクションは ActionCanExecute イベントに対してサポートされなくなりました。
回避策:新しいアクション名を使用するようにスクリプトを変更します。- GetDetailsPageName,GetNewBugPageName,GetReqDetailsPageName,GetNewBugPageName イベントのページ(タブ)番号は,[新規不具合]ダイアログ・ボックス中の他の表示ページに対するページの相対位置と無関係に,絶対ページ番号を表すようになりました。
回避策:相対ページ番号ではなく絶対ページ番号を使用するようにスクリプトを変更します。- ワークフロー・スクリプトで Fields オブジェクトを使用する場合,スクリプトが非アクティブなフィールドまたは存在しないフィールドにアクセスしようとすると,ALM では例外が発生します。Quality Center 10.00 では,ダミーのフィールド・オブジェクトが作成されていました。
回避策:非アクティブなフィールドまたは存在しないフィールドにアクセスしないようにスクリプトを変更します。予防措置として,スクリプトに On Error Resume Next を追加することもできます。- ワークフロー・スクリプトでは,Lists オブジェクトは,プロジェクトエンティティの[プロジェクトのカスタマイズ]で ルックアップ・リスト・タイプとして定義されているフィールドでのみ使用できます。ALM/Quality Center の以前のバージョンでは,タイプがルックアップ・リストと文字列のフィールドで Lists オブジェクトを使用することが可能でした。
回避策:[プロジェクトのカスタマイズ]で,タイプをルックアップ・リストに変更します。定義されたルックアップ・リストに表示されていない値を指定するには,[値の検証]チェック・ボックスをクリアします。- 新規要件を作成する際に[新規要件]ダイアログ・ボックスを開くと,ただちに Req_New イベントが呼び出されます。この時点での要件の要件タイプはデフォルトです。要件タイプを変更した場合,新規要件を送信したときに Req_FieldChange イベントによって要件タイプが設定されます。このため,Quality Center 10.00 プロジェクト内の要件タイプに依存するワークフロー・スクリプト(要件タイプに応じてダイアログ・ボックスのフィールドを異なる順序で配置するスクリプトなど)に影響が及びます。該当するコードは,Req_New イベントからしか起動されないからです。
回避策:(変更されたフィールドが要件タイプであった場合に備えて)Req_New イベントだけでなく,Req_FieldChange イベントでも同じコードを実行します。- 要件モジュールのビューを変更するための ActionCanExecute イベント・アクションは,ターゲット・ビューの名前を一貫して反映するようになりました。
回避策:次のようにスクリプトを変更します。
アクション actCoverageView を Requirements.DETAILS に変更します。
アクション actDocumentView を Requirements.TREE に変更します。
アクション _dxact_btReqGridView_wreq を Requirements.GRID に変更します。
アクション actCoverageAnalysisView を Requirements.ANALYSIS に変更します。- 次のテスト・ラボ ActionCanExecute イベント・アクションは起動されなくなったので,スクリプトから削除します。
- 要件およびテスト計画モジュールの[アナリシス]メニューのコマンドに対して,古いアクション名は呼び出されなくなりました。
- ALM 11.50 で追加された新しい HTML タグは,特定のメモ・フィールドの HTML 構造に依存するワークフロー・スクリプトや外部ツールではサポートされない可能性があります。
回避策:ワークフロー・スクリプトまたは外部データ・ツールを,新しい HTML 構造に合わせて更新します。Business Process Testing
次に示す問題は,ALM でのビジネス・コンポーネント,フロー,ビジネス・プロセス・テストの使用に関するものです。QuickTest でのビジネス・コンポーネントの使用に関する問題の詳細については,関連する製品の『最初にお読みください』を参照してください。
回避策:コンポーネントを自動化した後,新しいベースラインをキャプチャし,新しいライブラリに再インポートします。
- リモート実行:ホスト上でテストをリモートに実行する際に,ローカルに開始されたテストがホスト上ですでに実行されている場合,リモート・テスト実行はキャンセルされます。
回避策:リモート実行に使用するホストでは,ローカル・テストを実行しないでください。- アプリケーション領域:標準設定の UFT アプリケーション領域に関連付けられているインポートしたスクリプト・コンポーネントを[オートメーション]タブで起動しようとすると,UFT エラー・メッセージが表示され,コンポーネントを開くことができません。この制限は,標準設定のアプリケーション領域にのみ当てはまります。
