カスタマイズされた出力元 :
ドキュメント・リリース日 : 2015 年 1 月 ソフトウェア・リリース日 : 2015 年 1 月 |
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機密性のあるコンピュータ・ソフトウェアです。これらを所有,使用,または複製するには,HP からの有効な使用許諾が必要です。商用コンピュータ・ソフトウェア,コンピュータ・ソフトウェアに関する文書類,および商用アイテムの技術データは,FAR12.211 および 12.212 の規定に従い,ベンダーの標準商用ライセンスに基づいて米国政府に使用許諾が付与されます。
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Adobe™ は,Adobe Systems Incorporated の商標です。
Microsoft® および Windows® は,Microsoft Corporation の米国登録商標です。
UNIX® は,The Open Group の登録商標です。
本製品には、Copyright © 1995-2002 Jean-loup Gailly and Mark Adler である「zlib」汎用圧縮ライブラリのインターフェースが含まれています。
次の質問は,対話型の『デプロイメント ガイド』に表示される情報をカスタマイズするのに役立ちます。
選択内容の右側に表示される指示をよく読んでください。この情報は,どの選択が必須項目でどのような場合に必須であるかについて説明するものです。
ヒント: カスタマイズしたドキュメントに情報が欠落していると思われる場合は,必須の選択を選択していない可能性があります。生成された文書を表示して選択内容を変更できます。
デプロイ・オプションを選択します。
注:
UCMDB をインストールまたはアップグレードする場合は,以下でプラットフォームとデータベースを必ず選択する必要があります。
UCMDB をアップグレードする際に使用しているシステムに Data Flow Probes が定義されている場合は,関連する Data Flow Probe のデプロイも選択します(Windows/Linux/両方)。下の検証情報を参照してください。
UCMDB サーバのデプロイ・オプションを選択します。
注: UCMDB をインストールまたはアップグレードする場合は,以下でプラットフォームとデータベースを必ず選択する必要があります。
UCMDB サーバのプラットフォームを選択します。
Data Flow Probe は Universal Discovery および Integration の実行に使用します。いずれか,または両方のオプションを選択できます。
HP Configuration Manager のデプロイメント・オプションを選択します。
注:
UCMDB のアップグレードを行っている場合,Configuration Manager はアップグレードのみ可能です。UCMDB のクリーン・インストールを実行している場合は,Configuration Manager のクリーン・インストールも(アップグレードではなく)実行する必要があります。
10.10 以前のバージョンの Configuration Manager を使用している場合は,バージョン 10.10 にアップグレードする前にバージョン 10.01 へのアップグレードを行う必要があります。Configuration Manager をバージョン 10.01 にアップグレードする詳細については,HP ソフトウェア・サポート・サイト(https://softwaresupport.hp.com)から入手可能なバージョン 10.01 に関するインタラクティブ形式の『『HP Universal CMDB デプロイメント・ガイド』』を参照してください。
高可用性とは,負荷分散とシステム可用性を確保するために複数のサーバのクラスタ上で UCMDB を実行するモードです。詳細については,「高可用性環境の UCMDB」を参照してください。
画面上にカスタマイズしたドキュメントを表示したり印刷することができます。
コンピュータに PDF プリンタ・ドライバがインストールされている場合は,[印刷]をクリックすれば選択内容に応じてカスタマイズされた PDF ドキュメントを作成できます。PDF プリンタ・ドライバはいくつかのオープン・ソースやサードパーティ・プロバイダから提供されています。
選択内容に従って,次の手順がカスタマイズされます。選択内容が正しいことを確認してください。
選択内容に誤りがある場合は,[変更] をクリックしてください。
このガイドでは,次の HP UCMDB ドキュメントに基づきます。
ガイド / ドキュメント | どこからこのガイドにアクセスできますか。 |
---|---|
『HP Universal CMDB サポート・マトリックス』ドキュメント | 「HP Universal CMDB Installation DVD」ルート・フォルダ |
HP Universal CMDB ライセンス文書 | HP ライブ・ネットワーク上の Universal CMDB |
『HP Universal CMDB データベース・ガイド』 | HP Universal UCMDB データベース・ガイド |
HP UCMDB Upgrader Reference | HP Universal UCMDB Upgrader Reference |
『HP UCMDB および Configuration Manager 強化ガイド』 | HP UCMDB および Configuration Manager 強化ガイド |
『HP Universal CMDB 管理ガイド』 | HP Universal CMDB ヘルプ・センタ(インストール後) |
『HP Universal CMDB モデリング・ガイド』 | HP Universal CMDB ヘルプ・センター(インストール後) |
『HP Universal CMDB データ・フロー管理ガイド』 | HP Universal CMDB ヘルプ・センター(インストール後) |
『HP Universal CMDB Configuration Manager ユーザーズ・ガイド』 | HP Universal CMDB ヘルプ・センター(インストール後) |
『HP Universal CMDB バックアップとリカバリ・ガイド』 | HP ライブ・ネットワーク上の Universal CMDB |
企業ネットワーク環境に HP Universal CMDB をデプロイすることは,リソース計画,システム・アーキテクチャ設計,綿密に計画された高いデプロイメント戦略が必要となるプロセスです。次のチェックリストには,インストールの前に考慮する必要のある基本的な問題が含まれています。デプロイメント計画についての包括的なベスト・プラクティス・ドキュメントについては,HP プロフェッショナル・サービスにお問い合わせください。
このチェックリストを使用して,HP Universal CMDB のデプロイメントを計画するときに組織が考慮すべき基本的な問題について検討します。
✓ | UCMDB |
---|---|
HP Universal CMDB で実施する内容を定義する :
| |
組織の目標を分析し,これら目標を達成するために主要な IT に対応するビジネス・プロセスを特定。 | |
デプロイメントに影響する可能性のある,あるいはデプロイメントによって影響を受ける IT プロセスと組織の構造や文化の分析。 | |
ターゲットとなるユーザ(ビジネス・プロセスに影響力を持っているユーザ)の識別。たとえば,役員,LOB マネージャ,アプリケーションの所有者,システム管理者,セキュリティ監査人。 | |
適切な HP Universal CMDB 機能の特定。 | |
✓ | Universal Discovery |
Universal Discovery に使用する各プロトコルを定義し,プロトコルが利用可能であることを確認する。 | |
Universal Discovery に使用する各プロトコルへのアクセス権があることを確認する。関連プロトコルのユーザ名とパスワードをシステム管理者に問い合わせる。 | |
検出されたネットワーク・サブネットの速度と稼動時間を定義する。場合によっては,一部のプロトコルに対してタイムアウトを増やす必要があります。 | |
検出しようと計画しているアプリケーションが標準設定のポートで実行中であることを確認する。実行中でない場合は,ディスカバリ・ポート設定ファイルで適切なマッピングを更新する。サポートされるアプリケーションおよび標準設定のポートのリストについては,『『HP UCMDB Discovery and Integrations Content Guide』』を参照してください。 | |
検出されるコンポーネントを特定する。
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次に示すツールとユーティリティをインストールして,検出プロセスの分析を支援する。
|
HP は,情報提供の目的のみで,全体的なインフラストラクチャのセキュリティを向上するための次の推奨事項を提示しています。これらは単なる推奨事項にすぎず,すべての潜在的な脆弱性や攻撃に対する保護を保証することは意図していません。セキュリティ対策によっては,ご使用の全体的なシステムの機能および機能性に影響する可能性があることに留意してください。このため,各カスタマは,既存の環境に何か変更を適用する際には,これらの影響をよく認識した上で行うことを推奨します。
この HP ソフトウェア製品 [HP UCMDB] の使用では,HP が提供するものではない,特定のサードパーティ・コンポーネントのプリインストールが必要になる場合があります(「サードバーティ・コンポーネント」)。HP はカスタマが頻繁にサード・パーティ・コンポーネントの,セキュリティの脆弱性に対処する修正プログラムやパッチなどを含む最新の更新がないか確認することを推奨します。
インストール・ワークフローには,次に示す主な段階が含まれます。
CMDB データベース・サーバの設定
Microsoft SQL Server の設定
Oracle サーバの設定
リモート PostgreSQL サーバのセットアップ
注: PostgreSQL サーバをリモートでインストールする場合に,この手順は必須です。PostgreSQL データベースをローカルでインストールしようと考えている場合は,UCMDB サーバのインストール手順の説明に従います。
HP Universal CMDB Server のインストール
UCMDB サーバのインストールとデータベースとの接続設定
HP Universal CMDB サーバのインストール
高可用性の場合,2 つ以上の UCMDB サーバをインストールし,それらのデータベースおよびデータ・バランサへの接続を設定します。
HP Universal CMDB Configuration Manager のインストール
Configuration Manager をインストールおよび設定を実行し,UCMDB 内のデータを分析,制御します。
1 つまたは複数の Data Flow Probe のインストール
Data Flow Probe は,UCMDB からリモート・マシンへの(またはその逆方向の)データのフローを有効にするコンポーネントです。
UCMDB サーバのセキュリティ保護
詳細については,『HP Universal CMDB and Configuration Manager Hardening Guide』を参照してください。
Data Flow Probe のセキュリティ保護
詳細については,『HP Universal CMDB and Configuration Manager Hardening Guide』を参照してください。
HP Universal CMDB の起動
Windows に HP Universal CMDB をインストールする前に次の事項について検討してください。
インストールを開始する前に,デプロイメントを正しく計画することを強く推奨します。詳細については,上記の「HP UCMDB をインストールする前に」を参照してください。
ネットワークのリソースにマッピングされているドライブには HP Universal CMDB をインストールしないでください。
インストールを開始する前に次の情報を準備してください。
CMDB データベースのパラメータを設定するための情報。
管理者の電子メール・アドレス(任意指定)。
SMTP メール・サーバ名(任意指定)。
SMTP 送信者名。この情報は,UCMDB から送信されるアラートに含まれます(任意指定)。
HP Universal CMDB は,インスタンスが異なるフォルダにインストールされている場合や,異なるバージョンである場合でも,1 台のサーバに複数回インストールしてはいけません。
Web ブラウザの制限によって,HP Universal CMDB サーバを実行するマシンの名前は,英数字(a~z,A~Z,0~9),ハイフン(-),ピリオド(.)からのみ構成する必要があります。
HP Universal CMDB サーバを実行するマシンの名前にアンダースコアが含まれると,HP Universal CMDB にログインできない可能性があります。この場合,マシン名の代わりに,マシンの IP アドレスを使用する必要があります。
データベース・ユーザとパスワード名には,データベース文字セットから英数字を含めることができます。アンダースコアを含めることもできます。名前は必ず英字で始まり,30 文字を超えてはなりません。
HP Universal CMDB をインストールしているマシン上のネットワーク・アダプタが,必要な IP インタフェース(IPv4/IPv6)で確実に設定されているようにします。
高可用性環境では,UCMDB サーバに使用するマシンがいずれも同様のハードウェアと同一のメモリ容量を搭載している必要があります。
高可用性環境では,クラスタの UCMDB サーバは,HTTP,HTTPS などと同じポートで動作する必要があります。2 台の UCMDB サーバを異なるポートで動作するように設定することはできません。
Linux に HP Universal CMDB をインストール前に次の事項に注意してください。
インストールを開始する前に,本書の「はじめに」をよく読むことをお勧めします。詳細については,「HP UCMDB をインストールする前に」を参照してください。
インストールを開始する前に次の情報を準備してください。
CMDB データベースのパラメータを設定するための情報。
管理者の電子メール・アドレス (任意指定)。
SMTP メール・サーバ名 (任意指定)。
SMTP 送信者名。この情報は,UCMDB から送信されるアラートに含まれます (任意指定)。
HP Universal CMDB は,インスタンスが異なるフォルダにインストールされている場合や,異なるバージョンである場合でも,1 台のサーバに複数回インストールしてはいけません。
Web ブラウザの制限によって,HP Universal CMDB サーバを実行するサーバ・マシンの名前は,英数字(a~z,A~Z,0~9),ハイフン(-),ピリオド(.)からのみ構成する必要があります。
HP Universal CMDB サーバを実行するマシンの名前にアンダースコアが含まれると,HP Universal CMDB にログインできない可能性があります。この場合,マシン名の代わりに,マシンの IP アドレスを使用する必要があります。
データベース・ユーザとパスワード名には,データベース文字セットから英数字を含めることができます。アンダースコアを含めることもできます。名前は必ず英字で始まり,30 文字を超えてはなりません。
HP Universal CMDB をインストールしているマシン上のネットワーク・アダプタが,必要な IP インタフェース(IPv4/IPv6)で確実に設定されているようにします。
注: Windows コントロール・パネルから,これらの設定を行います。netsh interface install/uninstall <ip interface version> コマンドは使用しないでください。
高可用性環境では,UCMDB サーバに使用するマシンがいずれも同様のハードウェアと同一のメモリ容量を搭載している必要があります。
高可用性環境では,クラスタの UCMDB サーバは,HTTP,HTTPS などと同じポートで動作する必要があります。2 台の UCMDB サーバを異なるポートで動作するように設定することはできません。
次の手順では,Windows マシンに UCMDB サーバをインストールする方法を説明します。
注:
InstallAnywhere コンソールから UCMDB サーバをインストールすることはサポートされていません。
UCMDB 9.05 をアンインストールしておらず,UCMDB 10.20 を 9.05 がインストールされているマシンとは別のマシンにインストールする場合,9.05 インスタンスを停止してからバージョン 10.20 をインストールする必要があります。
サーバを停止するには,[スタート]>[すべてのプログラム]>[HP UCMDB]>[Stop HP Universal CMDB Server]を選択します。
ドライブに HPUCMDB10.20WIN DVD を挿入し,そのドライブから UCMDB をインストールします。ネットワーク・ドライブからインストールする場合は,そのドライブに接続します。
DVD のルート・フォルダで,HPUCMDB_Server_10.20.exe をダブルクリックします。
ファイルをダブルクリックして,スプラッシュ画面を開きます。
注: デジタル署名が有効でないというメッセージが表示されたら,UCMDB をインストールしてはなりません。この場合,HP ソフトウェア・サポートに問い合わせてください。
ロケール言語を選択し,[OK]をクリックします。
[概要]ページが開きます。[次へ]をクリックします。
[ライセンス契約]ページが開きます。エンド・ユーザ・ライセンス契約の条件を承認して[次へ]をクリックします。
[インストール フォルダの選択]ページが開きます。
標準設定のインストール先 C:\hp\UCMDB\UCMDBServer\ を承認するか,[選択]をクリックして別のインストール・フォルダを選択します。インストール・パスには英字以外の文字やスペースを含めてはいけません。
ヒント: 標準設定のインストール先フォルダを再度表示するには,[デフォルトのフォルダに戻す]をクリックします。
[次へ]をクリックします。
[インストール タイプを選択]ページが開きます。[新規インストール]を選択し,[次へ]をクリックします。
[ローカル PostgreSQL DB をインストール]ページが開きます。
インストーラがローカル PostgreSQL データベースをインストールするようにするには,[はい]を選択します。
[次へ]をクリックします。
[いいえ]を選択し,[次へ]をクリックします。
前の手順で[はい]を選択した場合,ローカル PostgreSQL データベースのポートと資格情報を指定する必要があります。
表示された[ローカル データベース ポートの設定]ページで,ローカル PostgreSQL データベースの通信で使用するポートの番号を入力し,[次へ]をクリックします。
表示された[ローカル データベース アカウントの設定]ページで,ローカル PostgreSQL データベースのユーザ名とパスワードを入力します。確認用にパスワードを再度入力して,[次へ]をクリックします。
標準設定のシステム・アカウントに使用されるパスワードを指定します。
注:
パスワード設定の手順が失敗すると,標準設定のパスワードが自動的に再割り当てされます。
ユーザ | 標準設定のパスワード |
---|---|
admin | admin |
UISysadmin | UISysadmin |
sysadmin | sysadmin |
[インストール前サマリ]ページが開き,選択したインストール・オプションが表示されます。
選択内容に間違いがなければ,[インストール]をクリックします。インストールが現在実行中であることを示すメッセージが表示されます。
インストールが完了すると,HP Universal CMDB サーバの設定メッセージが表示されます。
[はい]をクリックして設定を続行します。
[いいえ]をクリックします。アップグレード・ツールの実行時に,データベースの詳細を入力します。
インストール・ウィザードの最終ページの[完了]をクリックしてインストールを完了します。
次の手順では,Linux マシンに UCMDB サーバをインストールする方法を説明します。
注:
InstallAnywhere コンソールから UCMDB サーバをインストールすることはサポートされていません。
UCMDB 9.05 をアンインストールしておらず,UCMDB 10.20 を 9.05 がインストールされている別のマシンにインストールする場合,9.05 インスタンスを停止してからバージョン 10.20 をインストールする必要があります(/opt/hp/UCMDB/UCMDBServer/bin/server.sh stop)。
前提条件 : Linux マシンに次の設定のいずれか 1 つを適用します。
オプション 1 :
/etc/security/limits.conf ファイルの終了時,次を追加します。
* soft nofile 20480
* hard nofile 20480
オプション 2 :
/etc/profile を次のように変更します(端末経由)。
変更前のライン : ulimit -S -c 0 > /dev/null 2>&1
変更後のライン : ulimit -n 200000 >/dev/null 2>&1
注: これらのファイルを修正する権限が必要な場合があります。変更を有効にするには,Linux マシンの再起動が必要になることがあります。
HP Universal CMDB の Linux へのインストールはイラストに基づいて行います。インストーラを実行する前に,DISPLAY 環境変数を設定して X Windows サーバの実行インスタンスを指定します。
ドライブに HPUCMDB10.20Linux DVD を挿入し,そのドライブから UCMDB をインストールします。ネットワーク・ドライブからインストールする場合は,そのドライブに接続します。
次の実行可能ファイルを実行します : sh <DVD ルート・ディレクトリ>/HPUCMDB_Server_10.20.bin
UCMDB のインストールが開きます。ロケール言語を選択し,[OK]をクリックします。
[概要]ページが開きます。[次へ]をクリックします。
[ライセンス契約]ページが開きます。エンド・ユーザ・ライセンス契約の条件を承認して[次へ]をクリックします。
[インストール フォルダの選択]ページが開きます。
標準設定のパス /opt/hp/UCMDB/UCMDBServer/ を承認するか,[選択]をクリックして別のインストール・フォルダを選択します。インストール・パスには英字以外の文字やスペースを含めてはいけません。
注: 標準設定のインストール先フォルダを再度表示するには,[デフォルトのフォルダに戻す]をクリックします。
[次へ]をクリックします。
[インストール タイプを選択]ページが開きます。[新規インストール]を選択し,[次へ]をクリックします。
[ローカル PostgreSQL DB をインストール]ページが開きます。
インストーラがローカル PostgreSQL データベースをインストールするようにするには,[はい]を選択します。
[次へ]をクリックします。
[いいえ]を選択し,[次へ]をクリックします。
前の手順で[はい]を選択した場合,ローカル PostgreSQL データベースのポートと資格情報を指定する必要があります。
表示された[ローカル データベース ポートの設定]ページで,ローカル PostgreSQL データベースの通信で使用するポートの番号を入力し,[次へ]をクリックします。
表示された[ローカル データベース アカウントの設定]ページで,ローカル PostgreSQL データベースのユーザ名とパスワードを入力します。確認用にパスワードを再度入力して,[次へ]をクリックします。
標準設定のシステム・アカウントに使用されるパスワードを指定します。
注:
パスワード設定の手順が失敗すると,標準設定のパスワードが自動的に再割り当てされます。
ユーザ | 標準設定のパスワード |
---|---|
admin | admin |
UISysadmin | UISysadmin |
sysadmin | sysadmin |
[インストール前サマリ]ページが開き,選択したインストール・オプションが表示されます。
選択内容に間違いがなければ,[インストール]をクリックします。インストールが現在実行中であることを示すメッセージが表示されます。
インストールが完了すると,HP Universal CMDB サーバの設定メッセージが表示されます。
[はい]をクリックして設定を続行します。
注: データベースまたはスキーマは後でセットアップすることもできます。この場合,/opt/hp/UCMDB/UCMDBServer/bin にある configure.sh スクリプトを実行します。
[いいえ]をクリックします。アップグレード・ツールの実行時に,データベースの詳細を入力します。
インストール・ウィザードの最終ページの[完了]をクリックしてインストールを完了します。
本項の内容
既存のデータベースを作成しますか,既存のデータベースに接続しますか?
