カスタマイズして出力したドキュメント:
ドキュメントリリース日: 2016年1月
ソフトウェアリリース日: 2016年1月 |
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HPE Cloud Optimizerは、仮想化環境の要素の容量傾向およびパフォーマンス傾向を分析するWebベースの分析視覚化ツールです。このツールは、環境の概要、ほぼリアルタイムのデータ分析、履歴データ分析を提供し、インタラクティブなダッシュボードの使用による優先順位付けを行うことで、仮想化環境の監視を可能にします。また、クラウドおよびハイパーバイザー環境での監視も可能にします。
HPE Cloud Optimizerによって、要素のパフォーマンスデータが相互のコンテキストにおいて可視化され、迅速にボトルネックを分析できるようになります。HPE Cloud Optimizerは容量分析、パフォーマンス監視、グラフ生成、レポート機能を単一のインターフェイスで提供します。
実行するタスクを選択します。
インストールタイプを選択し、HPE Cloud Optimizerのインストール、アップグレードまたは削除を行います。
HPE Cloud Optimizerを仮想アプライアンスとして使用することで、VMware vCenterで簡単にデプロイできます。仮想アプライアンスは、オペレーティングシステムおよびソフトウェアアプリケーションに付属する、事前設定された仮想マシンで、すぐに実行することができます。Linuxベースのインストーラーを使用してHPE Cloud Optimizerをインストールすることもできます。
アップグレードするバージョンを選択します。
インストール設定を選択します。
非在席操作によるインストールは自動インストールテクノロジで、ユーザーの操作をほとんど必要としませんが、在席操作によるインストールではユーザーの操作が必要になります。
インストール設定を選択します。
グラフィックインターフェイスの場合、ユーザーはグラフィックを使用して移動や操作を行います。
コマンドラインインターフェイスの場合、ユーザーはターミナルウィンドウやコンソールウィンドウにコマンドを入力して操作を行うことができます。
実行する設定タスクを選択します。
実行するタスクを選択します。
カスタマイズされたドキュメントを画面に表示したり、印刷したりできます。
PDF印刷ドライバーがコンピューターにインストールされている場合、[印刷] をクリックすると、選択内容に応じてカスタマイズされたPDFドキュメントが作成されます。PDF印刷ドライバーは、オープンソースプロバイダーやサードパーティプロバイダーから取得できます。
次の手順は、ユーザーの選択によってカスタマイズされます。選択が正しいことを確認してください。
選択が正しくない場合は、[変更] をクリックします。
インストール中、インストーラーは次のタスクを実行します。
注: HPE Cloud Optimizerは、Linuxオペレーティングシステムのx64ビットバージョンのみをサポートしています。
HPE Operations Agentとの共存のために使用される次のファイルの場所が変更されています。
ファイル名 | 古い場所 | 新しい場所 |
---|---|---|
Viserver.properties | /var/opt/perf | /var/opt/OV/conf/PV |
VILog4j.xml | /var/opt/perf | /var/opt/OV/conf/PV |
pvcd.jar | /opt/perf/bin/java | /opt/OV/lbin/PV/java |
log4j-1.2.17.jar | /opt/perf/bin/java | /opt/OV/lbin/PV/java |
注: 共通のjarsファイルは/opt/OV/lbin/PV/javaに移動されます。テクノロジ固有のjarsはSMEPackの一部です。
たとえば、VMWAREコレクターで必要なjarsは、VMWARE SMEPack内のjavaフォルダーに存在します。
/opt/OV/newconfig/OVPM/smepack/VMWARE/java
HPE Cloud Optimizerでは、ファイアウォールで次のポートが開いている必要があります。
ポート | プロトコル | 方向 | 説明 |
---|---|---|---|
8081 | HTTP | HPE Cloud Optimizerサーバーに向かう方向 | HPE Cloud Optimizerがインストールされているシステムにファイアウォールが存在する場合に、HPE Cloud Optimizerにリモートブラウザーからアクセスできるようにするためのポート |
8444 | HTTPS | HPE Cloud Optimizerサーバーに向かう方向 | HPE Cloud OptimizerにHypertext Transfer Protocol Secure (HTTPS) モードでアクセスするためのポート |
5480、5488、5489 | HTTPS | HPE Cloud Optimizerサーバーに向かう方向 |
