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Document Release Date: 2017年8月 (第2版) Software Release Date: 2017年8月 |
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次の質問は、対話型の『デプロイメントガイド』に表示される情報をカスタマイズするのに役立ちます。
選択内容の右側に表示される指示をよく読んでください。この情報は、どの選択が必須項目でどのような場合に必須であるかについて説明するものです。
ヒント: カスタマイズしたドキュメントに情報が欠落していると思われる場合は、必須の選択を選択していない可能性があります。生成された文書を表示して選択内容を変更できます。
デプロイオプションを選択します。
注:
UCMDBをインストールまたはアップグレードする場合は、以下でプラットフォームとデータベースを必ず選択する必要があります。
UCMDBをアップグレードする際に使用しているシステムにData Flow Probesが定義されている場合は、関連するData Flow Probeのデプロイも選択します (Windows/Linux/両方)。下の検証情報を参照してください。
UCMDBサーバーのデプロイオプションを選択します。
注: UCMDBをインストールまたはアップグレードする場合は、以下でプラットフォームとデータベースを必ず選択する必要があります。
UCMDB サーバーのプラットフォームを選択します。
Data Flow ProbeはUniversal DiscoveryおよびIntegrationの実行に使用します。いずれか、または両方のオプションを選択できます。
HP Configuration Managerのデプロイメントオプションを選択します。
注:
UCMDBのアップグレードを行っている場合、Configuration Managerはアップグレードのみ可能です。UCMDBのクリーンインストールを実行している場合は、Configuration Managerのクリーンインストールも (アップグレードではなく) 実行する必要があります。
10.01よりも前のバージョンのConfiguration Managerがインストールされている場合は、10.01、10.10、10.20、10.22の順にアップグレードし、10.22 CUP6 (またはそれ以降のCUP) を適用してから、バージョン10.23にアップグレードする必要があります。Configuration Managerをバージョン10.01以降にアップグレードする詳細については、HPEソフトウェアサポートサイト (https://softwaresupport.hpe.com) から入手可能なバージョン10.01以降に関するインタラクティブ形式の『HPE Universal CMDBデプロイメントガイド』を参照してください。
高可用性とは、負荷分散とシステム可用性を確保するために複数のサーバーのクラスター上でUCMDBを実行するモードです。詳細については、高可用性環境のHPE UCMDBを参照してください。
画面上にカスタマイズしたドキュメントを表示したり印刷することができます。
コンピューターにPDFプリンタードライバーがインストールされている場合は、[印刷] をクリックすれば選択内容に応じてカスタマイズされたPDFドキュメントを作成できます。PDF印刷ドライバーはいくつかのオープンソースおよびサードパーティプロバイダーから提供されています。
以下の手順は、選択内容に応じてカスタマイズされます。選択内容が正しいことを確認してください。
選択内容が正しくない場合は、[変更] をクリックしてください。
このガイドでは、次のHPE UCMDBドキュメントに基づきます。
ガイド/ドキュメント ![]() | どこからこのガイドにアクセスできますか。 ![]() |
---|---|
HPE Universal CMDBサポートマトリックスドキュメント | HPE Universal CMDBインストールDVDのルートフォルダーまたはHPE Universal CMDBヘルプセンター (インストール後) 内のHPE Universal CMDBサポートマトリックスドキュメント |
HPEソフトウェアライセンスのドキュメント | HPEソフトウェアライセンス |
HPE Universal CMDBデータベースガイド | HPE Universal UCMDBデータベースガイド |
HPE Universal CMDB強化ガイド | HPE Universal CMDB強化ガイド |
HPE Universal CMDB管理ガイド | HPE Universal CMDBヘルプセンター (インストール後) 内の『HPE Universal CMDB管理ガイド』 |
HPE Universal CMDBモデリングガイド | HPE Universal CMDBヘルプセンター (インストール後) 内の『HPE Universal CMDBモデリングガイド』 |
HPE Universal CMDBデータフロー管理ガイド | HPE Universal CMDBヘルプセンター (インストール後) 内の『HPE Universal CMDB データフロー管理ガイド』 |
HPE Universal CMDB Configuration Managerユーザーズガイド | バージョン10.23用の『HPE Universal CMDB Configuration Managerユーザーズガイド』 |
HPE Universal CMDB Backup and Recovery Guide | HPE Universal CMDBヘルプセンター (インストール後) 内の『HPE Universal CMDBバックアップとリカバリガイド』 |
企業ネットワーク環境にHPE Universal CMDBをデプロイすることは、リソース計画、システムアーキテクチャー設計、綿密に計画された高いデプロイメント戦略が必要となるプロセスです。次のチェックリストには、インストールの前に考慮する必要のある基本的な問題が含まれています。デプロイメント計画についての包括的なベストプラクティスドキュメントについては、HPEプロフェッショナルサービスにお問い合わせください。
このチェックリストを使用して、HPE Universal CMDBのデプロイメントを計画するときに組織が考慮すべき基本的な問題について検討します。
✓![]() | UCMDB![]() |
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HPE Universal CMDBで実施する内容を定義する:
| |
組織の目標を分析し、これら目標を達成するために主要なITに対応するビジネスプロセスを特定。 | |
デプロイメントに影響する可能性のある、あるいはデプロイメントによって影響を受けるITプロセスと組織の構造や文化の分析。 | |
ターゲットとなるユーザー (ビジネスプロセスに影響力を持っているユーザー) の識別。たとえば、役員、LOBマネージャー、アプリケーションの所有者、システム管理者、セキュリティ監査人。 | |
適切なHPE Universal CMDB機能の特定。 | |
✓ | Universal Discovery |
Universal Discoveryに使用する各プロトコルを定義し、プロトコルが利用可能であることを確認する。 | |
Universal Discoveryに使用する各プロトコルへのアクセス権があることを確認する。関連プロトコルのユーザー名とパスワードをシステム管理者に問い合わせる。 | |
検出されたネットワークサブネットの速度と稼働時間を定義する。場合によっては、一部のプロトコルに対してタイムアウトを増やす必要があります。 | |
検出しようと計画しているアプリケーションが標準設定のポートで実行中であることを確認する。実行中でない場合は、ディスカバリポート設定ファイルで適切なマッピングを更新する。サポートされるアプリケーションおよび標準設定のポートのリストについては、『HPE Universal CMDB Discovery and Integrations Content Guide』を参照してください。 | |
検出されるコンポーネントを特定する。
| |
次に示すツールとユーティリティをインストールして、検出プロセスの分析を支援する。
|
HPEは、情報提供の目的のみで、全体的なインフラストラクチャーのセキュリティを向上するための次の推奨事項を提示しています。これらは単なる推奨事項にすぎず、すべての潜在的な脆弱性や攻撃に対する保護を保証することは意図していません。セキュリティ対策によっては、ご使用の全体的なシステムの機能および機能性に影響する可能性があることに留意してください。このため、各カスタマーは、既存の環境に何か変更を適用する際には、これらの影響をよく認識した上で行うことを推奨します。
このHPEソフトウェア製品 [HPE UCMDB] の使用では、HPEが提供するものではない、特定のサードパーティコンポーネントのプリインストールが必要になる場合があります (「サードバーティコンポーネント」)。HPEはカスタマーが頻繁にサードパーティコンポーネントの、セキュリティの脆弱性に対処する修正プログラムやパッチなどを含む最新の更新がないか確認することを推奨します。
インストールワークフローには、次に示す主な段階が含まれます。
CMDBデータベースサーバーの設定
Microsoft SQL Serverの設定
Oracleサーバーの設定
リモートPostgreSQLサーバーのセットアップ
注: PostgreSQLサーバーをリモートでインストールする場合に、この手順は必須です。PostgreSQLデータベースをローカルでインストールしようと考えている場合は、UCMDBサーバーのインストール手順の説明に従います。
HPE Universal CMDBサーバーのインストール
UCMDBサーバーのインストールとデータベースとの接続設定
HPE Universal CMDBサーバーのインストール
高可用性の場合、2つ以上のUCMDBサーバーをインストールし、それらのデータベースおよびデータバランサーへの接続を設定します。
HPE Universal CMDB Configuration Managerのインストール
Configuration Managerをインストールおよび設定を実行し、UCMDB内のデータを分析、制御します。
1つまたは複数のData Flow Probeのインストール
Data Flow Probeは、UCMDBからリモートマシンへの (またはその逆方向の) データのフローを有効にするコンポーネントです。
UCMDBサーバーのセキュリティ保護
詳細については、『HPE Universal CMDB強化ガイド』を参照してください。
Data Flow Probeのセキュリティ保護
詳細については、『HPE Universal CMDB強化ガイド』を参照してください。
HPE Universal CMDBの起動
WindowsにHPE Universal CMDBをインストールする前に次の事項について検討してください。
インストールを開始する前に、デプロイメントを正しく計画することを強く推奨します。詳細については、上記のHPE UCMDBをインストールする前にを参照してください。
ネットワークのリソースにマッピングされているドライブにはHPE Universal CMDBをインストールしないでください。
インストールを開始する前に次の情報を準備してください。
CMDBデータベースのパラメーターを設定するための情報。
管理者の電子メールアドレス(任意指定)。
SMTPメールサーバー名(任意指定)。
SMTP送信者名。この情報は、UCMDBから送信されるアラートに含まれます(任意指定)。
HPE Universal CMDBは、インスタンスが異なるフォルダーにインストールされている場合や、異なるバージョンである場合でも、1台のサーバーに複数回インストールしてはいけません。
Webブラウザーの制限によって、HPE Universal CMDBサーバーを実行するマシンの名前は、英数字 (a~z、A~Z、0~9)、ハイフン (-)、ピリオド (.) からのみ構成する必要があります。
HPE Universal CMDBサーバーを実行するマシンの名前にアンダースコアが含まれると、HPE Universal CMDBにログインできない可能性があります。この場合、マシン名の代わりに、マシンのIPアドレスを使用する必要があります。
データベースユーザーとパスワード名には、データベース文字セットから英数字を含めることができます。アンダースコアを含めることもできます。名前は必ず英字で始まり、30文字を超えてはなりません。
HPE Universal CMDBをインストールしているマシン上のネットワークアダプターが、必要なIPインターフェイス (IPv4/IPv6) で確実に設定されているようにします。
高可用性環境では、UCMDBサーバーに使用するマシンがいずれも同様のハードウェアと同一のメモリ容量を搭載している必要があります。
高可用性環境では、クラスターのUCMDB サーバーは、HTTP、HTTPSなどと同じポートで動作する必要があります。2台のUCMDBサーバーを異なるポートで動作するように設定することはできません。
LinuxにHPE Universal CMDBをインストール前に次の事項に注意してください。
インストールを開始する前に、本書の「はじめに」をよく読むことをお勧めします。詳細については、HPE UCMDBをインストールする前にを参照してください。
インストールを開始する前に次の情報を準備してください。
CMDBデータベースのパラメーターを設定するための情報。
管理者の電子メールアドレス(任意指定)。
SMTPメールサーバー名(任意指定)。
SMTP送信者名。この情報は、UCMDBから送信されるアラートに含まれます(任意指定)。
HPE Universal CMDBは、インスタンスが異なるフォルダーにインストールされている場合や、異なるバージョンである場合でも、1台のサーバーに複数回インストールしてはいけません。
Webブラウザーの制限によって、HPE Universal CMDBサーバーを実行するサーバーマシンの名前は、英数字 (a~z、A~Z、0~9)、ハイフン (-)、ピリオド (.) からのみ構成する必要があります。
HPE Universal CMDBサーバーを実行するマシンの名前にアンダースコアが含まれると、HPE Universal CMDBにログインできない可能性があります。この場合、マシン名の代わりに、マシンのIPアドレスを使用する必要があります。
データベースユーザーとパスワード名には、データベース文字セットから英数字を含めることができます。アンダースコアを含めることもできます。名前は必ず英字で始まり、30文字を超えてはなりません。
HPE Universal CMDBをインストールしているマシン上のネットワークアダプターが、必要なIPインターフェイス (IPv4/IPv6) で確実に設定されているようにします。
注: これらの設定は、/etc/sysconfig/network-scripts/ifcfg-eth0内の構成ファイルから設定します。
高可用性環境では、
クラスターのUCMDBサーバーは、HTTP、HTTPSなどと同じポートで動作する必要があります。2台のUCMDBサーバーを異なるポートで動作するように設定することはできません。
次の手順では、WindowsマシンにUCMDBサーバーをインストールする方法を説明します。
注:
InstallAnywhereコンソールからUCMDBサーバーをインストールすることはサポートされていません。
UCMDBサーバーの新しいインストールを実行する前に、既存のUCMDBインスタンスがあるかどうかを確認し、ある場合はアンインストールしてください。
既存のUCMDBインスタンスのアンインストールに関する手順については、「UCMDBのアンインストール」を参照してください。
Windowsプラットフォーム用のパッケージを展開し、UCMDB_Server_10.33.exeをダブルクリックします。
注: デジタル署名が有効でないというメッセージが表示されたら、UCMDBをインストールしてはなりません。この場合、HPEソフトウェアサポートに問い合わせてください。
ロケール言語を選択し、[OK] をクリックします。
[概要] ページが開きます。[次へ] をクリックします。
[ライセンス契約] ページが開きます。エンドユーザーライセンス契約の条件を承認して [次へ] をクリックします。
[インストールフォルダーの選択] ページが開きます。
標準設定のインストール先 C:\hp\UCMDB\UCMDBServer\ を承認するか、[選択] をクリックして別のインストールフォルダーを選択します。インストールパスには英字以外の文字やスペースを含めてはいけません。
ヒント: 標準設定のインストール先フォルダーを再度表示するには、[デフォルトのフォルダーに戻す] をクリックします。
[次へ] をクリックします。
[インストールタイプを選択] ページが開きます。[新規インストール] を選択し、[次へ] をクリックします。
[ローカルPostgreSQL DBをインストール] ページが開きます。
インストーラーがローカルPostgreSQLデータベースをインストールするようにするには、 [はい] を選択します。
[次へ] をクリックします。
[いいえ] を選択し、 [次へ] をクリックします。
前の手順で [はい] を選択した場合、ローカルPostgreSQLデータベースのポートと資格情報を指定する必要があります。
表示された [ローカルデータベースポートの設定] ページで、ローカルPostgreSQLデータベースの通信で使用するポートの番号を入力し、[次へ] をクリックします。
表示された [ローカルデータベースアカウントの設定] ページで、ローカルPostgreSQLデータベースのユーザー名とパスワードを入力します。確認用にパスワードを再度入力して、[次へ] をクリックします。
[マスターキーの構成] ページが開きます。パスワード暗号化のマスターキーを入力します。
注: マスターキーには正確に32文字を指定する必要があり、さらに次の4種類の文字をそれぞれ少なくとも1つ含める必要があります。
,\:/._?&%=+-[]()|
[パスワードの構成] ページが開きます。標準設定のシステムアカウントに使用されるパスワードを指定します。
[トラストストアパスワードの設定] ページで、そのトラストストアに使用するパスワードを入力し、確認のためにそのパスワードをもう一度入力します。
注:
キーストアまたはトラストストアのパスワードの設定は、標準設定のパスワードが使用されている場合にのみ表示されます。カスタムパスワードがすでに使用されている場合は、インストーラーウィザードで再度要求されることはありません。
キーストアまたはトラストストアのパスワードは、次のパスワードポリシーに従う必要があります。
パスワードは8から16文字にし、次の4種類の文字を少なくとも1つずつ含める必要があります。
,\:/._=+-[](
[UIシステム管理者ユーザーパスワードの設定] ページで、デフォルトのUIシステム管理者ユーザーアカウント (ユーザー名: UISysadmin) に使用するパスワードを入力し、確認のためにそのパスワードをもう一度入力します。
注: admin、sysadmin、UISysadminのパスワードポリシーは次のとおりです。
パスワードは8から16文字にし、次の4種類の文字を少なくとも1つずつ含める必要があります。
,\:/._?&%=+-[]()|
[インストール前サマリー] ページが開き、選択したインストールオプションが表示されます。
選択内容に間違いがなければ、[インストール] をクリックします。インストールが現在実行中であることを示すメッセージが表示されます。
インストールが完了すると、Universal CMDBサーバーの設定メッセージが表示されます。
[はい] をクリックして設定を続行します。
インストールウィザードの最終ページの [完了] をクリックしてインストールを完了します。
次の手順では、LinuxマシンにUCMDBサーバーをインストールする方法を説明します。
注: InstallAnywhereコンソールからUCMDBサーバーをインストールすることはサポートされていません。
前提条件 : Linuxマシンに次の設定のいずれか1つを適用します。
オプション1 :
/etc/security/limits.conf ファイルの終了時、次を追加します。
* soft nofile 20480
* hard nofile 20480
オプション2 :
/etc/profile を次のように変更します (端末経由)。
変更前のライン : ulimit -S -c 0 > /dev/null 2>&1
変更後のライン : ulimit -n 200000 >/dev/null 2>&1
注: これらのファイルを修正する権限が必要な場合があります。変更を有効にするには、Linuxマシンの再起動が必要になることがあります。
HPE Universal CMDBのLinuxへのインストールはイラストに基づいて行います。インストーラーを実行する前に、DISPLAY環境変数を設定してX Windowsサーバーの実行インスタンスを指定します。
Linuxプラットフォーム用のパッケージを展開し、次のコマンドを実行します。
sh <インストーラーへのパス>/UCMDB_Server_10.33.bin
UCMDB のインストールが開きます。ロケール言語を選択し、[OK] をクリックします。
[概要] ページが開きます。[次へ] をクリックします。
[ライセンス契約] ページが開きます。エンドユーザーライセンス契約の条件を承認して [次へ] をクリックします。
[インストールフォルダーの選択] ページが開きます。
標準設定のパス /opt/hp/UCMDB/UCMDBServer/ を承認するか、[選択] をクリックして別のインストールフォルダーを選択します。インストールパスには英字以外の文字やスペースを含めてはいけません。
注: 標準設定のインストール先フォルダーを再度表示するには、[デフォルトのフォルダーに戻す] をクリックします。
[次へ] をクリックします。
[インストールタイプを選択] ページが開きます。[新規インストール] を選択し、[次へ] をクリックします。
[ローカルPostgreSQL DBをインストール] ページが開きます。
インストーラーがローカルPostgreSQLデータベースをインストールするようにするには、 [はい] を選択します。
[次へ] をクリックします。
[いいえ] を選択し、 [次へ] をクリックします。
前の手順で [はい] を選択した場合、ローカルPostgreSQLデータベースのポートと資格情報を指定する必要があります。
表示された [ローカルデータベースポートの設定] ページで、ローカルPostgreSQLデータベースの通信で使用するポートの番号を入力し、[次へ] をクリックします。
表示された [ローカルデータベースアカウントの設定] ページで、ローカルPostgreSQLデータベースのユーザー名とパスワードを入力します。確認用にパスワードを再度入力して、[次へ] をクリックします。
[マスターキーの構成] ページが開きます。パスワード暗号化のマスターキーを指定します。
注: マスターキーには正確に32文字を指定する必要があり、さらに次の4種類の文字をそれぞれ少なくとも1つ含める必要があります。
,\:/._?&%=+-[]()|
[パスワードの構成] ページが開きます。標準設定のシステムアカウントに使用されるパスワードを指定します。
[トラストストアパスワードの設定] ページで、そのトラストストアに使用するパスワードを入力し、確認のためにそのパスワードをもう一度入力します。
注:
キーストアまたはトラストストアのパスワードの設定は、標準設定のパスワードが使用されている場合にのみ表示されます。カスタムパスワードがすでに使用されている場合は、インストーラーウィザードで再度要求されることはありません。
キーストアまたはトラストストアのパスワードは、次のパスワードポリシーに従う必要があります。
パスワードは8から16文字にし、次の4種類の文字を少なくとも1つずつ含める必要があります。
,\:/._=+-[](
[UIシステム管理者ユーザーパスワードの設定] ページで、デフォルトのUIシステム管理者ユーザーアカウント (ユーザー名: UISysadmin) に使用するパスワードを入力し、確認のためにそのパスワードをもう一度入力します。
注: admin、sysadmin、UISysadminのパスワードポリシーは次のとおりです。
パスワードは8から16文字にし、次の4種類の文字を少なくとも1つずつ含める必要があります。
,\:/._?&%=+-[]()|
[インストール前サマリー] ページが開き、選択したインストールオプションが表示されます。
選択内容に間違いがなければ、[インストール] をクリックします。インストールが現在実行中であることを示すメッセージが表示されます。
インストールが完了すると、Universal CMDBサーバーの設定メッセージが表示されます。
[はい] をクリックして設定を続行します。
注: データベースまたはスキーマは後でセットアップすることもできます。この場合、/opt/hp/UCMDB/UCMDBServer/bin にある configure.sh スクリプトを実行します。
インストールウィザードの最終ページの [完了] をクリックしてインストールを完了します。
本項の内容
既存のデータベースを作成しますか、既存のデータベースに接続しますか?