データベース・ユーザを作成するのか定義済みのユーザを使用するのか決定する必要があります。
次の場合には,データベース・ユーザまたはスキーマ・ユーザを作成します。
既存のデータベース・ユーザがない場合。
既存のデータベース・ユーザはあっても,データベースの標準設定のコンテンツを初期化する場合。
次の場合には,既存のデータベース・ユーザまたはスキーマ・ユーザへ接続します。
HP Universal CMDB を新しいバージョンにアップグレードし,HP Universal CMDB の以前のバージョンで使用したデータベース内容を使用する場合。
以前インストールした同じリリースのデータベースまたはスキーマにデータがあるなど,データベースの標準設定のコンテンツを変更しない場合。この場合,セットアッププログラムは,必要なサーバ構成ファイルをデータベースの詳細で更新し,データベース・スクリプト構成ファイルを更新します。
データベース管理者は,会社のポリシーに基づいて,データベース・ユーザの作成方法を前もって指示します。
CMDB を設定する前に,新規データベースの作成または既存のデータベースへの接続に必要な次の情報を用意します。
ユーザ名およびパスワード : Microsoft SQL Server 上での管理者権限を持つユーザのユーザ名とパスワード(Microsoft SQL Server の認証を使用する場合)。標準設定の Microsoft SQL Server 管理者のユーザ名は sa です。
注: パスワードを指定する必要があります。
Microsoft SQL Server 認証の代わりに Windows 認証を使って,データベースを作成したり,データベースに接続したりできます。そのためには,HP Universal CMDB サービスを実行している Windows ユーザが,Microsoft SQL Server データベースにアクセスするために必要な権限を持っていることを確認する必要があります。
CMDB の各データベース・パラメータを設定する前に,データの永続性のために各ユーザ・スキーマに対して少なくとも 1 つの標準設定のテーブルスペースを作成していること,および少なくとも 1 つの一時テーブルスペースが各ユーザ・スキーマに割り当てられていることを確認してください。
新規ユーザ・スキーマの作成,または既存のスキーマへの接続のいずれにおいても次の情報が必要です。
新規ユーザ・スキーマを作成する場合は,次の追加情報が必要です。
注: 新規のユーザ・スキーマを作成するには,ユーザ作成の権限が必要です。
CMDB を設定する前に,新規データベースの作成または既存のデータベースへの接続に必要な次の情報を用意します。
リモート PostgreSQL サーバに接続している場合は,次を用意します。
ホスト名 :PostgreSQL サーバがインストールされているリモート・マシンの名前。<ホスト名>\<インスタンス名>
データベース(スキーマ)名 :既存のデータベースの名前,または新規のデータベースに付ける名前(たとえば UCMDB_database)。
ユーザ名およびパスワード : PostgreSQL サーバ上での管理者権限を持つユーザのユーザ名とパスワード
UCMDB の 1 ページ目の[UCMDB サーバの構成]ウィザードで[次へ]をクリックします。
[CMDB スキーマ]ページで[新規スキーマの作成]または[既存のスキーマへの接続]を選択し,[次へ]をクリックします。
注: 既存の Oracle スキーマへの接続時には。
CMDB スキーマ・バージョンは,サーバ・バージョンに一致している必要があります。バージョンが一致していないと,エラー・メッセージが表示され,スキーマ設定を再入力する必要があります。
ファイル・システム(インストール・フォルダ)内の[HP UCMDB Discovery and Integrations Content Pack]のバージョンは,スキーマ内のバージョンと同じである必要があります。
[CMDB スキーマの設定]ページが開きます。
[DB タイプ]リストで[Oracle]を選択し,[次へ]をクリックします。ダイアログ・ボックスに追加のフィールドが表示されます。
[DB タイプ]リストで[MS SQL Server]を選択し,[次へ]をクリックします。
[DB タイプ]リストで[PostgreSQL サーバ]を選択し,[次へ]をクリックします。
スキーマの詳細を入力します。
スキーマ名 : スキーマ名は一意でなければなりません。
デフォルトテーブルスペース : このフィールドを更新します。
一時テーブルスペース : データベース管理者が標準設定でない表領域を作成した場合は,その名前,または temp と入力します。
ホスト名とデータベース名を入力し,HP Universal CMDB がデータベース・サーバへの接続に使用する認証を決定します。Windows 認証の詳細については,『HP Universal UCMDB データベース・ガイド』の「「HP Universal CMDB デプロイメント・ガイド」」を参照してください。
スキーマの詳細を入力します。
ローカル PostgreSQL データベースをインストールしている場合は,必ず PostgreSQL データベースの詳細が正しく定義されていることを確認します。
注: [スキーマ名]Schema name が,PostgreSQL の命名規則に従っていることを確認します。
[次へ]をクリックします。
[詳細設定]ページが開きます。
マルチ・テナンシーの有効化。UCMDB がマルチテナンシー環境で機能するようセットアップしている場合はこのオプションを選択します。
注: インストール後,テナンシー環境(シングルテナンシー対マルチテナンンシー)を変更することはできません。
検索の有効化。このオプションを選択して,UCMDB のデータ・インデックス機能を有効にして,効率的な検索機能を実現します。
注: 次のいずれかを使用する場合はこのオプションを選択します。
インストール・ウィザードの最終ページの[完了]をクリックしてインストールを完了します。
重要 : UCMDB サーバを開始する前に,アップグレード手順の開始前にバックアップした暗号鍵(key.bin)を新規マシンの次のフォルダにコピーします。
C:\hp\UCMDB\UCMDBServer\root\lib\server\discovery\
/opt/hp/UCMDB/UCMDBServer/root/lib/server/discovery/
次のとおり,JVM の起動パラメータを設定します。
C:\hp\UCMDB\UCMDBServer\bin\wrapper.conf/opt/hp/UCMDB/UCMDBServer/bin/wrapper.conf を開きます。
次の行を見つけます。
wrapper.java.additional.<#>=-Djava.net.preferIPv4Stack=
IPv4 または IPv4/IPv6 環境の場合 Djava.net.preferIPv4Stack=true となっていることを確認します。
次のとおり,UCMDB サーバを開始します。
[スタート] > [プログラム] > [HP UCMDB] > [Start HP Universal CMDB Server]
/opt/hp/UCMDB/UCMDBServer/bin/server.sh start
注:
HP Universal CMDB サーバ・インストールの一部として[UCMDB サーバの設定]ウィザードを実行した場合,HP Universal CMDB サーバの起動は,必ずすべてのデータベースのパラメータを正常に設定した後に行う必要があります。
[UCMDB サーバの設定]ウィザードを実行して,以前定義したデータベース・タイプまたは接続パラメータを変更した場合,パラメータの変更プロセスが正常に完了した後に,HP Universal CMDB サーバと Data Flow Probe を再起動します。
UCMDB サーバの開始時,プロセスを完了したり,サーバを起動して動作状態にするのに数分かかる場合があります。この期間は,データベース・スキーマのサイズとともに増加します。
注: 本項は,アップグレードされた環境が高可用性環境になる場合にのみ関連します。
高可用性環境の典型的な構成は,2 つ以上の UCMDB サーバが同じデータベース・サーバに接続されている状態です。サーバはロード・バランサの背後で動作するよう設定されていて,これはすなわちロード・バランサが UCMDB サーバに対するエントリ・ポイントとして機能していることになります。すべての UCMDB サーバは常時アクティブで,読み書き両方の要求に対処できます。要求はロード・バランサによってクラスタ内の UCMDB サーバに分配されます。読み取り要求が UCMDB サーバ(リーダー)すべてで共有されるのに対し,ただ 1 つの UCMDB サーバ(ライタ)が一度に複数の書き込み要求に対処します。リーダーによって受信された書き込み要求は,すべてライターに渡されます。また,ライタが使用不可の状態になった場合,どの UCMDB サーバでもライタの役割を引き継ぐことが可能です。
高可用性向けに使用されるロード・バランサは,cookie を挿入する機能を持ち,健全性の状況のチェック("keepalive")を行える必要があります。
以下で定義された手順は,ロード・バランサ F5 BIG-IP バージョン 10.x 上で認定されています。(F5 BIG-IP バージョン 11.x もサポートされています。)
他のロード・バランサを使用している場合,ロード・バランサの設定方法について広範な知識を持つネットワーク管理者によって設定される必要があります。また,同様の原則も適用される必要があります。
下記のセットアップ手順では,1 つ以上の UCMDB サーバのインストールおよび設定が済んでいることを想定しています。
高可用性環境をセットアップするには
UCMDB 10.xx から UCMDB 10.20 へのアップグレード後に,高可用性環境をセットアップするには,次の手順を実行します。
1 つまたは複数の追加の UCMDB サーバをインストールして,UCMDB サーバ・クラスタを作成します。
1 つ目の UCMDB サーバのインストールと同様に UCMDB サーバをインストールします。[サーバ構成]ウィザードを実行して,追加の UCMDB サーバにデータベースを設定するときは,[既存のスキーマへの接続]を選択し,作成したスキーマの詳細を,最初の UCMDB サーバに提示します。
UCMDB サーバのインストールの詳細については,「UCMDB サーバのインストール - インストール」 を参照してください。
注:
すべての UCMDB サーバに使用するマシンは,同様のハードウェア(および同じメモリ容量)を搭載し,同じオペレーティング・システムを実行している必要があります。
クラスタの UCMDB サーバは,HTTP,HTTPS などと同じポートで動作する必要があります。2 台の UCMDB サーバを異なるポートで動作するように設定することはできません。
IPv6 のみの環境で作業している場合,UCMDB サーバ・マシンが IPv6 用に設定されていることを確認します。
wrapper.conf ファイルで,次の行を特定します。
wrapper.java.additional.<#>=-Djava.net.preferIPv4Stack=true
サーバの起動の完了
1 つめの UCMDB サーバが起動していない場合は,プロセスを開始します。起動プロセスが完了するまで待機します。
他の UCMDB サーバを開始します。
ロード・バランサの設定
ロード・バランサは,クラスタ内の UCMDB サーバに送られた負荷を分散するために,使用されます。ロード・バランサを次のように設定します。
VIP アドレスを設定します。ロード・バランサの場合 :
クラスタ VIP アドレスを設定し,UCMDB サーバ・クラスタ全体に要求を送信します。
要求をライタのみに送信するようライタ VIP アドレスを設定します(Universal Discovery の場合のみ)。
注: 定義した VIP アドレスのメモを保持します。
UCMDB サーバおよび Data Flow Probe との間の通信設定を定義する際は,UCMDB サーバ名を要求されたら,必ずライタ VIP アドレスを使用します。
UCMDB サーバおよび他のアプリケーションとの間の通信設定を定義する際,UCMDB サーバ名を要求されたら,必ずクラスタ VIP アドレスを使用します。
クラスタ内のすべての UCMDB サーバを表しているバックエンド・サーバの 2 つの同じプールを設定します。この 2 つのプールは別々の状況モニタによって監視されます。1 つのプールには,ライタ・サーバだけ(Universal Discovery に対してのみ)に向けられた要求が送られ,もう 1 つのプールには,クラスタ内のどのサーバによっても処理可能な要求が送られます。
状況モニタ(keepalive アドレス)を設定します。状況モニタは,各 UCMDB サーバの keepalive ページをチェックします。
クラスタ VIP アドレスの次の URL を設定します。
/ping/
ライタ VIP アドレスの次の URL を設定します。
/ping/?restrictToWriter=true
これらの両方の URL から可能性がある応答は,HTTP 応答コード 200 OK または 503 サービス利用不可 をそれぞれ伴う,Up または Down になります。
期待される応答は,Up になります。
状況モニタを,上記で設定した UCMDB サーバ・プールそれぞれに接続します。
ロード・バランサで「session stickiness」を設定します。
UCMDB クライアントに送り返された応答に対して cookie を挿入するようロード・バランサを設定します。
Insert メソッドを使用して,タイプ cookie の永続性プロファイルを各 VIP アドレスに追加します。
注: ロード・バランサが送信する cookie によって維持力を保つ方法がわかっている限り,cookie の名前と値は重要ではありません。
重要 : F5 BIG-IP バージョン 10.x は,サーバへの接続ごとの最初の要求のみに,セッションの cookie を追加するため,次を行う必要があります。
UCMDB にログインします。
[管理] > [インフラストラクチャ設定]に移動し,[SDK クライアントの接続を強制クローズ]を true に変更します。
この設定が true になると,UCMDB SDK クライアントは[Connection:close]ヘッダを各認証要求に追加し,クラス・ダウンロード要求をサーバに送信します。このように,負荷バランサがこれは接続での最初のリクエストであると考えて,高騰にセッション・クッキーを追加します。
注: これは,F5 BIG-IP バージョン 10.x のように,サーバへの接続ごとの最初の要求のみにセッションの cookie を追加するロード・バランサに関係することです。
使用しているロード・バランサがセッション cookie を各応答に追加する場合,[SDK クライアントの接続を強制クローズ]は,false(現状で標準設定)に設定されることになります。この場合に true に設定すると,システム・パフォーマンスの低下につながります。
VIP がセキュア接続を受け入れるよう設定されていて,ロード・バランサが HTTP を通して要求を UCMDB サーバに転送する場合,リダイレクトのリライトを設定する必要があります。F5 UI で,次のオプションを有効にしてすべてのリダイレクトをリライトするよう,VIP に関連付けられた HTTP プロファイルを設定します。[Redirect Rewrite] [All] を選択します。
Data Flow Probe の設定
Data Flow Probe をインストールする際は,HP Universal CMDB サーバ名の定義時にはロード・バランサのライタ仮想 IP アドレスを使用します。
Data Flow Probe をすでにインストールしてある場合は,次を行います。
プローブを停止します。
/opt/hp/UCMDB/DataFlowProbe/conf/DataFlowProbe.propertiesc:\hp\UCMDB\DataFlowProbe\conf\DataFlowProbe.properties ファイルで,serverName 属性をライタ VIP アドレスへのポイントに変更します。
Probe を再起動します。
HP Universal CMDB をアンインストールするには,次の手順を実行します。
Windows |
|
Linux |
|
Data Flow Probe をアンインストールするには,次の手順を実行します。
Windows | プローブがインストールされているマシンで,次の操作を実行します。
|
Linux | プローブがインストールされているマシンで,次の操作を実行します。
|
これ以降では,HP Universal CMDB 9.0x を HP Universal CMDB 10.20 にアップグレードする方法について説明します。
これ以降では,UCMDB 10.xx を UCMDB 10.20 にアップグレードする方法について説明します。
注:
次の手順を一通り読んでから,アップグレード処理を開始してください。
このアップグレード・プロセスはオフラインで実行され,この間,すべてのリソースおよびデータが 9.0x から,バージョン 10.20 システムで動作するように変換されます。
UCMDB 10.xx から UCMDB 10.20 へのアップグレードには数時間かかることがあります。
アップグレードの進行状況を,(c:\hp\UCMDB\UCMDBServer\runtime\log/opt/hp/UCMDB/UCMDBServer/runtime/log フォルダにある)次のログ・ファイルで追跡できます。
UCMDB 10.20 対応の最小サポートの HP UCMDB Discovery and Integrations Content Pack バージョンは,Content Pack 15.00 です。このコンテンツ・パックは,次の手順の実行時に,UCMDB サーバとともに自動的にインストールされます。
環境をアップグレードする前に,オリジナルの環境(UCMDB サーバとデータベース)を複製して新しい環境を作り,その複製した環境でアップグレードを実行することが推奨されます。このようにすると,オリジナルのサーバは,アップグレード手順の実行中に途切れることなく起動して稼働することができます。また,複製されたデータベースでアップグレードを実行すると,オリジナルのサーバのダウンタイムに影響を与えずにアップグレードの問題に対処することができます。
アップグレードおよび複製した環境ですべてが起動および稼動したら,オリジナルのサーバをアップグレードしてその環境に再接続することができます。
要約 :
オリジナル(現在)の環境を複製します。
注: データベース・スキーマスキーマの複製後は,オリジナルの環境に変更を加えたとしても,変更内容はアップグレード後の環境にマイグレートされないため,オリジナルの環境に変更を加えないようにすることを強くお勧めします。
本項では,テストされた環境に基いた予測のアップグレード時間を示します。アップグレード時間は,ハードウェア構成,UCMDB データ・セット,データベースのパフォーマンスによって異なります。
DB サーバ | サーバのアップグレード RAM | サーバ OS のアップグレード | CI 数 | リンク数 | 履歴イベント数 | TQL数 | アップグレード時間 (時間) |
---|---|---|---|---|---|---|---|
Oracle 11.2 | 8GB | Red Hat Enterprise Linux 6.4 | 1.2M | 1.2M | 2.4M | 765 | 13 |
MSSQL 2012 sp1 | 8GB | Windows 2012 SP1 | 4.23M | 4.41M | 0.568M | 2266 | 9 |
Oracle 11.2 | 8GB | Windows 2008 R2 Enterprise | 50K | 50K | 1.7M | 1159 | 5.5 |
Oracle 11.2 | 16GB | Windows 2008 R2 Enterprise | 150K | 100K | 21M | 3516 | 6 |
DB サーバ | サーバのアップグレード RAM | サーバ OS のアップグレード | CI 数 | リンク数 | 履歴イベント数 | TQL数 | アップグレード時間 (分) |
---|---|---|---|---|---|---|---|
Oracle 11.2 | 4GB | Windows 2008 R2 Enterprise | 310K | 360K | 該当なし | 887 | 70 |
MSSQL 2008 sp1 | 8GB | Windows 2008 R2 Enterprise | 260K | 230K | 該当なし | 1374 | 90 |
Oracle 11.2 | 32GB | Red Hat Enterprise Linux 5.9 | 1M | 1.5M | 該当なし | 894 | 110 |
HP Universal CMDB の 9.05 以前のバージョンをアップグレードしている場合は,バージョン 10.20 にアップグレードする前にバージョン 9.05 にアップグレードする必要があります。HP Universal CMDB のバージョン 9.05 へのアップグレードの詳細については,HP ソフトウェア・サポート・サイト(https://softwaresupport.hp.com)から入手可能な UCMDB 9.05 のデプロイメント・ドキュメントを参照してください。
ハードウェアおよび OS の要件を確認してください。詳細については,『『HP Universal CMDB サポート・マトリックス』ドキュメント』を参照してください。
アップグレードでは,CMDB スキーマで通常必要なおよそ 250% の容量が必要です。必ずこの容量を割り当ててください。
バージョン 9.05 の履歴および CMDB スキーマをバックアップしてください。UCMDB 10.20 では,履歴スキーマと CMDB スキーマは 1 つのスキーマに結合されます。バージョン 10.20 へのアップグレード時に正しくバインドできるように,両方のスキーマをすべて別個にバックアップします。
古いスキーマ(履歴および CMDB スキーマ)との接続に使用しているデータベース・ユーザに CREATE TYPE の権限があることを確認してください。
そうでない場合は,次のようにデータベース管理ユーザに権限を付与します。GRANT CREATE TYPE TO <USER_NAME>
バックアップされたデータベースのスキーマの文字セットが宛先データベース・サーバの文字セットと一致していることを確認します。
注: 念のため,バックアップしたスキーマに対し現在の UCMDB バージョンを実行し,スキーマが破損していないことを確認します。バックアップしたスキーマのデータベース設定が元のスキーマの設定と同じになるようにしてください。
CMDB を使った作業の詳細については,『HP Universal UCMDB データベース・ガイド』を参照してください。
定義済みのすべてのアダプタ : 現在のバージョンでアダプタ構成を変更した場合,アップグレードを開始する前にすべてのアダプタ・ファイルを保存することを強くお勧めします。アップグレード後に,関連アダプタに対して同じ変更を行う必要があります。
たとえば,アダプタの標準設定のテンプレートがある場合,アダプタ XML の関連部分(「<adapterTemplates>」のタグ)を別にコピーして取っておきます。アップグレード後に,このタグ部分を関連アダプタの XML にコピーし直します。
注: アダプタはすべて,新しい Universal Data Model モデルと互換性がある必要があります。既存の定義済みアダプタに変更を加えた場合,バージョン 10.20 のアダプタ・ファイルにも同じ変更を加える必要があります。
UCMDB では,資格情報の暗号化および Data Flow Probe へのセンシティブな資格情報送信に暗号鍵が使用されます。セキュリティ上の理由により,この暗号鍵はデータベースではなくファイル・システムに保存されます。
UCMDB サーバ上にある暗号化キーをバックアップします。暗号鍵は次の場所にあります。
C:\hp\UCMDB\UCMDBServer\conf\discovery\key.bin
/opt/hp/UCMDB/UCMDBServer/conf/discovery/key.bin
注: 同じマシン上でバージョン 10.xx を 10.20 にアップグレードする場合,元のファイルがマシンにそのまま残りますが,プロセスの途中で暗号鍵のファイルが失われる場合に備えて,バックアップを行う必要があります。
クリーン・マシン上でバージョン 10.xx から 10.20 にアップグレードする場合,暗号鍵のファイルは新しいマシンには存在しないため,UCMDB のクリーン・マシンへのインストール後に新しいマシンにコピーする必要があります。
Java JMX Access の強化が実行された場合は,次の操作を行います。
次のファイルの権限を編集して,ログインしているユーザで編集できるようにします。
C:\hp\UCMDB\UCMDBServer\bin\jre\lib\management\jmxremote.password
/opt/hp/UCMDB/UCMDBServer/bin/jre/lib/management/jmxremote.password
注:
UCMDB 10.20 サーバを UCMDB 9.05 サーバがインストールされているマシンにインストールする場合,同一のマシン上に複数バージョンの UCMDB が存在することはできないため,最初に UCMDB 9.05 サーバをアンインストールする必要があります。
UCMDB 10.20 サーバを UCMDB 9.05 サーバがインストールされている別のマシンにインストールする場合でも,UCMDB 9.05 サーバをアンインストールする必要があります。
高可用性モードの環境をアップグレードする場合は,サーバ・クラスタ内のすべての UCMDB サーバ(アクティブなサーバとパッシブなサーバ)をアンインストールします。アップグレードした UCMDB 10.20 クラスタ内のすべてのサーバはアクティブなサーバになりますが,同時に高可用性を提供します。
UCMDB サーバの停止 :
[スタート]>[すべてのプログラム]>[HP UCMDB]>[UCMDB サーバ設定ウィザードの開始]を選択します。
/opt/hp/UCMDB/UCMDBServer/bin/server.sh stop
UCMDB サーバをアンインストールします。
注記 :UCMDB 10.10 サーバを UCMDB 9.05 サーバがインストールされているマシンとは別のマシンにインストールする場合,UCMDB 9.05 サーバをアンインストールする必要はなく,スキップして次の手順に進みます。 「UCMDB のアップグレード - Data Flow Probe のアンインストール」
注: 高可用性環境では,UCMDB 9.05 サーバが現在インストールされているマシンとは別のマシンに UCMDB 10.10 サーバをインストールする場合でも,すべてのアクティブおよびパッシブな UCMDB 9.05 サーバをアンインストールしなければなりません。
[スタート]メニューから,[All Programs]>[HP UCMDB]>[HP Universal CMDB サーバ]を選択します。[Uninstall HP Universal CMDB Server]ダイアログ・ボックスが表示され,サーバ構成ファイルを削除するか否かを指定できるオプションを含んだメッセージが提示されます。
[アンインストール]をクリックします。
アンインストールが完了すると,確認メッセージが表示されます。[完了]をクリックして,アンインストールを完了します。
インストール・フォルダの UninstallerData サブフォルダで,Uninstall_UCMDBServer スクリプトを実行します。[Uninstall HP Universal CMDB Server]ダイアログ・ボックスが表示され,サーバ構成ファイルを削除するか否かを指定できるオプションを含んだメッセージが提示されます。
UCMDB サーバをアンインストールするには,同じ場所で[アンインストール]を選択します。
アンインストールが完了すると,確認メッセージが表示されます。[完了]をクリックして,アンインストールを完了します。
UCMDB サーバ・マシンから C:\hp\UCMDB フォルダ全体を削除します。
UCMDB サーバ・マシンから /opt/hp/UCMDB フォルダ全体を削除します。
マシンを再起動します。
Data Flow Probe をアンインストールするには,次の手順を実行します。
Windows | プローブがインストールされているマシンで,次の操作を実行します。
|
Linux | プローブがインストールされているマシンで,次の操作を実行します。
|
次の手順では,Windows マシンに UCMDB サーバをインストールする方法を説明します。
注:
InstallAnywhere コンソールから UCMDB サーバをインストールすることはサポートされていません。
UCMDB 9.05 をアンインストールしておらず,UCMDB 10.20 を 9.05 がインストールされているマシンとは別のマシンにインストールする場合,9.05 インスタンスを停止してからバージョン 10.20 をインストールする必要があります。
サーバを停止するには,[スタート]>[すべてのプログラム]>[HP UCMDB]>[Stop HP Universal CMDB Server]を選択します。
ドライブに HPUCMDB10.20WIN DVD を挿入し,そのドライブから UCMDB をインストールします。ネットワーク・ドライブからインストールする場合は,そのドライブに接続します。
DVD のルート・フォルダで,HPUCMDB_Server_10.20.exe をダブルクリックします。