- バージョン履歴:ビジネス・プロセス・テストのバージョン履歴のキャンバス・ビューは,マウス・カーソルをオブジェクトの上に置くか,パラメータ・フィルタなどの要素をマウスでクリックすると消えます。
- 削除:バージョン管理を行っているプロジェクトでビジネス・プロセス・テストを削除しようとすると,通常よりも長い時間がかかることがあります。この制限を記した警告メッセージが表示されます。
- 自動実行:
- 64 ビット版 .NET アプリケーションのテストには,QuickTest による自動化コンポーネントを含むビジネス・プロセス・テストは使用できません。
- テスト・ラボのテスト結果には,テスト中の実行条件を満たしていないビジネス・コンポーネントの情報は含まれません。
- QuickTest ビジネス・コンポーネントは,ローカル・データシートのパラメータ値をサポートしません。コンポーネントがローカル・データシートのパラメータを参照する場合,ALM からテストを実行しているときは参照が失敗します。
回避策:ALM がビジネス・プロセス・テストの実行で使用するスクリプト(ラッパー・テスト)で,ローカル・データテーブルのシートに対する参照を変更します。
Business Process Testing ラッパー・テストの内容を表示するには,テスト・ラボ・モジュールの[テスト実行]タブで,グリッド内のビジネス・プロセス・テストまたはフロー実行の隣に表示されている添付アイコンをダブルクリックします。
例
次の行を変更します。
param = DataTable.GetSheet("[sheet name]").GetRowCount
変更後:
param = DataTable.GetSheet("1").GetRowCount
ラッパー・テストの詳細については,『HP Business Process Testing ユーザーズ・ガイド』の自動化されたビジネス・プロセス・テストとフローの実行方法を参照してください。- 32 ビット版 Windows 2008 ホスト・マシンに Com+ ネットワーク・アクセスのアプリケーション・サーバの役割がインストールされていない場合,このホストではビジネス・プロセス・テストまたはフローをリモート実行できません。実行すると,次のメッセージが表示されます。コンポーネントまたはコンポーネントを含むアプリケーションが無効です。
回避策:Com+ ネットワーク・アクセスのアプリケーション・サーバの役割を手作業でインストールします。
1. サーバ・マネージャを開きます。
2. Com+ ネットワーク・アクセスのアプリケーション・サーバの役割を含むアプリケーション・サーバ役割をインストールします。- ローカライズ:
- Microsoft Windows 7:
Web クライアント
- 作成モードで,要件の名前や説明を変更してからブラウザの空白部分をクリックすると,[保存]ボタンと[復元]ボタンが無効になり,変更内容の復元や保存ができなくなります。[画像の挿入]ダイアログ・ボックスを開いても同じ現象が発生します。変更内容の復元はできませんが,別の要件やモジュールに移動する操作や管理モードに戻る操作を行うと,変更内容が暗黙的に保存されます。
- カテゴリに使用可能なフィールドの値に一重引用符または二重引用符が含まれている場合,終端カテゴリ(カテゴリ・ビューの最後のカテゴリ)ノードを展開しようとすると,例外が発生します。また,階層リストも機能しません。エラー・メッセージは表示されませんが,階層リストには何も値が表示されません。
- メモ・タイプのテキスト・フィールド(不具合の説明やコメントなど)をグリッド・カラムまたはツリー・ビューから開く場合,Web クライアント・ユーザが追加した画像がフィールドに含まれていると,フィールドは読み取り専用モードで表示されます。
回避策:フィールドの編集には,プレビュー表示枠(通常はグリッド領域の下)またはエンティティの[詳細]フォームを使用します。画像はプレースホルダとして表示されます。- ユーザ名には,アンパサンド記号(&)を指定できません。
- ビジネス・ルールでは,エンティティの値と条件の大文字と小文字が一致していないと,ビジネス・ルールの条件は True になりません(たとえば,"MyString" は "MYSTRING" とは一致しません)。Web クライアントでは大文字と小文字が区別されないので,上記の場合でも値は一致します。
- カテゴリ・ビューを定義してからフィルタを追加し,このフィルタに一致するレコードがない場合,子ビューと詳細ビューを切り替えてからフィルタをクリアすると,無限エラーが発生します。更新しても,問題は解決しません。
回避策:カテゴリを削除するかモジュールを切り替えてから,再度実行します(この場合,エラーが表示されることがありますが,ツリー/グリッド/詳細の内容は正しく表示されます)。- Apache で SSL の使用を指定すると,Web クライアントが開かなくなります。
回避策:httpd.conf を変更します。- ビューの定義で複数値フィールド(リストと参照フィールド)をカテゴリとして使用すると,次の既知の問題が発生することがあります。