Virtual Appliance Management Interface (VAMI) にアクセスするためのポート HPE Cloud Optimizer仮想アプライアンスのアップグレードを実行しない場合は、ポート5489を無効のままにすることを推奨します。 |
383 | HTTPS | 双方向、RCP対応 | HPE Cloud Optimizerの内部通信プロセスのためのポート |
5433 | HTTPS | HPE Cloud OptimizerサーバーまたはリモートVerticaシステムに向かう方向 | HPE Cloud Optimizerのデータベース要件 (HPE Vertica) のためのポート。 |
443 | HTTPS | vCenter Serverに向かう方向。HPE Cloud Optimizerは、vSphereホストに直接接続しません。vCenterにのみ接続します。 | VMware vSphereターゲットからのデータ収集のためのポート |
5671 | HTTPS | OneViewサーバーに向かう方向 | HPE OneViewターゲットからのデータ収集のためのポート |
135 | TCPまたはWMI | Windows HyperVホストに向かう方向 | Hyper-Vターゲットからのデータ収集のためのポート。WindowsプロキシシステムとHyper-Vホスト間のポートは、Hyper-Vホスト上で開かれている必要があります。 |
8100 | HTTPS | SCVMMシステムに向かう方向 | SCVMMターゲットからのデータ収集のためのポート。WindowsプロキシシステムとSCVMMホスト間のポートは、SCVMMホスト上で開かれている必要があります。 |
22 | TCPまたはSSH | KVMまたはXENホストに向かう方向、HPE Cloud Optimizerシステムに向かう方向 (管理/コンソールアクセス用) | KVMおよびXenターゲットからのデータ収集のためのポート |
35357 (管理)、8774 (Nova) | HTTPS | OpenStackコントローラーシステムに向かう方向 | OpenStackターゲットからのデータ収集のためのポート。 |
381 | HTTP | HPE Compute Sensorを稼働しているVMまたは物理システムに向かう方向 | ゲストOSドリルダウン機能がHPE Cloud Optimizerで動作するためのポート |
/etc/init.d/vami-lighttp start
/etc/init.d/vami-sfcb start
/etc/init.d/vami-lighttp stop
/etc/init.d/vami-sfcb stop
HPE Cloud Optimizerでは、ファイアウォールで次のポートが開いている必要があります。
ポート | プロトコル | 方向 | 説明 |
---|---|---|---|
8081 | HTTP | HPE Cloud Optimizerサーバーに向かう方向 | HPE Cloud Optimizerがインストールされているシステムにファイアウォールが存在する場合に、HPE Cloud Optimizerにリモートブラウザーからアクセスできるようにするためのポート |
8444 | HTTPS | HPE Cloud Optimizerサーバーに向かう方向 | HPE Cloud OptimizerにHypertext Transfer Protocol Secure (HTTPS) モードでアクセスするためのポート |
5480、5488、5489 | HTTPS | HPE Cloud Optimizerサーバーに向かう方向 |
Virtual Appliance Management Interface (VAMI) にアクセスするためのポート HPE Cloud Optimizer仮想アプライアンスのアップグレードを実行しない場合は、ポート5489を無効のままにすることを推奨します。 |
383 | HTTPS | 双方向、RCP対応 | HPE Cloud Optimizerの内部通信プロセスのためのポート |
5433 | HTTPS | HPE Cloud OptimizerサーバーまたはリモートVerticaシステムに向かう方向 | HPE Cloud Optimizerのデータベース要件 (HPE Vertica) のためのポート。 |
443 | HTTPS | vCenter Serverに向かう方向。HPE Cloud Optimizerは、vSphereホストに直接接続しません。vCenterにのみ接続します。 | VMware vSphereターゲットからのデータ収集のためのポート |
5671 | HTTPS | OneViewサーバーに向かう方向 | HPE OneViewターゲットからのデータ収集のためのポート |
135 | TCPまたはWMI | Windows HyperVホストに向かう方向 | Hyper-Vターゲットからのデータ収集のためのポート。WindowsプロキシシステムとHyper-Vホスト間のポートは、Hyper-Vホスト上で開かれている必要があります。 |