ファイルをダブルクリックして,スプラッシュ画面を開きます。
注: デジタル署名が有効でないというメッセージが表示されたら,UCMDB をインストールしてはなりません。この場合,HP ソフトウェア・サポートに問い合わせてください。
ロケール言語を選択し,[OK]をクリックします。
[概要]ページが開きます。[次へ]をクリックします。
[ライセンス契約]ページが開きます。エンド・ユーザ・ライセンス契約の条件を承認して[次へ]をクリックします。
[インストール フォルダの選択]ページが開きます。
標準設定のインストール先 C:\hp\UCMDB\UCMDBServer\ を承認するか,[選択]をクリックして別のインストール・フォルダを選択します。インストール・パスには英字以外の文字やスペースを含めてはいけません。
ヒント: 標準設定のインストール先フォルダを再度表示するには,[デフォルトのフォルダに戻す]をクリックします。
[次へ]をクリックします。
[インストール タイプを選択]ページが開きます。[新規インストール]を選択し,[次へ]をクリックします。
[ローカル PostgreSQL DB をインストール]ページが開きます。
インストーラがローカル PostgreSQL データベースをインストールするようにするには,[はい]を選択します。
[次へ]をクリックします。
[いいえ]を選択し,[次へ]をクリックします。
前の手順で[はい]を選択した場合,ローカル PostgreSQL データベースのポートと資格情報を指定する必要があります。
表示された[ローカル データベース ポートの設定]ページで,ローカル PostgreSQL データベースの通信で使用するポートの番号を入力し,[次へ]をクリックします。
表示された[ローカル データベース アカウントの設定]ページで,ローカル PostgreSQL データベースのユーザ名とパスワードを入力します。確認用にパスワードを再度入力して,[次へ]をクリックします。
標準設定のシステム・アカウントに使用されるパスワードを指定します。
注:
パスワード設定の手順が失敗すると,標準設定のパスワードが自動的に再割り当てされます。
ユーザ | 標準設定のパスワード |
---|---|
admin | admin |
UISysadmin | UISysadmin |
sysadmin | sysadmin |
[インストール前サマリ]ページが開き,選択したインストール・オプションが表示されます。
選択内容に間違いがなければ,[インストール]をクリックします。インストールが現在実行中であることを示すメッセージが表示されます。
インストールが完了すると,HP Universal CMDB サーバの設定メッセージが表示されます。
[はい]をクリックして設定を続行します。
[いいえ]をクリックします。アップグレード・ツールの実行時に,データベースの詳細を入力します。
インストール・ウィザードの最終ページの[完了]をクリックしてインストールを完了します。
次の手順では,Linux マシンに UCMDB サーバをインストールする方法を説明します。
注:
InstallAnywhere コンソールから UCMDB サーバをインストールすることはサポートされていません。
UCMDB 9.05 をアンインストールしておらず,UCMDB 10.20 を 9.05 がインストールされている別のマシンにインストールする場合,9.05 インスタンスを停止してからバージョン 10.20 をインストールする必要があります(/opt/hp/UCMDB/UCMDBServer/bin/server.sh stop)。
前提条件 : Linux マシンに次の設定のいずれか 1 つを適用します。
オプション 1 :
/etc/security/limits.conf ファイルの終了時,次を追加します。
* soft nofile 20480
* hard nofile 20480
オプション 2 :
/etc/profile を次のように変更します(端末経由)。
変更前のライン : ulimit -S -c 0 > /dev/null 2>&1
変更後のライン : ulimit -n 200000 >/dev/null 2>&1
注: これらのファイルを修正する権限が必要な場合があります。変更を有効にするには,Linux マシンの再起動が必要になることがあります。
HP Universal CMDB の Linux へのインストールはイラストに基づいて行います。インストーラを実行する前に,DISPLAY 環境変数を設定して X Windows サーバの実行インスタンスを指定します。
ドライブに HPUCMDB10.20Linux DVD を挿入し,そのドライブから UCMDB をインストールします。ネットワーク・ドライブからインストールする場合は,そのドライブに接続します。
次の実行可能ファイルを実行します : sh <DVD ルート・ディレクトリ>/HPUCMDB_Server_10.20.bin
UCMDB のインストールが開きます。ロケール言語を選択し,[OK]をクリックします。
[概要]ページが開きます。[次へ]をクリックします。
[ライセンス契約]ページが開きます。エンド・ユーザ・ライセンス契約の条件を承認して[次へ]をクリックします。
[インストール フォルダの選択]ページが開きます。
標準設定のパス /opt/hp/UCMDB/UCMDBServer/ を承認するか,[選択]をクリックして別のインストール・フォルダを選択します。インストール・パスには英字以外の文字やスペースを含めてはいけません。
注: 標準設定のインストール先フォルダを再度表示するには,[デフォルトのフォルダに戻す]をクリックします。
[次へ]をクリックします。
[インストール タイプを選択]ページが開きます。[新規インストール]を選択し,[次へ]をクリックします。
[ローカル PostgreSQL DB をインストール]ページが開きます。
インストーラがローカル PostgreSQL データベースをインストールするようにするには,[はい]を選択します。
[次へ]をクリックします。
[いいえ]を選択し,[次へ]をクリックします。
前の手順で[はい]を選択した場合,ローカル PostgreSQL データベースのポートと資格情報を指定する必要があります。
表示された[ローカル データベース ポートの設定]ページで,ローカル PostgreSQL データベースの通信で使用するポートの番号を入力し,[次へ]をクリックします。
表示された[ローカル データベース アカウントの設定]ページで,ローカル PostgreSQL データベースのユーザ名とパスワードを入力します。確認用にパスワードを再度入力して,[次へ]をクリックします。
標準設定のシステム・アカウントに使用されるパスワードを指定します。
注:
パスワード設定の手順が失敗すると,標準設定のパスワードが自動的に再割り当てされます。
ユーザ | 標準設定のパスワード |
---|---|
admin | admin |
UISysadmin | UISysadmin |
sysadmin | sysadmin |
[インストール前サマリ]ページが開き,選択したインストール・オプションが表示されます。
選択内容に間違いがなければ,[インストール]をクリックします。インストールが現在実行中であることを示すメッセージが表示されます。
インストールが完了すると,HP Universal CMDB サーバの設定メッセージが表示されます。
[はい]をクリックして設定を続行します。
注: データベースまたはスキーマは後でセットアップすることもできます。この場合,/opt/hp/UCMDB/UCMDBServer/bin にある configure.sh スクリプトを実行します。
[いいえ]をクリックします。アップグレード・ツールの実行時に,データベースの詳細を入力します。
インストール・ウィザードの最終ページの[完了]をクリックしてインストールを完了します。
注: この手順は,key.bin をカスタマイズした場合のみ必要です。
C:\hp\UCMDB\UCMDBServer\conf\discovery\key.bin ファイルを,先に保存したファイルと置換します。
/opt/hp/UCMDB/UCMDBServer/conf/discovery/key.bin ファイルを,以前に保存したファイルと置換します。
次のアップグレード・ファイルを起動します。
C:\hp\UCMDB\UCMDBServer\tools\upgrade.bat
次のアップグレード・ファイルを起動します。upgrade.sh
[アップグレードの準備中]ページが開きます。[次へ]をクリックします。
[CMDB スキーマの設定]ページが開きます。データベース・タイプを選択して,[CMDB スキーマ]の接続パラメータに入力します。スキーマ名は,以前にレプリケートされた UCMDB 9.05 CMDB スキーマの名前と一致している必要があります。[次へ]をクリックします。
[履歴スキーマの設定]ページが開きます。データベース・タイプを選択して,[履歴スキーマ]の接続パラメータに入力します。スキーマ名は,以前にレプリケートされた UCMDB 9.05 履歴スキーマの名前と一致している必要があります。[次へ]をクリックします。
[詳細設定]ページが開きます。
マルチ・テナンシーの有効化。UCMDB がマルチテナンシー環境で機能するようセットアップしている場合はこのオプションを選択します。
注: インストール後,テナンシー環境(シングルテナンシー対マルチテナンンシー)を変更することはできません。
検索の有効化。このオプションを選択して,UCMDB のデータ・インデックス機能を有効にして,効率的な検索機能を実現します。
注: 次のいずれかを使用する場合はこのオプションを選択します。
履歴 : 履歴アップグレーダ :
履歴スキーマのデータ量に応じて,CMDB スキーマへのデータのコピー操作に長い時間がかかる場合があり,アップグレード・パフォーマンスが大幅に低下する場合があります。
アップグレードした CMDB スキーマに履歴データをコピーする必要がない場合は,[履歴データのアップグレードの省略]を選択します。
注: このオプションを選択すると,アップグレーダによって CMDB スキーマがアップグレードされますが,アップグレードしたスキーマに履歴スキーマからのデータがコピーされません。
注意: アップグレード処理の最後に,履歴スキーマが削除され,そのデータが取得できなくなります。
[次へ]をクリックします。
[アップグレードを実行]ページにアップグレードの手順が表示されます。[実行]をクリックして,アップグレードを開始します。
アップグレーダは次のいずれかの形式で表示できます。
各アップグレーダは,実行中または実行を完了した後に,次のアイコンの 1 つを表示します。
注: アップグレードの実行中に,次の警告メッセージが表示されることがあります。
Failed to find key in secured_storage to decrypt DSD
この警告は無視できます。
[アップグレードを実行]画面に,各手順の進捗が示されます。
注:
特定の手順をやり直すには,[手順]表示枠で手順を右クリックし,[選択項目を実行]を選択します。ただし,成功したアップグレード手順のやり直しは,トラブルシューティングの目的でのみ実行する必要があります。
アップグレードの実行中に,アップグレード情報が c:\hp\UCMDB\UCMDBServer\runtime-upgrade\log/opt/hp/UCMDB/UCMDBServer/runtime-upgrade/log フォルダ下の次のファイルにログとして記録されます。
ログ | 詳細 |
---|---|
cmdb.classmodel.log | クラス・モデル内のどのエンティティがロードに失敗したかが,このログ内の失敗で示される場合があります。 |
error.log | このファイルはアップグレードに固有のものではなく,ほかのすべてのログ(ブロックの指定がない限り)から送信されたすべてのエラーや警告が含まれています。これは,アップグレードの成功のマップまたは一般概要として使用できます。 |
mam.packaging.log | このログは基本パッケージの再デプロイ手順にのみ関係するもので,デプロイの手順情報がすべて含まれています。 |
security.authorization.management.log | ロール作成(正確な権限付き),ユーザ作成,ユーザ・ロール割り当てなどの認証モデルに対するすべての変更を記録します。 |
upgrade.short.log | これは,アップグレード手順のメイン・ログ・ファイルです。このファイル内の行はすべて upgrade.detailed.log にも表示されています。このファイルは,より詳細なファイルの目次,または,概要もしくはトラブルシューティング・ログとして使用します。通常,このファイルのサイズは 5 MB 未満です。 |
UCMDB 10.xx サーバを停止します。
注:
スタンドアロン環境 :UCMDB Integration Service が実行中の場合は,そのサービスを停止します。
UCMDB 実行ファイルを見つけます : HPUCMDB_Server_10.20.exe をダブルクリックして,スプラッシュ画面を開きます。
注: デジタル署名が有効でないというメッセージが表示されたら,UCMDB をインストールしてはなりません。この場合,HP ソフトウェア・サポートに問い合わせてください。
UCMDB 実行ファイルを見つけます : HPUCMDB_Server_10.20.bin,次の実行可能ファイルを実行します :
sh <インストール・ファイルへのパス>/HPUCMDB_Server_10.20.bin
ロケール言語を選択し,[OK]をクリックします。
[概要]ページが開きます。[次へ]をクリックします。
[ライセンス契約]ページが開きます。エンド・ユーザ・ライセンス契約の条件を承認して[次へ]をクリックします。
[インストール フォルダの選択]ページで,既存の UCMDB 10.xx インストール・フォルダを選択します。
インストーラの[インストール タイプの選択]ページで,[10.xx から更新] を選択し,[次へ]をクリックします。
[サマリ]ページで,[インストール]をクリックしてインストールを開始します。
注: 10.xx から 10.20 にアップグレードする場合,システムが 10.xx インストールからスキーマを使用するため,サーバの設定ウィザードを実行する必要はありません。
SSL 証明書を UCMDB 10.xx でインポートした場合は,次から証明書を抽出します
C:\hp\UCMDB\UCMDBServer\old
/opt/hp/UCMDB/UCMDBServer/old
抽出した証明書を次にインポートします
C:\hp\UCMDB\UCMDBServer\bin\jre\lib\security\cacert
/opt/hp/UCMDB/UCMDBServer/bin/jre/lib/security/cacert
詳細については,『HP Universal CMDB and Configuration Manager Hardening Guide』の「クライアント SDK での SSL の有効化」を記載している項を参照してください。
スタンドアロン環境 : 上記の統合サービスを停止した場合,統合サービスのデータをクリアする必要があります。
C:\hp\UCMDB\UCMDBServer\integrations\tools で,clearProbeData.bat を実行します
重要 :
注: この手順は,新しいマシンで10.20 にアップグレードし,以前のデプロイメントで key.bin をカスタマイズしていた場合にのみ関連します。
UCMDB サーバを開始する前に,アップグレード手順の開始前にバックアップした暗号鍵(key.bin)を新規マシンの次のフォルダにコピーする必要があります。
C:\hp\UCMDB\UCMDBServer\root\lib\server\discovery\
/opt/hp/UCMDB/UCMDBServer/root/lib/server/discovery/
現在の UCMDB バージョンの上に UCMDB パッチをインストールした場合,システムに取り残されたすべての Probe パッチアーカイブ(.zip)ファイルを削除する必要があります。:
注:
C:\hp\UCMDB\UCMDBServer\runtime\probe_upgrade/opt/hp/UCMDB/UCMDBServer/runtime/probe_upgrade フォルダで,probe-patch 接頭辞を持つすべての .zip ファイルを削除します。
UCMDB 10.10 サーバを起動して,アップグレードを完了します。
注: サーバが起動するのに数時間かかることがあります。進行状況を,(..\UCMDBServer\runtime\logフォルダにある)次のログ・ファイルで追跡できます。
スタンドアロン環境 : Integration Service を停止した場合は,再び開始します。
高可用性環境 :
高可用性環境をアップグレードする場合,またはアップグレードされた環境が高可用性環境になる場合は,次の手順を実行します。
UCMDB 10.20 を,UCMDB サーバ・クラスタに含まれる各マシンにインストールします。
注: UCMDB 10.20 では,高可用性環境内のすべての UCMDB サーバがアクティブ状態で,サーバの障害発生時にも高可用性を提供します。
アップグレード後,次の手順が必要な場合があります。
UCMDB Browser :UCMDB 10.20 へのアップグレード時に,UCMDB Browser 4.00 が自動的にインストールされます。新しいバージョンの UCMDB Browser を使用して作業している場合,手動で更新する必要があります。
リバース・プロキシ : アップグレード後のシステムを以前のバージョンと同じマシンで実行しない場合,アップグレード後にリバース・プロキシを再設定する必要があります。設定の詳細については,『HP Universal CMDB and Configuration Manager Hardening Guide』の「リバース・プロキシの使用」を参照してください。
SSL。
SSL 設定を再設定します。設定の詳細については,『HP Universal CMDB and Configuration Manager Hardening Guide』の「Secure Sockets Layer(SSL)通信の有効化」を参照してください。
SSL がソース・システムでアクティブ化された場合,アップグレード前にバックアップした \conf\security フォルダを復元します。
LW-SSO :LW-SSO を構成します。詳細については,『HP Universal CMDB and Configuration Manager Hardening Guide』の「Lightweight シングル・サインオン(LW‑SSO)認証」および「HP Universal CMDB への LW-SSO によるログインを有効化」を参照してください。
JMX コンソール :Java JMX Access の強化を設定した場合,アップグレード前に保存したファイルを C:\hp\UCMDB\UCMDBServer\bin\jre\lib\management\jmxremote.password/opt/hp/UCMDB/UCMDBServer/bin/jre/lib/management/jmxremote.password にコピーして,そのファイルの権限を次のことが可能になるように編集します。
ファイルの所有者が UCMDB サービスを実行するユーザと同一である
所有者のみがファイルを表示する権限を持つ(注記 :このファイルは,JMX プロトコル・パスワードをクリア・テキストで保有しています)
詳細については,『HP Universal CMDB and Configuration Manager Hardening Guide』の「Java JMX Access の強化」を参照してください。
インテグレーション(フェデレーション)アダプタの変更をやり直します。 すべてのアダプタが,新しい Universal Data Model モデルと互換性がある必要があります。既存の定義済みアダプタに変更を加えた場合,バージョン 10.20 のアダプタ・ファイルにも同じ変更を加える必要があります。以前のバージョンからファイルをコピーしてバージョン 10.20 のファイルを上書きしないようにしてください。
ディスカバリ・ウィザードをディスカバリ・アクティビティに変換します。 Universal Discovery では,ディスカバリ・ウィザードはサポートされていません。代わりに Universal Discovery は,ディスカバリ・アクティビティと呼ばれる同様のリソースを使用します。リソース名は同じ(discoveryWizard)で,DiscoveryActivities と呼ばれるパッケージの下の[アダプタ管理]に位置しています。アップグレード後に XML を新しいアクティビティの XML スキーマに調整することで変換できます。
代わりにパッケージ・マネージャを使用して,リソースを削除するか,またはパッケージを完全にアンデプロイします。
エイジングの有効化。 アップグレード時,エイジングは無効化されています。これは,プローブがデータを収集していないとき(アップグレード・プロセスの実行の間やディスカバリがすべての CI のレポートを開始するまで)に CI が削除されないようにするためです。
エイジングを再度有効化することが非常に重要です。しかし,エイジングを再有効化する前に,システムが安定するまで待機することをお勧めします。システムが安定していることを確認するには,削除の対象としてマークされているすべての CI のディスカバリを実行し,監視します。詳細については,『『HP Universal CMDB データ・フロー管理ガイド』』の「Universal Discovery」を参照してください。
[管理] > [CI ライフサイクル]モジュールからエイジングを再有効化し,サーバを再起動します。エイジングの詳細については,『『HP Universal CMDB 管理ガイド』』の「CI ライフサイクルとエイジング・メカニズム」を参照してください。
すべてのアップグレーダのステップを最初から再実行するためにアップグレード・ツールを再実行する場合は,まず次を実行する必要があります。
注: 本項は,アップグレードされた環境が高可用性環境になる場合にのみ関連します。
高可用性環境の典型的な構成は,2 つ以上の UCMDB サーバが同じデータベース・サーバに接続されている状態です。サーバはロード・バランサの背後で動作するよう設定されていて,これはすなわちロード・バランサが UCMDB サーバに対するエントリ・ポイントとして機能していることになります。すべての UCMDB サーバは常時アクティブで,読み書き両方の要求に対処できます。要求はロード・バランサによってクラスタ内の UCMDB サーバに分配されます。読み取り要求が UCMDB サーバ(リーダー)すべてで共有されるのに対し,ただ 1 つの UCMDB サーバ(ライタ)が一度に複数の書き込み要求に対処します。リーダーによって受信された書き込み要求は,すべてライターに渡されます。また,ライタが使用不可の状態になった場合,どの UCMDB サーバでもライタの役割を引き継ぐことが可能です。
高可用性向けに使用されるロード・バランサは,cookie を挿入する機能を持ち,健全性の状況のチェック("keepalive")を行える必要があります。
以下で定義された手順は,ロード・バランサ F5 BIG-IP バージョン 10.x 上で認定されています。(F5 BIG-IP バージョン 11.x もサポートされています。)
他のロード・バランサを使用している場合,ロード・バランサの設定方法について広範な知識を持つネットワーク管理者によって設定される必要があります。また,同様の原則も適用される必要があります。
下記のセットアップ手順では,1 つ以上の UCMDB サーバのインストールおよび設定が済んでいることを想定しています。
高可用性環境をセットアップするには
UCMDB 10.xx から UCMDB 10.20 へのアップグレード後に,高可用性環境をセットアップするには,次の手順を実行します。
1 つまたは複数の追加の UCMDB サーバをインストールして,UCMDB サーバ・クラスタを作成します。
1 つ目の UCMDB サーバのインストールと同様に UCMDB サーバをインストールします。[サーバ構成]ウィザードを実行して,追加の UCMDB サーバにデータベースを設定するときは,[既存のスキーマへの接続]を選択し,作成したスキーマの詳細を,最初の UCMDB サーバに提示します。
UCMDB サーバのインストールの詳細については,「UCMDB サーバのインストール - インストール」 を参照してください。
注:
すべての UCMDB サーバに使用するマシンは,同様のハードウェア(および同じメモリ容量)を搭載し,同じオペレーティング・システムを実行している必要があります。
クラスタの UCMDB サーバは,HTTP,HTTPS などと同じポートで動作する必要があります。2 台の UCMDB サーバを異なるポートで動作するように設定することはできません。
IPv6 のみの環境で作業している場合,UCMDB サーバ・マシンが IPv6 用に設定されていることを確認します。
wrapper.conf ファイルで,次の行を特定します。
wrapper.java.additional.<#>=-Djava.net.preferIPv4Stack=true
サーバの起動の完了
1 つめの UCMDB サーバが起動していない場合は,プロセスを開始します。起動プロセスが完了するまで待機します。
他の UCMDB サーバを開始します。
ロード・バランサの設定
ロード・バランサは,クラスタ内の UCMDB サーバに送られた負荷を分散するために,使用されます。ロード・バランサを次のように設定します。
VIP アドレスを設定します。ロード・バランサの場合 :
クラスタ VIP アドレスを設定し,UCMDB サーバ・クラスタ全体に要求を送信します。
要求をライタのみに送信するようライタ VIP アドレスを設定します(Universal Discovery の場合のみ)。
注: 定義した VIP アドレスのメモを保持します。
UCMDB サーバおよび Data Flow Probe との間の通信設定を定義する際は,UCMDB サーバ名を要求されたら,必ずライタ VIP アドレスを使用します。
UCMDB サーバおよび他のアプリケーションとの間の通信設定を定義する際,UCMDB サーバ名を要求されたら,必ずクラスタ VIP アドレスを使用します。
クラスタ内のすべての UCMDB サーバを表しているバックエンド・サーバの 2 つの同じプールを設定します。この 2 つのプールは別々の状況モニタによって監視されます。1 つのプールには,ライタ・サーバだけ(Universal Discovery に対してのみ)に向けられた要求が送られ,もう 1 つのプールには,クラスタ内のどのサーバによっても処理可能な要求が送られます。
状況モニタ(keepalive アドレス)を設定します。状況モニタは,各 UCMDB サーバの keepalive ページをチェックします。
クラスタ VIP アドレスの次の URL を設定します。
/ping/
ライタ VIP アドレスの次の URL を設定します。
/ping/?restrictToWriter=true
これらの両方の URL から可能性がある応答は,HTTP 応答コード 200 OK または 503 サービス利用不可 をそれぞれ伴う,Up または Down になります。
期待される応答は,Up になります。
状況モニタを,上記で設定した UCMDB サーバ・プールそれぞれに接続します。
ロード・バランサで「session stickiness」を設定します。
UCMDB クライアントに送り返された応答に対して cookie を挿入するようロード・バランサを設定します。
Insert メソッドを使用して,タイプ cookie の永続性プロファイルを各 VIP アドレスに追加します。
注: ロード・バランサが送信する cookie によって維持力を保つ方法がわかっている限り,cookie の名前と値は重要ではありません。
重要 : F5 BIG-IP バージョン 10.x は,サーバへの接続ごとの最初の要求のみに,セッションの cookie を追加するため,次を行う必要があります。
UCMDB にログインします。
[管理] > [インフラストラクチャ設定]に移動し,[SDK クライアントの接続を強制クローズ]を true に変更します。
この設定が true になると,UCMDB SDK クライアントは[Connection:close]ヘッダを各認証要求に追加し,クラス・ダウンロード要求をサーバに送信します。このように,負荷バランサがこれは接続での最初のリクエストであると考えて,高騰にセッション・クッキーを追加します。
注: これは,F5 BIG-IP バージョン 10.x のように,サーバへの接続ごとの最初の要求のみにセッションの cookie を追加するロード・バランサに関係することです。
使用しているロード・バランサがセッション cookie を各応答に追加する場合,[SDK クライアントの接続を強制クローズ]は,false(現状で標準設定)に設定されることになります。この場合に true に設定すると,システム・パフォーマンスの低下につながります。
VIP がセキュア接続を受け入れるよう設定されていて,ロード・バランサが HTTP を通して要求を UCMDB サーバに転送する場合,リダイレクトのリライトを設定する必要があります。F5 UI で,次のオプションを有効にしてすべてのリダイレクトをリライトするよう,VIP に関連付けられた HTTP プロファイルを設定します。[Redirect Rewrite] [All] を選択します。
Data Flow Probe の設定
