Micro Focus構成管理システムのバージョン2018.08は、Universal CMDB (UCMDB) とUniversal Discovery (UD) で構成されています。バージョン2018.08は、コンテンツパック28.00と同時期にリリースされます。
このリリースでは、新しいCMSユーザーインターフェイスの外観と操作感が向上しているだけでなく、ブラウザーのパフォーマンスとユーザーの同時実行性も強化されています。AWS、SAP、Oracleを対象とするディスカバリが新たに追加されるとともに機能強化され、検出したCIに割り当てる重要な新しい属性も導入されています: LastDiscoveredBy、LastDiscoveredByProbe、LastDiscoveredTime。これらの属性を使用すると、システム内の各デバイスがディスカバリによって最後に検出された時刻、および検出の方法を正確に把握でき、常に検出されたデータに準拠することができます。このリリースには、統合を監視して操作するための新しいREST APIと、新しい対話式の『REST APIリファレンス』ドキュメントも用意されています。
このリリースで導入されたその他の項目は次のとおりです。
管理とサポータビリティ
新しく強化されたREST API機能
Universal Discoveryライセンスモデルが次のように機能強化されました。
CMS UIの機能強化
統合ジョブの電子メール通知
統合スタジオモジュールで追加された [電子メール通知を有効にする] という新しい設定とともに、CMS UIにこの機能が実装されました。
LDAPマネージャーモジュールの機能強化
パフォーマンス向上: UCMDB Browserモジュールがサーバーノードごとにサポートする同時ユーザー数が増えました。レポートの表示結果の制限はなく、レポートダッシュボードのロード時間が非常に速くなりました。
CMSユーザーインターフェイスランディングページの機能強化
アイコンを使用して定義済み (OOTB) ウィジェットを削除する機能トポロジマップの機能強化
定期レポートの機能強化: 定期レポートビューでは、定期レポートのソートやフィルタリングを行うことができます。定期レポートをすぐに実行したり、定期レポートを削除したり、保留中の定期レポートを中断したりすることもできます。
アシストモデリングモジュールの機能強化:
ディスカバリコンテンツと統合
新しいディスカバリ:
ディスカバリの拡張: Amazon Web Servicesディスカバリが次のように機能強化されました。
検出されるアプリケーションのバージョンの更新:
Universal Discoveryインベントリ
新しい属性LPar SMTをIBM LParプロファイルCITに、新しい属性OSユーザー最終ログオンをOS User CITに追加することで、Inventory Discovery by ScannerジョブおよびInventory Discovery by Manual Scanner Deploymentジョブが機能強化されました
統合
次のようにUCMDB-NNMi統合が機能強化されました。
stringToListをサポートするためにCSVマッピングファイルが機能強化されましたその他
非標準暗号化アルゴリズムのサポート (AES-192およびAES-256) および認証アルゴリズムのサポート (SHA224、SHA256、SHA384、SHA512) を含め、SNMPプロトコルバージョン3が機能強化されました
管理とサポータビリティ
新しく強化されたREST API機能
統合の監視および操作のためのREST API呼び出しが追加されました
統合REST APIを使用して、次の操作が実行できます。
統合ポイントのジョブのCI統計を表示する
これらのREST API呼び出しのコード例も簡単に参照できます。詳細については、「例」
簡単にアクセスできる新しいインタラクティブ形式の『REST APIリファレンス』ドキュメントを追加しました
[CMSユーザーインターフェイス] > [ヘルプ] メニューに新たに用意された [REST APIリファレンス] オプションを使用すると、新しいインタラクティブ形式の『REST APIリファレンス』ドキュメントに簡単にアクセスできます。
インタラクティブ形式の『REST APIリファレンス』ドキュメント内の各REST API呼び出しの [Try it out] ボタンを使用すれば、REST APIのコード例を実行し、返された応答を表示できます。
パフォーマンスの向上
LDAPマネージャーモジュールの機能強化
configureLDAPServer JMXメソッドに2つのLDAPサーバー設定が追加されました。LDAPサーバーで検索結果についてサイズ制限が設定されている場合、2つの新しい設定により、すべてのLDAPエントリを正常に取得できるようにLDAPサーバーを正しく構成できます。詳細については、
統合ジョブの電子メール通知
CMS UIに統合ジョブの電子メール通知機能が実装されました。それに伴い、統合スタジオモジュールに [電子メール通知を有効にする] という新しい設定が追加されました。同時に、統合ジョブの電子メール通知に関連する設定がUCMDB UIから削除されました。統合ジョブの電子メール通知を有効にする方法の詳細については、CMS UIヘルプの「統合ジョブの作業」を参照してください。
CMSユーザーインターフェイスのランディングページの機能強化
レポートについて定義したグループ化のタイプに従って、CIタイプ別、または属性別にグループ化されたレポートウィジェットに表示されたCIを確認する機能が追加されました。
アイコンを使用して、OOTBウィジェットを削除できます。トポロジマップの機能強化
定期レポートの機能強化
[レポート] モジュールの [スケジュールされたレポートの表示]
アイコンをクリックして、定期レポートに関する情報を表示できるようになりました (スケジュール所有者、現在のステータス、前回および次回の実行時間など)。定期レポートビューでは、定期レポートのソートやフィルタリングに加えて、次の操作を実行できます。
詳細については、CMS UIヘルプの「レポート」を参照してください。
アシストモデリングモジュールの機能強化
CIタイプ別にモデル内のCIをグループ化できるようになりました。
選択したCIに直接関連したCIのみをモデル内で表示できます。
管理とサポータビリティ
API通知サービスを実装することで、高可用性通知システムが強化されました
このリリースでは、UCMDBクラスター内で通知リスナーを有効に保つために、高可用性機能向けのAPI通知サービスが実装されました。リスナーが登録されているUCMDBインスタンスが停止した場合に、リスナーがクラスター内の別のインスタンスに渡され、UCMDBクライアントが引き続き通知を受け取るようになりました。この新しい通知サービスは、トポロジクエリサービスにバインドされていた古い通知プロセスを最適化したもので、クライアントSDKで使用できます。