8100 | HTTPS | SCVMMシステムに向かう方向 | SCVMMターゲットからのデータ収集のためのポート。WindowsプロキシシステムとSCVMMホスト間のポートは、SCVMMホスト上で開かれている必要があります。 |
22 | TCPまたはSSH | KVMまたはXENホストに向かう方向、HPE Cloud Optimizerシステムに向かう方向 (管理/コンソールアクセス用) | KVMおよびXenターゲットからのデータ収集のためのポート |
35357 (管理)、8774 (Nova) | HTTPS | OpenStackコントローラーシステムに向かう方向 | OpenStackターゲットからのデータ収集のためのポート。 |
381 | HTTP | HPE Compute Sensorを稼働しているVMまたは物理システムに向かう方向 | ゲストOSドリルダウン機能がHPE Cloud Optimizerで動作するためのポート |
/etc/init.d/vami-lighttp start
/etc/init.d/vami-sfcb start
/etc/init.d/vami-lighttp stop
/etc/init.d/vami-sfcb stop
HPE Cloud Optimizer仮想アプライアンスは、次のサイトからダウンロードできます。http://www.hp.com/go/vpvHPE Cloud Optimizer仮想アプライアンスは、VMware vSphere ClientのOVFテンプレートのデプロイ機能を使用してインストールできます。仮想アプライアンスにログオンするためのユーザー名はroot、パスワードはvperf*viewerです。詳細については、VMwareのマニュアルを参照してください。
HPE Cloud Optimizerを仮想アプライアンスとして使用することで、vCenterで簡単にデプロイできます。VMware vSphere Clientユーザーインターフェイスを使用して、仮想アプライアンスをデプロイできます。
VMware vCenter Serverのバージョン5.0、5.1、5.5および6.0をサポートしています。
HPE Cloud Optimizer仮想アプライアンスをデプロイするには、次の手順を実行します。
注: 詳細については、VMwareのマニュアルを参照してください。VMwareによっては、手順が変更される場合があります。
仮想アプライアンスへのログイン
ユーザー名rootを使用して、HPE Cloud Optimizer仮想アプライアンスにログインできます。デフォルトのパスワードはvperf*viewerです。このパスワードは、ログイン後に変更することを推奨します。
注: HP vPV 2.10および2.20からのみHPE Cloud Optimizer 3.00にアップグレードすることができます。HPE Cloud Optimizerのアップグレードにはかなりの時間がかかります。HP vPVバージョン1.00、1.10、1.20、2.00、2.01からHPE Cloud Optimizer 3.00にアップグレードすることはできません。また、ロールバックをサポートしていないため、HPE Cloud Optimizer 3.00にアップグレードする前にHP vPV 2.10または2.20マシンのスナップショットを取得していることを確認してください。
すでにHP vPVのバージョン2.20が仮想アプライアンス上にデプロイされている場合にHPE Cloud Optimizer 3.00にアップグレードする場合は、次の2つの操作を使用できます。
rootユーザーとしてHPE Cloud Optimizer仮想アプライアンスにログオンします。
次のコマンドを実行します。
cp /opt/vmware/etc/lighttpd/lighttpd.conf.vPV cp /opt/vmware/etc/lighttpd/lighttpd.conf
/etc/init.d/vami-lighttp restart
注: HP vPV 2.10および2.20からのみHPE Cloud Optimizer 3.00にアップグレードすることができます。HPE Cloud Optimizerのアップグレードにはかなりの時間がかかります。HP vPV 1.00、1.10、1.20、2.00、2.01からHPE Cloud Optimizer 3.00にアップグレードすることはできません。また、ロールバックをサポートしていないため、HPE Cloud Optimizer 3.00にアップグレードする前にHP vPV 2.10または2.20マシンのスナップショットを取得していることを確認してください。
すでにHP vPVのバージョン2.10が仮想アプライアンス上にデプロイされている場合にHPE Cloud Optimizer 3.00にアップグレードする場合は、次の2つの操作を使用できます。
rootユーザーとしてHPE Cloud Optimizer仮想アプライアンスにログオンします。
次のコマンドを実行します。