データベースユーザーを作成するのか定義済みのユーザーを使用するのか決定する必要があります。
次の場合には、データベースユーザーまたはスキーマユーザーを作成します。
既存のデータベースユーザーがない場合。
既存のデータベースユーザーはあっても、データベースの標準設定のコンテンツを初期化する場合。
次の場合には、既存のデータベースユーザーまたはスキーマユーザーへ接続します。
HPE Universal CMDBを新しいバージョンにアップグレードし、HPE Universal CMDBの以前のバージョンで使用したデータベース内容を使用する場合。
以前インストールした同じリリースのデータベースまたはスキーマにデータがあるなど、データベースの標準設定のコンテンツを変更しない場合。この場合、セットアッププログラムは、必要なサーバー構成ファイルをデータベースの詳細で更新し、データベーススクリプト構成ファイルを更新します。
データベース管理者は、会社のポリシーに基づいて、データベースユーザーの作成方法を前もって指示します。
CMDBを設定する前に、新規データベースの作成または既存のデータベースへの接続に必要な次の情報を用意します。
ユーザー名およびパスワード : Microsoft SQL Server上での管理者権限を持つユーザーのユーザー名とパスワード (Microsoft SQL Serverの認証を使用する場合)。標準設定のMicrosoft SQL Server管理者のユーザー名は sa です。
注: パスワードを指定する必要があります。
Microsoft SQL Server認証の代わりにWindows認証を使って、データベースを作成したり、データベースに接続したりできます。そのためには、HPE Universal CMDBサービスを実行しているWindowsユーザーが、Microsoft SQL Serverデータベースにアクセスするために必要な権限を持っていることを確認する必要があります。
CMDBの各データベースパラメーターを設定する前に、データの永続性のために各ユーザースキーマに対して少なくとも1つの標準設定のテーブルスペースを作成していること、および少なくとも1つの一時テーブルスペースが各ユーザースキーマに割り当てられていることを確認してください。
新規ユーザースキーマの作成、または既存のスキーマへの接続のいずれにおいても次の情報が必要です。
新規ユーザースキーマを作成する場合は、次の追加情報が必要です。
注: 新規のユーザースキーマを作成するには、ユーザー作成の権限が必要です。
CMDBを設定する前に、新規データベースの作成または既存のデータベースへの接続に必要な次の情報を用意します。
リモートPostgreSQLサーバーに接続している場合は、次を用意します。
ホスト名 : PostgreSQLサーバーがインストールされているリモートマシンの名前。<ホスト名>\<インスタンス名>
データベース (スキーマ) 名 : 既存のデータベースの名前、または新規のデータベースに付ける名前 (たとえばucmdb_database)。
ユーザー名およびパスワード : PostgreSQLサーバー上での管理者権限を持つユーザーのユーザー名とパスワード
UCMDBの1ページ目の [UCMDBサーバーの構成] ウィザードで [次へ] をクリックします。
[CMDBスキーマ] ページで [新規スキーマの作成] または [既存のスキーマへの接続] を選択し、[次へ] をクリックします。
注: 既存のOracleスキーマへの接続時には、
CMDBスキーマバージョンは、サーバーバージョンに一致している必要があります。バージョンが一致していないと、エラーメッセージが表示され、スキーマ設定を再入力する必要があります。
ファイルシステム (インストールフォルダー) 内の [HPE UCMDB Discovery and Integrations Content Pack] のバージョンは、スキーマ内のバージョンと同じである必要があります。
[CMDBスキーマの設定] ページが開きます。
[DBタイプ] リストで [Oracle] を選択し、[次へ] をクリックします。ダイアログボックスに追加のフィールドが表示されます。
[DBタイプ] リストで [MS SQL Server] を選択し、[次へ] をクリックします。
[DBタイプ] リストで [PostgreSQLサーバー] を選択し、[次へ] をクリックします。
スキーマの詳細を入力します。
スキーマ名 : スキーマ名は一意でなければなりません。
デフォルトテーブルスペース : このフィールドを更新します。
一時テーブルスペース : データベース管理者が標準設定でない表領域を作成した場合は、その名前、または temp と入力します。
ホスト名とデータベース名を入力し、HPE Universal CMDBがデータベースサーバーへの接続に使用する認証を決定します。Windows認証の詳細については、『HPE Universal CMDBデータベースガイド』の「HPE Universal CMDBおよびConfiguration Managerデプロイメントガイド」を参照してください。
スキーマの詳細を入力します。
ローカルPostgreSQLデータベースをインストールしている場合は、必ずPostgreSQLデータベースの詳細が正しく定義されていることを確認します。
注: [スキーマ名] Schema name が、PostgreSQLの命名規則に従っていることを確認します。
[次へ] をクリックします。
[詳細設定] ページが開きます。
マルチテナンシの有効化。UCMDBがマルチテナンシ環境で機能するようセットアップしている場合はこのオプションを選択します。
注: インストール後、テナンシ環境 (シングルテナンシ対マルチテナンシ) を変更することはできません。
検索の有効化。このオプションを選択して、UCMDBのデータインデックス機能を有効にして、効率的な検索機能を実現します。
注: 次のいずれかを使用する場合はこのオプションを選択します。
インストールウィザードの最終ページの [完了] をクリックしてインストールを完了します。
重要 : UCMDBサーバーを開始する前に、アップグレード手順の開始前にバックアップした暗号鍵 (key.bin) を新規マシンの次のフォルダーにコピーします。
C:\hp\UCMDB\UCMDBServer\conf\discovery\
/opt/hp/UCMDB/UCMDBServer/conf/discovery/
次のとおり、JVMの起動パラメーターを設定します。
C:\hp\UCMDB\UCMDBServer\bin\wrapper.conf/opt/hp/UCMDB/UCMDBServer/bin/wrapper.conf を開きます。
次の行を見つけます。
wrapper.java.additional.<#>=-Djava.net.preferIPv4Stack=
IPv4またはIPv4/IPv6環境の場合 Djava.net.preferIPv4Stack=true となっていることを確認します。
次のとおり、UCMDBサーバーを開始します。
[スタート] > [すべてのプログラム] > [UCMDB] > [Universal CMDBサーバーの起動]
/opt/hp/UCMDB/UCMDBServer/bin/server.sh start
注:
HPE Universal CMDBサーバーインストールの一部として [UCMDBサーバーの設定] ウィザードを実行した場合、HPE Universal CMDBサーバーの起動は、必ずすべてのデータベースのパラメーターを正常に設定した後に行う必要があります。
[UCMDBサーバーの設定] ウィザードを実行して、以前定義したデータベースタイプまたは接続パラメーターを変更した場合、パラメーターの変更プロセスが正常に完了した後に、HPE Universal CMDBサーバーとData Flow Probeを再起動します。
UCMDBサーバーの開始時、プロセスを完了したり、サーバーを起動して動作状態にするのに数分かかる場合があります。この期間は、データベーススキーマのサイズとともに増加します。
(CyberArk統合のみ)
新しいハッシュ値がCyberArkサーバーで設定したものと同じかどうかを確認します。異なる場合、次のコマンドを使用してハッシュ値を再生成します。
java -Xms500m -Xmx1200m -jar JavaAIMGetAppInfo.jar GetHash /AppExecutablesPattern="C:\hp\UCMDB\DataFlowProbe\lib" /OnlyExecutablesWithAIMAnnotation=yes /LogFileDirectory="c:\temp"
次に、新しく生成したハッシュ値をCyberArkサーバーに入力します。
注: 本項は、アップグレードされた環境が高可用性環境になる場合にのみ関連します。
高可用性環境の典型的な構成は、2つ以上のUCMDB サーバーが同じデータベースサーバーに接続されている状態です。サーバーはロードバランサーの背後で動作するよう設定されていて、これはすなわちロードバランサーがUCMDB サーバーに対するエントリポイントとして機能していることになります。すべてのUCMDB サーバーは常時アクティブで、読み書き両方の要求に対処できます。要求はロードバランサーによってクラスター内のUCMDB サーバーに分配されます。読み取り要求がUCMDB サーバー (リーダー) すべてで共有されるのに対し、ただ1つのUCMDB サーバー (ライター) が一度に複数の書き込み要求に対処します。リーダーによって受信された書き込み要求は、すべてライターに渡されます。また、ライターが使用不可の状態になった場合、どのUCMDB サーバーでもライターの役割を引き継ぐことが可能です。
高可用性向けに使用されるロードバランサーは、cookieを挿入する機能を持ち、健全性の状況のチェック ("keepalive") を行える必要があります。
以下で定義された手順は、ロードバランサー F5 BIG-IPバージョン10.x 上で認定されています。(F5 BIG-IPバージョン11.xもサポートされています。)
他のロードバランサーを使用している場合、ロードバランサーの設定方法について広範な知識を持つネットワーク管理者によって設定される必要があります。また、同様の原則も適用される必要があります。
下記のセットアップ手順では、1つ以上のUCMDBサーバーのインストールおよび設定が済んでいることを想定しています。
高可用性環境をセットアップするには
UCMDB 10.xxからUCMDB 10.33へのアップグレード後に、高可用性環境をセットアップするには、次の手順を実行します。
1つまたは複数の追加のUCMDB サーバーをインストールして、UCMDBサーバークラスターを作成します。
1つ目のUCMDBサーバーのインストールと同様にUCMDBサーバーをインストールします。 [サーバー構成] ウィザードを実行して、追加のUCMDB サーバーにデータベースを設定するときは、 [既存のスキーマへの接続] を選択し、作成したスキーマの詳細を、最初のUCMDBサーバーに提示します。
UCMDB サーバーのインストールの詳細については、UCMDBサーバーのインストール - インストール を参照してください。
注:
すべてのUCMDBサーバーに使用するマシンは、同様のハードウェア (および同じメモリ容量) を搭載し、同じオペレーティングシステムを実行している必要があります。
クラスターのUCMDB サーバーは、HTTP、HTTPSなどと同じポートで動作する必要があります。2台のUCMDBサーバーを異なるポートで動作するように設定することはできません。
IPv6のみの環境で作業している場合、UCMDBサーバーマシンがIPv6用に設定されていることを確認します。
wrapper.confファイルで、次の行を特定します。
wrapper.java.additional.<#>=-Djava.net.preferIPv4Stack=true
サーバーの起動の完了
1つめのUCMDB サーバーが起動していない場合は、プロセスを開始します。起動プロセスが完了するまで待機します。
他のUCMDB サーバーを開始します。
ロードバランサーの設定
ロードバランサーは、クラスター内のUCMDBサーバーに送られた負荷を分散するために、使用されます。ロードバランサーを次のように設定します。
VIPアドレスを設定します。ロードバランサーの場合 :
クラスターVIPアドレスを設定し、UCMDBサーバークラスター全体に要求を送信します。
要求をライターのみに送信するようライターVIP アドレスを設定します (Universal Discoveryの場合のみ)。
注: 定義したVIPアドレスのメモを保持します。
UCMDBサーバーおよびData Flow Probeとの間の通信設定を定義する際は、UCMDB サーバー名を要求されたら、必ずライターVIPアドレスを使用します。
UCMDBサーバーおよび他のアプリケーションとの間の通信設定を定義する際、UCMDB サーバー名を要求されたら、必ずクラスターVIPアドレスを使用します。
クラスター内のすべてのUCMDBサーバーを表しているバックエンドサーバーの2つの同じプールを設定します。この2つのプールは別々の状況モニターによって監視されます。1つのプールには、ライターサーバーだけ (Universal Discoveryに対してのみ) に向けられた要求が送られ、もう1つのプールには、クラスター内のどのサーバーによっても処理可能な要求が送られます。
状況モニター (keepaliveアドレス) を設定します。状況モニターは、各UCMDB サーバーのkeepaliveページをチェックします。
クラスターVIPアドレスの次のURLを設定します。
/ping/
ライターVIPアドレスの次のURLを設定します。
/ping/?restrictToWriter=true
これらの両方のURLから可能性がある応答は、HTTP応答コード 200 OK または 503サービス利用不可 をそれぞれ伴う、Up または Down になります。
期待される応答は、Up になります。
状況モニターを、上記で設定したUCMDB サーバープールそれぞれに接続します。
ロードバランサーで「session stickiness」を設定します。
UCMDBクライアントに送り返された応答に対してcookieを挿入するようロードバランサーを設定します。
Insert メソッドを使用して、タイプ cookie の永続性プロファイルを各VIPアドレスに追加します。
注: ロードバランサーが送信するcookieによって維持力を保つ方法がわかっている限り、cookieの名前と値は重要ではありません。
重要 : F5 BIG-IPバージョン10.xは、サーバーへの接続ごとの最初の要求のみに、セッションのcookieを追加するため、次を行う必要があります。
UCMDBにログインします。
[管理] > [インフラストラクチャー設定] に移動し、 [SDKクライアントの接続を強制クローズ] を true に変更します。
この設定が true になると、UCMDB SDKクライアントは [Connection:close] ヘッダーを各認証要求に追加し、クラスダウンロード要求をサーバーに送信します。このように、負荷バランサーがこれは接続での最初のリクエストであると考えて、高騰にセッションクッキーを追加します。
注: これは、F5 BIG-IPバージョン10.xのように、サーバーへの接続ごとの最初の要求のみにセッションのcookieを追加するロードバランサーに関係することです。
使用しているロードバランサーがセッションcookieを各応答に追加する場合、 [SDKクライアントの接続を強制クローズ] は、false (現状で標準設定) に設定されることになります。この場合に true に設定すると、システムパフォーマンスの低下につながります。
VIPがセキュア接続を受け入れるよう設定されていて、ロードバランサーがHTTPを通して要求をUCMDBサーバーに転送する場合、リダイレクトのリライトを設定する必要があります。F5 UIで、次のオプションを有効にしてすべてのリダイレクトをリライトするよう、VIPに関連付けられたHTTPプロファイルを設定します。 [Redirect Rewrite] [All] を選択します。
注: ロードバランサーが、HTTPを介して要求をバックエンドに転送するように設定されている場合、ロードバランサーで追加の設定を実行する必要があります。ロードバランサーの管理者は、ロードバランサーがLocationヘッダーを書き換え、そのロードバランサーのURLを適切に指し示すように設定する必要があります。これは、jmx-consoleに向かうHTTP接続に対して行う必要があります。この設定は、次のような正規表現を使って実行できます。
(https:\/\/(.*)):(\d*)(.*)\1\4
ここで黄色い部分は照合部分であり、緑色の部分が置換部分です。
Data Flow Probeの設定
Data Flow Probeをインストールする際は、HPE Universal CMDBサーバー名の定義時にはロードバランサーのライター仮想IPアドレスを使用します。
Data Flow Probeをすでにインストールしてある場合は、次を行います。
プローブを停止します。
/opt/hp/UCMDB/DataFlowProbe/conf/DataFlowProbe.propertiesc:\hp\UCMDB\DataFlowProbe\conf\DataFlowProbe.properties ファイルで、serverName 属性をライターVIPアドレスへのポイントに変更します。
Probeを再起動します。
HPE Universal CMDBをアンインストールするには、次の手順を実行します。
Windows![]() |
![]() |
Linux |
|
Data Flow Probeをアンインストールするには、次の手順を実行します。
Windows![]() | 注: バージョン10.33以降、プローブの自動アップグレードメカニズムでは、Windows上のバージョン10.22 (CUPあり/なし) または以降 (統一モードまたは非FIPSモード) のData Flow Probeの直接アップグレードがサポートされています。サポートされていないバージョンのプローブの場合のみ、古いバージョンのプローブをアンインストールし、最新バージョンをインストールする必要があります。 プローブがインストールされているマシンで、次の操作を実行します。
![]() |
Linux | プローブがインストールされているマシンで、次の操作を実行します。
|
これ以降では、UCMDB 10.xxをUCMDB 10.33にアップグレードする方法について説明します。
次の表に、HPE CMS製品のサポートされているアップグレードパスを示します。
サポートされているアップグレードパス ![]() | CMS製品のサポート対象アップグレード![]() | |||
---|---|---|---|---|
UCMDB 10.33 | Data Flow Probe 10.33 | Configuration Manager 10.23 [1] | UCMDB Browser 4.14 [2] [3] | |
10.11 (CUPあり/なし) → 10.33 | はい | なし | はい[5] | なし |
10.20 (CUPあり/なし) → 10.33 | はい | なし | はい[5] | なし |
10.21 (CUPあり/なし) → 10.33 | はい | なし | はい[5] | なし |
10.22 (CUPあり/なし) → 10.33 | はい | はい[4] | はい[5] | なし |
10.2x FIPS → 10.33 FIPS | はい | なし | はい | なし |
10.30 → 10.33 | はい | はい[4] | はい | なし |
10.31 → 10.33 | はい | はい[4] | はい | なし |
10.32 → 10.33 | はい | はい[4] | はい | なし |
10.3x FIPS → 10.33 FIPS | はい | なし | はい | なし |
10.33フルインストーラー | はい | はい | はい (CMバージョン10.23) | はい (Browserバージョン4.14) |
注:
HPE構成管理システムのバージョン10.33には、UCMDB Configuration Manager (CM) の新しいリリースは含まれていません。CMのバージョン10.23は、UCMDBバージョン10.33の1か月後にリリースされます。CM 10.23はUCMDB 10.33と同時に使用できます。
Configuration Managerのドキュメントについては、バージョン10.23の『HPE Universal CMDB Configuration Managerユーザーズガイド』を参照してください。
(埋め込みUCMDB Browserの場合のみ) UCMDB 10.33では、埋め込みUCMDB Browserのバージョン4.14を使用する必要があります。埋め込みUCMDB Browserのバージョン4.13以前はサポートされていません。UCMDB Browserのバージョン4.13以前を使用する場合は、埋め込みUCMDB BrowserからスタンドアロンUCMDB Browserに移行してください。詳細については、HPE Universal CMDBサポートマトリックスの「HPE Software Coexistence」を参照してください。
Data Flow Probeのバージョン10.33への自動アップグレードは、Windowsプラットフォームでのみサポートされます。詳細については、『HPE Universal CMDBデータフロー管理ガイド』の「HPE Universal CMDBおよびConfiguration Managerデプロイメントガイド」を参照してください。
Data Flow Probeのバージョン10.33への自動アップグレードは、次には適用されません。
統合サービス
10.01よりも前のバージョンのConfiguration Managerがインストールされている場合は、10.01、10.10、10.20、10.22の順にアップグレードし、10.22 CUP6 (またはそれ以降のCUP) を適用してから、バージョン10.23にアップグレードする必要があります。Configuration Managerをバージョン10.01以降にアップグレードする詳細については、HPEソフトウェアサポートサイト (https://softwaresupport.hpe.com) から入手可能なバージョン10.01以降に関するインタラクティブ形式の『HPE Universal CMDBデプロイメントガイド』を参照してください。
注:
次の手順を一通り読んでから、アップグレード処理を開始してください。
UCMDB 10.xxからUCMDB 10.33へのアップグレードには数時間かかることがあります。
アップグレードの進行状況を、(c:\hp\UCMDB\UCMDBServer\runtime\log/opt/hp/UCMDB/UCMDBServer/runtime/log フォルダーにある) 次のログファイルで追跡できます。
UCMDB 10.33対応の最小サポートのHPE UCMDB Discovery and Integrations Content Packバージョンは、Content Pack 22.00です。しかし、Content Pack 24 (CP 24) をデプロイすることをお勧めします。CP 24をデプロイする場合、アップグレードプロセス中にそうすることを選択できます。
重要:
注意: バージョン10.2xからバージョン10.33へのアップグレード前に、システム内でLDAPサーバーを定義している場合、LDAP設定を機密としてマークし、マスターキーを変更した後で、アップグレードに進みます。
詳細については、HPE Universal CMDB JMX Reference Guideの「HPE Universal CMDBおよびConfiguration Managerデプロイメントガイド」および「HPE Universal CMDBおよびConfiguration Managerデプロイメントガイド」を参照してください。
次の図は、UCMDBサーバーとData Flow Probeのアップグレードプロセス全体の理解に役立ちます。
環境をアップグレードする前に、元の環境 (UCMDBサーバーとデータベース) をバックアップすることをお勧めします。
環境をアップグレードする前に、オリジナルの環境 (UCMDBサーバーとデータベース) を複製して新しい環境を作り、その複製した環境でアップグレードを実行することが推奨されます。このようにすると、オリジナルのサーバーは、アップグレード手順の実行中に途切れることなく起動して稼働することができます。また、複製されたデータベースでアップグレードを実行すると、オリジナルのサーバーのダウンタイムに影響を与えずにアップグレードの問題に対処することができます。
アップグレードおよび複製した環境ですべてが起動および稼働したら、オリジナルのサーバーをアップグレードしてその環境に再接続することができます。
要約 :
オリジナル (現在) の環境を複製します。
注: データベーススキーマの複製後は、オリジナルの環境に変更を加えたとしても、変更内容はアップグレード後の環境にマイグレートされないため、オリジナルの環境に変更を加えないようにすることを強くお勧めします。
本項では、テストされた環境に基づいた予測のアップグレード時間を示します。アップグレード時間は、ハードウェア構成、UCMDBデータセット、データベースのパフォーマンスによって異なります。
DBサーバー![]() | アップグレードパス![]() | サーバーのアップグレード RAM ![]() | サーバーOSのアップグレード![]() | CI数![]() | リンク数![]() | 履歴イベント数![]() | TQL数![]() | アップグレード時間 (分) ![]() |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|
Oracle 11G | 10.11 CUP5 → 10.33 | 4GB | Windows 2008 R2 Enterprise | 20K | 30K | 該当なし | 766 | 40 |
MSSQL 2016 EE | 10.22 CUP2 → 10.33 | 8GB | Windows 2012 SP1 Standard | 556K | 536K | 該当なし | 1835 | 70 |
Oracle 12C | 10.31 → 10.33 | 12GB | Windows 2012 R2 Standard | 265K | 432K | 該当なし | 4606 | 60 |
定義済みのすべてのアダプター : 現在のバージョンでアダプター構成を変更した場合、アップグレードを開始する前にすべてのアダプターファイルを保存することを強くお勧めします。アップグレード後に、関連アダプターに対して同じ変更を行う必要があります。
たとえば、アダプターの標準設定のテンプレートがある場合、アダプターXMLの関連部分 (「<adapterTemplates>」のタグ) を別にコピーして取っておきます。アップグレード後に、このタグ部分を関連アダプターのXMLにコピーし直します。
注: アダプターはすべて、新しいUniversal Data Modelモデルと互換性がある必要があります。既存の定義済みアダプターに変更を加えた場合、バージョン10.33のアダプターファイルにも同じ変更を加える必要があります。
UCMDBでは、資格情報の暗号化およびData Flow Probeへのセンシティブな資格情報送信に暗号鍵が使用されます。セキュリティ上の理由により、この暗号鍵はデータベースではなくファイルシステムに保存されます。
UCMDBサーバー上にある暗号化キーをバックアップします。暗号鍵は次の場所にあります。
C:\hp\UCMDB\UCMDBServer\conf\discovery\key.bin
/opt/hp/UCMDB/UCMDBServer/conf/discovery/key.bin
注: 同じマシン上でバージョン10.xxを10.33にアップグレードする場合、元のファイルがマシンにそのまま残りますが、プロセスの途中で暗号鍵のファイルが失われる場合に備えて、バックアップを行う必要があります。
クリーンマシン上でバージョン10.xxから10.33にアップグレードする場合、暗号鍵のファイルは新しいマシンには存在しないため、UCMDBのクリーンマシンへのインストール後に新しいマシンにコピーする必要があります。
C:\hp\UCMDB\UCMDBServer\conf\security/opt/hp/UCMDB/UCMDBServer/conf/security フォルダーをバックアップします。
次をバックアップします。
Java JMX Accessの強化が実行された場合は、次の操作を行います。
次のファイルの権限を編集して、ログインしているユーザーで編集できるようにします。
C:\hp\UCMDB\UCMDBServer\bin\jre\lib\management\jmxremote.password
