[デプロイメントマネージャ] ページを使用して、コンテンツパックコンポーネントのインストールおよび削除を行うことができます。HPE OBRでは、コンテンツパックは次の層またはコンポーネントによって構成されます。
ドメインまたはコアドメインコンポーネントは、特定のコンテンツパックのデータモデルを定義します。これには、リレーショナルスキーマを生成するためのルールが含まれています。また、データベースへとデータを処理するためのデータ処理ルール (標準の事前集計ルールのセットを含む) も含まれています。ドメインコンポーネントには、1つまたは複数のレポートコンテンツパックコンポーネントで活用可能な、一般的に使用するディメンションとキューブを含めることができます。ドメインコンテンツパックコンポーネントは、設定済みのトポロジソースまたはデータの収集元であるデータソースに依存しません。
ETLコンテンツパックコンポーネントは、収集ポリシーと、変換ルール、調整ルール、およびステージングルールを定義します。また、データ処理ステップの実行順序を定義するデータ処理ルールも提供します。ETLコンテンツパックコンポーネントは、データソース依存型です。そのため、特定のドメインについて、各データソースアプリケーションは異なるETLコンテンツパックコンポーネントを持ちます。たとえば、HP Performance AgentおよびHP SiteScopeデータソースアプリケーションからシステムパフォーマンスデータを収集する場合は、SysPerf_ETL_PerformanceAgentおよびETL_SystemManagement_SiSというETLコンポーネントをそれぞれインストールする必要があります。単一のデータソースアプリケーションは、複数のETLコンポーネントを持つことができます。たとえば、Operations Agentでサポートされる仮想技術 (Oracle Solaris Zones、VMware、IBM LPAR、Microsoft Hyper-Vなど) ごとにETLコンポーネントを1つ持つことが可能です。ETLコンポーネントは、1つまたは複数のドメインコンポーネントに依存できます。また、同じドメインコンポーネントにデータをフィードする複数のETLコンポーネントを持つこともできます。
アプリケーションコンテンツパックコンポーネントは、アプリケーション固有の集計ルール、ビジネスビュー、SAP BOBJユニバース、および特定のドメインに対するレポートを定義します。アプリケーションコンポーネントは、1つまたは複数のドメインコンポーネントに依存できます。また、1つ以上のドメインコンポーネントで定義されるデータモデルを拡張する柔軟性も提供します。
デプロイメントマネージャは、インストール後の設定段階中に定義したトポロジソースに基づいてコンテンツパックコンポーネントをフィルター処理することにより、これらのコンテンツパックコンポーネントの選択を簡略化します。フィルター処理されたリストからは、インストールするコンテンツまたは特定のコンテンツパックコンポーネントを選択できます。デプロイメントマネージャは、コンテンツパックコンポーネントのサイレントインストールまたはアンインストールを実行しながら、最新のステータスをページに表示します。
[デプロイメントマネージャ] ページには、以下の項目が表示されます。
フィールド | 説明 |
---|---|
コンテンツ |
HPE OBRがデータを収集するコンテンツまたはドメインのタイプ。表示されるコンテンツのリストは、定義されているトポロジソース (RTSMまたはHPOM) に基づいてフィルター処理されます。 |
データソースアプリケーション | コンテンツに対してHPE OBRがデータを収集する際の収集元となるデータソース。 |
コンテンツパックコンポーネント名 |
コンテンツパックコンポーネントの名前。コンテンツパックは、通常はドメイン、ETL、およびレポートという3つのコンポーネントで構成されます。これらのコンテンツパックタイプの詳細については、『HPE Operations Bridge Reporterコンセプトガイド』を参照してください。 コンテンツパックコンポーネントの名前は、次の構文に基づきます。 AcronymofContentPack_Component_<Technology>_<DatasourceVersion> 例: SysPerf_Domain、VirtualEnvPerf_ETL_HyperV_PerformanceAgent、RealUsrTrans_Reports 技術、データソース、およびデータソースのバージョンはオプションです。データソースおよびそのバージョンは、コンポーネントがデータソース依存型であるETLコンポーネントの場合にのみ付加されます。 |
インストールされているバージョン | コンテンツパックコンポーネントのバージョン。 |
ステータス | インストールまたはアンインストールのプロセスのステータス。インストールまたはアンインストールのプロセス中に、[デプロイメントマネージャ] ページは自動的に更新され、プロセスに関する最新のステータスが表示されます。 |
削除 | インストールされているコンテンツパックコンポーネントを削除します。 |
インストール/アップグレード | 選択したコンテンツパックコンポーネントをインストール/アップグレードします。 |
すべて選択 | デプロイメントマネージャ内のすべてのコンテンツパックを選択します。 |
すべてクリア | デプロイメントマネージャ内の選択したコンテンツパックをすべてクリアします。 |
フィールド | 説明 |
---|---|
コンテンツパックコンポーネント名 | コンテンツパックコンポーネントの名前。 |
ステータス | インストールまたはアンインストールのプロセスのステータス。インストールまたはアンインストールのプロセス中に、[デプロイメントマネージャ] ページは自動的に更新され、プロセスに関する最新のステータスが表示されます。 |