詳細については、
UCMDBローカルクライアントの機能強化
このリリースでは、UCMDBローカルクライアントツールの機能が強化され、次のような機能が追加されています。
詳細については、
パージのトラブルシューティングのサポートを追加しました
UCMDB:service=History DB Servicesカテゴリに導入されたPurgeHistoryTroubleshooting JMXメソッドを使用すると、すべてのUCMDBおよびDB履歴パーティションを表示し、履歴パーティションを削除するためのSQLステートメントを生成できます。詳細については、
拡張されたサポートマトリックスの範囲
オペレーティングシステム
データベース
Oracleバージョン12c R2 RAC (Enterpriseエディション) をサポートするようになりました (UCMDBサーバーおよびUCMDB統合サービス)。
Webブラウザー
UCMDBとAutoPass License Server (APLS) の統合
このリリースでは、UCMDBサーバーをAPLSサーバーと統合するための機能が導入されました。この統合により、UCMDBサーバーはライセンス使用状況データをAPLSサーバーにプッシュし、Universal Discoveryライセンスの使用状況を容易に一元管理して追跡できます。詳細については、
Universal Discoveryライセンスモデルの機能強化
Host Fingerprint by NMAPジョブのライセンス要件を [詳細] から [基本] に変更しました。
属性を追加したことによるCIディスカバリ結果の機能強化
[構成アイテムのプロパティ] ダイアログボックスに次の3つの属性が追加されました。
詳細については、
注:
コンテンツパック28.00をインストールできるUCMDBバージョン
UCMDB 10.33 (CUPあり/なし)
UCMDB 10.22 CUP6 (またはそれ以降のCUP)
ディスカバリの新しい機能と機能強化
次の新しいディスカバリが追加されました。
Oracle Enterprise Managerディスカバリ (ベータ版): Oracle Enterprise Manager (OEM) との統合により、Oracleスタック全体のデータソースであるOEMからデータベース、アプリケーショントポロジ、インフラストラクチャートポロジなどのデータを検出します。
注: この機能は、ITOM MarketplaceのUDのコミュニティコンテンツから入手できます。ご希望に応じて、この機能をダウンロードしてお試しください。この機能について好意的なフィードバックがいただければ、将来のコンテンツパックに含まれるようになります。
Amazon Web Servicesディスカバリが次のように機能強化されました。
検出されるアプリケーションのバージョンの更新
既存のディスカバリジョブに次のアプリケーションのバージョンを検出するサポートが追加されました。
Universal Discoveryインベントリ
次に示す追加機能により、Inventory Discovery by ScannerジョブおよびInventory Discovery by Manual Scanner Deploymentジョブが機能強化されました。
LPAR CPUの同時マルチスレッド構成 (SMT) 情報をレポートするために新しい属性LPar SMTがIBM LParプロファイルCITに追加されました。
統合
Microsoft Intelligent Asset Manager Universal Inventory (IAMUI) 統合が追加されました。
Microsoft IAMUIとUCMDB間の直接統合、つまりIAMUIとのUCMDBのプッシュ統合により、UDは検出されたソフトウェアインベントリデータをIAMUIにプッシュできます。
SM-UCMDB統合が機能強化され、削除されたCIの関係をUCMDBにポピュレートする機能が追加されました。
Micro Focus Service ManagerでCIの関係を削除すると、ポピュレーションジョブを実行した後にCIの関係がUCMDBから削除されるようになりました。この機能を使用するには、UCMDBでのService ManagerとService Manager拡張アダプターの追加設定が必要です。詳細については、コンテンツパックのヘルプに含まれる『ServiceManagerEnhancedAdapter9.41 User Guide』の「Enable the Automatic Deletion of CI Relationships」を参照してください (統合 > Micro Focus 統合 > Micro Focus Service Manager 統合)。
次のようにUCMDB-NNMi統合が機能強化されました。
新しいアダプターPull Topology from NNMi by REST API Adapterが追加されました。スイッチおよびレイヤー2ネットワークトポロジを検出するためにNNMiを使用し、UDがサーバーを検出した場合、この新しいアダプターはスイッチと検出されたサーバー間のレイヤー2接続情報を作成できます。
注: Pull Topology from NNMi by REST APIアダプターにはNNMi 2018.05が必要です。
詳細については、コンテンツパックヘルプ > 統合 > Micro Focus 統合の「Micro Focus Network Node Manager (NNMi) 統合」を参照してください。
stringToListがサポートされるようになりました。その他
SNMPプロトコルバージョン3の機能強化
Host Resources/Applications by Shellジョブに新しいパラメーターfilterInstalledSoftwareByNameが追加されました。このパラメーターは、レポートされていないインストール済みソフトウェア名を示します。これは、不要なインストール済みソフトウェアのレポートを回避するためのブラックリストメカニズムです。
Oracle Database Topology by SQLジョブおよびOracle Database Topology by SQL - Service Nameジョブに新しいパラメーターreportEmptySchemasが追加されました。このパラメーターは、空のスキーマをレポートするかどうかを示します。標準設定値はtrueです。
詳細については、コンテンツパック28.00のドキュメントを参照してください。
コンテンツパック固有のクラスモデルドキュメント
UCMDB 2018.08で実行されるコンテンツパック28.00に固有の詳細なUCMDBクラスモデルのドキュメントは、ドキュメントポータルで入手できます。