/opt/hp/UCMDB/UCMDBServer/bin/jre/lib/management/jmxremote.password
Data Flow Probeをアンインストールするには、次の手順を実行します。
Windows![]() | 注: バージョン10.33以降、プローブの自動アップグレードメカニズムでは、Windows上のバージョン10.22 (CUPあり/なし) または以降 (統一モードまたは非FIPSモード) のData Flow Probeの直接アップグレードがサポートされています。サポートされていないバージョンのプローブの場合のみ、古いバージョンのプローブをアンインストールし、最新バージョンをインストールする必要があります。 プローブがインストールされているマシンで、次の操作を実行します。
![]() |
Linux | プローブがインストールされているマシンで、次の操作を実行します。
|
注意:
OOTBファイルを除き、<UCMDB_Server_Home>\deployディレクトリにはどのようなリソースも追加しないでください。UCMDBはこの場所からすべてのファイルをデプロイしようとするため、これが原因でucmdb-browser.warファイルが完全にはデプロイされず、UCMDB Browserが起動しない結果になる可能性があります。
アップグレード前にすべてのUCMDBサーバーフォルダーを閉じ、アップグレード中はこれらのフォルダーおよびファイルを開かず、アクセスしないでください。
アップグレード中、UCMDBサーバーのフォルダーおよびファイルは、インストーラーウィザードによって変更または上書きされます。アップグレード中にこれらのフォルダーやファイルを開く、またはアクセスすると (たとえばコマンドを介したアクセス)、アップグレードに失敗する可能性があります。
このようなアップグレードの失敗が発生した場合、サーバーを元に戻すには、C:\hp\UCMDB\UCMDBServer\oldフォルダーの中身全体をC:\hp\UCMDB\UCMDBServerフォルダーにコピーします。その後、サーバーの使用を続行するか、別のアップグレードを実行します。
UCMDB 10.xxサーバーを停止します。
注:
スタンドアロン環境 : UCMDB Integration Serviceが実行中の場合は、そのサービスを停止します。
UCMDB実行ファイルを見つけます :UCMDB_Server_10.33.exe、このファイルをダブルクリックし、スプラッシュ画面を開きます。
注: デジタル署名が有効でないというメッセージが表示されたら、UCMDBをインストールしてはなりません。この場合、HPEソフトウェアサポートに問い合わせてください。
UCMDB実行ファイルを見つけます :UCMDB_Server_10.33.bin、次の実行可能ファイルを実行します。
sh <インストールファイルへのパス>/UCMDB_Server_10.33.bin
ロケール言語を選択し、[OK] をクリックします。
[概要] ページが開きます。[次へ] をクリックします。
[ライセンス契約] ページが開きます。エンドユーザーライセンス契約の条件を承認して [次へ] をクリックします。
[インストールフォルダーの選択] ページで、既存のUCMDB 10.xxインストールフォルダーを選択し、[次へ] をクリックします。
インストーラーの [インストールタイプの選択] ページで、[10.xまたは10.x CUPから更新] を選択し、[次へ] をクリックします。
[Data Flow Probeのインストール] ページで、次のいずれかを選択します。
Data Flow Probeの10.33へ自動更新
このオプションは、UCMDBサーバーにレポートする既存のプローブのバージョンが10.22以降 (Windowsマシン上のCUPあり/なし、統一モードまたは非FIPSモード) の場合に選択します。サポートされているアップグレードパスについては、「UCMDBのアップグレード - 概要」を参照してください。Data Flow Probeの自動アップグレードの詳細については、『HPE Universal CMDBデータフロー管理ガイド』の「Data Flow Probe Auto Upgrade」を参照してください。
このオプションをここで選択せず、UCMDBサーバーのアップグレード後にプローブの自動アップグレード機能を使用する場合、UCMDBサーバーのアップグレードの完了後、<UCMDB_Server>\content\probe_patchに移動し、probe-patch-10.33-windows.zipパッケージを<UCMDB_Server>\runtime\probe_upgradeディレクトリにコピーします。次に、UCMDBサーバーを再起動します。UCMDBサーバーでプローブ自動アップグレードが実行されます。
Data Flow Probeの手動での更新
このオプションは、自分の環境内にあるUCMDBサーバーにレポートするプローブがLinux上にある、または自動アップグレードがサポートされないバージョンの場合に選択します。UCMDBサーバーのバージョン10.33へのアップグレードの完了後、まず古いバージョンのプローブをアンインストールし、その後バージョン10.33のプローブを手動でインストールします。詳細については、「Data Flow Probe - Windowsへのインストール」 (Windows) または「Data Flow Probe - Linuxへのインストール」 (Linux) または「Data Flow Probe - 無人サイレントインストール」を参照してください。
[コンテンツパックのデプロイ] ページで、Content Pack 24をデプロイするかどうかを選択し、[次へ] をクリックします。
キーストアとトラストストアに使用されるパスワードを指定します。
[トラストストアパスワードの設定] ページで、そのトラストストアに使用するパスワードを入力し、確認のためにそのパスワードをもう一度入力します。
注:
キーストアまたはトラストストアのパスワードの設定は、標準設定のパスワードが使用されている場合にのみ表示されます。カスタムパスワードがすでに使用されている場合は、ウィザードで再度要求されることはありません。
キーストアまたはトラストストアのパスワードは、次のパスワードポリシーに従う必要があります。
パスワードは8から16文字にし、次の4種類の文字を少なくとも1つずつ含める必要があります。
,\:/._=+-[](
[サマリー] ページで、[インストール] をクリックしてインストールを開始します。
インストールが完了したら、[完了] をクリックします。
注: 10.xxから10.33にアップグレードする場合、システムが10.xxインストールからスキーマを使用するため、サーバーの設定ウィザードを実行する必要はありません。
SSL証明書をUCMDB 10.xxでインポートした場合は、次から証明書を抽出します
C:\hp\UCMDB\UCMDBServer\old
/opt/hp/UCMDB/UCMDBServer/old
抽出した証明書を次にインポートします
C:\hp\UCMDB\UCMDBServer\bin\jre\lib\security\cacerts
/opt/hp/UCMDB/UCMDBServer/bin/jre/lib/security/cacerts
詳細については、『HPE Universal CMDB強化ガイド』のクライアントSDKでのSSLの有効化について説明した項を参照してください。
スタンドアロン環境 :上記の統合サービスを停止した場合、統合サービスのデータをクリアする必要があります。
C:\hp\UCMDB\UCMDBServer\integrations\tools で、clearProbeData.bat を実行します
重要 :
注: この手順は、新しいマシンで10.30にアップグレードし、以前のデプロイメントで key.bin をカスタマイズしていた場合にのみ関連します。
UCMDBサーバーを開始する前に、アップグレード手順の開始前にバックアップした暗号鍵 (key.bin) を新規マシンの次のフォルダーにコピーする必要があります。
C:\hp\UCMDB\UCMDBServer\conf\discovery\
/opt/hp/UCMDB/UCMDBServer/conf/discovery/
現在のUCMDBバージョンの上にUCMDB パッチをインストールした場合、システムに取り残されたすべてのProbeパッチアーカイブ (.zip) ファイルを削除する必要があります。:
注:
C:\hp\UCMDB\UCMDBServer\runtime\probe_upgrade/opt/hp/UCMDB/UCMDBServer/runtime/probe_upgrade フォルダーで、probe-patch 接頭辞を持つすべての .zip ファイルを削除します。
UCMDB 10.33サーバーを起動して、アップグレードを完了します。
注: サーバーが起動するのに数時間かかることがあります。進行状況を、(..\UCMDBServer\runtime\logフォルダーにある) 次のログファイルで追跡できます。
スタンドアロン環境 : Integration Serviceを停止した場合は、再び開始します。
高可用性環境 :
高可用性環境をアップグレードする場合、またはアップグレードされた環境が高可用性環境になる場合は、次の手順を実行します。
UCMDB 10.33を、UCMDBサーバークラスターに含まれる各マシンにインストールします。
注: UCMDB 10.33では、高可用性環境内のすべてのUCMDBサーバーがアクティブ状態で、サーバーの障害発生時にも高可用性を提供します。
手動でPostgreSQLサーバーをアップグレードするときは、UCMDBサーバーのインストール時と同じアカウントを使用します。
重要: この項のコマンドは、既存のPostgreSQLインストールが次のようにインストールおよび設定されていることのみを前提とした例です。
PostgreSQLインストールが異なる場合、コマンドをカスタマイズする必要があります。
これらのコマンドをコマンドラインにコピーして貼り付けないでください。そうすると、コマンドが適切に認識されない可能性があります。コマンドは常にコマンドラインに入力してください。
PostgreSQL 9.4.8バイナリ (Win x86-64) を次のPostgreSQL Webサイトからダウンロードします。
http://www.enterprisedb.com/products-services-training/pgbindownload
UCMDBサーバーで次のコマンドを実行することによって、ダンプファイルをバックアップします。
cd C:\hp\UCMDB\UCMDBServer\PostgreSQL\pgsql\bin
pg_dumpall -h localhost -p 5431 -U admin > backup.dump
注: adminユーザーのパスワードを4回入力する必要があります。
PostgreSQL\pgsql\binフォルダー内のダンプファイルのサイズを監視します。このサイズが10分間変わらなかった場合、コマンドラインでEnterキーを押します。
注: データベースサイズに応じて、バックアップは5分またはそれ以上かかります。
pgInitDB.batファイル、pgStart.batファイル、pgStop.batファイルをPostgreSQL.oldフォルダーからPostgreSQLフォルダーにコピーします。
コマンドラインを使用して新しいバージョンのPostgreSQLデータベースを開始します。
cd C:\hp\UCMDB\UCMDBServer\PostgreSQL\pgsql\bin
initdb -D "C:\hp\UCMDB\UCMDBServer\PostgreSQL\pgsql\data"
次のコマンドを実行することで、新しいPostgreSQLをUCMDB_Server_DBサービスとして登録します。
pg_ctl.exe register -N UCMDB_Server_DB -D "C:\hp\UCMDB\UCMDBServer\PostgreSQL\pgsql\data"
sc description UCMDB_Server_DB "HP UCMDB Database"
net start UCMDB_Server_DB
UCMDB_Server_DBサービスが開始されます。
次のコマンドを実行することで、PostgreSQLデータベースを作成します。
createdb ucmdb_database
次のコマンドを実行することで、新しいアカウントを作成します。
createuser –s –P admin
注: 以前のPostgreSQLサーバーで使用したのと同じ資格情報を使用します。
次のコマンドを実行することで、ダンプデータを新しいバージョンのPostgreSQLサーバーに復元します。
psql -U admin -d ucmdb_database -f "C:\hp\UCMDB\UCMDBServer\PostgreSQL.old\pgsql\bin\backup.dump"
問題が発生した、またはアップグレードに失敗し、元のPostgreSQLサーバーインストールに戻す場合、新しく作成したPostgreSQLフォルダーを削除し、PostgreSQL.oldフォルダーの名前をPostgreSQLに変更します。その後、上記の手順に従って、アップグレードを再度実行できます。
手動でPostgreSQLサーバーをアップグレードするときは、UCMDBサーバーのインストール時と同じアカウントを使用します。
重要:
この項のコマンドでは、次の変数を使用します。
これらの変数は、この項のコマンドの実行時に実際の値に置き換える必要があります。
PostgreSQL 9.4.8バイナリ (Linux x86-64) を次のPostgreSQL Webサイトからダウンロードします。
http://www.enterprisedb.com/products-services-training/pgbindownload
UCMDBサーバーで、$UCMDB_Home/PostgreSQL/pgsql/binフォルダーの下で次のコマンドを実行することによって、ダンプファイルをバックアップします。
su postgres_server -c "./pg_dumpall -h localhost -p $Port -U $SupervisorUser > backup.dump"
注: PostgreSQLサーバーユーザーのパスワードを4回入力する必要があります。
次のファイルをPostgreSQL.oldフォルダーからPostgreSQLフォルダーの下の同じサブフォルダーにコピーします。
次のコマンドを実行します。
chown -R postgres_server:postgres_server PostgreSQL find $UCMDB_Home/PostgreSQL -type f \( -name "*.sh" -or -name "*.sql" -or -name "*.conf" -or -name "*.cnf" \) -exec dos2unix {} \; chown -R postgres_server:postgres_server PostgreSQL" cd $UCMDB_Home/PostgreSQL chmod -R 770 . su postgres_server -c "$UCMDB_Home/PostgreSQL/pgInitDB.sh $SupervisorUser $Password $Port" cd $UCMDB_Home/PostgreSQL/pgsql chmod a+rx ./postgresql.server cp $UCMDB_Home/PostgreSQL/pgsql/postgresql.server /etc/init.d/ chkconfig --add postgresql_server service postgresql_server start cd $UCMDB_Home/PostgreSQL/pgsql/bin su postgres_server -c "./createdb -U $SupervisorUser -h localhost -p $Port $DBName" su postgres_server -c "./psql -f backup.dump -U $SupervisorUser -d $DBName -p $Port"
問題が発生した、またはアップグレードに失敗し、元のPostgreSQLサーバーインストールに戻す場合、新しく作成したPostgreSQLフォルダーを削除し、PostgreSQL.oldフォルダーの名前をPostgreSQLに変更します。その後、上記の手順に従って、アップグレードを再度実行できます。
アップグレード後、次の手順が必要な場合があります。
UCMDB Browser : UCMDB 10.33へのアップグレード時に、UCMDB Browser 4.14 が自動的にインストールされます。新しいバージョンのUCMDB Browserを使用して作業している場合、手動で更新する必要があります。
リバースプロキシ : アップグレード後のシステムを以前のバージョンと同じマシンで実行しない場合、アップグレード後にリバースプロキシを再設定する必要があります。設定の詳細については、『HPE Universal CMDB強化ガイド』の「リバースプロキシの使用」を参照してください。
SSL。
SSL設定を再設定します。設定の詳細については、『HPE Universal CMDB強化ガイド』の「Secure Sockets Layer (SSL) 通信の有効化」を参照してください。
SSLがソースシステムでアクティブ化された場合、アップグレード前にバックアップした \conf\security フォルダーを復元します。
LW-SSO : LW-SSOを構成します。詳細については、『HPE Universal CMDB強化ガイド』の「Lightweightシングルサインオン (LW‑SSO) 認証」および「HPE Universal CMDBへのLW-SSOによるログインを有効化」を参照してください。
JMXコンソール : Java JMX Accessの強化を設定した場合、アップグレード前に保存したファイルを C:\hp\UCMDB\UCMDBServer\bin\jre\lib\management\jmxremote.password/opt/hp/UCMDB/UCMDBServer/bin/jre/lib/management/jmxremote.password にコピーして、そのファイルの権限を次のことが可能になるように編集します。
ファイルの所有者がUCMDBサービスを実行するユーザーと同一である
所有者のみがファイルを表示する権限を持つ (注記 : このファイルは、JMXプロトコルパスワードをクリアテキストで保有しています)
詳細については、『HPE Universal CMDB強化ガイド』の「Java JMX Accessの強化」を参照してください。
統合 (フェデレーション) アダプターの変更をやり直します。 すべてのアダプターが、新しいUniversal Data Modelモデルと互換性がある必要があります。既存の定義済みアダプターに変更を加えた場合、バージョン10.33のアダプターファイルにも同じ変更を加える必要があります。以前のバージョンからファイルをコピーしてバージョン10.33のファイルを上書きしないようにしてください。
エイジングの有効化。アップグレード時、エイジングは無効化されています。これは、プローブがデータを収集していないとき (アップグレードプロセスの実行の間やディスカバリがすべてのCIのレポートを開始するまで) にCIが削除されないようにするためです。
エイジングを再度有効化することが非常に重要です。しかし、エイジングを再有効化する前に、システムが安定するまで待機することをお勧めします。システムが安定していることを確認するには、削除の対象としてマークされているすべてのCIのディスカバリを実行し、監視します。詳細については、『HPE Universal CMDBデータフロー管理ガイド』の「Universal Discovery」を参照してください。
[管理] > [CIライフサイクル] モジュールからエイジングを再有効化し、サーバーを再起動します。エイジングの詳細については、『HPE Universal CMDB管理ガイド』の「CIライフサイクルとエイジングメカニズム」を参照してください。
CyberArkの統合。新しいハッシュ値がCyberArkサーバーで設定したものと同じかどうかを確認します。異なる場合、次のコマンドを使用してハッシュ値を再生成します。
java -Xms500m -Xmx1200m -jar JavaAIMGetAppInfo.jar GetHash /AppExecutablesPattern="C:\hp\UCMDB\DataFlowProbe\lib" /OnlyExecutablesWithAIMAnnotation=yes /LogFileDirectory="c:\temp"
次に、新しく生成したハッシュ値をCyberArkサーバーに入力します。
注: 本項は、アップグレードされた環境が高可用性環境になる場合にのみ関連します。
高可用性環境の典型的な構成は、2つ以上のUCMDB サーバーが同じデータベースサーバーに接続されている状態です。サーバーはロードバランサーの背後で動作するよう設定されていて、これはすなわちロードバランサーがUCMDB サーバーに対するエントリポイントとして機能していることになります。すべてのUCMDB サーバーは常時アクティブで、読み書き両方の要求に対処できます。要求はロードバランサーによってクラスター内のUCMDB サーバーに分配されます。読み取り要求がUCMDB サーバー (リーダー) すべてで共有されるのに対し、ただ1つのUCMDB サーバー (ライター) が一度に複数の書き込み要求に対処します。リーダーによって受信された書き込み要求は、すべてライターに渡されます。また、ライターが使用不可の状態になった場合、どのUCMDB サーバーでもライターの役割を引き継ぐことが可能です。
高可用性向けに使用されるロードバランサーは、cookieを挿入する機能を持ち、健全性の状況のチェック ("keepalive") を行える必要があります。
以下で定義された手順は、ロードバランサー F5 BIG-IPバージョン10.x 上で認定されています。(F5 BIG-IPバージョン11.xもサポートされています。)
他のロードバランサーを使用している場合、ロードバランサーの設定方法について広範な知識を持つネットワーク管理者によって設定される必要があります。また、同様の原則も適用される必要があります。
下記のセットアップ手順では、1つ以上のUCMDBサーバーのインストールおよび設定が済んでいることを想定しています。
高可用性環境をセットアップするには
UCMDB 10.xxからUCMDB 10.33へのアップグレード後に、高可用性環境をセットアップするには、次の手順を実行します。
1つまたは複数の追加のUCMDB サーバーをインストールして、UCMDBサーバークラスターを作成します。
1つ目のUCMDBサーバーのインストールと同様にUCMDBサーバーをインストールします。 [サーバー構成] ウィザードを実行して、追加のUCMDB サーバーにデータベースを設定するときは、 [既存のスキーマへの接続] を選択し、作成したスキーマの詳細を、最初のUCMDBサーバーに提示します。
UCMDB サーバーのインストールの詳細については、UCMDBサーバーのインストール - インストール を参照してください。
注:
すべてのUCMDBサーバーに使用するマシンは、同様のハードウェア (および同じメモリ容量) を搭載し、同じオペレーティングシステムを実行している必要があります。
クラスターのUCMDB サーバーは、HTTP、HTTPSなどと同じポートで動作する必要があります。2台のUCMDBサーバーを異なるポートで動作するように設定することはできません。
IPv6のみの環境で作業している場合、UCMDBサーバーマシンがIPv6用に設定されていることを確認します。
wrapper.confファイルで、次の行を特定します。
wrapper.java.additional.<#>=-Djava.net.preferIPv4Stack=true
サーバーの起動の完了
1つめのUCMDB サーバーが起動していない場合は、プロセスを開始します。起動プロセスが完了するまで待機します。
他のUCMDB サーバーを開始します。
ロードバランサーの設定
ロードバランサーは、クラスター内のUCMDBサーバーに送られた負荷を分散するために、使用されます。ロードバランサーを次のように設定します。
VIPアドレスを設定します。ロードバランサーの場合 :
クラスターVIPアドレスを設定し、UCMDBサーバークラスター全体に要求を送信します。
要求をライターのみに送信するようライターVIP アドレスを設定します (Universal Discoveryの場合のみ)。
注: 定義したVIPアドレスのメモを保持します。
UCMDBサーバーおよびData Flow Probeとの間の通信設定を定義する際は、UCMDB サーバー名を要求されたら、必ずライターVIPアドレスを使用します。
UCMDBサーバーおよび他のアプリケーションとの間の通信設定を定義する際、UCMDB サーバー名を要求されたら、必ずクラスターVIPアドレスを使用します。
クラスター内のすべてのUCMDBサーバーを表しているバックエンドサーバーの2つの同じプールを設定します。この2つのプールは別々の状況モニターによって監視されます。1つのプールには、ライターサーバーだけ (Universal Discoveryに対してのみ) に向けられた要求が送られ、もう1つのプールには、クラスター内のどのサーバーによっても処理可能な要求が送られます。
状況モニター (keepaliveアドレス) を設定します。状況モニターは、各UCMDB サーバーのkeepaliveページをチェックします。
クラスターVIPアドレスの次のURLを設定します。
/ping/
ライターVIPアドレスの次のURLを設定します。
/ping/?restrictToWriter=true
これらの両方のURLから可能性がある応答は、HTTP応答コード 200 OK または 503サービス利用不可 をそれぞれ伴う、Up または Down になります。
期待される応答は、Up になります。
状況モニターを、上記で設定したUCMDB サーバープールそれぞれに接続します。
ロードバランサーで「session stickiness」を設定します。
UCMDBクライアントに送り返された応答に対してcookieを挿入するようロードバランサーを設定します。
Insert メソッドを使用して、タイプ cookie の永続性プロファイルを各VIPアドレスに追加します。
注: ロードバランサーが送信するcookieによって維持力を保つ方法がわかっている限り、cookieの名前と値は重要ではありません。
重要 : F5 BIG-IPバージョン10.xは、サーバーへの接続ごとの最初の要求のみに、セッションのcookieを追加するため、次を行う必要があります。
UCMDBにログインします。
[管理] > [インフラストラクチャー設定] に移動し、 [SDKクライアントの接続を強制クローズ] を true に変更します。
この設定が true になると、UCMDB SDKクライアントは [Connection:close] ヘッダーを各認証要求に追加し、クラスダウンロード要求をサーバーに送信します。このように、負荷バランサーがこれは接続での最初のリクエストであると考えて、高騰にセッションクッキーを追加します。
注: これは、F5 BIG-IPバージョン10.xのように、サーバーへの接続ごとの最初の要求のみにセッションのcookieを追加するロードバランサーに関係することです。
使用しているロードバランサーがセッションcookieを各応答に追加する場合、 [SDKクライアントの接続を強制クローズ] は、false (現状で標準設定) に設定されることになります。この場合に true に設定すると、システムパフォーマンスの低下につながります。
VIPがセキュア接続を受け入れるよう設定されていて、ロードバランサーがHTTPを通して要求をUCMDBサーバーに転送する場合、リダイレクトのリライトを設定する必要があります。F5 UIで、次のオプションを有効にしてすべてのリダイレクトをリライトするよう、VIPに関連付けられたHTTPプロファイルを設定します。 [Redirect Rewrite] [All] を選択します。
注: ロードバランサーが、HTTPを介して要求をバックエンドに転送するように設定されている場合、ロードバランサーで追加の設定を実行する必要があります。ロードバランサーの管理者は、ロードバランサーがLocationヘッダーを書き換え、そのロードバランサーのURLを適切に指し示すように設定する必要があります。これは、jmx-consoleに向かうHTTP接続に対して行う必要があります。この設定は、次のような正規表現を使って実行できます。