インストール日 | 選択したコンテンツパックコンポーネントがインストールまたはアンインストールされた日時。 |
バージョン | コンテンツパックコンポーネントのバージョン。 |
メッセージ | インストールまたはアンインストールのステータスの説明。 |
使用準備が整ったすべてのコンテンツパックのリストは、[デプロイメントマネージャ] ページにあります。
このコンテンツパックは、他のコンテンツパックのインストール前またはインストール中にインストールする必要があります。コンポーネントは以下のとおりです。
HP OMi:このコンテンツパックをインストールしてOMi 10からデータのレポートを生成する場合は、次のものを選択して、[インストール/アップグレード] をクリックします。
HP Operations Manager i
CrossOprEvent_ETL_OMi10
CrossOprEvent_Domain_Reports
OMi Extended:OMi拡張コンテンツパックには、次のOMiの属性の拡張セットが含まれています。
OMi拡張コンテンツパックをインストールしてOMiからデータのレポートを生成する場合は、次のものを選択して、[インストール/アップグレード] をクリックします。
HP Operations Manager i
ヒント: このコンテンツパックとともに次の依存型コンテンツパック (およびそれらのコンポーネント) をインストールして、機能するようにします。
Core
BSM:このコンテンツパックをインストールしてBSMからデータのレポートを生成する場合は、次のものを選択して、[インストール/アップグレード] をクリックします。
HP BSM Service Health
HIKPI_ETL_ServiceHealth
HIKPI_Reports_ServiceHealth
HP OMi:このコンテンツパックをインストールしてOMi 10からデータのレポートを生成する場合は、次のものを選択して、[インストール/アップグレード] をクリックします。
HP BSM Service Health
HIKPI_ETL_ServiceHealth_OMi10
HIKPI_Reports_ServiceHealth
ヒント: このコンテンツパックとともに次の依存型コンテンツパック (およびそれらのコンポーネント) をインストールして、機能するようにします。
Core
HPSA:このコンテンツパックをインストールしてHPSAからデータのレポートを生成する場合は、次のものを選択して、[インストール/アップグレード] をクリックします。
HPOM:このコンテンツパックをインストールしてHPOMからデータのレポートを生成する場合は、次のものを選択して、[インストール/アップグレード] をクリックします。
HP Operations Smart Plug-in for WebSphere Application Server
「IBM WebSphereレポート用の前提条件ポリシー (SPI)」も確認してください。
BSM/OMi:このコンテンツパックをインストールしてBSM/OMiからデータのレポートを生成する場合は、次のものを選択して、[インストール/アップグレード] をクリックします。
OMi Management Pack for IBM WebSphere Application Server
「IBM WebSphereレポート用の前提条件ポリシー (SPI)」も確認してください。SPIからデータを収集してOMiにフィードする基盤となるHPOM環境がある場合は、「IBM WebSphereレポート用の前提条件ポリシー (MP)」を確認してください。
ヒント: このコンテンツパックとともに次の依存型コンテンツパック (およびそれらのコンポーネント) をインストールして、機能するようにします。
Core
Operation Manager
System Performance
HPOMおよびBSM/OMi:このコンテンツパックをインストールしてHPOM、BSM、またはOMiからデータのレポートを生成する場合は、次のものを選択して、[インストール/アップグレード] をクリックします。
HP Operations Smart Plug-in for Microsoft Active Directory、OMi Management Pack for Microsoft Active Directory
MicrosoftActiveDirectory_ETL_ADSPI
「Microsoft Active Directoryレポート用の前提条件ポリシー (SPI)」および「Microsoft Active Directoryレポート用の前提条件ポリシー (MP)」も確認してください。
ヒント: このコンテンツパックとともに次の依存型コンテンツパック (およびそれらのコンポーネント) をインストールして、機能するようにします。
Core
HPOMおよびBSM/OMi:このコンテンツパックをインストールしてHPOM、BSM、またはOMiからデータのレポートを生成する場合は、次のものを選択して、[インストール/アップグレード] をクリックします。
Microsoft Exchange 2007の場合
Microsoft Exchange 2007用のHP Operations Smart Plug-in
MicrosoftExchange_ETL_ExchangeSPI2007
Microsoft Exchange 2010の場合
Microsoft Exchange 2010用のHP Operations Smart Plug-in、Microsoft Exchange Server用のOMi管理パック
MicrosoftExchange_ETL_ExchangeSPI2010
Microsoft Exchange 2013の場合