- Google Chrome ブラウザ:要件ビューまたは詳細ビューで[CTRL]+[V]キーを押しても,テキストを貼り付けることができません。
回避策:[Word から貼り付け]ボタンを使用します。- ユーザがメモ・フィールド([説明]や[コメント]などのフィールド)にテーブルを追加し,そのフィールドを Web クライアントで編集してから変更内容を保存すると,デスクトップ・クライアントでは一部のテーブル・カラムの背景が黒で表示されます。回避策:黒で表示されているセルの背景色を変更します。
- メモ・フィールド([説明],[コメント],[リッチ テキスト]などのフィールド)にテキストを入力する場合,入力後すぐに,別のエンティティに移動したり[保存]ボタンをクリックすると,一部の文字が保存されないことがあります。
回避策:メモ・フィールドを変更する場合は,1~2 秒待ってから,別のエンティティに移動するか[保存]ボタンをクリックしてください。- あるエンティティの変更内容の保存が完了する前に,別のエンティティの変更内容を保存しようとすると,「$save was called during another save operation is in progress」(別の保存操作の実行中に $save が呼び出されました)というエラーが発生します。
ユーザ設定で[自動保存]が有効になっている場合,別のエンティティへの移動が発生するボタンを 2 回クリックすると,保存操作が 2 回トリガされることがあります。2 回目の保存は上記のエラーが発生して失敗しますが,データが失われることはないので,エラーを確認してから作業を続行しても問題ありません。
この不具合は WAN 経由で ALM を使用する環境で主に発生しますが,保存での応答時間が長くなることが原因です。
- ALM Web クライアントでは,次の状況が発生します。
Performance Center に関するその他の注意事項および制限事項
LoadRunner に関する注記と制限については,『HP LoadRunner 12.00 Readme』を参照してください。これは,HP Software マニュアル Web サイト(http://support.openview.hp.com/selfsolve/document/KM00589225/binary/LoadRunner12.00_Readme.htm(英語サイト))およびHP Live Network(HPLN)(https://hpln.hp.com/page/hp-loadrunner-1200-readme(英語サイト))から入手できます。
Performance Center のインストール
パフォーマンス・テストの実行
Shunra NV によるネットワーク仮想化
仮想ユーザ・スクリプトの実行
- スクリプトを Performance Center にアップロードする場合,スクリプト・ファイル名と Performance Center サーバのインストール・パスを組み合わせた長さは,256 文字以下である必要があります。
- Performance Center は,UNIX プラットフォームでの Sybase 仮想ユーザの実行をサポートしません。
- HTML ベースの仮想ユーザで自動プロキシ設定を使用する場合,大規模なパフォーマンス・テストの実行中に Performance Center ホストのメモリ使用量に影響が発生することがあります。
- 仮想ユーザを UNIX Load Generator で実行すると,エラー発生時のスナップショットを表示できません。
- Performance Center は,ファイアウォール越しの SSL(セキュリティで保護された接続)で証明書を使用する HTTP プロトコルをサポートしません。
- 仮想ユーザ・スクリプトがコンパイルされた仮想ユーザの場合,Controller は .dll をリモート・マシンに送信しません。回避策:VuGen を使用して,スクリプト・ファイル・リストに .dll を追加し,スクリプトをプロジェクトにアップロードします。
- 次の仮想ユーザはファイアウォール越しにはサポートされません。Corba-Java,RMI-Java,Jacada,Java。
- Windows 7 環境の Load Generator マシンで VB 仮想ユーザを再生するには,管理者権限が必要です。
モニタ・プロファイル
オンライン・モニタ
- Load Generator Over Firewall マシンは,Load Generator またはネットワーク遅延モニタ用のソース・マシンとして使用できますが,両方の用途に同時に使用することはできません。
- ホスト・モニタ・グラフに[Total Processor Time]が表示されません。これは,クライアント・マシンとサーバ・マシンの時間の同期に関する Microsoft の問題が原因で発生します。
- ネットワーク遅延モニタのデフォルト設定を変更するには,TCP ではなく ICMP を使用してください。