(https:\/\/(.*)):(\d*)(.*)\1\4
ここで黄色い部分は照合部分であり、緑色の部分が置換部分です。
Data Flow Probeの設定
Data Flow Probeをインストールする際は、HPE Universal CMDBサーバー名の定義時にはロードバランサーのライター仮想IPアドレスを使用します。
Data Flow Probeをすでにインストールしてある場合は、次を行います。
プローブを停止します。
/opt/hp/UCMDB/DataFlowProbe/conf/DataFlowProbe.propertiesc:\hp\UCMDB\DataFlowProbe\conf\DataFlowProbe.properties ファイルで、serverName 属性をライターVIPアドレスへのポイントに変更します。
Probeを再起動します。
Data Flow Probeをインストールする前に次の事項に注意してください。
HPE UCMDBおよびData Flow Probeは、会社のファイアウォール内にインストールして、インターネット経由でのデプロイはしないでください。
プローブのインストールは、HPE Universal CMDBサーバーのインストールの前でも後でも可能です。ただし、プローブのインストール時にはUCMDBサーバー名を指定する必要があります。したがって、プローブをインストールする前にUCMDBサーバーをインストールしておくことをお勧めします。
Data Flow Probeをインストールしているマシン上のネットワークアダプターが、必要なIPインターフェイス (IPv4/IPv6) で確実に設定されているようにします。
注:
高可用性環境 : ロードバランサーのライター仮想IPアドレスを利用可能にします。このアドレスは、Data Flow ProbeのインストールウィザードでUCMDBサーバー名を定義するときに必要です。
インストールを開始する前に、十分なハードディスク容量があることを確認してください。詳細については、HPE Universal CMDBサポートマトリックスドキュメントの、Data Flow Probe要件のセクションを参照してください。
ライセンスの詳細については、HPEソフトウェアライセンスのドキュメントを参照してください。
Data Flow Probeをインストールする前に、プローブをインストールするマシンで次のファイルを開き、"localhost" を含む行がすべてコメントアウトされていることを確認します。
%systemroot%\system32\drivers\etc\hosts
/etc/hosts
Data Flow Probeをアップグレードしている場合、アップグレード手順を開始する前に、次のフォルダーをバックアップしてアップグレードの実行後に復元することを強くお勧めします。これにより、手動でインポートした顧客の証明書を保持できます。
C:\hp\UCMDB\UCMDBServer\bin\jre\lib\security\cacerts
/opt/hp/UCMDB/UCMDBServer/bin/jre/lib/security/cacerts
Windows上のData Flow Probe
Windowsマシンにプローブをインストールする前に、ユーザーは、ファイルシステムに対する完全なコントロール権限を所有している必要があります。また、プローブのインストール後、プローブを実行しているユーザーが、プローブがインストールされるシステムに対して完全な管理権限を持っていることを確認してください。
(2番目のプローブのみ)
サポートされる組み合わせ: Windows上の既存のプローブ (任意のバージョン、個別モードまたは統一モード) と、2つ目のプローブ (バージョン10.30、統一モード)。それぞれのレポート先となるUCMDBサーバーは異なります。
つまり、2つ目のプローブのインストールでは、次のことが可能です。
1つのWindowsマシンには、最大で2つのプローブを設定できます。
3つ目のプローブをインストールしようとしてData Flow Probeのインストーラーを再度実行しても、2つ目のプローブが上書きされるだけです。
Linux上のData Flow Probe
Linux上のプローブは、CMS同期の統合でのみ使用できます。
Linux上のプローブは、ディスカバリでは使用できません。
プローブをインストールするマシンで、PostgreSQLデータベースのインスタンスを実行しないでください。PostgreSQLのインスタンスが存在する場合は、無効にしてください。
Data Flow ProbeをLinuxにインストールするには、Linuxマシンに対するルート権限を持っている必要があります。
PostgreSQLポート5432は空いている必要があります。
postgresというオペレーティングシステムユーザーがある場合、そのユーザーにはパスワードがない必要があります。このユーザーは、リモートマシンからログインする権限のない、ローカルユーザーである可能性があります。
Data Flow Probeをインストールする前に、必ず関連するポートが開いていることを確認してください。
注: インストール時に、標準設定ポートが構成されます。インストール後にポート番号を変更する場合は、『HPE Universal CMDBデータフロー管理ガイド』のプローブのポートの変更について説明している項を参照してください。
Data Flow Probeマシンで、次のポートがData Flow Probeプロセスによって使用されます。
ポート![]() | 説明![]() |
---|---|
1977 | Data Flow ProbeのWebアプリケーションポート。JMXコンソールとWebサービスで使用されます。 |
1978 | Data Flow Probeが別々のモードでインストールされている場合 (Probe ManagerとProbe Gatewayが別々のプロセスで実行されている場合)、このポートはProbe ManagerプロセスによってWebアプリケーションポート (ManagerのJMXコンソール) 用に使用されます。 |
1979 | 2つ目のData Flow Probe (インストールされている場合) のWebアプリケーションポート。JMXコンソールとWebサービスで使用されます。 |
8453 | Data Flow Probeの安全が確保されているWebアプリケーションポート。1977と同じ。Jetty HTTPSが有効な場合はJMXコンソールとその他Webサービスで使用されます。 Data Flow Probeが個別モードでインストールされたときに、資格情報マネージャーの要求をリダイレクトするためにも使用されます。 |
8454 | Data Flow Probeの安全が確保されているWebアプリケーションポート。Data Flow Probeが個別モードでインストールされていて、Jetty HTTPSが有効な場合、このポートはプローブマネージャープロセスによってWebアプリケーションポート (マネージャーのJMXコンソール) 用に使用されます。 |
8455 | 2つ目のData Flow Probe (インストールされている場合) のセキュアWebアプリケーションポート。HTTPSを介して受信およびオリジナルディレクトリを共有する場合に使用されます。 |
1741 | GatewayとManagerとの間でRMI (Remote Method Invocation) を有効化するためにProbe Gatewayによって開かれるポートです。 |
1742 | GatewayとManagerとの間でRMI (Remote Method Invocation) を有効化するためにProbe Managerによって開かれるポートです。 |
80 | Universal DiscoveryエージェントのCallHomeサービスで開かれるポート。 |
81 | Universal DiscoveryエージェントのCallHomeサービスで開かれるポート。このポートは、2つ目のData Flow Probe (インストールされている場合) によって使用されます。 |
5432 | PostgreSQLデータベースによって使われるポート。 |
5433 | 2つ目のData Flow Probe (インストールされている場合) 用にPostgreSQLデータベースによって使用されるポート。 |
1777 | Tanukiラッパーによって使用されるポート。 |
2055 | Collect Network Data by Netflowジョブがアクティブ化されているときに開かれるポート。nProbeソフトウェアによってレポートされたnetflowデータの接続に使用します。 |
34545 | XML Enricherによって使用されるポート。 注: Data Flow Probeが新しくインストールされた場合、ポート34545はローカルホストでのみリッスンします。ただし、Data Flow Probeが最新バージョンにアップグレードされた場合は、wrapperEnricher.confファイルに次の設定を手動で追加する必要があります。 # Make rmi listen on localhost only wrapper.java.additional.<番号>=-Djava.rmi.server.hostname=localhost |
34645 | 2つ目のData Flow Probe (インストールされている場合) 用にXML Enricherによって使用されるポート。 |
リモートマシン上で、次のポートがData Flow Probeプロセスによって使用されます。
ポート![]() | 説明![]() |
---|---|
5672 | AMQPベースのディスカバリで使用されます。 |
5989 | CIMベースのディスカバリで使用されます。 |
8080 | Data Flow Probeはこのポートを使用して、UCMDBサーバーと通信します (通信の設定がHTTPに構成されている場合)。 |
8443 | Data Flow Probeはこのポートを使用して、UCMDBサーバーと通信します (通信の設定がHTTPSに構成されている場合)。 |
22 | SSHベースのディスカバリで使用されます。 |
23 | Telnetベースのディスカバリで使用されます。 |
80/81 | HTTP、NetApp SANscreen/OnCommand、NNM、PowerShell、UDDI、VMware VIMのディスカバリで使用されます。2つ目のData Flow Probeがインストールされている場合は、ポート81が使用されます。 |
135、137、138、139、445とDCOMポート | WMIとNTCMDディスカバリで使用されます。 注:ポート445の使用を推奨します。これは、Windows 2000以降のバージョンでは、標準設定で、可能な場合はNetBIOS経由ではなく、ポート445を介したTCP/IP経由でSMBが使用されるためです。ポート445が無効な場合は、ポート137、138、または139を使用してNetBIOSにフォールバックされます。 |
161 | SNMPディスカバリで使用されます。 |
389 | LDAPディスカバリで使用されます。 |
1521、1433、6789、3306、2048、5432 | SQL (データベース) ベースのディスカバリで使用されます。 |
2738, 7738 | Universal Discoveryエージェントベースのディスカバリで使用されます。 |
443 | UCS、UDDI、VMWare VIM、NetApp、PowerShellのディスカバリで使用されます。 |
280 | HPE SIMディスカバリで使用されます。 |
1099 | HPE Network Automation Java、JBossのディスカバリで使用されます。 |
5985, 5986 | PowerCmd、PowerShellのディスカバリで使用されます。 注 : これらのポートはMicrosoft Windowsオペレーティングシステムの設定に依存します。 |
3200、3300-3303、33xx (xxはSAPサーバーのインスタンス番号) | SAPディスカバリで使用されます。 |
50004、50104、50204、50304、50404、5xx04 (xxはSAP J2EEサーバーのインスタンス番号) | SAP JMXディスカバリで使用されます。 |
2320 | Siebel Gatewayディスカバリで使用されます。 |
7001, 7002 | WebLogicディスカバリで使用されます。 |
8880 | WebSphereディスカバリで使用されます。 |
50001 | HPE SIMのディスカバリ (セキュア通信) で使用されます。 |
注: Data Flow Probeの無人サイレントインストールの実行方法については、「Data Flow Probe - 無人サイレントインストール」を参照してください。
次の手順では、WindowsマシンにData Flow Probeをインストールする方法を説明します。
注:
Data Flow Probeのインストールの間に指定するパスワードは、次の要件を満たす必要があります。
パスワードは8から16文字にし、次の4種類の文字を少なくとも1つずつ含める必要があります。
,\:/._=+-[](
注意 :(PostgreSQLのみ) 次に挙げる特殊文字は、特別な意味を持つ文字として見なされるため、PostgreSQLユーザーアカウントのパスワードには含めないでください: = ?% | & )。これらの文字が含まれると、インストール後にプローブを開始できません。
UCMDB Data Flow Probeをインストールするには、次の手順を実行します。
Windowsプラットフォーム用のパッケージを展開し、UCMDB_DataFlowProbe_10.33.exeをダブルクリックします。
進行状況バーが表示されます。最初のプロセスが完了すると、スプラッシュ画面が開きます。ロケール言語を選択し、[OK] をクリックします。
[はじめに] ページが開きます。[次へ] をクリックします。
[ライセンス契約] ページが開きます。
エンドユーザーライセンス契約の条件を承認して [次へ] をクリックします。
UCMDB Data Flow Probeの [設定タイプ] ページが開きます。
[Full Data Flow Probe Installation] を選択します。これにより、アプリケーションをData Flow Probeに教えるために必要なインベントリツール (Analysis Workbench、ビューアー、SAI Editor、およびMSIスキャナー) を含めて、すべてのコンポーネントとともにData Flow Probe がインストールされます。
注: [インベントリツール] オプションは、インベントリツールのみをインストールするために使用されます。アプリケーションの指導の詳細については、『HPE Universal CMDBデータフロー管理ガイド』を参照してください。
[次へ] をクリックします。
注: 既存のData Flow Probeが検出された場合、2番目のData Flow Probeをインストールするかどうかを尋ねるプロンプトが表示されます。[OK] をクリックして続行するか、[キャンセル] をクリックしてインストールを終了します。
[インストールタイプの選択] ページが開きます。
新しいプローブをインストールしている場合は、[新規インストール] を選択します。
注: 既存のプローブをアップグレードする場合は、[アップグレード] を選択します。
[インストールフォルダーの選択] ページが開きます。
標準設定のインストールフォルダー C:\hp\UCMDB\DataFlowProbe を承認するか、[選択] をクリックして別のインストールフォルダーを選択します。
(2番目のプローブのみ) 同じWindowsマシン上の2番目のData Flow Probeの場合、既存のプローブと同じフォルダーを使用するのでなく、別のインストールフォルダーを指定するか、[選択] をクリックして2番目のプローブ用に別のインストールフォルダーを選択します。
注:
選択するインストールフォルダーは、空でなければなりません。
標準設定のインストールフォルダーを復元するには、別のフォルダーを選択した後に [Restore Default Folder] フォルダーをクリックします。
UCMDB Data Flow Probeの [構成] ページが開き、Data Flow Probeのレポート先となるアプリケーションサーバーの詳細を設定できます。
[レポートするアプリケーション] で [Universal CMDB] を選択し、[アプリケーションサーバーアドレス] ボックスでProbeの接続先となるUCMDBサーバーの名前またはIPアドレスを入力します。
注:
[Data Flow Probe address] ボックスに、現在ProbeをインストールしているマシンのIPアドレスまたはDNS名を入力するか、標準設定をそのまま使用します。
注: Data Flow Probeマシンが複数のIPアドレスを持つ場合は、DNS名ではなく個々のIPアドレスを入力します。
[次へ] をクリックします。
注: アプリケーションサーバーのアドレスを入力しない場合、または標準設定ポート (8080,8443,80) 経由のアプリケーションサーバーへのTCP接続が存在しない場合 (この原因にはアプリケーションサーバーが完全に開始されていないことが考えられます)、メッセージが表示されます。 アドレスを入力せずにProbeのインストールを続行するか、前のページに戻ってアドレスを追加するかを選択できます。
2番目のData Flow Probeの [設定] ページが開き、プローブに識別子を設定できます。
[Data Flow Probe識別子] ボックスに、お使いの環境でプローブを識別するためのプローブ名を入力します。
注:
プローブ識別子には、大文字小文字の区別があり、デプロイメント内でプローブごとに一意にする必要があります。また、50文字を超えてはなりません。
(1番目のProbeのみに該当) Probeを別のモードでインストールする場合、つまりプローブゲートウェイとプローブマネージャーを別々のマシンにインストールする場合、プローブゲートウェイとそのすべてのプローブマネージャーに同じ名前を指定する必要があります。この名前は、
標準設定のUCMDBドメインは、UCMDBのインフラストラクチャー設定モジュール内でも設定可能です。詳細については、『HPE Universal CMDB管理ガイド』を参照してください。
[次へ] をクリックします。
前手順で [標準設定のUCMDBドメインを使用] ボックスをクリアした場合、HP UCMDBの [ドメインの構成] ページが開きます。
[Data Flow Probe domain] タイプ : プローブの実行対象とするドメインのタイプを選択します。
顧客 : デプロイメントに1つ以上のProbeをインストールする場合に選択します。
注: 新規インストールにはこのオプションを必ず使用します。
外部 : アップグレードされた6.xシステムに、このオプションを選択します。
Data Flow Probeドメイン :
注: 外部ドメインの場合、この値は、前手順で定義したData Flow Probe識別子と同一にする必要があります。
[次へ] をクリックします。
UCMDB Data Flow Probeの [作業モード] ページが開きます。
注: 2番目のProbeをインストールするときは、この手順は省略します。
Probe GatewayとProbe Managerは、1つのJavaプロセスとしても別々のプロセスとしても実行できます。
注: プローブは、IPv4環境およびIPv4/IPv6環境においては別々のモードで設定できますが、ピュアIPv6環境では異なります。
Probe GatewayとProbe Managerを1つのプロセスとして実行するには、[いいえ] をクリックします。
[はい] をクリックすると、Probe GatewayとProbe Managerを2つのプロセスとして別々のマシンで実行します。
注: Probe GatewayおよびProbe Managerを2つのプロセスとして実行するときは、次を確認します。
少なくとも1つのProbe Gatewayコンポーネントがインストールされている必要があります。Probe Gatewayは、UCMDBサーバーに接続されています。サーバーからタスクを受け取り、コレクター (Probe Manager) と通信します。
複数のProbe Managerをインストールできます。Probe Managerはジョブを実行して、ネットワークから情報を収集します。
Probe Gatewayには、関連付けられているProbe Managerのリストを含める必要があります。
Probe Managerは、関連付けられているProbe Gatewayを認識している必要があります。
[次へ] をクリックします。
UCMDB Data Flow Probeの [プローブメモリサイズ] ページが開きます。
Probeに割り当てる最小および最大メモリサイズを、メガバイト単位 (MB) で定義します。
注: 後で最大ヒープサイズを変更する方法の詳細については、『HPE Universal CMDBデータフロー管理ガイド』を参照してください。
[次へ] をクリックします。
[PostgreSQLアカウント構成] ページが開きます。
PostgreSQLのData Flow Probeアカウントは、PostgreSQLデータベースと接続する際に、Data Flow Probeによって使用されます。このアカウントは、PostgreSQLのルートアカウントと比較して権限が小さくなっています。暗号化されたパスワードはDataFlowProbeOverride.properties設定ファイルに保存されます。
PostgreSQLのData Flow Probeアカウントのパスワードを入力し、確認のため、もう一度入力します。
[次へ] をクリックします。
次の [PostgreSQLアカウント構成] ページが開きます。ここでは、PostgreSQLのルートアカウントを設定します。PostgreSQLルートアカウントは、PostgreSQLデータベースを管理するために使用されるアカウントです。設定されると、プローブのインストールでスクリプト実行中にこのアカウントの提示が必要になる場合があります。
PostgreSQLのData Flow Probeアカウントのパスワードを入力し、確認のため、もう一度入力します。
注: ルートアカウントを変更しても、プローブの動作には影響しません。
[次へ] をクリックします。
[システム管理者パスワードの構成] ページが開きます。
システム管理者 (sysadmin) のパスワードを設定します。この管理者が、JMXコンソールにログインできます。
[次へ] をクリックします。
[スキャンファイルのアップロードのためのアカウント構成] ページが開きます。これは手動スキャナーデプロイメントモードで使用されます。このモードでは、HTTPまたはHTTPSを使用して、スキャンファイルを直接Data Flow Probe上のXML Enricherの受信ディレクトリにアップロード可能になります。
このアカウントのユーザー名とパスワードを入力し、確認のため、パスワードをもう一度入力します。標準設定のユーザー名は UploadScanFile です。
[次へ] をクリックします。
[インストール前サマリー] ページが開きます。
選択した内容を確認し、[インストール] をクリックしてプローブのインストールを完了します。
インストールが完了すると、[インストール完了] ページが開きます。
注:
インストール中に発生したエラーは次に示すファイルに記載されます。
<DataFlowProbe_InstallDir>\UninstallerData\Logs\UCMDB_Data_Flow_Probe_Install_<インストール日時>.log
Windowsマシン上の1番目のProbeの場合、たとえばC:\hp\UCMDB\DataFlowProbe\UninstallerData\Logs\UCMDB_Data_Flow_Probe_Install_<インストール日時>.logです。
インストール中に発生したデータベース関連のエラーはすべて次のログファイルに記載されます。
<DataFlowProbe_InstallDir>\runtime\log\postgresql.log
Windowsマシン上の1番目のProbeの場合、たとえばC:\hp\UCMDB\DataFlowProbe\runtime\log\postgresql.logです。
[完了] をクリックします。
key.binファイルをカスタマイズした場合は、前に保存しているkey.binを<DataFlowProbe_InstallDir>\conf\securityにコピーします。
次のいずれかの方法でProbeを開始します。
[スタート] > [すべてのプログラム] > [UCMDB] > [Data Flow Probeの開始]をクリックします。
注: 2番目のProbeを開始するには、次の手順を実行します。[スタート] > [すべてのプログラム] > [UCMDB (2)] > [Data Flow Probeの開始] を選択します。
コンソールからプローブを開始するには、コマンドプロンプトで次のスクリプトを実行します。
<DataFlowProbe_InstallDir>\bin\gateway.bat console
Windowsマシン上の1番目のProbeの場合、たとえばC:\hp\UCMDB\DataFlowProbe\bin\gateway.bat console
です。
次のコマンドを実行します。
/opt/hp/UCMDB/DataFlowProbe/bin/ProbeGateway.sh start
コントロール内でプローブをアクティブ化するには、次のコマンドを実行します。
/opt/hp/UCMDB/DataFlowProbe/bin/ProbeGateway.sh console
注:
プローブがアプリケーションサーバーに接続できるようにするために、アプリケーションサーバーは完全に開始している必要があります。
Linux上では、プローブサービスを実行するユーザーは、管理者グループのメンバーである必要があります。
Windowsにインストールされたプローブは
Linuxにインストールされたプローブは、データフロー管理の統合スタジオで新規統合ポイントを作成するときに表示されます。詳細については、『HPE Universal CMDBデータフロー管理ガイド』の、統合ポイントパッケージマネージャーの作成方法を説明している項を参照してください。
Linuxにインストールされたプローブは [Data Flow Probe設定] ウィンドウのData Flow Probeのリストには表示されません。
(Windowsのみ、1番目のProbeのみ) 2つのプロセスとして別々のマシンでProbe GatewayおよびProbe Managerを実行することを選択した場合は、Probe GatewayおよびProbe Managerの各コンポーネントを設定する必要があります。詳細については、Data Flow Probe - データベーススクリプトの構成 (任意指定)を参照してください。
注: Data Flow Probeの無人サイレントインストールの実行方法については、「Data Flow Probe - 無人サイレントインストール」を参照してください。
次の手順では、LinuxプラットフォームにData Flow Probeをインストールする方法を説明します。
注:
Data Flow Probeのインストールの間に指定するパスワードは、次の要件を満たす必要があります。
パスワードは8から16文字にし、次の4種類の文字を少なくとも1つずつ含める必要があります。
,\:/._=+-[](
注意 :(PostgreSQLのみ) 次に挙げる特殊文字は、特別な意味を持つ文字として見なされるため、PostgreSQLユーザーアカウントのパスワードには含めないでください: = ?% | & )。これらの文字が含まれると、インストール後にプローブを開始できません。
UCMDB Data Flow Probeをインストールするには、次の手順を実行します。
Linuxプラットフォーム用のパッケージを展開し、次のコマンドを実行します。
sh <path to the installer>/UCMDB_DataFlowProbe_10.33.xx.bin
次のコマンドが実行されます。
Preparing to install...
Extracting the JRE from the installer archive...
Unpacking the JRE...
Extracting the installation resources from the installer archive...
Configuring the installer for this system's environment...
Launching installer...