Microsoft Exchange 2013用のHP Operations Smart Plug-in、Microsoft Exchange Server用のOMi管理パック
MicrosoftExchange_ETL_ExchangeSPI2013
「Microsoft Exchange Serverレポート用の前提条件ポリシー (SPI)」も確認してください。
ヒント: このコンテンツパックとともに次の依存型コンテンツパック (およびそれらのコンポーネント) をインストールして、機能するようにします。
Core
System Performance
HPOMおよびBSM/OMi:このコンテンツパックをインストールしてHPOM、BSM、またはOMiからデータのレポートを生成する場合は、次のものを選択して、[インストール/アップグレード] をクリックします。
HP Operations Smart Plug-in for Microsoft SQL Server、OMi Management Pack for Microsoft SQL Server
MicrosoftSQLServer_ETL_DBSPI
「Microsoft SQL Serverレポート用の前提条件ポリシー (SPI)」および「Microsoft SQL Serverレポート用の前提条件ポリシー (MP)」も確認してください。
ヒント: このコンテンツパックとともに次の依存型コンテンツパック (およびそれらのコンポーネント) をインストールして、機能するようにします。
Core
System Performance
Network Component_Health:このコンテンツパックをインストールして、Network Mode Manager i (NNMi) がBSMと統合されたネットワークコンポーネントヘルスのレポートを生成する場合は、次のものを選択して、[インストール/アップグレード] をクリックします。
NNM iSPI for Performance:
Network Interface_Health:このコンテンツパックをインストールして、Network Mode Manager i (NNMi) がBSMと統合されたネットワークインタフェースヘルスのレポートを生成する場合は、次のものを選択して、[インストール/アップグレード] をクリックします。
NNM iSPI for Performance:
RTSM:このコンテンツパックをインストールして、Network Mode Manager i (NNMi) がBSMと統合されたネットワークデータのレポートを生成する場合は、次のものを選択して、[インストール/アップグレード] をクリックします。
NNM iSPI for Performance
NetworkPerf_ETL_PerfiSPI_RTSM
Non-RTSM:このコンテンツパックをインストールして、Network Mode Manager i (NNMi) がBSMと統合されていないネットワークデータのレポートを生成する場合は、次のものを選択して、[インストール/アップグレード] をクリックします。
NNM iSPI for Performance
NetworkPerf_ETL_PerfiSPI_NonRTSM
ヒント: このコンテンツパックとともに次の依存型コンテンツパック (およびそれらのコンポーネント) をインストールして、機能するようにします。
Core
System Performance
HPOM:このコンテンツパックをインストールしてHPOMにログ記録されるイベントのレポートを生成する場合は、次のものを選択して、[インストール/アップグレード] をクリックします。
HP Operations Manager
OprEvent_ETL_HPOM
OprEvent_Domain_Reports
ヒント: このコンテンツパックとともに次の依存型コンテンツパック (およびそれらのコンポーネント) をインストールして、機能するようにします。
Core
HPOMおよびBSM/OMi:このコンテンツパックをインストールしてHPOM、BSM、またはOMiからデータのレポートを生成する場合は、次のものを選択して、[インストール/アップグレード] をクリックします。
HP Operations Smart Plug-in for Oracle、OMi Management Pack for Oracle
Oracle_ETL_DBSPI
「Oracle Databaseレポート用の前提条件ポリシー (SPI)」および「Oracle Databaseレポート用の前提条件ポリシー (MP)」も確認してください。
ヒント: このコンテンツパックとともに次の依存型コンテンツパック (およびそれらのコンポーネント) をインストールして、機能するようにします。
Core
Operation Manager
System Performance
HPOM:このコンテンツパックをインストールしてHPOMからデータのレポートを生成する場合は、次のものを選択して、[インストール/アップグレード] をクリックします。
HP Operations Smart Plug-in for Oracle WebLogic Server
OracleWebLogic_ETL_WebLogicSPI
「Oracle WebLogicレポート用の前提条件ポリシー (SPI)」も確認してください。
BSM/OMi:このコンテンツパックをインストールしてBSM/OMiからデータのレポートを生成する場合は、次のものを選択して、[インストール/アップグレード] をクリックします。
OMi Management Pack for Oracle WebLogic Server
「Oracle WebLogicレポート用の前提条件ポリシー (MP)」も確認してください。SPIからデータを収集してOMiにフィードする基盤となるHPOM環境がある場合は、「Oracle WebLogicレポート用の前提条件ポリシー (SPI)」を確認してください。
