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データエイジングの管理

HPE OBRは、コンテンツパックに事前定義されている収集ポリシーに基づいて、定期的な間隔でさまざまなデータソースからデータを収集します。収集されたデータは、多様なファクトテーブルのタイプでデータベースに保存されます。データがポーリングされたイベントとしてデータソースから収集される場合、それは未処理データと呼ばれ、「ポーリング時」テーブルに保存されます。データを5分間の要約済みデータとして収集することもできます。この種のデータは割合データと呼ばれ、「5分」テーブルに保存されます。

HPE OBRデータベースは、ワークフロープロセスを通して、未処理データまたは割合データに対して集約ルーチンを実行します。集約ルーチンはデータを時間別および日別のデータに変換します。その後、そのデータは次のような物理データテーブルに保存されます。

月や年のレポートが生成されると、日別テーブルからのデータがオンラインで集約され、HPE OBRレポートに表示されます。月別テーブルおよび年別テーブルは、すぐに使えるOOTBコンテンツパック用のデータベース内の物理テーブルではありません。

データテーブルはコンテンツパックに基づき異なります。特定のコンテンツパックで、利用可能なデータテーブルはそのコンテンツパックに対して定義されたモデルに基づきます。

アクティブの保持

HPE OBRでは、テーブルにデータが過剰に累積されることを防ぐため、データのエイジングを行います。エイジングとは、保持期間の概念であり、テーブルにデータが保存される日数のことです。エイジングプロセスでは、そのテーブルに対して指定されている保持期間以上テーブル内に存在するデータが削除されます。どのテーブルにも、次のようなデフォルトの保持期間があります。

:CIタイプやノードなど、HPE OBRによって収集されるディメンションデータは、データベーステーブルに残ります。HPE OBRはこのデータを削除しません。

エイジングの管理

管理コンソールの [エイジング] ページを使用して、アクティブ保持期間の設定を行えます。