[概要] ページが開きます。[次へ] をクリックします。
[ライセンス契約] ページが開きます。
エンドユーザーライセンス契約の条件を承認して [次へ] をクリックします。
[インストールフォルダーの選択] ページが開きます。
標準設定のインストールフォルダー opt/hp/UCMDB/DataFlowProbe を承認するか、[選択] をクリックして別のインストールフォルダーを選択します。
注:
[次へ] をクリックします。
Data Flow Probeの [設定] ページが開き、Data Flow Probeのレポート先となるアプリケーションサーバーの詳細を設定できます。
[レポートするアプリケーション] で [Universal CMDB] を選択し、[アプリケーションサーバーアドレス] ボックスでProbeの接続先となるUCMDBサーバーの名前またはIPアドレスを入力します。
注: 高可用性環境では、ロードバランサーのライター仮想IPアドレスを使用します。
[Data Flow Probe address] ボックスに、現在ProbeをインストールしているマシンのIPアドレスまたはDNS名を入力するか、標準設定をそのまま使用します。
注: Data Flow Probeマシンが複数のIPアドレスを持つ場合は、DNS名ではなく個々のIPアドレスを入力します。
[次へ] をクリックします。
注: アプリケーションサーバーのアドレスを入力しない場合、または標準設定ポート (8080,8443,80) 経由のアプリケーションサーバーへのTCP接続が存在しない場合 (この原因にはアプリケーションサーバーが完全に開始されていないことが考えられます)、メッセージが表示されます。アドレスを入力せずにProbeのインストールを続行するか、前のページに戻ってアドレスを追加するかを選択できます。
次のData Flow Probeの [設定] ページが開き、プローブに識別子を設定できます。
[Data Flow Probe識別子] ボックスに、お使いの環境でプローブを識別するためのプローブ名を入力します。
注: プローブ識別子には、大文字小文字の区別があり、デプロイメント内でプローブごとに一意にする必要があります。また、50文字を超えてはなりません。
UCMDBサーバーのインストールで定義されている、標準設定のUCMDBのIPアドレスまたはマシン名を使用する場合は、[標準設定のCMDBドメインを使用する] を選択します。
標準設定のUCMDBドメインは、UCMDBのインフラストラクチャー設定モジュール内でも設定可能です。詳細については、『HPE Universal CMDB管理ガイド』を参照してください。
[次へ] をクリックします。
前手順で [標準設定のUCMDBドメインを使用] ボックスをクリアした場合、HP UCMDBの [Data Flow Probe Domain Configuration] ページが開きます。
[Data Flow Probe domain] タイプ : プローブの実行対象とするドメインのタイプを選択します。
顧客 : デプロイメントに1つ以上のProbeをインストールする場合に選択します。
注: 新規インストールにはこのオプションを必ず使用します。
外部 : アップグレードされた6.xシステムに、このオプションを選択します。
Data Flow Probeドメイン : UCMDBで定義された標準設定ドメインを使用しない場合は、ここにドメイン名を入力します。
注: 外部ドメインの場合、この値は、前手順で定義したData Flow Probe識別子と同一にする必要があります。
[次へ] をクリックします。
UCMDB Data Flow Probeの [プローブメモリサイズ] ページが開きます。
Probeに割り当てる最小および最大メモリサイズを、メガバイト単位で定義します。
注: 後で最大ヒープサイズを変更する方法の詳細については、『HPE Universal CMDBデータフロー管理ガイド』を参照してください。
[次へ] をクリックします。
[PostgreSQLアカウント構成] ページが開きます。
PostgreSQLのData Flow Probeアカウントは、PostgreSQLデータベースと接続する際に、Data Flow Probeによって使用されます。このアカウントは、PostgreSQLのルートアカウントと比較して権限が小さくなっています。暗号化されたパスワードは DataFlowProbe.properties 設定ファイルに保存されます。
PostgreSQLのData Flow Probeアカウントのパスワードを入力し、確認のため、もう一度入力します。
注: このパスワードを変更するには、DataFlowProbe.properties ファイルを更新する必要があります。
[次へ] をクリックします。
次の [PostgreSQLアカウント構成] ページが開きます。ここでは、PostgreSQLのルートアカウントを設定します。PostgreSQLルートアカウントは、PostgreSQLデータベースを管理するために使用されるアカウントです。設定されると、プローブのインストールでスクリプト実行中にこのアカウントの提示が必要になる場合があります。
PostgreSQLのData Flow Probeアカウントのパスワードを入力し、確認のため、もう一度入力します。
注: ルートアカウントを変更しても、プローブの動作には影響しません。
[次へ] をクリックします。
[システム管理者パスワードの構成] ページが表示されます。
sysadminアカウントのパスワードを入力します。
[スキャンファイルのアップロードのためのアカウント構成] ページが開きます。
このアカウントのユーザー名とパスワードを入力し、確認のため、パスワードをもう一度入力します。標準設定のユーザー名は UploadScanFile です。
[次へ] をクリックします。
[インストール前サマリー] ページが開きます。選択した内容を確認し、[インストール] をクリックしてプローブのインストールを完了します。
インストールが完了すると、[インストール完了] ページが開きます。
注:
インストール中に発生したエラーは次のログファイルに記載されます。
/opt/hp/UCMDB/DataFlowProbe/UCMDB_Data_Flow_Probe_InstallLog.logプローブを /opt/ の下の別のディレクトリにインストールした場合、ログファイルはそのディレクトリにあります。
[完了] をクリックします。
注: プローブのインストール後は、PostgreSQLテーブルデータを保存するために使用されるメインディレクトリでのウイルススキャンを無効にするようお勧めします。標準設定のディレクトリは、/opt/hp/UCMDB/DataFlowProbe/pgsql/data です。
プローブをアクティブ化します。
注:
プローブサービスを実行するユーザーは、管理者グループのメンバーである必要があります。
プローブがアプリケーションサーバーに接続できるようにするために、アプリケーションサーバーは完全に開始している必要があります。
次のコマンドを実行します。
/opt/hp/UCMDB/DataFlowProbe/bin/ProbeGateway.sh start
コントロール内でプローブをアクティブ化するには、次のコマンドを実行します。
/opt/hp/UCMDB/DataFlowProbe/bin/ProbeGateway.sh console
ヒント:
このインストーラーでは、ユーザーが操作しない製品のインストールがサポートされます。このモードは、自動化ツールを介して、またはターゲットサーバーに使用できるGUIアクセスがないときにLinuxでインストールを実行する場合に有効です。
Data Flow Probe 10.33のインストール
UCMDB_DataFlowProbe_10.33.xxx.binをダウンロードし、次のコマンドを実行します。
chmod a+x UCMDB_DataFlowProbe_10.33.xxx.bin
応答ファイルの準備
応答ファイルを作成するには、インストーラーに-rコマンドラインスイッチを指定して実行します。
<Probeインストーラーファイル名> -r <応答ファイルのディレクトリ>
注: ディレクトリ名の代わりに、応答ファイルの完全なファイル名を指定することもできます。たとえばC:\temp\ResponseFileForProbe.txtです。
UCMDB_DataFlowProbe_10.33.xxx.exe –r C:\temp\ResponseFileForProbe.txt
./UCMDB_DataFlowProbe_10.33.xxx.bin –r /tmp/ResponseFileForProbe.txt
実行後は、ユーザーインターフェイスインストールウィザードに従ってインストールを完了します。応答ファイルResponseFileForProbe.txtは、-rスイッチに指定したディレクトリ内に格納されます。
注:
応答ファイルには、ファイルの各行に1つずつ、NAME=VALUEのペアが含まれます。コメントを含む行は、先頭に#文字が付いています。このファイルの内容を編集し、無人インストールに使用する必要がある代わりの設定を提供できます。たとえば、ターゲットインストールディレクトリなどの設定をカスタマイズできます。
このファイルは、次の文字エンコーディングである必要があります。
UTF-8 BOM (Byte Order Mark) なしまたはUTF-16リトルエンディアン
UTF-8 BOMなし
GUIアクセスがない場合、GUIアクセスがあるテストマシンを見つけ、応答ファイルを生成し、その後、Data Flow Probeのサイレントインストールを実行するLinuxマシンに生成した応答ファイルをコピーできます。
サイレントインストールの実行
<Probeインストーラーファイル名> -i silent –f <応答ファイルのパスと名前>
例:
UCMDB_DataFlowProbe_10.33.xxx.exe –i silent –f C:\temp\ResponseFileForProbe.txt
./UCMDB_DataFlowProbe_10.33.xxx.bin –i silent –f /tmp/ResponseFileForProbe.txt
Data Flow Probeを起動します。
次の表に、Data Flow Probeのデータベーススクリプトを示します。これらのスクリプトは、WindowsとLinux両方の環境において、管理目的で修正できます。
注:
スクリプトは、次のとおりData Flow Probeマシン上にあります。
スクリプト![]() | 詳細![]() |
---|---|
exportPostgresql [PostgreSQLルートアカウントパスワード] | DataFlowProbeデータベーススキーマのすべてのデータを、現在のディレクトリにある data_flow_probe_export.bin にエクスポートします |
importPostgresql [エクスポートファイル名] [PostgreSQLルートアカウントパスワード] | exportPostgresql スクリプトにより作成されたファイルのデータを、DataFlowProbeスキーマにインポートします |
enable_remote_user_access | PostgreSQL Data Flow Probeアカウントを、リモートマシンからアクセスできるように設定します |
remove_remote_user_access | PostgreSQL Data Flow Probeアカウントを、ローカルマシンからのみアクセスできるように設定します (標準設定) |
set_db_user_password [新しいPostgreSQL Data Flow Probeアカウントパスワード] [PostgreSQLルートアカウントパスワード] | PostgreSQL Data Flow Probeアカウントパスワードを変更します |
set_root_password [新しいPostgreSQLルートアカウントパスワード] [現在のPostgreSQLルートアカウントパスワード] | PostgreSQLルートアカウントパスワードを変更します |
Probe ManagerとProbe Gatewayを2つのマシンで別々のプロセスとして実行する場合、Data Flow Probeは次のようにセットアップします。
注:
プローブは、IPv4環境およびIPv4/IPv6環境においては別々のモードで設定できますが、ピュアIPv6環境では異なります。
Probe Gatewayマシンを設定します。
次のファイルを開きます。
C:\hp\UCMDB\DataFlowProbe\conf\probeMgrList.xml
<probeMgr ip=
で始まる行を探し、Managerのマシン名またはIPアドレスを追加します。たとえば、次のようになります。
<probeMgr ip="OLYMPICS08">
次のファイルを開きます。
C:\hp\UCMDB\DataFlowProbe\conf\DataFlowProbe.properties
appilog.collectors.local.ip =
および appilog.collectors.probe.ip =
で始まる行を探し、ゲートウェイのマシン名またはIPアドレスを入力します。たとえば、次のようになります。
appilog.collectors.local.ip = STARS01 appilog.collectors.probe.ip = STARS01
Probe Managerマシンを設定します。
C:\hp\UCMDB\DataFlowProbe\conf\DataFlowProbe.properties で次を行います。
appilog.collectors.local.ip =
で始まる行を探し、Managerのマシン名またはIPアドレスを追加します。たとえば、次のようになります。
appilog.collectors.local.ip = OLYMPICS08
appilog.collectors.probe.ip =
で始まる行を探し、Gatewayのマシン名を大文字で入力します。たとえば、次のようになります。
appilog.collectors.probe.ip = STARS01
サーバーを起動します。
Probe Managerマシンで、Managerサービスを起動します。
[スタート] > [All Programs] > [UCMDB] > [Data Flow Probeを開始] の順に選択します。
Probe Gatewayマシンで、ゲートウェイサービスを起動します。
[スタート] > [すべてのプログラム] > [UCMDB] > [Data Flow Probeゲートウェイの起動] の順に選択します。
Data Flow Probeを標準設定でない顧客に接続できます。標準設定の顧客IDは1です。
次のファイルをテキストエディターで、開きます。
Windows : C:\hp\UCMDB\DataFlowProbe\conf\DataFlowProbe.properties
Linux : ../DataFlowProbe/conf/DataFlowProbe.properties
customerID
エントリを見つけます。
顧客IDで値を更新します (customerId = 2
など)。
Probeを再起動して、変更内容で更新します。
注: 本項は、Windowsマシンにインストールされたプローブのみに関連します。
プローブは、サーバーとの接続時に、それ自体のバージョンを報告します。プローブバージョンは、[Data Flow Probe設定] モジュールの [詳細] 表示枠の [データフロー管理] に表示されます。プローブのバージョンがサーバーのバージョンに対応しない (かつ、サポートされるアップグレードがない) 場合は、エラーが発生し、プローブがシャットダウンされます。
新しいCumulative Update Patch (CUP) をUCMDBサーバーに適用すると、各プローブは自動的にシャットダウンすることはなく、新しいデータをサーバーに報告できます。ただし、この方法は推奨されません。したがって、CUPをサーバーに適用するときは、プローブにも (手動、自動のいずれかで) 適用する必要があります。
プローブのダウングレードまたはロールバック
プローブバージョンの自動ダウングレードまたはロールバックは、サポートされません。ダウングレードを実行する、またはバージョンアップグレードをロールバックするには、プローブをアンインストールした後、必要なバージョンをインストールします。
プローブの再起動
プローブがそれ自体を自動的に再起動する数とおりの状況があります。たとえば、新しいコンテンツパックのデプロイ時またはCUPの適用時。これらの場合、プローブは、15分待機して実行中のジョブを完了させた後に初めてシャットダウンします。その時点で完了しなかったジョブ (長い統合など) は、プローブが開始したときに再度実行を開始します。
PostgreSQLデータベースの標準設定のポートを変更する方法
PostgreSQLデータベースのポートは、標準設定ではData Flow Probeインストールで定義されますが、これを変更するには、次の手順を行います。
プローブを停止します (起動済みの場合)。
UCMDB DB Probeサービスを停止します。
次のファイル内でポートを修正します。
ポートを 5432 から 5433 に変更する方法を次に示します。
注: 2つのプローブが同じマシンに共存する場合、ポートの使用方法を慎重に計画し、それらの2つのプローブに使用されるポートが競合しないようにします。
#port = 5432 # (変更による再起動が必要) < 変更前のライン
port = 5433 # (変更による再起動が必要) < 変更後のライン
DataFlowProbe.propertiesファイル (Windowsの場合C:\hp\UCMDB\DataFlowProbe\conf、Linuxの場合/opt/hp/UCMDB/DataFlowProbe/conf) に次の変更を加えます。
次を
jdbc:postgresql://localhost/dataflowprobe
次に変更します。
jdbc:postgresql://localhost:5433/dataflowprobe
次を
appilog.agent.local.jdbc.uri = jdbc:postgresql://localhost/dataflowprobe
次に変更します。
appilog.agent.local.jdbc.uri = jdbc:postgresql://localhost:5433/dataflowprobe
次を
appilog.agent.normalization.jdbc.uri = jdbc:postgresql://localhost/dataflowprobe
次に変更します。
appilog.agent.normalization.jdbc.uri = jdbc:postgresql://localhost:5433/dataflowprobe
次を
appilog.agent.netflow.jdbc.uri = jdbc:postgresql://localhost/dataflowprobe
次に変更します。
appilog.agent.netflow.jdbc.uri = jdbc:postgresql://localhost:5433/dataflowprobe
アップグレード前の注意事項は次のとおりです。
アップグレードするプローブがサポートされていることを確認します。
サポート対象のプローブ: Windowsマシン上の10.22 (CUPあり/なし) 以降、統一モードまたは非FIPSモードのプローブ
次のプローブはアップグレード対象としてサポートされていません。
統合サービス
アップグレード前に次のことを確認してください。
UCMDB_ProbeサービスとUCMDB_Probe_DBサービスがカスタムアカウントで実行されている場合は、プローブの自動アップグレードが開始する前に<DataFlowProbe>フォルダーのユーザーに完全なコントロール権限を付与し、アップグレード後にコントロールを元に戻してください。
このリリースで導入された3方向のマージ機能によって、プローブインストーラーは次の構成ファイルをマージします。
これにより、すべてのカスタム構成設定がDataFlowProbeOverride.propertiesファイルに書き込まれます。
注: バージョン10.33の場合、DataFlowProbe.propertiesのappilog.agent.probe.sendtouchResultsToServer.maxObjects設定に推奨される値は500です。そのため、値が500を上回る場合、500に修正されます。
アップグレード後、次のファイルは環境からのファイルで置換されます。
<DataFlowProbe>\bin\WrapperEnv.conf
注:
アップグレード中、HPEは<DataFlowProbe>\pgsql\data\postgresql.confの構成ファイルを維持しません。そのため、アップグレード後に (必要に応じて) 再構成してください。
UCMDB Data Flow Probeをアップグレードするには、次の手順を実行します。
Windowsプラットフォーム用のパッケージを展開し、UCMDB_DataFlowProbe_10.33.exeをダブルクリックします。
進行状況バーが表示されます。最初のプロセスが完了すると、スプラッシュ画面が開きます。ロケール言語を選択し、[OK] をクリックします。
[はじめに] ページが開きます。[次へ] をクリックします。
[ライセンス契約] ページが開きます。
エンドユーザーライセンス契約の条件を承認して [次へ] をクリックします。
UCMDB Data Flow Probeの [設定タイプ] ページが開きます。
[Full Data Flow Probe Installation] を選択します。これにより、アプリケーションをData Flow Probeに教えるために必要なインベントリツール (Analysis Workbench、ビューアー、SAI Editor、およびMSIスキャナー) を含めて、すべてのコンポーネントとともにData Flow Probe がインストールされます。
注: [インベントリツール] オプションは、インベントリツールのみをインストールするために使用されます。アプリケーションの指導の詳細については、『HPE Universal CMDBデータフロー管理ガイド』を参照してください。
[次へ] をクリックします。
注: 既存のData Flow Probeが検出された場合、2番目のData Flow Probeをインストールするかどうかを尋ねるプロンプトが表示されます。[OK] をクリックして続行するか、[キャンセル] をクリックしてインストールを終了します。
[インストールタイプの選択] ページが開きます。
[アップグレード] を選択し、[次へ] をクリックします。
注: 新しいプローブをインストールしている場合は、[新規インストール] を選択します。
[インストールフォルダーの選択] ページが開きます。
標準設定のインストールフォルダーC:\hp\UCMDB\DataFlowProbeを承認するか、[選択] をクリックして既存のプローブの別のインストールフォルダーを選択します。
注: 標準設定のインストールフォルダーを復元するには、別のフォルダーを選択した後に [Restore Default Folder] フォルダーをクリックします。
[インストール前サマリー] ページが開きます。
選択した内容を確認し、[インストール] をクリックしてプローブのアップグレードを完了します。
インストールが完了すると、[インストール完了] ページが開きます。
[完了] をクリックします。
次のいずれかの方法でProbeを開始します。
[スタート] > [すべてのプログラム] > [UCMDB] > [Data Flow Probeの開始]をクリックします。
コンソールからプローブを開始するには、コマンドプロンプトで次のスクリプトを実行します。
<DataFlowProbe_InstallDir>\bin\gateway.bat console
たとえばC:\hp\UCMDB\DataFlowProbe\bin\gateway.bat console
です。
提供されるConfiguration Managerのデプロイ手順は、環境に存在する可能性のある特殊なUCMDBデプロイ (高可用性実装など) を考慮しており、それらのデプロイ手順に合わせて必要な調整が行われます。
注: 実運用環境でのスケーリングのために、UCMDBとConfiguration Managerを別々のマシンにインストールすることを推奨します。ただし、UCMDBとConfiguration Managerの両方を同じサーバーにインストールすることもサポートされています。
Configuration Managerを高可用性のUCMDB環境にインストールする場合、Configuration Managerは別個のマシンにインストールする必要があります。
Configuration Managerを使用する場合、新しいUCMDB状態が作成される必要があります (Authorized状態)。この構成は、デプロイ手順によって自動的に実行されます。
Configuration Managerのみをデプロイしている場合 (つまり、UCMDBの既存のインストールまたはアップグレードされたインストールの場合)、Configuration Managerのインストールを完了するためにはUCMDBサーバーが実行中でなければなりません。
HPEは、情報提供の目的のみで、全体的なインフラストラクチャーのセキュリティを向上するための次の推奨事項を提示しています。これらは単なる推奨事項にすぎず、すべての潜在的な脆弱性や攻撃に対する保護を保証することは意図していません。セキュリティ対策によっては、ご使用の全体的なシステムの機能および機能性に影響する可能性があることに留意してください。このため、各カスタマーは、既存の環境に何か変更を適用する際には、これらの影響をよく認識した上で行うことを推奨します。
このHPEソフトウェア製品 [HPE UCMDB Configuration Manager] の使用では、HPEが提供するものではない、特定のサードパーティコンポーネントのプリインストールが必要になる場合があります (「サードバーティコンポーネント」)。HPEはカスタマーが頻繁にサードパーティコンポーネントの、セキュリティの脆弱性に対処する修正プログラムやパッチなどを含む最新の更新がないか確認することを推奨します。
注: Configuration ManagerはWindowsまたはLinuxシステムにインストールできます。Linuxシステムにインストールしている場合、GUIモードのインストーラー (X11プロトコルを使用) を実行することも、サイレントインストールを実行することもできます。詳細については、Configuration Managerのインストール - サイレントインストールを参照してください。
Configuration Managerをインストールするには
前提条件:
Configuration Managerによって、インストール時に自動的に新規CMポリシーとCM KPI統合ポイントが作成されます。これは、UCMDB統合サービスを使用して実行されます。
UCMDB統合サービスは高可用性環境ではサポートされていないため、統合ポイントはサポートされていない構成において作成されます。このため、インストール後に、リモートのData Flow Probeを使用して統合ポイントを手動で再作成する必要があります。詳細については、『HPE Universal CMDBデータフロー管理ガイド』を参照してください。
Configuration ManagerがUCMDBで自動的に (データをUCMDBに連携させるために使用する) 統合ポイントを作成できるようにするには、Configuration Managerのインストール前に必ずUCMDB統合サービスが開始していて、完全に実行されている状態にしてください。
リモートのData Flow Probeを使用している場合、または統合ポイントの作成がConfiguration Managerのインストール中に失敗する場合は、手動で統合ポイントを作成できます。詳細については、『HPE Universal CMDBデータフロー管理ガイド』を参照してください。
UCMDB が高可用性環境としてセットアップされる場合は、Configuration Managerを他のUCMDBサーバーと同じマシンにインストールすることはできません。UCMDB接続の詳細情報の提供を求められたときは、ロードバランサーのクラスター仮想IPアドレスを使用します。
Configuration Managerのインストールを起動します。UCMDB DVDをマシンに挿入します。次のいずれかを実行します。
エンドユーザーライセンス契約の条件を承認して [次へ] をクリックします。
[インストール構成] ページで、インストールする場所を選択します。
Windowsの場合 :
[選択] をクリックして、Configuration Managerをインストールするディレクトリを選択します。標準設定での場所は C:\hp\CM_10.2.1.0 です。
注: インストールディレクトリにはスペースを含めることはできません。英文字 (a~z)、数字 (0~9)、ハイフン記号 (「-」)、アンダースコア記号 (_) のみを使用できます。
以前のバージョンのConfiguration Managerが検出された場合、新規インストールを行うか、以前のインストールをアップグレードするかの選択肢が表示されます。
[新規インストール] を選択し、[次へ] をクリックします。
Linux :
Configuration Managerをインストールするフォルダーを指定します。
注: インストールを続行するには、次のようなパスを入力してください。
[UCMDB Foundation接続] ページで、UCMDB Foundationインストールに接続するため、次の情報を提供します。