cp /opt/vmware/etc/lighttpd/lighttpd.conf.vPV cp /opt/vmware/etc/lighttpd/lighttpd.conf
/etc/init.d/vami-lighttp restart
HPE Cloud Optimizer仮想アプライアンスを削除するには、VMの電源をオフにしてからVMを削除します。
非在席操作によるインストールを実行するには、次の手順を実行します。
.tarファイルをダウンロードします。.tarファイルのコンテンツを展開します。
.tarファイルが展開されているディレクトリに移動します。
コマンドプロンプトで、次の構文を入力します。
./HPPV_3.00.xxx_setup.bin -i silent
注: インストーラーによって正常に動作するHPE Cloud Optimizerのインストールが検出されると、-i silentコマンドを実行したときにHPE Cloud Optimizerがアンインストールされます。検出されない場合は、HPE Cloud Optimizerがインストールされます。
/tmp/HPOvInstaller/HPPVInstallLog.txt
にあるHPE Cloud Optimizerインストーラーログファイルを表示できます。
グラフィックインターフェイスを介してのHPE Cloud Optimizerのインストール
X11インターフェイスを使用してHPE Cloud Optimizerをインストールするには、次のタスクを実行します。
.tarファイルをダウンロードします。.tarファイルのコンテンツを展開します。
X11ターミナルウィンドウを使用してインストールを開始する場合は、次のコマンドを入力することで、DISPLAY変数をエクスポートしてX11ターミナルをポイントします。
export DISPLAY=<IP_Address/system_name>:0.0
ここで、<IP_Address/system_name>はX11ターミナルのIPアドレスまたはシステム名です。
次を入力します。
<CD/DVD-ROM> HPPV_3.00.xxx_setup.bin
ここで、<CD/DVD-ROM>はCD/DVD ROMのドライブ文字です。
HPE Cloud Optimizerインストールウィザードが表示されます。このウィンドウに、紹介メッセージが表示されます。
注: Linuxシステムに初めてHPE Cloud Optimizerをインストールする場合は、インストールパラメーターを含むovinstallparams.ini
ファイルがシステムのtemporary
ディレクトリに作成されます。インストール時、HPEインストーラーによってovinstallparams.ini
ファイルの確認が実行されます。HPEインストーラーがシステムでovinstallparams.ini
ファイルを検出すると、このファイルの値を再利用するかどうかを確認するメッセージが表示されます。
HPEインストーラーがファイルを検出しない場合、システムによってデフォルト値を含むovinstallparams.ini
ファイルがtemporary
ディレクトリに作成されます。ovinstallparams.ini
データを保存するには、その他のHPE製品をインストールする前にファイルを別の場所にコピーします。
次の言語のいずれかをシステムのロケールとして設定している場合:英語、日本語、簡易中国語を設定している場合、インストールの開始時にインストーラーによってその言語を選択するように求められます。システムのロケールに設定されている言語を選択するためのオプションが用意されています。システムのロケールがこれら以外の言語に設定されている場合、インストーラーは「英語」のみを表示します。
[次へ] をクリックします。インストール前の概要の画面が表示されます。この画面には、インストールされるコンポーネントの一覧が表示されます。
注: HP vPVバージョン2.01または2.10がシステムに存在している場合、すでにインストール済みのコンポーネントパッケージを強制的に再インストールするよう求められることがあります。
[インストール] をクリックします。
注: インストールが失敗した場合は、ロールバックするか、インストールを中止できます。[ロールバック] オプションでは、すでにインストールされているコンポーネントを削除します。
[終了 ] をクリックすると、インストールが終了しますが、その時点ですでにインストールされているコンポーネントはアンインストールされません。
次回HPE Cloud Optimizerのインストールを開始するときに、インストーラーによってHPE Cloud Optimizerのインストールを再開するか、アンインストールするかを確認するプロンプトが表示されます。
[完了] をクリックして、インストールを終了します。
注: システムを再起動する必要がある場合は、インストールの完了後に「システムの構成の変更を有効にするには、システムを再起動する必要があります。インストールを終了しますか?」というメッセージが表示されます。
インストール後にシステムを再起動することをお勧めします。
コマンドラインインターフェイスを介してHPE Cloud Optimizerをインストールするには、次の手順を実行します。