Data Flow Probe をインストールする際は,HP Universal CMDB サーバ名の定義時にはロード・バランサのライタ仮想 IP アドレスを使用します。
Data Flow Probe をすでにインストールしてある場合は,次を行います。
プローブを停止します。
/opt/hp/UCMDB/DataFlowProbe/conf/DataFlowProbe.propertiesc:\hp\UCMDB\DataFlowProbe\conf\DataFlowProbe.properties ファイルで,serverName 属性をライタ VIP アドレスへのポイントに変更します。
Probe を再起動します。
注: 本項は,アップグレードされた環境が高可用性環境になる場合にのみ関連します。
高可用性環境の典型的な構成は,2 つ以上の UCMDB サーバが同じデータベース・サーバに接続されている状態です。サーバはロード・バランサの背後で動作するよう設定されていて,これはすなわちロード・バランサが UCMDB サーバに対するエントリ・ポイントとして機能していることになります。すべての UCMDB サーバは常時アクティブで,読み書き両方の要求に対処できます。要求はロード・バランサによってクラスタ内の UCMDB サーバに分配されます。読み取り要求が UCMDB サーバ(リーダー)すべてで共有されるのに対し,ただ 1 つの UCMDB サーバ(ライタ)が一度に複数の書き込み要求に対処します。リーダーによって受信された書き込み要求は,すべてライターに渡されます。また,ライタが使用不可の状態になった場合,どの UCMDB サーバでもライタの役割を引き継ぐことが可能です。
高可用性向けに使用されるロード・バランサは,cookie を挿入する機能を持ち,健全性の状況のチェック("keepalive")を行える必要があります。
以下で定義された手順は,ロード・バランサ F5 BIG-IP バージョン 10.x 上で認定されています。(F5 BIG-IP バージョン 11.x もサポートされています。)
他のロード・バランサを使用している場合,ロード・バランサの設定方法について広範な知識を持つネットワーク管理者によって設定される必要があります。また,同様の原則も適用される必要があります。
下記のセットアップ手順では,1 つ以上の UCMDB サーバのインストールおよび設定が済んでいることを想定しています。
高可用性環境をセットアップするには
UCMDB 10.xx から UCMDB 10.20 へのアップグレード後に,高可用性環境をセットアップするには,次の手順を実行します。
1 つまたは複数の追加の UCMDB サーバをインストールして,UCMDB サーバ・クラスタを作成します。
1 つ目の UCMDB サーバのインストールと同様に UCMDB サーバをインストールします。[サーバ構成]ウィザードを実行して,追加の UCMDB サーバにデータベースを設定するときは,[既存のスキーマへの接続]を選択し,作成したスキーマの詳細を,最初の UCMDB サーバに提示します。
UCMDB サーバのインストールの詳細については,「UCMDB サーバのインストール - インストール」 を参照してください。
注:
すべての UCMDB サーバに使用するマシンは,同様のハードウェア(および同じメモリ容量)を搭載し,同じオペレーティング・システムを実行している必要があります。
クラスタの UCMDB サーバは,HTTP,HTTPS などと同じポートで動作する必要があります。2 台の UCMDB サーバを異なるポートで動作するように設定することはできません。
IPv6 のみの環境で作業している場合,UCMDB サーバ・マシンが IPv6 用に設定されていることを確認します。
wrapper.conf ファイルで,次の行を特定します。
wrapper.java.additional.<#>=-Djava.net.preferIPv4Stack=true
サーバの起動の完了
1 つめの UCMDB サーバが起動していない場合は,プロセスを開始します。起動プロセスが完了するまで待機します。
他の UCMDB サーバを開始します。
ロード・バランサの設定
ロード・バランサは,クラスタ内の UCMDB サーバに送られた負荷を分散するために,使用されます。ロード・バランサを次のように設定します。
VIP アドレスを設定します。ロード・バランサの場合 :
クラスタ VIP アドレスを設定し,UCMDB サーバ・クラスタ全体に要求を送信します。
要求をライタのみに送信するようライタ VIP アドレスを設定します(Universal Discovery の場合のみ)。
注: 定義した VIP アドレスのメモを保持します。
UCMDB サーバおよび Data Flow Probe との間の通信設定を定義する際は,UCMDB サーバ名を要求されたら,必ずライタ VIP アドレスを使用します。
UCMDB サーバおよび他のアプリケーションとの間の通信設定を定義する際,UCMDB サーバ名を要求されたら,必ずクラスタ VIP アドレスを使用します。
クラスタ内のすべての UCMDB サーバを表しているバックエンド・サーバの 2 つの同じプールを設定します。この 2 つのプールは別々の状況モニタによって監視されます。1 つのプールには,ライタ・サーバだけ(Universal Discovery に対してのみ)に向けられた要求が送られ,もう 1 つのプールには,クラスタ内のどのサーバによっても処理可能な要求が送られます。
状況モニタ(keepalive アドレス)を設定します。状況モニタは,各 UCMDB サーバの keepalive ページをチェックします。
クラスタ VIP アドレスの次の URL を設定します。
/ping/
ライタ VIP アドレスの次の URL を設定します。
/ping/?restrictToWriter=true
これらの両方の URL から可能性がある応答は,HTTP 応答コード 200 OK または 503 サービス利用不可 をそれぞれ伴う,Up または Down になります。
期待される応答は,Up になります。
状況モニタを,上記で設定した UCMDB サーバ・プールそれぞれに接続します。
ロード・バランサで「session stickiness」を設定します。
UCMDB クライアントに送り返された応答に対して cookie を挿入するようロード・バランサを設定します。
Insert メソッドを使用して,タイプ cookie の永続性プロファイルを各 VIP アドレスに追加します。
注: ロード・バランサが送信する cookie によって維持力を保つ方法がわかっている限り,cookie の名前と値は重要ではありません。
重要 : F5 BIG-IP バージョン 10.x は,サーバへの接続ごとの最初の要求のみに,セッションの cookie を追加するため,次を行う必要があります。
UCMDB にログインします。
[管理] > [インフラストラクチャ設定]に移動し,[SDK クライアントの接続を強制クローズ]を true に変更します。
この設定が true になると,UCMDB SDK クライアントは[Connection:close]ヘッダを各認証要求に追加し,クラス・ダウンロード要求をサーバに送信します。このように,負荷バランサがこれは接続での最初のリクエストであると考えて,高騰にセッション・クッキーを追加します。
注: これは,F5 BIG-IP バージョン 10.x のように,サーバへの接続ごとの最初の要求のみにセッションの cookie を追加するロード・バランサに関係することです。
使用しているロード・バランサがセッション cookie を各応答に追加する場合,[SDK クライアントの接続を強制クローズ]は,false(現状で標準設定)に設定されることになります。この場合に true に設定すると,システム・パフォーマンスの低下につながります。
VIP がセキュア接続を受け入れるよう設定されていて,ロード・バランサが HTTP を通して要求を UCMDB サーバに転送する場合,リダイレクトのリライトを設定する必要があります。F5 UI で,次のオプションを有効にしてすべてのリダイレクトをリライトするよう,VIP に関連付けられた HTTP プロファイルを設定します。[Redirect Rewrite] [All] を選択します。
Data Flow Probe の設定
Data Flow Probe をインストールする際は,HP Universal CMDB サーバ名の定義時にはロード・バランサのライタ仮想 IP アドレスを使用します。
Data Flow Probe をすでにインストールしてある場合は,次を行います。
プローブを停止します。
/opt/hp/UCMDB/DataFlowProbe/conf/DataFlowProbe.propertiesc:\hp\UCMDB\DataFlowProbe\conf\DataFlowProbe.properties ファイルで,serverName 属性をライタ VIP アドレスへのポイントに変更します。
Probe を再起動します。
Data Flow Probe をインストールする前に次の事項に注意してください。
HP UCMDB および Data Flow Probe は,会社のファイアウォール内にインストールして,インターネット経由でのデプロイはしないでください。
プローブのインストールは,HP Universal CMDB サーバのインストールの前でも後でも可能です。ただし,プローブのインストール時には UCMDB サーバ名を指定する必要があります。したがって,プローブをインストールする前に UCMDB サーバをインストールしておくことをお勧めします。
Data Flow Probe をインストールしているマシン上のネットワーク・アダプタが,必要な IP インタフェース(IPv4/IPv6)で確実に設定されているようにします。
注: Windows コントロール・パネルから,これらの設定を行います。netsh interface install/uninstall <ip interface version> コマンドは使用しないでください。
高可用性環境 :ロード・バランサのライタ仮想 IP アドレスを利用可能にします。このアドレスは,Data Flow Probe のインストール・ウィザードで UCMDB サーバ名を定義するときに必要です。
インストールを開始する前に,十分なハード・ディスク容量があることを確認してください。詳細については,『HP Universal CMDB サポート・マトリックス』ドキュメントの,Data Flow Probe 要件のセクションを参照してください。
ライセンスの詳細については,『HP Universal CMDB ライセンス文書』を参照してください。
Data Flow Probe をインストールする前に,プローブをインストールするマシンで次のファイルを開き,"localhost" を含む行がすべてコメント・アウトされていることを確認します。
Data Flow Probe をアップグレードしている場合,アップグレード手順を開始する前に UCMDBServer\bin\jre\lib\security\cacert フォルダをバックアップしてアップグレードの実行後に復元することを強くお勧めします。これにより,手動でインポートした顧客の証明書を保持できます。
Windows 上の Data Flow Probe
Windows 2008 にプローブをインストールする前に,ユーザは,ファイル・システムに対する完全なコントロール権限を所有している必要があります。また,プローブのインストール後,プローブを実行しているユーザが,プローブがインストールされるシステムに対して完全な管理権限を持っていることを確認してください。
Linux 上の Data Flow Probe
Linux 上のプローブは,CMS 同期のインテグレーションでのみ使用できます。
Linux 上のプローブは,ディスカバリでは使用できません。
プローブをインストールするマシンで,PostgreSQL データベースのインスタンスを実行しないでください。PostgreSQL のインスタンスが存在する場合は,無効にしてください。
Data Flow Probe を Linux にインストールするには,Linux マシンに対するルート権限を持っている必要があります。
PostgreSQL ポート 5432 は空いている必要があります。
“postgres” というオペレーティング・システム・ユーザがある場合,そのユーザのパスワードはありません。このユーザは,リモート・マシンからログインする権限のない,ローカル・ユーザである可能性があります。
Data Flow Probe をインストールする前に,必ず関連するポートが開いていることを確認してください。
注: インストール時に,標準設定ポートが構成されます。インストール後にポート番号を変更する場合は,『HP Universal CMDB データ・フロー管理ガイド』のプローブのポートの変更について説明している項を参照してください。
Data Flow Probe マシンで,次のポートが Data Flow Probe プロセスによって使用されます。
ポート | 説明 |
---|---|
1977 | Data Flow Probe の Web アプリケーション・ポート。JMX コンソールと Web サービスで使用されます。 |
1978 | Data Flow Probe が別々のモードでインストールされている場合(Probe Manager と Probe Gateway が別々のプロセスで実行されている場合),このポートは Probe Manager プロセスによって Web アプリケーション・ポート(Manager の JMX コンソール)用に使用されます。 |
8453 | Data Flow Probe の安全が確保されている Web アプリケーション・ポート。HTTPS を介して受信およびオリジナル・ディレクトリを共有する場合に使用されます。 |
8454 | Data Flow Probe が別々のモードでインストールされており,Jetty HTTPS モードが有効になっている場合,このポートは受信およびオリジナル・ディレクトリを共有するために使用されます。 |
1741 | Gateway と Manager との間で RMI(Remote Method Invocation)を有効化するために Probe Gateway によって開かれるポートです。 |
1742 | Gateway と Manager との間で RMI(Remote Method Invocation)を有効化するために Probe Manager によって開かれるポートです。 |
80 | Universal Discovery エージェントの CallHome サービスで開かれるポート。 |
5432 | PostgreSQL データベースによって使われるポート。 |
1777 | Tanuki ラッパーによって使用されるポート。 |
2055 | Collect Network Data by Netflow ジョブがアクティブ化されているときに開かれるポート。nProbe ソフトウェアによってレポートされた netflow データの接続に使用します。 |
リモート・マシン上で,次のポートが Data Flow Probe プロセスによって使用されます。
ポート | 説明 |
---|---|
8080 | Data Flow Probe はこのポートを使用して,UCMDB サーバと通信します(通信の設定が HTTP に構成されている場合)。 |
8443 | Data Flow Probe はこのポートを使用して,UCMDB サーバと通信します(通信の設定が HTTPS に構成されている場合)。 |
22 | SSH ベースのディスカバリで使用されます。 |
23 | Telnet ベースのディスカバリで使用されます。 |
80 | HTTP,NNM,PowerShell,UDDI,VMware VIM ディスカバリで使用されます。 |
135,137,138,139 + DCOM ポート | WMI と NTCMD ディスカバリで使用されます。 |
161 | SNMP ディスカバリで使用されます。 |
389 | LDAP ディスカバリで使用されます。 |
1521, 1433, 6789, 2048 | SQL(データベース)ベースのディスカバリで使用されます。 |
2738, 7738 | Universal Discovery エージェントベースのディスカバリで使用されます。 |
443 | UDDI,PowerShell ディスカバリで使用されます。 |
280 | HP SIM ディスカバリで使用されます。 |
1099 | JBoss ディスカバリで使用されます。 |
5985, 5986 | PowerShell ディスカバリで使用されます。 注 : これらのポートは Microsoft Windows オペレーティング・システムの設定に依存します。 |
3200,3300-3303,33xx(xx は SAP サーバのインスタンス番号) | SAP ディスカバリで使用されます。 |
50004,50104,50204,50304,50404,5xx04(xx は SAP J2EE サーバのインスタンス番号) | SAP JMX ディスカバリで使用されます。 |
2320 | Siebel Gateway ディスカバリで使用されます。 |
7001, 7002 | WebLogic ディスカバリで使用されます。 |
8880 | WebSphere ディスカバリで使用されます。 |
50001 | HP SIM ディスカバリで使用されます(セキュア通信)。 |
次の手順では,Windows マシンに Data Flow Probe をインストールする方法を説明します。
注: Data Flow Probe をインストールする前に,上記の重要な注意事項および考慮事項を,必ず読んでおいてください。
UCMDB Data Flow Probe をインストールするには,次の手順を実行します。
ドライブに HPUCMDB10.20WIN DVD を挿入し,そのドライブから Probe をインストールします。ネットワーク・ドライブからインストールする場合は,そのドライブに接続します。
DVD のルート・フォルダで,HPUCMDB_DataFlowProbe_10.20.exe をダブルクリックします。
進行状況バーが表示されます。最初のプロセスが完了すると,スプラッシュ画面が開きます。ロケール言語を選択し,[OK]をクリックします。
[概要]ページが開きます。[次へ]をクリックします。
[ライセンス契約]ページが開きます。
エンド・ユーザ・ライセンス契約の条件を承認して[次へ]をクリックします。
[設定タイプ]ページが開きます。
[Full Data Flow Probe installation]を選択します。これにより,アプリケーションを Data Flow Probe に教えるために必要なインベントリ・ツール(Analysis Workbench,ビューア,SAI Editor,および MSI スキャナ)を含めて,すべてのコンポーネントとともに Data Flow Probe がインストールされます。
注: [インベントリ ツール]オプションは,インベントリ・ツールのみをインストールするために使用されます。アプリケーションの指導の詳細については,『『HP Universal CMDB データ・フロー管理ガイド』』を参照してください。
[次へ]をクリックします。
[インストール フォルダの選択]ページが開きます。
標準設定のインストール・フォルダ C:\hp\UCMDB\DataFlowProbe を承認するか,[選択]をクリックして別のインストール・フォルダを選択します。
注:
選択するインストール・フォルダは,空でなければなりません。
標準設定のインストール・フォルダを復元するには,別のフォルダを選択した後に[Restore Default Folder]フォルダをクリックします。
Data Flow Probe の[設定]ページが開き,Data Flow Probe のレポート先となるアプリケーション・サーバの詳細を設定できます。
[レポートするアプリケーション]で[HP Universal CMDB]を選択し,[アプリケーション サーバ アドレス]ボックスで Probe の接続先とする HP Universal CMDB サーバの名前または IP アドレスを入力します。
注: 高可用性環境では,ロード・バランサのライタ仮想 IP アドレスを使用します。
[Data Flow Probe address]ボックスに,現在 Probe をインストールしているマシンの IP アドレスまたは DNS 名を入力するか,標準設定をそのまま使用します。
注: Data Flow Probe マシンが複数の IP アドレスを持つ場合は,DNS 名ではなく個々の IP アドレスを入力します。
[次へ]をクリックします。
注: アプリケーション・サーバのアドレスを入力しない場合,または標準設定ポート(8080,8443,80)経由のアプリケーション・サーバへの TCP 接続が存在しない場合(この原因にはアプリケーション・サーバが完全に開始されていないことが考えられます),メッセージが表示されます。アドレスを入力せずに Probe のインストールを続行するか,前のページに戻ってアドレスを追加するかを選択できます。
次の Data Flow Probe の[設定]ページが開き,プローブに識別子を設定できます。
[Data Flow Probe Identifier]ボックスに,お使いの環境でプローブを識別するためのプローブ名を入力します。
注:
プローブ識別子には,大文字小文字の区別があり,デプロイメント内でプローブごとに一意にする必要があります。また,50 文字を超えてはなりません。
Probe を別のモードでインストールする場合,つまりプローブ・ゲートウェイとプローブ・マネージャ を別々のマシンにインストールする場合,プローブ・ゲートウェイとそのすべてのプローブ・マネージャに同じ名前を指定する必要があります。この名前は,
標準設定の UCMDB ドメインは,UCMDB のインフラストラクチャ設定モジュール内でも設定可能です。詳細については,『『HP Universal CMDB 管理ガイド』』を参照してください。
[次へ]をクリックします。
前手順で[標準設定の UCMDB ドメインを使用]ボックスをクリアした場合,HP UCMDB の[ドメインの構成]ページが開きます。
[Data Flow Probe domain]タイプ : プローブの実行対象とするドメインのタイプを選択します。
顧客 : デプロイメントに 1 つ以上の Probe をインストールする場合に選択します。
注: 新規インストールにはこのオプションを必ず使用します。
外部 :アップグレードされた 6.x システムに,このオプションを選択します。
Data Flow Probe ドメイン :
注: 外部ドメインの場合,この値は,前手順で定義した Data Flow Probe の識別子と同一にする必要があります。
[次へ]をクリックします。
HP UCMDB Data Flow Probe の[作業モード]ページが開きます。
Probe Gateway と Probe Manager は,1 つの Java プロセスとしても別々のプロセスとしても実行できます。
注: プローブは,IPv4 環境および IPv4/IPv6 環境においては別々のモードで設定できますが,ピュア IPv6 環境では異なります。
Probe Gateway と Probe Manager を 1 つのプロセスとして実行するには,[いいえ]をクリックします。
[はい]をクリックすると,Probe Gateway と Probe Manager を 2 つのプロセスとして別々のマシンで実行します。
注: Probe Gateway および Probe Manager を 2 つのプロセスとして実行するときは,次を確認します。
少なくとも 1 つの Probe Gateway コンポーネントがインストールされている必要があります。Probe Gateway は,UCMDB サーバに接続されています。サーバからタスクを受け取り,コレクタ(Probe Manager)と通信します。
複数の Probe Manager をインストールできます。Probe Manager はジョブを実行して,ネットワークから情報を収集します。
Probe Gateway には,関連付けられているProbe Manager のリストを含める必要があります。
Probe Manager は,関連付けられている Probe Gateway を認識している必要があります。
[次へ]をクリックします。
HP UCMDB Data Flow Probe の[メモリ サイズ]ページが開きます。
Probe に割り当てる最小および最大メモリ・サイズを,メガバイト単位で定義します。
注: 後で最大ヒープ・サイズを変更する方法の詳細については,『『HP Universal CMDB データ・フロー管理ガイド』』を参照してください。
[次へ]をクリックします。
[PostgreSQL アカウント構成]ページが開きます。
PostgreSQL の Data Flow Probe アカウントは,PostgreSQL データベースと接続する際に,Data Flow Probe によって使用されます。このアカウントは,PostgreSQL のルート・アカウントと比較して権限が小さくなっています。暗号化されたパスワードは DataFlowProbe.properties 設定ファイルに保存されます。
PostgreSQL の Data Flow Probe アカウントのパスワードを入力し,確認のため,もう一度入力します。
注: このパスワードを変更するには,DataFlowProbe.properties ファイルを更新する必要があります。
[次へ]をクリックします。
次の[PostgreSQL アカウント構成]ページが開きます。ここでは,PostgreSQL のルート・アカウントを設定します。PostgreSQL ルート・アカウントは,PostgreSQL データベースを管理するために使用されるアカウントです。設定されると,プローブのインストールでスクリプト実行中にこのアカウントの提示が必要になる場合があります。
PostgreSQL の Data Flow Probe アカウントのパスワードを入力し,確認のため,もう一度入力します。
注: ルート・アカウントを変更しても,プローブの動作には影響しません。
[次へ]をクリックします。
[スキャン ファイルのアップロードのためのアカウント構成]ページが開きます。これは手動スキャナ・デプロイメント・モードで使用されます。このモードでは,HTTP または HTTPS を使用して,スキャン・ファイルを直接 Data Flow Probe 上の XML Enricher の受信ディレクトリにアップロード可能になります。
このアカウントのユーザ名とパスワードを入力し,確認のため,パスワードをもう一度入力します。標準設定のユーザ名は UploadScanFile です。
[次へ]をクリックします。
[インストール前サマリ]ページが開きます。
選択した内容を確認し,[インストール]をクリックしてプローブのインストールを完了します。
インストールが完了すると,[インストール完了]ページが開きます。
注:
インストール中に発生したエラーは次に示すファイルに記載されます。
C:\hp\UCMDB\DataFlowProbe\HP_UCMDB_Data_Flow_Probe_InstallLog.log
インストール中に発生したデータベース関連のエラーはすべて次のログ・ファイルに記載されます。
C:\hp\UCMDB\DataFlowProbe\runtime\log\postgresql.log
[完了]をクリックします。
注:
Windows 2008 のマシンにプローブをインストールした場合は,
C:\hp\UCMDB\DataFlowProbe\bin フォルダで wrapper.exe を探します。
[wrapper.exe]を右クリックし,[プロパティ]を選択する。
[互換性]タブで :
[Compatibility mode]を選択します。
[Run this program in compatibility for:Windows XP (Service Pack 2)]を選択します。
[Run this program as administrator]を選択します。
プローブのインストール後は,PostgreSQL テーブル・データを保存するために使用されるメイン・ディレクトリでのウイルス・スキャンを無効にするようお勧めします。標準設定のディレクトリは,C:\hp\UCMDB\DataFlowProbe\pgsql\data です。
key.bin ファイルをカスタマイズした場合は,前に保存している key.bin を C:\hp\UCMDB\DataFlowProbe\conf\security にコピーします。
プローブの起動 : [スタート]>[All Programs]>[HP UCMDB]>[Start Data Flow Probe]を選択します。
コンソールからプローブを開始するには,コマンド・プロンプトで次のスクリプトを実行します。C:\hp\UCMDB\DataFlowProbe\bin\gateway.bat console
注:
プローブがアプリケーション・サーバに接続できるようにするために,アプリケーション・サーバは完全に開始している必要があります。
プローブは
次の手順では,Linux プラットフォームに Data Flow Probe をインストールする方法を説明します。
注: Data Flow Probe をインストールする前に,上記の重要な注意事項および考慮事項を,必ず読んでおいてください。
UCMDB Data Flow Probe をインストールするには,次の手順を実行します。
インストール・ウィザードを実行するには,次のコマンドを実行します。
sh <path to the installer>/HPUCMDB_DataFlowProbe_10.20Linux.bin
次のコマンドが実行されます。
Preparing to install...