- SAPGUI クライアントのインストールで特定のログイン・ユーザを指定すると,別のユーザでログインした場合に SAPGUI を使用できなくなることがあります。回避策:SAPGUI クライアントのインストールでは,IUSR_METRO またはこれに相当する Performance Center ユーザ(PC ID)を使用してください。
HP Diagnostics データ
- 結果の照合作業をすぐには行わないように Performance Center を設定している場合,Diagnostics データ用の追加設定が必要になります。Diagnostics サーバの<Diagnostics のホーム>¥Server¥etc ディレクトリにあるserver.properties ファイルを変更し,distributor.offlinedelivery.preserveFiles = true を設定します。
実行結果は,最大 5 日間保存されます。保存期間を長くするには,Diagnostics サーバの<Diagnostics のホーム>¥Server¥etc ディレクトリにある webserver.properties ファイルで,標準設定の facade.run_delete_delay=5d の日数を長くします。
- パフォーマンステスト実行で使用する Load Generator マシンが Controller 以外にない場合,Performance Center では,結果照合を後で行うことはできません。回避策:Diagnostics Server の Diagnostics ファイル .eve を,Performance Center の結果フォルダ<LT 結果フォルダ>¥j2ee_bd に手動でコピーします。
- アナリシスで Diagnostics データを表示するには,アナリシスのオプションを使って,サマリ・データではなくデータ全体を開いてください。
- Performance Center では,Collector メトリックス,Probe メトリックス,Host メトリックスの照合はできません。このデータはアナリシスには表示されませんが,パフォーマンス・テストの実行中にオンラインで表示されます。
- データ照合中に Performance Center ホストが Diagnostics Server にアクセス不能になると,Performance Center は Diagnostics メトリックスを照合できなくなります。
- Controller を唯一の Load Generator マシンとして使用してパフォーマンス・テストを実行すると,診断データを照合できなくなる場合があります。回避策:Controller マシンでは仮想ユーザを実行しないでください。
ホスト
セキュリティで保護されたチャネル
- Performance Center サーバでは,セキュリティ設定の変更には,Host Security Setup ユーティリティではなく Host Security Manager ユーティリティを使用してください。
- セキュア・モードでの実行中,ホスト・マシン名の暗号化が解除されることがあります。
- Host Security Manager ユーティリティを使ってホスト上のセキュリティ設定を更新する場合,非セキュア・モードのホストを非セキュア・モードに更新しようとすると,エラーが発生します。
- セキュリティで保護されたチャネルを使ってパフォーマンス・テストを実行する場合,Controller と Load Generator のセキュリティ・キーが一致しないと,パフォーマンス・テストは失敗し,Load Generator のステータスは[リソース エラー]に変わります。Load Generator を有効に戻すには,各 Load Generator のステータスを[稼働中]に手動でリセットします。
一般的な内容
- td パスワードに等号(=)が含まれていると,Performance Center 機能(システムのヘルスや負荷テストの実行など)が正常に動作しなくなります。td ユーザのパスワードには,等号(=)を指定しないでください。
- NTLM 認証を使用してプロキシ・サーバ経由で ALM を使用する設定を行っている環境では,Performance Center サーバを ALM に追加する際に,NTLM 認証で使用するプロキシ・サーバの値を[内部 URL]フィールドに指定すると,Performance Center の負荷テストで結果照合が失敗します。回避策:Performance Center サーバを ALM に追加するには,Performance Center サーバへの直接 URL を[内部 URL]フィールドに入力します。
- ファイアウォール越しのパフォーマンス・テストを,Load Generator の 1 つの用途だけを持つホストで実行した場合,照合に失敗します。
- 照合または分析用に保存できるファイルの最大数は,WinZip の上限である 65,535 個です。実行時のログ設定をデバッグ・モードに変更し([実行環境の設定]>[全般:ログ]>[拡張ログ]),数百の仮想ユーザを使ってパフォーマンス・テストを 1 時間以上実行すると,ファイル数が上限を超えてしまい,WinZip で zip ファイルを作成できなくなることがあります。