.tarファイルをダウンロードします。.tarファイルのコンテンツを展開します。
次のコマンドを実行します。
スタンドアロンシステムにHPE Cloud Optimizerをインストールする場合
<tarファイルが展開されるディレクトリ>/HPPV_3.00.xxx_setup.bin
次の言語のいずれかをシステムのロケールとして設定している場合:英語、日本語、簡易中国語を設定している場合、インストールの開始時にインストーラーによってその言語を選択するように求められます。システムのロケールに設定されている言語を選択するためのオプションが用意されています。システムのロケールがこれら以外の言語に設定されている場合、インストーラーは「英語」のみを表示します。
Enterをクリックして続行します。インストール前の概要が表示されます。
注: HP vPVバージョン2.01または2.10がシステムに存在している場合、すでにインストール済みのコンポーネントパッケージを強制的に再インストールするよう求められることがあります。続行するには [はい] を選択します。
Enterをクリックして続行します。
インストールが完了すると、インストールが正常に完了したことを示すメッセージが表示されます。
注: HP vPV 2.10および2.20からのみHPE Cloud Optimizer 3.00にアップグレードすることができます。HPE Cloud Optimizerのアップグレードにはかなりの時間がかかります。HP vPV 1.00、1.10、1.20、2.00、2.01からHPE Cloud Optimizer 3.00にアップグレードすることはできません。また、ロールバックをサポートしていないため、HPE Cloud Optimizer 3.00にアップグレードする前にHP vPV 2.10または2.20マシンのスナップショットを取得していることを確認してください。
すでにHP vPVバージョン2.20がご使用の環境にインストールされている場合にバージョン3.00にアップグレードする場合は、.tarまたは.isoを使用します。.tarまたは.isoをローカルマシン上にダウンロードして、HPE Cloud OptimizerをVMにインストールします。
注: HP vPV 2.10および2.20からのみHPE Cloud Optimizer 3.00にアップグレードすることができます。HPE Cloud Optimizerのアップグレードにはかなりの時間がかかります。HP vPV 1.00、1.10、1.20、2.00、2.01からHPE Cloud Optimizer 3.00にアップグレードすることはできません。また、ロールバックをサポートしていないため、3.00にアップグレードする前にHP vPV 2.10または2.20マシンのスナップショットを取得していることを確認してください。
すでにHP vPVバージョン2.10がご使用の環境にインストールされている場合にバージョン3.00にアップグレードする場合は、.tarまたは.isoを使用します。.tarまたは.isoをローカルマシン上にダウンロードして、HPE Cloud OptimizerをVMにインストールします。
HPE Cloud OptimizerをLinuxシステムから削除するには、次の手順を実行します。
/opt/OV/Uninstall/HPPV
に移動します。アンインストールコマンドを実行します。
X11インターフェイスを使用するには、必要に応じてDISPLAY変数をエクスポートして、X11ターミナルをポイントします。次に、コマンドを実行します。
./setup.bin
コマンドラインインターフェイスを使用するには、次のコマンドを実行します。
./setup.bin
正常なインストールの場合
Linuxの場合:/tmp/HPPV_3.xx.xxx_HPPVInstaller.txt
/var/tmp/HPPVInstaller/PerfUtil-mm-dd-yyyy.log.0
この場合、mm
は月、dd
は日、yyyy
は年を示します。ファイル名は、インストールが実行された時間を示します。
HPE Verticaのリモートインスタンスと通信するように、HPE Cloud Optimizerを設定するには、次の手順を実行します。
HPE Cloud Optimizerのデータベースインスタンスが作成されるマシン:
HPE Verticaシステムへのデータベースインスタンスのログインを作成するには、次のコマンドを実行します。
su <dbadminuser> -c "/opt/vertica/bin/adminTools -t create_db -s <hostname> -d pv -c <Vertica_DB_Path>/catalog -D <Vertica_DB_Path>/data"
この例では、
dbadminuser
はデータベース管理者ユーザーです。
hostname
はHPE Verticaシステムのホスト名またはIPアドレスです。
Vertica_DB_Path
はHPE Verticaのデータベースパスです。