Extracting the JRE from the installer archive...
Unpacking the JRE...
Extracting the installation resources from the installer archive...
Configuring the installer for this system's environment...
Launching installer...
[概要]ページが開きます。[次へ]をクリックします。
[ライセンス契約]ページが開きます。
エンド・ユーザ・ライセンス契約の条件を承認して[次へ]をクリックします。
[インストール フォルダの選択]ページが開きます。
標準設定のインストール・フォルダ opt/hp/UCMDB/DataFlowProbe を承認するか,[選択]をクリックして別のインストール・フォルダを選択します。
注:
[次へ]をクリックします。
Data Flow Probe の[設定]ページが開き,Data Flow Probe のレポート先となるアプリケーション・サーバの詳細を設定できます。
[レポートするアプリケーション]で[HP Universal CMDB]を選択し,[アプリケーション サーバ アドレス]ボックスで Probe の接続先とする HP Universal CMDB サーバの名前または IP アドレスを入力します。
注: 高可用性環境では,ロード・バランサのライタ仮想 IP アドレスを使用します。
[Data Flow Probe address]ボックスに,現在 Probe をインストールしているマシンの IP アドレスまたは DNS 名を入力するか,標準設定をそのまま使用します。
注: Data Flow Probe マシンが複数の IP アドレスを持つ場合は,DNS 名ではなく個々の IP アドレスを入力します。
[次へ]をクリックします。
注: アプリケーション・サーバのアドレスを入力しない場合,または標準設定ポート(8080,8443,80)経由のアプリケーション・サーバへの TCP 接続が存在しない場合(この原因にはアプリケーション・サーバが完全に開始されていないことが考えられます),メッセージが表示されます。アドレスを入力せずに Probe のインストールを続行するか,前のページに戻ってアドレスを追加するかを選択できます。
次の Data Flow Probe の[設定]ページが開き,プローブに識別子を設定できます。
[Data Flow Probe Identifier]ボックスに,お使いの環境でプローブを識別するためのプローブ名を入力します。
注: プローブ識別子には,大文字小文字の区別があり,デプロイメント内でプローブごとに一意にする必要があります。また,50 文字を超えてはなりません。
UCMDB サーバのインストールで定義されている,標準設定の UCMDB の IP アドレスまたはマシン名を使用する場合は,[標準設定の CMDB ドメインを使用する]を選択します。
標準設定の UCMDB ドメインは,UCMDB のインフラストラクチャ設定モジュール内でも設定可能です。詳細については,『『HP Universal CMDB 管理ガイド』』を参照してください。
[次へ]をクリックします。
前手順で[標準設定の UCMDB ドメインを使用]ボックスをクリアした場合,HP UCMDB の[Data Flow Probe Domain Configuration]ページが開きます。
[Data Flow Probe domain]タイプ : プローブの実行対象とするドメインのタイプを選択します。
顧客 : デプロイメントに 1 つ以上の Probe をインストールする場合に選択します。
注: 新規インストールにはこのオプションを必ず使用します。
外部 :アップグレードされた 6.x システムに,このオプションを選択します。
Data Flow Probe ドメイン : UCMDB で定義された標準設定ドメインを使用しない場合は,ここにドメイン名を入力します。
注: 外部ドメインの場合,この値は,前手順で定義した Data Flow Probe の識別子と同一にする必要があります。
[次へ]をクリックします。
HP UCMDB Data Flow Probe の[メモリ サイズ]ページが開きます。
Probe に割り当てる最小および最大メモリ・サイズを,メガバイト単位で定義します。
注: 後で最大ヒープ・サイズを変更する方法の詳細については,『『HP Universal CMDB データ・フロー管理ガイド』』を参照してください。
[次へ]をクリックします。
[PostgreSQL アカウント構成]ページが開きます。
PostgreSQL の Data Flow Probe アカウントは,PostgreSQL データベースと接続する際に,Data Flow Probe によって使用されます。このアカウントは,PostgreSQL のルート・アカウントと比較して権限が小さくなっています。暗号化されたパスワードは DataFlowProbe.properties 設定ファイルに保存されます。
PostgreSQL の Data Flow Probe アカウントのパスワードを入力し,確認のため,もう一度入力します。
注: このパスワードを変更するには,DataFlowProbe.properties ファイルを更新する必要があります。
[次へ]をクリックします。
次の[PostgreSQL アカウント構成]ページが開きます。ここでは,PostgreSQL のルート・アカウントを設定します。PostgreSQL ルート・アカウントは,PostgreSQL データベースを管理するために使用されるアカウントです。設定されると,プローブのインストールでスクリプト実行中にこのアカウントの提示が必要になる場合があります。
PostgreSQL の Data Flow Probe アカウントのパスワードを入力し,確認のため,もう一度入力します。
注: ルート・アカウントを変更しても,プローブの動作には影響しません。
[次へ]をクリックします。
[スキャン ファイルのアップロードのためのアカウント構成]ページが開きます。
このアカウントのユーザ名とパスワードを入力し,確認のため,パスワードをもう一度入力します。標準設定のユーザ名は UploadScanFile です。
[次へ]をクリックします。
[インストール前サマリ]ページが開きます。選択した内容を確認し,[インストール]をクリックしてプローブのインストールを完了します。
インストールが完了すると,[インストール完了]ページが開きます。
注:
インストール中に発生したエラーは次のログ・ファイルに記載されます。
/opt/hp/UCMDB/DataFlowProbe/HP_UCMDB_Data_Flow_Probe_InstallLog.logプローブを /opt/ の下の別のディレクトリにインストールした場合,ログ・ファイルはそのディレクトリにあります。
[完了]をクリックします。
注: プローブのインストール後は,PostgreSQL テーブル・データを保存するために使用されるメイン・ディレクトリでのウイルス・スキャンを無効にするようお勧めします。標準設定のディレクトリは,/opt/hp/UCMDB/DataFlowProbe/pgsql/data です。
プローブをアクティブ化します。
注:
プローブ・サービスを実行するユーザは,管理者グループのメンバである必要があります。
プローブがアプリケーション・サーバに接続できるようにするために,アプリケーション・サーバは完全に開始している必要があります。
次のコマンドを実行します。
/opt/hp/UCMDB/DataFlowProbe/bin/ProbeGateway.sh start
コントロール内でプローブをアクティブ化するには,次のコマンドを実行します。
/opt/hp/UCMDB/DataFlowProbe/bin/ProbeGateway.sh console
ヒント:
次の表に,Data Flow Probe のデータベース・スクリプトを示します。これらのスクリプトは,Windows と Linux 両方の環境において,管理目的で修正できます。
注:
スクリプトは,次のとおり Data Flow Probe マシン上にあります。
スクリプト | 詳細 |
---|---|
exportPostgresql [PostgreSQL ルート・アカウント・パスワード] | DataFlowProbe データベース・スキーマのすべてのデータを,現在のディレクトリにある data_flow_probe_export.bin にエクスポートします |
importPostgresql [エクスポート・ファイル名] [PostgreSQL ルート・アカウント・パスワード] | exportPostgresql スクリプトにより作成されたファイルのデータを,DataFlowProbe スキーマにインポートします |
enable_remote_user_access | PostgreSQL Data Flow Probe アカウントを,リモート・マシンからアクセスできるように設定します |
remove_remote_user_access | PostgreSQL Data Flow Probe アカウントを,ローカル・マシンからのみアクセスできるように設定します(標準設定) |
set_db_user_password [新しい PostgreSQL Data Flow Probe アカウント・パスワード] [PostgreSQL ルート・アカウント・パスワード] | PostgreSQL Data Flow Probe アカウント・パスワードを変更します |
set_root_password [新しい PostgreSQL ルート・アカウント・パスワード] [現在の PostgreSQL ルート・アカウント・パスワード] | PostgreSQL ルート・アカウント・パスワードを変更します |
Probe Manager と Probe Gateway を 2 つのマシンで別々のプロセスとして実行する場合,Data Flow Probe は次のようにセットアップします。
注:
プローブは,IPv4 環境および IPv4/IPv6 環境においては別々のモードで設定できますが,ピュア IPv6 環境では異なります。
Probe Gateway マシンを設定します。
次のファイルを開きます。
C:\hp\UCMDB\DataFlowProbe\conf\probeMgrList.xml
<probeMgr ip=
で始まる行を探し,Manager のマシン名または IP アドレスを追加します。たとえば,次のようになります。
<probeMgr ip="OLYMPICS08">
次のファイルを開きます。
C:\hp\UCMDB\DataFlowProbe\conf\DataFlowProbe.properties
appilog.collectors.local.ip =
および appilog.collectors.probe.ip =
で始まる行を探し,ゲートウェイのマシン名または IP アドレスを入力します。たとえば,次のようになります。
appilog.collectors.local.ip = STARS01 appilog.collectors.probe.ip = STARS01
Probe Manager マシンを設定します。
C:\hp\UCMDB\DataFlowProbe\conf\DataFlowProbe.properties で次を行います。
appilog.collectors.local.ip =
で始まる行を探し,Manager のマシン名または IP アドレスを追加します。たとえば,次のようになります。
appilog.collectors.local.ip = OLYMPICS08
appilog.collectors.probe.ip =
で始まる行を探し,Gateway のマシン名を大文字で入力します。たとえば,次のようになります。
appilog.collectors.probe.ip = STARS01
サーバを起動します。
Probe Manager マシンで,Manager サービスを起動します。
[スタート]>[All Programs]>[UCMDB]>[Data Flow Probe を開始]の順に選択します。
Probe Gateway マシンで,ゲートウェイ・サービスを起動します。
[スタート]>[All Programs]>[HP UCMDB]>[Start Data Flow Probe Gateway]の順に選択します。
Data Flow Probe を標準設定でない顧客に接続できます。標準設定の顧客 ID は 1 です。
次のファイルをテキスト・エディタで,開きます。
Windows : C:\hp\UCMDB\DataFlowProbe\conf\DataFlowProbe.properties
Linux : ../DataFlowProbe/conf/DataFlowProbe.properties
customerID
エントリを見つけます。
顧客 ID で値を更新します(customerId = 2
など)。
Probe を再起動して,変更内容で更新します。
注: 本項は,Windows マシンにインストールされたプローブのみに関連します。
プローブは,サーバとの接続時に,それ自体のバージョンを報告します。プローブ・バージョンは,[Data Flow Probe 設定]モジュールの[詳細]表示枠の[データ フロー管理]に表示されます。プローブのバージョンがサーバのバージョンに対応しない(かつ,サポートされるアップグレードがない)場合は,エラーが発生し,プローブがシャットダウンされます。
新しい Cumulative Update Patch(CUP)を UCMDB サーバに適用すると,各プローブは自動的にシャットダウンすることはなく,新しいデータをサーバに報告できます。ただし,この方法は推奨されません。したがって,CUP をサーバに適用するときは,プローブにも(手動,自動のいずれかで)適用する必要があります。
プローブのダウングレードまたはロールバック
プローブ・バージョンの自動ダウングレードまたはロールバックは,サポートされません。ダウングレードを実行する,またはバージョン・アップグレードをロールバックするには,プローブをアンインストールした後,必要なバージョンをインストールします。
プローブの再起動
プローブがそれ自体を自動的に再起動する数とおりの状況があります。たとえば,新しいコンテンツ・パックのデプロイ時または CUP の適用時。これらの場合,プローブは,15 分待機して実行中のジョブを完了させた後に初めてシャットダウンします。その時点で完了しなかったジョブ(長い統合など)は,プローブが開始したときに再度実行を開始します。
PostgreSQL データベースの標準設定のポートを変更する方法
PostgreSQL データベースのポートは,標準設定では Data Flow Probe インストールで定義されますが,これを変更するには,次の手順を行います。
プローブをを停止します(起動済みの場合)。
UCMDB DB Probe サービスを停止します。
\DataFlowProbe\pgsql\data\postgresql.conf ファイル内でポートを修正します。
ポートを 5432 から 5433 に変更する方法を次に示します。
#port = 5432 #(変更による再起動が必要)< 変更前のライン
port = 5433 #(変更による再起動が必要)< 変更後のライン
\DataFlowProbe\conf の DataFlowProbe.properties ファイルで次のように変更します。
次を
jdbc:postgresql://localhost/dataflowprobe
次に変更します。
jdbc:postgresql://localhost:5433/dataflowprobe
次を
appilog.agent.local.jdbc.uri = jdbc:postgresql://localhost/dataflowprobe
次に変更します。
appilog.agent.local.jdbc.uri = jdbc:postgresql://localhost:5433/dataflowprobe
次を
appilog.agent.normalization.jdbc.uri = jdbc:postgresql://localhost/dataflowprobe
次に変更します。
appilog.agent.normalization.jdbc.uri = jdbc:postgresql://localhost:5433/dataflowprobe
次を
appilog.agent.netflow.jdbc.uri = jdbc:postgresql://localhost/dataflowprobe
次に変更します。
appilog.agent.netflow.jdbc.uri = jdbc:postgresql://localhost:5433/dataflowprobe
提供される Configuration Manager のデプロイ手順は,環境に存在する可能性のある特殊な UCMDB デプロイ(高可用性実装など)を考慮しており,それらのデプロイ手順に合わせて必要な調整が行われます。
注: 実運用環境でのスケーリングのために,UCMDB と Configuration Manager を別々のマシンにインストールすることを推奨します。ただし,UCMDB と Configuration Manager の両方を同じサーバにインストールすることもサポートされています。
Configuration Manager を高可用性の UCMDB 環境にインストールする場合,Configuration Manager は別個のマシンにインストールする必要があります。
Configuration Manager を使用する場合,新しい UCMDB 状態が作成される必要があります(Authorized 状態)。この構成は,デプロイ手順によって自動的に実行されます。
Configuration Manager のみをデプロイしている場合(つまり,UCMDB の既存のインストールまたはアップグレードされたインストールの場合),Configuration Manager のインストールを完了するためには UCMDB サーバが実行中でなければなりません。
HP は,情報提供の目的のみで,全体的なインフラストラクチャのセキュリティを向上するための次の推奨事項を提示しています。これらは単なる推奨事項にすぎず,すべての潜在的な脆弱性や攻撃に対する保護を保証することは意図していません。セキュリティ対策によっては,ご使用の全体的なシステムの機能および機能性に影響する可能性があることに留意してください。このため,各カスタマは,既存の環境に何か変更を適用する際には,これらの影響をよく認識した上で行うことを推奨します。
この HP ソフトウェア製品 [HP UCMDB Configuration Manager] の使用では,HP が提供するものではない,特定のサード・パーティ・コンポーネントのプリインストールが必要になる場合があります(「サード・バーティ・コンポーネント」)。HP はカスタマが頻繁にサード・パーティ・コンポーネントの,セキュリティの脆弱性に対処する修正プログラムやパッチなどを含む最新の更新がないか確認することを推奨します。
注: Configuration Manager は Windows または Linux システムにインストールできます。Linux システムにインストールしている場合,GUI モードのインストーラ(X11 プロトコルを使用)を実行することも,サイレント・インストールを実行することもできます。詳細については,「Configuration Manager のインストール - サイレント・インストール」を参照してください。
Configuration Manager をインストールするには
前提条件:
Configuration Manager によって,インストール時に自動的に新規 CM ポリシーと CM KPI 統合ポイントが作成されます。これは,UCMDB 統合サービスを使用して実行されます。
UCMDB 統合サービスは高可用性環境ではサポートされていないため,統合ポイントはサポートされていない構成において作成されます。このため,インストール後に,リモートの Data Flow Probe を使用して統合ポイントを手動で再作成する必要があります。詳細については,『『HP Universal CMDB データ・フロー管理ガイド』』を参照してください。
Configuration Manager が UCMDB で自動的に(データを UCMDB に連合させるために使用する)統合ポイントを作成できるようにするには,Configuration Manager のインストール前に必ず UCMDB 統合サービスが開始していて,完全に実行されている状態にしてください。
リモートの Data Flow Probe を使用している場合,または統合ポイントの作成が Configuration Manager のインストール中に失敗する場合は,手動で統合ポイントを作成できます。詳細については,『『HP Universal CMDB データ・フロー管理ガイド』』を参照してください。
UCMDB が高可用性環境としてセットアップされる場合は,Configuration Manager を他の UCMDB サーバと同じマシンにインストールすることはできません。UCMDB 接続の詳細情報の提供を求められたときは,ロード・バランサのクラスタ仮想 IP アドレスを使用します。
Configuration Manager のインストールを起動します。UCMDB DVD をマシンに挿入します。次のいずれかを実行します。
エンド・ユーザ・ライセンス契約の条件を承認して[次へ]をクリックします。
[インストール構成]ページで,インストールする場所を選択します。
Windows の場合 :
[選択]をクリックして,Configuration Manager をインストールするディレクトリを選択します。標準設定での場所は C:\hp\CM_10.1.0.0 です。
注: インストール・ディレクトリにはスペースを含めることはできません。英文字(a~z),数字(0~9),ハイフン記号(「-」),アンダースコア記号(_)のみを使用できます。
以前のバージョンの Configuration Manager が検出された場合,新規インストールを行うか,以前のインストールをアップグレードするかの選択肢が表示されます。
[新規インストール]を選択し,[次へ]をクリックします。
Linux :
Configuration Manager をインストールするフォルダを指定します。
注: インストールを続行するには,次のようなパスを入力してください。
[UCMDB Foundation 接続]ページで,UCMDB Foundation インストールに接続するため,次の情報を提供します。
注: インストール後に UCMDB サーバのパラメータを変更する場合の詳細については,『「Configuration Manager の再構成」』を参照してください。
フィールド | 定義 |
---|---|
ホスト名 | UCMDB デプロイメントのロケーション・アドレス。
|
プロトコル | HTTP または HTTPS プロトコル。 |
UCMDB ポート | HTTP または HTTPS ポートの標準設定値は,HTTP が 8080,HTTPS が 8443 です。 |
顧客名 | 標準設定の UCMDB の顧客名は Default Client です。顧客名の値は UCMDB とConfiguration Manager の統合設定時に使用されます。顧客名は UCMDB に存在している必要があり,この値はテスト接続によって確認されません。不正な値を入れると,デプロイメントは失敗します。 |
サーバ証明書ファイル | このフィールドは HTTPS プロトコールが選択されたときに表示されます。UCMDB サーバ証明書ファイルを Configuration Manager のターゲット・ホストに手動で配置し,隣接する入力フィールドにファイル名も含めた完全なファイル・パスを指定する必要があります。 注 :証明書ファイルへのパスに,スペースを含めることはできません。 UCMDB が HTTPS を使用する場合は,キー変換を使用する必要があります。キー変換は接続テスト時に確認されません。 注 : 証明書ファイルは「*.cer」ファイルである必要があります(それ以外のファイル形式はサポートされていません)。 |
JMX ポート | 標準設定値は 29601 です。 |
システム・ユーザ(JMX) | UCMDB (JMX) システム・ユーザは,Configuration Manager 統合ユーザの作成やConfiguration Manager のパッケージのデプロイなど,JMX 機能のアクティブ化に使用されます。定義済みの標準設定値は sysadmin です。 |
システム・パスワード | UCMDB システムのユーザ・パスワードです。標準設定値は sysadmin です。 注 : パスワードにはスペースを含めることはできません。英文字(a~z),数字(0~9),ハイフン記号(「-」),アンダースコア記号(_)のみを使用できます。 |
[テスト]をクリックして接続設定をテストした後,[次へ]をクリックして[データベース接続構成]ページに進みます。
注:
データベース接続は,標準 URL 接続で構成され,関連付けられていなければなりません。Oracle Real Application Cluster など高度な機能が必要な場合には,標準接続をセットアップした後,database.properties ファイルを手動で編集して,高度な機能を構成します。既存のスキーマに接続するか,新しいスキーマを作成します。
Configuration Manager は,Oracle と Microsoft SQL Server の両方のデータベースにネーティブ・ドライバを使用します。これらの機能がデータベース URL を使用して構成できる場合には,すべてのネーティブ・ドライバ機能がサポートされます。URL は database.properties ファイルに存在します。
UCMDB から異なるデータベース・スキーマを使用する Configuration Manager
Oracle と MS SQL の 2 種類のデータベースが利用できます。入力フィールドは,選択したデータベース・タイプによって異なります。インストール時に,既存のスキーマに接続するか,新しいスキーマを作成するか選択できます。スキーマの要件の詳細については,『HP Universal CMDB サポート・マトリックス』を参照してください。
異なるデータベース・スキーマへの接続の詳細については,「Configuration Manager のインストール - 高度なデータべース設定」 を参照してください。
注意: 既存のデータベースの再ポピュレートを行うと,データベースからすべてのデータが削除され,すべてのテーブルが再作成されます。
注:
新しい Oracle スキーマを作成する場合には,次の詳細情報を提供します。
フィールド | 定義 |
---|---|
ホスト名/IP | データベース・サーバのロケーション・アドレス。 |
ポート | 標準設定の Oracle データベース・ポートは 1521 です。 |
SID | Oracle スキーマ ID。 |
管理者ユーザ名 | データベース管理者のユーザ名。 |
管理者パスワード | データベース管理者のパスワード。 |
スキーマ・ユーザ名 | Oracle スキーマのユーザ名。 |
スキーマ・パスワード | Oracle スキーマのパスワード。 |
標準設定のテーブルスペース : | 標準設定のテーブルスペースです。 |
一時テーブルスペース | 一時的なテーブルスペースです。 |
既存の Oracle スキーマに接続する場合には,次の詳細情報を提供します。
フィールド | 定義 |
---|---|
ホスト名/IP | データベース・サーバのロケーション・アドレス。 |
ポート | 標準設定の Oracle データベース・ポートは 1521 です。 |
SID | Oracle スキーマ ID。 |
スキーマ・ユーザ名 | 既存の Oracle スキーマの名前。 |
スキーマ・パスワード | 既存の Oracle スキーマのパスワード。 |
新しい MSSQL データベースを作成するか,既存の Oracle スキーマに接続する場合には,次の詳細情報を提供します。
フィールド | 定義 |
---|---|
ホスト名/IP | データベース・サーバのロケーション・アドレス。 |
ポート | 標準設定の MSSQL データベース・ポートは 1433 です。 |
DB 名 | MSSQL データベース名。 |
DB ユーザ名 | MSSQL データベースのユーザ名。 |
DB パスワード | MSSQL データベースのパスワード。 |
[サーバ ポート構成]ページで Configuration Manager 設定を行います。終了したら[次へ]をクリックして[ユーザ構成]ページに進みます。
Configuration Manager は,標準設定の定義済みポート設定を提供します。ポート番号が既存のインストールと競合する場合には,ポート番号を変更する前に IT マネージャに相談してください。
フィールド | 定義 |
---|---|
AJP ポート | 8109(Apache Java プロトコル) 注 :Configuration Manager と UCMDB が同じホスト上で実行されており,いずれのアプリケーションでも SiteMinder が使用されている場合は,いずれかのアプリケーションの AJP ポートをデフォルト設定値(8009)から変更刷る必要があります。Configuration Manager と UCMDB の AJP ポートが同じである場合は,SiteMinder はログオン時に Configuration Manager をリダイレクトできません。 |
アプリケーション HTTP ポート | 8180 |
アプリケーション HTTPS ポート | 8143 |
JMX HTTP ポート | 39900 |
JMX リモート・ポート | 39600 |