- Citrix Connection Center が同じマシン上の別のユーザ・セッションで実行されている場合,Citrix ICA スクリプトの記録と再生ができないことがあります。
回避策:すべてのユーザの concenter.exe プロセスのすべてのインスタンスを閉じます。Citrix Connection Center が自動的に起動しないようにするには,ConnectionCenter レジストリ・キーを空の値("")に設定します。このキーは次の場所にあります。- PC を「ロックダウン」モードで使用する場合(PC システムのユーザが管理者でない場合),ALM からスクリプトをアップロードしたときに次のエラーが発生します。「スクリプトのアップロードが失敗しました。エラー:ALM クライアントのダウンロードに失敗しました。ネットワーク接続とユーザのネットワーク資格情報を確認してください。」
回避策:管理者ユーザでスクリプトを 1 回アップロードします。このプロセスにより,PC サーバ・マシン上のすべてのユーザに対して ALM クライアントがインストールされます。少なくとも 1 つのスクリプトを正常にアップロードしたら,PC システムのユーザを管理者以外のユーザに切り替えてかまいません。
注:複数の PC サーバを使用している場合,各 PC サーバ上でこの回避策を実行してからユーザを切り替える必要があります。この場合,1 つの PC サーバを追加し,アップロードを実行し,サーバの状態を「利用不可」に設定し,もう 1 つのサーバを追加し,別のスクリプトをアップロードする必要があります。- 使用状況レポート:過去に削除したユーザ名を使って新しいユーザを作成すると,古いユーザ名の統計データとの合計がレポートに表示されます。
回避策:削除したユーザ名は再利用しないでください。- PAL:[PAL レポート]表示枠と[運用データ セットの管理]表示枠でサブフォルダを作成しようとすると,ユーザ・インタフェースが停止します。
回避策:ユーザ・インタフェースを再読み込み([F5]キー)すると,データは削除されません。VuGen
Analysis
マルチリンガル・サポート
本項の内容は,次のとおりです。
国際化に関する制限事項
- 多言語サポートを有効にするには,DB サーバと FS サーバを Unicode 対応にする必要があります。Unicode は,多言語サポートに対応する MS-SQL の機能です。Oracle では,サーバのインストール時に多言語サポートが定義されます。
- Oracle UTF-8 データベースでは,英語以外の複数言語でテキストを入力できます。MS-SQL データベースでは,プロジェクトを Unicode として定義すると,多言語サポートが有効になります。また,既存の MS-SQL プロジェクトを Unicode 互換に変更することも可能です。さらに,ALM クライアント・マシンのシステム・ロケール設定に関係なく,英語以外の言語でテキストを入力することができます。ただし,ALM サーバが Unicode 互換でない場合,ALM クライアント・マシンに英語以外の文字を入力すると疑問符として表示されます。
- Performance Center は,ALM バージョンと同じローカライズ・バージョンのみを使用できます。たとえば,韓国語の Performance Center を使用するには,韓国語版の ALM を使用する必要があります。
- ALM ログイン・ウィンドウの[パスワード]フィールドには,日本語文字を入力できません。回避策:クリップボードからテキストを貼り付けます。
- ClientOSLocale または ClientOSAdvanceLocale の設定と異なる文字を含むプロジェクトを開いたり,更新したりすると,元に戻せないダメージが発生する可能性があります。
- 外部のコンポーネントから ALM に挿入される InputLanguage は,ClientOSLocale および ClientOSAdvanceLocale と同じでなければなりません。たとえば,ClientOSLocale または ClientOSAdvanceLocale が日本語ではない OSLanguage で動作するクライアントでは,日本語の文字を含む UFT スクリプトを挿入することはできません。
- ALM/Quality Center クライアントから英語以外の文字を含むメールを送信する場合,ClientOSLocale および ClientOSAdvanceLocale がメールの文字ロケールと同じであるクライアントから送信しなければなりません。
- 英語でない文字を含むメールを送信する場合,MailServerVersion および MailClientVersion メール・サーバが英語以外の文字をサポートしている必要があります。
- 英語でない文字を表示するには,OSLanguage にその言語用の適切なフォントを含める必要があります。
- SiteAdminDBCollation および ProjectDBCollation はデータ挿入と同じ言語に設定する必要があります。たとえば,韓国語の照合順序に日本語の文字を挿入することはサポートされません。