例: su dbadmin -c "/opt/vertica/bin/adminTools -t create_db -s 10.20.10.1 -d pv -c /vertica_disk/catalog -D /vertica_disk/data"
HPE Verticaユーザーを作成します。次のコマンドを順に実行して、パブリックスキーマへのアクセス権を持つHPE Verticaユーザーを作成します。
su <dbadminuser> /opt/vertica/bin/vsql –c “CREATE USER <UserName> IDENTIFIED BY '<Userpassword>'”
su <dbadminuser> /opt/vertica/bin/vsql –c “GRANT ALL ON SCHEMA PUBLIC to <UserName>”
この例では、
dbadminuser
はデータベース管理者ユーザーです。
UserName
はデータベースインスタンスのユーザー名です。
Userpassword
はデータベースインスタンスのパスワードです。
HPE Cloud Optimizerシステム:
次のコマンドを実行して、ovtomcatBおよびpvcdプロセスを停止します。
/opt/OV/bin/ovc -stop
次のコマンドを実行して、ローカルのHPE Verticaインスタンスを停止します。
/opt/OV/bin/pv_vertica stop
/var/opt/OV/conf/perf/
に移動しますhibernate.connection.url = jdbc:vertica://<IPアドレス>:<ポート番号>/pv
を設定します
この例では、
IPアドレス
はリモートのHPE VerticaインスタンスのIPアドレスになります
ポート番号
はリモートのHPE Verticaインスタンスのポート番号になります
hibernate.connection.username=<ユーザー名>
を設定します。
この例では、
ユーザー名
はリモートのHPE Verticaインスタンスのユーザー名になります
hibernate.connection.password=<パスワード>
を設定します
この例では、
パスワード
はリモートのHPE Verticaインスタンスの暗号化された
パスワードになります
pvconfig -en <パスワード>
パスワード
はリモートのHPE Verticaインスタンスの復合化されたパスワードになります。設定データベース内のユーザー名、パスワード、および接続文字列を更新するには、次のコマンドを実行します。
ovconfchg -ns pvcd.dml -set username "<ユーザー名
>"
この例では、
ユーザー名
はリモートのHPE Verticaインスタンスのユーザー名になります
ovconfchg -ns pvcd.dml -set password "<パスワード>
"
この例では、
パスワード
はリモートのHPE Verticaインスタンスの暗号化された
パスワードになります
pvconfig -en <パスワード>
パスワード
はリモートのHPE Verticaインスタンスの復合化されたパスワードになります。ovconfchg -ns pvcd.dml -set ConnectionString "DSN=Vertica;SERVERNAME=<IPアドレス>;PORT=<ポート番号>
;"
この例では、
IPアドレス
はリモートのHPE VerticaインスタンスのIPアドレスになります
ポート番号
はリモートのHPE Verticaインスタンスのポート番号になります
次のコマンドを順に実行して、HPE Cloud Optimizerシステムでデータベーススキーマを作成します。
/opt/OV/bin/pvsql -f /opt/OV/newconfig/OVPM/vertica/CreateTables_Vertica.sql
/opt/OV/bin/pvsql -f /opt/OV/newconfig/OVPM/vertica/DummyData_Vertica.sql
/opt/OV/bin/pvsql -f /opt/OV/newconfig/DataDir/conf/PV/Model/DMLMetaMetaSchema
/opt/OV/bin/pvsql -f /var/opt/perf/syspulse/scripts/createtable.sql
/opt/OV/bin/pvsql -f /opt/OV/newconfig/OVPM/vertica/Create_Custom_Projections.sql
次のコマンドを実行して、HPE Cloud Optimizerプロセスを起動します。
• /opt/OV/bin/pvconfig –um
• /opt/OV/bin/ovc –start
HPE Cloud Optimizerでは、HTTPSプロトコルがデフォルトで有効になっています。HTTPSのデフォルトのポート番号は8444です。セキュアモードでHPE Cloud Optimizerにアクセスするには、次のURLを使用します。
https://<システム名>:8444/PV