注: インストール後にUCMDBサーバーのパラメーターを変更する場合の詳細については、『Configuration Managerの再構成』を参照してください。
フィールド ![]() | 定義 ![]() |
---|---|
ホスト名 (FQDN) | UCMDBデプロイメントのロケーションアドレス。
|
プロトコル | HTTPまたはHTTPS (標準設定) プロトコル。 |
UCMDBポート | HTTPまたはHTTPSポートの標準設定値は、HTTPが8080、HTTPSが8443 (標準設定) です。 |
サーバー証明書 | このフィールドはHTTPSプロトコルが選択されたときに使用できるようになります。UCMDBサーバー証明書ファイルをConfiguration Managerのターゲットホストに手動で配置し、隣接する入力フィールドにファイル名も含めた完全なファイルパスを指定する必要があります。 注: 証明書ファイルへのパスに、スペースを含めることはできません。 UCMDBがHTTPSを使用する場合は、キー変換を使用する必要があります。キー変換は接続テスト時に確認されません。 注: 証明書ファイルは*.cerファイルである必要があります (それ以外のファイル形式はサポートされていません)。 |
顧客名 | 標準設定のUCMDBの顧客名は Default Client です。顧客名の値はUCMDBとConfiguration Managerの統合設定時に使用されます。顧客名はUCMDBに存在している必要があり、この値はテスト接続によって確認されません。不正な値を入れると、デプロイメントは失敗します。 |
UCMDBルートコンテキスト | UCMDBルートコンテキスト。標準設定値は/です。 UCMDBでこの値が変更された場合は、CMでも調整する必要があります。こうすると、UCMDBとCMの通信でUCMDBルートコンテキストが使用されます。 |
JMXポート | 標準設定値は 29601 です。 |
システムユーザー (JMX) | UCMDB (JMX) システムユーザーは、Configuration Manager統合ユーザーの作成やConfiguration Managerのパッケージのデプロイなど、JMX機能のアクティブ化に使用されます。定義済みの標準設定値は sysadmin です。 |
システムパスワード | UCMDBシステムのユーザーパスワードです。 |
[テスト] をクリックして接続設定をテストした後、[次へ] をクリックして [データベース接続構成] ページに進みます。
注:
データベース接続は、標準URL接続で構成され、関連付けられていなければなりません。Oracle Real Application Clusterなど高度な機能が必要な場合には、標準接続をセットアップした後、database.properties ファイルを手動で編集して、高度な機能を構成します。既存のスキーマに接続するか、新しいスキーマを作成します。
Configuration Managerは、OracleとMicrosoft SQL Serverの両方のデータベースにネイティブドライバーを使用します。これらの機能がデータベースURLを使用して構成できる場合には、すべてのネイティブドライバー機能がサポートされます。URLは database.properties ファイルに存在します。
UCMDBから異なるデータベーススキーマを使用するConfiguration Manager
OracleとMSSQLの2種類のデータベースが利用できます。入力フィールドは、選択したデータベースタイプによって異なります。インストール時に、既存のスキーマに接続するか、新しいスキーマを作成するか選択できます。スキーマの要件の詳細については、『HPE Universal CMDBサポートマトリックス』ドキュメントを参照してください。
異なるデータベーススキーマへの接続の詳細については、Configuration Managerのインストール - 高度なデータベース設定 を参照してください。
注意: 既存のデータベースの再ポピュレートを行うと、データベースからすべてのデータが削除され、すべてのテーブルが再作成されます。
注:
新しいOracleスキーマを作成する場合には、次の詳細情報を提供します。
フィールド![]() | 定義![]() |
---|---|
ホスト名/IP | データベースサーバーのロケーションアドレス。 |
ポート | 標準設定のOracleデータベースポートは1521です。 |
SID | OracleスキーマID。 |
管理者ユーザー名 | データベース管理者のユーザー名。 |
管理者パスワード | データベース管理者のパスワード。 |
スキーマユーザー名 | Oracleスキーマのユーザー名。 |
スキーマパスワード | Oracleスキーマのパスワード。 |
標準設定のテーブルスペース : | 標準設定のテーブルスペースです。 |
一時テーブルスペース | 一時的なテーブルスペースです。 |
既存のOracleスキーマに接続する場合には、次の詳細情報を提供します。
フィールド![]() | 定義![]() |
---|---|
ホスト名/IP | データベースサーバーのロケーションアドレス。 |
ポート | 標準設定のOracleデータベースポートは1521です。 |
SID | OracleスキーマID。 |
スキーマユーザー名 | 既存のOracleスキーマの名前。 |
スキーマパスワード | 既存のOracleスキーマのパスワード。 |
新しいMSSQLデータベースを作成するか、既存のOracleスキーマに接続する場合には、次の詳細情報を提供します。
フィールド![]() | 定義![]() |
---|---|
ホスト名/IP | データベースサーバーのロケーションアドレス。 |
ポート | 標準設定のMSSQLデータベースポートは1433です。 |
DB名 | MSSQLデータベース名。 |
DBユーザー名 | MSSQLデータベースのユーザー名。 |
DBパスワード | MSSQLデータベースのパスワード。 |
[サーバーポート構成] ページでConfiguration Manager設定を行います。終了したら [次へ] をクリックして [ユーザー構成] ページに進みます。
Configuration Managerは、標準設定の定義済みポート設定を提供します。ポート番号が既存のインストールと競合する場合には、ポート番号を変更する前にITマネージャーに相談してください。
フィールド![]() | 定義![]() |
---|---|
アプリケーションHTTPポート | 8180 |
アプリケーションHTTPSポート | 8143 |
JMX HTTPポート | 39900 |
JMXリモートポート | 39600 |
Tomcatポート | 8005 |
[ユーザー構成] ページでUCMDB統合ユーザーの詳細を入力します。終了したら [次へ] をクリックして [詳細内容] ページに進みます。
この2つの製品の統合をサポートするために、要求に応じて、Configuration Managerによって統合ユーザーがUCMDBに作成されます。
このUCMDBインスタンスに対して前にConfiguration Managerバージョン10をインストールしたことがある場合、新しい統合ユーザーを作成する代わりに、前に使用したのと同じ統合ユーザーの資格情報を使用することができます。
AdvancedライセンスがすでにインストールされているUCMDBサーバーに接続している場合にのみ、[Advanced Content] ページで、高度なコンテンツ (定義済みのビューおよびポリシー) を有効化するオプションが使用可能になります。
Advancedライセンスの購入およびアクティブ化を事前に行っていない場合は、インストール後にJMXコンソールを使用して高度なコンテンツを有効化できます。
詳細については、『HPE Universal CMDB Configuration Managerユーザーズガイド』のライセンスされたコンテンツに関する項を参照してください。
[次へ] をクリックして [インストール前サマリー] ページに進みます。
[インストール前サマリー] ページで、インストール内容と構成設定を検証します。終了したら [インストール] をクリックしてインストールのページに進みます。
[サマリー] ページでは、すべての構成詳細とユーザーの入力内容を中枢管理できます。必要に応じ、ページ上で希望のページが表示されるまで [前へ] をクリックしてサマリーの内容を変更し、デプロイ設定を調整できます。必要に応じて [次へ] をクリックし、[概要] ページに戻ります。
[インストール中] ページには、インストールの進行状況が表示されます。インストール時には、進捗バーがインストールの進行状況を表示します。プロセスが終了したら、構成設定がConfiguration Managerに適用されます。この段階は、数分かかる場合があります。インストール中に [キャンセル] を押して、プロセスを停止し、インストールをロールバックできます。構成段階では [キャンセル] ボタンは無効になっています。
インストールプロセスが終了すると、Configuration Managerが選択したフォルダーに正常にインストールされたことを示すメッセージが表示されます。またエラーメッセージまたは警告が、ログファイルのパスとともに表示されます。終了するには [完了] を押します。
アップグレード手順を開始する前に、次の準備ができていることを前提とします。
CM KPIアダプターまたはCM Policyアダプターを使用して統合ポイントを作成した場合は、アップグレード前にこれらの統合ポイントを削除します。これに失敗すると、アップグレード手順で重複する統合ポイントが作成されてしまい、データ連携が失敗する可能性があります。
注:
Configuration Managerをアップグレードするには
Configuration Managerのインストールフォルダーをバックアップします。
次のWindowsレジストリエントリをバックアップします。
HKEY_LOCAL_MACHINE\SOFTWARE\Microsoft\Windows\CurrentVersion
\Uninstall\HP Universal CMDB Configuration Manager 10.01
次のコマンドを実行して古いConfiguration Managerサービス名を削除します。
sc [<サーバー名>] delete [<サービス名>]
例 : sc delete HPUCMDBCM1001
インストールを開始するには、Configuration Managerのインストールメディアをマシンに挿入します。次のいずれかを実行します。
[次へ] をクリックして、[エンドユーザーライセンス契約] ページを開きます。
ライセンス条件を承認して [次へ] をクリックします。
Configuration Managerをインストールするフォルダーを選択します。前のバージョンに使われていた場所とは別の場所を選択するようにします。
標準設定では、Configuration Managerは次のディレクトリにインストールされます。C:\hp\CM_10.2.1.0 (Windowsシステムの場合) または/root/HP/CM_10.2.1.0 (Linuxシステムの場合)。[次へ] をクリックして標準設定の場所を使用するか、[参照] をクリックして別の場所を選択してから [次へ] をクリックします。
注: インストールディレクトリ名にスペースを含めることはできません。
Configuration Managerの新規インストールを行うかアップグレードするかを尋ねられるまで [次へ] をクリックします。
注:
[アップグレード] を選択し、[次へ] をクリックしてインストールの開始を確認します。
AdvancedライセンスがすでにインストールされているUCMDBサーバーに接続している場合にのみ、[Advanced Content] ページで、高度なコンテンツ (定義済みのビューおよびポリシー) を有効化するオプションが使用可能になります。
Advancedライセンスの購入およびアクティブ化を事前に行っていない場合は、アップグレード後にJMXコンソールを使用して高度なコンテンツを有効化できます。
詳細については、『HPE Universal CMDB Configuration Managerユーザーズガイド』のライセンスされたコンテンツに関する項を参照してください。
インストールが終了したら、(<Configuration Managerのインストールディレクトリ>/_installation/logs フォルダーにある) インストールログファイルをチェックして、インストールがエラーなく終了したことを確認します。
アップグレードプロセスでエラーが発生した場合、メッセージが表示されます。この場合、HPEソフトウェアサポートにお問い合わせください。
Windowsマシンの場合、Configuration Managerのサービスは自動的に開始します。サービスが再起動するまで数分間待ってください。
注: アップグレードした後は、SSL設定を再設定する必要があります。詳細については、『HPE Universal CMDB Configuration Managerユーザーズガイド』を参照してください。
注: Configuration ManagerはWindowsまたはLinuxシステムにインストールできます。
Configuration Managerのサイレントインストールを実行するには
次のコマンドを実行します。
HPECM_10.23.xx.exe -i silent -f installvariables.properties
installvariables.properties ファイルの例が次のように表示されます。
# Enter 1 for a new installation or 0 to upgrade CM_NEW_INSTALLATION=1
# Logging file
INSTALL_LOG_NAME=HP_Universal_CMDB_Configuration_Manager.log
# User installation directory # Enter the full absolute path to be used for the installation # Make sure to use double backslashes; for example, C:\\hp\\cm_10.23
USER_INSTALL_DIR=
# UCMDB connection config:
UCMDB_HOST_NAME=
UCMDB_PROTOCOL=
UCMDB_PORT=
# Enter the full path for the UCMDB Foundation certificate file # (.cer file only) # UCMDB_CLIENT_CERT_FILE should be defined only when connecting # to UCMDB with HTTPS protocol UCMDB_CLIENT_CERT_FILE=
UCMDB_CUSTOMER_NAME=
UCMDB_JMX_PORT=
UCMDB_SYSTEM_USER=
UCMDB_SYSTEM_PASSWORD= UCMDB_CMDB_ROOT_CONTEXT=
# Database config: # Enter 1 to create a new schema; otherwise, enter 0
DB_CREATE_NEW_SCHEMA=
# Enter 1 to use an existing schema; otherwise, enter 0 DB_USE_EXISTING_SCHEMA=
# Enter 1 for an Oracle database; otherwise, enter 0 DB_VENDOR_ORACLE=
# Enter 1 for an MSSQL database; otherwise, enter 0 DB_VENDOR_MSSQL= # DB_HOST_NAME should be the fully qualified domain name (FQDN)
DB_HOST_NAME=
DB_PORT=
# For an Oracle database, enter the SID name; for an # MSSQL database, enter the database name ORACLE_SID_OR_MSSQL_DB_NAME=
ORACLE_SCHEMANAME_OR_MSSQL_DB_USERNAME=
ORACLE_SCHEMA_PASSWORD_OR_MSSQL_DB_USER_PASSWORD= # Enter 1 if you want to repopulate the database or when creating # a new schema, or 0 if you are connecting to an existing schema and # do not want to repopulate DB_REPOPULATE_DATABASE=
# Oracle only: # These four values are required only for the creation of a new # Oracle schema
ORACLE_ADMIN_USERNAME=
ORACLE_ADMIN_PASSWORD=
DB_DEFAULT_TABLE_SPACE=
DB_TEMP_TABLE_SPACE=
# Tomcat Ports:
HTTP_PORT=
HTTPS_PORT=
TOMCAT_PORT=
AJP_PORT=
JMX_HTTP_PORT=
JMX_REMOTE_PORT=
# User config:
UCMDB_ADMIN_USERNAME=
UCMDB_ADMIN_PASSWORD=
# Advanced configuration manager content # Requires purchase of an ACM license
# Enter 1 to install advanced content
#INSTALL_CM_ADVANCED_CONTENT_BOOLEAN_1 =
設定可能なさまざまなパラメーターの詳細についてはConfiguration Managerのインストール を参照してください。
Oracle RAC上でのConfiguration Managerデータベースの作成
インストール時にOracleスキーマを設定する
インストール手順の実行中に、必要なOracle RACインスタンスに接続するためのデータベースパラメーターを指定します (ホスト名、ポート、SID)。インストールの完了後、database.properties ファイル内の jdbc.url を database.properties ファイルを設定する の説明に従って設定する必要があります。
アップグレード時にOracleスキーマを設定する
アップグレード手順の実行中に、Configuration ManagerをOracle RACインスタンスに直接接続できるよう設定します。例 :
jdbc.url=jdbc:oracle:thin:@[instance_name]:1521:[instance_sid]
アップグレードの完了後、database.properties ファイル内の jdbc.url を database.properties ファイルを設定する の説明に従って設定する必要があります。
次のいずれかの方法で、database.properties ファイルの jdbc.url を変更します。
シングルクライアントアクセス名 (SCAN) による変更
jdbc:mercury:oracle://<server_name>:1521;ServiceName=<service_name>
この場合、<server_name> はSCANリスナーのホスト名またはアドレスで、<service_name> はOracle RACサービスの名前になります。
tnsnames.ora ファイルによる変更
jdbc.url=jdbc:mercury:oracle:TNSNamesFile=<CM_HOME>\\conf\\tnsnames.ora;TNSServerName=<service_name>
この場合、<CM_HOME> はConfiguration Manager のインストールディレクトリで、<service_name> はOracle RACサービスの名前になります。
tnsnames.ora ファイルを、Configuration Managerのインストールディレクトリの \conf サブフォルダー内に作成する必要があります。その中身の例は次のとおりです。
RACQA =
(DESCRIPTION = (ADDRESS = (PROTOCOL = TCP)(HOST = labm3amdb17-vip)(PORT = 1521)) (ADDRESS = (PROTOCOL = TCP)(HOST = labm3amdb18-vip)(PORT = 1521)) (LOAD_BALANCE = yes) (CONNECT_DATA = (SERVER = DEDICATED) (SERVICE_NAME = RACQA) (failover_mode=(type=select)(method=basic)) ) )
この場合、jdbc.url は、jdbc:mercury:oracle:TNSNamesFile=<CM_HOME>\\conf\\tnsnames.oraに設定し、TNSServerNameはRACQAに設定します。
注: Oracle JDBC URL形式の設定の詳細については、http://www.datadirect.com/resources/jdbc/oracle-rac/connecting.html を参照してください。
MS SQLサーバーでのWindows認証 (NTLM) の設定
Microsoft SQL Server認証の代わりにWindows認証を使って、データベースを作成したり、データベースに接続したりできます。そのためには、HPE Universal CMDB Configuration Managerサービスを実行しているWindowsユーザーが、Microsoft SQL Serverデータベースにアクセスするために必要な権限を持っていることを確認する必要があります。
Configuration Managerを再構成すると、既存インストールのインストールパラメーター (UCMDBプロパティ、DBプロパティなど) を変更できます。
Configuration Managerの既存のインストールを再構成するには
<Configuration Managerのインストールディレクトリ>/_installation フォルダーで、データベースの再ポピュレートを行うことなく HPECM_10.23.xx.exe (Windowsシステム) または HPECM_10.23.xx.bin (Linuxシステム) を実行します。[エンドユーザーライセンス契約] が表示されます。ラジオボタンを選択し、[次へ] をクリックして続行します。
インストールプロセスは、Configuration Managerの以前のインストールがあるかどうかを確認し、次のメッセージを表示します。
以前インストールされた製品が見つかりました。 今回のインストールでは、製品の再インストールは行いませんが、 製品のパラメーターを再構成できます。
[次へ ] をクリックして続行します。
再構成を続行します。次の情報を更新できます。
UCMDB Foundation接続情報
フィールド ![]() | 定義 ![]() |
---|---|
ホスト名 (FQDN) | UCMDBデプロイメントのロケーションアドレス。
|
プロトコル | HTTPまたはHTTPS (標準設定) プロトコル。 |
UCMDBポート | HTTPまたはHTTPSポートの標準設定値は、HTTPが8080、HTTPSが8443 (標準設定) です。 |
サーバー証明書 | このフィールドはHTTPSプロトコルが選択されたときに使用できるようになります。UCMDBサーバー証明書ファイルをConfiguration Managerのターゲットホストに手動で配置し、隣接する入力フィールドにファイル名も含めた完全なファイルパスを指定する必要があります。 注: 証明書ファイルへのパスに、スペースを含めることはできません。 UCMDBがHTTPSを使用する場合は、キー変換を使用する必要があります。キー変換は接続テスト時に確認されません。 注: 証明書ファイルは*.cerファイルである必要があります (それ以外のファイル形式はサポートされていません)。 |
顧客名 | 標準設定のUCMDBの顧客名は Default Client です。顧客名の値はUCMDBとConfiguration Managerの統合設定時に使用されます。顧客名はUCMDBに存在している必要があり、この値はテスト接続によって確認されません。不正な値を入れると、デプロイメントは失敗します。 |
UCMDBルートコンテキスト | UCMDBルートコンテキスト。標準設定値は/です。 UCMDBでこの値が変更された場合は、CMでも調整する必要があります。こうすると、UCMDBとCMの通信でUCMDBルートコンテキストが使用されます。 |
JMXポート | 標準設定値は 29601 です。 |
システムユーザー (JMX) | UCMDB (JMX) システムユーザーは、Configuration Manager統合ユーザーの作成やConfiguration Managerのパッケージのデプロイなど、JMX機能のアクティブ化に使用されます。定義済みの標準設定値は sysadmin です。 |
システムパスワード | UCMDBシステムのユーザーパスワードです。 |
データベース構成情報
UCMDBから異なるデータベーススキーマを使用するConfiguration Manager
OracleとMSSQLの2種類のデータベースが利用できます。入力フィールドは、選択したデータベースタイプによって異なります。インストール時に、既存のスキーマに接続するか、新しいスキーマを作成するか選択できます。スキーマの要件の詳細については、『HPE Universal CMDBサポートマトリックス』ドキュメントを参照してください。
異なるデータベーススキーマへの接続の詳細については、Configuration Managerのインストール - 高度なデータベース設定 を参照してください。
注意: 既存のデータベースの再ポピュレートを行うと、データベースからすべてのデータが削除され、すべてのテーブルが再作成されます。
注:
新しいOracleスキーマを作成する場合には、次の詳細情報を提供します。
フィールド![]() | 定義![]() |
---|---|
ホスト名/IP | データベースサーバーのロケーションアドレス。 |
ポート | 標準設定のOracleデータベースポートは1521です。 |
SID | OracleスキーマID。 |
管理者ユーザー名 | データベース管理者のユーザー名。 |
管理者パスワード | データベース管理者のパスワード。 |
スキーマユーザー名 | Oracleスキーマのユーザー名。 |
スキーマパスワード | Oracleスキーマのパスワード。 |
標準設定のテーブルスペース : | 標準設定のテーブルスペースです。 |
一時テーブルスペース | 一時的なテーブルスペースです。 |
既存のOracleスキーマに接続する場合には、次の詳細情報を提供します。
フィールド![]() | 定義![]() |
---|---|
ホスト名/IP | データベースサーバーのロケーションアドレス。 |
ポート | 標準設定のOracleデータベースポートは1521です。 |
SID | OracleスキーマID。 |
スキーマユーザー名 | 既存のOracleスキーマの名前。 |
スキーマパスワード | 既存のOracleスキーマのパスワード。 |
新しいMSSQLデータベースを作成するか、既存のOracleスキーマに接続する場合には、次の詳細情報を提供します。
フィールド![]() | 定義![]() |
---|---|
ホスト名/IP | データベースサーバーのロケーションアドレス。 |
ポート | 標準設定のMSSQLデータベースポートは1433です。 |
DB名 | MSSQLデータベース名。 |
DBユーザー名 | MSSQLデータベースのユーザー名。 |
DBパスワード | MSSQLデータベースのパスワード。 |
Tomcatポート
Configuration Managerは、標準設定の定義済みポート設定を提供します。ポート番号が既存のインストールと競合する場合には、ポート番号を変更する前にITマネージャーに相談してください。
フィールド![]() | 定義![]() |
---|---|
アプリケーションHTTPポート | 8180 |
アプリケーションHTTPSポート | 8143 |
JMX HTTPポート | 39900 |
JMXリモートポート | 39600 |
Tomcatポート | 8005 |
ユーザー構成
この2つの製品の統合をサポートするために、要求に応じて、Configuration Managerによって統合ユーザーがUCMDBに作成されます。
このUCMDBインスタンスに対して前にConfiguration Managerバージョン10をインストールしたことがある場合、新しい統合ユーザーを作成する代わりに、前に使用したのと同じ統合ユーザーの資格情報を使用することができます。
1つのConfiguration Managerサーバーのインストールで異なるルートコンテキストを指定できます。
注:
Configuration Managerのルートコンテキストを変更するには、次の手順を実行します。
<Configuration Manager のインストールディレクトリ>/servers/server-0/webapps/ フォルダーを開きます。
必要なルートコンテキストで cnc.war ファイルの名前を変更します。