ヒント: このコンテンツパックとともに次の依存型コンテンツパック (およびそれらのコンポーネント) をインストールして、機能するようにします。
Core
Operation Manager
System Performance
HPOM:このコンテンツパックをインストールしてHPOMからデータのレポートを生成する場合は、次のものを選択して、[インストール/アップグレード] をクリックします。
HP Real User Monitor
RealUsrTrans_ETL_RUM
RealUsrTrans_Domain_Reports
BSM/OMi:このコンテンツパックをインストールしてBSM/OMiからデータのレポートを生成する場合は、次のものを選択して、[インストール/アップグレード] をクリックします。
HP Real User Monitor
RealUsrTrans_Domain_Reports
ヒント: このコンテンツパックとともに次の依存型コンテンツパック (およびそれらのコンポーネント) をインストールして、機能するようにします。
Core
Operation Manager
System Performance
仮想化パフォーマンス
Operation Events (Operations Manager)
HPOM:このコンテンツパックをインストールしてHPOMからデータのレポートを生成する場合は、次のものを選択して、[インストール/アップグレード] をクリックします。
HP Business Process Monitor
SynTrans_ETL_BPM
SynTrans_Domain_Reports
BSM/OMi:このコンテンツパックをインストールしてBSM/OMiからデータのレポートを生成する場合は、次のものを選択して、[インストール/アップグレード] をクリックします。
HP Business Process Monitor
SynTrans_Domain_Reports
ヒント: このコンテンツパックとともに次の依存型コンテンツパック (およびそれらのコンポーネント) をインストールして、機能するようにします。
Core
HP Operations Agent:このコンテンツパックをインストールしてHP Operations Agentからデータのレポートを生成する場合は、次のものを選択して、[インストール/アップグレード] をクリックします。
HP Performance Agent、HP Operations Agent
SysPerf_ETL_PerformanceAgent
SysPerf_Domain
SysPerf_Reports
HP SiteScope:このコンテンツパックをインストールしてHP SiteScopeからデータのレポートを生成する場合は、次のものを選択して、[インストール/アップグレード] をクリックします。
HP SiteScope
SysPerf_ETL_SiS_APIまたはSysPerf_ETL_SiS_DB (SysPerf_ETL_SiSは廃止されています)
SysPerf_Domain
SysPerf_SiS_ETL
コンテンツパックコンポーネントは廃止されています。SysPerf_SiS_ETL
の代わりに、SysPerf_SiS_DB
またはSysPerf_SiS_API
を使用してください。
以前バージョンのHPE OBRからアップグレードした場合は、次の手順に従ってSysPerf_SiS_ETL
からSysPerf_SiS_DB
またはSysPerf_SiS_API
に移動してください。
適切なデータソースを選択し、すべての [SiteScope] チェックボックスで [ダイレクトAPI] または [プロファイルDB] をオンにします。
注: これらのオプションは、[SiteScope] チェックボックスをオンにした後にのみ表示されます。
SysPerf_SiS_API
を選択し、[プロファイルDB] をオンにした場合はSysPerf_SiS_DB
を選択して、[インストール/アップグレード] をクリックします。ヒント: このコンテンツパックとともに次の依存型コンテンツパック (およびそれらのコンポーネント) をインストールして、機能するようにします。
Core
HP Operations Agent:このコンテンツパックをインストールしてHP Operations Agentからデータのレポートを生成する場合は、次のものを選択して、[インストール/アップグレード] をクリックします。
HP Performance Agent
VirtualEnvPerf_ETL_HyperV_PerformanceAgent
HP SiteScope:このコンテンツパックをインストールしてHP SiteScopeからデータのレポートを生成する場合は、次のものを選択して、[インストール/アップグレード] をクリックします。
HP SiteScope
VirtualEnvPerf_ETL_VMware_SiteScope
VirtualEnvPerf_Domain_VMWare
VirtualEnvPerf_Reports_VMWare
VMware vCenter:このコンテンツパックをインストールしてVMware vCenterからデータのレポートを生成する場合は、次のものを選択して、[インストール/アップグレード] をクリックします。
VMware vCenter
VirtualEnvPerf_Domain_VMWare
VirtualEnvPerf_Reports_VMWare
ヒント: このコンテンツパックとともに次の依存型コンテンツパック (およびそれらのコンポーネント) をインストールして、機能するようにします。
Core
System Performance
[デプロイメントマネージャ] ページを使用すると、次のようなタスクを実行できます。