HTTPS通信のデフォルトのポート設定を変更することもできます。
ポート設定の変更:
HPE Cloud OptimizerにアクセスするためのデフォルトのHTTPSポート番号は8444です。HPE Cloud Optimizerサーバーへの接続は、すべてのクライアントシステムに許可されています。HPE Cloud Optimizerサーバーのデフォルトのポート番号を変更するには、次の手順を実行します。
コマンドプロンプトで次のコマンドを実行して、目的のポート番号を利用できるかどうかを確認します。
cd <bin_dir>
ovtomcatbctl -checkport <ポート番号>
ポートが利用可能である、または使用中であることを示すメッセージが表示されます。たとえば、ポート番号8444が利用可能かどうかを確認すると、そのポートが利用可能であれば「Port Number 8444 is not in use (ポート番号8444は使用されていません)」というメッセージが表示されます。ポート番号8444を利用できない場合、そのポート番号が別のプログラムまたはサービスにより使用中であることを示すメッセージが表示されます。
コマンドプロンプトで次のコマンドを実行してHPE Cloud Optimizerを停止します。
pv stop
HPE Cloud OptimizerサーバーのHTTPSのポート番号を変更するには、コマンドプロンプトで次のコマンドを実行します。
cd <bin_dir>
ovconfchg -ns NONOV.TomcatB -set HTTPPort <port number>
ovconfchg -ns NONOV.TomcatB -set HTTPSPort <port number>
コマンドプロンプトで次のコマンドを実行してHPE Cloud Optimizerサーバーを開始します。
pv start
Tomcat WebサーバーでのSSLまたはHTTPSの使用
Tomcat WebサーバーでSSLプロトコルまたはHTTPSプロトコルを使用するには、HPE Cloud Optimizerのインストール後にTomcatのサーバー証明書を取得する必要があります。HPE Cloud Optimizerのインストール後に取得した証明書は、次の場合に置き換えることができます。
HTTPSプロトコルを使用してHPE Cloud Optimizerに接続すると、証明書とシステムの名前が比較され、名前が一致することが確認されます。名前が異なる場合は、ほとんどのブラウザーで警告が表示され、接続を続行するかキャンセルするかを選択できます。HTTPSユーザーが使用する名前が、HPE Cloud Optimizerのインストールで使用された名前と異なる場合は、別の証明書を取得する必要があります。
HPE Cloud Optimizerのインストール時に空白にしていた証明書のフィールドに値を入力する場合は、新しい証明書の取得が必要になる場合があります。証明書には、証明書の発行者などの情報を提供する多くのフィールドおよび証明書によって提供される安全を保証する他のフィールドがあります。HPE Cloud Optimizerのインストール証明書のほとんどのフィールドが空白になっています。
不正な変更を防ぐために証明書のデフォルトパスワードを変更する場合は、既存の証明書を置き換える必要があります。
Tomcat SSL証明書を置き換えるには、次の手順を実行します。
コマンドプロンプトで次のコマンドを実行して既存の証明書を削除します。
keytool -delete -alias ovtomcatb -keystore /var/opt/OV/certificates/tomcat/b/tomcat.keystore
Linuxのkeytoolのパスは、/opt/OV/nonOV/jre/b/binです。
HPE Cloud Optimizerを再起動します。
新しい証明書を作成します。新しい証明書を作成するには、コマンドプロンプトで次のコマンドを入力してKeytoolを実行します。
keytool -genkey -alias ovtomcatb -keyalg RSA -keystore /var/opt/OV/certificates/tomcat/b/tomcat.keystore
HPE Cloud Optimizerを再起動します。
vCenter Serverシステムでは、vSphereおよびSDK (Software Development Kit) クライアントからの接続でポート443が必要になります。デフォルトでは、HPE Cloud Optimizer 3.00のvCenterコレクターはvCenter Serverからのデータ収集でポート443を使用しています。このデフォルトのポート443が何らかの理由で環境において再設定される場合は、iptablesを使用してトラフィックをルーティングすることを推奨します。
HPE Cloud Optimizer 3.00のインストール時に、iptablesコマンドを実行して、ターゲットそれぞれのポートの転送ルールを設定します。
次の手順を実行します。
rootユーザーとしてログオンします。
次のコマンドを実行します。