ds-console.war ファイルを除いた、フォルダー内のすべての .war ファイルに対してこの手順を繰り返します。
/cnc サブフォルダーを削除します。
この手順を、/ds-console フォルダーを除いた、/webapps フォルダー内の各 .war ファイルの対応するサブフォルダーについて繰り返します。
注意: ds-console.war ファイルの名前およびその対応するサブフォルダーの名前は変更しないでください。
<Configuration Managerのインストールディレクトリ>/servers/server-0/webapps/root/ フォルダーを開きます。
index.html ファイルの、
<meta http-equiv='refresh' content='0;url=http://quixy.deu.hp.com/cnc' />
次に変更します。
<meta http-equiv='refresh' content='0;url=http://quixy.deu.hp.com/<context>/cnc' />
Configuration Managerサービスを再起動します。
新しいコンテキスト名 (segment#cncなど) が付いたフォルダーが /webapps フォルダー内に作成されていることを確認します。
Configuration Managerサーバーを起動するには
Linuxシステムの場合、コマンドラインプロンプトを使用します。
$ cd /<Configuration Managerのインストールディレクトリ> $ ./start-server-0.sh
このスクリプトを実行することによって、サーバーが同期処理で起動します。これにより、ユーザーがコンソールから接続を切断するとすぐにサーバーが停止することになります。
Configuration Managerサーバーを非同期で起動するには、次のスクリプトを実行します。
$ ./start-server-0.sh &
ユーザーがログアウトしてもConfiguration Managerサーバーを実行し続けるようにするには、次のスクリプトを実行します。
nohup $ ./start-server-0.sh
マシンの起動時にConfiguration Managerを自動起動するには、/etc/init.d ディレクトリにスクリプトを作成できます。
Windowsシステムの場合:
HPE Universal CMDB Configuration Manager Windowsサービスを使用して、サーバーを開始します。
Configuration Managerサーバーを停止するには
Linuxシステムの場合、コマンドラインプロンプトを使用します。
$ cd /<Configuration Managerのインストールディレクトリ> $ ./stop-server-0.sh
Windowsシステムの場合:
HPE Universal CMDB Configuration Manager Windowsサービスを使用して、サーバーを停止します。
Configuration Managerをアンインストールするには、次のいずれかの方法を使用します。
Windowsシステムの場合 : ![]() | [スタート] メニューから次のように選択します。
[コントロールパネル] から次のように選択します。
アンインストールを開始する通知が表示されます。[アンインストール] をクリックして続行するか、[キャンセル] をクリックして終了します。 ![]() |
Linuxシステムの場合 | <Configuration Managerのインストールディレクトリ>/_installation/ フォルダーで、CM-Uninstall.bin を実行します。 |
Windowsのアクセスコマンド
HPE Universal CMDBのインストール中、UCMDBをインストールしたマシンの設定にスタートメニューが追加されます。UCMDBサーバーとUCMDB統合サービスを開始および停止したり、データベース設定ウィザードにアクセスしてサーバーサービスステータスを表示したり、サーバーをアンインストールしたりすることができます。
UCMDBサーバーと同じマシンにインストール済みのData Flow Probeがある場合は、メニューからData Flow Probeを開始、停止、アンインストールできます。
HPE Universal CMDBのスタートメニューにアクセスするには、[スタート] > [すべてのプログラム] > [UCMDB] の順に選択します。このメニューには、次のオプションがあります。
コマンド![]() | 詳細![]() |
---|---|
Universal CMDBサーバーの起動 | UCMDBサーバーサービスを開始します。 注 : Windowsの [サービス] ウィンドウにアクセスし、[UCMDB_Server] サービスを見つけます。[UCMDB_Serverのプロパティ] (ローカルコンピューター) ダイアログボックスを開き、サービスを開始します。必要に応じて [スタートアップの種類] を [自動] に変更してください。 |
Universal CMDBサーバーの停止 | UCMDBサーバーサービスを停止します。 注 : Windowsの [サービス] ウィンドウにアクセスし、[UCMDB_Server] サービスを見つけます。[UCMDB_Serverのプロパティ] (ローカルコンピューター) ダイアログボックスを開き、サービスを停止します。 |
Universal CMDBサーバーのステータス | サーバーに関する情報が表示されているWebページを開きます。詳細については、HPE UCMDBサービスを参照してください。UCMDB UIサーバーのステータスに関する情報が表示されているWebページを開くには、次のURLを入力します。 https://<UCMDBサーバーのホスト名またはIP>:8443/ucmdb-ui/status.jsp
注 : サーバーステータスページヘのリンクは、最初のページにステータスページリンクを表示インフラストラクチャー設定が True に設定されている場合にのみ表示されます。 |
Universal CMDBサーバー設定ウィザードの開始 | 既存のデータベースまたはスキーマに接続する、あるいは新規データベースまたはスキーマを作成するためにウィザードを実行できます。詳細については、このドキュメントで前述の「既存のデータベースを作成しますか、既存のデータベースに接続しますか?」を参照してください。 |
Universal CMDBサーバーのアンインストール | UCMDBサーバーをアンインストールします。 |
Universal CMDB統合サービスの起動 | UCMDB統合サービスを開始します。これにより、リモート管理データレポジトリがUCMDBサーバーマシンからアクセス可能な場合に、Data Flow Probeを使用せずにJythonベース以外の統合タスクを実行できるようになります。 注 : UCMDB統合サービスとData Flow Probe (UCMDBサーバーマシンにインストールされている場合) を同時に実行することはできません。UCMDB統合サービスを開始するには、まずData Flow Probeを停止する必要があります。 |
UCMDB統合サービスを停止します。 | |
インベントリツール | インベントリディスカバリによって検出されたデータを表示、分析するために使用するインベントリツール (とサポート文書) にアクセスできるようにします。 次の場合に利用可能 : Data Flow ProbeがUCMDBサーバーマシンにインストールされている場合 : |
Data Flow Probeを起動する | UCMDBサーバーでData Flow Probeを起動します。 Data Flow ProbeがUCMDBサーバーマシンにインストールされている場合 : Data Flow ProbeとUCMDB 統合サービスを同時に実行することはできません。Data Flow Probeを開始するには、まずUCMDB 統合サービスを停止しなければなりません。上記の「HP UCMDB統合サービスを停止する」を参照してください。 次の場合に利用可能 : Data Flow ProbeがUCMDBサーバーマシンにインストールされている場合 : |
Data Flow Probeを起動する (コンソール) | コンソールでData Flow Probeを起動します。 次の場合に利用可能 : Data Flow ProbeがUCMDBサーバーマシンにインストールされている場合 : |
Data Flow Probeを停止する | Data Flow Probeを停止します。 次の場合に利用可能 : Data Flow ProbeがUCMDBサーバーマシンにインストールされている場合 : |
Data Flow Probeをアンインストールする | Data Flow Probeをアンインストールします。 次の場合に利用可能 : Data Flow ProbeがUCMDBサーバーマシンにインストールされている場合 : |
Linuxのアクセスコマンド
UCMDBサーバーを開始および停止したり、データベース設定ウィザードにアクセスしたり、サーバーサービスステータスを表示したり、サーバーをアンインストールしたりするには、次のコマンドを実行します。
注: 次のコマンドでは、UCMDBが標準設定のパスである /opt/hp にインストールされていることを前提としています。サーバーがほかの場所にインストールされている場合、そのパスを /opt/hp に置き換えます。
コマンド![]() | パス![]() |
---|---|
HPE Universal CMDBサーバーを開始するには | /opt/hp/UCMDB/UCMDBServer/bin/server.sh start |
HPE Universal CMDBサーバーを停止するには | /opt/hp/UCMDB/UCMDBServer/bin/server.sh stop |
HPE Universal CMDBサーバー設定ウィザードを呼び出すには | /opt/hp/UCMDB/UCMDBServer/bin/configure.sh |
UCMDBサーバーステータスWebページにアクセスするには |
注:
|
HPE Universal CMDB統合サービスを開始するには | /opt/hp/UCMDB/UCMDBServer/integrations/bin/service.sh start UCMDB統合サービスでは、リモート管理データレポジトリがUCMDBサーバーマシンからアクセス可能な場合に、Data Flow Probeを使用せずにJythonベース以外の統合タスクを実行できるようにします。 注: UCMDB 統合サービスとData Flow Probe (UCMDBサーバーマシンにインストールされている場合) を同時に実行することはできません。UCMDB Integration Serviceには、まずData Flow Probeを停止しなければなりません。下記の「Data Flow Probeを停止する」を参照してください。 |
HPE Universal CMDB統合サービスを停止するには | /opt/hp/UCMDB/UCMDBServer/integrations/bin/service.sh stop |
Data Flow Probeを開始するには | /opt/hp/UCMDB/DataFlowProbe/bin/probegateway.sh start Data Flow ProbeがUCMDBサーバーマシンにインストールされている場合 : Data Flow ProbeとUCMDB 統合サービスを同時に実行することはできません。Data Flow Probeを開始するには、まずUCMDB 統合サービスを停止しなければなりません。上記の「HP UCMDB統合サービスを停止する」を参照してください。 次の場合に利用可能 : Data Flow ProbeがUCMDBサーバーマシンにインストールされている場合 : |
Data Flow Probeを停止するには | /opt/hp/UCMDB/DataFlowProbe/bin/probegateway.sh stop 次の場合に利用可能 : Data Flow ProbeがUCMDBサーバーマシンにインストールされている場合 : |
UCMDBサーバーをアンインストールするには | /opt/hp/UCMDB/UCMDBServer/UninstallerData/Uninstall_UCMDBServer |
本項の内容
HPE Universal CMDB Serverサービスのステータスの表示
UCMDBサーバーマシンで、クライアントブラウザーを開き、https://localhost:8443/statusと入力します。すべてのサービスのステータスおよび詳細ステータスが表示され、HPE Universal CMDBサービスが実行されているか ([Up])、ダウンしているか ([Not Started]) がわかります。
注: 実行されていないサービスがある場合は、HPEソフトウェアサポートにお問い合わせください。
HPE Universal CMDB統合サービスステータスのチェック
リモートにある管理対象データリポジトリにUCMDBサーバーマシンからアクセスできる場合は、Data Flow Probeの代わりにUCMDB Integration Serviceを使用できます。
注: UCMDB統合サービスは、スタンドアロンのUCMDB環境でのみサポートされます。
サービスが実行中であることを確認するには、次の手順を実行します。
次のとおり、UCMDBサーバーマシンのステータスを確認します。
Windows![]() | [コントロールパネル] > [管理ツール] > [サービス]![]() |
Linux | /opt/hp/UCMDB/UCMDBServer/integrations/bin/service.sh status |
サービスが実行中でない場合 :
UCMDBサーバーマシンにインストール済みで実行されているData Flow Probeがあることを確認します。確認された場合、最初にData Flow Probeを停止する必要があります。この作業の後に、UCMDB Integration Serviceを開始できます。
Data Flow Probeを停止するには、次の手順を実行します。
Windows![]() | [スタート] > [すべてのプログラム] > [UCMDB] > [Data Flow Probeの停止] を選択します。 を選択します。![]() |
Linux | 次のコマンドを入力します。/opt/hp/UCMDB/DataFlowProbe/bin/probegateway.sh stop |
次のとおり、UCMDB統合サービスを開始します。
Windows![]() | 次のいずれかを使用します。
![]() |
Linux | 次のコマンドを入力します。 /opt/hp/UCMDB/UCMDBServer/integrations/bin/service.sh start |
HPE Universal CMDBのサービスを次の表で説明します。
サービス名![]() | サービスの詳細![]() |
---|---|
authorization | (ユーザー、ロール、テナントなどに応じた) セキュリティモデルの実施をした担います。 |
autodiscovery | データフロー管理に関連するサービスに関与します。 |
Browser_resources | UCMDB Browser関連のリソース (カテゴリなど) の管理に関与します。 |
cla_queue | クライアントレベルの認証に関与します。 |
cla_statistics | クライアントレベルの認証に関与します。 |
classModel | CMDBのクラスモデルの保守に関与します。 |
cmdb_mod_not | CMDBで発生する変更通知を処理します。 |
cmdb_sys_tqls | TQLノードに適用された条件と、システムTQLに格納された条件結果を処理します。 |
cmdb_view | TQL結果に関するビューの定義の計算を処理します (ビューの定義で、グラフからツリーへの変換を行います)。 |
cmdb_widget_tracker | UCMDB Browserウィジェットの管理に関与します。 |
configuration | スナップショット、CI変更クエリ、TQLクエリまたは履歴表示クエリを処理します。 |
content-install | コンテンツパックの管理に関与します。 |
correlation | HPE Universal CMDBの影響、根本原因、相関の各サブシステムに関与します。 |
data-acquisition | 統合の管理に関与します。 |
enrichment | アドホックエンリッチメントおよびアクティブエンリッチメントの両方の実行を処理します。 |
fcmdb-config | FCMDBが完全にロードされる前に基本のFCMDBサービスを可能にするフェデレートデータのキャッシュメカニズム。 |
fcmdb-management | アダプター、フェデレーション、およびデータプッシュフローを管理します。 |
folders | あらゆるタイプのリソースのフォルダー階層を管理します。 |
framework | UCMDBサーバー内の動作のディスパッチに関与します。 |
generic_adapter_manager | 汎用アダプター関連の操作に関与します。 |
grouping | リソースを分類できるさまざまなバンドルを保持します。 |
histDB | CIの変更の保存およびCMDB内の関係に関与します。 |
impact | HPE Universal CMDBの影響、根本原因、相関の各サブシステムに関与します。 |
licensing | ライセンス管理に関与します。 |
mapping-engine | 統合によって使用されます。フェデレートTQL計算中の調整を可能にします。 |
model | 外部データソースCIからローカルCMDB CIへのマッピングを処理します。 |
model_statistics | データベース最適化の操作の実行を許可します。これらの操作は、履歴、アップグレード、JMXといったさまざまなシナリオで実行されます。 |
model_topology | モデルトポロジグラフ (すべてのCIと関係をプロパティなしで含んでいて、しばしばデータベースクエリの回避を許可する内部データ構造) のロードを担います。 |
model_update | CMDBのクラスモデルに対する更新の管理に関与します。 |
msg_sync | 非同期履歴変更メッセージのメッセージングサービスです。 |
offline_tql | UCMDB BrowserのCI追跡に必要なクエリの管理と実行に関与します。 |
packaging | パッケージを処理します。パッケージは、整理されてあらかじめ定義されたサブディレクトリ構成のzipファイル形式のリソースです。 |
reconciliation | CMDBのデータポピュレーション調整サービスです。HPE Universal CMDBの調整エンジンの役割を果たします。 |
reconciliation_conf | 識別ルールや調整優先度の設定などの調整に関する設定を処理します |
report | システムレポートの追加、編集、削除、アセットレポートの計算、ノード依存関係レポートなど、HPE Universal CMDBの各種レポートサービスに関与します。 |
scheduler | オフラインタスクのスケジューリングに関与します。 |
softwarelibrary | SAIエディター/式ティーチング操作のソフトウェアライブラリ (ティーチングサーバー) サービスです。 |
state_management | 状態の管理に関与します。 |
system-health | 保存サーバー関連の統計情報の収集に関与します。 |
topology_search | 検索エンジン関連のサービスを担います。 |
tql | TQL計算を処理します。 |
tql_res_utils | TQL結果の保守 (アクティブ) およびレイアウトの取得を行います。 |
tql_tracker | UCMDB BrowserのCI追跡の管理に関与します。 |
view | 「watch」など、モデリングスタジオのビジネスロジックの一部を処理します。 |
world | HPE Universal CMDBおよびサードパーティ製の各種アプリケーションおよびツールから収集される設定情報の中央リポジトリです。この情報は、HPE Universal CMDBのビューを構築するために使用されます。 |
本項の内容
UCMDB UIのChrome 43以降、Firefox 48以降、Microsoft Edge、またはSafari 10以降からの起動
HPE Universal CMDBへのアクセスは、HPE Universal CMDBサーバーへネットワーク接続 (イントラネットやインターネット) している任意のコンピューターから、サポートされているWebブラウザーを使用して行います。
Webブラウザーの要件やHPE Universal CMDBを正しく表示するための最小要件の詳細については、HPE Universal CMDBサポートマトリックスドキュメントを参照してください。
ユーザーに許可されるアクセスレベルは、ユーザー権限に依存します。ユーザー権限の付与の詳細については、『HPE Universal CMDB管理ガイド』を参照してください。
HPE Universal CMDBへの安全なアクセスと、ログイン認証戦略の詳細については、『HPE Universal CMDB強化ガイド』を参照してください。
Webブラウザーで、HPE Universal CMDBサーバーのURLを入力します。たとえば次のようになります。
https://<サーバー名またはIPアドレス>.<ドメイン名>:8443
ここでの <サーバー名またはIPアドレス>.<ドメイン名> はHPE Universal CMDBサーバーの完全修飾ドメイン名 (FQDN) を表します。
HPE Universal CMDBがリバースプロキシを通すよう設定されている場合は、https://<プロキシサーバー名>:443と入力します (プロキシサーバー名はプロキシサーバーの名前またはIPアドレス)。
Javaの正しいバージョンがマシンにインストールされていない場合、sun.com またはUCMDBサーバーからバージョンを選択してダウンロードできます(Javaをインストールせずにログインすると、正しく表示するためのJavaアプレットを必要とするページを見ることができません)。
HPE Universal CMDBで作業するリンクをクリックします。
UCMDB : ログインページを開きます。ログイン後、最後のセッションの最後に開いていたモジュールが開きます。ユーザー設定が削除されると、標準設定でITユニバースマネージャーが開きます。
注: ログインページには、https://<サーバー名またはIPアドレス>.<ドメイン名>:8443/ucmdbと入力してもアクセスできます。
ユーザー管理 : ログインページを開きます。ログイン後、UCMDBユーザーを管理できる [ユーザーとグループ] に直接移動します。
UCMDB Configuration Manager : Configuration Managerアプリケーションを開きます。リンクをアクティブにするためには、Configuration Managerが実行されていなければならず、インフラストラクチャー設定Configuration Manager URLにはアプリケーションのURLが含まれていなければなりません。
UCMDB Browser : UCMDB Browserを開きます。UCMDB Browserは、UCMDB情報を迅速かつ容易に表示するためのWebベースのツールです。リンクをアクティブにするためには、UCMDB Browserが実行されていなければならず、インフラストラクチャー設定UCMDB Browser URLにはアプリケーションのURLが含まれていなければなりません。
UCMDB クラスモデル : UCMDB Class Modelリファレンスを開きます。クラスモデルのすべてのパッケージ、CIタイプ、関係に関する情報が含まれています。
サーバーのステータス : [サーバーステータス] ページを開きます。
JMXコンソール : JMXコンソールインターフェイスを使い、CMDBで操作を実行できます。
API接続テスト : CMDBでAPIを実行するときに使う、HPE Universal CMDBサーバーに関する情報を表示します。
APIクライアントのダウンロード : UCMDB API jarファイルをダウンロードします。
APIリファレンス : HPE UCMDB APIリファレンスのドキュメントを開きます。
[UCMDB] または [ユーザー管理] をクリックすると、ログインページが開きます。
スーパーユーザーの標準設定ログインパラメーターを入力します。
[ユーザーログイン] =admin、[ユーザーパスワード] =adminのパスワードです。
HPE Universal CMDBが複数顧客環境または複数状態環境 (HPE Software-as-a-ServiceやHPE Universal CMDB Configuration Managerなど) にインストールされている場合は、[Customer] フィールドが表示されます。リストから顧客名を選択します。
このマシンに登録します : 自動ログインの場合に選択します。次回UCMDBにログインするとき、ユーザー名およびパスワードを入力する必要はなくなります。
[ログイン] をクリックします。ログイン後、ユーザー名が画面の右上に表示されます。
ログインに問題がある場合は、トラブルシューティングデプロイメント - UCMDBへのログイン を参照してください。
注: ログインに関する完全なヘルプについては、ログインページの [ヘルプ] ボタンをクリックします。
不正なアクセスを防ぐため、スーパーユーザーパスワードを直ちに変更することをお勧めします。パスワード変更の詳細については、『HPE Universal CMDB管理ガイド』を参照してください。
追加の管理ユーザーを作成し、HPE Universal CMDBの管理者がシステムにアクセスできるようにすることをお勧めします。HPE Universal CMDBシステムでのユーザー作成の詳細については、『HPE Universal CMDB管理ガイド』を参照してください。
詳細なログインオプションでは、ログインの自動化、ログインアクセスの制限、HPE Universal CMDBの特定のページへの直接ログイン機能の設定ができます。
ログインページの自動ログインを有効にし、Universal CMDB ページの上部にある [ログアウト] ボタンを使用せずにブラウザータブを閉じて、次回このURLを入力してHPE Universal CMDB (https://<サーバー名またはIPアドレス>.<ドメイン名>:8443/ucmdb-ui) またはHPE Universal CMDB Server (https://<サーバー名またはIPアドレス>.<ドメイン名>:8443) にアクセスしてスプラッシュ画面に到達してから [UCMDB] をクリックすると、ログインページは開かずログイン名とパスワードを入力する必要はなく、開くよう設定されている標準設定ページが自動的に開きます。
注意: このオプションはセキュリティ上のリスクになり得るので、使用には注意が必要です。
自動ログインを有効にするには、次の手順を実行します。
HPE Universal CMDBのログインページで、[このマシンに登録します] オプションを選択します。
セッションが完了したときにページ上部の [ログアウト] をクリックせず、ブラウザータブを閉じます。
新しいブラウザータブを開いてリンク https://<サーバー名またはIPアドレス>.<ドメイン名>:8443 に移動して [UCMDB] をクリックすると、ログインページはスキップされることになります。
自動ログインの使用についてのガイドライン
HPE Universal CMDBページの上部にある [ログアウト] オプションを使用すると、 [このコンピューターに保存する] オプションが引き続き有効のままでユーザー名が記憶された状態になります。[ログアウト] ボタンを使用してログアウトすると、次回ログインを試行するときに、ログイン名がすでに入力済みで [ログイン] ページが開きます。ここでは、パスワードのみを手動で入力する必要があります。
[このコンピューターに保存する] オプションは、ユーザーが次回のログイン時に手動でキャンセルすることができます。
UCMDB UIのChrome 43以降、Firefox 48以降、Microsoft Edge、またはSafari 10以降からの起動
バージョン10.30より、JNLP機能や新しいJMX設定mam.web.is.jnlp.enabledの導入によって、NPAPIプラグインがサポートされていないWebブラウザーからUCMDB UIアプリケーションを起動できるようになります。対象となるWebブラウザーは、Chrome 43+、Firefox 48~51、Microsoft Edge、およびSafari 10+です。
JNLP機能によって、NPAPIプラグインがサポートされていないWebブラウザーを使用するユーザーでもUCMDB UIアプリケーションを起動できます。Javaプラグインを通じてインターネットWeb内で実行されるのではなく、JNLPファイルがクライアントマシンに保存されます。JNLPファイルは、起動後に独立したJavaプロセスで実行され、UCMDB UIをデスクトップアプリケーションとしてロードします。
JNLPを使用したUCMDB UIへのアクセスがサポートされているWebブラウザーは次のとおりです。
次の使用方法はサポートされていません。
NPAPIプラグインがサポートされていないWebブラウザーからUCMDB UIを起動する方法
注: ここでの設定は、ほとんどが1回限りの操作です。
これを行うには、次の手順を実行します。