Tomcat ポート | 8005 |
[ユーザ構成]ページで UCMDB 統合ユーザの詳細を入力します。終了したら[次へ]をクリックして[詳細内容]ページに進みます。
この 2 つの製品の統合をサポートするために,要求に応じて,Configuration Manager によって統合ユーザが UCMDB に作成されます。
この UCMDB インスタンスに対して前に Configuration Manager バージョン 10 をインストールしたことがある場合,新しい統合ユーザを作成する代わりに,前に使用したのと同じ統合ユーザの資格情報を使用することができます。
Advanced ライセンスがすでにインストールされている UCMDB サーバに接続している場合にのみ,[Advanced Content]ページで,高度なコンテンツ(定義済みのビューおよびポリシー)を有効化するオプションが使用可能になります。
Advanced ライセンスの購入およびアクティブ化を事前に行っていない場合は,インストール後に JMX コンソールを使用して高度なコンテンツを有効化できます。
詳細については,『『HP Universal CMDB Configuration Manager ユーザーズ・ガイド』』のライセンスされたコンテンツに関する項を参照してください。
[次へ]をクリックして[インストール前サマリ]ページに進みます。
[インストール前サマリ]ページで,インストール内容と構成設定を検証します。終了したら[インストール]をクリックしてインストールのページに進みます。
[サマリ]ページでは,すべての構成詳細とユーザの入力内容を中枢管理できます。必要に応じ,ページ上で希望のページが表示されるまで[前へ]をクリックしてサマリの内容を変更し,デプロイ設定を調整できます。必要に応じて[次へ]をクリックし,[概要]ページに戻ります。
[インストール中]ページには,インストールの進行状況が表示されます。インストール時には,進捗バーがインストールの進行状況を表示します。プロセスが終了したら,構成設定が Configuration Manager に適用されます。この段階は,数分かかる場合があります。インストール中に[キャンセル]を押して,プロセスを停止し,インストールをロールバックできます。構成段階では[キャンセル]ボタンは無効になっています。
インストール・プロセスが終了すると,Configuration Manager が選択したフォルダに正常にインストールされたことを示すメッセージが表示されます。またエラー・メッセージまたは警告が,ログ・ファイルのパスとともに表示されます。終了するには[完了]を押します。
アップグレード手順を開始する前に,次の準備ができていることを前提とします。
CM KPI アダプタまたは CM Policy アダプタを使用して統合ポイントを作成した場合は,アップグレード前にこれらの統合ポイントを削除します。これに失敗すると,アップグレード手順で重複する統合ポイントが作成されてしまい,データ連合が失敗する可能性があります。
注:
Configuration Manager をアップグレードするには
Configuration Manager バージョン 10.01 のインストール・フォルダをバックアップします。
次の Windows レジストリ・エントリをバックアップします。
HKEY_LOCAL_MACHINE\SOFTWARE\Microsoft\Windows\CurrentVersion
\Uninstall\HP Universal CMDB Configuration Manager 10.01
次のコマンドを実行して古い Configuration Manager サービス名を削除します。
sc [<サーバ名>] delete [<サービス名>]
例 : sc delete HPUCMDBCM1001
インストールを開始するには,Configuration Manager のインストール・メディアをマシンに挿入します。次のいずれかを実行します。
[次へ]をクリックして,[エンド ユーザ ライセンス契約]ページを開きます。
ライセンス条件を承認して[次へ]をクリックします。
Configuration Manager をインストールするフォルダを選択します。前のバージョンに使われていた場所とは別の場所を選択するようにします。
標準設定では,Configuration Manager は次のダイレクトリにインストールされます。C:\hp\CM_10.1.0.0(Windows システムの場合)または/root/HP/CM_10.1.0.0(Linux システムの場合)。[次へ]をクリックして標準設定の場所を使用するか,[参照]をクリックして別の場所を選択してから[次へ]をクリックします。
注: インストール・ディレクトリ名にスペースを含めることはできません。
Configuration Manager の新規インストールを行うかアップグレードするかを尋ねられるまで[次へ]をクリックします。
注: Linux システムでアップグレードする場合は,新しい(ターゲットの)インストール・フォルダ,前のインストール・フォルダが入ったフォルダ,および前のインストールのバージョン番号を指定します。バージョン番号に,10.01 と入力します。
注: アップグレード手順中にインストールされる詳細内容を使用するには,ライセンスの購入が必要です。詳細コンテンツの機能を使用する計画がある場合は,HP の営業担当または HP ソフトウェア・ビジネス・パートナに連絡して適切なライセンスを入手します。
[アップグレード]を選択し,[次へ]をクリックしてインストールの開始を確認します。
Advanced ライセンスがすでにインストールされている UCMDB サーバに接続している場合にのみ,[Advanced Content]ページで,高度なコンテンツ(定義済みのビューおよびポリシー)を有効化するオプションが使用可能になります。
Advanced ライセンスの購入およびアクティブ化を事前に行っていない場合は,アップグレード後に JMX コンソールを使用して高度なコンテンツを有効化できます。
詳細については,『『HP Universal CMDB Configuration Manager ユーザーズ・ガイド』』のライセンスされたコンテンツに関する項を参照してください。
インストールが終了したら,(<Configuration Manager のインストール・ディレクトリ>/_installation/logs フォルダにある)インストール・ログ・ファイルをチェックして,インストールがエラーなく終了したことを確認します。
アップグレード・プロセスでエラーが発生した場合,メッセージが表示されます。この場合,HP ソフトウェア・サポートにお問い合わせください。
Windows マシンの場合,Configuration Manager のサービスは自動的に開始します。サービスが再起動するまで数分間待ってください。
注: アップグレードした後は,SSL 設定を再設定する必要があります。詳細については,『HP Universal CMDB and Configuration Manager Hardening Guide』を参照してください。
注: Configuration Manager は Windows または Linux システムにインストールできます。
Configuration Manager のサイレント・インストールを実行するには
次のコマンドを実行します。
>HPCM_10.20.exe -i silent -f installvariables.properties
installvariables.properties ファイルの例が次のように表示されます。
# Enter 1 for a new installation or 0 to upgrade CM_NEW_INSTALLATION=1
# Logging file
INSTALL_LOG_NAME=HP_Universal_CMDB_Configuration_Manager.log
# User installation directory # Enter the full absolute path to be used for the installation # Make sure to use double backslashes; for example, C:\\hp\\cm_10.20
USER_INSTALL_DIR=
# UCMDB connection config:
UCMDB_HOST_NAME=
UCMDB_PROTOCOL=
UCMDB_PORT=
# Enter the full path for the UCMDB Foundation certificate file # (.cer file only) # UCMDB_CLIENT_CERT_FILE should be defined only when connecting # to UCMDB with HTTPS protocol UCMDB_CLIENT_CERT_FILE=
UCMDB_CUSTOMER_NAME=
UCMDB_JMX_PORT=
UCMDB_SYSTEM_USER=
UCMDB_SYSTEM_PASSWORD=
# Database config: # Enter 1 to create a new schema; otherwise, enter 0
DB_CREATE_NEW_SCHEMA=
# Enter 1 to use an existing schema; otherwise, enter 0 DB_USE_EXISTING_SCHEMA=
# Enter 1 for an Oracle database; otherwise, enter 0 DB_VENDOR_ORACLE=
# Enter 1 for an MSSQL database; otherwise, enter 0 DB_VENDOR_MSSQL= # DB_HOST_NAME should be the fully qualified domain name (FQDN)
DB_HOST_NAME=
DB_PORT=
# For an Oracle database, enter the SID name; for an # MSSQL database, enter the database name ORACLE_SID_OR_MSSQL_DB_NAME=
ORACLE_SCHEMANAME_OR_MSSQL_DB_USERNAME=
ORACLE_SCHEMA_PASSWORD_OR_MSSQL_DB_USER_PASSWORD= # Enter 1 if you want to repopulate the database or when creating # a new schema, or 0 if you are connecting to an existing schema and # do not want to repopulate DB_REPOPULATE_DATABASE=
# Oracle only: # These four values are required only for the creation of a new # Oracle schema
ORACLE_ADMIN_USERNAME=
ORACLE_ADMIN_PASSWORD=
DB_DEFAULT_TABLE_SPACE=
DB_TEMP_TABLE_SPACE=
# Tomcat Ports:
HTTP_PORT=
HTTPS_PORT=
TOMCAT_PORT=
AJP_PORT=
JMX_HTTP_PORT=
JMX_REMOTE_PORT=
# User config:
UCMDB_ADMIN_USERNAME=
UCMDB_ADMIN_PASSWORD=
# Advanced configuration manager content # Requires purchase of an ACM license
# Enter 1 to install advanced content
#INSTALL_CM_ADVANCED_CONTENT_BOOLEAN_1 =
設定可能なさまざまなパラメータの詳細については「Configuration Manager のインストール」 を参照してください。
Oracle RAC 上での Configuration Manager データベースの作成
インストール時に Oracle スキーマを設定する
インストール手順の実行中に,必要な Oracle RAC インスタンスに接続するためのデータベース・パラメータを指定します(ホスト名,ポート,SID)。インストールの完了後,database.properties ファイル内の jdbc.url を 「database.properties ファイルを設定する」 の説明に従って設定する必要があります。
アップグレード時に Oracle スキーマを設定する
アップグレード手順の実行中に,Configuration Manager を Oracle RAC インスタンスに直接接続できるよう設定します。 たとえば,
jdbc.url=jdbc:oracle:thin:@[instance_name]:1521:[instance_sid]
アップグレードの完了後,database.properties ファイル内の jdbc.url を 「database.properties ファイルを設定する」 の説明に従って設定する必要があります。
次のいずれかの方法で,database.properties ファイルの jdbc.url を変更します。
シングル・クライアント・アクセス名(SCAN)による変更
jdbc:mercury:oracle://<server_name>:1521;ServiceName=<service_name>
この場合,<server_name> は SCAN リスナーのホスト名またはアドレスで,<service_name> は Oracle RAC サービスの名前になります。
tnsnames.ora ファイルによる変更
jdbc.url=jdbc:mercury:oracle:TNSNamesFile=<CM_HOME>\\conf\\tnsnames.ora;TNSServerName=<service_name>
この場合,<CM_HOME> は Configuration Manager のインストール・ディレクトリで,<service_name> は Oracle RAC サービスの名前になります。
tnsnames.ora ファイルを,Configuration Manager のインストール・ディレクトリの \conf サブフォルダ内に作成する必要があります。その中身の例は次のとおりです。
RACQA =
(DESCRIPTION = (ADDRESS = (PROTOCOL = TCP)(HOST = labm3amdb17-vip)(PORT = 1521)) (ADDRESS = (PROTOCOL = TCP)(HOST = labm3amdb18-vip)(PORT = 1521)) (LOAD_BALANCE = yes) (CONNECT_DATA = (SERVER = DEDICATED) (SERVICE_NAME = RACQA) (failover_mode=(type=select)(method=basic)) ) )
この場合,jdbc.url は,jdbc:mercury:oracle:TNSNamesFile=<CM_HOME>\\conf\\tnsnames.ora に設定し,TNSServerName は RACQA に設定します。
注: Oracle JDBC URL 形式の設定の詳細については,http://www.datadirect.com/resources/jdbc/oracle-rac/connecting.html を参照してください。
Microsoft SQL Server 認証の代わりに Windows 認証を使って,データベースを作成したり,データベースに接続したりできます。そのためには,HP Universal CMDB Configuration Manager サービスを実行している Windows ユーザが,Microsoft SQL Server データベースにアクセスするために必要な権限を持っていることを確認する必要があります。
Configuration Manager を再構成すると,既存インストールのインストール・パラメータ(UCMDB プロパティ,DB プロパティなど)を変更できます。
Configuration Manager の既存のインストールを再構成するには
<Configuration Manager のインストール・ディレクトリ>/_installation フォルダで,データベースの再ポピュレートを行うことなく HPCM_10.20.exe(Windows システム)または HPCM_10.20.bin(Linux システム)を実行します。[エンド・ユーザ・ライセンス契約]が表示されます。ラジオ・ボタンを選択し,[次へ]をクリックして続行します。
インストール・プロセスは,Configuration Manager の以前のインストールがあるかどうかを確認し,次のメッセージを表示します。
以前インストールされた製品が見つかりました。 今回のインストールでは,製品の再インストールは行いませんが, 製品のパラメータを再構成できます。
[次へ ]をクリックして続行します。
再構成を続行します。次の情報を更新できます。
UCMDB Foundation 接続情報
フィールド | 定義 |
---|---|
ホスト名 | UCMDB デプロイメントのロケーション・アドレス。
|
プロトコル | HTTP または HTTPS プロトコル。 |
UCMDB ポート | HTTP または HTTPS ポートの標準設定値は,HTTP が 8080,HTTPS が 8443 です。 |
顧客名 | 標準設定の UCMDB の顧客名は Default Client です。顧客名の値は UCMDB とConfiguration Manager の統合設定時に使用されます。顧客名は UCMDB に存在している必要があり,この値はテスト接続によって確認されません。不正な値を入れると,デプロイメントは失敗します。 |
サーバ証明書ファイル | このフィールドは HTTPS プロトコールが選択されたときに表示されます。UCMDB サーバ証明書ファイルを Configuration Manager のターゲット・ホストに手動で配置し,隣接する入力フィールドにファイル名も含めた完全なファイル・パスを指定する必要があります。 注 :証明書ファイルへのパスに,スペースを含めることはできません。 UCMDB が HTTPS を使用する場合は,キー変換を使用する必要があります。キー変換は接続テスト時に確認されません。 注 : 証明書ファイルは「*.cer」ファイルである必要があります(それ以外のファイル形式はサポートされていません)。 |
JMX ポート | 標準設定値は 29601 です。 |
システム・ユーザ(JMX) | UCMDB (JMX) システム・ユーザは,Configuration Manager 統合ユーザの作成やConfiguration Manager のパッケージのデプロイなど,JMX 機能のアクティブ化に使用されます。定義済みの標準設定値は sysadmin です。 |
システム・パスワード | UCMDB システムのユーザ・パスワードです。標準設定値は sysadmin です。 注 : パスワードにはスペースを含めることはできません。英文字(a~z),数字(0~9),ハイフン記号(「-」),アンダースコア記号(_)のみを使用できます。 |
データベース構成情報
UCMDB から異なるデータベース・スキーマを使用する Configuration Manager
Oracle と MS SQL の 2 種類のデータベースが利用できます。入力フィールドは,選択したデータベース・タイプによって異なります。インストール時に,既存のスキーマに接続するか,新しいスキーマを作成するか選択できます。スキーマの要件の詳細については,『HP Universal CMDB サポート・マトリックス』を参照してください。
異なるデータベース・スキーマへの接続の詳細については,「Configuration Manager のインストール - 高度なデータべース設定」 を参照してください。
注意: 既存のデータベースの再ポピュレートを行うと,データベースからすべてのデータが削除され,すべてのテーブルが再作成されます。
注:
新しい Oracle スキーマを作成する場合には,次の詳細情報を提供します。
フィールド | 定義 |
---|---|
ホスト名/IP | データベース・サーバのロケーション・アドレス。 |
ポート | 標準設定の Oracle データベース・ポートは 1521 です。 |
SID | Oracle スキーマ ID。 |
管理者ユーザ名 | データベース管理者のユーザ名。 |
管理者パスワード | データベース管理者のパスワード。 |
スキーマ・ユーザ名 | Oracle スキーマのユーザ名。 |
スキーマ・パスワード | Oracle スキーマのパスワード。 |
標準設定のテーブルスペース : | 標準設定のテーブルスペースです。 |
一時テーブルスペース | 一時的なテーブルスペースです。 |
既存の Oracle スキーマに接続する場合には,次の詳細情報を提供します。
フィールド | 定義 |
---|---|
ホスト名/IP | データベース・サーバのロケーション・アドレス。 |
ポート | 標準設定の Oracle データベース・ポートは 1521 です。 |
SID | Oracle スキーマ ID。 |
スキーマ・ユーザ名 | 既存の Oracle スキーマの名前。 |
スキーマ・パスワード | 既存の Oracle スキーマのパスワード。 |
新しい MSSQL データベースを作成するか,既存の Oracle スキーマに接続する場合には,次の詳細情報を提供します。
フィールド | 定義 |
---|---|
ホスト名/IP | データベース・サーバのロケーション・アドレス。 |
ポート | 標準設定の MSSQL データベース・ポートは 1433 です。 |
DB 名 | MSSQL データベース名。 |
DB ユーザ名 | MSSQL データベースのユーザ名。 |
DB パスワード | MSSQL データベースのパスワード。 |
Tomcat ポート
Configuration Manager は,標準設定の定義済みポート設定を提供します。ポート番号が既存のインストールと競合する場合には,ポート番号を変更する前に IT マネージャに相談してください。
フィールド | 定義 |
---|---|
AJP ポート | 8109(Apache Java プロトコル) 注 :Configuration Manager と UCMDB が同じホスト上で実行されており,いずれのアプリケーションでも SiteMinder が使用されている場合は,いずれかのアプリケーションの AJP ポートをデフォルト設定値(8009)から変更刷る必要があります。Configuration Manager と UCMDB の AJP ポートが同じである場合は,SiteMinder はログオン時に Configuration Manager をリダイレクトできません。 |
アプリケーション HTTP ポート | 8180 |
アプリケーション HTTPS ポート | 8143 |
JMX HTTP ポート | 39900 |
JMX リモート・ポート | 39600 |
Tomcat ポート | 8005 |
ユーザ構成
この 2 つの製品の統合をサポートするために,要求に応じて,Configuration Manager によって統合ユーザが UCMDB に作成されます。
この UCMDB インスタンスに対して前に Configuration Manager バージョン 10 をインストールしたことがある場合,新しい統合ユーザを作成する代わりに,前に使用したのと同じ統合ユーザの資格情報を使用することができます。
1 つの Configuration Manager サーバのインストールで異なるルート・コンテキストを指定できます。
注:
Configuration Manager のルート・コンテキストを変更するには,次の手順を実行します。
<Configuration Manager のインストール・ディレクトリ>/servers/server-0/webapps/ フォルダを開きます。
必要なルート・コンテキストで cnc.war ファイルの名前を変更します。
ds-console.war ファイルを除いた,フォルダ内のすべての .war ファイルに対してこの手順を繰り返します。
/cnc サブフォルダを削除します。
この手順を,/ds-console フォルダを除いた,/webapps フォルダ内の各 .war ファイルの対応するサブフォルダについて繰り返します。
注意: ds-console.war ファイルの名前およびその対応するサブフォルダの名前は変更しないでください。
<Configuration Manager のインストール・ディレクトリ>/servers/server-0/webapps/root/ フォルダを開きます。
index.html ファイルの,
<meta http-equiv='refresh' content='0;url=http://quixy.deu.hp.com/cnc' />
次に変更します。
<meta http-equiv='refresh' content='0;url=http://quixy.deu.hp.com/<context>/cnc' />
Configuration Manager サービスを再起動します。
新しいコンテキスト名(segment#cncなど)が付いたフォルダが /webapps フォルダ内に作成されていることを確認します。
Configuration Manager サーバを起動するには
Linux システムで,コマンド・ライン・プロンプトを使用します。
$ cd /<Configuration Manager のインストール・ディレクトリ> $ ./start-server-0.sh
このスクリプトを実行することによって,サーバが同期処理で起動します。これにより,ユーザがコンソールから接続を切断するとすぐにサーバが停止することになります。
注:
Configuration Manager サーバを非同期で起動するには,次のスクリプトを実行します。
$ ./start-server-0.sh &
ユーザがログアウトしても Configuration Manager サーバを実行し続けるようにするには,次のスクリプトを実行します。
nohup $ ./start-server-0.sh
マシンの起動時に Configuration Manager を自動起動するには,/etc/init.d ディレクトリにスクリプトを作成できます。
Windows システムの場合
HP Universal CMDB Configuration Manager Windows サービスを使用して,サーバを開始します。
Configuration Manager サーバを停止するには
Linux システムで,コマンド・ライン・プロンプトを使用します。
$ cd /<Configuration Manager のインストール・ディレクトリ> $ ./stop-server-0.sh
Windows システムの場合
HP Universal CMDB Configuration Manager Windows サービスを使用して,サーバを停止します。
Configuration Manager をアンインストールするには,次のいずれかの方法を使用します。
Windows システムの場合 : | [スタート]メニューから次のように選択します。
[コントロール パネル]から次のように選択します。
アンインストールを開始する通知が表示されます。[アンインストール]をクリックして続行するか,[キャンセル]をクリックして終了します。 |
Linux システムの場合 | <Configuration Manager のインストール・ディレクトリ>/_installation/ フォルダで,CM-Uninstall.bin を実行します。 |
Windows のアクセス・コマンド
Linux コマンドについては,下記の「Linux のアクセス・コマンド」を参照してください。
HP Universal CMDB のインストール中,UCMDB をインストールしたマシンの設定にスタート・メニューが追加されます。UCMDB サーバと UCMDB 統合サービスを開始および停止したり,データベース設定ウィザードにアクセスしてサーバ・サービス・ステータスを表示したり,サーバをアンインストールしたりすることができます。
UCMDB サーバと同じマシンにインストール済みの Data Flow Probe がある場合は,メニューから Data Flow Probe を開始,停止,アンインストールできます。
HP Universal CMDB のスタート・メニューにアクセスするには,[スタート]>[プログラム]>[HP UCMDB]を選択します。このメニューには,次のオプションがあります。
コマンド | 詳細 |
---|---|
HP Universal CMDB サーバの開始 | UCMDB サーバ・サービスを開始します。 注 : Windows の[サービス]ウィンドウにアクセスし,[UCMDB_Server]サービスを見つけます。[UCMDB_Server のプロパティ](ローカル・コンピュータ)ダイアログ・ボックスを開き,サービスを開始します。必要に応じて[スタートアップの種類]を[自動]に変更してください。 |
HP Universal CMDB サーバの停止 | UCMDB サーバ・サービスを停止します。 注 : Windows の[サービス]ウィンドウにアクセスし,[UCMDB_Server]サービスを見つけます。[UCMDB_Server のプロパティ](ローカル・コンピュータ)ダイアログ・ボックスを開き,サービスを停止します。 |