iptables -t nat -A OUTPUT -p tcp -m tcp -d <target vcenter(s) ip> --dport 443 - j DNAT --to-destination <target vcenter(s) ip>:<target port>
この例では、<ターゲットvCenter IP>はターゲットのvCenterのIPアドレスで、<ターゲットポート>はターゲットのポート番号になります。
HPE Cloud Optimizer のインストール後、次のコマンドを使用して、コマンドプロンプトからHPE Cloud Optimizerワークスペースを管理できます。
<bin_dir>/pv <オプション>
<オプション>は、次のいずれかの変数で置き換えることができます。
status : HPE Cloud Optimizerのステータスを確認します。
start : HPE Cloud Optimizerを起動します。
pv startコマンドを実行すると、OvTomcatBを使用するすべてのアプリケーションが起動します。
stop : HPE Cloud Optimizerを停止します。
pv stopコマンドを実行すると、OvTomcatBを使用するすべてのアプリケーションが停止します。
restart : HPE Cloud Optimizerを停止してから起動します。
trace on : 詳細なトレースファイルの生成を開始します。
trace off : 詳細なトレースファイルの生成を停止します。
version : システムにインストールされているHPE Cloud Optimizerのバージョンを表示します。
HPE Cloud Optimizerのインストール後、ビジネス上の要件に基づく適切なライセンスの購入が可能です。これらのライセンスによって、製品のすべての機能にアクセスできるようになります。各ライセンスを購入するには、[評価版/コミュニティライセンスを使用しています。[ライセンスを購入するにはクリックしてください。] をクリックします。このリンクから [ライセンスの購入] ページに移動できます。[ご連絡ください] タブに詳細を入力して、[送信] をクリックします。電子メールクライアントがブラウザーで設定されていることを確認します。
HPE Cloud Optimizerユーザーインターフェイスで [ライセンス] オプションにアクセスするには、次の手順を実行します。
[設定] アイコンをクリックします。
[設定] ページが表示されます。
[設定] ページで、[ライセンス] オプションをクリックします。
[ライセンス] ページが表示されます。
[ライセンス] ページには、HPE Cloud Optimizerのライセンスに関する情報が表示されます。また、このタブを使用して、評価ライセンスの使用を開始したり、HPE Cloud Optimizerのライセンスをインポートしたりできます。
HPE Cloud Optimizer仮想アプライアンスに付属するRPMには、次のものがあります。
audit-libs-2.2-2.el6.x86_64
libselinux-2.0.94-5.3.el6.x86_64
libgpg-error-1.7-4.el6.x86_64
net-tools-1.60-110.el6_2.x86_64
curl-7.19.7-35.el6.x86_64
ipw2100-firmware-1.3-11.el6.noarch
vmware-studio-vami-tools-2.6.0.0-631426.x86_64
vmware-studio-vami-service-system-2.6.0.0-0.x86_64
libgcc-4.4.7-3.el6.x86_64
filesystem-2.4.30-3.el6.x86_64
info-4.13a-8.el6.x86_64
file-libs-5.04-15.el6.x86_64
file-5.04-15.el6.x86_64
psmisc-22.6-15.el6_0.1.x86_64
nss-sysinit-3.14.0.0-12.el6.x86_64
ethtool-3.5-1.el6.x86_64
libevent-1.4.13-4.el6.x86_64
slang-2.2.1-1.el6.x86_64
fipscheck-1.2.0-7.el6.x86_64
iwl6000g2a-firmware-17.168.5.3-1.el6.noarch
man-1.6f-32.el6.x86_64
attr-2.4.44-7.el6.x86_64
次のいずれかを実行して、HPE Cloud Optimizerバージョン3.00へのアップグレードを検証できます。
pv version
注: アップグレード後、次のコマンドを使用してHPE Cloud Optimizerプロセスのステータスを確認することを推奨します。
/opt/OV/bin/ovc
実行していないプロセスがある場合、次のコマンドを使用してそのプロセスを再起動します。
pv restart
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