ヒント: 上記のWebブラウザーのいずれかから同じUniversal CMDBサーバーにアクセスするには、ダウンロードしたUCMDB.jnlpファイルを起動します。
HPE Universal CMDBには、設定された期間システムが非アクティブになったときに自動ログアウトする機能があります。標準設定の期間は1,440分 (24時間) です。この期間を過ぎると、ログアウトまで30秒の秒読みを行うメッセージが表示されます。
このタスクでは、自動ログアウトを行うまでユーザー入力なしでUCMDBが開いている期間を変更する方法を説明します。
標準設定のログアウト時間を変更するには、次の手順を実行します。
[管理] > [インフラストラクチャー設定] > [全般設定] カテゴリ> [非アクティブが認められている時間] 設定を選択します。
[値] カラムに、新しい時間間隔を入力します (単位 : 分)。[非アクティブが認められている時間] のすべての値は、[プロパティ] ウィンドウに表示されます ( [非アクティブが認められている時間] > [プロパティ] を右クリックするか、[非アクティブが認められている時間] 設定をダブルクリックしてください)。
本項の内容
ブラウザーで日本語、中国語、韓国語を使用する場合は、HPE Universal CMDBサーバーに東アジア言語がインストールされていることを確認する必要があります。HPE Universal CMDBサーバーがインストールされているマシンで、[コントロールパネル] > [地域と言語のオプション] > [言語] > [東アジア言語のファイルをインストールする] を選択してください。
I18N環境のHPE Universal CMDBは、WindowsまたはLinuxプラットフォームにインストールされているHPE Universal CMDBにサポートされます。
HPE Universal CMDBのいずれのコンポーネントのインストールパスにも、英語以外の文字を含めることはできません。
バージョン10.30のアップグレードウィザードでは、英語以外のユーザーインターフェイスをサポートしていません(アップグレード自体は正常に動作します)。
英語以外のHPE Universal CMDB環境で作業を行うには、Oracle Serverデータベース、Microsoft SQL Serverデータベース、またはPostgreSQLサーバーデータベースを使用します。Windowsの地域設定で、データベースの言語はUCMDBサーバーの言語と同じにする必要があります。Oracle Serverデータベースを使用する場合、データベースのエンコーディングは、英語以外の言語と多言語の両方をサポートするUTF-8またはAL32UTF-8エンコーディングも可能です。
Oracleデータベースで新規のOracleインスタンスを作成する場合は、インスタンスの文字セットを指定する必要があります。データディクショナリ内のデータを含め、文字データはすべてインスタンスの文字セットを使って格納されます。詳細については、『HPE Universal UCMDBデータベースガイド』でOracleサマリーチェックリストについて説明しているセクションを参照してください。
データベースクエリモニターがOracleデータベースに接続するには、Oracleのユーザー名とパスワードが英字のみを含んでいる必要があります。
HPE Universal CMDBの表示言語を選択するには、ブラウザーの言語設定オプションを使用します。言語設定を変更しても、ユーザーのローカルマシン (クライアントマシン) だけに影響があり、HPE Universal CMDBサーバーマシンや同じHPE Universal CMDBマシンへのほかのユーザーアクセスには影響しません。
HPE Universal CMDBユーザーインターフェイスは、Webブラウザーから次の言語で表示できます。
✓![]() | 英語![]() | ✓![]() | 韓国語![]() |
✓ | フランス語 | ✓ | ブラジルポルトガル語 |
✓ | ドイツ語 | ✓ | ロシア語 |
✓ | イタリア語 | ✓ | 簡体中国語 |
✓ | 日本語 | ✓ | スペイン語 |
HPE Universal CMDBを特定の言語で設定して表示するには、次の手順を実行します。
ローカルマシンに適切な言語のフォントがインストールされていない場合はインストールします。フォントがインストールされていない言語をWebブラウザーで選択するとHPE Universal CMDBでは文字が四角形で表示されます。
HPE Universal CMDBにログインしている場合は、ログアウトする必要があります。[HPE Universal CMDB] ウィンドウ上部の [ログアウト] をクリックします。
開いているすべてのブラウザーのウィンドウを閉じるか、キャッシュをクリアします。
HPE Universal CMDBがInternet Explorerで動作中の場合、ローカルマシンでWebブラウザーを設定して、HPE Universal CMDBを表示する言語を選択します ( [ツール] > [インターネットオプション] )。
[言語] ボタンをクリックして、HPE Universal CMDBを表示する言語を [言語の優先順位] ダイアログボックスで強調表示します。
使用する言語がダイアログボックスにない場合は、[追加] をクリックして言語のリストを表示します。追加する言語を選択して [OK] をクリックします。
[上に移動] をクリックして、選択した言語を最初の行に移動します。
[OK] をクリックして設定を保存します。
[HPE Universal CMDB] ログインウィンドウを表示します。
Internet Explorerのメニューで、[表示] > [更新] を選択します。HPE Universal CMDBがすぐに更新され、選択した言語でユーザーインターフェイスが表示されます。
ローカライズ済みのUCMDBオンラインヘルプを有効にするには、次の手順を実行します。
注: 異なる言語で書かれたWebページをInternet Explorerで表示する方法の詳細については、http://support.microsoft.com/kb/306872/en-us を参照してください。
本項の内容
標準設定を使用すると、2,500万以上のCIおよび関係がデプロイされた環境でHPE Universal CMDBを操作できます。さらに大規模なデプロイ環境で作業するには、次の設定を実装する必要があります。
CIと関係の数に応じて、次のようにCMDBヒープを増加させます。
CIと関係の数![]() | ヒープサイズ![]() |
---|---|
≤ 40,000,000 | 12 GB |
40,000,000~60,000,000 | 16 GB |
60,000,000~125,000,000 | 24 GB |
>125,000,000 | 55 GB |
任意の数のCIと関係をサポートするシステムの場合、UCMDBサーバーで次のパラメーターを更新します。
パラメーター![]() | 標準設定![]() | CIと関係 (百万単位)![]() | 場所![]() | |||
---|---|---|---|---|---|---|
≦40 | 40 – 60 | 60 – 125 | >125 | |||
wrapper.java. initmemory | 1024 | 2048 | 8192 |
| ||
wrapper.java. maxmemory | 4096 | 8192 | 16384 | 24576 | 56320 | |
dal.object.condi tion.max.result. size | 2000000 | 50000000 | 50000000 |
| ||
dal.use.memory. instead.temp.tab le.high.threshold. oracle | 600000 | 6000000 | 6000000 | 10000000 | ||
dal.joinf.max.res ult.size | 400000 | 4000000 | 4000000 |
4,000万個より多いオブジェクトおよび関係を含むシステムで作業する場合、Oracle SGAおよびPGAのサイズを次の推奨サイズに増やしてパフォーマンスを向上させることができます。
CIと関係![]() | SGA![]() | PGA![]() |
---|---|---|
40,000,000~60,000,000 | 22 GB | 6 GB |
60,000,000~120,000,000 | 42 GB | 14 GB |
>120,000,000 | 88 GB | 24 GB |
これにより、複数タイプのTQLクエリと、システムで実行されるデータ入力操作の両方のTQL計算のパフォーマンスが向上します。
4,000万個より多いオブジェクトおよび関係を含むシステムで作業する場合、Microsoft SQL Serverメモリのサイズを次の推奨サイズに増やしてパフォーマンスを向上させることができます。
CIと関係![]() | Microsoft SQL Serverメモリ![]() |
---|---|
40,000,000~60,000,000 | 28 GB |
>60,000,000 | 56 GB |
設定
次のハードウェア構成を使用して、システム容量のテストがMicrosoft SQL Server (12,500万個のCIと関係を持つ) とOracle Database (20,000万個のCIと関係を持つ) に対して個別に行われます。
ロール![]() | CPU![]() | メモリ![]() | OS+サードパーティSW![]() |
---|---|---|---|
CMDB | 2×4コア @ 2.67GHz | 32 GB | Microsoft Windows Server 2008 R2 Enterpriseエディションx64 SP1 |
データベース | 2×8コア @ 2.93 GHz | 64 GB |
|
ロール![]() | CPU![]() | メモリ![]() | OS + サードパーティSW![]() |
---|---|---|---|
CMDB | 2×E5-2630V3 @ 2.40GHz | 32 GB | Red Hat Enterprise Linux 7.2 |
データベース | 2×E5-2630V3 @ 2.40GHz | 97 GB |
|
システムテストの一環として次のビジネスフローがテストされました。
TQL計算
TQLは、結果サイズ (<100、<1000、<10000)、TQLで取得するデータセット、およびTQL設定に従って、サブグループに分割されました。
データ入力
システムテストのデータ入力シナリオには挿入、更新、削除が含まれていました。
エンリッチメント
エンリッチメントシナリオには挿入、更新、削除が含まれていました。
結果
クエリの実行 (2日間)、データ入力 (Oracleの場合7日間、MS SQLの場合10日間)、エンリッチメントの実行を含むシナリオで負荷テストを行うと、次の結果が得られました。
Configuration Managerへのログイン
サポートされているWeb ブラウザーを使用して、Configuration Managerサーバーへネットワーク接続 (イントラネットやインターネット) されている任意のコンピューターから、Configuration Managerサーバーにアクセスします。ユーザーに許可されるアクセスレベルは、ユーザー権限に依存します。ユーザー権限の付与の詳細については、『HPE Universal CMDB管理ガイド』のユーザーおよびロールを説明しているセクションを参照してください。
Webブラウザーの要件やConfiguration Managerを正しく表示するための最小要件の詳細については、HPE Universal CMDBサポートマトリックスドキュメント を参照してください。
Configuration Managerへの安全なアクセスの詳細については、HPE Universal CMDB強化ガイドを参照してください。
Configuration Managerへのアクセスに関するトラブル―シューティング情報については、トラブルシューティングデプロイメント - Configuration Managerへのログインを参照してください。
WebブラウザーでConfiguration ManagerサーバーのURLを入力します (例 : http://<サーバー名>.<ドメイン名>:<ポート>/cnc)。ここで、<サーバー名>.<ドメイン名>にはConfiguration Managerサーバーの完全修飾ドメイン名 (FQDN) を、<ポート>にはインストール時に選択したポートを指定します。
[ログイン] をクリックします。ログイン後、ユーザー名が画面の右上に表示されます。
ログアウト
セッションが完了したら、不正な侵入を防ぐため、Webサイトからログアウトします。
ログアウトするには、ページ上部の [ログアウト] をクリックします。
注: デフォルトのセッション期限は30分です。
Configuration ManagerのJMXコンソールへのアクセス
トラブルシューティングまたは一部の構成を修正するためにJMXコンソールにアクセスする必要があります。
JMXコンソールにアクセスするには
UCMDBでサーバー管理者権限が割り当てられていることを確認します。詳細については、『HPE Universal CMDB管理ガイド』を参照してください。
マシン間のConfiguration Managerインストールのポーティング
この手順は、データベーススキーマを変更せず、また同一のUCMDBサーバーに接続したままで、Configuration Managerのインストールをあるマシンから別のマシンに移動する場合には、この手順を使用する必要があります。
ソースマシンから \conf と \security フォルダーを、ターゲットマシンの所定の場所にコピーします。
ターゲットマシンでConfiguration Managerのサーバーを起動します。
インストール後のポート番号の変更
ポート番号 (または他の任意のインストールパラメーター) を変更するには、Configuration Managerの再構成 を参照してください。
システム間のシステム設定のコピー
ソースマシンでConfiguration Managerを開きます。 [管理] > [設定] の順にクリックし、 [構成セットをzipファイルにエクスポート] ボタンをクリックします。
エクスポートする前に、関連する構成アイテムの隣にあるチェックボックスをオフにして、構成の特定部分を除外できます。
エクスポートされた構成をターゲットマシンにコピーします。
ターゲットマシンでConfiguration Managerを開きます。 [管理] > [設定] の順にクリックし、 [構成セットのインポート] ボタンをクリックします。
バックアップとリストア
あらゆるタイプの障害から回復できるようにするため、Configuration Managerのインストールをバックアップできます。こうした障害が回復できない場合は、完全な新規インストールが必要になります。
バックアップ
次の情報をバックアップします。
Configuration Managerのインストールディレクトリにある \conf および \security サブフォルダー。これは、システムが起動し実行中の場合にも操作を中断することなく実行できます。
データベーススキーマ
次のレジストリエントリ。HKEY_LOCAL_MACHINE\SOFTWARE\Microsoft\Windows\CurrentVersion\Uninstall\HP Universal CMDB Configuration Manager 10.01(Windowsシステムのみ)
復元
この手順は、Configuration Managerがインストールされていない新しいシステムで実行する必要があります。
HPCM_10.01.exe ファイル (Windowsシステム) または HPCM_10.01.bin ファイル (Linuxシステム) を実行して、ターゲットマシンにConfiguration Managerをインストールします。
\conf と \security ディレクトリを復元します。復元するには、バックアップに使用したものと同じ方法を使用します。手順1で実行したインストールによって作成されたディレクトリを上書きします。
データベーススキーマを復元します。異なるデータベースサーバーに復元する場合には、database.properties ファイル (conf ディレクトリにあります) の url プロパティを、新しいデータベースサーバー名と一致するよう修正しなければなりません。
Configuration Managerサーバーを起動します。
HPEソフトウェアセルフソルブナレッジベース: さまざまなトピックから特定のトラブルシューティング情報を探すために使用します。HPEソフトウェアサポートサイトにあるHPEソフトウェアセルフソルブナレッジベースには、HPE Universal CMDBのヘルプメニューから [トラブルシューティング & ナレッジベース] を選択してアクセスできます。
登録済みの顧客のみが、HPEソフトウェアサポートサイトのリソースにアクセスできます。未登録の顧客は、このサイトから登録できます。
問題: UCMDBサーバーがシステムの再起動時に自動的に起動しません。
解決策 :
[全般] タブで、次の事項を確認します。
本項の内容
次の情報を使用して、Universal CMDB へのログインの失敗を引き起こすと考えられる原因を検証します。
問題/考えられる原因![]() | 解決方法![]() |
---|---|
Universal CMDBが正常に起動しない。 症状 : startup.log ファイルに次の行が含まれていない。 **** All components started **** | 解決策1: Webコンソールでhttps://<サーバー名>:8443/web-consoleにアクセスして、Universal CMDBサーバーが起動しており、実行中であることを確認します。ここで、<サーバー名> は接続先のUniversal CMDBサーバーの名前です。 解決策2: データベース接続を確認します。 データベースサーバーの起動と実行を確認するには、次の手順を実行します。
解決策3: データベース接続パラメーターが正しいことを確認します。設定時に使用した資格情報を使用して、データベースサーバーにログインできることを確認します。 解決策4: cmdb.dal.logファイルを使用して、データベース接続を確認します。cmdb.dal.logファイルは次のディレクトリにあります。
解決策5: データベース接続が有効であることを確認するには、Windowsコマンドインタープリター (cmd.exe) に |
CMDBが壊れている (ユーザーレコードがCMDBから誤って削除されたなど)。 | 以前にバックアップしたデータベースファイルをインポートします。詳細については、『HPE Universal CMDBデータベースガイド』を参照してください。 重要 : データベースのインポート中は Universal CMDB サーバーを停止する必要があります。 注: 以前にバックアップしたデータベースファイルをインポートすると、システムにそれまで存在していたすべてのデータは失われます。 |
Universal CMDB へのログインに失敗した。ログイン名/パスワードの組み合わせが正しくない可能性がある。 | 解決策1: ログインユーザー名/パスワードの正しい組み合わせを入力します。 解決策2: 標準設定を復元します |
予期しないエラーのためにUniversal CMDBログインに失敗する。 | 解決策1: [スタート] > [すべてのプログラム] > [UCMDB] > [Universal CMDBサーバーのステータス] を選択し、サービスが実行されていることを確認します。 解決策2: 次のログファイルでエラーを探します。
未知のエラーが見つかったら、HPEソフトウェアサポート にお問い合わせください。 |
パスワードが正常に変更されたにもかかわらず、Universal CMDB が起動に失敗する。 | 次の手順で標準設定のパスワードを復元します。
|
Javaがマシンにインストールされていない場合、または、Java 8よりも前のバージョンを持っている場合は、ログイン中にメッセージが表示されて、正しいバージョンのJava Runtime Environmentをインストールするかどうか質問されます。JREは Universal CMDB アプレットを表示するのに必要です。
該当するボタンをクリックして、oracle.comまたは Universal CMDB サーバーのいずれかから、Universal CMDB によるJavaのインストールを許可します。
問題: バージョン10.23へのアップグレードが失敗します。
解決策: 前のバージョンに復元するには、次の手順を実行します。
問題 : Configuration Managerに適切な権限が割り当てられていますが、ログインできません。
解決策 : UCMDBで次のパラメーターが適切に設定されているかどうかを確認します。
問題 : UCMDBとの接続でエラーが発生します。
解決策 : 次のいずれかが原因です。
UCMDBサーバーが停止しています。UCMDBが完全に起動した後にConfiguration Managerを再起動します (UCMDBサーバーのステータスが [Up] となっていることを確認します)。
UCMDBサーバーは起動しているが、Configuration Manager接続資格情報またはURLが不正です。
問題 : UCMDBの接続設定の変更 (例 : host/port/protocol/SRPを変更) 後に、Configuration Managerサーバーを開始できません。
解決策 : Configuration Managerを再構成し、最近の変更点を反映するUCMDB接続設定を指定します。再構成ウィザード (HPCM_10.01.exe) は <Configuration Managerのインストールディレクトリ>\_installation フォルダーにあります。
問題 : UCMDBクラスモデルへの変更がConfiguration Managerで検出されません。
解決策 : Configuration Managerのサーバーを再起動します。
問題 : Configuration Managerのログに UCMDBExecution timeout expired が含まれています。
解決策 : この問題は、UCMDBデータベースがオーバーロードした場合に発生します。これを修正するには、次の手順に従って接続タイムアウトを増やします。
UCMDBServer\conf フォルダーに jdbc.properties ファイルを作成します。
次のテキストを入力します。QueryTimeout=<number in seconds>
UCMDBサーバーを再起動します。
問題 : Configuration Managerで、管理するビューを追加できません。
解決策 : 管理するビューが追加されると、UCMDBに新しいTQLが作成されます。アクティブなTQLの上限に達した場合、ビューは追加できません。インフラストラクチャー設定マネージャーで次の設定を変更し、UCMDBでアクティブなTQLの上限を増やします。
サーバーのアクティブTQLの最大数
顧客のアクティブTQLの最大数
問題 : HTTPSサーバー証明書が無効です。
解決策 : 次のいずれかが原因です。
証明書の有効期限が過ぎています。新しい証明書を取得する必要があります。
証明書の認証機関が信頼された機関ではありません。信頼済みのルート証明書機関リストに認証機関を追加します。
問題 : Configuration Managerのログインページからログインする場合、ログインエラーまたはアクセス拒否のページが表示されます。
解決策 : LW-SSO設定が正しいことを確認します。詳細については、HPE Universal CMDB強化ガイドの一般的なLW-SSO参考情報を参照してください。
問題 : 不正なデータベース資格情報を入力したため、Configuration Managerサーバーが起動しません。
解決策 : データベース資格情報に変更を加え、サーバーが起動しない場合、資格情報が不正である可能性があります。データベースパスワードを再度暗号化し、構成ファイルで新しい資格情報を入力します。次のように実行します。
コマンドラインから次のコマンドを実行して、更新されたデータベースパスワードを暗号化します。
<Configuration Managerのインストールディレクトリ>\bin\encrypt-password.bat –p <password>
暗号化されたパスワードが返されます。
暗号化されたパスワード ({ENCRYPTED}
接頭辞を含む) を、db.password parameter in <Configuration Managerのインストールディレクトリ>\conf\database.properties ファイルにコピーします。
問題 : バインドポートの問題により、Configuration ManagerのTomcatサーバーが起動しません。
解決策 : 次のいずれかを実行します。
インストール後ウィザードを実行し、Configuration Managerのサーバーポートを変更します。
Configuration Managerのポートを専有している他のプロセスを中断します。
次のファイルを編集して、Configuration Managerの構成ファイルでポートを手動で変更します。<Configuration Managerのインストールディレクトリ>\servers\server-0\conf\server.xml その後、次の関連ポートを更新します。
HTTP (8180):69行目
HTTP (8143):71、90行目
問題 : 「out of memory (メモリ不足)」メッセージを受信します。
解決策 : サーバーの起動パラメーターを変更するには、次の手順を実行します。
次のバッチファイルを実行します。
<Configuration Managerのインストールディレクトリ>/bin/edit-server-0.bat
次の設定を変更します。
-Dapplication.ms=<inital memory pool size>
-Dapplication.mx=<maximum memory pool size>
問題 : UCMDBでCIを変更したが、Configuration Managerに反映されない。
解決策 : Configuration Managerはオフラインの非同期分析プロセスを実行します。したがって、UCMDBの最新の変更がまだ処理されていない可能性があります。この問題を解決するには、次のいずれかの手順を実行してください。
数分間待ちます。標準設定の分析プロセス実行間隔は10分です。[管理] > [設定] で構成できます。
JMX呼び出しを実行して、関連ビューでオフライン分析計算を実行します。
[ポリシー] で、[ポリシー分析の再計算] ボタンをクリックします。これによりすべてのビューで、オフライン分析プロセスが呼び出されます (多少時間がかかる場合があります)。1つのポリシーを擬似的に変更し、保存しなければならない場合もあります。
制限事項
UCMDBサーバーとConfiguration Managerのサーバーの時間設定は、秒単位まで同期されていなければなりません。
UCMDBサーバーとService Managerサーバーの時間設定は同期されていなければなりません。
Configuration Manager Tomcatサーバーで時間が変更される場合、サーバーの時間を更新するために再起動が必要です。
トラブルシューティング
問題 : Configuration Managerのサービスを起動すると、次のエラーメッセージが表示されます。
Windowsは、ローカルコンピューターでHPE Universal CMDB Configuration Managerを起動できませんでした。詳細については、システムマネージャーイベントログを確認してください。これがMicrosoft以外のサービスである場合には、サービスベンダーに連絡し、サービス固有エラーコード0を参照してください。
解決策 : 次の手順を実行します。
<Configuration Managerのインストールディレクトリ>\cnc\bin フォルダーに移動し、次のコマンドを実行します。
edit-server-0.bat
[Startup] タブを選択します。[モード] ドロップダウンリスト (画面の一番下) で、[実行] の代わりに [jvm] を選択します。
[OK] をクリックします。
サービスを実行します。
問題 : UCMDBログインページに転送後のConfiguration Managerの認証時に、Configuration Managerに転送されず、UCMDBが開いてしまいます。
解決策 : Internet Explorer 6.0、7.0、8.0ブラウザーを使用している場合に、Configuration Managerの認証セッションのクッキーがブロックされているか、拒否されています。Configuration Managerのサーバーを、コンピューターのInternet Explorerのセキュリティゾーンで [イントラネット] または [信頼済みサイト] ゾーンに追加します ( [ツール] > [インターネットオプション] > [セキュリティ] > [イントラネット] > [サイト] > [詳細] )。これですべてのcookieが許可されます。
解決策 : UCMDB設定のLW-SSO構成が正しいことを確認します。詳細については、『HPE Universal CMDB強化ガイド』のLW-SSOについてのセクションを参照してください。
考えられる解決策ログインURLで完全修飾ドメイン名 (FQDN) を持つアプリケーションにアクセスしていることを確認してください (例: http://myserver.companydomain.com/WebApp)。
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