HP Universal CMDB サーバのステータス | サーバに関する情報が表示されている Web ページを開きます。詳細については,「HP UCMDB サービス」を参照してください。UCMDB UI サーバのステータスに関する情報が表示されている Web ページを開くには,次の URL を入力します。 http://<UCMDB サーバのホスト名または IP>:8080/ucmdb-ui/status.jsp
注 :サーバ・ステータス・ページヘのリンクは,最初のページにステータス・ページ・リンクを表示インフラストラクチャ設定が True に設定されている場合にのみ表示されます。 |
HP Universal CMDB サーバ設定ウィザードの開始 | 既存のデータベースまたはスキーマに接続する,あるいは新規データベースまたはスキーマを作成するためにウィザードを実行できます。詳細については,このドキュメントで前述の「既存のデータベースを作成しますか,既存のデータベースに接続しますか?」を参照してください。 |
HP Universal CMDB サーバのアンインストール | UCMDB サーバをアンインストールします。 |
HP Universal CMDB 統合サービスを開始する | UCMDB 統合サービスを開始します。これにより,リモート管理データ・レポジトリが UCMDB サーバ・マシンからアクセス可能な場合に,Data Flow Probe を使用せずに Jython ベース以外の統合タスクを実行できるようになります。 注 : UCMDB 統合サービスと Data Flow Probe(UCMDB サーバ・マシンにインストールされている場合)を同時に実行することはできません。UCMDB Integration Service には,まず Data Flow Probe を停止しなければなりません。下記の「Data Flow Probe を停止する」を参照してください。 |
UCMDB 統合サービスを停止します。 | |
インベントリ・ツール | インベントリ・ディスカバリによって検出されたデータを表示,分析するために使用するインベントリ・ツール(とサポート文書)にアクセスできるようにします。 次の場合に利用可能 : Data Flow Probe が UCMDB サーバ・マシンにインストールされている場合 : |
Data Flow Probe を起動する | UCMDB サーバで Data Flow Probe を起動します。 Data Flow Probe が UCMDB サーバ・マシンにインストールされている場合 : Data Flow Probe と UCMDB 統合サービスを同時に実行することはできません。Data Flow Probe を開始するには,まず UCMDB 統合サービスを停止しなければなりません。上記の「HP UCMDB 統合サービスを停止する」を参照してください。 次の場合に利用可能 : Data Flow Probe が UCMDB サーバ・マシンにインストールされている場合 : |
Data Flow Probe を起動する(コンソール) | コンソールで Data Flow Probe を起動します。 次の場合に利用可能 : Data Flow Probe が UCMDB サーバ・マシンにインストールされている場合 : |
Data Flow Probe を停止する | Data Flow Probe を停止します。 次の場合に利用可能 : Data Flow Probe が UCMDB サーバ・マシンにインストールされている場合 : |
Data Flow Probe をアンインストールする | Data Flow Probe をアンインストールします。 次の場合に利用可能 : Data Flow Probe が UCMDB サーバ・マシンにインストールされている場合 : |
Linux のアクセス・コマンド
Windows コマンドについては,上記の「Windows のアクセス・コマンド」を参照してください。
UCMDB サーバを開始および停止したり,データベース設定ウィザードにアクセスしたり,サーバ・サービス・ステータスを表示したり,サーバをアンインストールしたりするには,次のコマンドを実行します。
注: 次のコマンドでは,UCMDB が標準設定のパスである /opt/hp にインストールされていることを前提としています。サーバがほかの場所にインストールされている場合,そのパスを /opt/hp に置き換えます。
コマンド | パス |
---|---|
HP Universal CMDB サーバを開始するには | /opt/hp/UCMDB/UCMDBServer/bin/server.sh start |
HP Universal CMDB サーバを停止するには | /opt/hp/UCMDB/UCMDBServer/bin/server.sh stop |
HP Universal CMDB サーバ設定ウィザードを呼び出すには | /opt/hp/UCMDB/UCMDBServer/bin/configure.sh |
UCMDB サーバ・ステータス Web ページにアクセスするには |
注:
|
HP Universal CMDB 統合サービスを開始するには | /opt/hp/UCMDB/UCMDBServer/integrations/bin/service.sh start UCMDB 統合サービスでは,リモート管理データ・レポジトリが UCMDB サーバ・マシンからアクセス可能な場合に,Data Flow Probe を使用せずに Jython ベース以外の統合タスクを実行できるようにします。 注: UCMDB 統合サービスと Data Flow Probe(UCMDB サーバ・マシンにインストールされている場合)を同時に実行することはできません。UCMDB Integration Service には,まず Data Flow Probe を停止しなければなりません。下記の「Data Flow Probe を停止する」を参照してください。 |
HP Universal CMDB 統合サービスを停止するには | /opt/hp/UCMDB/UCMDBServer/integrations/bin/service.sh stop |
Data Flow Probe を開始するには | /opt/hp/UCMDB/DataFlowProbe/bin/probegateway.sh start Data Flow Probe が UCMDB サーバ・マシンにインストールされている場合 : Data Flow Probe と UCMDB 統合サービスを同時に実行することはできません。Data Flow Probe を開始するには,まず UCMDB 統合サービスを停止しなければなりません。上記の「HP UCMDB 統合サービスを停止する」を参照してください。 次の場合に利用可能 : Data Flow Probe が UCMDB サーバ・マシンにインストールされている場合 : |
Data Flow Probe を停止するには | /opt/hp/UCMDB/DataFlowProbe/bin/probegateway.sh stop 次の場合に利用可能 : Data Flow Probe が UCMDB サーバ・マシンにインストールされている場合 : |
UCMDB サーバをアンインストールするには | /opt/hp/UCMDB/UCMDBServer/UninstallerData/Uninstall_UCMDBServer |
本項の内容
HP Universal CMDB Server サービスのステータスの表示
ご使用のクライアント・ブラウザを開いて,http://<サーバ名>:8080/status を入力します。この場合,<サーバ名> は UCMDB サーバ・マシンの名前または IP アドレスになります。すべてのサービスのステータスおよび詳細ステータスが表示され,HP Universal CMDB サービスが実行されているか([Up]),ダウンしているか([Not Started])がわかります。
注: 一部のサービスが実行中でない場合は,HP ソフトウェア・サポートにお問い合わせください。
HP Universal CMDB インテグレーション・サービス・ステータスのチェック
リモートにある管理対象データ・リポジトリに UCMDB サーバ・マシンからアクセスできる場合は,Data Flow Probe の代わりに UCMDB Integration Service を使用できます。
注: HP UCMDB Integration Service は,スタンドアロンの UCMDB 環境でのみサポートされます。
サービスが実行中であることを確認するには,次の手順を実行します。
次のとおり,UCMDB サーバ・マシンのステータスを確認します。
Windows | [コントロール パネル]>[管理ツール] >[サービス] |
Linux | /opt/hp/UCMDB/UCMDBServer/integrations/bin/service.sh status |
サービスが実行中でない場合 :
UCMDB サーバ・マシンにインストール済みで実行されている Data Flow Probe があることを確認します。確認された場合,最初に Data Flow Probe を停止する必要があります。この作業の後に,UCMDB Integration Service を開始できます。
Data Flow Probe を停止するには,次の手順を実行します。
Windows | [スタート] > [プログラム] > [HP UCMDB] > [Data Flow Probe を停止]を選択します。 |
Linux | 次のコマンドを入力します。/opt/hp/UCMDB/DataFlowProbe/bin/probegateway.sh stop |
次のとおり,UCMDB 統合サービスを開始します。
Windows | 次のいずれかを使用します。
|
Linux | 次のコマンドを入力します。 /opt/hp/UCMDB/UCMDBServer/integrations/bin/service.sh start |
HP Universal CMDB のサービスを次の表で説明します。
サービス名 | サービスの詳細 |
---|---|
authorization | (ユーザ,ロール,テナントなどに応じた)セキュリティ・モデルの実施をした担います。 |
autodiscovery | データ・フロー管理に関連するサービスに関与します。 |
classModel | CMDB のクラス・モデルの保守に関与します。 |
cmdb_mod_not | CMDB で発生する変更通知を処理します。 |
cmdb_sys_tqls | TQL ノードに適用された条件と,システム TQL に格納された条件結果を処理します。 |
cmdb_view | TQL 結果に関するビューの定義の計算を処理します(ビューの定義で,グラフからツリーへの変換を行います)。 |
configuration | スナップショット,CI 変更クエリ,TQL クエリまたは履歴表示クエリを処理します。 |
content-install | コンテンツ・パックの管理に関与します。 |
data-acquisition | 統合の管理に関与します。 |
enrichment | アドホック・エンリッチメントおよびアクティブ・エンリッチメントの両方の実行を処理します。 |
fcmdb-config | FCMDB が完全にロードされる前に基本の FCMDB サービスを可能にするフェデレート・データのキャッシュ・メカニズム。 |
fcmdb-management | アダプタ,フェデレーション,およびデータ・プッシュ・フローを管理します。 |
folders | あらゆるタイプのリソースのフォルダ階層を管理します。 |
framework | UCMDB サーバ内の動作のディスパッチに関与します。 |
grouping | リソースを分類できるさまざまなバンドルを保持します。 |
histDB | CI の変更の保存および CMDB 内の関係に関与します。 |
impact | HP Universal CMDB の影響,根本原因,相関の各サブシステムに関与します。 |
mapping-engine | 統合によって使用されます。フェデレート TQL 計算中の調整を可能にします。 |
model | 外部データ・ソース CI からローカル CMDB CI へのマッピングを処理します。 |
Model_statistics | データベース最適化の操作の実行を許可します。これらの操作は,履歴,アップグレード,JMX といったさまざまなシナリオで実行されます。 |
Model_topology | モデル・トポロジ・グラフ(すべての CI と関係をプロパティなしで含んでいて,しばしばデータベース・クエリの回避を許可する内部データ構造)のロードを担います。 |
model_update | CMDB のクラス・モデルに対する更新の管理に関与します。 |
packaging | パッケージを処理します。パッケージは,整理されてあらかじめ定義されたサブディレクトリ構成の zip ファイル形式のリソースです。 |
reconciliation | CMDB で発生する変更通知を処理します。HP Universal CMDB の調整エンジンの役割を果たします。 |
Reconciliation_conf | 識別ルールや調整優先度の設定などの調整に関する設定を処理します |
report | システム・レポートの追加,編集,削除,アセット・レポートの計算,ノード依存関係レポートなど,HP Universal CMDB の各種レポート・サービスに関与します。 |
scheduler | オフライン・タスクのスケジューリングに関与します。 |
state_management | 状態の管理に関与します。 |
topology_search | 検索エンジン関連のサービスを担います。 |
tql | TQL 計算を処理します。 |
tql_res_utils | TQL 結果の保守(アクティブ)およびレイアウトの取得を行います。 |
view | 「watch」など,モデリング・スタジオのビジネス・ロジックの一部を処理します。 |
world | HP Universal CMDB およびサードパーティ製の各種アプリケーションおよびツールから収集される設定情報の中央リポジトリです。この情報は,HP Universal CMDB のビューを構築するために使用されます。 |
本項の内容
HP Universal CMDB へのアクセスは,HP Universal CMDB サーバへネットワーク接続(イントラネットやインターネット)している任意のコンピュータから,サポートされている Web ブラウザを使用して行います。
Web ブラウザの要件や HP Universal CMDB を正しく表示するための最小要件の詳細については,『HP Universal CMDB サポート・マトリックス』ドキュメント を参照してください。
ユーザに許可されるアクセス・レベルは,ユーザ権限に依存します。ユーザ権限の付与の詳細については,『『HP Universal CMDB 管理ガイド』』を参照してください。
HP Universal CMDB への安全なアクセスと,ログイン認証戦略の詳細については,『HP Universal CMDB and Configuration Manager Hardening Guide』を参照してください。
Web ブラウザで,HP Universal CMDB サーバの URL を入力します。たとえば次のようになります。
http://<サーバ名または IP アドレス>.<ドメイン名>:8080
ここでの <server name or IP address>.<domain name> は HP Universal CMDB サーバの完全修飾ドメイン名(FQDN)を表します。
HP Universal CMDB がリバース・プロキシを通すよう設定されている場合 https://<プロキシ・サーバ名>:443 と入力します(<プロキシ・サーバ名> はプロキシ・サーバの名前または IP アドレス)。
Java の正しいバージョンがマシンにインストールされていない場合,sun.com または UCMDB サーバからバージョンを選択してダウンロードできます(Java をインストールせずにログインすると,正しく表示するための Java アプレットを必要とするページを見ることができません)。
HP Universal CMDB で作業するリンクをクリックします。
UCMDB : ログイン・ページを開きます。ログイン後,最後のセッションの最後に開いていたモジュールが開きます。ユーザ設定が削除されると,標準設定で IT ユニバース・マネージャが開きます。
注: ログイン・ページには,http://<サーバ名または IP アドレス>.<ドメイン名>:8080/ucmdb と入力してもアクセスできます。
ユーザ管理 : ログイン・ページを開きます。ログイン後,UCMDB ユーザを管理できる[ユーザとグループ]に直接移動します。
UCMDB Configuration Manager : Configuration Manager アプリケーションを開きます。リンクをアクティブにするためには,Configuration Manager が実行されていなければならず,インフラストラクチャ設定 Configuration Manager URL にはアプリケーションの URL が含まれていなければなりません。
UCMDB Browser : UCMDB Browserを開きます。UCMDB Browser は,UCMDB 情報を迅速かつ容易に表示するための Web ベースのツールです。リンクをアクティブにするためには,UCMDB Browser が実行されていなければならず,インフラストラクチャ設定 UCMDB Browser URL にはアプリケーションの URL が含まれていなければなりません。
UCMDB クラス・モデル :UCMDB Class Model リファレンスを開きます。クラス・モデルのあうべてのパッケージ,CI タイプ,関係に関する情報が含まれています。
サーバのステータス : [サーバ・ステータス]ページを開きます。
JMX コンソール : JMX コンソール・インタフェースを使い,CMDB で操作を実行できます。
API 接続テスト : CMDB で API を実行するときに使う,HP Universal CMDB サーバに関する情報を表示します。
API クライアントのダウンロード : UCMDB API jar ファイルをダウンロードします。
API リファレンス : HP UCMDB API リファレンスのドキュメントを開きます。
[UCMDB]または[ユーザ管理]をクリックすると,ログイン・ページが開きます。
スーパーユーザの標準設定ログイン・パラメータを入力します。
[ユーザ ログイン]= admin,[ユーザ パスワード]= admin です。
HP Universal CMDB が複数顧客環境または複数状態環境(HP Software-as-a-Service や HP Universal CMDB Configuration Manager など)にインストールされている場合は,[Customer]フィールドが表示されます。リストから顧客名を選択します。
このマシンに登録します : 自動ログインの場合に選択します。次回 UCMDB にログインするとき,ユーザ名およびパスワードを入力する必要はなくなります。
[ログイン]をクリックします。ログイン後,ユーザ名が画面の右上に表示されます。
ログインに問題がある場合は,「トラブルシューティング・デプロイメント - UCMDB へのログイン」 を参照してください。
注: ログインに関する完全なヘルプについては,ログイン・ページの[ヘルプ]ボタンをクリックします。
不正なアクセスを防ぐため,スーパーユーザ・パスワードを直ちに変更することをお勧めします。パスワード変更の詳細については,『『HP Universal CMDB 管理ガイド』』を参照してください。
追加の管理ユーザを作成し,HP Universal CMDB の管理者がシステムにアクセスできるようにすることをお勧めします。HP Universal CMDB システムでのユーザ作成の詳細については,『『HP Universal CMDB 管理ガイド』』を参照してください。
詳細なログイン・オプションでは,ログインの自動化,ログイン・アクセスの制限,HP Universal CMDB の特定のページへの直接ログイン機能の設定ができます。
ログイン・ページの自動ログインを有効にし,HP Universal CMDB ページの上部にある[ログアウト]ボタンを使用せずにブラウザタブを閉じて,次回この URL を入力して HP Universal CMDB(http://<サーバー名または IP アドレス>.<ドメイン名>:8080/ucmdb-ui)または HP Universal CMDB Server(http://<サーバー名または IP アドレス>.<ドメイン名>:8080)にアクセスしてスプラッシュ画面に到達してから[UCMDB]をクリックすると,ログイン・ページは開かずログイン名とパスワードを入力する必要はなく、開くよう設定されている標準設定ページが自動的に開きます。
注意: このオプションはセキュリティ上のリスクになり得るので,使用には注意が必要です。
自動ログインを有効にするには,次の手順を実行します。
HP Universal CMDB のログイン・ページで,[このマシンに登録します]オプションを選択します。
セッションが完了したときにページ上部の[ログアウト]をクリックせず,ブラウザ・タブを閉じます。
新しいブラウザ・タブを開いてリンク http://<サーバー名または IP アドレス>.<ドメイン名>:8080 に移動して[UCMDB]をクリックすると,ログイン・ページはスキップされることになります。
自動ログインの使用についてのガイドライン
HP Universal CMDB ページの上部にある[ログアウト]オプションを使用すると,[このコンピュータに保存する]オプションが引き続き有効のままでユーザ名が記憶された状態になります。[ログアウト]ボタンを使用してログアウトすると,次回ログインを試行するときに,ログイン名がすでに入力済みで[ログイン]ページが開きます。ここでは,パスワードのみを手動で入力する必要があります。
[このコンピュータに保存する]オプションは,ユーザが次回のログイン時に手動でキャンセルすることができます。
HP Universal CMDB には,設定された期間システムが非アクティブになったときに自動ログアウトする機能があります。標準設定の期間は 1,440 分(24 時間)です。この期間を過ぎると,ログアウトまで 30 秒の秒読みを行うメッセージが表示されます。
このタスクでは,自動ログアウトを行うまでユーザ入力なしで UCMDB が開いている期間を変更する方法を説明します。
標準設定のログアウト時間を変更するには,次の手順を実行します。
[管理]>[インフラストラクチャ設定]>[全般設定]カテゴリ>[非アクティブが認められている時間]設定を選択します。
[値]カラムに,新しい時間間隔を入力します(単位 : 分)。[非アクティブが認められている時間]のすべての値は,[プロパティ]ウィンドウに表示されます([非アクティブが認められている時間]>[プロパティ]を右クリックするか,[非アクティブが認められている時間]設定をダブルクリックしてください)。
本項の内容
次の表で,統合に必要なソフトウェアについて説明します。
IIS Web サーバ | バージョン 7.X |
HP Universal CMDB サーバ | バージョン 10.00 以降 |
この統合では,次の設定がサポートされています。
OS | UCMDB バージョン | IIS バージョン |
---|---|---|
Windows 2008 64 ビット | HP Universal CMDB 10.00 以降 | UCMDB と同じサーバ上の IIS 7.X |
Windows 2008 64 ビット | HP Universal 10.00 以降 | 別々のサーバ上の IIS 7.X |
UCMDB へのアクセスを有効化するための IIS の設定 – Windows 2008
本項では,Windows 2008 で HP Universal CMDB と IIS を統合する手順について概要を説明します。
HP Universal CMDB と IIS を手動で統合するには,次の手順を実行します。
HP Universal CMDB サーバが IIS と同じマシン上にない場合,C:\hp\UCMDB\UCMDBServer\tools\iis_integration のすべてのファイルを IIS マシンの C:\ucmdb_iis フォルダにコピーします。IIS マシン上で,次のファイルを変更します。
workers.properties.minimal ファイルで,worker.localAjp.host=localhost という文字列を UCMDB サーバのホスト名に変更します。
isapi_redirect.properties ファイルで,次のように変更します。
log_file を c:\ucmdb_iis\isapi.log などの統合ログを含むフォルダに指定します。
worker_file に workers.properties.minimal ファイルの場所(たとえば c:\ucmdb_iis\workers.properties.minimal)を含めます。
worker_mount_file に uriworkermap.properties ファイルの場所(たとえばc:\ucmdb_iis\uriworkermap.properties)を含めます。
HP Universal CMDB サーバが IIS と同じマシン上にある場合,C:\hp\UCMDB\UCMDBServer\tools\iis_integration にある isapi_redirect.properties ファイルを次のように変更します。
log_file を c:\hp\UCMDB\UCMDBServer\runtime\log\isapi.log などの統合ログを含むフォルダに指定します。
worker_file に workers.properties.minimal ファイルの場所(たとえば c:\hp\UCMDB\UCMDBServer\tools\iis_integration\workers.properties.minimal)を含めます。
worker_mount_file に,uriworkermap.properties ファイルの場所(C:\hp\UCMDB\UCMDBServer\tools\iis_integration\uriworkermap.properties など)を含めます。
文字列 worker.localAjp.host=localhost を UCMDB サーバのホスト名に変更します(HP Universal CMDB サーバが IIS と同じマシン上にない場合)。
[IIS の管理コンソール]を開きます。コマンド・ラインで inetmgr を実行します。
[ISAPI]フィルタをダブルクリックします。
[IIS 管理コンソール]でメイン・ウィンドウを右クリックして,[追加]を選択します。
IIS Web サイトに,ISAPI フィルタとして isapi_redirect.dll を追加します。フィルタ名はタスクを反映している必要があります(たとえば tomcat など)。また,実行可能ファイルは isapi_redirect.dll である必要があります。UCMDB サーバと IIS サーバが別々のマシンで実行されている場合,実行可能ファイルは,IIS マシンでコピーしたディレクトリの isapi_redirect.dll である必要があります。
新しい仮想ディレクトリを IIS Web サイトに追加します。仮想ディレクトリのエイリアスは jakarta である必要があります。仮想ディレクトリは,c:\hp\UCMDB\UCMDBServer\tools\iis_integration(フォルダが UCMDB と同じサーバ上にある場合)か,iis_integration のコピー先ディレクトリ(フォルダが異なるサーバ上にある場合)に指定します。
[接続]表示枠から IIS サーバの名前を選択します。
[ISAPI および CGI の制限]をダブルクリックします。
右クリックして,上記手順 7 で追加したのと同じ情報を入力します。
パスが実行できるよう,このボックスをチェックします。
[ハンドラ マッピング]を開きます。
[ISAPI-dll]を選択します。右クリックして,[機能のアクセス許可の編集]を選択します。[実行]をクリックします。
IIS を再起動します。
UCMDB で,[インフラストラクチャ設定]([管理]>[インフラストラクチャ設定]>[全般設定])を選択します。[AJP 接続を有効化]オプションを[True]に変更して,UCMDB サーバを再起動します。
IIS サーバを UCMDB 用フロントエンド・サーバとして設定します。次のいずれかの方法で行います。
注: この設定は,スケジューラを使用したレポートへの直接リンク作成時にのみ必要となります。
[インフラストラクチャ設定マネージャ]で,
[全般設定]をクリックします。
[フロントエンド URL]の値を IIS サーバのアドレスに変更します(http://<IIS サーバ名>:<ポート>)。
JMX コンソールで,
Web ブラウザを起動して次のアドレスを入力します。
http://<UCMDB サーバ名>:<port>/jmx-コンソール
[UCMDB-UI:name=UI Server frontend settings] をクリックして[JMX MBEAN View]ページを開きます。
[setUseFrontendURLBySettings] メソッドをクリックし,IIS サーバ名のアドレスを値(http://<IIS サーバ名>:<ポート>)として入力します。
[Invoke]をクリックします。
注: IIS から JMX コンソールを開くことはできません。このため,Jetty から基本認証を渡すことはできません。
Data Flow Probe の設定で,次に示すファイルの文字列を次のとおり変更します。C:\hp\UCMDB\DataFlowProbe\conf\DataFlowProbe.properties:
これで,IIS の URL (たとえば http://<IIS のホスト名>/ucmdb)を使用して,UCMDB,JMX コンソール,UCMDB SDK などにアクセスできます。
次の手順により,UCMDB と SiteMinder を統合できます。
前提条件:
IIS の UCMDB へのアクセスを有効化します。
詳細については,上記の「IIS Web サーバ経由の HP Universal CMDB へのアクセス」を参照してください。
AJP 接続を有効化します。
[管理]モジュールで,[インフラストラクチャ設定マネージャ]>[全般設定]の順に選択して,[AJP 接続を有効化する]の値を[True]に設定します。
UCMDB を設定して LW-SSO を有効化する :
LW-SSO を使用して UCMDB へのログインを有効化します。詳細については,『HP Universal CMDB and Configuration Manager Hardening Guide』を参照してください。
まず,JMX コンソールで UCMDB-UI:name=LW-SSO Configuration に移動します。setUserName メソッドを呼び出し,LW-SSO IDM のユーザ名設定を次のように設定します。
UCMDB と SiteMinder が正常に統合されていることを検証します。
自分のユーザ・ディレクトリのユーザ名とパスワードを使用して http://ucmdb-server/ucmdb-ui にアクセスします。
SiteMinder がユーザ資格情報を検証した後,ユーザは UCMDB に直接転送されます。UCMDB ユーザ名とパスワードを入力する必要はありません。
本項の内容
ブラウザで日本語,中国語,韓国語を使用する場合は,HP Universal CMDB サーバに東アジア言語がインストールされていることを確認する必要があります。HP Universal CMDB サーバがインストールされているマシンで,[コントロール パネル]>[地域と言語のオプション]>[言語]>[東アジア言語のファイルをインストールする]を選択してください。
I18N 環境の HP Universal CMDB は,Windows または Linux プラットフォームにインストールされている HP Universal CMDB にサポートされます。
HP Universal CMDB のいずれのコンポーネントのインストール・パスにも,英語以外の文字を含めることはできません。
バージョン 10.20 のアップグレード・ウィザードでは,英語以外のユーザ・インタフェースをサポートしていません(アップグレード自体は正常に動作します)。
英語以外の HP Universal CMDB 環境で作業を行うには,Oracle Server データベース,Microsoft SQL Server データベース,または PostgreSQL サーバ・データベースを使用します。Windows の地域設定で,データベースの言語は UCMDB サーバの言語と同じにする必要があります。Oracle Server データベースを使用する場合,データベースのエンコーディングは,英語以外の言語と多言語の両方をサポートする UTF-8 または AL32UTF-8 エンコーディングも可能です。
Oracle データベースで新規の Oracle インスタンスを作成する場合は,インスタンスの文字セットを指定する必要があります。データ・ディクショナリ内のデータを含め,文字データはすべてインスタンスの文字セットを使って格納されます。詳細については,『HP Universal UCMDB データベース・ガイド』で Oracle サマリ・チェックリストについて説明しているセクションを参照してください。
データベース・クエリ・モニタが Oracle データベースに接続するには,Oracle のユーザ名とパスワードが英字のみを含んでいる必要があります。
HP Universal CMDB の表示言語を選択するには,ブラウザの言語設定オプションを使用します。言語設定を変更しても,ユーザのローカル・マシン(クライアント・マシン)だけに影響があり,HP Universal CMDB サーバ・マシンや同じ HP Universal CMDB マシンへのほかのユーザ・アクセスには影響しません。
HP Universal CMDB ユーザ・インタフェースは,Web ブラウザから次の言語で表示できます。
✓ | オランダ語 | ✓ | 韓国語 |
✓ | 英語 | ✓ | ポルトガル語 |
✓ | フランス語 | ✓ | ロシア語 |
✓ | ドイツ語 | ✓ | 簡体中国語 |
✓ | イタリア語 | ✓ | スペイン語 |
✓ | 日本語 |
HP Universal CMDB を特定の言語で設定して表示するには,次の手順を実行します。
ローカル・マシンに適切な言語のフォントがインストールされていない場合はインストールします。フォントがインストールされていない言語を Web ブラウザで選択すると HP Universal CMDB では文字が四角形で表示されます。
HP Universal CMDB にログインしている場合は,ログアウトする必要があります。[HP Universal CMDB ]ウィンドウ上部の[ログアウト]をクリックします。
開いているすべてのブラウザのウィンドウを閉じるか,キャッシュをクリアします。
HP Universal CMDB が Internet Explorer で動作中の場合,ローカル・マシンで Web ブラウザを設定して,HP Universal CMDB を表示する言語を選択します([ツール]>[インターネット オプション])。
[言語]ボタンをクリックして,HP Universal CMDB を表示する言語を[言語の優先順位]ダイアログ・ボックスで強調表示します。
使用する言語がダイアログ・ボックスにない場合は,[追加]をクリックして言語のリストを表示します。追加する言語を選択して[OK]をクリックします。
[上に移動]をクリックして,選択した言語を最初の行に移動します。
[OK]をクリックして設定を保存します。
[ HP Universal CMDB ]ログイン・ウィンドウを表示します。
Internet Explorer のメニューで,[表示]>[更新]を選択します。 HP Universal CMDB がすぐに更新され,選択した言語でユーザ・インタフェースが表示されます。
注: 異なる言語で書かれた Web ページを Internet Explorer で表示する方法の詳細については,http://support.microsoft.com/kb/306872/en-us を参照してください。
UCMDB メール・サーバを設定するには,次の手順を実行します。
本項の内容
標準設定を使用すると,2,500 万以上のオブジェクトおよびリンクがデプロイされた環境で HP Universal CMDB を操作できます。さらに大規模なデプロイ環境で作業するには,次の設定を実装する必要があります。
CI と関係の数に応じて,次のように CMDB ヒープを増加させます。
CI と関係の数 | ヒープ・サイズ |
---|---|
最大 4,000 万 | 12 GB |
4,000 万より多く,最大 6,000 万 | 16 GB |
次の表に,UCMDB のデプロイメントでサポートされる CI および関係の最大数を示します。
データベース | CI と関係の最大数 |
---|---|
Oracle | 6,000 万個の CI および関係 |
MS SQL Server 2012 | 6,000 万個の CI および関係 |
MS SQL Server - 旧バージョン | 4,000 万個の CI および関係 |
PostgreSQL | 1,250 万個の CI および関係 |
任意の数の CI と関係をサポートするシステムの場合,UCMDB サーバで次のパラメータを更新します。
CI と関係 | |||
---|---|---|---|
パラメータ | ≤ 40,000,000 | > 40,000,000; ≤ 60,000,000 | 場所 |
wrapper.java.initmemory | 2048 | 8192 |
|
wrapper.java.maxmemory | 8192 | 16384 | |
dal.object.condition.max. result.size | 50000000 | 50000000 |
|
dal.use.memory.instead.temp. table.high.threshold.oracle | 6000000 | 6000000 | |
dal.joinf.max.result.size | 4000000 | 4000000 |
4,000 万個より多いオブジェクトおよび関係を含むシステムで作業する場合,Oracle SGA のサイズを 6 GB から 8 GB(推奨設定)に増やしてパフォーマンスを向上させることができます。これにより,複数タイプの TQL クエリと,システムで実行されるデータ入力操作の両方の TQL 計算のパフォーマンスが向上します。
大容量の Configuration Manager の設定
Configuration Manager は,単一の管理対象ビューで最大 20,000 個のコンポジット CI の操作に対応しています。この機能を有効するには,次の手順を実行します。
注:
動的 TQL に基づき,最終的に 20,000 個のコンポジット CI を超える管理対象ビューは,サポートされません。
JMX コンソールにアクセスするには,Web ブラウザを起動して,ブラウザのアドレスに次を入力します。http://<サーバ名>:<ポート番号>/cnc/jmx-console。<サーバ名>は,Configuration Manager がインストールされているマシンの名前です。
JMX コンソールの認証資格情報を入力します。
[構成マネージャ]>[View Service]をクリックします。[supportLargeViews]を選択して[Invoke]をクリックします。
UCMDB で TQL グループ「ビュー」の結果サイズ設定値を 500,000 に変更します([管理]>[インフラストラクチャ設定マネージャ]>[TQL の設定])。
次のいずれかを実行します。
設定
システム・テストは 6,000 万個の CI と関係の容量で行なわれました。
テストには次のハードウェアが使用されました。
ロール | マシン・タイプ | CPU | メモリ | OS + サードパーティ SW |
---|---|---|---|---|
CMDB | HP Proliant BL460c G6 | 2 x Intel Xeon Processor 2.93 GHz クアッド・コア | 32 GB |
|
Data Flow Probe | HP ProLiant DL380 G4p | 2 x 3.0 GHz CPU | 4 MB | Windows 2008 Server EE |
データベース | HP Proliant DL380 G7 | 2x6 2.80 GHz Intel Xeon Processor | 64 GB |
|
テストには次のソフトウェア・バージョンが使用されました。
システム・テストの一環として次のビジネス・フローがテストされました。
TQL 計算
TQL は,結果サイズ(<100,<1000,<10000),TQL で取得するデータ・セット,および TQL 設定に従って,サブ・グループに分割されました。
データ入力
システム・テストのデータ入力シナリオには挿入,更新,削除が含まれていました。
エンリッチメント
エンリッチメント・シナリオには挿入,更新,削除が含まれていました。
結果
クエリの実行,データ入力,エンリッチメントの実行を含むシナリオで 24 時間の負荷テストを行うと,次の結果が得られました。
Configuration Manager へのログイン
サポートされている Web ブラウザを使用して,Configuration Manager サーバへネットワーク接続(イントラネットやインターネット)されている任意のコンピュータから,Configuration Manager サーバにアクセスします。ユーザに許可されるアクセス・レベルは,ユーザ権限に依存します。ユーザ権限の付与の詳細については,『『HP Universal CMDB 管理ガイド』』のユーザおよびロールを説明しているセクションを参照してください。
Web ブラウザの要件や Configuration Manager を正しく表示するための最小要件の詳細については,『HP Universal CMDB サポート・マトリックス』ドキュメント を参照してください。
Configuration Manager への安全なアクセスの詳細については,『HP Universal CMDB and Configuration Manager Hardening Guide』を参照してください。
Configuration Manager へのアクセスの詳細については,「トラブルシューティング・デプロイメント - Configuration Manager へのログイン」を参照してください。
Web ブラウザで Configuration Manager サーバの URL を入力します(例 : http://<サーバ名
>.<ドメイン名>:<ポート>/cnc
)。ここで,<サーバ名>.<ドメイン名>には Configuration Manager サーバの完全修飾ドメイン名(FQDN)を,<ポート>にはインストール時に選択したポートを指定します。
[ログイン]をクリックします。ログイン後,ユーザ名が画面の右上に表示されます。
ログアウト
セッションが完了したら,不正な侵入を防ぐため,Web サイトからログアウトします。
ログアウトするには,ページ上部の[ログアウト]をクリックします。
注: デフォルトのセッション期限は 30 分です。
Configuration Manager の JMX コンソールへのアクセス
トラブルシューティングまたは一部の構成を修正するために JMX コンソールにアクセスする必要があります。
JMX コンソールにアクセスするには
UCMDB でサーバ管理者権限が割り当てられていることを確認します。詳細については,『『HP Universal CMDB 管理ガイド』』を参照してください。
マシン間の Configuration Manager インストールのポーティング
この手順は,データベース・スキーマを変更せず,また同一の UCMDB サーバに接続したままで,Configuration Manager のインストールをあるマシンから別のマシンに移動する場合には,この手順を使用する必要があります。
ソース・マシンから \conf と \security フォルダを,ターゲット・マシンの所定の場所にコピーします。
ターゲット・マシンで Configuration Manager のサーバを起動します。
インストール後のポート番号の変更
ポート番号(または他の任意のインストール・パラメータ)を変更するには,「Configuration Manager の再構成」 を参照してください。
システム間のシステム設定のコピー
ソース・マシンでConfiguration Manager を開きます。[管理] > [設定]の順にクリックし,[構成セットを zip ファイルにエクスポート] ボタンをクリックします。
エクスポートする前に,関連する構成アイテムの隣にあるチェックボックスをオフにして,構成の特定部分を除外できます。
エクスポートされた構成をターゲット・マシンにコピーします。
ターゲット・マシンで Configuration Manager を開きます。[管理] > [設定]の順にクリックし,[構成セットのインポート] ボタンをクリックします。
バックアップとリストア
あらゆるタイプの障害から回復できるようにするため,Configuration Manager のインストールをバックアップできます。こうした障害が回復できない場合は,完全な新規インストールが必要になります。
バックアップ
次の情報をバックアップします。
Configuration Manager のインストール・ディレクトリにある \conf および \security サブフォルダ。これは,システムが起動し実行中の場合にも操作を中断することなく実行できます。
データベース・スキーマ
次のレジストリ・エントリ。HKEY_LOCAL_MACHINE\SOFTWARE\Microsoft\Windows\CurrentVersion\Uninstall\HP Universal CMDB Configuration Manager 10.01(Windows システムのみ)
復元
この手順は,Configuration Manager がインストールされていない新しいシステムで実行する必要があります。
HPCM_10.01.exe ファイル(Windows システム)または HPCM_10.01.bin ファイル(Linux システム)を実行して,ターゲット・マシンにConfiguration Manager をインストールします。
\conf と \security ディレクトリを復元します。復元するには,バックアップに使用したものと同じ方法を使用します。手順 1 で実行したインストールによって作成されたディレクトリを上書きします。
データベース・スキーマを復元します。異なるデータベース・サーバに復元する場合には,database.properties ファイル(conf ディレクトリにあります)の url プロパティを,新しいデータベース・サーバ名と一致するよう修正しなければなりません。
Configuration Manager サーバを起動します。
HP ソフトウェア・セルフ・ソルブ技術情報 :さまざまなトピックから特定のトラブルシューティング情報を探すために使用します。HP ソフトウェア・サポート・サイトにある HP ソフトウェア・セルフ・ソルブ・ナレッジ・ベースには,HP Universal CMDB のヘルプ・メニューから[トラブルシューティング & ナレッジ ベース]を選択してアクセスできます。
登録済みの顧客のみが,HP ソフトウェア・サポート・サイトのリソースにアクセスできます。未登録の顧客は,このサイトから登録できます。
問題 : UCMDBがシステムの再起動時に自動的に起動しません。
解決策 :
[全般]タブで,次の事項を確認します。
問題 :カスタム・クラス・モデルを UCMDB バージョン 9.05 で作成した場合,UCMDB をバージョン 9.05 から 10.20 にアップグレードした後に,作成したカスタム・クラス・モデルが使用できない状態になっている可能性があります。たとえば,管理ゾーンの新しいアクティビティを作成すると,[資格情報の定義]タブ・ページの[プロトコル]表示枠が空の状態で表示されることがあります。
解決策 :JMX メソッド updateClassModel を呼び出して,カスタム・クラス・モデルをアップグレードします。
手順は次のとおりです。
Web ブラウザを起動して次のアドレスを入力します。
http://<マシン名または IP アドレス>.<ドメイン名>:1977/
<マシン名または IP アドレス> には,Data Flow Probe がインストールされているマシンを指定します。ユーザ名とパスワードでログインする必要がある場合もあります。
updateClassModel メソッドを見つけて,[値]フィールドに「1」と入力し,[Invoke]をクリックします。
本項の内容
次の情報を使用して,HP Universal CMDB へのログインの失敗を引き起こすと考えられる原因を検証します。
クライアント・マシンに Java がインストールされていない
Java がマシンにインストールされていない場合,または,6.u10 よりも前のバージョンを持っている場合は,ログイン中にメッセージが表示されて,正しいバージョンの Java Runtime Environment をインストールするかどうか質問されます。JRE は HP Universal CMDB アプレットを表示するのに必要です。
該当するボタンをクリックして,oracle.com または HP Universal CMDB サーバのいずれかから,HP Universal CMDB による Java のインストールを許可します。
Java の構成の更新
HP Universal CMDB が初期化時にメモリに問題を検出すると,次のメッセージが表示されます。
注: Java version 6 update 10 からは,このメッセージは該当しないため表示されません。
問題: バージョン 10.01 へのアップグレードが失敗します。バージョン 9.3x に復元するには,次の手順を実行します。
問題 :Configuration Manager に適切な権限が割り当てられていますが,ログインできません。
解決策 :UCMDB で次のパラメータが適切に設定されているかどうかを確認します。
問題 :UCMDB との接続でエラーが発生します。
解決策 :次のいずれかが原因です。
UCMDB サーバが停止しています。UCMDB が完全に起動した後に Configuration Manager を再起動します(UCMDB サーバのステータスが [Up] となっていることを確認します)。
UCMDB サーバは起動しているが,Configuration Manager 接続資格情報または URL が不正です。
問題 :UCMDB の接続設定の変更(例 :host/port/protocol/SRP を変更)後に,Configuration Manager サーバを開始できません。
解決策 :Configuration Manager を再構成し,最近の変更点を反映する UCMDB 接続設定を指定します。再構成ウィザード(HPCM_10.01.exe)は <Configuration Manager のインストール・ディレクトリ>\_installation フォルダにあります。
問題 :UCMDB クラス・モデルへの変更が Configuration Manager で検出されません。
解決策 :Configuration Manager のサーバを再起動します。
問題 :Configuration Manager のログに UCMDBExecution timeout expired が含まれています。
解決策 :この問題は,UCMDB データベースがオーバーロードした場合に発生します。これを修正するには,次の手順に従って接続タイムアウトを増やします。
UCMDBServer\conf フォルダに jdbc.properties ファイルを作成します。
次のテキストを入力します。QueryTimeout=<number in seconds>
UCMDB サーバを再起動します。
問題 :Configuration Manager で,管理するビューを追加できません。
解決策 :管理するビューが追加されると,UCMDB に新しい TQL が作成されます。アクティブな TQL の上限に達した場合,ビューは追加できません。インフラストラクチャ設定マネージャで次の設定を変更し,UCMDB でアクティブな TQL の上限を増やします。
サーバのアクティブ TQL の最大数
顧客のアクティブ TQL の最大数
問題 :HTTPS サーバ証明書が無効です。
解決策 :次のいずれかが原因です。
証明書の有効期限が過ぎています。新しい証明書を取得する必要があります。
証明書の認証機関が信頼された機関ではありません。信頼済みのルート証明書機関リストに認証機関を追加します。
問題 : Configuration Manager のログイン・ページからログインする場合,ログイン・エラーまたはアクセス拒否のページが表示されます。
解決策 :LW-SSO 設定が正しいことを確認します。詳細については,『HP UCMDB および Configuration Manager 強化ガイド』の一般的な LW-SSO 参考情報を参照してください。
問題 :不正なデータベース資格情報を入力したため,Configuration Manager サーバが起動しません。
解決策 :データベース資格情報に変更を加え,サーバが起動しない場合,資格情報が不正である可能性があります。データベース・パスワードを再度暗号化し,構成ファイルで新しい資格情報を入力します。次のように実行します。
コマンド・ラインから次のコマンドを実行して,更新されたデータベース・パスワードを暗号化します。
<Configuration Manager のインストール・ディレクトリ>\bin\encrypt-password.bat –p <password>
暗号化されたパスワードが返されます。
暗号化されたパスワード({ENCRYPTED}
接頭辞を含む)を,db.password parameter in <Configuration Manager のインストール・ディレクトリ>\conf\database.properties ファイルにコピーします。
問題 :バインド・ポートの問題により,Configuration Manager の Tomcat サーバが起動しません。
解決策 :次のいずれかを実行します。
インストール後ウィザードを実行し,Configuration Manager のサーバ・ポートを変更します。
Configuration Manager のポートを専有している他のプロセスを中断します。
次のファイルを編集して,Configuration Manager の構成ファイルでポートを手動で変更します。<Configuration Manager のインストール・ディレクトリ>\servers\server-0\conf\server.xml その後,次の関連ポートを更新します。
HTTP (8180):69 行目
HTTP (8143):71,90 行目
問題 :「out of memory(メモリ不足)」メッセージを受信します。
解決策 :サーバの起動パラメータを変更するには,次の手順を実行します。
次のバッチ・ファイルを実行します。
<Configuration Manager のインストール・ディレクトリ>/bin/edit-server-0.bat
次の設定を変更します。
-Dapplication.ms=<inital memory pool size>
-Dapplication.mx=<maximum memory pool size>
問題 :UCMDB で CI を変更したが,Configuration Manager に反映されない。
解決策 :Configuration Manager はオフラインの非同期分析プロセスを実行します。したがって,UCMDB の最新の変更がまだ処理されていない可能性があります。この問題を解決するには,次のいずれかの手順を実行してください。
数分間待ちます。標準設定の分析プロセス実行間隔は 10 分です。[管理]>[設定]で構成できます。
JMX 呼び出しを実行して,関連ビューでオフライン分析計算を実行します。
[ポリシー]で,[ポリシー分析の再計算]ボタンをクリックします。これによりすべてのビューで,オフライン分析プロセスが呼び出されます(多少時間がかかる場合があります)。1 つのポリシーを擬似的に変更し,保存しなければならない場合もあります。
制限事項
UCMDB サーバと Configuration Manager のサーバの時間設定は,秒単位まで同期されていなければなりません。
UCMDB サーバと Service Manager サーバの時間設定は同期されていなければなりません。
Configuration Manager Tomcat サーバで時間が変更される場合,サーバの時間を更新するために再起動が必要です。
トラブルシューティング
問題 :Configuration Manager のサービスを起動すると,次のエラー・メッセージが表示されます。
Windows は,ローカル・コンピュータで HP Universal CMDB Configuration Manager を起動できませんでした。詳細については,システム・マネージャ・イベント・ログを確認してください。これが Microsoft 以外のサービスである場合には,サービス・ベンダに連絡し,サービス固有エラー・コード 0 を参照してください。
解決策 :次の手順を実行します。
<Configuration Manager のインストール・ディレクトリ>\cnc\bin フォルダに移動し,次のコマンドを実行します。
edit-server-0.bat
[Startup]タブを選択します。[モード]ドロップダウン・リスト(画面の一番下)で,[実行]の代わりに[jvm]を選択します。
[OK]をクリックします。
サービスを実行します。
問題 :UCMDB ログイン・ページに転送後の Configuration Manager の認証時に,Configuration Manager に転送されず,UCMDB が開いてしまいます。
解決策 :Internet Explorer 6.0,7.0,8.0 ブラウザを使用している場合に,Configuration Manager の認証セッションのクッキーがブロックされているか,拒否されています。Configuration Manager のサーバを,コンピュータの Internet Explorer のセキュリティ・ゾーンで[イントラネット]または[信頼済みサイト]ゾーンに追加します([ツール]> [インターネットオプション]> [セキュリティ]> [イントラネット]> [サイト]> [詳細])。これですべての cookie が許可されます。
解決策 :UCMDB 設定の LW-SSO 構成が正しいことを確認します。詳細については,『HP Universal CMDB and Configuration Manager Hardening Guide』の LW-SSO についてのセクションを参照してください。
考えられる解決策ログイン URL で完全修飾ドメイン名(FQDN)を持つアプリケーションにアクセスしていることを確認してください(例 : http://myserver.companydomain.com/WebApp)。
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