- スペル・チェック・ツールは英語でのみ利用可能です。
- JDBC ドライバの特定のバージョンの問題により,MS-SQL で中国語および日本語の照合順序を使用すると,いくつかのアクションの実行中にエラーが発生する場合があります。
- プロジェクト名にタイ文字が入ったプロジェクトを ALM/Quality Center で作成することはできません。
- ALM のエディット・ボックスに実際に入力できる 2 バイト文字の数は,関連するエラー・メッセージに示された文字数よりも少ないことがあります。実際に使用できる文字数は,データベース定義,および使用される文字セット照合順序に応じて異なります。たとえば,UTF8 を使用するように定義されているデータベースで日本語の文字を使用する場合,1 つの文字が 3 バイトを占める可能性があります。
- ALM/Quality Center バージョン 9.2 以降では,英語以外の文字セットを使用した LDAP 認証をサポートします。それ以前のバージョンでは,LDAP 認証を行うユーザのパスワードに英語以外の文字が含まれていると,ログインが失敗しました。英語以外の文字セットを使用する場合,サイト管理の LDAP_CHARSET パラメータを[標準設定]に設定するか,Basic Encoding Set リストから適切な値を追加します。
- ヘブライ語ロケール:ヘブライ語ロケールのクライアント・マシンでは,ALM メモ・フィールド([詳細],[コメント],[リッチ テキスト]など)が正しく表示されるように,[コントロール パネル]>[地域と言語のオプション]ウィンドウで次のように設定します。
- HP ALM Client MSI Generator:英語以外の文字を含むフォルダには ALM Client MSI Generator をインストールできません。回避策:英語文字だけを含むフォルダにインストールします。
- ALM のインストール:ALM のインストール・ファイルがあるパスと,ALM をインストールするパスに使用できる文字は,英語文字だけです。
- VuGen スクリプトを ALM からダウンロードするとき,[名前を指定して保存]ダイアログ・ボックスに表示されるファイル名が途中で切れる場合があります。これは Microsoft Internet Explorer の制限です。スクリプト名が 160 文字を超える場合や,スクリプト名に英語以外の文字が含まれている場合,この問題が発生します。回避策:My Performance Center からスクリプトをダウンロードしてください。
- プロジェクト名に英語以外の文字を指定できません。
回避策:プロジェクト名には英語の文字を使用してください。ローカライズに関する制限事項
- デモ・プロジェクト:デモ・プロジェクトは英語版だけが用意されています。ローカライズされたデモ・プロジェクトは,言語パックの最初のパッチで利用可能になる予定です。ALM チュートリアルのレッスンのいくつかは,デモ・プロジェクトで予期した結果が得られることを前提としています。チュートリアルを実行することは可能ですが,結果はレッスンで説明されているものと異なる可能性があります。
- UI 言語の定義は ALM サーバで行い,各サーバで 1 つの言語を定義できます。
- ALM Language Pack をインストールおよび実行できる環境は,ネイティブ言語(MLU*)が MUI* 言語と同一の Windows 環境です。
- 英語版の ALM で作成されたプロジェクトは,ローカライズ・エディションにはアップグレードできません。ALM_Demo プロジェクトは翻訳されておりません。したがって,ALM_Demo プロジェクトにログインすると,ユーザ・インタフェースの一部分が英語表記となっています。
- Windows XP(SP3)のフランス語ローカライズ版では,不具合を Microsoft Excel にエクスポートできない場合があります。
- ローカライズされたバージョンのパフォーマンス・テストを使用する場合,Arial Unicode MS - バージョン 1.00 以降を PC サーバにインストールする必要があります。
- Web クライアントはローカライズ・バージョンでは使用できません。
- トレンド・レポートを PDF にエクスポートする操作で Unicode 文字をサポートするには,Arial Unicode MS を Performance Center サーバにインストールしてください。
- Performance Center マシンでシステム・ヘルスを実行すると,SiteScope システム・ヘルス・チェックの SiteScope バージョン番号の解析でエラーが発生することがあります。この問題は,ローカライズされたマシンが小数点をカンマとして処理する場合に発生します。
回避策:エラーを無視します。HP ソフトウェア・サポート
HP ソフトウェアのサポート・オンライン Web サイトを参照してください。
http://support.openview.hp.com
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